JPH0526060U - ナイフ - Google Patents
ナイフInfo
- Publication number
- JPH0526060U JPH0526060U JP1186691U JP1186691U JPH0526060U JP H0526060 U JPH0526060 U JP H0526060U JP 1186691 U JP1186691 U JP 1186691U JP 1186691 U JP1186691 U JP 1186691U JP H0526060 U JPH0526060 U JP H0526060U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- knife
- holder
- blade body
- locking hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 刃体の交換に際して邪魔になることのない背
当てを有して、該背当てに指や手のひらを当てて力を加
えることができ、さらに、刃体を形状の異なる多種類の
ものとすることにより、異種の作業を行なうことができ
るようにする。 【構成】 背当て30は軸ピン40、あるいは刃体締付
具50によってホルダー2に回動可能、あるいは着脱自
在に軸支される。ホルダー2は挟持部10と握柄20と
からなり、挟持部10には割溝が形成されている。さら
に割溝の中央付近には刃体係止孔が穿孔されており、該
刃体係止孔を横貫して刃体締付具50が挿着される。刃
体3には係止孔及び係止溝が形成されており、ホルダー
2の割溝へ挿嵌されて、係止孔は刃体係止孔に、また係
止溝は軸ピン40にそれぞれ適合する。刃体3は形状の
異なる多種類のものにより構成される。
当てを有して、該背当てに指や手のひらを当てて力を加
えることができ、さらに、刃体を形状の異なる多種類の
ものとすることにより、異種の作業を行なうことができ
るようにする。 【構成】 背当て30は軸ピン40、あるいは刃体締付
具50によってホルダー2に回動可能、あるいは着脱自
在に軸支される。ホルダー2は挟持部10と握柄20と
からなり、挟持部10には割溝が形成されている。さら
に割溝の中央付近には刃体係止孔が穿孔されており、該
刃体係止孔を横貫して刃体締付具50が挿着される。刃
体3には係止孔及び係止溝が形成されており、ホルダー
2の割溝へ挿嵌されて、係止孔は刃体係止孔に、また係
止溝は軸ピン40にそれぞれ適合する。刃体3は形状の
異なる多種類のものにより構成される。
Description
【0001】
本考案は、一般的な切断や工作等に供せられるナイフに関し、詳細には、刃体 を着脱自在に交換することのできるナイフに関するものである。
【0002】
従来より、刃体を着脱自在に交換できるようにしたナイフは知られていた。 この種のナイフとしては、たとえばホルダーの先端に設けられた割溝に刃体を 挿嵌し、ホルダーと刃体のそれぞれに穿設された貫孔を横貫して締付具を挿着し 、当該締付具を緊締することにより刃体がホルダーに挟持されるようにしたもの がある。
【0003】 そして刃体を交換できるようにした目的は、消耗したり破損したりした刃体を 新しい刃体と交換することにより、新規にナイフを購入しなくても刃体を交換す るだけで済むような経済的なナイフを提供することにあり、通常はナイフといく つかの交換用の刃体がセットとなっており、交換用の刃体を購入する手間をも省 くという利点もあった。
【0004】 また、この種のナイフは、木やプラスチック等の比較的硬いものを切断したり 削ったりするのに用いられることが多く、場合によっては刃体の背部に指や手の ひらを当てて力を加えることがある。このようなとき、刃体の背部がかなり細い ため指や手のひらが痛くなったり、場合によっては傷ついたりすることがあった 。このため、図8及び図9にて示すような、ホルダーの形状が刃体の背部の一部 を被うような形状となったナイフが案出されている。
【0005】
しかしながら、上記のようなナイフにあっては、着脱自在に交換できる刃体の 形状は同一であった。このため、単一的な作業を行なう場合には問題はないもの の、異なった作業を行なう場合には、その作業に適した刃体を有する別のナイフ を購入しなければならないという問題があった。
【0006】 また、刃体の背部を被う部分にある程度は指や手のひらを当てることができる ものの、この刃体の背部を被う部分が不十分なために思うように力を入れること ができなかった。さらに、刃体の交換に際してはこの刃体の背部を被う部分が邪 魔になり、刃体を交換するのに手間がかかるという問題があった。
【0007】 本考案は、以上のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、刃体の背部に被装されて十分に指や手のひらを当てることができると共 に、刃体の交換に際して何ら邪魔になることのない背当てを有し、さらに刃体を 形状の異なる多種類のものとすることにより、異種の作業を行なうことができる ようにしたナイフを提供することにある。
【0008】
以上のような課題を解決するために本考案が採った手段は、図面に使用した符 号を付して説明すると、 まず、本考案の請求項1記載のナイフは、 「形状の異なる多種類の刃体3と、当該刃体3を着脱交換自在に挟持するホル ダー2とから成るナイフ1であって、 前記ホルダー2に一端が回動可能に軸支されて、前記刃体3の背部60に被装 される背当て30を有することを特徴とするナイフ1。」を内容とする。
【0009】 そして、請求項2記載のナイフは、 「形状の異なる多種類の刃体3と、当該刃体3を着脱交換自在に挟持するホル ダー2とから成るナイフ1であって、 前記ホルダー2に一端が着脱自在に軸支されて、前記刃体3の背部60に被装 される背当て30を有することを特徴とするナイフ1。」を内容とする。
