JPH0525963U - ブレーキ付きダイレクトドライブモータ - Google Patents

ブレーキ付きダイレクトドライブモータ

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JPH0525963U
JPH0525963U JP8037091U JP8037091U JPH0525963U JP H0525963 U JPH0525963 U JP H0525963U JP 8037091 U JP8037091 U JP 8037091U JP 8037091 U JP8037091 U JP 8037091U JP H0525963 U JPH0525963 U JP H0525963U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive motor
direct drive
stator
brake
electromagnetic brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP8037091U
Other languages
English (en)
Inventor
治一 三木
正己 伊藤
恵一 千足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miki Pulley Co Ltd
Original Assignee
Miki Pulley Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Miki Pulley Co Ltd filed Critical Miki Pulley Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイレクトドライブモータ1に無励磁作動形
の電磁ブレーキ30を一体化させたブレーキ付きダイレ
クトドライブモータである。 【構成】 ダイレクトドライブモータ1の固定部3に無
励磁作動形の電磁ブレーキ30のステータ38が直接固
着され、ステータ38には常時はばね41でステータ3
8の前方側へ付勢されると共に、内蔵された励磁コイル
37への通電時にばね41の付勢力に抗してステータ3
8側に吸着される軸方向へ移動可能なアーマチュア40
が設けられ、ダイレクトドライブモータ1の固定部3に
隣接して形成された回転部2に上記アーマチュア40が
圧接する制動板35を直接取り付けている。 【効果】 小形で簡素化され、コストや工数の低減を可
能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブレーキ装置付きダイレクトドライブモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイレクトドライブモータは、サーボドライバで電流や速度および位置等の制 御を高精度で簡単に行うことができると共に、減速機を用いないで低速回転が可 能であり、特に回転部を外周側に設けたアウターロータ形は大きな出力トルクが 得られるために、例えば各種の工作用ロボットのように精密な位置決めと大出力 を必要とするものに多く使用されている。 このダイレクトドライブモータ1は、例えば図2で示すように回転部2と固定 部3とを備え、当該回転部2は同心状に配設された内側筒2aと外側筒2bとを 環状面板2cで一体に連結して中間部に環状溝形2dを形成し、固定部3は回転 部2の環状溝形2d内に収容される態様の環状筒3aで形成されている。 上記回転部2には、外側筒2bの内周面に環状のロータコア4が装着され、上 記固定部3の外周面には、永久磁石5とコイル6およびステータコア7が各々装 着され、当該回転部2と固定部3の間にはクロスローラベアリング8が摺動可能 に介在されている。尚、符号9は例えばフォトダイオードやスリット板およびレ ンズ等によってロータリーエンコーダを構成し、ダイレクトドライブモータ1の 回転数や位置の検出と制御を行うためのセンサ、符号10はダイレクトドライブ モータ1とサーボドライバとの接続ケーブルである。 このダイレクトドライブモータ1は、接続ケーブル10を介してサーボドライ バからコイル6に通電されると、回転部2側のロータコア4と固定部3側のステ ータコア7との間で磁器回路が形成されて回転部2が回転する。
【0003】 上記ダイレクトドライブモータ1は、例えば図3のように支持板11に固定部 3をねじで固着させ、回転部2には出力を取り出すための回転筒12を取り付け て使用される。尚、この回転筒12の回転力を歯車やベルトあるいはプーリ等の 動力伝導機構を介して従動側へ伝達させるために、図示しないが当該回転筒12 の外周にはこの動力伝導機構の一部を構成する係合手段が一体または別体に設け られている。 ところが、このダイレクトドライブモータ1の使用中に例えば停電等が発生し て電源が停止した際には、回転部2および回転筒12は慣性で回転するので、既 に停止している関連装置に損傷を与えたり、再始動する際のスタート位置にずれ を生ずる恐れがある。 この問題の対策手段として、従来では例えば図3のように一端側を上記回転筒 12に固着させた連結軸13と、この連結軸13が軸受け14を介して回動自在 に挿通される固定板15を設け、当該連結軸13と固定板15との間に別途用意 した無励磁作動形の電磁ブレーキ16を装着して、ダイレクトドライブモータ1 に対する通電が停止した時に当該電磁ブレーキ16の作動で回転部2および回転 筒12を直ちに停止させるようにしている。
