JP2668328B2 - 射出成形機のベント装置 - Google Patents

射出成形機のベント装置

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JP2668328B2 JP6043247A JP4324794A JP2668328B2 JP 2668328 B2 JP2668328 B2 JP 2668328B2 JP 6043247 A JP6043247 A JP 6043247A JP 4324794 A JP4324794 A JP 4324794A JP 2668328 B2 JP2668328 B2 JP 2668328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱筒に溶融樹脂から発
生するガス成分を排出するベント孔を備える射出成形機
のベント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加熱筒の中間部にベント装置を
設けてなるベント式射出成形機は知られている。ベント
装置は加熱筒の内部から外部に貫通するベント孔を備
え、加熱筒内で可塑化した溶融樹脂から発生するガス成
分を、ベント孔を通して外部に排出する機能を有する。
【0003】ところで、この種の射出成形機では加熱筒
の内外部がベント孔により連通し、原理的に加熱筒内の
溶融樹脂が外気に触れやすい構造を有するため、ポリア
ミド樹脂、ABS樹脂等の樹脂の種類によっては、加熱
筒内の溶融樹脂がベント孔を通過する際に外気に触れる
ことにより、溶融樹脂の表面が酸化したり炭化し、本来
白色の樹脂が黄色味や茶色味を帯びるなど、成形品質を
著しく低下させる問題があった。
【0004】そこで、本出願人はかかる問題を解決する
ため、ベント孔の上方を覆うことにより内部にガス滞留
室を形成し、かつ上部にガス排気口を有するベント孔カ
バーを設けるとともに、このベント孔カバーの内部に不
活性ガスを供給し、これにより、ガス滞留室にベント孔
と外気を遮断するガス遮断層を形成して、溶融樹脂の酸
化或いは炭化による変色や劣化を防止するようにしたベ
ント式射出成形機を既に提案した(特開平5−2617
83号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のベント式射出成形機は次のような改善すべき課題が存
在した。
【0006】第一に、自然環境に配慮した場合、不活性
ガスは自然体系に影響する虞れがあることから積極的に
用いるのは好ましいものではない。
【0007】第二に、通常、不活性ガスとしてN2(窒
素ガス)やCO2(炭酸ガス)等を利用するため、不活
性ガスを供給する設備等に対して高いコストを必要とす
る。また、不活性ガスの存在を容易に検出できないた
め、不活性ガス検出装置等に対しても高いコストを必要
とする。
【0008】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、自然体系への影響を無く
し、しかも、大幅なコスト低減を図れるとともに、溶融
樹脂の酸化或いは炭化を防止するという基本的効果を確
実に享受できる射出成形機のベント装置の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
のベント装置1は、加熱筒2に溶融樹脂Rから発生する
ガス成分Gを排出するベント孔3を備えるとともに、こ
のベント孔3の外側を覆い、かつ内部にベント孔3に連
通する遮蔽用水蒸気滞留室Cを有するベント孔遮蔽部4
と、遮蔽用水蒸気滞留室Cに水蒸気Sを供給する水蒸気
供給部5と、遮蔽用水蒸気滞留室C内の水蒸気S及びガ
ス成分Gを外部に排出する排出口部6を備えてなること
を特徴とする。
【0010】この場合、水蒸気供給部5は、遮蔽用水蒸
気滞留室Cの内部に設けた水受部11と、水受部11に
水Wを供給する給水部12と、水受部11を加熱する加
熱部13aにより構成できる。なお、加熱部13aは加
熱筒2を加熱するヒータが兼用できる。また、水蒸気供
給部5は、遮蔽用水蒸気滞留室Cに水蒸気Sを供給する
外部水蒸気発生部14a、14bを利用することもでき
る。他方、水蒸気Sの有無を検出する水蒸気検出部15
