JPH05261783A - ベント式射出成形機 - Google Patents
ベント式射出成形機Info
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- JPH05261783A JPH05261783A JP4090342A JP9034292A JPH05261783A JP H05261783 A JPH05261783 A JP H05261783A JP 4090342 A JP4090342 A JP 4090342A JP 9034292 A JP9034292 A JP 9034292A JP H05261783 A JPH05261783 A JP H05261783A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- vent hole
- vent
- injection molding
- molding machine
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/58—Details
- B29C45/63—Venting or degassing means
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S425/00—Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
- Y10S425/812—Venting
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10S425/00—Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
- Y10S425/815—Chemically inert or reactive atmosphere
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融樹脂の酸化或いは炭化による変色や劣化
を確実に防止し、成形品質を飛躍的に向上させる。 【構成】 加熱筒2に溶融樹脂から発生するガス成分を
排気するベント孔3を備える。ベント孔3の上方を覆う
ことにより内部にガス滞留室Cを形成するとともに、上
部にガス排気口4を有するベント孔カバー5と、ベント
孔カバー5の内部に不活性ガスを供給する不活性ガス供
給部6を備える。
を確実に防止し、成形品質を飛躍的に向上させる。 【構成】 加熱筒2に溶融樹脂から発生するガス成分を
排気するベント孔3を備える。ベント孔3の上方を覆う
ことにより内部にガス滞留室Cを形成するとともに、上
部にガス排気口4を有するベント孔カバー5と、ベント
孔カバー5の内部に不活性ガスを供給する不活性ガス供
給部6を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱筒に溶融樹脂から発
生するガス成分を排気するベント孔を備えるベント式射
出成形機に関する。
生するガス成分を排気するベント孔を備えるベント式射
出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリュを内蔵した加熱筒の中間部に、
ガス成分排気用のベント孔を設けてなるベント式射出成
形機は知られている。
ガス成分排気用のベント孔を設けてなるベント式射出成
形機は知られている。
【0003】ベント式射出成形機は加熱筒の後部に設け
たホッパーから内部に成形材料が供給されるとともに、
供給された成形材料は加熱及びスクリュの回転により可
塑化溶融されつつ前方へ移送される。そして、この際、
溶融樹脂から発生する蒸気を含むガス成分は、ベント孔
を通して外部に排出される。
たホッパーから内部に成形材料が供給されるとともに、
供給された成形材料は加熱及びスクリュの回転により可
塑化溶融されつつ前方へ移送される。そして、この際、
溶融樹脂から発生する蒸気を含むガス成分は、ベント孔
を通して外部に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベント式射
出成形機は加熱筒の内部と外部がベント孔を介して連通
し、原理的に加熱筒内の溶融樹脂が外気に触れやすい構
造を有するため、ポリアミド樹脂、ABS樹脂等の種類
によっては、加熱筒内の溶融樹脂がベント孔を通過する
際に外気に触れ、溶融樹脂の表面が酸化したり炭化する
問題があった。特に、溶融樹脂が酸化或いは炭化した場
合には、本来白色の樹脂が黄色味や茶色味を帯びるな
ど、成形品質は著しく低下する。
出成形機は加熱筒の内部と外部がベント孔を介して連通
し、原理的に加熱筒内の溶融樹脂が外気に触れやすい構
造を有するため、ポリアミド樹脂、ABS樹脂等の種類
によっては、加熱筒内の溶融樹脂がベント孔を通過する
際に外気に触れ、溶融樹脂の表面が酸化したり炭化する
問題があった。特に、溶融樹脂が酸化或いは炭化した場
合には、本来白色の樹脂が黄色味や茶色味を帯びるな
ど、成形品質は著しく低下する。
【0005】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、溶融樹脂の酸化或いは炭化
