JPH05262405A - コンパクタコンテナシステムにおけるコンテナ移送装置 - Google Patents

コンパクタコンテナシステムにおけるコンテナ移送装置

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JPH05262405A
JPH05262405A JP9339492A JP9339492A JPH05262405A JP H05262405 A JPH05262405 A JP H05262405A JP 9339492 A JP9339492 A JP 9339492A JP 9339492 A JP9339492 A JP 9339492A JP H05262405 A JPH05262405 A JP H05262405A
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compactor
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建彦 国井
Koji Kobayashi
広治 小林
Susumu Doumen
進 堂免
Naotake Shimada
尚武 島田
Mitsunori Shiga
光則 志賀
Kaoru Kamimura
馨 上村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無端状チェーンに取り付けたフラットバー
を、所望位置へ確実に停止させ、コンテナの安定した乗
載と確実な横送作業を実現すること。 【構成】 コンパクタ3の前面で左右方向へ延びるコン
ベア装置2の無端状チェーン10A,10Bに、軽量化
の図られた多数の山形バー11とコンテナ5の車輪を載
せるフラットバー12とを所望間隔に取り付ける。その
無端状チェーン10A,10Bを制御手段によって確実
に所望する位置に停止させると、コンパクタ3によるコ
ンテナ5への塵芥押し込みや搬入出作業の迅速化さらに
はコンテナの待機準備を効率よく行うことができる。無
端状チェーン10A,10Bの軽量化も図られ、動力消
費が節減される。コンテナ5をコンベア装置2に転載す
る際に山形バー11とフラットバー12とを見分けて、
搬入位置を正確に把握し、作業性の向上が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクタコンテナシス
テムにおけるコンテナ移送装置に係り、詳しくは、建造
物などの階下空間にコンパクタと共に設置され、コンパ
クタによって塵芥類が押し込まれるコンテナを能率よく
車両輸送のために転載や横移動させることができるコン
ベア式の移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】規模の大きなホテルやビルからは大量の
ごみが出るが、従来から一般的に行われている塵芥の搬
出作業では、ごみを収容したボックスがパレットなどに
載せられ、フォークリフト車などを用いて運びだすよう
にしている。しかし、このようなボックスの搬入出形態
では、ごみを輸送するトラックなどの車両までを往復す
るフォークリフト車の運搬能力に制約を受ける。したが
って、大量のごみを迅速に搬出することができず、ま
た、パレットを幾つも準備しておかなければならなくな
る。そこで、塵芥類の減容化を図ると共に搬出の能率化
を実現するために、コンパクタコンテナシステムが採用
されるようになってきている。コンパクタは定置式であ
って塵芥を圧縮してコンテナに押し込むものであり、コ
ンテナは車両に積載されて投棄場まで輸送するために使
用される。このようなコンパクタコンテナシステムを導
入したビルなどでは、階上のごみを収集しやすくするた
め地下などの階下空間にコンパクタを設置しておき、車
両がコンパクタの近くまで出入りすることができる通路
を地下まで確保するようにしている。このような塵芥処
理設備においては、コンパクタによって塵芥をコンテナ
に押し込んでいる間に空のコンテナが到着しても、車両
に載せたままコンテナを待機させておかなければなら
ず、トラックなどの稼働効率が著しく阻害される。そこ
で、最近では、コンテナに塵芥を押し込むコンパクタの
前面に左右方向へ延びるコンベア装置を設置しておき、
コンベア装置上でコンテナを左右へ移送させることがで
きるようにしている。このような設備にしておくと、コ
ンベア上のコンテナに塵芥を押し込んでいるとき、次々
と搬入されるコンテナをコンベア上のあいているところ
で待機させておいたり、塵芥が押し込まれたコンテナを
車両の到着まで保管しておくことができる。
【0003】このようなコンベア装置の一例が、特公昭
58−23283号公報に記載されている。このコンベ
ア装置には、コンテナを載せてコンパクタに直面させた
り横送させるために移動する二条の無端状チェーンが、
コンテナの下部に配設した前後の車輪の間隔と等距離と
なるように平行して配置され、各無端状チェーンにコン
テナの車輪を載せるために水平な姿勢を維持して移動す
るフラットバーが連続するように多数取り付けられてい
る。なお、無端状チェーンを左右端部に設けたスプロケ
ットの位置で反転させる必要があるため、フラットバー
の幅はチェーンリンクと略同一長とした狭いものが採用
される。いま、トラックを後退させるなどして荷台をコ
ンベア装置に接近させ、手前の無端状チェーン上のフラ
ットバーから2条のチェーン間に設置された架台上面を
