JPH05259261A - チップ剥離装置 - Google Patents

チップ剥離装置

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JPH05259261A
JPH05259261A JP8602492A JP8602492A JPH05259261A JP H05259261 A JPH05259261 A JP H05259261A JP 8602492 A JP8602492 A JP 8602492A JP 8602492 A JP8602492 A JP 8602492A JP H05259261 A JPH05259261 A JP H05259261A
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film
chip
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peeling
peeled
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JP8602492A
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Motohiro Yamane
基宏 山根
Shizuka Yamaguchi
山口  静
Nobuyuki Yamamoto
信行 山本
Michio Kamiyama
倫生 上山
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップが小さくとも、フィルムの粘着力が強
くても、チップがリングフレ−ムの近くに残った場合で
も、フィルムに接着されている全てのチップをフィルム
から確実に分離できるチップ剥離装置を提供する。 【構成】 リングフレ−ム1にフィルム2が張られ、フ
ィルム2にチップ3が付着されているワーク4を搬送す
る搬送体5と、フィルム2の移動方向先端部6をリング
フレ−ム1から剥離させる剥離体7と、剥離された先端
部6を挟着して同フィルム2をガイド8に圧接させなが
ら引き下げる挟着引下げ具9と、引下げ中にチップ3に
押し当ててフィルム2からチップ3を分離する分離体1
0と、フィルム2が剥離されたリングフレーム1を搬出
する搬出体11とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のチップ剥離装置は、集積
回路等の半導体の製造工程において、リング状のフレー
ム(リングフレーム)に張られているフィルムに付着し
ているチップを自動的に剥離するためのものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路などの電子回路用チップは次の
ような工程を経て製造される。 半導体ウエハーの表面にトランジスタなどの素子や
回路を構成する工程。 図7に示すように半導体ウエハーAとリングフレ−
ムBとを接着層を有するフィルムCに貼り付ける工程。 リングフレ−ムBに固定された半導体ウエハーAを
それに形成されている各素子毎に(例えば図7aのよう
に格子状に)切断してチップ化する工程。 切断された各チップDを良品と不良品とに判別する
検査判別工程。 検査した良品のチップDをエアピンセットなどでフ
ィルムCからピックアップする工程。 フィルムCと不良チップDとを別々に廃棄するため
に前記の工程の後に、図7(b)のようにフィルムC
に残っている不良チップDを分離する工程。 リングフレ−ムBを再利用するために同フレ−ムB
からフィルムCを剥離する工程。 リングフレ−ムBに付着している粘着剤やフィルム
Cの切り屑又は指紋などを洗浄する工程。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記〜の工程のう
ち、の工程においてフィルムCからチップDを分離
するために使用される剥離装置として、従来は特開平2
−128445号に開示されているようなものがあっ
た。
【0004】これは図7に示すようにフィルムCが張ら
れているリングフレ−ムBを図8の矢印方向に移動さ
せ、同フィルムCのうち移動方向先端部Eを図8に示す
ようにプッシャFで押してリングフレ−ムBから剥し、
これにより垂下した先端部Eを図9のようにチャックG
でクランプし、フィルムCをナイフエッジ(ガイド)H
に押し当てながら左下方に引下げると共にチップDに分
離体Iを押し当ててチップDをフィルムCから剥離する
ようにしたものである。
