JPS6029765B2 - タンデムカ−ドの駆動装置 - Google Patents

タンデムカ−ドの駆動装置

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JPS6029765B2
JPS6029765B2 JP13366781A JP13366781A JPS6029765B2 JP S6029765 B2 JPS6029765 B2 JP S6029765B2 JP 13366781 A JP13366781 A JP 13366781A JP 13366781 A JP13366781 A JP 13366781A JP S6029765 B2 JPS6029765 B2 JP S6029765B2
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motor
card
rotation
roller
motors
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JP13366781A
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重信 飯田
邦男 片山
貞夫 鵜飼
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Howa Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタンデムカードの駆動装置に関するものである
タンデムカード‘こおいては、第1、第2カードの第1
、第2シリンダーの起動及び停止を同調して行うことが
大切で、起動時に第1、第2シリンダーの正常回転数に
なる迄の時間に大きなずれがあって第1シリンダーが第
2シリンダーよりも早く正常転数に達すると、第2シリ
ンダーにおけるウェブの厚みが大きくなって充分なカー
ディング作用を行えなくなり、紙出スライバ−の品質が
低下する問題があり、また停止時に第1、第2シリンダ
ーの停止までの時間に大きなずれがあって第1シリンダ
ーが第2シリンダーよりも早く停止された場合には、第
1、第2シリンダー間でウェプ切れを生じ、次の起動時
にスラィバ−継ぎ作業が必要となって稼動率の低下や原
料の無駄を生ずると共にスライバー斑を生ずる。
そこで、上記問題を解決する為に、従来第1カードの第
1シリンダーと第1テーカィンローラを第1モータで、
第2カードの第2シリンダーと第2テーカインローフを
第2モータで、第1、第2カードの第1、第2ドッフア
と他のローラ群(第1、第2ドッフア等と記す)を可変
速度モータで夫々駆動し、この可変速度モータの起動及
び停止をタイマーを用いることによって第1、第2モー
タの起動及び停止に同調させるようにしたタンデムカー
ドの駆動方法が提案されている。ところが、このような
駆動方法にあっては、可変速度モータの起動及び停止を
タイマーを用いて第1、第2モータの起動及び停止に同
調させるようにしており、起動時に第1、第2シリンダ
ーが正常回転数に達する迄の時間や停止時に完全停止す
る迄の時間は、ベルトの張り具合やゥェブの有無による
第1、第2シリンダーに加わる負荷の変動によって大き
く変化するので、タイマーの正しい時間設定が極めて難
しく、しかも再三設定時間を変更しなければならない頃
しさがあり、しかもこのタイマーの時間設定が正確でな
いと第1、第2ドツフア等の回転及び停止が第1、第2
シリンダーの回転及び停止に同調しなくなり、第1、第
2シリンダーと第1、第2ドツフア等との間でウェブ詰
りやウェブ切れを生ずる問題があった。また、上記のよ
うに第1、第2モータ起動後所定の設定時間が経過する
と自動的に可変速度モータが起動されるようになってい
るので、ベンド詰りによるベルトのスリップやベルトの
外れ等の何らかの原因によって第1、第2モータ駆動系
が正常に回転していないときでも、第1、第2ドッフア
