JP2799276B2 - 塗装前処理工程の洗浄装置 - Google Patents

塗装前処理工程の洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加熱炉等の乾燥装置
の乾燥工程に送り出される直前に配置される塗装前処理
工程の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼付け塗装を行なう場合には、その塗装
前処理として、脱脂、被膜化成および水洗処理が必要で
ある。コンベアラインを用いた塗装設備においては、そ
の塗装前処理工程をコンベアライン上に配置し、コンベ
アラインに沿って移送される被塗物を塗装前処理するよ
うになっており、塗装前処理工程は基本的には、脱脂、
水洗、被膜化成、水洗、乾燥の順に処理が進められる。
【0003】このうち、被膜化成処理後の最終水洗処理
工程では、引き続いて乾燥工程へ送られるので、次のよ
うな不具合が生じ易い。
【0004】最終水洗処理工程には最終水洗処理装置が
設けられ、この最終水洗処理装置の水槽内には、被塗物
に濡れている被膜化成液、特に被塗物に存在する穴形状
に溜まった液が持ち込まれて洗浄水に混じるので、被膜
化成液が洗浄水で洗浄されるが、その洗浄後に濡れた水
が乾くと、被膜化成剤が析出して被塗物表面に付着し、
塗装の品質を低下させる。
【0005】特に透明なクリア塗装の場合は、被塗物表
面の地肌に異様な模様が現われて外観を損ねるものであ
った。水滴が残存する場合では、このような析出する不
純物の量が多くなり、品質低下が増大する。
【0006】こうした被膜化成液の混入には、洗浄水を
常時入れ替えて被膜化成液の濃度を薄めるようにすれば
よいが、洗浄水そのものの水質によって、不純物によ
り、被塗物表面の地肌に異様な模様が現われ、同様のト
ラブルが発生し易い。また、乾燥装置に運ばれる途中が
濡れたままでは、埃などが付着し易く、残存する水分の
多い分だけ乾燥の時間や熱量を増大させる必要があった
り、あるいは途中に水切り装置の挿入を要求されること
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、乾燥工程
直前の最終水洗処理では、洗浄水の水質管理が重要であ
ると共に、被塗物が濡れていることにより、被塗物表面
の地肌を汚し易いというメカニズムがあった。
【0008】この発明は、上述した事情を考慮して、被
塗物表面に付着して持ち出される水を可及的かつ速かに
乾燥させ、付着した水に起因する塗装品質の低下を防ぐ
塗装前処理工程の洗浄装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明の塗装前処理工程の洗浄装置は、コ
ンベアラインにより移送される被塗物を塗装前処理工程
を経て塗装工程へ送り出すようにした塗装前処理工程の
洗浄装置において、塗装前処理工程の最終水洗装置にコ
ンベアラインに沿って水槽が備えられ、この水槽内に洗
浄水がコンベアラインによる被塗物の移動と反対方向の
流れを伴うように満たされる一方、前記コンベアライン
は、被塗物が水槽下流側で降下して水中に沈み、続いて
水槽上流側に進んで水槽上流側で浮上するように設備さ
れ、前記被塗物の浮上範囲で水槽は自然対流方式の山型
加熱炉からなる乾燥装置の入口領域で上方から覆われ、
上記水槽の上流側は被塗物の浮上範囲で乾燥装置内の乾
燥室に臨むように構成されたものである。
【0010】また、この発明の塗装前処理工程の洗浄装
置は、上述した課題を解決するために、請求項1の記載
内容に加えて、請求項2に記載したように、前記コンベ
アラインにより移送される被塗物は、水槽上流側で斜め
に浮上するように設定され、被塗物の浮上範囲で水槽は
乾燥装置の入口領域で覆われたり、また、請求項3に記
載したように、乾燥装置の入口部および出口部には内部
