JPS6021403Y2 - タンデムカ−ドの安全装置 - Google Patents

タンデムカ−ドの安全装置

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JPS6021403Y2
JPS6021403Y2 JP12601681U JP12601681U JPS6021403Y2 JP S6021403 Y2 JPS6021403 Y2 JP S6021403Y2 JP 12601681 U JP12601681 U JP 12601681U JP 12601681 U JP12601681 U JP 12601681U JP S6021403 Y2 JPS6021403 Y2 JP S6021403Y2
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roller
rotation
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重信 飯田
邦男 片山
貞夫 鵜飼
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豊和工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンデムカードの安全装置に関するものである
タンデムカードにおいては、第1、第2カードを起動、
停止する場合、起動時の負荷が大きく且つ停止時におけ
る慣性が大きい為、1台のモータで第1、第2カードを
駆動しようとすると第1、第2カードの作動時間を同調
させることが極めて困難であり、しかも伝達機構が複雑
になって製造コストが高くなったり保全が面倒である等
の問題がたった。
そこで、この問題を解決する為に、従来第1、第2カー
ドの第1、第2シリンダー、第11第2テーカインロー
ラ及び第1、第2フラツトを1つ又は2つのシリンダー
用モータで、第1、第2カードの第1、第2ドツフア等
のその他の駆動部分を1つ又は2つ以上のドツファ用モ
ータで夫々駆動するようにしたものが提案されている。
ところが、このような従来のタンデムカードにあっては
、第1、第2ドツフアやその他部動部分が第1、第2シ
リンダーが第1、第2テーカインローラを駆動するシリ
ンダー用モータとは別のドツファ用モータによって駆動
されるようになっているので運転中にベンド詰りによる
ベルトのスリップやベルト切れ等の何らかの異常によっ
て第1、第2テーカインローラの回転速度が低下したり
、回転が停止した場合でも、第1、第2ドツフアの回転
が継続され、その為第1テーカインローラと給綿部間や
第2テーカインローラとトランスファローラ部間でウェ
ブ詰りを起こして第11第2テーカインローラを押し曲
げたリウェブ切れを起こす問題があり、この状態が長び
くと第1、第2テーカインローラが第1、第2シリンダ
ーに接触して火花を発するという大問題を起こす恐れが
あった。
なお、従来のタンデムカードにおいてはカレンダーロー
ラ部でスライバー切れを検出して第1、第2ドツフアや
その他の駆動部分を停止させるようになっているが、こ
のようなものでは上記のようなウェブ詰りか発生した場
合、その検出器に大きな時間遅れがあり、上記の如き事
故を未然に防ぐことはできなかった。
そこで、本考案は上記問題点を解決することを目的とし
、何らかの原因によって第1、第2テーカインローラの
回転速度が正常回転速度より或程度低い設定速度以下と
なった場合でも、ウェブ詰りを未然に防止して紡出スラ
イバーの品質の低下や機械の破損を確実に阻止し得るよ
うにしたタンデムカードの安全装置を提供しようとする
ものである。
次に本願の実施例を図面に基いて詳しく説明する。
第1図において、1は第1カード、2は第2カード、3
は給綿部、4はトランスファローラ部、5は剥ぎ取り部
、6はコイラ一部を夫々示している。
この第この第1カードにおいて、7は第1シリンダー
8は第1テーカインローラ、9は第1フラツト、10は
第1ドツフアである。
また、第2カードにおいて、11は第2シリンダー、1
2は第2テーカインローラ、13は第2フラツト、14
は第2ドツフアである。
上記給綿部3において、15はフィードローラ、トラン
スファローラ部4において、16はストリッピングロー
ラ、17はトランスファローラで、第1ドツフア10と
第2テーカインローラ12間に配設されている。
