JPH05258841A - Ptcロールヒータ - Google Patents
PtcロールヒータInfo
- Publication number
- JPH05258841A JPH05258841A JP8987992A JP8987992A JPH05258841A JP H05258841 A JPH05258841 A JP H05258841A JP 8987992 A JP8987992 A JP 8987992A JP 8987992 A JP8987992 A JP 8987992A JP H05258841 A JPH05258841 A JP H05258841A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ptc
- roll
- heating elements
- outer tube
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ロールの外筒(1)内面と等しい曲率の外面
を持った偏平状のPTCセラミック発熱体(2)を、複
数個、当該外筒(1)内面に取り付けたPTCロールヒ
ータ。各発熱体(2)の底面は、外筒(1)と同軸の多
角形内筒(3)によって支持する。また、外筒(1)内
面と発熱体(2)外面は、熱伝導性の高いSi接着剤
(5)で接着する 【効果】 製造プロセスが簡単で、安定して製造するこ
とが可能となる。また、発熱体の外面が外筒の内面に直
接、密着しているため、加熱立上りが速い。
を持った偏平状のPTCセラミック発熱体(2)を、複
数個、当該外筒(1)内面に取り付けたPTCロールヒ
ータ。各発熱体(2)の底面は、外筒(1)と同軸の多
角形内筒(3)によって支持する。また、外筒(1)内
面と発熱体(2)外面は、熱伝導性の高いSi接着剤
(5)で接着する 【効果】 製造プロセスが簡単で、安定して製造するこ
とが可能となる。また、発熱体の外面が外筒の内面に直
接、密着しているため、加熱立上りが速い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機,レーザプ
リンタ,ファクシミリ等の記録装置に用いられるトナー
定着用ロールに用いるPTC(正の抵抗温度特性)サー
ミスタを用いたロールヒータに関する。
リンタ,ファクシミリ等の記録装置に用いられるトナー
定着用ロールに用いるPTC(正の抵抗温度特性)サー
ミスタを用いたロールヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる記録装置の定着用ロールと
しては、ハロゲンヒータをロール中央に内蔵したものが
あり、ロール表面温度を温度センサによって監視しなが
らハロゲンヒータを温度制御するようにしている。しか
し、このようなヒータでは、温度制御が複雑になること
から、自己温度制御機能を有するPTCヒータを用いた
ものが種々提案されている。
しては、ハロゲンヒータをロール中央に内蔵したものが
あり、ロール表面温度を温度センサによって監視しなが
らハロゲンヒータを温度制御するようにしている。しか
し、このようなヒータでは、温度制御が複雑になること
から、自己温度制御機能を有するPTCヒータを用いた
ものが種々提案されている。
【0003】例えば特開昭56−123581号公報で
は、PTC特性を有するセラミックの粒子をガラス等の
結着材に分散した発熱体が開示されており、これによ
り、発熱体をクラックのない、均質なものとでき、むら
のない定着を可能としている。
は、PTC特性を有するセラミックの粒子をガラス等の
結着材に分散した発熱体が開示されており、これによ
り、発熱体をクラックのない、均質なものとでき、むら
のない定着を可能としている。
【0004】また、実開昭56−164257号公報で
は、一端に開口を有する筒状のロールと、相対向する電
極を有する板状のPTCサーミスタと、このPTCサー
ミスタをロール内にバネ力で保持する弾性材を設け、P
TCサーミスタを弾性材を介してロール内壁に熱的に接
触させたロールヒータが開示されており、これにより、
個々のPTCサーミスタの僅かな温度のバラツキが弾性
材やロールに吸収され、ロールの均熱化を可能としてい
る。
は、一端に開口を有する筒状のロールと、相対向する電
極を有する板状のPTCサーミスタと、このPTCサー
ミスタをロール内にバネ力で保持する弾性材を設け、P
TCサーミスタを弾性材を介してロール内壁に熱的に接
触させたロールヒータが開示されており、これにより、
個々のPTCサーミスタの僅かな温度のバラツキが弾性
材やロールに吸収され、ロールの均熱化を可能としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の特開
昭56−123581号公報に記載されたものでは、製
造プロセスが非常に複雑であり、また製造条件によりP
TC特性が大きく左右され、安定した製造が行いにく
く、実用性に著しく乏しいという問題がある。
昭56−123581号公報に記載されたものでは、製
造プロセスが非常に複雑であり、また製造条件によりP
TC特性が大きく左右され、安定した製造が行いにく
く、実用性に著しく乏しいという問題がある。
【0006】また、前記の実開昭56−164257号
公報に記載されたものでは、PTC発熱体は放熱板を介
して円筒外表面に熱を伝えるようになっているため、立
上りに時間を要するとともに、充分な熱量をロール表面
に伝達できないという問題がある。
公報に記載されたものでは、PTC発熱体は放熱板を介
して円筒外表面に熱を伝えるようになっているため、立
上りに時間を要するとともに、充分な熱量をロール表面
に伝達できないという問題がある。
【0007】本発明が解決すべき課題は、製造プロセス
が簡単で安定して製造が可能であり、加熱立上り時間が
速いロールヒータを提供することである。
が簡単で安定して製造が可能であり、加熱立上り時間が
速いロールヒータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明のPTCロールヒータは、ロールの外筒内面
と等しい曲率の外面を持ったPTCセラミック発熱体
を、複数個、当該円筒内面に取り付けたものである。
め、本発明のPTCロールヒータは、ロールの外筒内面
と等しい曲率の外面を持ったPTCセラミック発熱体
を、複数個、当該円筒内面に取り付けたものである。
【0009】
【作用】ロール内面の曲率に合った曲面をPTC発熱体
に持たせて、これを複数個、直接ロール内面に接着す
る。接着にはSi系接着剤を用い、多少の寸法誤差及び