を外部から仕切るエアーカーテン装置が設けられたり、
さらに、請求項4に記載したように、水槽には超音波洗
浄装置またはエアーブローが付設される一方、水槽から
オーバーフローするオーバーフロー水を利用して被塗物
を予備洗浄する予備洗浄装置が付設されたものである。
【0011】
【作用】塗装前処理工程の洗浄装置を、上述したように
構成したので、塗装前処理工程の最終水洗装置におい
て、被塗物は、水槽内で洗浄水に沈み、この洗浄水の水
流に逆らって水槽上流側に進むことで被膜化成液等が被
塗物から積極的に効率よく洗い落とされる。
【0012】前工程から持ち込まれた被塗物の被膜化成
液は常時新陳代謝される純水あるいはほぼ純水に近い洗
浄水により洗浄されて被塗物から除去される。
【0013】そして被塗物が水槽から出るとき、被塗物
の浮上範囲で水槽は乾燥装置の入口領域で覆われている
ので、乾燥装置内の熱作用を受けて被塗物は積極的かつ
迅速に加熱され、水切りされる。その際、被塗物を水槽
上流側で斜めに浮上させることにより、被塗物はゆっく
り斜めに徐々に浮上するので、その間に表面張力や引力
の作用により、水滴のような多量の水を被塗物から水切
りさせることができ、微量の水分を持ち出すに過ぎな
い。微量な水分は乾燥装置の入口領域で蒸発し、積極的
に乾燥される。このため、被塗物は直ちに乾燥状態で引
き揚げられる。ミクロ的には、不純物の析出があり得る
が、被膜化成液は常時新陳代謝される洗浄水で充分に薄
められ、ほぼ純水に近くなり、かつ蒸発の水分が極めて
微量であることから、被塗物の表面の地肌は一様な分布
で汚されることがないとともに、その後の塗装に全く影
響がない。
【0014】洗浄水に超音波装置により超音波を印加し
て超音波洗浄させることにより洗浄作用をより効果的に
行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下この発明に係る塗装前処理工程の洗浄装
置の一実施例について詳しく説明する。
【0016】図1は被膜化成処理工程から乾燥工程へ移
動する間の最終水洗処理工程に用いられる塗装前処理工
程の洗浄装置10を示す縦断側面図である。
【0017】コンベアライン11は、所定のラインに敷
設され、適当間隔に吊持された被塗物12を移送(輸
動)するようになっている。被塗物12は脱脂処理工程
13、水洗処理工程14、水洗処理工程15、被膜化成
処理工程16を経て、最終の水洗処理工程に送られるよ
うになっている。
【0018】この水洗処理工程に用いられる最終水洗装
置17は、予備洗浄装置としての第1シャワー室18、
第2シャワー室19および洗浄装置としての水槽20に
よって構成され、コンベアライン11は、両シャワー室
18,19内の上方を通り、水槽20の上方を通過する
ように配設される。
【0019】水槽20は、コンベアライン11に沿って
細長く、例えば舟底形に形成され、純水あるいは純水に
近い洗浄水が満たされている。そしてコンベアの進行方
向先端部、すなわち、水槽20の上流側に給水装置とし
ての蒸気管(給湯管)あるいは給水管21が導入され、
水槽20の下流側に排水装置を構成するオーバーフロー
部22が設けられる。これにより、水槽20内の水は常
時保温され、かつ新しい水が蒸気管(給湯管)あるいは
給水管21を通って補給され、補給分に相当する量がオ
ーバーフロー部22より流出し、水槽20内でコンベア
ライン11に沿って移送される被塗物12の動きに逆行
する水流が生じている。さらに水槽20内には超音波洗
浄装置23または水槽20の底部にエアーブローが水槽
20の長手方向に間隔をおいて例えば複数台設備され、
洗浄水に超音波またはエアーブローを印加して超音波洗
浄するようにすればさらによい。
【0020】水槽20の上方を通るコンベアライン11
も舟底形に敷設され、処理物である被塗物12は図1に
示すように、水槽下流側で斜めに降下して水中に沈み、