上記剥ぎ取り部5において、18はドツフィングローラ
、19はティクオフローラ20はボトムクラッシュロー
ラ、21はトップクラッシュローラで、第2ドツフア1
4の下流側(第1図において左側)に配設されている。
上記コイラ一部6において、22はカレンダーローラ、
23はコイラーホイール、24はケンステーブルである
次に、上記の如きタンデムカードの駆動機構は第2図に
示すように構成され、次にきれについて説明する。
第1カードの第1シリンダー7は第1モータIMlによ
ってベルト26等を介して矢印方向へ回転駆動され、第
1テーカインローラ8と第1フラツト9は上記第1シリ
ンダー7によってベル)27.28等を介して夫々矢印
社内へ回転駆動されるようになっている。
第2カード2の第2シリンダー11は第2モータIM2
によってベルト30等を介して矢印方向へ回転駆動され
、第2テーカインローラ12と第2フラツト13は上記
第2シリンダー11によってベルト31.32等を介し
て矢印方向へ回転駆動されるようになっている。
上記第1モータIMlと第2モータIM2は交流汎用モ
ータから威り、シリンダー用モータを構成している。
なお、上記第1、第2モータIMI、IM2で回転駆動
される部分を夫々第1、第2モータ駆動系と記す。
また、第1カード1の第1ドツフア10は第3モータI
M3によってギヤー34等を介して矢印方向へ回転駆動
され、トランスファローラ部4のストリッピングローラ
16は上記ギヤー34に噛合うギヤー34aによって矢
印方向へ回転駆動され、トランスファローラ17はギヤ
ー34aに噛合うギヤー34bによって矢印方向へ回転
駆動されるようになっている。
また、第2カード2の第2ドツフア14は第4モータI
M4によってギヤー36等を介して矢印方向へ回転駆動
され、剥ぎ取り部5の各ローラ18〜21は上記ギヤー
36によって歯車列37等を介して矢印方向へ回転駆動
されるようになっている。
上記第3モータIM3と第4モータIM4は交流汎用モ
ータから戊り、ドツファ用モータを構成している。
なお、上記第3、第4モータIM 3 。IM4で回転
駆動される部分を夫々第3、第4モータ駆動系と記す。
給綿部のフィードローラ15は上記第2ドツフア14に
よってクラッチ38やサイドシャフト39等を介して矢
印方向へ回転駆動され、コイラ一部6のカレンダーロー
ラ22、コイラホイール23、ケンステーブル24は上
記ギヤー36によってクラッチ40等を介して矢印方向
へ回転駆動されるようになっている。
41゜42は上記第1、第2テーカインローラ8,12
の回転速度を検出してその時の回転速度に応じた検出値
を出力し得るようにしである回転検出器で、夫々第1、
第2テーカインローラ8,12の軸8a、12aに固着
された検出歯車41a、42aと、この検出歯車41a
、42aの歯が検出部を通過する毎にパルス信号を出力
するようにしであるパルス発生器PG1、PG2によっ
て構成されている。
次に、上記モータIMl、第2モータIM2、第3モー
タIM3、第4モータIM4の駆動回路は第3図、第4
図に示すように構成され、次にこれについて説明する。
第1モータIM1、第2モータIM2は夫々電磁開閉器
MS l、MS 2の常開接点MSI−al、MS2−
alを介して電源R−5−Tに接続され、第3モータI
M3、第4モータIM4は共に電磁接触器MCの常開接
点MC−al及びインバータ装置IMVを介して電源R
−8−Tに接続されている。
このインバータ装置IMVは交流モータの回転速度を周
波数を変えることによって変速し得るようになっており
一般に市販されている交流可変速制御装置(一般に1イ
ンバータ、と称されている)で良く、これについての詳
しい説明は省略する。
このインバータ装置IMVの入力端子43.44は電磁
接触器MCの常開接点MC−a2を介して互いに接続さ
れ、また入力端子45.46間には回転速度設定回路D
SCの設定電圧が印加されるように接続され、この設定
電圧に応じてインバータ装置IMVが第3、第4モータ
IM3.IM4の回転速度を制御するようになっている
この回転速度設定回路DSCにおいて、47は直流定電
圧が印加される端子で、抵抗Rを介して同調端子48に
接続され、この同調端子48はドツファ高速運転用リレ
ーRYHの常閉接点RYH−blを介して低速設定用ボ
リュームVRLに、またドツファ高速運転用リレーRY
Hの常開接点RYH−alを介して高速設定用ボリュー