による変色や劣化を確実に防止し、成形品質を飛躍的に
向上させることができるベント式射出成形機の提供を目
的とする。
課題を解決したものであり、溶融樹脂の酸化或いは炭化
による変色や劣化を確実に防止し、成形品質を飛躍的に
向上させることができるベント式射出成形機の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は加熱筒2に溶融
樹脂Eから発生するガス成分Grを排気するベント孔3
を備えるベント式射出成形機1を構成するに際して、特
に、ベント孔3の上方を覆うことにより内部にガス滞留
室Cを形成するとともに、上部にガス排気口4を有する
ベント孔カバー5と、ベント孔カバー5の内部に不活性
ガスGcを供給する不活性ガス供給部6を備えることを
特徴とする。
樹脂Eから発生するガス成分Grを排気するベント孔3
を備えるベント式射出成形機1を構成するに際して、特
に、ベント孔3の上方を覆うことにより内部にガス滞留
室Cを形成するとともに、上部にガス排気口4を有する
ベント孔カバー5と、ベント孔カバー5の内部に不活性
ガスGcを供給する不活性ガス供給部6を備えることを
特徴とする。
【0007】この場合、ガス排気口4は大気に直接連通
する自然排気口4aとしてもよいし、真空ポンプ8によ
り吸引して強制排気を行う強制吸引部9を接続してもよ
い。また、不活性ガス供給部6はガス成分Grの発生量
が一定量以下のときに、不活性ガスGcを供給する供給
制御部7を備えて構成できる。
する自然排気口4aとしてもよいし、真空ポンプ8によ
り吸引して強制排気を行う強制吸引部9を接続してもよ
い。また、不活性ガス供給部6はガス成分Grの発生量
が一定量以下のときに、不活性ガスGcを供給する供給
制御部7を備えて構成できる。
【0008】
【作用】本発明に係るベント式射出成形機1によれば、
不活性ガス供給部6からベント孔カバー5の内部に不活
性ガスGcが供給される。これにより、不活性ガスGc
はガス滞留室C内に滞留し、ガス滞留室C内にはベント
孔3と外気を遮断するガス遮断層が形成される。よっ
て、加熱筒2内の溶融樹脂Eと外気はガス遮断層により
遮断され、溶融樹脂Eの酸化(炭化)が防止される。
不活性ガス供給部6からベント孔カバー5の内部に不活
性ガスGcが供給される。これにより、不活性ガスGc
はガス滞留室C内に滞留し、ガス滞留室C内にはベント
孔3と外気を遮断するガス遮断層が形成される。よっ
て、加熱筒2内の溶融樹脂Eと外気はガス遮断層により
遮断され、溶融樹脂Eの酸化(炭化)が防止される。
【0009】この場合、溶融樹脂Eから発生するガス成
分Grはベント孔3及びガス滞留室Cを通って上昇し、
ベント孔カバー5の上部に設けたガス排気口4を介して
大気中に排出される。なお、ガス排気口4が自然排気口
4aにより構成すれば、ガス成分Grは自然対流により
自然排気口4aから外部に放出されるとともに、ガス排
気口4に強制吸引部9を接続すれば、ガス成分Grは真
空ポンプ8により吸引され、強制排気される。
分Grはベント孔3及びガス滞留室Cを通って上昇し、
ベント孔カバー5の上部に設けたガス排気口4を介して
大気中に排出される。なお、ガス排気口4が自然排気口
4aにより構成すれば、ガス成分Grは自然対流により
自然排気口4aから外部に放出されるとともに、ガス排
気口4に強制吸引部9を接続すれば、ガス成分Grは真
空ポンプ8により吸引され、強制排気される。
【0010】また、不活性ガス供給部6に供給制御部7
を設ければ、ガス成分Grの発生量が一定量以下のとき
にのみ不活性ガスGcを供給できる。即ち、ガス成分G
rの発生量が大きいときは、溶融樹脂Eに外気が触れる
虞れがないため、不活性ガスGcの供給を停止すること
により、ガス成分Grの排気を促進できるとともに、不
活性ガスGcの使用量を低減できる。
を設ければ、ガス成分Grの発生量が一定量以下のとき
にのみ不活性ガスGcを供給できる。即ち、ガス成分G
rの発生量が大きいときは、溶融樹脂Eに外気が触れる
虞れがないため、不活性ガスGcの供給を停止すること
により、ガス成分Grの排気を促進できるとともに、不
活性ガスGcの使用量を低減できる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本発明に係るベント式射出成形機1
の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
【0013】30は射出成形機1における射出装置であ
り、加熱筒2を備える。加熱筒2はスクリュ31を内蔵
するとともに、後端は射出シリンダ32の先端部に結合
する。また、加熱筒2の先端には射出ノズル33を、後
部には樹脂材料を供給するホッパ34をそれぞれ備え
る。
り、加熱筒2を備える。加熱筒2はスクリュ31を内蔵
するとともに、後端は射出シリンダ32の先端部に結合
する。また、加熱筒2の先端には射出ノズル33を、後
部には樹脂材料を供給するホッパ34をそれぞれ備え
る。
【0014】一方、加熱筒2の中間位置には上方に開口
したベント孔3を備え、このベント孔3にはベント孔カ
バー5を付設する。ベント孔カバー5は筒形に形成し、
下端をベント孔3が位置する加熱筒2の上端に取付け