この浸漬状態で被塗物は水流に逆らって水槽上流側にほ
ぼ水平に進み、水槽上流側で斜めに浮上するように、誘
導される。
【0021】一方、水槽20のオーバーフロー部22か
ら流出した水は、前記第2シャワー室19下底部の第2
サンプ24に溜まり、ポンプ25により汲み上げられて
噴射ノズル26から第2シャワー室19内に噴射され
る。
【0022】さらに第2サンプ24から溢れた水が第1
シャワー室18下底部の第1サンプ27に溜まり、ポン
プ28により汲み上げられて、噴射ノズル29から第1
シャワー室18内に噴射され、水槽20に案内される被
塗物12を予備的に洗浄している。第1サンプ27を溢
れた水は排水管30より放流される。
【0023】こうして、被膜化成処理工程16から乾燥
工程直前の最終水洗装置17に導かれた被塗物12は、
第1および第2シャワー室18,19内を通ってシャワ
ー洗浄水で予洗浄され、持ち出してきた被膜化成液の大
部分が洗い落とされる。被塗物12は予洗浄を受け、純
度の高い水で濡らされた状態で水槽20内に導かれる。
【0024】水槽20内の被塗物12は、水槽20下流
側で例えば斜めに降下して水中に沈み、続いて水流に逆
らって水槽20上流側にほぼ水平に進むことと、超音波
の作用により、効果的に洗浄される一方、さらに純水あ
るいは純水に近い純度の高い洗浄水で充分に水洗された
後、前記のように水槽20上流側より斜めに徐々に浮上
する。また、コンベアライン11の浮上範囲11aすな
わち被塗物12の浮上範囲11aは、図2および図3で
示すように、自然対流方式の山型加熱炉等からなる乾燥
装置32の入口領域で覆われている。前記水槽20は被
塗物12の浮上範囲で乾燥装置32の乾燥室34の入口
側に直接臨んでおり、コンベアライン11の浮上範囲1
1aで被塗物12が水面WLより浮上すると、被塗物1
2は直ちに乾燥室34に案内されて乾燥に供される。
【0025】乾燥装置32を自然対流方式の山型加熱炉
とすることにより、炉構造を簡素化でき、温度むらのな
い安定した均一な炉内熱分布を得ることができる。乾燥
装置32はコンベアライン11が内部で例えばUターン
するように構成された加熱炉であり、一側に入口部およ
び出口部が形成される。入口部および出口部の上方は仕
切板33で仕切られて乾燥装置32の内部が外部から仕
切られる一方、乾燥装置32内には被塗物12を乾燥さ
せる乾燥室34が形成され、乾燥室34の下方にバーナ
やヒータ等の加熱装置35が設置される。加熱装置35
は乾燥室34の長手方向に適宜間隔をおいて複数台設け
てもよい。
【0026】加熱装置35で加熱された燃焼ガス等の熱
気はパンチングプレート等の分流板36を経て分散上昇
し、乾燥室34を高温状態に保ち、コンベアライン11
に沿って搬送される被塗物12を加熱し、乾燥させる。
【0027】被塗物12を加熱し、乾燥させることによ
り冷却された熱気は、自然対流により下降し、下部の排
気口37から外部に放出される。この排気口37は、仕
切板33の下方に形成される。その際、図3に示すよう
に乾燥装置32の入口側排気口37aは仕切板33と水
槽20の水面WLにより形成され、出口側排気口37b
は仕切板33の下方に形成されるが、出口側排気口37
bの方が入口側排気口37aより下方に形成されること
が自然対流を利用した山型加熱炉である乾燥装置32を
構成する上で望ましい。
【0028】また、乾燥装置32の入口部および出口部
には、コンベアライン11を案内する切欠38a,38
bが仕切板33に形成されており、この切欠38a,3
8bの側方にエアーカーテン装置40a,40bが設け
られる。エアーカーテン装置40a,40bは切欠38
a,38bに沿って長手方向に付設され、このエアーカ
ーテン装置40a,40bの吹出口から吹き出されるエ
アーによりエアーカーテンが形成され、このエアーカー
テンにより乾燥装置32の内部が外部から仕切られる。