等が回転起動されてゥェブ語りを発生する問題もあった
。そこで本発明は上記問題点を解決することを目的とし
、第1、第2ドッフアや給線部等を第1、第2シリンダ
ー駆動用の第1、第2モータとは別のドッフア用モータ
で駆動するようにしたものであっても、第1、第2ドッ
フアの回転及び停止を第1、第2モータ駆動系の回転及
び停止に追従制御させ、第1、第2ドッフアの回転始動
及び完全停止を第1、第2モータ駆動の回転始動及び完
全停止に略同調させることができて紡出スラィバ−の品
質の向上や作業能率の向上を図り得るようにした簡易な
構成のタンデムカードの駆動装置を提供しようとするも
のである。
次に本願の実施例を図面に基いて詳しく説明する。
第1図において、1は第1カード、2は第2カード、3
は給綿部、4はトランスファローラ部、5は剥ぎ取り部
、6はコィラー部を夫々示している。
この第1カードにおいて、7は第1シリンダー、8は第
1テーカィンローラ、9は第1フラット、101ま第1
ドッフアである。また、第2カード2において、11は
第2シリンダー、12は第2テーカインローラ、13は
第2フラット、14は第2ドツフアである。上記給綿部
3において、15はフィードローラ、トランスフアロー
ラ部4において、16はストリツピングローラ、17は
トランスフアローラで、第1ドッフア10と第2テーカ
ィンローラ12間に配設されている。上記剥ぎ取り部5
において、1はドッフイングロ−ラ、19はテイクオフ
ローラ、20はボトムクラッシュローラ、21はトップ
クラッシュローフで、第2ドッフア14の下流側(第1
図において左側)に配設されている。上記コィラー部6
において、22はカレンダーローラ、23はコイラ−ホ
イール、24はケンステーブルである。次に上記の如き
タンデムカードの駆動機構は第2図に示すように構成さ
れ、次にこれについて説明する。
第1カード1の第1シリンダー7は第1モータIMIに
よってベルト26を介して矢印方向へ回転駆動され、第
1テーカィンローラ8と第1フラット9は上記第1シリ
ンダー7によってベルト27、28等を介して夫々矢印
方向へ回転駆動されるようになっている。第2カード2
の第2シリンダー11は第2モータIM2によってベル
ト30等を介して矢印方向へ回転駆動され、第2テーカ
ィンローラ12と第2フラット13は上記第2シリンダ
ー11によってベルト31、32等を介して矢印方向へ
回転駆動されるようになっている。上記第1モータIM
Iと第2モータIM2は交流汎用モータから成り、シI
Jンダー用モー夕を構成している。なお、上記第1、第
2モータIM1、IM2で回転駆動される部分を夫々第
1、第2モータ駆動系と記す。また、第1カードーの第
1ドッフア10は第3モータIM3によってギャー34
等を介して矢印方向へ回転駆動され、トランスフアロ−
ラ部4のストリッピングローラ16は上言己ギャー34
に噛合うギャー34aによってよって矢印方向へ回転駆
動され、トランスフアローラ17はギヤ−34aに噛合
うギヤー34bによって矢印方向へ回転駆動されるよう
になっている。また、第2カード2の第2ドツフア14
は第4モータIM4によってギャー36等を介して矢印
方向へ回転駆動され、剥ぎ取り部5の各ローフ18〜2
1は上記ギヤー36によって歯車列37等を介して矢印
方向へ回転駆動されるようになっている。上記第3モー
タIM3と第4モータIM4は交流汎用モータから成り
、ドツフア用モータを構成している。なお、上記第3、
第4モータIM3、IM4で回転駆動される部分を夫々
第3、第4モータ駆動系と託す。給綿部3のフィードロ
ーラ15は上記第2ドッフア14によってクラッチ38
やサイドシャフト39等を介して矢印方向へ回転駆動さ
れ、コィラー部6のカレンダーローフ22、コイラーホ
イール23、ケンステーブル24は上記ギャー36によ
ってクラッチ40等を介して矢印方向へ回転駆動される
ようになっている。41、42は上記第1、第2テーカ