を備え、この水蒸気検出部15は水受部11における水
Wの有無を検出する水センサ16を用いることができ
る。さらにまた、排出口部6は大気に直接連通する自然
排出口6aにより構成できるとともに、吸気ポンプ17
により吸引して強制排気を行う強制吸引部18を接続す
ることもできる。
【0011】
【作用】本発明に係る射出成形機のベント装置1によれ
ば、水蒸気供給部5からは水蒸気Sが遮蔽用水蒸気滞留
室Cに供給される。この場合、水蒸気供給部5を、遮蔽
用水蒸気滞留室Cの内部に設けた水受部11と、水受部
11に水Wを供給する給水部12と、水受部11を加熱
する加熱部13aにより構成すれば、給水部12から水
受部11に水Wが供給され、加熱部13aにより加熱さ
れた水受部11から水蒸気Sが発生する。この結果、水
蒸気Sはベント孔3に連通するベント孔遮蔽部4の内部
に設けた遮蔽用水蒸気滞留室Cに充満し、遮蔽用水蒸気
滞留室C内にはベント孔3と外気を遮断する遮断層が形
成される。なお、外部水蒸気発生部14a、14bによ
り水蒸気Sを発生させ、発生した水蒸気Sを遮蔽用水蒸
気滞留室Cに供給しても、同様の遮断層が形成される。
【0012】よって、加熱筒2内の溶融樹脂Rと外気は
遮断層により遮蔽され、溶融樹脂Rの酸化(炭化)が防
止される。この場合、遮蔽用水蒸気滞留室C内の水蒸気
Sはベント孔3を通して溶融樹脂Rに接触するため、遮
蔽用水蒸気滞留室C内の温度が高過ぎる場合には、水蒸
気Sの水分子が分解して溶融樹脂Rの酸化を招く虞れが
ある。したがって、遮蔽用水蒸気滞留室C内の温度は水
分子の分解を招かない温度に設定する。通常、加熱筒2
の温度は350℃程度のため、加熱筒2からの伝導熱を
利用する場合には問題を生じないが、別途の水蒸気発生
用ヒータを用いる場合には加熱筒2の温度よりも低い温
度条件に設定することが望ましい。これにより、水蒸気
Sは水分子のまま存在し、見掛上、不活性ガスと同様の
効果が得られる。
【0013】一方、遮蔽用水蒸気滞留室C内には溶融樹
脂Rからのガス成分G及び水蒸気供給部5からの水蒸気
Sが逐次供給されるため、遮蔽用水蒸気滞留室C内のガ
ス成分G及び水蒸気Sはベント孔遮蔽部4に設けた排出
口部6を通して逐次大気中に排出される。この際、排出
口部6を自然排出口6aにより構成すれば、ガス成分G
及び水蒸気Sは自然排出口6aから自然対流により外部
に放出されるとともに、水蒸気排出口6に強制吸引部1
8を接続すれば、ガス成分G及び水蒸気Sは吸気ポンプ
17により吸引され、強制排気される。
【0014】他方、水受部11における水Wを、水セン
サ16により検出可能な水蒸気検出部15を設ければ、
水蒸気Sの有無を間接的に監視できる。このため、例え
ば、必要時には水蒸気Sを確実に供給できるとともに、
他方、水蒸気Sの存在しない異常状態を検出できる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0016】まず、本発明の基本実施例に係るベント装
置1の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
【0017】Mは射出成形機における射出装置であり、
加熱用のバンドヒータ31…を外周に付設した加熱筒2
を備える。加熱筒2はスクリュ32を内蔵するととも
に、後端を射出シリンダ(不図示)の先端部33に結合
する。また、加熱筒2の先端には射出ノズル34を備え
るとともに、後部には樹脂材料を供給するホッパ35を
備える。
【0018】一方、加熱筒2の上面部中間位置には上方
に開口したベント孔3を備え、このベント孔3の外側に
はベント孔遮蔽部4を付設する。ベント孔遮蔽部4は筒
形に形成し、下端面をベント孔3の位置する加熱筒2の
上面部に取付ける。これにより、ベント孔3の上方がベ
ント孔遮蔽部4に覆われ、かつベント孔遮蔽部4の内部
とベント孔3は連通する。また、ベント孔遮蔽部4にお
ける側面4sの上寄りには自然排出口6aとなる排出口
部6を設けるとともに、ベント孔遮蔽部4の上端は開口
し、開閉自在な蓋21を付設する。これにより、ベント
孔遮蔽部4の内部に遮蔽用水蒸気滞留室Cが形成され
る。
【0019】他方、遮蔽用水蒸気滞留室Cに水蒸気Sを
供給する水蒸気供給部5を設ける。水蒸気供給部5は遮
蔽用水蒸気滞留室Cの内部に設けた水受部11を備える