【0004】 この無励磁作動形の電磁ブレーキ16は、ロータ17がロータハブ18を介し て回転可能に上記連結軸13に取り付けられ、励磁コイル19を内蔵したステー タ20は上記固定板15にねじで固着されている。励磁コイル19に通電されな い状態では、トルクスプリング21の弾発力によってアーマチュア22がロータ 17側へ押圧され、当該アーマチュア22とステータ20との間に所定の空隙d が生ずると共に、押圧されたロータ17はライニングプレート23に圧接し、そ の摩擦力で上記連結軸13は制動状態に保持される(図3で図示の状態)。 また励磁コイル19に通電された状態では、アーマチュア22はトルクスプリ ング21の弾発力に抗してステータ20側へ吸着され、ロータ17がフリーにな るので上記連結軸13は回転可能な状態となる。 従って、通電時にはダイレクトドライブモータ1および回転筒12は電磁ブレ ーキ16に拘束されることなく作動し、停電などの通電停止時にはブレーキ作動 した電磁ブレーキ16によってこれら回転部は直ちに制動状態に保持される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記した従来の技術では、ダイレクトドライブモータ1と電磁ブレーキ16と を別々に用意しなければならないことや、このダイレクトドライブモータ1側に は連結軸13が電磁ブレーキ16にはロータ17並びにロータハブ18が必要で あり、然もこれらを相互に連結させるように組み立てなければならない。 従って、これらの部品の手配と管理が煩雑であり、また部品点数が多くなるこ と並びに組み立ての工数を含めるとコスト高となり、更に全体の形状も大きくな るので使い勝手も損なわれる等の課題があった。
【0006】 そこで本考案では、前記した従来技術の課題を解決し得るブレーキ付きダイレ クトドライブモータの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、ダイレクトドライブモータの固定部の一方端部に形成された 固定部に対し、無励磁作動形の電磁ブレーキのステータが直接固着され、このス テータには常時はばねでステータの前方側へ付勢されると共に、内蔵された励磁 コイルへの通電時にばねの付勢力に抗してステータ側に吸着される軸方向へ移動 可能なアーマチュアが設けられ、ダイレクトドライブモータの固定部に隣接して 形成された回転部に対し、上記前方側へ付勢されたアーマチュアが圧接する制動 板を直接取り付けてなるブレーキ付きダイレクトドライブモータである。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案のブレーキ付きダイレクトドライブモータを図1で図示の実施 例に基づいて詳細に説明する。 図1のように、このブレーキ付きダイレクトドライブモータは従来例と同様に 図2の構造によるダイレクトドライブモータ1と、その軸方向に沿った一方端部 に取り付けられる簡略化された無励磁作動形の電磁ブレーキ30を備えている。 ダイレクトドライブモータ1は、電磁ブレーキ30の取り付け側と反対側の回 転部2が回転筒34の底面にねじで固着され、この回転筒34によってダイレク トドライブモータ1は外周が被覆されている。尚、図示を省略するが回転筒34 の外周には上記ダイレクトドライブモータ1の回転部2と一緒に回転した際に、 その回転力を歯車やベルトあるいはプーリ等の動力伝導機構を介して従動側へ伝 達させるために必要な動力伝導機構の一部を構成する係合手段が一体または別体 に設けられている。
【0009】 次に、電磁ブレーキ30は励磁コイル37が内蔵されたステータ38と、この ステータ38に基端側が圧入状態で植設された固定ピン39と、この固定ピン3 9の先端側が遊嵌状に挿通されて軸方向へは移動可能で回転方向へは係止された アーマチュア40と、ステータ38内に埋め込まれて常時はアーマチュア40を ステータ38側から引き離す方向へ付勢させるトルクスプリング41とで構成さ れている。この電磁ブレーキ30は、励磁コイル37に対する通電が行われてい るときには、トルクスプリング41の付勢力に抗して発生した磁力でアーマチュ ア40がステータ38側に吸着され、ライニング36付のアーマチュア40と制 動板35との間に所定の空隙dが保持されるので、当該電磁ブレーキ30と制動 板35との間は分離されてフリーの状態になる。また、電源を切ったり停電時の ように励磁コイル37に対する通電が停止している時には、トルクスプリング4 1の付勢力で軸方向へ押圧されたアーマチュア40のライニング36が制動板3 5に圧接され、ブレーキ作動状態となる。 上記電磁ブレーキ30は、制動板35が取り付けられたダイレクトドライブモ ータ1の軸方向に沿った一方端部の回転部2の内側に隣接した固定部3に対し、 ステータ38の先端側の内周が嵌合する態様で配設され、当該ステータ38に穿 設されている取付け穴42に挿通させたねじを固定部3に設けたねじ穴(図示せ ず)に螺合させて一体に固着される。また、電磁ブレーキ30はステータ38に 設けられたねじ穴43を用いて固定板44にねじで固着される。