【0010】
上記のような手段を採ることにより、本考案の請求項1記載のナイフは次のよ うに作用する。 すなわち、背当て30は回動可能であり、刃体3を交換する場合には刃体3の 背部60より引き起こし上方へ移動させておくことにより、刃体3の交換に際し て邪魔になることはない。また、背当て30は刃体3の背部60に被装され、当 該背当て30に指や手のひらを当てることによって、指や手のひらを痛めること なく力を加えることができる。さらに、形状の異なる多種類の刃体3を用いるこ とにより、異種の作業を行なうことができるという作用がある。
【0011】 そして、請求項2記載のナイフは次のように作用する。 すなわち、背当て30は着脱自在であり、刃体3を交換する場合にはホルダー 2より離脱しておくことにより、刃体3の交換に際して邪魔になることはない。 また、背当て30は刃体3の背部60に被装され、当該背当て30に指や手のひ らを当てることによって、指や手のひらを痛めることなく力を加えることができ る。さらに、形状の異なる多種類の刃体3を用いることにより、異種の作業を行 なうことができると共に、背当て30を必要としない刃体3を用いるときは背当 て30を装着しないようにすることにより作業を行いやすくすることができると いう作用がある。
【0012】
以下に、本考案の請求項1及び請求項2記載のナイフについて、図面に示した 一実施例に従って詳細に説明する。 まず、請求項1記載のナイフ1は図1〜図3において示されるように、背当て 30は軸ピン40によってホルダー2に回動可能に軸支されている。なお前記軸 ピン40は、背当て30とホルダー2を横貫して挿入され、両端をかしめて固着 されている。
【0013】 ホルダー2は、刃体3を挟持するための挟持部10と握柄20とからなり、挟 持部10には図3にて示されるように割溝11が形成されている。さらに割溝1 1の中央付近には刃体係止孔12が穿孔されており、当該刃体係止孔12を横貫 して刃体締付具50が挿着されるようになっている。
【0014】 刃体3には、図3にて示されるように係止孔80及び係止溝90が形成されて おり、ホルダー2の割溝11へ挿嵌されて、係止孔80はホルダー2の刃体係止 孔12に、また係止溝90はホルダー2の軸ピン40にそれぞれ適合する。
【0015】 次に、刃体3を交換する場合は、図3にて刃体3を挿着する状態が示されてい るが、この図に示す如く、まず背当て30を引き起こして上方へ移動し、次にホ ルダー2の挟持部10に形成された割溝11に刃体3を挿嵌する。このとき、刃 体3の係止溝90はホルダー2の軸ピン40にて係止される。また、刃体3の係 止孔80は、ホルダー2の刃体係止孔12に適合する。ここで、刃体3の係止孔 80とホルダー2の刃体係止孔12を横貫するように、刃体締付具50のうち雌 ねじを有する刃体締付具52を挿嵌し、ついで雄ねじを有する刃体締付具51を 雌ねじを有する刃体締付具52に螺着し緊締する。このように、刃体3は、刃体 締付具50と軸ピン40の2点で支持されるので、回転することなく確実に挟持 される。さらに、上方に移動されていた背当て30を刃体3の背部60に被装す ればよい。
【0016】 刃体3をホルダー2より抜脱するときは、刃体締付具50をゆるめて刃体係止 孔12より抜き去り、しかるのち刃体3を引っ張って抜脱すればよい。
【0017】 また、刃体3は図4の(イ)〜(リ)にて示されるような種々の形状の刃体3 により構成されており、必要に応じて上記手順によって刃体3を交換することに より、たとえば切断したり削ったり、あるいは孔をあけるといった異種の作業を 行なうことができるのである。
【0018】 次に、請求項2記載のナイフ1は、図5〜図7において示されるように、背当 て30が刃体締付具50によってホルダー2に着脱自在に軸支される点において 請求項1記載のナイフ1と構成を異にしているが、その他においては請求項1記 載のナイフ1と構成を同じくする。
【0019】 刃体3を交換する場合は、まず刃体締付具50をゆるめて刃体係止孔12より 抜き去り、背当て30をホルダー2から離脱する。次にホルダー2の挟持部10 に形成された割溝11に刃体3を挿嵌する。このとき、刃体3の係止溝90はホ ルダー2の軸ピン40にて係止される。また、刃体3の係止孔80は、ホルダー 2の刃体係止孔12に適合する。ここで、背当て30を装着し、背当て30の支 持孔31と刃体3の係止孔80とホルダー2の刃体係止孔12とを横貫するよう に、刃体締付具50のうち雌ねじを有する刃体締付具52を挿嵌し、ついで雄ね じを有する刃体締付具51を雌ねじを有する刃体締付具52に螺着し緊締する。
【0020】 尚、本考案の請求項1及び請求項2記載のナイフは、上記実施例に限定される ものではない。例えば、背当て30の形状としては、実施例にて示したものに特 には限定されない。また背当て30は軸ピン40あるいは刃体締付具50によっ て軸支される場合の他、刃体3を挟持するのにさしつかえのない位置に設けられ たピン等によって軸支されてもよい。あるいは、刃体締付具50は実施例に示す ものの他、ホルダー2の刃体係止孔12に挿嵌されて刃体3を緊締できるもので あればよい。さらに、刃体3の形状は実施例に示す形状の他、係止孔80と係止 溝90とが形成されていれば特に限定されるものではない。
【0021】
以上述べてきたように、本考案の請求項1記載のナイフは、 「形状の異なる多種類の刃体3と、当該刃体3を着脱交換自在に挟持するホル ダー2とから成るナイフ1であって、 前記ホルダー2に一端が回動可能に軸支されて、前記刃体3の背部60に被装 される背当て30を有することを特徴とするナイフ1。」をその構成上の特徴と している。
