JPH0448883Y2 - - Google Patents

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JPH0448883Y2
JPH0448883Y2 JP1984179247U JP17924784U JPH0448883Y2 JP H0448883 Y2 JPH0448883 Y2 JP H0448883Y2 JP 1984179247 U JP1984179247 U JP 1984179247U JP 17924784 U JP17924784 U JP 17924784U JP H0448883 Y2 JPH0448883 Y2 JP H0448883Y2
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JP
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cemented carbide
rake face
layer
blank
chip breaker
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JP1984179247U
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はダイヤモンドまたはCBN(立方晶窒化
硼素)の焼結層の両面に超硬合金層を一体的に設
けたサンドイツチ型のコンパクトブランクを用い
たバイトに関するものである。
[従来の技術] 従来、スローアウエイ型のチツプとして実開昭
58−47404号公報に掲載されたものが存在する。
上記公報の考案は超高圧焼結体のすくい面に接着
剤で接着するか又はろう付によつてチツプブレー
カ部を形成するため、すくい面に隙間が生じるこ
とがあり、切屑が引かかるおそれがある。
更に第5図に示すスローアウエイ型チツプ12
の一例は、すくい面9に切屑の流れを外す部材1
0を当てねじ11を締付けて組立てるもので特殊
の専用ホルダ13,14を必要とする。
第3図は従来から用いられているコンパクトブ
ランクの構造を示したもので、ダイヤモンドまた
はCBNの焼結層2の裏打ちとして超硬合金層3
を施したブランク1として供給されている。超硬
合金層3は焼結層2を補強し、またコンパクトブ
ランクをろう付けによりシヤンクに固着すること
を可能にする。一般にコンパクトブランクは小形
なので、これを鋼などのシヤンクに固着して工具
を形成するからである。
ブランクの代表的寸法例は焼結層2の厚さ0.5
mm、裏打ち3はこれよりも厚くブランク合計厚さ
1.5ないし3mm、また直径は8ないし13mmである。
コンパクトブランクは超高圧高温装置により製造
されるため寸法はこの程度に制限される。形状は
第3図の円形の他に、これを切断した半円形、扇
形などのものが市場にある。コンパクトブランク
の焼結層2は表面4をすくい面とするのが一般
で、上述のブランク形状はこの使用形態を考慮し
たものである。すなわち円を4等分、6等分、8
等分した扇形の角度はそれぞれ90°,60°,45°であ
り、これ等のブランクはそのまま上記の角度をノ
ーズ角とする刃部に用いられる。
このコンパクトブランクは切削工具材料として
すぐれているだけに焼結層は甚だ硬く、従つて焼
結層を加工することは容易でなく、チツプブレー
カ部を設けるのに難がある。高速度鋼製または超
硬合金層の切削工具では一般に第4図に断面で示
すように、刃先5に近いすくい面6に断面形状7
の溝8を刻設してチツプブレーカ部の機能を持た
せるが、この形のチツプブレーカ部を形成するこ
とはむずかしい。
近年ダイヤモンド又はCBNの焼結層の両面に
超硬合金層を形成したサンドイツチ型のコンパク
トブランクが製作されるようになつた。このサン
ドイツチ型のコンパクトブランクは、ドリルやエ
ンドミルといつた、シヤンクに対して両面でろう
付けする必要のある工具用として製作されたもの
である。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、前記したサンドイツチ型コン
パクトブランクを用いて一体的に設けられている
超硬合金層を本来の目的とは異なるチツプブレー
カ部に適用し、製作が容易ですくい面に隙間がで
きず、切り屑が引かかることのないバイトを提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の手段は次のとおりである。
ダイヤモンド又はCBNの焼結層の両面に超硬
合金層を一体的に設けたサンドイツチ型コンパク
トブランクをシヤンクに固着し、該サンドイツチ
型コンパクトブランクから切り出されて前記焼結
層に形成されたすくい面及び逃げ面を有する切れ
刃部と、前記すくい面側の超硬合金層より切り出
されて、その前面に前記すくい面に連続する曲面
を形成したチツプブレーカ部とから成ることを特
徴とするサンドイツチ型コンパクトブランクを用
いたバイト。
[実施例] 本考案のバイトは第6図に示すダイヤモンド又
はCBNの焼結層15の両面に超硬合金層19,
23を一体的に設けたサンドイツチ型コンパクト
ブランク25を用いる。このコンパクトブランク
25は焼結層15と上下の超硬合金層19,23
を高温超高圧下で焼き固めたもので、焼結層と超
硬合金層の間は固相反応によつて一体化し、界面
が強固になつている。
第1図及び第2図は本考案に係るバイトの一実
施例を示す。ダイヤモンド(またはCBN)の焼
結層15の上下両面に超硬合金層23,19を一
体的に設けたサンドイツチ型のコンパクトブラン
ク25から成る。コンパクトブランク25は超硬
合金層19の裏面20と背面21とをシヤンク2
2にろう付けする。このサンドイツチ型コンパク
トブランク25は切削により焼結層15の上面1
6にすくい面16と逃げ面17を有する切れ刃部
18を形成し、又前面すくい面16側の超硬合金
層23より切り出されて、超硬合金層23の前面
にすくい面16に連続する曲面24を形成したチ
ツプブレーカ部30を設ける。
次に製作順序を記述する (a) サンドイツチ型コンパクトブランクをワイヤ
放電加工機あるいはレーザ加工機によつて第1
図に示すような扇形に切り出す。
(b) これを所定の座ぐり加工を施した鉄あるいは