ィンローラ8、12の回転速度を検出してその時の回転
速度に応じた検出値を出力し得るようにしてある回転検
出器で、夫々第1、第2テーカィンローフ8、12の軸
8a、12aに固着された検出歯車41a、42aと、
この検出歯車41a、42aの歯が検出部を通過する毎
にパルス信号を出力するようにしてあるパルス発生器P
C1、PG2によって構成されている。
次に、上記第1モータIM1、第2モー夕IM2、第3
モータIM3、第4モータIM4の駆動回路は第3図、
第4図に示すように構成され、次にこれについて説明す
る。
第1モータIM1、第2モータIM2は夫々電磁開閉器
MS1、MS2の常開接点MSI−al、MS2一al
を介して電源R・S・Tに接続され、第3モータIM3
、第4モーターM4は共に電磁接触器MCの常開接点M
C−al及びィンバータ装置INVを介して電源R・S
・Tに接続されている。このィンバータ装置…Vは交流
モータの回転速度を周波数を変えることによて変速し得
るようになっており一般に市販されている交流可変制御
装置(一般に「ィンバータ」と称されている)で良く、
これについての詳しい説明は省略する。このィンバータ
装置INVの入力端子43、44は電磁接触器MCの常
開接点MCの常開接点MC一a2を介して互いに接続さ
れ、また入力端子45、46間には回転速度設定回路D
SCの設定電圧が印加されるように接続され、この設定
電圧に応じてィンバータ装置INVが第3、第4モータ
IM3、IM4の回転速度を制御するようになっている
。この回転速度設定回路DSCにおいて47は直流定電
圧が印加される端子で、抵抗Rを介して同調端子48に
接続され、この同調端子48はドッフア高速運転用リレ
ーRYHの常閉接点RYH−b1を介して低速設定用ボ
リュームVRLに、またドッフア高速運転用リレーRY
Hの常閉接点RYH−alを介して高速設定用ボリュー
ムVR則こ夫々接続されている。また上記低速設定用ボ
リュームVRLの端子49は常閉接点RYH−b2を介
して、高速設定用ボリュームVRHの端子50は常開接
点RYH−a2を介して夫々上記入力様子45に夫々接
続されている。次に、上記同調端子48には同調回路S
CCの出力電圧が印加されるように接続されている。こ
の同調回路SCCにおいて、FV1、FV2は回転検出
器41、42から送られるパルスの周波数を第1、第2
テーカィンローラ8、12の回転速度が定格回転速度で
あるとき両方の出力電圧が略同じになるような係数の下
で電圧値に変換する為の周波数−電圧変換器(以下変換
器FV1、FV2と託す)である。従って、変換器FV
1、FV2の出力電圧は第1、第2テーカィンローラ8
、12の回転速度の増、減速度合に応じた値を示す。こ
れらの変換器FV1、FV2の入力端子51、52は上
記回転検出器G1、42のパルス発生器POI、PG2
に夫々接続され、出力側端子53、54は夫々ダイオー
ドD1、D2を介して上記同調端子48に接続されてい
る。上記ダイオードD1、D2は同調端子48の電圧が
出力側端子53、54の電圧の低い方の電圧によって制
御されるように接続されている。第4図は第1〜第4モ
ータIMI〜IM4の駆動制御回路を示している。この
駆動制御回路において、PBIは第1、第2モータIM
1、IM2の起動用スイッチ、PB2は同調停止用スイ
ッチで、これらは上記電磁開閉器MS1、MS2の夫々
に対して直列に接続され、起動用スイッチPBIを閉じ
ると常開接点MSI−a2、MS2一a2が励磁されて
電磁開閉器MS1、MS2が自己保接されるようになっ
ている。TRは叙記電磁開閉器MS1、MS2に対して
並列に接続されたタイマーで、これの設定時間は第1、
第2モータIM1、IM2が起動されてから第1、第2
モータ駆動系が正常な絞出運転速度に達する迄の時間に
設定されている。PB3は同調起動用スイッチで、上記
起動用スイッチPBIと並列に接続されると共に、上記
