JP2831873B2 - チップ剥離装置 - Google Patents

チップ剥離装置

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JP2831873B2
JP2831873B2 JP8602492A JP8602492A JP2831873B2 JP 2831873 B2 JP2831873 B2 JP 2831873B2 JP 8602492 A JP8602492 A JP 8602492A JP 8602492 A JP8602492 A JP 8602492A JP 2831873 B2 JP2831873 B2 JP 2831873B2
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peeling
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基宏 山根
山口  静
信行 山本
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Furukawa Electric Co Ltd
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Die Bonding (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のチップ剥離装置は、集積
回路等の半導体の製造工程において、リング状のフレー
ム(リングフレーム)に張られているフィルムに付着し
ているチップを自動的に剥離するためのものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路などの電子回路用チップは次の
ような工程を経て製造される。 .半導体ウエハーの表面にトランジスタなどの素子や
回路を構成する工程。 .図7に示すように半導体ウエハーAとリングフレー
ムBとを接着層を有するフィルムCに貼り付ける工程。 .リングフレームBに固定された半導体ウエハーAを
それに形成されている各素子毎に(例えば図7aのよう
に格子状に)切断してチップ化する工程。 .切断された各チップDを良品と不良品とに判別する
検査判別工程。 .検査した良品のチップDをエアピンセットなどでフ
ィルムCからピックアップする工程。 .フィルムCと不良チップDとを別々に廃棄するため
に前記5.の工程の後に、図7(b)のようにフィルム
Cに残っている不良チップDを分離する工程。 .リングフレームBを再利用するために同フレームB
からフィルムCを剥離する工程。 .リングフレームBに付着している粘着剤やフィルム
Cの切り屑又は指紋などを洗浄する工程。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記〜の工程のう
ち、、の工程においてフィルムCからチップDを分
離するために使用される剥離装置として、従来は特開平
2−128445号に開示されているようなものがあっ
た。
【0004】これは図7に示すようにフィルムCが張ら
れているリングフレームBを図8の矢印方向に移動さ
せ、同フィルムCのうち移動方向先端部Eを図8に示す
ようにプッシャFで押してリングフレームBから剥し、
これにより垂下した先端部Eを図9のようにチャックG
でクランプし、フィルムCをナイフエッジ(ガイド)H
に押し当てながら左下方に引下げると共にチップDに分
離体Iを押し当ててチップDをフィルムCから剥離する
ようにしたものである。
【0005】前記の剥離装置ではフィルムCに付着され
ているチップDが10mm角と大きい場合、形状が揃っ
ている場合、フィルムの粘着力が比較的弱い場合、チッ
プがリングフレームの中央付近に残っている場合には、
残存するチップを剥離し易いが、チップが数mm角と小
さい場合とか、不揃いの場合とか、フィルムCの粘着力
が強過ぎる場合とか、図7(b)のようにリングフレー
ムBの近くにチップDが残った場合などはチップDを分
離しにくい。このため全てのチップDを確実に分離する
ことがむずかしかった。これを防止するため、ナイフエ
ッジをフィルムに可及的に接近させると、チップ剥離の
際、エッジがフィルムに食い込み易く、チップ剥離作業
中にフィルムが破れる等の破損が生じ、更にフィルムを
セットし直しする等の手間を要するため、チップ剥離作
業を能率よく行うことができないことがあった
【0006】本発明の目的はチップが小さくも、不揃
いでも、フィルムの粘着力が強くても、チップがリング
