JPH05261670A - 切削工具 - Google Patents
切削工具Info
- Publication number
- JPH05261670A JPH05261670A JP9162192A JP9162192A JPH05261670A JP H05261670 A JPH05261670 A JP H05261670A JP 9162192 A JP9162192 A JP 9162192A JP 9162192 A JP9162192 A JP 9162192A JP H05261670 A JPH05261670 A JP H05261670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abrasive grain
- grain layer
- cutting
- cutting tool
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/12—Saw-blades or saw-discs specially adapted for working stone
- B28D1/121—Circular saw blades
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】切削加工能力が高く、しかも仕上がりが良好
で、チッピングやクラックの防止にも有効な切削工具を
提供する。 【構成】刃先は、少なくとも2つの砥粒層1、2を積層
し接合して構成されている。第1の砥粒層1は砥粒径が
第2砥粒層2の砥粒径よりも大きくなっている。第2の
砥粒層2は先端が第1の砥粒層1の先端部よりも後退し
ている。
で、チッピングやクラックの防止にも有効な切削工具を
提供する。 【構成】刃先は、少なくとも2つの砥粒層1、2を積層
し接合して構成されている。第1の砥粒層1は砥粒径が
第2砥粒層2の砥粒径よりも大きくなっている。第2の
砥粒層2は先端が第1の砥粒層1の先端部よりも後退し
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックなどで代表
される硬質脆性材料の加工に用いられる切削工具に関す
る。
される硬質脆性材料の加工に用いられる切削工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気ヘッド用スライダなどの硬
質脆性材料を加工するための切削工具としては、従来よ
り、ダイヤモンドブレード、ワイヤソーなどの切削工具
が用いられている。従来のこの種の切削工具は、刃先が
ダイヤモンド粒等によって構成される砥粒径が全体にわ
たって均一であり、加工目的に応じて、適した砥粒径を
持つ切削工具を選択して使用する。例えば、切断加工能
力を重視する用途では、砥粒径の大きなものが選択さ
れ、切断加工能力よりも、仕上がりの良さ、チッピング
やクラックの防止等を重視する用途では、砥粒径の小さ
いものが選択使用される。
質脆性材料を加工するための切削工具としては、従来よ
り、ダイヤモンドブレード、ワイヤソーなどの切削工具
が用いられている。従来のこの種の切削工具は、刃先が
ダイヤモンド粒等によって構成される砥粒径が全体にわ
たって均一であり、加工目的に応じて、適した砥粒径を
持つ切削工具を選択して使用する。例えば、切断加工能
力を重視する用途では、砥粒径の大きなものが選択さ
れ、切断加工能力よりも、仕上がりの良さ、チッピング
やクラックの防止等を重視する用途では、砥粒径の小さ
いものが選択使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
この種の切削工具は、砥粒径が全体にわたって均一であ
るため、例えば切断加工能力を重視する用途では、砥粒
径の大きなものを使用し、切断加工能力よりも、仕上が
りの良さ、チッピング防止等を重視する用途では、砥粒
径の小さいものを選択使用しなければならないという煩
わしさがあり、これが作業能率を低下させる一因となっ
ていた。実際の工程では、2種類の研粒の中間の粒径を
使用することにより、工程を増やすことなく、作業を行
なっているが、どちらの目的に対しても不完全であっ
た。
この種の切削工具は、砥粒径が全体にわたって均一であ
るため、例えば切断加工能力を重視する用途では、砥粒
径の大きなものを使用し、切断加工能力よりも、仕上が
りの良さ、チッピング防止等を重視する用途では、砥粒
径の小さいものを選択使用しなければならないという煩
わしさがあり、これが作業能率を低下させる一因となっ
ていた。実際の工程では、2種類の研粒の中間の粒径を
使用することにより、工程を増やすことなく、作業を行
なっているが、どちらの目的に対しても不完全であっ
た。
【0004】そこで、本発明は上述する従来の問題点を
解決し、切断加工能力が高く、しかも仕上がりが良好
で、チッピングやクラックの防止にも有効な切削工具を
提供することである。
解決し、切断加工能力が高く、しかも仕上がりが良好
で、チッピングやクラックの防止にも有効な切削工具を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、少なくとも刃先が砥粒結合体でなる切削
工具であって、前記刃先は、少なくとも2つの砥粒層を
積層し接合して構成されており、第1の砥粒層は基体部
分を構成し砥粒径が第2砥粒層の砥粒径よりも大きくな
っており、第2の砥粒層は先端が前記第1の砥粒層の先
端部よりも後退している。
め、本発明は、少なくとも刃先が砥粒結合体でなる切削
工具であって、前記刃先は、少なくとも2つの砥粒層を
積層し接合して構成されており、第1の砥粒層は基体部
分を構成し砥粒径が第2砥粒層の砥粒径よりも大きくな
