JPH0525955B2 - - Google Patents

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JPH0525955B2
JPH0525955B2 JP1099657A JP9965789A JPH0525955B2 JP H0525955 B2 JPH0525955 B2 JP H0525955B2 JP 1099657 A JP1099657 A JP 1099657A JP 9965789 A JP9965789 A JP 9965789A JP H0525955 B2 JPH0525955 B2 JP H0525955B2
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JP
Japan
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water
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washing
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Bunzo Hirano
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、乾燥工程に送り出される直前に配
置される塗装前処理工程の洗浄装置に関する。
(従来の技術) 焼付け塗装を行なう場合には、その塗装前処理
として、脱脂、被膜化成および水洗処理が必要で
ある。コンベアラインを用いた塗装設備において
は、その塗装前処理工程をコンベアライン上に配
置し、コンベアラインに沿つて移送される被塗物
を塗装前処理するようになつており、塗装前処理
工程は基本的には、脱脂、水洗、被膜化成、水
洗、乾燥の純に処理が進められる。
このうち、被膜化成処理後の最終水洗処理工程
では、引き続いて乾燥工程へ送られるので、次の
ような不具合が生じ易い。
最終水洗処理工程には最終水洗処理装置が設け
られ、この最終水洗処理装置の水槽内には、被塗
物に濡れている被膜化成液、特に被塗物に存在す
る穴形状に溜まつた液が持ち込まれて洗水に混じ
るので、被膜化成液が洗水で洗浄されるが、その
洗浄後に濡れた水が乾くと、被膜化成剤が析出し
て被塗物表面に付着し、塗装の品質を低下させ
る。
特に透明なクリア塗装の場合は、被塗物表面の
地肌に異様な模様が現われて外観を損ねるもので
あつた。水滴が残存する場合では、このような析
出する不純物の量が多くなり、品質低下を増大す
る。
こうした被膜化成液の混入には、洗水を常時入
れ替えて被膜化成液の濃度を薄めるようにすれば
よいが、洗水そのものの水質によつて、不純物に
より、被塗物表面の地肌に異様な模様が現われ、
同様のトラブルが発生し易い。また、乾燥装置に
運ばれる途中が濡れたままでは、埃などが付着し
易く、残存する水分の多い分だけ乾燥の時間や熱
量を増大させる必要があつたり、あるいは途中に
水切り装置の挿入を要求されることがあつた。
(発明が解決しようとする課題) このように、乾燥工程直前の最終水洗では、洗
水の水質管理が重要であると共に、被塗物が濡れ
ていることにより、被塗物表面の地肌を汚し易い
というメカニズムがあつた。
この発明は、上述した事情を考慮して、被塗物
表面に付着して持ち出される水の量を可及的に少
なくして、付着した水に起因する塗装品質の低下
を防ぐ塗装前処理工程の洗浄装置を提供すること
を目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記のような課題を解決するため、この発明の
塗装前処理工程の洗浄装置は、コンベアラインに
より移送される被塗物を、脱脂、被膜化成、水洗
などの塗装前処理を経て塗装工程へ送り出すよう
にした塗装前処理工程の水洗装置において、塗装
前処理工程の最終水洗装置にコンベアラインに沿
つて細長い水槽が備えられ、その水槽内には50℃
以上の純水に近い水が満たされると共に、給排水
装置により常時水槽内の水がコンベアの移動と反
対方向の流れを伴つて新陳代謝され、この水槽に
対応するコンベアラインは、移送される被塗物が
水槽下流側で降下して水中に沈み、そのまま上記