経て奥側の無端状チェーン上のフラットバーまでコンテ
ナを押し込めば、コンベア装置上に完全に載せることが
できる。なお、フラットバーは僅かな隙間をもって多数
並んでいるので、コンテナの下面の前後左右の4つの車
輪はいずれのフラットバー上へも載せることができる。
そして、コンベア装置を駆動してコンテナをコンパクタ
の前面に至るまで左右方向へ移動させれば、コンパクタ
にドッキングすることができる。コンテナに塵芥を押し
込んでいる間に他のコンテナが到着すれば、コンベア装
置上のあいているところに載せられる。押し込みが終わ
ればコンベア装置を動かしてトラックへの転載に都合の
よい場所へ横送され、かつ、待機しているコンテナをコ
ンパクタの前面に臨ませるように位置替えすることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したコンベア装置
にはコンテナが二つもしくはそれ以上の数を載せるだけ
の長さとスペースが確保されており、しかも、無端状チ
ェーンにはフラットバーが連続的に並ぶように取り付け
られているので、コンテナが載せられていない箇所で
は、トラックの荷台からコンテナをコンベア装置上の任
意の場所に転載することができる利点がある。その反
面、コンテナをコンベア装置に転載するときの位置どり
が雑になりやすく、その際に、コンテナの姿勢を修正し
ながらコンベア装置に載せるようにしなければならなく
なる。そのためにコンテナを送り出しながら、車輪を横
ずらせするなどのために、手前の無端状チェーンに取り
付けたフラットバーと奥側の無端状チェーンに取り付け
たフラットバーとの間に位置する架台の支持剛性もあげ
ておかなければならない。したがって、設備の強度アッ
プが不可避となり、構造品の大型化が余儀なくされる問
題がある。本発明は上述の問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、無端状チェーンに取り付けられ
るフラットバーの数を可及的に少なくすると共に、それ
を所定の間隔に配置することによって、トラックからコ
ンベア装置に転載する時点で、コンテナを所望する位置
で正規の姿勢をとらせることができる目安を簡単に得る
ことができるようにすること、それによって、コンベア
装置へのコンテナの送り込み作業におけるコンテナ姿勢
の修正の煩わしさを解消できると共に、設備構成品の過
度な剛性保持を回避させることを実現するコンパクタコ
ンテナシステムにおけるコンテナ移送装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンテナに塵
芥を押し込むコンパクタの前面に左右方向へ延びるコン
ベア装置が設置され、コンベア装置には、コンテナを載
せてコンパクタに直面させたり横送させるために移動す
る2条の無端状チェーンが、コンテナの下部に配設した
前後の車輪の間隔と等距離となるように平行して配置さ
れ、各無端状チェーンにコンテナの車輪を載せるために
水平な姿勢を維持して移動するフラットバーが取り付け
られているコンテナ搬送装置に適用される。その特徴と
するところは、図1に示すように、各無端状チェーン1
0A,10Bには、左右端部に設けられたスプロケット
2L,2Rの位置で無端状チェーン10A,10Bと共
に反転することができる幅を有するフラットバー12
が、コンテナ5の左右の車輪5c,5d(図2参照)の
間隔に等しい距離を隔てて対をなして配置される。その
フラットバー12,12の配置されない無端状チェーン
10A,10B上には、車輪5a〜5dを載せることが
できない山形バー11,11が取り付けられる。そし
て、コンテナ5の左右の車輪5c,5dの間隔に等しい
距離を隔て配置されたフラットバー12,12の対を、
コンパクタ3との直面位置および待機位置で停止させる
ための制御手段30(図8参照)が設けられていること
である。
【0006】
【作用】空のコンテナ5を載せた車両がコンベア装置2
に到着すると、コンテナ5をコンベア装置2に転載する
位置に、無端状チェーン10A,10Bに所定の間隔で
取り付けたフラットバー12,12が待機されている。
コンテナ5の車輪5a,5aが無端状チェーン10A,
10Bに取り付けた山形バー11,11に載らないよう
に目安をつけながら、コンテナ5がコンベア装置2に送
り出される。山形バー11,11間に配置されたフラッ
トバー12,12の相互の間隔はコンテナ5の左右輪5
c,5dの間隔と同じであり、コンテナ5はフラットバ
ー12上に安定して載せられる。制御手段30でもって
コンベア装置2の無端状チェーン10A,10Bを所定
方向へ移動させると、コンテナ5は所望する位置に向け
て横送される。コンテナ2が制御シーケンスに基づいて
移動され所定位置で停止される。例えば、その位置でコ
ンパクタ3により塵芥がコンテナ5に詰め込まれると、
制御手段30によって無端状チェーン10A,10Bが
逆行指令され、待機位置に移される。他のコンテナ5が
コンベア装置2に載せられていたりすると、適宜コンベ
ア装置2を駆動して、各コンテナ5を位置替えすること
ができる。制御手段30によるコンテナ5の横送と停止
とは簡単かつ確実なシーケンスに基づいており、塵芥処
理作業が円滑に進められる。無端状チェーン10A,1
0Bに取り付けたフラットバー12は山形バー11より
も著しく少なく、それゆえに、支持フレーム構造などの
簡素化が図られる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るコンパクタ