電磁接触器MCに対して直列に上記タイマーTRの常閉
接点TR−blを介して接続されている。PBLは第3
、第4モータIM3、IM4の低速運転用スイッチで、
上記同調起動用スイッチPB3に対して並列に接続され
、これらの低速運転用スイッチPBL又は同調起動用ス
イッチPB3を閉じると電磁接触器MCが励磁し、常開
接点MC−a3が閉路となって電磁接触器MCが励磁さ
れるようになっている。PBHは第3、第4モータIM
3、IM4の高速運転用スイッチで、上記ドツフア高速
運転用リレーRYHとこのリレーRY印こ対して並列に
接続されている補助リレーRYAに対して直列にタイマ
ーTRの常開綾点TR−alを介して接続され、電磁接
触器MCが動作し、かつ第1、第2モー夕駆動系が正常
回転に達した状態で高速運転用スイッチPBHを閉じる
と補助リレーRYAが励磁し、常開接点RYA−alが
閉路となって高速運転用リレーRYHが励磁されるよう
になっている。P斑は第3、第4モータIM3、IM4
の停止用スイッチである。更に、上記駆動回路には次の
ような安全装置55が設けられている。即ち、上記回転
検出器41、42のパルス発生器POI、PG2から出
力されたパルス信号のどちらか一方の単位時間当たり回
数則ちパルス周波数が所定値より大きいとき常開接点M
D−alが閉じこの設定値より4・さし、とき常開接点
MD−alが開くようにしてある検知器MDが付設され
ている。この検知器MDの設定値は、第1、第2テーカ
ィンローラ8、12の正常回転時におけるパルス周波数
より数%低い値に設定され、第1、第2テーカィンロー
ラ8、I2の回転速度が何らかの原因によって正常回転
時より数%低い設定値以下になるとこの検知器MDが検
知して常関薮転MD−alを開くようになっている。上
記検知器MDの常開接点MD−alは電磁接触器MCに
対して直列に接続されているタイマーTRの常閉援点T
R−blに対して並列に接続され、第1、第2モータ駆
動系が正常織出連転速度に達してタイマーTRの常閉接
点T−blが開いた後はこの検知器MDの常開接点MD
−alを介して電磁接触器MCが励磁されるようになっ
ている。また、上記電磁接触器MCの自己保持回路には
スラィバー切れ等の紡出異常があった時に開路となる常
閉接点RYS−blが接続され、高速運転用リレーRY
Hの自己保持回路にはラップ減少時に開勝となる常閉接
点RLC−blが接続されている。更にまた、満缶時に
関路となる常閉接点RFC−blが高速運転用リレーR
Y別こ対して直列でかつ補助リレーRYAに対して並列
に接続されている。次に、上記構成の作動を第5図によ
って説明する。
この第5図において、実線は第1モータ駆動系の第1シ
リンダー7の回転速度を、二点鎖線は第2モータ駆動系
の第2シリンダー11の回転速度を、点線は第3、第4
モータ駆動系の第1、第2ドツフア10、14の回転速
度を夫々示している。今、aの時点で同調起動用スイッ
チPB3を閉じると、電磁開閉器MS1、MS2、タイ
マーTR及び電磁接触器MCが夫々励磁して自己保持さ
れ、これにより第1、第2モータM1、IM2が同時に
起動されて第1、第2シリンダー7、11や第1、第2
テーカィンローラ8、12を回転増速させる。この場合
、第1モータ駆動系と第2モー夕駆動系に加わる負荷が
略等しいので、この第1モータ駆動系と第2モータ駆動
系は略同じ速度で増速される。これらの第1、第2テー
カィンローラ8、12の回転によって回転検出器41、
42の検出歯車41a、42aも回転する。従って、パ
ルス発生器POI、PG2はパルス信号を発信して同調
回路SCCにおける変換器FV1、FV2の出力側端子
53、54の電圧が第1、第2テーカィンロ−ラ8、1
2の増速度合に応じて上昇し、これによりそれ迄同調端
子48からダイオードD1、D2を通って変換器FV1
、FV2に流れ込んでいた電流が減少して同調端子48
の電圧が上昇する。この場合、同調端子48の電圧は起
動時の第1、第2テーカィンローラ8、12の増速の遅