とともに、この水受部11に水Wを供給する給水部12
を備える。この場合、水受部11はベント孔遮蔽部4の
内面に一体に設けることにより、上端を開口し、かつ内
部に水Wを溜めることができる形状に形成する。なお、
水受部11は深く形成することにより、遮蔽用水蒸気滞
留室C内に水滴が飛散するのを防止できる。また、給水
部12はベント孔遮蔽部4の外部上方に設けた貯水タン
ク22と、この貯水タンク22からベント孔遮蔽部4の
側面4sを通って水受部11に水Wを供給する給水管2
3と、この給水管23の中途に設けた給水量を制御可能
な制御バルブ24を備えるとともに、水受部11の底面
に設けた、例えば、離間した一対の検出電極により構成
できる水センサ16と、この水センサ16の検出結果を
入力して制御バルブ24を制御する制御部25を備え
る。なお、加熱筒2に付設したバンドヒータ31は水受
部11を加熱する加熱部13aを兼用する。この場合、
加熱筒2の長手方向中間部は通常350℃前後に加熱さ
れているため、加熱筒2に直接付設する水蒸気供給部5
の水受部11は、その底面が加熱筒2からの熱伝導によ
り十分に加熱される。したがって、この場合には別途の
加熱部が不要となる。
【0020】次に、基本実施例に係るベント装置1の要
部機能について、図1〜図3を参照して説明する。
【0021】まず、成形に際しては制御バルブ24を所
定の開度に制御し、貯水タンク22から水受部11に水
Wを供給する。水受部11は加熱筒2からの熱伝導によ
り350℃前後に加熱されるため、水受部11に収容さ
れた水Wは水蒸気Sとなり、遮蔽用水蒸気滞留室Cの内
部に充満する。この結果、ベント孔3を覆うベント孔遮
蔽部4の内部における遮蔽用水蒸気滞留室C内にはベン
ト孔3と外気を遮断する遮断層が形成される。よって、
加熱筒2内の溶融樹脂Rと外気は遮断層により遮断さ
れ、溶融樹脂Rの酸化(炭化)が防止される。
【0022】この場合、遮蔽用水蒸気滞留室C内には溶
融樹脂Rから発生するガス成分G及び水蒸気供給部5か
ら供給される水蒸気Sが充満するとともに、ガス成分G
及び水蒸気供給部5は高温のため、図2に示す点線矢印
のように、自然対流によりベント孔遮蔽部4の上寄りに
設けた自然排出口6aから大気中に排出される。また、
ガス成分Gが多量に発生し、遮蔽用水蒸気滞留室C内の
圧力が高まった場合には、ベント孔遮蔽部4の上端に設
けた蓋21が開いて大気中に放出される。
【0023】一方、水受部11における水Wの存在を水
センサ16により検出すれば、水蒸気Sの有無を間接的
に監視することができ、例えば、必要時に遮蔽用水蒸気
滞留室C内に水蒸気Sを確実に充満させ得るとともに、
水蒸気Sの存在しない異常状態を検出できる。したがっ
て、上記したように溶融樹脂Rからガス成分Gが多量に
発生したときは溶融樹脂Rに外気が触れる虞れがないた
め、水蒸気Sの供給を停止させ、ガス成分Gの排出を促
進させることもできる。この場合、遮蔽用水蒸気滞留室
C内の圧力を圧力センサにより検出し、圧力が高い場合
にはガス成分が多量に発生しているものと判断して水蒸
気Sの供給を停止させることが可能である。なお、水蒸
気Sの発生量(平衡状態)は雰囲気、温度、圧力により
変化し、例えば、発生量は、ある温度において水蒸気滞
留室C内の圧力が低下すれば増加するとともに、圧力が
高くなれば、自然に減少する。このため、水センサ16
により水受部11の水Wが無くならないように監視すれ
ば、水蒸気滞留室C内の圧力はほぼ一定に保たれる。
【0024】次に、本発明の変更実施例に係るベント装
置1について、図4〜図6を参照して説明する。
【0025】図4は第一変更実施例を示す。第一変更実
施例はベント孔3が加熱筒2の下面部中間位置に設けら
れたベント装置1に適用した場合を示し、加熱筒2には
前記基本実施例と同様にベント孔3を覆うベント孔遮蔽
部4を付設する。また、排出口部6はベント孔遮蔽部4
の下面に設ける。この場合、排出口部6は基本実施例と
同様に自然排出口6aとしてもよいし、強制吸引部18
を付設することにより、吸気ポンプ17を用いて自然排
出口6aから遮蔽用水蒸気滞留室C内のガス成分G及び
水蒸気Sを強制排気してもよい。なお、ベント孔遮蔽部
4は加熱筒2の下面部に設けられるため、水受部11に
