JPH0655253A - 低圧鋳造用保持炉の脱ガス方法 - Google Patents

低圧鋳造用保持炉の脱ガス方法

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JPH0655253A
JPH0655253A JP23270392A JP23270392A JPH0655253A JP H0655253 A JPH0655253 A JP H0655253A JP 23270392 A JP23270392 A JP 23270392A JP 23270392 A JP23270392 A JP 23270392A JP H0655253 A JPH0655253 A JP H0655253A
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JP
Japan
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molten metal
holding furnace
degassing
gas
low pressure
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Masaru Kurebayashi
勝 紅林
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Asahi Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 保持炉の上方に鋳型を設置し、前記保持炉内
の湯を低圧にて前記鋳型に充填する低圧鋳造装置にあっ
て、前記保持炉内の溶湯を攪拌しながら脱ガス用ガスを
吹き込みこの溶湯の脱ガスを行う低圧鋳造用保持炉の脱
ガス方法において、前記脱ガス用ガスの供給を攪拌最適
状態において、溶湯補給後、10分以上行う低圧鋳造用保
持炉の脱ガス方法である。 【効果】 保持炉内の溶湯の脱ガスを充分に行うことが
できるため、低圧鋳造方法において、良好な鋳造品を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は保持炉の脱ガス方法に
関し、低圧鋳造に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、低圧鋳造方法にあっては、保持炉
内の溶湯の脱ガスを積極的に行う方法は存在しなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低圧鋳
造方法にあっても、保持炉内の溶湯の脱ガスを行わなけ
れば、良好な鋳造品が得られにくいという不都合を有し
た。
【0004】この発明の課題は、かかる不都合を解消す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明の低圧鋳造用保持炉の脱ガス方法において
は、前記保持炉内の溶湯を攪拌しながら脱ガス用ガスを
吹き込みこの溶湯の脱ガスを行う低圧鋳造用保持炉の脱
ガス方法において、
【0006】前記脱ガス用ガスの供給を攪拌最適状態に
おいて、溶湯補給後、10分以上行うようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】この発明に係る低圧鋳造用保持炉の脱ガス方法
は上記のように構成されているため、保持炉内の溶湯の
脱ガスを充分に行うことができる。
【0008】
【実施例】図1および図2において、1は台車、2はこ
の台車1に載置された低圧鋳造用保持炉である。この保
持炉2は本体21と蓋体22とから構成されている。なお、
11,11 は台車の車輪、12はこの車輪11を駆動させるため
の減速機付モータである。
【0009】第一に、保持炉本体21において、23は仕切
壁であり、本体21の底面に立設されている。この仕切壁
23は保持炉2内を溶湯保持室Fと脱ガス処理室Gとに仕
切っている。なお、脱ガス処理室Gは図3に示すように
後記溶湯供給口6側が漸次底浅に成っている。図3にお
いて、231 は上部空間であり、前記仕切壁23の先端縁と
保持炉本体21の天井面との間に形成されている。このた
め、溶湯保持室F内の熱量が気体を介して脱ガス処理室
Gに伝わりやすいものである。また、図3に示すよう
に、この仕切壁23には一対の透孔232,233 が形成され、
後記インペラ73の回転に伴う溶湯Mの還流を可能にして
いる。なお、24はガイド壁であり(図4参照のこと)、
前記保持炉本体21の底面に立設された状態で前記仕切壁
23と一体成形されている。このガイド壁24は溶湯保持室
Fに延び、溶湯Mの還流の範囲を延ばしている。
【0010】溶湯保持室Fにおいて、25は掃除用窓であ
り、保持炉本体21の左側壁部に形成されている。この掃
除用窓25は扉251 を有する。3は空気供給管であり、前
記保持炉本体21に設置されている。この空気供給管3は
保持炉2内の内圧を増加させるために空気を供給するた
めのものである。なお、31は保持炉本体21に設置された
開閉弁、4,4,…は同ヒーターである。また、5,5
は保持炉用蓋22に設置されたストークス、8はこのスト
ークス5,5の先端に設置された鋳型である。このスト
ークス5,5を介して、保持炉2内の溶湯Mは前記鋳型
8に供給される。
【0011】次に、脱ガス処理室Gにおいて、6は溶湯
供給口であり、前記保持炉本体21の右側壁部に設置され
ている。この溶湯供給口6を介して保持炉2内に溶湯M
が供給される。61はスライド蓋であり、前記溶湯供給口
6の開口部を覆っている。このスライド蓋61はピストン
シリンダ機構611 によって開閉する(図2参照のこ
と)。なお、図2において、26は管理用窓であり、前記
保持炉本体21の右側壁部に設置されている。この管理用
窓26を介して、作業者は溶湯Mの状態を管理する。261
は扉であり、前記管理用窓26を開閉する。262 は小窓で
あり、前記扉261 に形成されている。この小窓262 には
耐熱透明部材263 が嵌着されており(図6参照のこ
と)、前記扉261 を閉止した状態でも保持炉2内の管理
を可能にしている。
【0012】また、脱ガス処理室Gにおいて、7は脱ガ
ス用ガス(アルゴン、塩素、窒素等)供給装置であり、