【0029】いずれにしても、水槽20の上流側は、被
塗物12の浮上範囲が乾燥装置32の入口領域で覆われ
る。水槽上流側を斜めに徐々に浮上する被塗物12は、
重力や被塗物12との表面張力作用を受けて洗浄水が分
離して流下され、水切りされる一方、乾燥装置32の熱
気と直接接触して積極的かつ迅速に乾燥される。
【0030】この被塗物2が浮上するためのコンベアラ
イン1の浮上範囲1aの傾斜度は、浮上時間がとれるよ
うに所要の傾斜角度に設定されている。被塗物12の浮
上に伴い、被塗物12は熱気により積極的に加熱され、
乾燥されるので、必ずしも斜めに浮上させる必要はな
く、ほぼ垂直に持ち上げるようにしてもよい。
【0031】また、被塗物12を斜めに浮上させること
により、被塗物12の表面に水分が付着して持ち出され
るが、ゆっくり上昇すると、水面の表面張力や自重ある
いは超音波振動の振り落とし作用により、粒状の水は引
き上げられないで流下し、極く微小な水分のみの付着に
止まる。その際、洗浄水の水温を常温ではなく、例えば
50℃以上に加熱しておくと、乾燥装置32の熱気によ
る加熱作用に加えて被塗物や洗浄水自身の保有熱作用に
より、浮上と殆ど同時に蒸発せしめられる。なお、浮上
速度は、このように水面上で直ちに蒸発する程度の水分
量の付着を条件として、加熱温度との関連で設定される
ものである。
【0032】こうして、この洗浄装置17では、前工程
から持ち出した被膜化成液が、第1および第2シャワー
室18,19および水槽20内で次第に純度の高い洗浄
水、好ましくは温水で効率よく洗い落とされ、浮上時に
は殆ど不純物の混じらない水が、しかも極く微量のみ付
着しているに過ぎない状態になり、表面に水あかなどが
被塗物12の蒸発乾燥によって析出しても、析出して残
る不純物は、無視できるオーダーを遥かに下回る量に抑
えられ、以後の塗装の品質を大幅に向上させることがで
きる。
【0033】これらの洗浄水は常時補給される純水ある
いは純水に近い水によって、不純物の混入濃度が薄めら
れ、長期に亘って良好な洗浄水機能が維持される。水槽
20を出て次の乾燥工程に送られる被塗物は、直接乾燥
装置内に送られるので、浮遊する空気中の埃などが付着
しにくい。
【0034】なお、この発明の一実施例では、乾燥装置
にコンベアラインをUターンさせ、入口側と出口側を同
じ側に形成した加熱炉を採用した例を示したが、この乾
燥装置はこのタイプの加熱炉に限定されず、コンベアラ
インをストレート状に形成したり、ジクザグ状に形成し
た種々の自然対流方式の加熱炉が考えられる。
【0035】さらに、一実施例では、被塗物をコンベア
ラインに懸吊させて搬送するタイプを示したが、被塗物
をコンベアライン上に載置して搬送するタイプのコンベ
アラインにも適用できる。
【0036】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明に係る塗
装前処理工程の洗浄装置は、塗装前処理工程の最終水洗
装置にコンベアラインに沿って水槽を備え、この水槽内
に洗浄水がコンベアラインによる被塗物の移動と反対方
向の洗れを伴うように満たされる一方、コンベアライン
は被塗物が水槽下流側で降下して水中に沈み、続いて水
槽上流側に進んで水槽上流側で浮上するように設備さ
れ、被塗物の浮上範囲で水槽は自然対流方式の山型加熱
炉からなる乾燥装置の入口領域で覆われたので、被塗物
は対向流作用により常時新しい洗浄水で効果的に効率よ
く洗浄され、洗浄されて浮上する被塗物を自然対流作用
を利用した乾燥室に水槽からそのまま直接案内して加熱
むらなく円滑かつ迅速に加熱乾燥させることができ、被
塗物に付着する水分を被塗物の表面地肌から直ちに蒸発
させて水切り・蒸発乾燥させることができ、被塗物の迅
速な乾燥により表面に析出して塗装に影響を与えるよう
な不純物がなく、被塗物を効率よく迅速に加熱乾燥さ