水流に逆らつて水槽上流側に進み、水槽上流側で
斜めに浮上するように設備され、かつ被塗物の浮
上範囲では、浮上に伴なつて被塗物表面に付着し
て持ち出される水の量が、水面上で直ちに乾燥す
る程度の少量に抑えられるような浮上速度に設定
された構成としたものである。
(作用) 塗装前処理工程の洗浄装置を、上述したように
構成したので、被膜化成処理を終えた被塗物は、
水槽内で50℃以上に加熱された洗水に沈み、その
水流に逆らつて上流側に進むことで被膜化成液が
被塗物から積極的に効率よく洗い落とされると共
に、被塗物も50℃以上に加熱される。
前工程から持ち込まれた被膜化成液は常時新陳
代謝されるほぼ純水に近い洗水により洗浄されて
被塗物から除去される。
そして被塗物が水槽から出るときは、50℃以上
でほぼ純水に近い水槽上流側から充分に時間をか
けてゆつくり斜めに浮上するので、表面張力や引
力の作用により、水滴のような多量の水を被塗物
付着させないで、微量の水分を持ち出すに過ぎな
い。
また、被塗物に付着された水分は50℃以上に加
熱されているので直ちに蒸発し、被塗物は乾燥状
態で引き揚げられる。ミクロ的には、不純物の析
出があり得るが、被膜化成液は常時新陳代謝され
るほぼ純水に近い水で充分に薄められ、ほぼ純水
に近くなり、かつ蒸発の水分が極めて微量である
ことから、被塗物の表面の地肌は一様な分布で汚
されることがないとともに、その後の塗装に全く
影響がない。
洗水に超音波を印加しておくとさらに効果的で
あり、乾燥工程を省略できることも有り得る。
(実施例) 以下この発明の実施例について詳しく説明す
る。
図は被膜化成処理工程から乾燥工程へ移動する
間の最終水洗処理工程に用いられる塗装前処理工
程の洗浄装置を示す縦断側面図である。
コンベアライン1は、所定のラインに敷設さ
れ、適当間隔に吊持された被塗物2を移送(輸
動)するようになつている。被塗物2は水洗処理
工程3、脱脂処理工程4、水洗処理工程5、被膜
化成処理工程6を経て、最終の水洗処理工程に送
られるようになつている。
この水洗処理工程に用いられる最終水洗装置
は、第1シヤワー室7、第2シヤワー室8および
水槽9によつて構成され、コンベアライン1は、
両シヤワー室7,8内の上方を通り、水槽9の上
方を通過するように配設される。
水槽9は、細長く、舟底形に形成され、50℃以
上に加熱された純水に近い純度のよい水が満たさ
れている。そしてコンベアの進行方向先端部、す
なわち、水槽9の上流側に給水装置としての蒸気
管あるいは湯管10が導入され、水槽9の下流側
に排水装置を構成するオーバーフロー部11が設
けられている。これにより、水槽9内の水は常時
保温され、かつ新しい水が蒸気管(湯管)10を
通つて補給され、補給分に相当する量がオーバー
フロー部11より流出し、水槽9内でコンベアラ
イン11に沿つて移送される被塗物2の動きに逆
行する水流が生じている。さらに水槽9内には超
音波誘導(洗浄)装置12が設備され、洗水に超
音波を印加している。
水槽9の上方を通るコンベアライン1も舟底形
に敷設され、処理物である被塗物2は図に示すよ
うに、順次水槽下流側で斜めに降下して水中に沈
み、そのまま上記水流に逆らつて上流側に水平に
進み、水槽上流側で斜めに浮上するように、誘導
される。
一方、水槽9のオーバーフロー部11から流出
した水は、前記第2シヤワー室8下底部の第2サ
ンプ13に溜まり、ポンプ14により汲み上げら
れてノズル15から第2シヤワー室7内に噴射さ
れる。さらに第2サンプ13から溢れた水が第1
シヤワー室7下底部の第1サンプ16に溜まり、
ポンプ17により汲み上げられて、ノズル18か
ら第1シヤワー室7内に噴射され、水槽9に案内
される被塗物2を予洗浄している。第1サンプ1
6を溢れた水は排水管19より放流される。
こうして、被膜化成処理工程6から乾燥工程直
前の最終水洗装置に導かれた被塗物2は、第1お
よび第2シヤワー室7,8内を通つてシヤワー洗
水で予洗浄され、持ち出してきた被膜化成液の大
部分が洗い落とされる。被塗物2は予洗浄を受
け、純度の高い水で濡らされた状態で水槽9内に
導かれる。
水槽9内の被塗物2は、水流に逆らつて上流側
に水平に進むことと、超音波の作用により、さら