コンテナシステムを採用した塵芥処理設備の全体的な平
面図で、ビルの地下などの階下空間1に設置され、ビル
内で出たごみを収集して地上から通路を経て進入するト
ラックなどの車両で運び出すことができるようになって
いる。なお、図の下側が設備の前面であり、トラックな
どの車両が出入りすることができるようになっている。
このような設備では、コンテナ5に塵芥をプレスしなが
ら押し込むコンパクタ3が、床面1aから凹んで形成し
たピット1bに定置され、そのコンパクタ3の前面には
左右方向へ延びるコンベア装置2が設置される。そし
て、図2およびそのA−A線矢視である図3に示すよう
に、このコンベア装置2には、コンテナ5を載せてコン
パクタ3に直面させたり横送させるために移動する2条
の無端状チェーン10A,10Bが、コンテナ5の下部
に配設した前後の車輪5a,5bの間隔と等距離となる
ように平行して配置されている。この無端状チェーン1
0A,10Bには、コンテナの車輪5a,5bを載せる
ために水平な姿勢を維持して移動する後述するフラット
バー12が、多数の山形バー11,11と共に取り付け
られている。このような塵芥処理設備の付帯装置とし
て、二点鎖線で示すコンテナ5をコンベア装置2から後
方へ退避させるための前後移動装置4と、プレス不要な
塵芥を収容する無蓋コンテナ5B(図7参照)をリフト
アップさせるためのリフト装置9とが、2条の無端状チ
ェーン10A,10Bの間の空間に設置されている。そ
の前後方向に配置された前後移動装置4の後方には、図
1に示すチェーンコンベア6が後方へ延びるようにして
配置され、その左右に設けられたレール7A,7Bと共
に退避移動装置8を構成している。これによって、コン
ベア装置2上で待機しているコンテナ5を、コンパクタ
3の横の空きスペースを利用して、コンベア装置2上以
外でも保管することができるようになっている。
【0008】図3に示すように、各無端状チェーン10
A,10Bには、左右端部に設けられたスプロケット2
L,2Rの位置で無端状チェーン10A,10Bと共に
反転することができる小さな幅のフラットバー12,1
2が、コンテナ5の左右の車輪5c,5dの間隔に等し
い距離を隔てて対をなして配置される。したがって、図
2に示したごとく2枚ずつ前後4箇所に配設されたフラ
ットバー12,12でもって、コンテナ5の前後左右の
車輪5a〜5dを載せることができるようになってい
る。なお、フラットバー12の1枚の幅は狭いので、本
例においては2枚のフラットバー12,12を並べて、
一つの車輪を載せるに充分な面積を確保するようにして
いる。しかし、スプロケット2L,2Rの径の大きさに
よっては、図示しないが一箇所に1枚の幅広なフラット
バーを採用するようにしてもよい。一方、無端状チェー
ン10A,10B上でフラットバー12の配置されない
箇所には、車輪を載せることができない山形バー11,
11が連続して並べられている。そして、山形バー11
および上記したフラットバー12は、図4および図5に
示すように、無端状チェーン10A,10Bを構成する
中央のローラ10aを挟むチェーンリンク10b,10
bの外側面に一体化したアングル材10c,10cの上
面にボルトなどを用いて取り付けられる。図2の右端奥
部には減速機内蔵型のギヤードモータ13が装備され、
その動力がスプロケット13a,チェーン13b,大径
のスプロケット13cを介してシンクロシャフト14に
伝動されるようになっている。このシンクロシャフト1
4の回転でスプロケット2Rが駆動され、上記した無端
状チェーン10A,10Bが同時に移動し、山形バー1
1とフラットバー12とが左右方向へ移行されるように
なっている。ちなみに、コンベア装置2は、図3に示す
ように、ピット1b内の複数の架台2d,2dに立設し
た支柱2c,2cに支えられ、その上面はコンテナ5を
輸送するトラックの荷台とほぼ同じ高さとなっている。
なお、上記したシンクロシャフト14の両端に取り付け
たスプロケット2Rおよび従動するスプロケット2L
は、左右端の上記した架台2d,2dにおける前後左右
の4本(図示は各2本)の支柱2c,2c間に軸承され
ている。
【0009】上記した山形バー11は、図4に示すよう
に板材11Aと、その板材11Aの上面に溶接された山
形材11Bとよりなり、その軽量化と剛性の確保が図ら
れている。一方、フラットバー12は、山形バー11の
板材11Aより厚い図5に示す一枚の板材であり、コン
テナ5の車輪5aなどが載っても簡単には変形しない強
度と剛性や耐摩耗性が与えられている。図4に示すよう
に、前後に配置された2つの支柱2c,2cは薄鋼板の
中空角柱体に形成され、それらの対向面間には、逆U字
形断面で左右方向へ延びる上部フレーム体2eと、中央
部に逆山形の傾斜面を形成して左右方向へ延びる下部フ
レーム体2f,2fが取り付けられる。図3から分かる
ように、上部フレーム体2eおよび下部フレーム体2f
は、それらの左右端部がスプロケット2L,2Rに近接
した位置まで延ばされ、支柱2cと共にコンベア装置2
の主たる骨組を形成している。図4において、上部フレ
ーム体2eの上面両部には、耐摩耗金属製の逆L字状し
た支持部材2g,2gが取り付けられ、その上面2h,
2hは無端状チェーン10A,10Bと共に横行する山
形バー11の下面が摺接して、山形バー11の水平な姿
勢が保たれている。上部フレーム体2eの上面中央に
は、無端状チェーン10A,10Bのローラ10aの転