る。これにより、ベント孔3の上方がベント孔カバー5
により覆われ、かつベント孔カバー5の内部とベント孔
3は連通する。また、ベント孔カバー5の上端は開口
し、かつ開閉自在な弁蓋11を付設する。なお、弁蓋1
1は必ずしも設ける必要はない。この構成により、ベン
ト孔カバー5の内部にガス滞留室Cが形成され、かつ上
端開口はガス排気口4となる。
したベント孔3を備え、このベント孔3にはベント孔カ
バー5を付設する。ベント孔カバー5は筒形に形成し、
下端をベント孔3が位置する加熱筒2の上端に取付け
る。これにより、ベント孔3の上方がベント孔カバー5
により覆われ、かつベント孔カバー5の内部とベント孔
3は連通する。また、ベント孔カバー5の上端は開口
し、かつ開閉自在な弁蓋11を付設する。なお、弁蓋1
1は必ずしも設ける必要はない。この構成により、ベン
ト孔カバー5の内部にガス滞留室Cが形成され、かつ上
端開口はガス排気口4となる。
【0015】他方、ベント孔カバー5の下部には不活性
ガス供給部6を接続する。即ち、不活性ガス供給部6は
不活性ガスGcを収容したガスタンク12を備え、ガス
タンク12はガス配管13を介してベント孔カバー5の
下部に接続するとともに、ガス配管13の中途には可変
絞り弁14を接続する。なお、不活性ガスGcとしては
CO2(炭酸ガス)等の空気よりも重く、かつ比較的安
価で環境影響の少ない不活性ガスを用いることが望まし
い。また、空気よりも軽いN2(窒素ガス)等であって
も後述する変更実施例のように上端開口を閉塞する等に
より使用可能である。一方、ベント孔カバー5にはガス
滞留室Cの内圧を検出する圧力センサ15を付設し、か
つこの圧力センサ15は制御部16に接続するととも
に、制御部16は可変絞り弁14の制御入力部に接続す
る。
ガス供給部6を接続する。即ち、不活性ガス供給部6は
不活性ガスGcを収容したガスタンク12を備え、ガス
タンク12はガス配管13を介してベント孔カバー5の
下部に接続するとともに、ガス配管13の中途には可変
絞り弁14を接続する。なお、不活性ガスGcとしては
CO2(炭酸ガス)等の空気よりも重く、かつ比較的安
価で環境影響の少ない不活性ガスを用いることが望まし
い。また、空気よりも軽いN2(窒素ガス)等であって
も後述する変更実施例のように上端開口を閉塞する等に
より使用可能である。一方、ベント孔カバー5にはガス
滞留室Cの内圧を検出する圧力センサ15を付設し、か
つこの圧力センサ15は制御部16に接続するととも
に、制御部16は可変絞り弁14の制御入力部に接続す
る。
【0016】次に、本発明に係るベント式射出成形機1
における要部の機能について、図1及び図2を参照して
説明する。
における要部の機能について、図1及び図2を参照して
説明する。
【0017】まず、成形に際しては可変絞り弁14を所
定の開度に制御し、ガスタンク12からベント孔カバー
5の内部に不活性ガスGcを供給する。これにより、比
較的重い不活性ガスGcは図2に示す実線矢印のよう
に、ガス滞留室C内に滞留し、ガス滞留室Cの内部には
ベント孔3と外気を遮断するガス遮断層が形成される。
よって、ベント孔3内の溶融樹脂Eと外気はガス遮断層
により遮断される。なお、不活性ガスGrの供給に際し
て加圧はほとんど不要であり、ガス滞留室C内に不活性
ガスGrが流入すれば足りる。
定の開度に制御し、ガスタンク12からベント孔カバー
5の内部に不活性ガスGcを供給する。これにより、比
較的重い不活性ガスGcは図2に示す実線矢印のよう
に、ガス滞留室C内に滞留し、ガス滞留室Cの内部には
ベント孔3と外気を遮断するガス遮断層が形成される。
よって、ベント孔3内の溶融樹脂Eと外気はガス遮断層
により遮断される。なお、不活性ガスGrの供給に際し
て加圧はほとんど不要であり、ガス滞留室C内に不活性
ガスGrが流入すれば足りる。
【0018】一方、溶融樹脂Eから発生するガス成分G
rは高温のため、図2に示す点線矢印のように、自然対
流によりベント孔3及びガス滞留室Cを通って上昇し、
ベント孔カバー5の上端におけるガス排気口4から大気
中に放出される。また、ガス滞留室Cの内圧は圧力セン
サ15により検出され、制御部16に付与される。制御
部16は内圧が一定値以下、即ち、ガス成分Grの発生
量が一定量以下のときのみ不活性ガスGcを供給すると
ともに、内圧が一定値を越えているとき、即ち、ガス成
分Grの発生量が大きいときは、不活性ガスGcの供給
を停止する。この場合、内圧は弁蓋11の重量等により
適宜発生させることができる。
rは高温のため、図2に示す点線矢印のように、自然対
流によりベント孔3及びガス滞留室Cを通って上昇し、
ベント孔カバー5の上端におけるガス排気口4から大気
中に放出される。また、ガス滞留室Cの内圧は圧力セン
サ15により検出され、制御部16に付与される。制御
部16は内圧が一定値以下、即ち、ガス成分Grの発生
量が一定量以下のときのみ不活性ガスGcを供給すると
ともに、内圧が一定値を越えているとき、即ち、ガス成
分Grの発生量が大きいときは、不活性ガスGcの供給
を停止する。この場合、内圧は弁蓋11の重量等により
適宜発生させることができる。
【0019】なお、圧力センサ15や制御部16は必ず
しも設ける必要はない。したがって、不活性ガスGcは