【0005】前記の剥離装置ではフィルムCに付着され
ているチップDが10mm角と大きいものは剥離し易い
が、数mm角と小さい場合とか、フィルムCの粘着力が
強過ぎる場合とか、図7(b)のようにリングフレ−ム
Bの近くにチップDが残った場合などはチップDを分離
しにくい。このため全てのチップDを確実に分離するこ
とがむずかしかった。
【0011】本発明の目的はチップが小さくとも、フィ
ルムの粘着力が強くても、チップがリングフレ−ムの近
くに残った場合でも、フィルムに接着されている全ての
チップをフィルムから確実に分離できるチップ剥離装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のチップ剥離装置
は図1のように、リングフレ−ム1にフィルム2が張ら
れ、そのフィルム2にチップ3が付着されているワーク
4を搬送する搬送体5と、フィルム2のうち移動方向先
端部6をリングフレ−ム1から剥離させる剥離体7と、
剥離された同先端部6を挟着して同フィルム2をガイド
8に圧接させながら引き下げる挟着引下げ具9と、その
引下げ中にチップ3に押し当ててフィルム2からチップ
3を分離する分離体10と、フィルム2が剥離されたリ
ングフレーム1を搬出する搬出体11とを備えたもので
ある。
【0013】
【作用】本発明のチップ剥離装置では、剥離体7により
リングフレ−ム1からフィルム2の先端部6を剥離さ
せ、その先端部6を挟着引下げ具9により挟着してフィ
ルム2をガイド8に押し当てながら引き下げ、その引下
げ中に前記チップ3に分離体10を押し当てれば、チッ
プ3が分離体10で掻き上げられてフィルム2から自動
的に、しかも確実に分離され、リングフレ−ム1の近く
のチップ3も確実に分離される。
【0014】
【実施例】本発明のチップ剥離装置の一実施例を図1〜
図4に基づいて詳細に説明する。このチップ剥離装置
は、図5に示すようにリングフレ−ム1にフィルム2が
張られ、そのフィルム2にチップ3が付着されているワ
ーク4を、手作業とか適宜の機械作業で搬送体5(第1
ベルトコンベア12)にのせて搬送し、同コンベア12
で搬送されてきたワーク4を搬送体5(第2ベルトコン
ベア13)で引き継いでその先まで搬送するようにして
ある。
【0015】第2ベルトコンベア13で搬送されるワー
ク4は搬送途中で押えローラ14で押さえられながら搬
送され、同ワーク4の先端が降下しているストッパー1
5に突き当たるとその旨が図示されていないセンサによ
り検知され、その検知に基づいて第2ベルトコンベア1
3の回転が停止するようにしてある。
【0020】次に図2に示すように剥離体7が降下して
フィルム2のうち移動方向先端部6を押し下げてリング
フレ−ム1から剥し、同先端部6を下方に垂下させる。
垂下した先端部6が剥離体7の下に配置されている挟着
引下げ具9の対向する二つの挟着片16により挟着され
ると、図3に示すようにストッパー15及び剥離体7が
上昇するようにしてある。
【0021】その後、それまで図1、図2の2点鎖線の
位置まで後退していたチップシュ−タ17が、エアシリ
ンダ18により図1、図2の右方向に押されて図1の実
線の位置まで移動する。このとき、チップシュ−タ17
に回転可能に取付けられている分離体10及びモ−タ2
0が同方向に一緒に移動して、垂下したフィルム2の先
端部6が分離体10とガイド8との間に挟まれるように
してある。
【0022】この状態で図2のモ−タ20により回転式
の分離体10を矢印方向に回転させ、エアシリンダ21
をガイドレール22に沿って図3の右方向に移動させる
と、挟着引下げ具9に挟着されているフィルム2がガイ
ド8に押し付けられながら右斜め下方に引かれてリング
フレ−ム1から剥される。このとき、フィルム2に不良
品のチップ3が残っていると、同チップ3が分離体10
とガイド8にはさまれる位置まで来たときに、分離体1
0のエッジで掻き上げられてフィルム2から剥離分離さ
れるようにしてある。
【0023】剥離分離された不良品のチップ3は図3の
ように分離体10の外周にのって同分離体10の回転方
向に運ばれ、チップシュ−タ17内に排出され、チップ
シュ−タ17の下方に設置してある図4の不良チップ収
容箱23、24内に落下するようにしてある。
【0024】ここで2個の不良チップ収容箱23、24
を配置してあるのは、廃棄の都合上、不良チップの種
類、例えば金メッキしてあるものとしてないもの、とい
うように分けて回収するためである。2個の不良チップ
収容箱23、24のいずれに回収するかは図1の不良チ
ップ切り換え弁25の切替えにより選択できるようにし