動を助成する耐摩耗性のあるプレート2iが貼着される
一方、下部フレーム体2fの上面には、下方へ反転した
山形バー11の上面11aに摺接する耐摩耗性のプレー
ト2j,2jが貼着され、無端状チェーン10A,10
Bの移動の円滑と耐久性の向上に配慮が払われている。
この山形バー11と共に移動するフラットバー12も、
図5に示すように、その下面の両側が支持部材2gの上
面2hに摺接するようになっており、フラットバー12
に車輪5aなどが載ったときコンテナ5の重量をローラ
10aを介してプレート2iにより支持する一方、左右
の支持部材2g,2gでもってフラットバー12の水平
姿勢が維持されるようになっている。
【0010】上記した支柱2cの頂部には左右方向に延
びる板材2kが張りつけられ、その上面は、図2に示す
ごとく手前側の無端状チェーン10Aを支持する支柱2
cと奥側の無端状チェーン10Bを支持する支柱2cと
の間に渡された縞鋼板18やレール15A,15B(図
2参照)の上面と同一平面とされている。さらには、図
5に示すように、フラットバー12の上面12aとも同
じ高さとされ、手前側の無端状チェーン10Aに取り付
けられたフラットバー12に載せた後輪5b,5bを、
レール15A,15B上を移動させて奥側の無端状チェ
ーン10Bのフラットバー12まで円滑に送り込むこと
ができるようになっている。ちなみに、縞鋼板18は、
図1のコンパクタ3に直面する塵芥押込位置40および
中央部位の待機兼搬入出位置50を除いたレール15
A,15Bの側方の空間や、右部位に設置のリフト装置
9の周囲空間を覆うように張りつけられ、作業員の歩行
を可能にする足場を形成している。上記のレール15
A,15B上の対向面側には、手前部分を斜めに落とし
たガイド部材15a,15aが取り付けられており、フ
ラットバー12,12上に載せられた後輪5b,5bの
位置が左右に多少ずれていても、コンテナ5をコンベア
装置2に転載する際の押し込み中に、その後輪5b,5
bの進行方向を修正しつつコンテナ5の姿勢を無端状チ
ェーン10A,10Bに対して直角となるように案内す
るようになっている。このレール15A,15Bはコン
ベア装置2の前後の支柱2c,2cや図示しない幾つか
の中間支柱に固定して支えられており、無端状チェーン
10A,10Bの移動でもって移行するフラットバー1
2,12が、後述する制御によってレール15A,15
Bに対面した位置に停止されるようになっている。いず
れのレール15A,15Bの対の間隔もコンテナ5の左
右の車輪5c,5dの間隔に等しい距離を隔てて設置さ
れるが、図1からも分かるように、一つのコンテナ5の
ためのレール15A,15Bと他のコンテナ5のための
レール15A,15Bとの間には、コンベア装置2上に
載せられコンテナ5,5が相互に干渉しない程度の空間
が確保されている。したがって、フラットバー12,1
2の無端状チェーン10A,10Bへの取付もそれに一
致した位置となっている。
【0011】上記のレール15A,15Bのうち、左側
の塵芥押込位置40におけるレール15A,15Bの対
はコンパクタ3に直面した位置に設けられ、その右側に
位置する待機兼搬入出位置50のレール15A,15B
の対は、前述した前後移動装置4を挟むように設置され
ている。なお、コンテナ5を搬入したり搬出するために
トラックが出入りする入口1cは後述するターンテーブ
ル19の設置された中央部位の前面であり、そのターン
テーブル19の中心を境にして左右に振り分けるように
レール15A,15Bが配置されている。上記した塵芥
押込位置40に位置するレール15A,15Bの対のと
ころではコンテナ5をトラックからコンベア装置2に転
載することがない。しかし、コンベア装置2上にあるコ
ンテナ5を待機兼搬入出位置50から左に向けて送り、
コンパクタ3に直面させた後コンテナ5をコンパクタ3
にドッキングさせるために前進させる必要があり、その
ためにレール15A,15Bが設けられている。これら
は、他のレール15A,15Bと異なり、コンパクタ3
の押出口の近くまでさらに少し延長されている。一方、
待機兼搬入出位置50に設置されたレール15A,15
Bの対は、コンテナ5をコンベア装置2に転載するため
のものであるが、そのレール15A,15Bの対は、そ
の奥側に確保された退避位置60に設置の退避移動装置
8に対応している。すなわち、退避移動装置8を構成す
るチェーンコンベア6を挟むレール7A,7Bと直線を
なすように配置されている。
【0012】図3を参照して、無端状チェーン10A,
10Bに取り付けられたフラットバー12や山形バー1
1をもう少し詳しく述べる。一つのコンテナ5を載せる
ために左右に位置するフラットバー12,12が使用さ
れるが、本実施例ではその間に山形バー11が11枚並
べられ、他のコンテナ5のためのフラットバー12まで
は山形バー11が8枚配置されている。このように多数
の山形バー11,11の間にフラットバー12が介在さ
れた恰好となっているので、トラックでコンテナ5を搬
入したとき、フラットバー12の位置を目安にすれば、
コンテナ5をコンベア装置2に転載するとき、所望する
位置を目指してトラックを進入させることができる利点
がある。なお、図中の左端のスプロケット2Lにかかっ
ている山形バー11は6枚となっているが、これは、ス
プロケット2L,2Rの設置間隔のとり方によって生じ
たものである。したがって、その部分では上記したレー