い方の回転即ち出力側端子53、54の電圧上昇の低い
側の電圧によって制御され、この低い方の電圧値に応じ
て上昇される。上記のように同調端子48の電圧が上昇
し始めると、第1、第2ドッフア10、14の低速設定
用ボリュームVRLの端子49の電圧も上昇し、ィンバ
ータ装置瓜Vに入力される直流電圧が上昇し始める。そ
して直流電圧がィンバータ装置mVによって最低出力周
波数を出す為の追従可能電圧(追従可能電圧の近くに設
定された設定電圧でも良い)より大きくなると、bの時
点でィンバータ装置INVが第3、第4モータIM3、
IM4を回転起動し始める。上記ィンバータ装置INV
の最低出力周波数による第1、第2ドッフア10、14
の回転速度はPIで、またこの最低出力周波数を出すと
きの第1シリンダー7の回転速度はP2で示している。
上記第3、第4モータIM3、IM4の回転速度はィン
バータ装置INVによって一括して行われるので、これ
らの増速は同じ増速度で同調して行われる。次に、上記
出力側端子53、54の電圧が上昇してこれらの出力側
端子53、54の低い方の電圧がcの時点で同調端子4
8の電位になると、その後第1、第2テーカィンローラ
8、12が更に遠く回転されても同調端子48の電圧が
一定に保たれ、第1、第2ドッフア10、14は低速設
定用ボリュームVRLで設定された所定の低速度で定速
回転される。このcの時点での第1、第2ドッフア10
、14の低速回転速度はP3で示している。次に、第1
、第2テーカィンローラ8、12の回転速度が増速され
、増速の遅い方の第2シリンダー11が正常回転速度よ
り僅かに低い速度P5にまで増遠されると、dの時点で
安全装置55の検知器MDが動作されてその常開藤点M
D−alが閉路にされる。その後第1、第2シリンダー
7、11が正常回転速度にまで増遠されるだけの時間T
が経過すると、eの時点でタイマーTRが動作されてそ
の常閉接点TR−blは開路に、常開接点TR−alは
閉路にされる。この場合、タイマーTRの常閉接点TR
−blが開いても常開接点MD−alが閉じているので
、電磁接触器MCは励磁状態が維持され、第3、第4モ
ータM3、IM4が停止されることはない。その後、第
1、第2シリンダー7、11や第1、第2テーカィンロ
ーラ8、12等の正常運転状態を確認してfの時点で第
1、第2ドッフア10、14の高速運転用スイッチPB
Hを閉じると、高速運転用リレーRYHと補助リレーR
YAが励磁されて自己保持され、回転速度設定回路DS
Cの常閉接点RYH−blが関路に、常開接点RYH−
alが閉路にされる。従って、それまでの低速設定ボリ
ュームVRLに代って高速設定用ボリュームVRHの端
子50の電圧がィンバータ装置NVに入力され、第3、
第4モータIM3、IM4は高速回転に切換えられる。
これにより第1、第2ドッファ10、14は高速設定用
ボリュームVRHで設定された速度P4まで増速され、
この高速度P4で定速回転される。なお、上記高遠運転
用スイッチPRHを第1、第2モータ駆動系が未正常回
転速度に到達していない状態で閉じた場合には、タイマ
ーTRの常開接点TR−a1が開いているので第1、第
2ドッフア10、14が高速側に切換えられることはな
い。次に、上記の正常紡出運転状態にあるとき、第5図
での図示を省略するが仮に第1、第2テーカィンローラ
8、12の何れかがゥェブ詰りや異物の介入によるベル
トのスリップ或いはベルト外れ等の何らかの原因によっ
て正常回転速度より僅かに低い速度即ち検知器MDが動
作する速度より低下すると、安全装置55の常開接点M
D−alが開いて電磁接触器MCの励磁が解かれ、第3
、第4モータIM3。IM4の駆動が停止される。従っ
て、第1、第2ドツフア10、14、トランスフアロー
ラ部4、剥ぎ取り部5、給綿部3及びコィラー部6の回
転が即時に停止され、これにより第1テーカインローラ
8とフイードローラ15間や第2テーカィンローラ12