フレームの近くに残った場合でも、フィルムに接着され
ている全てのチップをフィルムから確実に且つ能率よく
分離できるチップ剥離装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のチップ剥離装置
は図1のように、リングフレーム1にフィルム2が張ら
れ、そのフィルム2にチップ3が付着されているワーク
4を搬送する搬送体5と、フィルム2のうち移動方向先
端部6をリングフレーム1から剥離させる剥離体7と、
剥離された同先端部6を挟着して同フィルム2をガイド
8に圧接させながら引き下げる挟着引下げ具9と、その
引下げ中にチップ3に押し当ててフィルム2からチップ
3を分離する分離体10と、フィルム2が剥離されたリ
ングフレーム1を搬出する搬出体11とを備え、分離体
10は回転ロールの外周面に以上の直線状又は螺旋状
エッジを形成しチップを掻き上げるよう回転駆動され
ものである。
【0008】
【作用】本発明のチップ剥離装置では、剥離体7により
リングフレーム1からフィルム2の先端部6を剥離さ
せ、その先端部6を挟着引下げ具9により挟着してフィ
ルム2をガイド8に押し当てながら引き下げ、その引下
げ中に前記チップ3に分離体10を押し当てれば、チッ
プ3が回転駆動する分離体10によって順次掻き上げら
れて掻き上げ失敗がなく、フィルム2から自動的に、し
かも確実に分離され、リングフレーム1の近くのチップ
3も確実に分離される。
【0009】
【実施例】本発明のチップ剥離装置の一実施例を図1〜
図4に基づいて詳細に説明する。このチップ剥離装置
は、図に示すようにリングフレーム1にフィルム2が
張られ、そのフィルム2にチップ3が付着されているワ
ーク4を、手作業とか適宜の機械作業で搬送体5(第1
ベルトコンベア12)にのせて搬送し、同コンベア12
で搬送されてきたワーク4を搬送体5(第2ベルトコン
ベア13)で引き継いでその先まで搬送するようにして
ある。
【0010】第2ベルトコンベア13で搬送されるワー
ク4は搬送途中で押えローラ14で押さえられながら搬
送され、同ワーク4の先端が降下しているストッパー1
5に突き当たるとその旨が図示されていないセンサによ
り検知され、その検知に基づいて第2ベルトコンベア1
3の回転が停止するようにしてある。
【0011】次に図2に示すように剥離体7が降下して
フィルム2のうち移動方向先端部6を押し下げてリング
フレーム1から剥し、同先端部6を下方に垂下させる。
垂下した先端部6が剥離体7の下に配置されている挟着
引下げ具9の対向する二つの挟着片16により挟着され
ると、図3に示すようにストッパー15及び剥離体7が
上昇するようにしてある。
【0012】その後、それまで図1の2点鎖線の位置ま
で後退していたチップシュータ17が、エアシリンダ1
8により図1の右方向に押されて図1の実線の位置まで
移動する。このとき、チップシュータ17に回転可能に
取付けられている分離体10及びモータ20が同方向に
一緒に移動して、垂下したフィルム2の先端部6が分離
体10とガイド8との間に挟まれるようにしてある。
【0013】この状態で図2のモータ20により回転
式の分離体10を反時計回りに回転駆動させ、図3に
示すエアシリンダ21をガイドレール22に沿って同図
の右方向に移動させると、挟着引下げ具9に挟着されて
いるフィルム2がガイド8に押し付けられながら、右斜
め下方に引かれてリングフレーム1から剥される。こ
のとき、フィルム2に不良品のチップ3が残っている
と、同チップ3が分離体10とガイド8にはさまれる位
置まで来たときに、回転駆動する分離体10の2以上の
直線状又は螺旋状に形成されたエッジで順次掻き上げら
れてフィルム2から剥離され分離されるようにしてあ
る。
【0014】剥離分離された不良品のチップ3は図3の
ように分離体10の外周面にのって同分離体10の回転
方向に運ばれ、チップシュータ17内に排出され、チッ
プシュータ17の下方に設置してある図4の不良チップ
収容箱23、24内に落下するようにしてある。
【0015】ここで2個の不良チップ収容箱23、24
を配置してあるのは、廃棄の都合上、不良チップの種
類、例えば金メッキしてあるものとしてないもの、とい
うように分けて回収するためである。2個の不良チップ
収容箱23、24のいずれに回収するかは図1の不良チ
ップ切り換え弁25の切替えにより選択できるようにし
てある。この切替えは手動あるいはアクチュエータ等に
より自動的に行なう。
【0016】前記のようにフィルム2をリングフレーム
1から剥し、フィルム2から不良品のチップ3を剥離し