【0022】 従って、このナイフによれば背当て30は回動可能であり、刃体3を交換する 場合には刃体3の背部60より引き起こし上方へ移動させておくことにより、刃 体3の交換に際して邪魔になることはないので、刃体3の交換を容易かつ迅速に 行なうことができる。従って、作業を中断することなく行なうことができ、作業 効率が向上する。また、背当て30は刃体3の背部60に被装され、当該背当て 30に指や手のひらを当てることによって、指や手のひらを痛めることなく力を 加えることができるので、硬い材質のものを加工するときも楽に、また早く作業 を行なうことができるという効果を有する。さらに、形状の異なる多種類の刃体 3を用いることにより、異種の作業を行なうことができるという優れた効果を有 する。
【0023】 そして、請求項2記載のナイフは、 「形状の異なる多種類の刃体3と、当該刃体3を着脱交換自在に挟持するホル ダー2とから成るナイフ1であって、 前記ホルダー2に一端が着脱自在に軸支されて、前記刃体3の背部60に被装 される背当て30を有することを特徴とするナイフ1。」をその構成上の特徴と している。
【0024】 従って、このナイフによれば背当て30は着脱自在であり、刃体3を交換する 場合にはホルダー2より離脱しておくことにより、刃体3の交換に際して邪魔に なることはないので、刃体3の交換を容易かつ迅速に行なうことができる。従っ て、作業を中断することなく行なうことができ、作業効率が向上する。また、背 当て30は刃体3の背部60に被装され、当該背当て30に指や手のひらを当て ることによって、指や手のひらを痛めることなく力を加えることができるので、 硬い材質のものを加工するときも楽に、また早く作業を行なうことができるとい う効果を有する。さらに、形状の異なる多種類の刃体3を用いることにより、異 種の作業を行なうことができると共に、背当て30を必要としない刃体3を用い るときは背当て30を装着しないようにすることにより作業を行いやすくするこ とができるという優れた効果を有する。
【図1】本考案の請求項1に係るナイフの実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】図1に示したナイフの平面図である。
【図3】図1に示したナイフの刃体を交換する状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】本考案に係るナイフの刃体を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】本考案の請求項2に係るナイフの実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図6】図5に示したナイフの平面図である。
【図7】図5に示したナイフの刃体を交換する状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】従来のナイフを示す正面図である。
【図9】図8に示したナイフの平面図である。
1 ナイフ 2 ホルダー 3 刃体 10 挟持部 11 割溝 12 刃体係止孔 20 握柄 30 背当て 31 支持孔 40 軸ピン 50 刃体締付具 51 雄ねじを有する刃体締付具 52 雌ねじを有する刃体締付具 60 背部 80 係止孔 90 係止溝
Claims (2)
- 【請求項1】 形状の異なる多種類の刃体と、当該刃体
を着脱交換自在に挟持するホルダーとから成るナイフで
あって、 前記ホルダーに一端が回動可能に軸支されて、前記刃体
の背部に被装される背当てを有することを特徴とするナ
イフ。 - 【請求項2】 形状の異なる多種類の刃体と、当該刃体
を着脱交換自在に挟持するホルダーとから成るナイフで
あって、 前記ホルダーに一端が着脱自在に軸支されて、前記刃体
の背部に被装される背当てを有することを特徴とするナ
イフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1186691U JPH0526060U (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | ナイフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1186691U JPH0526060U (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | ナイフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526060U true JPH0526060U (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=11789645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1186691U Pending JPH0526060U (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | ナイフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0526060U (ja) |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP1186691U patent/JPH0526060U/ja active Pending
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