ムVRHに夫々接続されている。
また上記低速設定用ボリュームVRLの端子49は常開
接点RYH−b2を介して、高速設定用ボリュームVR
Hの端子50は常開接点RYH−a2を介して夫々上記
入力端子45に夫々接続されている。
次に、上記同調端子48には同調回路SCCの出力電圧
が印加されるように接続されている。
この同調回路SCCにおいて、FVl、FV2は回転検
出器41゜42から送られるパルスの周波数を第1、第
2テーカインローラ8,12の回転速度が定格回転速度
であるとき両方の出力電圧が略同じになるような係数の
下で電圧値に交換する為の周波数−電圧変換器(以下変
換器FVl、FV2と記す)である。
従って、変換器FVl、FV2の出力電圧は第1、第2
テーカインローラ8,12の回転速度の増、減速度合に
応じた値を示す。
これらの変換器FVI、FV2の入力側端子51.52
は上記回転検出器41.42のパルス発生器PGl、P
G2Jこ夫々接続され、出力端子53.54は夫々ダイ
オードDI、D2を介して上記同調端子48に接続され
ている。
上記ダイオードDI、D2は同調端子48の電圧が出力
端子53.54の電圧の低い方の電圧によって制御され
るように接続されている。
第4図は第1〜第4モータIM1〜IM4の駆動制御回
路を示している。
この駆動制御回路において、PBlは第1、第2モータ
IMI、IM2の起動用スイッチ、PH1は同線停止用
スイッチで、これらは上記電磁開閉器MS l、MS2
の夫々に対して直列に接続され、起動用スイッチPB
lを閉じると常開接点MS l −a 2、MS2−a
2が励磁されて電磁開閉器MS l、MS2が自己保接
されるようになっている。
TRは上記電磁開閉器MS1、MS 2に対して並列に
接続されたタイマーで、これの設定時間は第1、第2モ
ータIMLIM2が起動されてから第1、第2モータ駆
動系が正常な紡出運転速度に適する迄の時間に設定され
ている。
PBlと同調起動用スイッチで、上記起動用スイッチP
B1と並列に接続されると共に、上記電磁接触器MCに
対して直列に上記タイマーTRの常閉接点TR−alを
介して接続されている。
PBLは第3、第4モータIM3.1M4の低速運転用
スイッチで、上記同調起動用スイッチPB3に対して並
列に接続され、これらの低速運転用スイッチPBL又は
同調起動用スイッチPB3を閉じると電磁接触器MCが
励磁し、常開接点MC−a3が開路となって電磁接触器
MCが励磁されるようになっている。
PBHは第3、第4モータIM3.1M4の高速運転用
スイッチで、上記ドツファ高速運転用リレーRYHとこ
のリレーRYHに対して並列に接続されている補助リレ
ーRYAに対して接続され、電磁接触器MCが動作し、
かつ第11第2モータ駆動系が正常回転に達した状態で
高速運転用スイッチPBHを閉じると補助リレーRYA
が励磁し、常開接点RYA−alが閉路となって高速運
転用リレーRYHが励磁されるようになっている。
PBSは第3、第4モータIM3.1M4の停止用スイ
ッチである。
更に、上記駆動回路は次のような安全装置55に設けら
れている。
即ち、上記回転検出器41.42のパルス発生器PG1
、PO2から出力されたパルス信号のどちらか一方の単
位時間当たり回数即ちパルス周波数が所定の設定値より
大きいとき常開接点MD−alが閉じこの設定値より小
さいとき常開接点MD−a1が開くようにしである検知
器MDが付設されている。
この検知器MDの設定値は、第1、第2テーカインロー
ラ8,12の正常回転時におけるパルス周波数より数%
低い値に設定され、第1、第2テーカインローラ8,1
2の回転速度が何らかの原因によって正常回転時より数
%低い設定値以下になることの検知器MDが検知して常
開接点(社)−alを開くようになっている。
上記検知器■の常開接点■−a1は電磁接触器MCに対
して直列に接続されているタイマーTRの常閉接点TR
−blに対して並列に接続され、第1、第2モータ駆動
系が正常紡出運転速度に達してタイマーTRの常閉接点
TR−alが開いた後はこの検知器MDの常開接点MD
−alを介して電磁接触器MCが励磁されるようになっ
ている。
また、上記電磁接触器MCの自己保持回路にはスライバ
ー切れ等の紡出異常があった時に開路となる常閉接点R
YS−blが接続され、高速運転用リレーRYHの自己
保持回路にはラップ減少時に開路となる常閉接点RLC