ル15A,15Bに対面させることができなくなるが、
無端状チェーン10A,10Bは正逆方向に移動される
ものであり、図の状態では無端状チェーン10A,10
Bが右行限界に位置して、上記の6枚の部分は使用され
ることがなく、それゆえ、コンベア装置2の稼働上に支
障の生じるものではない。
【0013】図1の左奥に設置されたコンパクタ3は、
その本体上にホッパ20が取り付けられ、その開口20
aに上方から塵芥が投入され、本体後部に設けられたシ
リンダ3Aの伸縮動作によって往復する図示しないピス
トンにより、塵芥をコンテナ5に圧縮しながら押し込む
ことができるようになっている。なお、コンパクタ3の
前面下部などには固縛機能を有する牽引装置3Bが設け
られており、塵芥押込位置40にきたコンテナ5の下面
などに設けたフック(図示せず)に係合させ、レール1
5A,15Bに沿ってコンテナ5を引き寄せ、また、塵
芥押し込み中にはコンテナ5がコンパクタ3から離反し
ないように固縛するようになっている。押し込みが完了
したときは、コンテナ5の扉を閉止した後に牽引装置3
Bの逆動作で、コンテナ5がフラットバー12,12に
載るようにレール15A,15Bに沿って戻される。本
塵芥処理設備では、コンパクタ3によって塵芥を有蓋コ
ンテナ5Aに押し込むだけでなく、図7に示した無蓋コ
ンテナ5Bを搬入出して圧縮を必要としないごみをも処
理することができるようになっている。その無蓋コンテ
ナ5Bは待機兼搬入出位置50(図1参照)から右方に
送られるが、それに上方からごみを投入しているときに
有蓋コンテナ5Aが待機兼搬入出位置50に転載され、
それを塵芥押込位置40へ移動させなければならないと
きがある。この場合、無蓋コンテナ5Bをフラットバー
12から離反するように持ち上げておく必要があり、前
述したリフト装置9が使用される。リフト装置9は、無
蓋コンテナ5Bの底面を支えるベッド29と、そのベッ
ド29を昇降させるプランジャ28A,28Aと、この
プランジャ28A,28Aを駆動するためにピット1b
に立設されたジャッキ28,28とを備えている。した
がって、ベッド29を上昇させれば、コンテナ5の前後
輪5a,5bがフラットバー12,12から離れて浮上
し、無端状チェーン10A,10Bを左行させても、無
蓋コンテナ5Bを非圧縮ごみ投入位置70に残して、投
入作業を続けることができる。
【0014】このような塵芥処理設備には、コンテナ5
を搬入出するために、コンベア装置2の中央前面の入口
1cにターンテーブル19(図1参照)が設置され、進
入してきたトラックを180度転向させることができる
ようになっている。一方、トラックの荷台に積載されて
いるコンテナ5をコンベア装置2に転載したり、待機兼
搬入出位置50にあるコンテナ5をトラックに積載する
ことができるように、トラックには荷卸装置が搭載され
ている。その荷卸装置は、図6や図7に示すコンテナ5
の前端面に取り付けた係止具5eに荷卸装置のアームの
先端に設けたフックを係止させるなどして、トラックの
荷台とコンベア装置2上との間でコンテナ5を押し引き
することができるようになっている。
【0015】前述した図1に示す退避位置60は、待機
兼搬入出位置50にコンテナ5が載せられている状態で
例えば空のコンテナがトラックで輸送されてきた場合、
そのコンテナをコンベア装置2に転載する先だち、待機
兼搬入出位置50にあるコンテナ5を退避させておくた
めに使用される空間である。この退避作業のために前記
した前後移動装置4と退避移動装置8が稼働される。そ
の前後移動装置4は、図6に示すように、水平方向に伸
縮するプランジャ21Aを駆動する横形シリンダ21、
垂直方向に伸縮するプランジャ22Aを駆動するため、
プランジャ21Aの先端部に装着されたジャッキ22か
らなっている。そして、コンテナ5を退避位置60へ移
動させるとき、プランジャ22Aを上昇させてコンテナ
5の後部を破線で示したように少し持ち上げ、その状態
でプランジャ21Aを後方へ伸ばし、コンテナ5が少し
傾斜した姿勢でチェーンコンベア6の方へ一点鎖線で示
すようにずらすことができるようになっている。そのと
き、コンテナ5の後部下面に取り付けられた係合片5f
は、チェーンコンベア6の前側に取り付けた係合部材2
7の直上に位置されるようになっている。一方、チェー
ンコンベア6は、2条のローラチェーン23,23(図
1参照)と、フレーム体24aに軸支されたスプロケッ
ト24と、チェーン駆動用のギヤードモータ25と、チ
ェーンコンベア6の前端部を持ち上げるための左右2つ
のシリンダ26,26(図示は一つ)と、2条のローラ
チェーン23,23に渡すように取り付けられた係合部
材27とを備えている。なお、係合部材27の上面には
係合孔27aが形成され、前記した係合片5fを嵌め込
み、チェーンコンベア6の駆動によってコンテナ5を退
避位置60のレール7A,7B(図1参照)に載せ替え
ることができるようになっている。なお、係合片5fを
係合部材27の係合孔27aに嵌めるときは、シリンダ
26,26を伸長させてチェーンコンベア6を傾斜させ
るようにして持ち上げる。そして、前後移動装置4のジ
ャッキ22を縮小させると、コンテナ5の後部が係合部
材27に預けられる。その状態でチェーンコンベア6の
シリンダ26が縮小されると、水平な姿勢となったコン
テナ5がギヤードモータ25の駆動によってレール7
A,7B上に移し替えられる。
【0016】以上の説明において、塵芥押込位置40,