終ると、図4のようにフィルム2は下方に垂れ下がるの
で、その下方に図4のようにフィルム収容箱26を配置
して、挟着引下げ具9の挟着片16を広げることにより
落下するフィル2が同フィルム収容箱26内に収容され
るようにしてある。
【0017】図3のようにフィルム2を剥すときに、同
フィルム2を引く力によりリングフレーム1も自然に図
の左方向に引かれるので、フイルム2を剥し終った後は
図1の排出体11(第3ベルトコンベア)を図示しない
モータにより回転させて、リングフレーム1を図4のよ
うに左側に搬送する。このときリングフレーム1が排出
体11の適当な位置まで来ると図示しないセンサにより
検知され、その検知に基づいて同排出体11が停止して
剥離工程が終了するようにしてある。この停止時に排出
体11の上のリングフレーム1は手作業あるいは適当な
搬送装置により取り除かれる。
【0018】本発明における分離体10は図5示すよ
うに回転ロールの外周面に8本のエッジ27を直線状に
形成したものとか、図6に示すようにエッジ27を螺旋
状に形成したものとかであっても良い。むろんエッジの
本数は2本以上であれば8本より多くても少なくても良
【0019】
【発明の効果】本発明のチップ剥離装置によれば、フィ
ルムからチップを分離する分離体が回転ロールの外周面
に2以上の直線状又は螺旋状のエッジを形成しチップを
掻き上げるように回転駆動されるものなので、チップを
前記エッジで順次掻き上げる働きをすることになり、チ
プが小さい場合、不揃いの場合、フィルムの粘着力が
い場合チップがリングフレームの近くに残ってい
ような場合でも、エッジが全てのチップを確実に捕捉し
フィルムか無理なく確実に分離することができ、更
にチップ剥離の際、フィルムが破損してチップ剥離作業
に支障を生じることもないので、チップ剥離作業を能率
よく行うことができるという効果を有する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ剥離装置の一実施例を示す縦断
側面図。
【図2】図1のチップ剥離装置においてワークを停止さ
せた状態の部分説明図。
【図3】図1のチップ剥離装置においてフィルムを剥離
する状態の部分説明図。
【図4】図1のチップ剥離装置においてフィルムを剥離
し且つチップを分離した後の部分説明図。
【図5】本発明のチップ剥離装置における分離体の一例
を示す斜視図。
【図6】本発明のチップ剥離装置における分離体の他例
を示す斜視図。
【図7】(a)はリングフレームに張ってあるフィルム
にチップを付着した状態の斜視図、(b)は一部のチッ
プが分離されずに残っている状態の斜視図。
【図8】従来のチップ剥離装置によりフィルムを押し下
げた状態の説明図。
【図9】図9のチップ剥離装置によりフィルムからチッ
プを分離する状態の説明図。
【符号の説明】
1 リングフレーム 2 フィルム 3 チップ 4 ワーク 5 搬送体 6 移動方向先端部 7 剥離体 8 ガイド 9 挟着引下げ具 10 分離体 11 搬出体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−128445(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングフレーム(1)にフィルム(2)
    が張られ、そのフィルム(2)にチップ(3)が付着さ
    れているワーク(4)を搬送する搬送体(5)と、フィ
    ルム(2)のうち移動方向先端部(6)をリングフレー
    ム(1)から剥離させる剥離体(7)と、剥離された同
    先端部(6)を挟着して同フィルム(2)をガイド
    (8)に圧接させながら引き下げる挟着引下げ具(9)
    と、その引下げ中にチップ(3)に押し当ててフィルム
    (2)からチップ(3)を分離する分離体(10)と、
    フィルム(2)が剥離されたリングフレーム(1)を搬
    出する搬出体(11)とを備え、分離体(10)は回転
    ロールの外周面に以上の直線状又は螺旋状のエッジを
    形成しチップを掻き上げるよう回転駆動されるものであ
    ることを特徴とするチップ剥離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2598812B2 (ja) * 1988-11-08 1997-04-09 日東電工株式会社 フイルム剥離装置

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