前記保持炉本体21の天井部に設置されている。71はこの
脱ガス用ガス供給装置7の回転軸であり、モータ72によ
って回転する(図5参照のこと)。この回転軸71は軸孔
を有し、この軸孔から脱ガス用ガスを溶湯M中に供給す
る。73はインペラであり、前記回転軸71の先端に設置さ
れている。このインペラ73の回転によって脱ガス用ガス
は溶湯M中に均一に供給される。なお、このインペラ73
の最適状態は、300回転/分で3〜6リットル/分の
脱ガス用ガスを供給する場合である。インペラ73の回転
が速過ぎると溶湯の表面が乱流を起こして酸化しやす
く、一方、遅過ぎると脱ガスに時間がかかるものであ
る。
【0013】なお、図5において、751 は脱ガス用ガス
供給路であり、前記回転軸71の軸孔に連通している。75
2 は脱ガス用ガスバイパス路であり、前記脱ガス用ガス
供給路751 を前記保持路2内に連通している。753 はこ
の脱ガス用ガスバイパス路752 を開閉する電磁弁であ
る。なお、この電磁弁753 は通常において閉止してい
る。また、754 は供給圧制御手段であり、前記脱ガス用
ガス供給路751 に設置されている。この供給圧制御手段
754 の作動によって前記保持炉2に供給される脱ガス用
ガスの供給圧が増減される。755 は内圧感知センサであ
り、前記保持炉2に設置されている。この内圧感知セン
サ755 によって得られた情報はコントロール部Cに伝え
られる。また、765 が供給圧感知センサであり、脱ガス
用ガス供給路751 に設置されている。この供給圧感知セ
ンサ765 によって得られた情報はコントロール部Cに伝
えられる。そして、このコントロール部Cはこれらの情
報を演算処理した後、脱ガス用ガス供給圧と保持炉内圧
との差が略一定になるように前記供給圧制御手段754 を
コントロールしながら、インペラ73の最適状態で、溶湯
補給後、10分以上脱ガス用ガスを供給する。なお、鋳
込み重量(一回分の)と保持炉の表面積から回転軸71の
下端にかかる溶湯圧を演算し、この溶湯圧と前記保持炉
内圧との和と前記脱ガス用ガス供給圧との差が略一定に
なるように前記供給圧制御手段754 をコントロールすれ
ば、供給する脱ガス用ガス量を更に精度よく均一に維持
することができる。また、756 は逆流感知センサであ
り、前記回転軸71の軸孔の頂部に設置されている。この
逆流感知センサ756 が溶湯Mの逆流の兆候(所定の位置
までの逆流)を感知した場合、その情報はコントロール
部Cに伝えられる。そして、このコントロール部Cはこ
の情報を演算処理した後、前記電磁弁753 を開放すると
ともにモータ72の駆動を停止させる。前記電磁弁753 が
開放すると保持路内圧が脱ガス用ガス供給圧と平衡にな
るため溶湯Mの逆流は防止される。
【0014】
【発明の効果】この発明の低圧鋳造用保持炉の脱ガス方
法は、保持炉の上方に鋳型を設置し、前記保持炉内の溶
湯を低圧にて前記鋳型に充填する低圧鋳造装置にあっ
て、前記保持炉内の溶湯を攪拌しながら脱ガス用ガスを
吹き込みこの溶湯の脱ガスを行う低圧鋳造用保持炉の脱
ガス方法において、
【0015】前記脱ガス用ガスの供給を攪拌最適状態に
おいて、溶湯補給後、10分以上行うようにしたため、保
持炉内の溶湯の脱ガスを充分に行うことができる。
【0016】よって、この脱ガス方法を使用すれば、低
圧鋳造方法において、良好な鋳造品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の脱ガス装置の断面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図2におけるIII ーIII 線拡大断面図である。
【図4】図3におけるIVーIV線断面図である。
【図5】図2におけるV ーV 線断面図である。
【符号の説明】
2 … 保持炉 8 … 鋳型 M … 溶湯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持炉の上方に鋳型を設置し、前記保持
    炉内の湯を低圧にて前記鋳型に充填する低圧鋳造装置に
    あって、 前記保持炉内の溶湯を攪拌しながら脱ガス用ガスを吹き
    込みこの溶湯の脱ガスを行う低圧鋳造用保持炉の脱ガス
    方法において、 前記脱ガス用ガスの供給を攪拌最適状態において、溶湯
    補給後、10分以上行うことを特徴とする低圧鋳造用保持
    炉の脱ガス方法。
JP23270392A 1992-08-08 1992-08-08 低圧鋳造用保持炉の脱ガス方法 Expired - Fee Related JP3170652B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987005482A1 (en) * 1986-03-18 1987-09-24 Yokogawa Medical Systems, Ltd. Nmr imaging method
WO2008087865A1 (ja) * 2007-01-19 2008-07-24 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. 脱ガス装置
GB2628800A (en) * 2023-04-04 2024-10-09 Ahmed Muneer Direct degasser for LPDC machine furnace

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WO1987005482A1 (en) * 1986-03-18 1987-09-24 Yokogawa Medical Systems, Ltd. Nmr imaging method
WO2008087865A1 (ja) * 2007-01-19 2008-07-24 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. 脱ガス装置
GB2628800A (en) * 2023-04-04 2024-10-09 Ahmed Muneer Direct degasser for LPDC machine furnace

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