待機兼搬入出位置50,非圧縮ごみ投入位置70間でコ
ンテナ5を横送するようになっているが、その左行や右
行する無端状チェーン10A,10Bを所定の位置で停
止させる必要がある。すなわち、コンテナ5の左右の車
輪5c,5dの間隔に等しい距離を隔てて配置されたフ
ラットバー12,12の対を、コンパクタ3に直面させ
たり、前後移動装置4やリフト装置9の直上で正確に停
止させなければならず、そのための制御手段30が設け
られている。その制御手段30は図8のような装置によ
って構成される。これには、後述するリミットスイッチ
31の常閉接点31aと左行用操作スイッチ32Lとリ
レーコイルR1 とが直列に接続され、そのリレーコイル
1 の励磁で接続状態となるリレー接点r12,r13とギ
ヤードモータ13の回路が並列して設けられている。そ
して、同様にして常閉接点31aには右行用操作スイッ
チ32RとリレーコイルR2 とが直列に接続され、その
リレーコイルR2 の励磁で接続状態となるリレー接点r
22,r23が、ギヤードモータ13の駆動回路を逆方向に
切り替えるべく設けられている。なお、操作スイッチ3
2L,32Rには自己保持接点r11,r21が並列して設
けられ、それぞれリレーコイルR1 ,R2 の励磁で回路
を接続するようになっている。リミットスイッチ31
は、図5に示すようにいずれか一つの支柱2cの支持部
材2gに装着され、無端状チェーン10Aのリンク側面
に取り付けたストライカ36によって動作するようにな
っている。そのストライカ36はアングル材10cの側
面に取り付けられるが、その取付間隔は、フラットバー
12を2枚,山形バー11を11枚,フラットバー12
を2枚,山形バー11を8枚加えた長さとなっている。
すなわち、例えば待機兼搬入出位置50にあるコンテナ
5を塵芥押込位置40に移したり、非圧縮ごみ投入位置
70に移すに必要な距離に等しい間隔となっている。し
たがって、本例においては図3に示す6箇所にストライ
カ36,36が設けられる。コンベア装置2が駆動され
ているとき、無端状チェーン10A,10Bの移動によ
り、例えば左から4本目の支柱2cの支持部材2gに装
着されたリミットスイッチ31がいずれか最初にきたス
トライカ36で蹴られると、その信号を受けて遮断状態
となる前記した常閉接点31a(図8参照)によりギヤ
ードモータ13の駆動が停止され、その時点で無端状チ
ェーン10A,10Bが止まるようになっている。
【0017】以上のように構成されたコンテナ搬送装置
は、次のように作動してビル内で発生した塵芥をコンテ
ナ5に収容し、トラックなどで運び出すことができる。
ビル内で日ごとに出る塵芥は、運搬のために圧縮が必要
でないか圧縮することができない塵芥と、コンパクタ3
で圧縮する必要のある塵芥とに分別される。図1に示す
ごとく階下空間1を仕切った壁に開口された入口1c
に、空のコンテナ5を積載したトラックが到着すると、
無端状チェーン10A,10Bに取り付けられた待機兼
搬入出位置50に位置する左右で対をなすフラットバー
12,12を目安にして、トラックを待機兼搬入出位置
50の中央に前進させ、ターンテーブル19に載せる。
ターンテーブル19が180度回転されると、荷台が待
機兼搬入出位置50に直面される。そこで、トラックに
搭載した荷卸装置を用いてコンテナ5が押し出される。
トラックの荷台の床面と、フラットバー12の上面12
aと、その前後に位置する支柱2c,2c上の板材2
k,2kの上面と、レール15A,15Bの上面とはほ
ぼ同一平面にあり、車輪5b,5bをガイド部材15a
に沿わせて正規の姿勢となるよう修正しながら、コンテ
ナ5がコンベア装置2に転載される。なお、コンテナ5
をコンベア装置2に転載しはじめた時点で車輪5bが万
一山形バー11に載ると、コンテナ5がやや後上がりの
姿勢となる。したがって、その時点でフラットバー1
2,12に載っていないことが判り、やり直すことがで
きる。
【0018】コンテナ5が図1の二点鎖線で示すように
待機兼搬入出位置50に載せられた後、塵芥押込位置4
0へ横送するときは、制御装置30の左行用操作スイッ
チ32Lがオンされる。図8を参照して、常閉接点31
a,操作スイッチ32Lを介して供給される電力でリレ
ーコイルR1 が励磁される。その励磁で自己保持接点r
11およびリレー接点r12,r13が接続され、ギヤードモ
ータ13が正転して無端状チェーン10A,10Bが左
行を始める。なお、操作スイッチ32Lを手放しその接
点が開放されても、自己保持接点r11がリレーコイルR
1 の励磁で接続を維持するので、無端状チェーン10
A,10Bは移動し続ける。なお、このような操作や作
動中に右行用操作スイッチ32Rがオンされることはな
いので、リレーコイルR2 の消磁状態が維持され、した
がって、自己保持接点r21およびリレー接点r22,r23
が接続されず、ギヤードモータ13の逆転駆動は回避さ
れる。コンテナ5が図1の一点鎖線で示した塵芥押込位
置40に到達するとリミットスイッチ31がストライカ
36で蹴られ、常閉接点31aがその時点で遮断状態と
なる。リレーコイルR1 は消磁され、自己保持接点r11
とリレー接点r12,r13が開き、ギヤードモータ13は
停止される。したがって、無端状チェーン10A,10
Bが所定距離進んだところでコンテナ5の横送は停止さ
れる。なお、ストライカ36がリミットスイッチ31を
少し越えることにより常閉接点31aが再度接続状態に