っており、第2の砥粒層は先端が前記第1の砥粒層の先
端部よりも後退している。
【0006】
【作用】刃先は、少なくとも2つの砥粒層を積層し接合
して構成されており、第2の砥粒層は先端が第1の砥粒
層の先端部よりも後退しているから、切削加工工程にお
いて、まず、第1の砥粒層が被切削物を切削し、次に、
第1の砥粒層によって切削されずに残された部分が、第
2の砥粒層によって切削される。
して構成されており、第2の砥粒層は先端が第1の砥粒
層の先端部よりも後退しているから、切削加工工程にお
いて、まず、第1の砥粒層が被切削物を切削し、次に、
第1の砥粒層によって切削されずに残された部分が、第
2の砥粒層によって切削される。
【0007】第1の砥粒層は砥粒径が第2砥粒層の砥粒
径よりも大きくなっているから、第1の砥粒層により、
高い切削加工能力を確保できる。第2の砥粒層は、第1
の砥粒層の砥粒径よりも小さく、しかも、第1の砥粒層
によって切削されずに残された部分のみを切削するか
ら、チッピング及びクラックの発生を防止しつつ、良好
な仕上がりで切削加工を施すことができる。
径よりも大きくなっているから、第1の砥粒層により、
高い切削加工能力を確保できる。第2の砥粒層は、第1
の砥粒層の砥粒径よりも小さく、しかも、第1の砥粒層
によって切削されずに残された部分のみを切削するか
ら、チッピング及びクラックの発生を防止しつつ、良好
な仕上がりで切削加工を施すことができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明にかかる切削工具の部分断面図
である。図示するように、砥粒結合体でなる刃先は、少
なくとも2つの砥粒層1、2を積層し接合して構成され
ている。第1の砥粒層1は砥粒径が第2砥粒層2の砥粒
径よりも大きくなっている。第2の砥粒層2は先端21
が第1の砥粒層1の先端部11よりも、段差dだけ後退
している。図示では、第2の砥粒層2は、第1の砥粒層
1の両面に設けられている。また、第1の砥粒層1は厚
みH1が第2の砥粒層2の厚みH2よりも大きく、実質
的に基体部分を構成している。全体形状としては、回転
体として用いる円板状及びソー状になる。
である。図示するように、砥粒結合体でなる刃先は、少
なくとも2つの砥粒層1、2を積層し接合して構成され
ている。第1の砥粒層1は砥粒径が第2砥粒層2の砥粒
径よりも大きくなっている。第2の砥粒層2は先端21
が第1の砥粒層1の先端部11よりも、段差dだけ後退
している。図示では、第2の砥粒層2は、第1の砥粒層
1の両面に設けられている。また、第1の砥粒層1は厚
みH1が第2の砥粒層2の厚みH2よりも大きく、実質
的に基体部分を構成している。全体形状としては、回転
体として用いる円板状及びソー状になる。
【0009】上述のように、刃先は、少なくとも2つの
砥粒層1、2を積層し接合して構成されており、第2の
砥粒層2は先端が第1の砥粒層1の先端部よりも後退し
ているから、切削加工工程においては、図2に示すよう
に、まず、第1の砥粒層1が硬質脆性材料でなる被切削
物3を切削する。次に、図3に示すように、第1の砥粒
層1によって切削されずに残された部分が、第2の砥粒
層2によって切削される。切削工具は回転または移動に
よって駆動され、矢印aで示すように切削が進行する。
砥粒層1、2を積層し接合して構成されており、第2の
砥粒層2は先端が第1の砥粒層1の先端部よりも後退し
ているから、切削加工工程においては、図2に示すよう
に、まず、第1の砥粒層1が硬質脆性材料でなる被切削
物3を切削する。次に、図3に示すように、第1の砥粒
層1によって切削されずに残された部分が、第2の砥粒
層2によって切削される。切削工具は回転または移動に
よって駆動され、矢印aで示すように切削が進行する。
【0010】ここで、第1の砥粒層1は砥粒径が第2砥
粒層2の砥粒径よりも大きくなっているから、第1の砥
粒層1により、高い切削加工能力を確保できる。第2の
砥粒層2は、第1の砥粒層1の砥粒径よりも小さく、し
かも、第1の砥粒層1によって切削されずに残された部
分のみを切削するから、チッピング及びクラックの発生
を防止しつつ、良好な仕上がりで切削加工を施すことが
できる。
粒層2の砥粒径よりも大きくなっているから、第1の砥
粒層1により、高い切削加工能力を確保できる。第2の
砥粒層2は、第1の砥粒層1の砥粒径よりも小さく、し
かも、第1の砥粒層1によって切削されずに残された部
分のみを切削するから、チッピング及びクラックの発生
を防止しつつ、良好な仕上がりで切削加工を施すことが
できる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る切削工
具は、砥粒結合体でなる刃先を有する切削工具であっ
て、刃先は少なくとも2つの砥粒層を積層し接合して構
成されており、第1の砥粒層は砥粒径が第2砥粒層の砥
粒径よりも大きくなっており、第2の砥粒層は先端が第
1の砥粒層の先端部よりも後退しているから、切断加工
能力が高く、しかも仕上がりが良好で、チッピングやク
ラックの防止にも有効な切削工具を提供することができ
る。
具は、砥粒結合体でなる刃先を有する切削工具であっ
て、刃先は少なくとも2つの砥粒層を積層し接合して構
成されており、第1の砥粒層は砥粒径が第2砥粒層の砥
粒径よりも大きくなっており、第2の砥粒層は先端が第
1の砥粒層の先端部よりも後退しているから、切断加工
能力が高く、しかも仕上がりが良好で、チッピングやク
ラックの防止にも有効な切削工具を提供することができ
る。
【図1】本発明にかかる切削工具の部分断面図である。
【図2】本発明に係る切削工具による切削作用を説明す
る図である。
る図である。
【図3】本発明に係る切削工具による切削作用を説明す