対する加熱筒2からの伝導熱が不足することも考えられ
るが、加熱筒2の温度は350℃程度のため、水受部1
1は水蒸気を発生するに十分な温度に加熱される。しか
し、伝導熱が不足する場合には、ベント孔遮蔽部4の外
周に仮想線で示す加熱用ヒータ(加熱部13b)を付設
することもできる。その他の構成は前記基本実施例と同
様に構成できる。このため、図4における図1及び図2
と同一部分には同一符号を付し、その構成を明確にし
た。
【0026】また、図5は第二変更実施例を示す。第二
変更実施例はベント孔遮蔽部4の外部に外部水蒸気発生
部14aを設けた場合を示す。外部水蒸気発生部14a
は制御バルブ24とベント孔遮蔽部4間における給水管
23の中途に水受部26を設けるとともに、この水受部
26に加熱用ヒータを用いた加熱部13cを付設して構
成する。これにより、水受部26によって水蒸気Sが発
生し、発生した水蒸気Sは遮蔽用水蒸気滞留室Cの中に
供給される。その他の構成は前記基本実施例及び第一変
更実施例と同様に構成できる。このため、図5における
図1、図2及び図4と同一部分には同一符号を付し、そ
の構成を明確にした。
【0027】さらにまた、図6は第三変更実施例を示
す。第三変更実施例はベント孔遮蔽部4の外部に第二変
更実施例とは異なる外部水蒸気発生部14bを設けた場
合を示す。外部水蒸気発生部14bはベント孔遮蔽部4
に対して独立して構成し、内部で発生させた水蒸気Sを
水蒸気発生口27から放出する機能を有する。したがっ
て、水蒸気発生口27をベント孔遮蔽部4の下面に設け
た開口部28に挿入すれば、外部水蒸気発生部14bか
ら発生した水蒸気Sを、ベント孔遮蔽部4の内部である
遮蔽用水蒸気滞留室Cに供給することができる。この場
合、外部水蒸気発生部14bは加湿器を利用することも
できる。その他の構成は前記基本実施例及び第二変更実
施例と同様に構成できる。このため、図6における図
1、図2及び図5と同一部分には同一符号を付し、その
構成を明確にした。
【0028】なお、外部水蒸気発生部14a、14bを
用いた場合、圧力センサにより水蒸気滞留室C内の圧力
を検出し、水蒸気Sの発生量を調節することができる。
【0029】以上、実施例について詳細に説明したが本
発明はこのような実施例に限定されるものではない。例
えば、実施例は水を収容する水受部を設けた場合を示し
たが、ベント孔遮蔽部の底面に直接水滴を落下させても
よい。また、水受部に水の上限レベルを検出する液面セ
ンサを設け、水受部に過度の水が供給されないように制
御してもよい。その他、細部の構成、手法等において、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
ベント装置は、ベント孔の外側を覆い、かつ内部にベン
ト孔に連通する遮蔽用水蒸気滞留室を有するベント孔遮
蔽部と、遮蔽用水蒸気滞留室に水蒸気を供給する水蒸気
供給部と、遮蔽用水蒸気滞留室内の水蒸気及びガス成分
を外部に排出する排出口部を備えてなるため、次のよう
な顕著な効果を奏する。
【0031】 水蒸気を利用するため、自然体系(自
然環境)への影響を防止できるとともに、溶融樹脂の酸
化或いは炭化を防止するという基本的効果を確実に享受
できる。
【0032】 水蒸気を利用するため、コストの高い
不活性ガスが不要になるとともに、水蒸気の供給制御を
行うための水蒸気の検出を、例えば、水の検出等により
極めて容易に検出できるため、大幅なコスト低減を実現
できる。
【0033】 水蒸気供給部を、遮蔽用水蒸気滞留室
の内部に設けた水受部と、水受部に水を供給する給水部
と、水受部を加熱する加熱部を備えて構成すれば、加熱
部に加熱筒を加熱するヒータを兼用させることができる
ため、より低コスト化を図れるとともに、水蒸気供給部
に、遮蔽用水蒸気滞留室に水蒸気を供給する外部水蒸気
発生部を用いれば、汎用性及び使い勝手を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベント装置を含む射出成形機にお
ける射出装置の縦断側面図、
【図2】図1に示すベント装置の拡大縦断側面図、
【図3】図2中A−A線断面図、
【図4】本発明の第一変更実施例に係るベント装置の縦
断側面図、
【図5】本発明の第二変更実施例に係るベント装置の縦