常時供給してもよい。
しも設ける必要はない。したがって、不活性ガスGcは
常時供給してもよい。
【0020】次に、本発明に係る射出成形機1の変更実
施例について、図3を参照して説明する。
施例について、図3を参照して説明する。
【0021】変更実施例に係る射出成形機1はベント孔
カバー5の上端開口を閉塞するとともに、同カバー5の
側面上部にガス排気口4を設け、このガス排気口4に強
制吸引部9を接続したものである。強制吸引部9は駆動
モータ21により作動する真空ポンプ8を備え、この真
空ポンプ8は回収タンク22を介してガス排気口4に接
続する。回収タンク22は内部にジグザグな冷却通路2
3を有するとともに、冷却通路23を通過するガス成分
Grを冷却するウォータジャケット24を有し、このウ
ォータジャケット24には冷却水を流通させる。よっ
て、真空ポンプ8を作動させることにより、ベント孔3
から発生したガス成分Grはガス排気口4から強制的に
吸引され、一部は回収タンク22により回収されるとと
もに、残りは真空ポンプ8側に吸引される。
カバー5の上端開口を閉塞するとともに、同カバー5の
側面上部にガス排気口4を設け、このガス排気口4に強
制吸引部9を接続したものである。強制吸引部9は駆動
モータ21により作動する真空ポンプ8を備え、この真
空ポンプ8は回収タンク22を介してガス排気口4に接
続する。回収タンク22は内部にジグザグな冷却通路2
3を有するとともに、冷却通路23を通過するガス成分
Grを冷却するウォータジャケット24を有し、このウ
ォータジャケット24には冷却水を流通させる。よっ
て、真空ポンプ8を作動させることにより、ベント孔3
から発生したガス成分Grはガス排気口4から強制的に
吸引され、一部は回収タンク22により回収されるとと
もに、残りは真空ポンプ8側に吸引される。
【0022】また、ガスタンク12は減圧を行う減圧弁
25、不活性ガスGrの供給量を調節する絞り弁26及
び開閉切換弁27を介して前記実施例と同様にベント孔
カバー5の下部に接続する。
25、不活性ガスGrの供給量を調節する絞り弁26及
び開閉切換弁27を介して前記実施例と同様にベント孔
カバー5の下部に接続する。
【0023】よって、変更実施例の場合は、例えば、ガ
ス成分Grの発生量が多くなる計量工程(スクリュ回転
時)において、比較的高い負圧力により強制排気を行
い、他方、ガス成分Grの発生量が少ない計量工程以外
の工程(スクリュ非回転時)において、停止又は比較的
低い負圧力により強制排気を行うことができる。この場
合、不活性ガスGcは常時供給してもよいし、計量工程
以外の工程(スクリュ非回転時)においてのみ供給して
もよい。
ス成分Grの発生量が多くなる計量工程(スクリュ回転
時)において、比較的高い負圧力により強制排気を行
い、他方、ガス成分Grの発生量が少ない計量工程以外
の工程(スクリュ非回転時)において、停止又は比較的
低い負圧力により強制排気を行うことができる。この場
合、不活性ガスGcは常時供給してもよいし、計量工程
以外の工程(スクリュ非回転時)においてのみ供給して
もよい。
【0024】以上、実施例について詳細に説明したが本
発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細
部の構成、手法等において、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で任意に変更できる。
発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細
部の構成、手法等において、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で任意に変更できる。
【0025】
【発明の効果】このように、本発明に係るベント式射出
成形機は、ベント孔の上方を覆うことにより内部にガス
滞留室を形成するとともに、上部にガス排気口を有する
ベント孔カバーと、ベント孔カバーの内部に不活性ガス
を供給する不活性ガス供給部を備えるため、溶融樹脂の
酸化或いは炭化による変色や劣化を確実に防止し、成形
品質を飛躍的に向上させることができるという顕著な効
果を奏する。
成形機は、ベント孔の上方を覆うことにより内部にガス
滞留室を形成するとともに、上部にガス排気口を有する
ベント孔カバーと、ベント孔カバーの内部に不活性ガス
を供給する不活性ガス供給部を備えるため、溶融樹脂の
酸化或いは炭化による変色や劣化を確実に防止し、成形
品質を飛躍的に向上させることができるという顕著な効
果を奏する。
【図1】本発明に係るベント式射出成形機の要部構成
図、
図、
【図2】図1中A−A線断面図、
【図3】本発明の変更実施例に係るベント式射出成形機
の要部構成図、
の要部構成図、
【符号の説明】 1 ベント式射出成形機 2 加熱筒 3 ベント孔 4 ガス排気口 4a 自然排気口 5 ベント孔カバー 6 不活性ガス供給部 7 供給制御部 8 真空ポンプ 9 強制吸引部 E 溶融樹脂 C ガス滞留室 Gr ガス成分 Gc 不活性ガス
Claims (4)
- 【請求項1】 加熱筒に溶融樹脂から発生するガス成分
を排気するベント孔を備えるベント式射出成形機におい