る図である。
る図である。
1 第1の砥粒層 2 第2の砥粒層
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも刃先が砥粒結合体でなる切削
工具であって、 前記刃先は、少なくとも2つの砥粒層を積層し接合して
構成されており、第1の砥粒層は砥粒径が第2砥粒層の
砥粒径よりも大きくなっており、第2の砥粒層は先端が
前記第1の砥粒層の先端部よりも後退している切削工
具。 - 【請求項2】 前記第2の砥粒層は、前記第1の砥粒層
の両面に設けられている請求項1に記載の切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9162192A JPH05261670A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9162192A JPH05261670A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 切削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261670A true JPH05261670A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14031645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9162192A Pending JPH05261670A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05261670A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1108508A2 (de) * | 2001-03-10 | 2001-06-20 | didia Diamanttechnik GmbH | Segmente für maschinelle Schneid- und Trennwerkzeuge |
JP2008049412A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Read Co Ltd | 多層構造薄刃ブレード及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP9162192A patent/JPH05261670A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1108508A2 (de) * | 2001-03-10 | 2001-06-20 | didia Diamanttechnik GmbH | Segmente für maschinelle Schneid- und Trennwerkzeuge |
EP1108508A3 (de) * | 2001-03-10 | 2001-10-04 | didia Diamanttechnik GmbH | Segmente für maschinelle Schneid- und Trennwerkzeuge |
JP2008049412A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Read Co Ltd | 多層構造薄刃ブレード及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0443228B2 (ja) | ||
JPH0349803A (ja) | 突切り用工具 | |
US20030063955A1 (en) | Superabrasive cutting tool | |
JPH05261670A (ja) | 切削工具 | |
JP3043782B2 (ja) | 硬脆材穴加工用工具 | |
KR20030051700A (ko) | 내마멸성 및 내마모성 재료 | |
CN107486794B (zh) | 一种陶瓷切槽-推磨复合砂轮及其加工方法 | |
JPH08192305A (ja) | スローアウェイチップおよびその製造方法 | |
JPS62264869A (ja) | 精密加工用砥石 | |
JP2006335012A (ja) | チップソー | |
JPH05220669A (ja) | 複合研削砥石 | |
JPH05208373A (ja) | 切断砥石及び切断方法 | |
JP4198824B2 (ja) | 切削用チップの製造方法 | |
JPH06238565A (ja) | 研削工具 | |
JPH05245704A (ja) | 切削工具のための複合挿入部材 | |
JPH07178611A (ja) | 正面フライスおよびワークの切削加工方法 | |
JPH05293711A (ja) | 異種材料の同時切削又は研削方法 | |
KR960009589B1 (ko) | 드로우어웨이팁 | |
JPS5890467A (ja) | 砥石 | |
Levinson | Principles of dicing | |
JP2001300855A (ja) | ダイヤモンドソーブレード | |
JPH0623375Y2 (ja) | エンドミル | |
JPH0448883Y2 (ja) | ||
JP4198823B2 (ja) | 切削工具の製造方法 | |
JP2023046306A (ja) | かんな刃、ドリル刃、鋸、はさみ、包丁、ナイフ、カッター刃、鑿等の刃物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001025 |