とトランスフアローフ17間でのウェブ詰りを未然に防
止することができる。なお、上記のように検知器MDが
作動された場合には報知ブザーやランプ等によって作業
者に異常を知らせることが好ましい。次に、正常級出運
転状態にあるとき、gの時点で第1、第2ドツフア10
、14の停止用スイッチPBSを開いたり、フライバー
切れ等の異常が発生して常閉接点RYS−blが開いた
場合には、電磁接触器MCの自己保持が解かれてこの電
磁接触器MCが非励磁となり、これにより第3、第4モ
ータIM3、IM4の駆動が停止されて第1、第2ドッ
フア10、14等は即座に停止される。その後、hの時
点で低速起動用スイッチPBLを閉じると、上記異常原
因が除去されていれば電磁接触器MCが再び励磁されて
自己保持され、第3第4モータIM3、IM4が低速起
動されて第1、第2ドッファ10、14等は抵遠回転さ
れる。その後、iの時点で高速運転用スイッチPBHを
閉じると、高速運転用リレーRYHと補助リレーRYA
が再び励磁され、第1、第2ドッフア10、14等は高
速回転される。次に、上記正常紙出運転状態にあるとき
、iの時点で満缶による減速信号用IJレーの常閉接点
RFC−blが開路になると、高速運転用リレーRYH
の励磁が解かれて第1、第2ドッフア10、14等は低
速回転に切換えられる。その後、ケンス交換を行った後
kの時点でカウンターをIJセットすると、高速運転用
リレーRYHが励磁されて第1、第2ドツフア10、1
4等が高速回転に切換えられる。また、図示を省略する
が、正常紡出運転状態において、ラップ減少による減速
信号用リレーの常閉接点RLC−blが関路になると、
高速運転用リレーRYHと補助リレーRYAの励磁が解
かれて第1、第2ドッフア10、14等は低速回転に切
換えられ、その後ラップ交換をした後高速運転用スイッ
チPBHを閉じると、高速運転用リレ−RYHと補助リ
レーRYAが再び励磁され第1、第2ドッフア10、1
4等が高速回転に切換えられる。次に、iの時点で同調
停止用スイッチPB2を開くと、電磁開閉器MS1、M
S2及びタイマーTRの励磁が解かれて第1、第2モー
ターM1、IM2の駆動が停止され、これにより第1、
第2シリンダー7、11や第1、第2テーカィンローラ
8、12は惰性回路をとなって徐々に回転速度が低下し
、またタイマーTRの常開接点TR−alが開くことに
よって第1、第2ドッフア10、14等は低速回転に切
換えられる。そして、第1、第2テーカィンローラ8、
12の減速の速い方の回転速度が上記‘cー時点での回
転速度よりも低下し始めると、同調端子48の電圧もこ
の減速の速い方の第2テーカィンローラ12の減速度合
に応じて低下し始めてィンバータ装置川Vの端子45に
入力される電圧が低下し、これにより第3、第4モータ
IM3、IM4の回転速度が低下されて第1、第2ドツ
フア10、14等の回転速度も減速される。これらの第
3、第4モータIM3、IM4の回転速度の低下は第1
、第2テーカィソローラ8、12の減速の速い方の回転
則ち早く減速される方の回転に追従しながら行われる。
そして、第2シリンダー11の回転速度がmの時点でp
2の回転速度以下になると、ィンバータ装置INVの端
子45の電圧が設定電圧として示す最低周波数の追従不
可能電圧以下になり、ィンバータ装置mVの出力が無電
圧となって第3、第4モータIM3、IM4の駆動が停
止さされ、第1、第2ドッフア10、14等の回転が完
全停止される。第2シリンダー11や第2テーカィンロ
ーラ12等はその後僅かに遅れてnの時点で完全停止さ
れ、その後oの時点で第1シリンダー10や第1テーカ
ィンローラ8の回転が完全停止される。上記のように第
1、第2ドッフア10、14等の回転が第1、第2シリ
ンダー7、11等の完全停止の直前に完全停止されるの
で、停止時におけるウェブ切れが確実に防止される。ま
た上記第1、第2シリンダー10、11等はィンバータ
装置mVによって常に同調して略同時的に完全停止され