−1)lが接続されている。
更にまた、満缶時に開路となる常閉接点RHC−blが
高速運転用リレーRYHに対して直列でかつ補助リレー
RYAに対して並列に接続されている。
次に、上記構成の作動を第5図によって説明する。
この第5図において、実線は第1モモータ駆動系の第1
シリンダー7の転速度を二点鎖線は第2モータ駆動系の
第2シリンダー11の回転速度を、点線は第3、第4モ
ータ駆動系の第1、第2ドツファ10.14の回転速度
を夫々示している。
今、(a)の時点で同調起動用スイッチPB3を閉じる
と、電磁開閉器MSI、MS2、タイマーTR及び電磁
接触器MCが夫々励磁して自己保持され、これにより第
1、第2モータIMI、IM2同時に起動されて第11
等2シリンダー7.11や第1、第2テーカインローラ
8,12を回転増速させる。
この場合、第1モータ駆動系と第2モータ駆動系に加わ
る負荷が略等しいので、この第1モータ駆動系と第2モ
ータ駆動系は略同じ増速度で増速される。
これらの第1、第2テーカインローラ8,12の回転に
よって回転検出器41゜42の検出歯車41a、42a
も回転する。
従って、パルス発生器PCI、PO2はパルス信号を発
信して同調回路SCCにおる変換器FVI、FV2の出
力側端子53.54の電圧が第1、第2テーカインロー
ラ8,12の増速度合に応じて上昇し、これによりそれ
迄同調端子48からダイオードD1、D2を通って変換
器FVI、FV2に流れ込んでいた電流が減少して同調
端子48の電圧が上昇する。
この場合、同調端子48の電圧は起動時の第1、第2テ
ーカインローラ8,12の増速の遅い方の回転即ち出力
側端子53.54の電圧上昇の低い側の電圧によって制
御され、この低い方の電圧値に応じて上昇される。
上記のように同調端子48の電圧が上昇し始めると、第
1、第2ドツファ10.14の低速設定用ボリュームV
RLの端子49の電圧も上昇し、インバータ装置INV
に入力される直流電圧が上昇し始める。
そしてこの直流電圧がインバータ装置INVによって最
低出力周波数を出す為の追従可能電圧(追従可能電圧の
近くに設定された設定電圧でも良い)より大きくなると
、(b)の時点でインバータ装置INVが第3、第4モ
ータIM3.1M4を回転起動し始める。
上記インバータ装置INVの最低出力周波数による第1
、第2ドツファ10.14の回転速度はPlで、またこ
の最低出力周波数を出すときの第1シリンダー7の回転
速度はPlで示している。
上記第3、第4モータIM3.1M4の回転増速はイン
バータ装置INVによって一括して行われるので、これ
ら増速は同じ増速度で同調して行われる。
次に、上記出力側端子53.54の電圧が上昇してこれ
らの出力側端子53.54の低い方の電圧が(C)の時
点で同調端子48の電位になると、その後第1、第2テ
ーカインローラ8,12が更に速く回転されても同調端
子48の電圧が一定に保たれ、第11第2ドツファ10
.14は低速設定用ボリュームVRLで設定された所定
の低速度で定速回転される。
この(C)の時点での第11第2ドツファ10.14の
低速回転速度はP3で示している。
次に、第1、第2テーカインローラ8,12の回転速度
が増速され、増速の遅い方の第2シリンダー11が正常
回転速度より僅に低い速度P5にまで増速されると、f
d)の時点で安全装置55の検知器■が動作されてその
常開接点MD−alが閉路にされる。
その後第1、第2シリンダー7.11が正常回転速度に
まで増速されるだけの時間Tが経過すると、(e)の時
点でタイマーTRが動作されてその常閉接点TR−bl
は開路に、常開接点TR−alは閉路にされる。
この場合、タイマー且の常閉接点TR−bl開いても常
開接点■−a1が閉じているので、電磁接触器MCは励
磁状態が維持され、第3、第4モータIM3.1M4が
停止されることはない。
その後、第1、第2シリンダー7.11や第11第2テ
ーカインローラ8,12等の正常運転状態を確認して(
f)の時点で第1、第2ドツファ10.14の高速運転
用スイッチPBHを閉じると、高速運転用リレーRYH
と補助リレーRYAが励磁されて自己保持され、回転速
度設定回路DSCの常閉接点RYH−1)1が閉路に、
常開接点RYH−alが閉路にされる。
従って、それまでの低速設定ボリュームVRLに代って
高速設定用ボリュームVRHの端子50の電圧がインバ
ータ装置INVに入力され、第3、第4モータIM3.