超硬合金で作られたシヤンクに銀ろうによつて
ろう付する(第2図点線)。この工程における
加熱によつてダイヤモンドの熱的劣化を防ぐた
めにろう付温度が800°を越えないろう材が選択
される。
(c) このようにしてシヤンクに固着されたサンド
イツチ型コンパクトブランクを加工してチツプ
ブレーカ部とすくい面を作り上げる。すなわ
ち、第2図においてサンドイツチ型コンパクト
ブランク25の上部の超硬合金層23を左端か
ら削り出し、切れ刃部18を露出せしめ、次い
で超硬合金層23とダイヤモンド(又はCBN)
の焼結層15の界面に沿つて削り込み曲面24
を形成する。この削り出し工程は、粗工程とし
て放電加工機を用い、次いでカツプ型砥石を用
いて精密研削を行う。工程によつては粗加工の
放電加工を省略することも可能である。
(d) 粗加工を終えたワークはNC加工機など精密
な4軸以上の位置、角度制御が可能な工具研削
盤にシヤンクが把持されるように固定し、ダイ
ヤモンドホイール(砥石)を用いて仕上加工が
施される。すなわち、第2図において切れ刃部
18からすくい面となる面16に沿つて1〜3
mm幅にチツプブレーカ部の曲面24に到るまで
研削する。ここに到るチツプブレーカ部30と
して切り粉の排出が円滑に進むよう図に示すゆ
るやかな曲面24(断面に見られる曲線)で研
削される。研削された面の面粗さは5μm以下に
仕上げられる。
(e) 次いで同一の工具研削盤上にて、第2図に示
す逃げ面17を研削する。
この面は切削バイトとして逃げ面17として
作用する面であり、第1図に見られるようにす
くい面16側から見ると先端に曲率をもつ2つ
の面からなつているので、NC制御によつて逃
げ面17を連続して切削、研磨加工が行われ
る。
以上の工程によつてチツプブレーカ部30を具
備したバイトが完成される。
[効果] 本考案は前記のように、サンドイツチ型コンパ
クトブランクを用いて、一体的に設けられている
超硬合金層を本来の目的とは異なるチツプブレー
カ部に適用し、硬く加工しずらい焼結層を切削す
ることなく焼結層の上の超硬合金層を切り出して
チツプブレーカ部を形成できるので、加工は容易
であり、高価なダイヤモンドやCBNを無駄にす
ることがない。又焼結層と超硬合金層とは強固に
一体化しているので、従来のチツプのようにチツ
プブレーカ部をすくい面に接着剤で接着したり、
ろう付けすることはないため、すくい面に隙間が
できず、切り屑が引かかるおそれはない。又チツ
プブレーカ部はすくい面16に連続する前面を曲
面24としてあるから、切屑は弯曲して切れ、長
く延びず作業の邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサンドイツチ型コンパク
トブランクを用いたバイトの一実施例を示す平面
図、第2図は第1図A−A′線断面図、第3図は
従来のコンパクトブランクの斜視図、第4図は従
来のチツプブレーカの一部の断面図、第5図はチ
ツプブレーカの他の従来例を示す断面図、第6図
はサンドイツチ型コンパクトブランクの斜視図で
ある。 15……焼結層、16……すくい面、17……
逃げ面、18……切れ刃部、19,23……超硬
合金層、20……裏面、21……背面、22……
シヤンク、24……曲面、25……サンドイツチ
型コンパクトブランク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイヤモンド又はCBNの焼結層の両面に超硬
    合金層を一体的に設けたサンドイツチ型コンパク
    トブランクをシヤンクに固着し、該サンドイツチ
    型コンパクトブランクから切り出されて前記焼結
    層に形成されたすくい面及び逃げ面を有する切れ
    刃部と、前記すくい面側の超硬合金層より切り出
    されて、その前面に前記すくい面に連続する曲面
    を形成したチップブレーカ部とから成ることを特
    徴とするサンドイツチ型コンパクトブランクを用
    いたバイト。
JP1984179247U 1984-11-26 1984-11-26 Expired JPH0448883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984179247U JPH0448883Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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JP1984179247U JPH0448883Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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JPS6192502U JPS6192502U (ja) 1986-06-16
JPH0448883Y2 true JPH0448883Y2 (ja) 1992-11-18

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ID=30736808

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847404B2 (ja) * 1976-03-30 1983-10-22 松下電工株式会社 高誘電率ポリマの製法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847404U (ja) * 1981-09-29 1983-03-30 三菱マテリアル株式会社 スロ−アウエイチツプ

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847404B2 (ja) * 1976-03-30 1983-10-22 松下電工株式会社 高誘電率ポリマの製法

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JPS6192502U (ja) 1986-06-16

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