【0010】 上記の実施例によるブレーキ付きダイレクトドライブモータは、固定板44に ねじで固着させるだけで容易に組み付けを行うことができる。その使用に際して は、電磁ブレーキ30の励磁コイル37に通電されている時には電磁ブレーキ3 0側のアーマチュア40とダイレクトドライブモータ1側の制動板35とがフリ ー状態に維持されているので、ダイレクトドライブモータ1は所定の回転駆動を 行って従動側へ出力が伝達される。また、電源を切ったり停電によって励磁コイ ル37に対する通電が停止すると、ライニング36付のアーマチュア40が制動 板35に圧接してダイレクトドライブモータ1の回転部2は直ちに制動され、そ の位置で回転が停止保持される。
【0011】
【考案の効果】
以上の実施例でも明らかなとおり、本考案ではダイレクトドライブモータの固 定部に簡略化された無励磁作動形の電磁ブレーキを直接に装着した一体のブレー キ付きダイレクトドライブモータを構成するようにした。 これにより、従来技術のようにダイレクトドライブモータと電磁ブレーキとを 別々に用意する必要がなく、またダイレクトドライブモータ側と電磁ブレーキ側 とを接続するために連結軸や電磁ブレーキのロータ並びにロータハブを必要とし ないので、部品の手配や管理および組み立てが容易になってコストと工数の低減 に寄与すると共に、全体が小形で簡素化されて使い勝手も良くなる等の実用的効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるブレーキ付きダイレクト
ドライブモータの使用状態における全体縦断面図。
【図2】本考案で使用するダイレクトドライブモータの
一部破断して示す斜視図。
【図3】従来例によるダイレクトドライブモータの電磁
ブレーキと併用した使用状態における全体縦断面図。
【符号の説明】
1 ダイレクトドライブモータ 2 (ダイレクトドライブモータの)回転部 3 (ダイレクトドライブモータの)固定部 30 電磁ブレーキ 34 回転筒 35 制動板 36 ライニング 37 励磁コイル 38 ステータ 39 固定ピン 40 アーマチュア 41 トルクスプリング 42 取付け穴 43 ねじ穴 44 固定板 d 空隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイレクトドライブモータの一方端部に
    形成された固定部に対し、無励磁作動形の電磁ブレーキ
    のステータが直接固着され、このステータには常時はば
    ねでステータの前方側へ付勢されると共に、内蔵された
    励磁コイルへの通電時にばねの付勢力に抗してステータ
    側に吸着される軸方向へ移動可能なアーマチュアが設け
    られ、ダイレクトドライブモータの固定部に隣接して形
    成された回転部に対し、上記前方側へ付勢されたアーマ
    チュアが圧接する制動板を直接取り付けてなることを特
    徴としたブレーキ付きダイレクトドライブモータ。
JP8037091U 1991-09-09 1991-09-09 ブレーキ付きダイレクトドライブモータ Pending JPH0525963U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037091U JPH0525963U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 ブレーキ付きダイレクトドライブモータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP8037091U JPH0525963U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 ブレーキ付きダイレクトドライブモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0525963U true JPH0525963U (ja) 1993-04-02

Family

ID=13716389

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8037091U Pending JPH0525963U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 ブレーキ付きダイレクトドライブモータ

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JP (1) JPH0525963U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921249A (ja) * 1982-07-22 1984-02-03 Nippon Densan Kk 電動機装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921249A (ja) * 1982-07-22 1984-02-03 Nippon Densan Kk 電動機装置

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