断側面図、
【図6】本発明の第三変更実施例に係るベント装置の縦
断側面図、
【符号の説明】 1 ベント装置 2 加熱筒 3 ベント孔 4 ベント孔遮蔽部 5 水蒸気供給部 6 排出口部 6a 自然排出口 11 水受部 12 給水部 13a 加熱部 14a 外部水蒸気発生部 14b 外部水蒸気発生部 15 水蒸気検出部 16 水センサ 17 吸気ポンプ 18 強制吸引部 R 溶融樹脂 G ガス成分 C 遮蔽用水蒸気滞留室 S 水蒸気 W 水

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱筒に溶融樹脂から発生するガス成分
    を排出するベント孔を備える射出成形機のベント装置に
    おいて、ベント孔の外側を覆い、かつ内部にベント孔に
    連通する遮蔽用水蒸気滞留室を有するベント孔遮蔽部
    と、遮蔽用水蒸気滞留室に水蒸気を供給する水蒸気供給
    部と、遮蔽用水蒸気滞留室内の水蒸気及びガス成分を外
    部に排出する排出口部を備えてなることを特徴とする射
    出成形機のベント装置。
  2. 【請求項2】 水蒸気供給部は、遮蔽用水蒸気滞留室の
    内部に設けた水受部と、水受部に水を供給する給水部
    と、水受部を加熱する加熱部を備えることを特徴とする
    請求項1記載の射出成形機のベント装置。
  3. 【請求項3】 加熱部は加熱筒を加熱するヒータが兼用
    することを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形機
    のベント装置。
  4. 【請求項4】 水蒸気の有無を検出する水蒸気検出部を
    備えることを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形
    機のベント装置。
  5. 【請求項5】 水蒸気検出部は水受部の水の有無を検出
    する水センサを用いることを特徴とする請求項4記載の
    射出成形機のベント装置。
  6. 【請求項6】 水蒸気供給部は遮蔽用水蒸気滞留室に水
    蒸気を供給する外部水蒸気発生部を利用することを特徴
    とする請求項1記載の射出成形機のベント装置。
  7. 【請求項7】 排出口部は大気に直接連通する自然排出
    口であることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の
    ベント装置。
  8. 【請求項8】 排出口部には吸気ポンプにより吸引して
    強制排気を行う強制吸引部を接続することを特徴とする
    請求項1記載の射出成形機のベント装置。
JP6043247A 1994-02-16 1994-02-16 射出成形機のベント装置 Expired - Lifetime JP2668328B2 (ja)

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JP6043247A JP2668328B2 (ja) 1994-02-16 1994-02-16 射出成形機のベント装置
IT95RM000087A IT1278018B1 (it) 1994-02-16 1995-02-15 Dispositivo di sfogo per una macchina di stampaggio a iniezione.
US08/389,392 US5560708A (en) 1994-02-16 1995-02-16 Vent apparatus for an injection molding machine
DE19505299A DE19505299C2 (de) 1994-02-16 1995-02-16 Entlüftungsvorrichtung für eine Spritzgießmaschine

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JP6043247A JP2668328B2 (ja) 1994-02-16 1994-02-16 射出成形機のベント装置

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