に純度の高い水で充分に水洗された後、前記のよ
うに水槽9上流側より斜めに浮上する。
この被塗物2が浮上するためのコンベアライン
1の浮上範囲1aの傾斜度は、浮上時間が充分に
掛かるように設定されている。浮上のときには、
表面に水分が付着して持ち出されるが、ゆつくり
上昇すると、水面の表面張力や自重あるいは超音
波振動の振り落とし作用により、粒状の水は引き
上げられないで、極く微小な水分のみの付着に止
まる。この水分は50℃以上に加熱された被塗物や
純水に近い水の熱作用により、浮上と殆ど同時に
蒸発せしめられる。上記浮上速度は、このように
水面上で直ちに蒸発する程度の水分量の付着を条
件として、加熱温度との関連で設定されるもので
ある。
こうして、この水洗装置では、前工程から持ち
出した被膜化成液が、第1および第2シヤワー室
7,8および水槽9内で次第に純度の高い熱湯で
効率よく洗い落とされ、浮上時には殆ど不純物の
混じらない水が、しかも極く微量のみ付着してい
るに過ぎない状態になり、蒸発乾燥によつて表面
に水あかなどが析出して残る不純物が、無視でき
るオーダーを遥かに下回る量に抑えられ、以後の
塗装の品質を大幅に向上するものとなる。
これらの洗水は常時補給される50℃以上の純水
に近い水によつて、不純物の混入濃度が薄めら
れ、長期に亘つて良好な洗水機能が維持される。
水槽9を出て次工程に送られる被塗物は、ほぼ乾
燥状態にあるので、浮遊する空気中の埃などが付
着しにくいし、場合によつては乾燥工程を省略す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、この発明に係る塗装前処
理工程の洗浄装置は、塗装前処理工程の最終水洗
装置にコンベアラインに沿つて細長い水槽を備
え、この水槽内に50℃以上の純水に近い水(湯)
が満たされ、コンベアの移動と常時反対方向の流
れを伴う50℃以上の純水に近い湯で被塗物を洗う
と共に、水面から浮上する速度を遅くして、その
ときに付着する水分を極く少量に抑えて被塗物の
表面地肌から直ちに蒸発してなくなるようにした
もので、被塗物の乾燥により表面に析出して塗装
に影響を与えるような不純物がなく、常時安定し
た高度の塗装品質が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示す水洗装置の縦断側
面図。 1……コンベアライン、2……被塗物、6……
被膜化成処理工程、7……第1シヤワー室、8…
…第2シヤワー室、9……水槽。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンベアラインにより移送される被塗物を、
    脱脂、被膜化成、水洗などの塗装前処理を経て塗
    装工程へ送り出すようにした塗装前処理工程の水
    洗装置において、塗装前処理工程の最終水洗装置
    にコンベアラインに沿つて細長い水槽が備えら
    れ、その水槽内には50℃以上の純水に近い水が満
    たされると共に、給排水装置により常時水槽内の
    水がコンベアの移動と反対方向の流れを伴つて新
    陳代謝され、この水槽に対応するコンベアライン
    は、移送される被塗物が水槽下流側で降下して水
    中に沈み、そのまま上記水流に逆らつて水槽上流
    側に進み、水槽上流側で斜めに浮上するように設
    備され、かつ被塗物の浮上範囲では、浮上に伴な
    つて被塗物表面に付着して持ち出される水の量
    が、水面上で直ちに乾燥する程度の少量に抑えら
    れるような浮上速度に設定されたことを特徴とす
    る塗装前処理工程の水洗装置。
JP9965789A 1989-04-19 1989-04-19 塗装前処理工程の洗浄装置 Granted JPH02277787A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134814A (ja) * 1974-09-19 1976-03-24 Kawasaki Steel Co Fueraito*oosutenaito 2 sokeitainetsuko

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