、ウェプの乱れが防止される。なお、上記実施例におい
ては、ドッファ用モータを第3モータと第4モータとの
2つのモータによって構成しているが、これを1つのモ
ータで構成して第1ドッフア側の回転力を第2ドッフア
側へ伝達するようにしたり、或いは3つ以上のモータで
構成して給綿部やコィラー部を別モータで駆動するよう
にしても良い。
また、回転検出器は第1、第2テーカィンローラ以外の
回転部分例えば第1、第2シリンダーの回転速度を検出
するように配設したり、接触形のものを利用しても良い
。更にまたドッフア用モータをィンバータ装置によって
周波数を変えることによって変速するようにしているが
、一次電圧制御等他の方法によって変速するようにして
も良い。以上のように本発明にあっては、第1カードの
第1シリンダー、第1テーカィンローラ及び第1フラッ
トを第1モータで、第2カードの第2シリンダー、第2
テーカィンローラ及び第2フラットを第2モータで、第
1、第2カードの第1、第2ドッフア等のその他の駆動
部分をドッフア用モ−夕で夫々駆動するようにしたので
、第1、第2モータ駆動系に加わる負荷を略等しくする
ことができて第1、第2シリンダの立上り時間や回転停
止時期を容易に同期させることができ、また第1、第2
ドッフアの回転速度を仮令第1、第2シリンダーの回転
速度が変動する場合でも常に所定速度に維持することが
でき、これを用いてカーディング作業を行う場合運転中
でのウェブの乱れやスラィバーの重量変動を少なくする
ことができて紡出スラィバーの品質向上を図ることがで
きる。
また、上記のように第1、第2ドッフアを第1、第2モ
ータとは別のドッフア用モータで駆動するようにしたも
のであっても、第1、第2モータ駆動系の回転速度を検
出し得るようにした回転検出器を夫々設け、これらの回
転検出器の検出値を変換器によって夫々第1、第2モー
タ駆動系が定格回転速度のとき両方の出力電圧が同じに
なるような係数の下で電圧値に変換した後ダイオードを
介して上誌ドッフア用モータの回転速度設定回路へ入力
するようにした同調回路を設け、ドッフア用モータの駆
動を起動時には第1、第2モータ駆動系の増速の遅い方
の回転に、停止時には減速の遠い方の回転に夫々追従制
御させるようにしてあるので、タンデムカードの起動の
場合には第1、第2モータ駆動系の増速の遅い方の回転
速度が設定速度以上になったときにドッフア用モータを
確実に起動させ、停止の場合には第1、第2モータ駆動
系の減速の速い方の回転速度が設定速度以下になったと
きにドッファ用モータの駆動を確実に停止させることが
できてドッフア用モータの起動、停止を第1、第2モー
タ駆動系の起動、停止に略同調させることができ、起動
、停止時に伴うゥェブ詰りやウェブ切れを確実に防止す
ることができる。また運転中に第1、第2モータ駆動系
の回転が停止した場合でもウェブ詰りを防止でき、紙出
スラィバーの品質向上や稼動率の向上等を図ることがで
きる。更にまた上記のようにドッフア用モータの駆動を
第1、第2モータ駆動系の回転速度に追従制御させるよ
うにしたものであっても、その構成は2つの回転検出器
とこれらの回転検出器からの検出値を増、減速度合に応
じた値に変換してドツフア用モータの回転速度設定回路
へ入力するようにした同調回路とを設けて成るものであ
るから、極めて簡単な装置によって安価に実施し得ると
共に保全や点検等も簡単に行える効果がある。また本発
明にあっては、上記回転検出器が夫々第1、第2テーカ
ィンローラの回転速度を検出するようにし、これらの回
転検出器のどちらかの検出値が正常回転に相当する設的
値よりも低下したときドッフア用モータの駆動を停止さ
せるように構成した安全装置を設けてあるので、運転中
に第1、第2テーカィンローラの回転速度がペンド詰り
によるベルトのスリップやベルト切れ等の何らかの原因
によてて所定の設定速度よりも低下したときには直ちに
ドッフア用モータの駆動を停止させることができ、少な