戻っても、左行用操作スイッチ32Lも自己保持接点r
11もすでに遮断状態にあり、ギヤードモータ13が回転
することはない。
【0019】そこで、コンパクタ3の前面の牽引装置3
Bのアームが伸ばされ、コンテナ5側のフックに係合さ
せるとそのアームが縮められ、レール15A,15Bに
沿ってコンテナ5が三点鎖線のように引き寄せられる。
このとき、コンテナ5がコンパクタ3に引き寄せられた
まま固縛状態におかれる。コンテナ5の後面の扉は公知
の扉開閉装置によってあけられ、ホッパ20に投入され
た塵芥がシリンダ3Aの往復運動で圧縮されながらコン
テナ5に詰め込まれる。押し込みが完了すればコンテナ
5の扉は閉止され、牽引装置3Bの逆動作でコンテナ5
はフラットバー12,12上に戻される。上記した塵芥
の押込作業中にトラックが到着して、前述した要領で待
機兼搬入出位置50に他のコンテナ5が載せられている
と、塵芥を収容したコンテナ5を運び出すことができな
くなる。そこで、待機兼搬入出位置50に設けられた図
6に示す前後移動装置4のジャッキ22を伸長させ、プ
ランジャ22Aの上昇でコンテナ5の底面を押し上げ、
コンテナ5を破線で示すような傾斜状態にする。そし
て、横形シリンダ21でプランジャ21Aを伸長し、コ
ンテナ5を一点鎖線の位置へ後退させる。このとき前輪
5a,5aはフラットバー12,12を離れてレール1
5A,15Bに移動している。退避移動装置8のシリン
ダ26が伸長され、コンテナ5の後端部に設けた係合片
5fが係合孔27aに嵌まるように係合部材27が持ち
上げられる。コンテナ5とチェーンコンベア6との接続
が確認されると、ジャッキ22および横形シリンダ21
は縮小され、コンテナ5の後部を係合部材27に預けた
状態でシリンダ26が縮小される。コンテナ5およびチ
ェーンコンベア6は水平姿勢に戻され、車輪5b,5b
は退避位置60のレール7A,7B上に降ろされる。チ
ェーンコンベア6のギヤードモータ25が駆動され、ロ
ーラチェーン23が係合部材27を介してコンテナ5を
引っ張るようにして後方へ移動する。所定距離進むと停
止され、コンテナ5は退避位置60のレール7A,7B
に完全に載せられる。このようにしてコンテナ5が退避
すると待機兼搬入出位置50があくので、塵芥押込位置
40にあるコンテナ5が右方へ横送される。
【0020】このときは、制御装置30の右行用操作ス
イッチ32Rがオンされる。図8において、常閉接点3
1a,操作スイッチ32Rを介して供給される電力でリ
レーコイルR2 が励磁される。自己保持接点r21および
リレー接点r22,r23が閉じ、電力がリレー接点r22
ギヤードモータ13,リレー接点r23という経路で供給
され、ギヤードモータ13が逆転駆動し、無端状チェー
ン10A,10Bが右行する。コンテナ5が図1の二点
鎖線で示す待機兼搬入出位置50に戻るとリミットスイ
ッチ31がストライカ36で蹴られ、常閉接点31aが
その時点で遮断状態となる。リレーコイルR2 は消磁さ
れ、自己保持接点r21およびリレー接点r22,r23が開
き、ギヤードモータ13は停止する。空荷のトラックが
到着していれば、コンテナ5をそれに積載すればよい。
トラックがきていなく、退避位置60に退避させたコン
テナ5に塵芥を収容したい場合には、待機兼搬入出位置
50にあるコンテナ5を非圧縮ごみ投入位置70に移動
させるべく、上記と同じ右行操作すればよい。退避位置
60のコンテナ5を待機兼搬入出位置50に戻し、無端
状チェーン10A,10Bを左行させれば、空のコンテ
ナ5を塵芥押込位置40に移すことができる。そのコン
テナ5に塵芥を押し込んでいる間に、退避位置60のコ
ンテナ5を待機兼搬入出位置50に戻せば、トラックに
積み込むまでコンベア装置2上で待機させることができ
る。ところで、非圧縮ごみ投入位置70に無蓋コンテナ
5Bがすでに位置して塵芥が投入されているときに、有
蓋コンテナ5Aを塵芥押込位置40から待機兼搬入出位
置50へ、もしくはその逆といったように無端状チェー
ン10A,10Bを移動させなければならない場合があ
る。このときは、リフト装置9によって無蓋コンテナ5
Bの全体を持ち上げ、その車輪5a〜5dをフラットバ
ー12,12から離しておけば、有蓋コンテナ5Aを自
由に横送させることができる。なお、リフト装置9のベ
ッド29を下げて無蓋コンテナ5Bをフラットバー1
2,12に載せれば、上記した要領で待機兼搬入出位置
50に送ることもできる。
【0021】上述の説明から分かるように、コンテナの
左右の車輪の間隔に等しい距離を隔てて対をなして配置
されたフラットバーは、必ず待機兼搬入出位置,塵芥押
込位置,非圧縮ごみ投入位置で停止されるので、コンテ
ナを移動させる際の運転が簡単化され、その制御も複雑
なものとならない。すなわち、次の動作のためのシーケ
ンス作動を行わせるにあたって、ミスの生じることが回
避される。また、山形バーの採用で重量の嵩むフラット
バーの採用数を可及的に少なくすることができ、装置全
体の軽量化やコストダウンが実現される。さらには、無
端状チェーンの駆動に要する動力が節減され、ランニン
グコストの低減にもおおいに寄与させることができる。
山形バーはフラットバーとはその形状の違いから、コン
ベア装置に接近するトラックなどの車両の運転席から容
易に判別することができ、コンテナを積み卸しするとき
のトラック位置どりの目安を与えやすく、搬入出作業の
正確化,迅速化が図られる。なお、山形バーの上にコン
テナの車輪が載せられると、コンテナの安定が保てない