IM4は高速回転に切換えられる。
これにより第1、第2ドツファ10,14は高速設定用
ボリュームVRHで設定された速度P4まで増速され、
この高速度P4で定速回転される。
なお、上記高速運転用スイッチPBHを第1、第2モー
タ駆動系が未だ正常回転速度に到達していない状態で閉
じた場合には、タイマーTRの常開接点TR−alが開
いているので第1、第2ドツファ10.14が高速側に
切換えられることはない。
次に、上記の正常紡出運転状態にあるとき、第5図での
図示を省略するが仮に第1、第2テーカインローラ8,
12の何れかがウェブ詰りゃ異物の介入によるベルトの
スリップ或いはベルト外れ等の何らかの原因によって正
常回転速度より僅かに低い速度即ち検知器MDが動作す
る速度より低下すると、安全装置55の常開接点MD−
alが開いて電磁接触器MCの励磁が解かれ、第3、第
4モータIM3.1M4の駆動が停止される。
従って1、第1、第2ドツファ10,14、トランスフ
ァローラ部4、剥ぎ取り部5、給綿部3及びコイラ一部
6の回転が即時に停止され、これにより第1テーカイン
ローラ8とフィードローラ15間や第2テーカインロー
ラ12とトランスファローラ17間でのウェブ詰りを未
然に防止することができる。
なお、上記のよいに検知器MDが作動された場合には報
知ブザーやランプ等によって作業者に異常を知らせるこ
とが好ましい。
次に、正常紡出運転状態にあるとき、(g)の時点で第
1、第2ドツファ10.14の停止用スイッチPBSを
開いたり、フライバー切れ等の異常が発生して常閉接点
RYS−blが開いた場合には、電磁接触器MCの自己
保持が解かれてこの電磁接触器MCが非励磁となり、こ
れにより第3、第4モータIM3.1M4の駆動が停止
されて第1、第2ドツファ1G、14等は即座に停止さ
れる。
その後、(h)の時点で低速起動用スイッチPBLを閉
じると、上記異常原因が除去されていれば電磁接触器M
Cが再び励磁されて自己保持され、第3、第4モータI
M3.1M4が低速起動されて第1、第2ドツファ10
.14等は低速回転される。
その後、(])の時点で高速運転用スイッチPSHを閉
じると、高速運転用リレーRYHと補助リレーRYAが
再び励磁され、第1、第2ドツフア10.14等は高速
回転されれる。
次に、上記正常紡出運転状態にあるとき、(Dの時点て
満缶による減速信号用リレーの常閉接点RFC−blが
開路になると、高速運転用リレーRYHの励磁が解かれ
て第1、第2ドツファ10.14等は低速回転に切換え
られる。
その後、ケンス交換を行った後(k)の時点でカウンタ
ーをリセットすると、高速運転用リレーRYHが励磁さ
れて第1、第2ドツファ10.14等が高速回転に切換
えられる。
また、図示を省略するが、正常紡出運転状態において、
ラップ減少による減速信号用リレーの徐閉接点RLC−
blが開路になると、高速運転用リレーRYHと補助リ
レーRYAの励磁が解かれて第1、第2ドツファ10.
14等は低速回転に切換えられ、その後ラップ交換をし
た後高速運転用スイッチPBHを閉じると、高速運転用
リレー RYHと補助リレーRYAが再び励磁されて第
1、第2ドツファ10.14等が高速回転に切換えられ
る。
次に、(1)時点で同調停止用スイッチPB2を開くと
、電磁開閉器MS1、MS2及びタイマーTRの励磁が
解かれて第1、第2モータIMl、IM2の駆動が停止
され、これにより第1、第2シリンダー7.11や第1
、第2テーカインローラ8,12は惰性回転となって徐
々に回転速度が低下し、またタイマーTRの常開接点T
R−alが開くことによって第1、第2ドツフア10.
14等は低速回転に切換えられる。
そして、第1、第2テーカインローラ8,12の減速の
速速い方の回転速度が上記(C)時点での回転速度より
も低下し始めると、同調端子48の電圧もこの減速の速
い方の第2テーカインローラ12の減速度合に応じて低
下し始めてインバータ装flINV45に入力される電
圧が低下し、これにより第3、第4モータIM3.1M
4の回転速度が低下されて第11、第2ドツファ10.