い費用でもつてペンド詰り等の発生に伴うゥェブ詰りに
よる機械の破損や火花の発生を未然に防止し得る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図はタンデムカ
ードの概略側面図、第2図は駆動装置を示す平面図、第
3図、第4図は駆動装置の電気回略図、第5図は作動説
明図である。 1……第1カード、2……第2カード、7……第1シリ
ンダー、8第1テーカィンローラ、9……第1フラット
、10……第1ドッフア、11……第2シリンダー、1
2……第2テーカィンローラ13……第2フラット、1
4……第2ドッフア、IMI……第1モータ、IM2…
…第2モータ、IM3……第3モータ(ドッフア用モー
タ)、IM4……第4モータ(ドッファ用モータ)、4
1、42・・・・・・回転検出器、D1、D2・・・・
・・ダイオード、DSC・・・・・・回転速度設定回路
、SCC……同調回路。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1カードの第1シリンダー、第1テーカインロー
    ラ及び第1フラツトを第1モータで、第2テーカインロ
    ーラ及び第2フラツトを第2モータで、第1、第2カー
    ドの第1、第2ドツフア等のその他の駆動部分を1つ又
    は2つ以上のドツフア用モータで夫々駆動するようにな
    し、上記第1モータ駆動系と第2モータ駆動系の回転速
    度を検出し得るようにした回転検出器を夫々設け、これ
    らの回転検出器の検出値を夫々交換器によつて第1、第
    2モータ駆動系が定格回転速度のとき両方の出力電圧が
    同じになるような係数の下で電圧値に変換した後ダイオ
    ードを介して上記ドツフア用モータの回転速度設定回路
    へ入力するようにした同調回路を設けて成ることを特徴
    とするタンデムカードの駆動装置。 2 ドツフア用モータを第3モータと第4モータとで構
    成し、この第3モータで第1カードの第1ドツフア及び
    トランスフアローラを駆動し、第4モータで第2カード
    の第2ドツフア、剥ぎ取り部、コイラー部及び給綿部を
    駆動するようになし、これらの第3、第4モータを可変
    周波数インバータ装置を用いて一括速度制御するように
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    タンデムカードの駆動装置。 3 第1カードの第1シリンダー、第1テーカインロー
    ラ及び第1フラツトを第1モータで、第2カードの第2
    シリンダー、第2テーカインローラ及び第2フラツトを
    第2モータで、第1、第2カードの第1、第2ドツフア
    等のその他の駆動部分を1つ又は2つ以上のドツフア用
    モータで夫々駆動するようになし、上記第1テーカイン
    ローラと第2テーカインローラの回転速度を検出し得る
    ようにした回転検出器を夫々設け、これらの回転検出器
    の検出値を夫々変換器によつて第1、第2モータ駆動系
    が定格回転速度のとき両方の出力電圧が同じになるよう
    な係数の下で電圧値に変換した後ダイオードを介して上
    記ドツフア用モータの回転速度設定回路へ入力するよう
    にした同調回路を設け、更に上記回転検出器のどちらか
    の検出値が第1、第2テーカインローラの正常回転に相
    当する値よりも低い設定値より低下したときドツフア用
    モータの駆動を停止させるように構成した安全装置を設
    けて成ることを特徴とするタンデムカードの駆動装置。
JP13366781A 1981-08-25 1981-08-25 タンデムカ−ドの駆動装置 Expired JPS6029765B2 (ja)

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