せ、常時安定した高度の塗装品質が得られ、信頼性が高
い。水槽内で洗浄された被塗物は、自然対流方式の山型
加熱炉からなる乾燥装置内に直接案内されるので空気中
の埃や塵芥が付着するのを防止できる。乾燥室は自然対
流作用により加熱されているので、熱風循環炉等の強制
加熱炉と異なり、温度むらがなく、しかも加熱室内で強
制空気流の流れが生じないので、被塗物が薄板や樹脂製
品であっても、被塗物が舞い上がったり、踊ることな
く、加熱むらがない状態で迅速に効率よく加熱乾燥さ
れ、被塗物に塵芥や埃が付着することもないので高品質
の塗装品が得られる。被塗物の加熱乾燥に用いられる乾
燥装置は、自然対流方式を利用した山型加熱炉であるの
で、熱風循環炉等の強制加熱炉と異なり、加熱乾燥に供
される温風や熱風の有効利用が図れ、使用するエネルギ
量が少なく、エネルギ効率の向上が図れる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す塗装前処理工程の洗浄
装置の縦断側面図。
【図2】この発明の要部を示す縦断面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う図。
【符号の説明】
10 塗装前処理工程の洗浄装置 11 コンベアライン 12 被塗物 16 被膜化成処理工程 18 第1シャワー室(予備洗浄装置) 19 第2シャワー室(予備洗浄装置) 20 水槽(洗浄装置) 21 蒸気管あるいは給水管(給水装置) 22 オーバーフロー部 23 超音波洗浄装置 26,29 噴射ノズル 32 乾燥装置 33 仕切板 34 乾燥室 35 加熱装置 37a,37b 排気口 38a,38b 切欠 40a,40b エアーカーテン装置 42 エアーブロー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアラインにより移送される被塗物
    を塗装前処理工程を経て塗装工程へ送り出すようにした
    塗装前処理工程の洗浄装置において、塗装前処理工程の
    最終水洗装置にコンベアラインに沿って水槽が備えら
    れ、この水槽内に洗浄水がコンベアラインによる被塗物
    の移動と反対方向の流れを伴うように満たされる一方、
    前記コンベアラインは、被塗物が水槽下流側で降下して
    水中に沈み、続いて水槽上流側に進んで水槽上流側で浮
    上するように設備され、前記被塗物の浮上範囲で水槽は
    自然対流方式の山型加熱炉からなる乾燥装置内の入口領
    域で上方から覆われ、上記水槽の上流側は被塗物の浮上
    範囲で乾燥装置の乾燥室に臨むように構成されたことを
    特徴とする塗装前処理工程の水洗装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベアラインにより移送される被
    塗物は、水槽上流側で斜めに浮上するように設定され、
    被塗物の浮上範囲で水槽は乾燥装置内の入口領域で上方
    から覆われた請求項1記載の塗装前処理工程の洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 乾燥装置の入口部および出口部には乾燥
    装置の内部を外部から仕切るエアーカーテン装置が設け
    られた請求項1記載の塗装前処理工程の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 水槽には超音波洗浄装置またはエアーブ
    ローが付設されて被塗物が最終水洗処理される一方、水
    槽からオーバーフローするオーバーフロー水を利用して
    被塗物を予備洗浄する予備洗浄装置が付設された請求項
    1記載の塗装前処理工程の洗浄装置。
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