14等の回転速度も減速される。
これらの第3、第4モータIM3.1M4の回転速度の
低下は第1、第2テーカインローラ8,12の減速の速
い方の回転即ち早く減速される方の回転に追従しながら
行われる。
そして、第2シリンダー11の回転速度が(m)の時点
でP2の回転速度以下になると、インバータ装置INV
の端子45の電圧が設定電圧として示す最低周波数の追
従不可能電圧以下になり、インバータ装置INVの出力
が無電圧となって第3、第4モータIM3.1M4の駆
動が停止され、第1、第2ドツファ10.14等の回転
が完全停止され。
第2シリンダー11や第2テーカインローラ12等はそ
の後僅かに遅れて(n)時点で完全停止され、その後(
0)の時点で第1シリンダー10や第1テーカインロー
ラ8の回転が完全停止される。
上記のように第1、第2ドツファ10.14等の回転が
第1、第2シリンダー7.11等の完全停止の直前に完
全停止されるので、停止時におけずウェブ切れが確実に
防止される。
また上記第1、第2シリンダー10.11等はインバー
タ装置INVによって常に同調して略同時的に完全停止
され、ウェブの乱れが防止される。
以上のように本考案にあっては、第1、第2テーカイン
ローラの回転速度が正常回転に相当する設定値よりも低
下したときドツファ用モータの駆動を停止させるように
電気的に構成したので、第1、第2シリンダー、第1、
第2テーカインローラ及び第1、第2フラツトをシリン
ダー用モータで、第1、第2ドツフア等のその他の駆動
部分をドツファ用モータで夫々別々に駆動するようにし
たものであっても、運転中にベンド詰りによるベルトの
スリップやベルト切れ等の何らかの異常によって第1、
第2テーカインローラの回転速度が所定の設定速度より
低下した場合は、ドツファ用モータの駆動を直ちに停止
させることができ、これにより運転中に第1、第2テー
カインローラの回転速度が低下したり、回転が停止する
という異常が発生した場合でも、ウェブ詰りによる紡出
スライバーの品質の低下はもちろんのこと機械の破損や
火花の発生を確実に防止することができる効果がある。
また、上記のように第1、第2テーカインローラの何れ
かの回転速度が低下すると直ちにドツファ用モータの駆
動を停止するようにしたので、異常発生時における第1
、第2ドツフア駆動の停止を素速く行うことができ、異
常発生に伴う原料の損失や時間的損失をも少なくそ得る
利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図はタンデムカ
ードの概略側面図、第2図は駆動装置を示す平面図、第
3図、第4図は駆動装置の電気回路図、第5図は作動説
明図である。 1・・・・・・第1カード、2・・・・・・第2カード
、7・・・・・・第1シリンダー、8・・・・・・第1
テーカインローラ、9・・・・・・第1フラツト、10
・・・・・・第1ドツフア、11・・・・・・第2シリ
ンダー、12・・・・・・第2テーカインローラ、13
・・・・・・第2フラツト、14・・・・・・第2ドツ
フア、IMl・・・・・・第1モータ(シリンター用モ
ータ)、■M2・・・・・・第2モータ(シリンダー用
モータ)、■M3・・・・・・第3モータ(ドツファ用
モータ)、1M4・・・・・・第4モータ(ドツファ用
モータ)、41.42・・・・・・回転検出器、■・・
・・・・検知器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1、第2カードの第1、第2シリンダー、第1、第2
    テーカインローラ及び第1、第2フラツトを1つ又は2
    つのシリンダー用モータで、第1、第2カードの第1、
    第2ドツフア等のその他の駆動部分を1つ又は2つ以上
    のドツファ用モータで夫々駆動するように構成したタン
    デムカードにおいて、上記第11第2テーカインローラ
    の回転速度を検出し得るようにした回転検出器を夫々備
    え、これらの回転検出器のどちらかの検出値が第1、第
    2テーカインローラの正常回転に相当する設定値よりも
    低下したときに信号を発する検知器を備え、この検知器
    の信号によって上記ドツファ用モータの駆動を停止させ
    るように電気的に構成したことを特徴とするタンデムカ
    ードの安全装置。
JP12601681U 1981-08-25 1981-08-25 タンデムカ−ドの安全装置 Expired JPS6021403Y2 (ja)

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JPS5831278U JPS5831278U (ja) 1983-03-01
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