て、ベント孔の上方を覆うことにより内部にガス滞留室
を形成するとともに、上部にガス排気口を有するベント
孔カバーと、ベント孔カバーの内部に不活性ガスを供給
する不活性ガス供給部を備えることを特徴とするベント
式射出成形機。 - 【請求項2】 ガス排気口は大気に直接連通する自然排
気口であることを特徴とする請求項1記載のベント式射
出成形機。 - 【請求項3】 ガス排気口には真空ポンプにより吸引し
て強制排気を行う強制吸引部を接続することを特徴とす
る請求項1記載のベント式射出成形機。 - 【請求項4】 不活性ガス供給部はガス成分の発生量が
一定量以下のときに、不活性ガスを供給する供給制御部
を備えることを特徴とする請求項1記載のベント式射出
成形機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4090342A JP2548659B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ベント式射出成形機 |
US08/119,391 US5385462A (en) | 1992-03-16 | 1993-09-13 | Vent-type injection molding machine |
DE4331572A DE4331572C2 (de) | 1992-03-16 | 1993-09-16 | Entgasungs-Plastifiziereinheit für eine Spritzgießmaschine |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4090342A JP2548659B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ベント式射出成形機 |
US08/119,391 US5385462A (en) | 1992-03-16 | 1993-09-13 | Vent-type injection molding machine |
DE4331572A DE4331572C2 (de) | 1992-03-16 | 1993-09-16 | Entgasungs-Plastifiziereinheit für eine Spritzgießmaschine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261783A true JPH05261783A (ja) | 1993-10-12 |
JP2548659B2 JP2548659B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=27205568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4090342A Expired - Lifetime JP2548659B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ベント式射出成形機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5385462A (ja) |
JP (1) | JP2548659B2 (ja) |
DE (1) | DE4331572C2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5560708A (en) * | 1994-02-16 | 1996-10-01 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Vent apparatus for an injection molding machine |
US6187229B1 (en) | 1995-11-10 | 2001-02-13 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Process for injection molding information recording disks |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5534204A (en) * | 1993-08-24 | 1996-07-09 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Method of injection molding polyethylene terephthalate |
US5634953A (en) * | 1995-04-20 | 1997-06-03 | Cincinnati Milacron Inc. | Extruder venting system with vacuum shuttle valve |
JP3700203B2 (ja) * | 1995-06-13 | 2005-09-28 | 株式会社青木固研究所 | ベント装置における揮発分の除去方法 |
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