こと、万一車輪が山形バーに載せられたときにはコンテ
ナが所望外の挙動を呈することなどから、コンベア装置
に転載するときの異常を早く感知することができ、その
修正も手間どらないものとなる。
【0022】以上の説明において、トラックが進入する
入口はコンベア装置の中央に設けられているが、これ
は、ビルの構造上図1に示す前壁が左右から張り出して
いるからである。しかし、壁などの障害物がなければ、
コンベア装置の前面のいずれの箇所からでもコンテナを
搬入出させることができる。また、コンパクタを処理設
備の左奥に設けているが、コンベア装置の奥側であれば
適宜選択して設置することができる。退避移動装置の設
置場所についても同様である。ビルによっては退避位置
を確保することができないかその必要がない場合には、
前後移動装置や退避移動装置を設置しておく必要がない
ことは述べるまでもない。さらに、無蓋コンテナを使用
しない場合にはリフト装置は必要でない。その場合には
非圧縮ごみ投入位置を待機位置もしくは搬入出位置とし
て使用することができる。もちろん、コンパクタを2基
以上設置することも可能であり、コンベア装置の長さや
処理能力を勘案して種々の形態が採用される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、コンベア装置の無端状
チェーンに山形バーの多数と必要最小限度のフラットバ
ーとが所定の間隔で取り付けられているので、山形バー
上にコンテナの車輪を載せることができなく、コンテナ
をコンベア装置に転載する際の位置どりをフラットバー
のみを目安にして行い、搬入出の作業性を改善すること
ができる。また、車輪が載せられるフラットバーの取付
間隔とその取付位置が所望するように決められているの
で、簡単な制御系でもってコンテナを塵芥押込位置,待
機兼搬入出位置などに至るまで正確に横送でき、塵芥処
理設備の円滑な稼働をシーケンス制御により極めて確実
かつ迅速な動作でもって進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンテナ搬送装置が採用された
塵芥処理設備の全体平面図。
【図2】 コンベア装置単体の平面図。
【図3】 図2のA−A線矢視を示すコンベア装置の前
面図。
【図4】 図2のB−B線矢視拡大断面図。
【図5】 図2のC−C線矢視拡大断面図。
【図6】 図1のD−D線矢視拡大図。
【図7】 図1のE−E線矢視拡大図。
【図8】 制御手段の構成説明図。
【符号の説明】
2…コンベア装置、2L,2R…スプロケット、3…コ
ンパクタ、5…コンテナ、5a〜5d…車輪、10A,
10B…無端状チェーン、11…山形バー、12…フラ
ットバー、30…制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 尚武 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 極 東開発工業株式会社内 (72)発明者 志賀 光則 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 極 東開発工業株式会社内 (72)発明者 上村 馨 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 極 東開発工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナに塵芥を押し込むコンパクタの
    前面に左右方向へ延びるコンベア装置が設置され、該コ
    ンベア装置には、コンテナを載せて前記コンパクタに直
    面させたり横送させるために移動する2条の無端状チェ
    ーンが、前記コンテナの下部に配設した前後の車輪の間
    隔と等距離となるように平行して配置され、該各無端状
    チェーンにコンテナの車輪を載せるために水平な姿勢を
    維持して移動するフラットバーが取り付けられているコ
    ンテナ搬送装置において、 上記各無端状チェーンには、左右端部に設けられたスプ
    ロケットの位置で無端状チェーンと共に反転することが
    できる幅を有するフラットバーが、前記コンテナの左右
    の車輪の間隔に等しい距離を隔てて対をなして配置さ
    れ、 上記フラットバーの配置されない無端状チェーン上に
    は、車輪を載せることができない山形バーが取り付けら
    れ、 コンテナの左右の車輪の間隔に等しい距離を隔て配置さ
    れたフラットバーの対を、コンパクタとの直面位置およ
    び待機位置で停止させるための制御手段が設けられてい
    ることを特徴とするコンパクタコンテナシステムにおけ
    るコンテナ移送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166901A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd コンテナ詰込装置及びコンテナ
US10696758B2 (en) 2017-02-20 2020-06-30 Exxonmobil Chemical Patents, Inc. Group 4 catalyst compounds and process for use thereof

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