てある。この切替えは手動あるいはアクチュエ−タ等に
より自動的に行なう。
【0025】前記のようにフィルム2をリングフレ−ム
1から剥し、フィルム2から不良品のチップ3を剥離し
終ると、図4のようにフィルム2は下方に垂れ下がるの
で、その下方に図4のようにフィルム収容箱26を配置
して、挟着引下げ具9の挟着片16を広げることにより
落下するフィル2が同フィルム収容箱26内に収容され
るようにしてある。
【0030】図3のようにフィルム2を剥すときに、同
フィルム2を引く力によりリングフレ−ム1も自然に図
の左方向に引かれるので、フイルム2を剥し終った後は
図1の排出体11(第3ベルトコンベア)を図示しない
モ−タにより回転させて、リングフレ−ム1を図4のよ
うに左側に搬送する。このときリングフレ−ム1が排出
体11の適当な位置まで来ると図示しないセンサにより
検知され、その検知に基づいて同排出体11が停止して
剥離工程が終了するようにしてある。この停止時に排出
体11の上のリングフレ−ム1は手作業あるいは適当な
搬送装置により取り除かれる。
【0031】本発明における分離体10は図5示すよう
に8本のエッジ27を有し、各エッジ27が直線状のも
のとか、図6に示すようにエッジ27が螺旋状のものと
かであってもよい。分離体10はこの他に金属製とか硬
質プラスチック製などのロ−ルブラシとか、板状のナイ
フエッジ等であってもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明のチップ剥離装置によれば、チッ
プ3が小さくても、フィルム2の粘着力が強くても、リ
ングフレ−ム1の近くにチップ3が残っていても、チッ
プ3をフィルム2から確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ剥離装置の一実施例を示す縦断
側面図。
【図2】図1のチップ剥離装置においてワークを停止さ
せた状態の部分説明図。
【図3】図1のチップ剥離装置においてフィルムを剥離
する状態の部分説明図。
【図4】図1のチップ剥離装置においてフィルムを剥離
し且つチップを分離した後の部分説明図。
【図5】本発明のチップ剥離装置における分離体の一例
を示す斜視図。
【図6】本発明のチップ剥離装置における分離体の他例
を示す斜視図。
【図7】(a)はリングフレームに張ってあるフィルム
にチップを付着した状態の斜視図、(b)は一部のチッ
プが分離されずに残っている状態の斜視図。
【図8】従来のチップ剥離装置によりフィルムを押し下
げた状態の説明図。
【図9】図9のチップ剥離装置によりフィルムからチッ
プを分離する状態の説明図。
【符号の説明】
1 リングフレ−ム 2 フィルム 3 チップ 4 ワーク 5 搬送体 6 移動方向先端部 7 剥離体 8 ガイド 9 挟着引下げ具 10 分離体 11 搬出体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 倫生 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングフレ−ム1にフィルム2が張ら
    れ、そのフィルム2にチップ3が付着されているワーク
    4を搬送する搬送体5と、フィルム2のうち移動方向先
    端部6をリングフレ−ム1から剥離させる剥離体7と、
    剥離された同先端部6を挟着して同フィルム2をガイド
    8に圧接させながら引き下げる挟着引下げ具9と、その
    引下げ中にチップ3に押し当ててフィルム2からチップ
    3を分離する分離体10と、フィルム2が剥離されたリ
    ングフレ−ム1を搬出する搬出体11とを備えたことを
    特徴とするチップ剥離装置。
JP8602492A 1992-03-09 1992-03-09 チップ剥離装置 Expired - Fee Related JP2831873B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128445A (ja) * 1988-11-08 1990-05-16 Nitto Denko Corp フイルム剥離装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128445A (ja) * 1988-11-08 1990-05-16 Nitto Denko Corp フイルム剥離装置

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