外筒とPTCセラミックスの熱膨張差は吸収できる。内
部電極を各PTC発熱体で共通とし、組立てを簡素化す
る。
に持たせて、これを複数個、直接ロール内面に接着す
る。接着にはSi系接着剤を用い、多少の寸法誤差及び
外筒とPTCセラミックスの熱膨張差は吸収できる。内
部電極を各PTC発熱体で共通とし、組立てを簡素化す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例を参照しながら具体的
に説明する。図1は本発明の実施例を示すもので、
(a)は縦断正面図、(b)は側断面図、(c)はPT
Cセラミックスの断面図である。
に説明する。図1は本発明の実施例を示すもので、
(a)は縦断正面図、(b)は側断面図、(c)はPT
Cセラミックスの断面図である。
【0011】これらの図において、1はアルミニウム等
の導電性材料からなる外筒、2はチタン酸バリウム等の
PTCセラミックス製の発熱体、3は複数の発熱板2を
取り付けるとともに電極の機能を有するアルミニウム等
の導電性材料からなる四角形の内筒、4はNiメッキ等
からなる電極膜、5はSi接着剤である。発熱体2は底
面が内筒3に接するように平面であり、対向面は外筒1
の内面の曲率と等しい曲率を有する曲面である。
の導電性材料からなる外筒、2はチタン酸バリウム等の
PTCセラミックス製の発熱体、3は複数の発熱板2を
取り付けるとともに電極の機能を有するアルミニウム等
の導電性材料からなる四角形の内筒、4はNiメッキ等
からなる電極膜、5はSi接着剤である。発熱体2は底
面が内筒3に接するように平面であり、対向面は外筒1
の内面の曲率と等しい曲率を有する曲面である。
【0012】図2は図1のA部詳細図であり、(a)は
正面図、(b)は側面図である。図2に示されているよ
うに、外筒1の端部内面には接着剤用溝6が形成されて
おり、この溝6に銀ペースト等の導電性接着剤7が注入
されて外筒1と発熱体2表面の電極膜4が電気的に接続
される。発熱体2の表面と裏面の電極膜4,4には、図
1に示すように、外筒1および内筒3に設けた端子部
8,9に外部から通電することにより電圧を加える。こ
のようにして、複数の発熱体2の各表面が外筒1の内周
面に直接密着した、加熱立上りのよいロールヒータが得
られる。また、それぞれの発熱体2はプレス成形や押出
し成形等により成形できるため、製造が簡単にできる。
正面図、(b)は側面図である。図2に示されているよ
うに、外筒1の端部内面には接着剤用溝6が形成されて
おり、この溝6に銀ペースト等の導電性接着剤7が注入
されて外筒1と発熱体2表面の電極膜4が電気的に接続
される。発熱体2の表面と裏面の電極膜4,4には、図
1に示すように、外筒1および内筒3に設けた端子部
8,9に外部から通電することにより電圧を加える。こ
のようにして、複数の発熱体2の各表面が外筒1の内周
面に直接密着した、加熱立上りのよいロールヒータが得
られる。また、それぞれの発熱体2はプレス成形や押出
し成形等により成形できるため、製造が簡単にできる。
【0013】以上の実施例では、4個の発熱体2と四角
形の内筒3で構成した例を示したが、一般的にはn個の
発熱体とn角形の内筒又は円筒とすることができる。
形の内筒3で構成した例を示したが、一般的にはn個の
発熱体とn角形の内筒又は円筒とすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば下
記の効果を奏する。 製造プロセスが簡単で、安定して製造することが可
能となる。 発熱体の外面が外筒の内面に直接、密着しているた
め、加熱立上りが速い。
記の効果を奏する。 製造プロセスが簡単で、安定して製造することが可
能となる。 発熱体の外面が外筒の内面に直接、密着しているた
め、加熱立上りが速い。
【図1】 本発明の実施例を示すもので、(a)は縦断
正面図、(b)は側断面図、(c)はPTCセラミック
スの断面図である。
正面図、(b)は側断面図、(c)はPTCセラミック
スの断面図である。
【図2】 図1のA部詳細図であり、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
(b)は側面図である。
1 外筒、2 発熱体、3 内筒、4 電極膜、5 S
i接着剤、6 接着剤用溝、7 導電性接着剤、8,9
端子部
i接着剤、6 接着剤用溝、7 導電性接着剤、8,9
端子部
Claims (3)
- 【請求項1】 ロールの外筒内面と等しい曲率の外面を
持った偏平状のPTCセラミック発熱体を、複数個、当
該外筒内面に取り付けたことを特徴とするPTCロール
ヒータ。 - 【請求項2】 各発熱体の底面が、外筒と同軸の多角形
内筒又は円筒によって支持されている請求項1記載のP
TCロールヒータ。 - 【請求項3】 外筒内面と発熱体外面とが熱伝導性の高
い接着剤で接着されている請求項1記載のPTCロール
ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8987992A JPH05258841A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | Ptcロールヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8987992A JPH05258841A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | Ptcロールヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05258841A true JPH05258841A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13983059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8987992A Pending JPH05258841A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | Ptcロールヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05258841A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077266A1 (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-14 | 三菱重工業株式会社 | 熱媒体加熱装置 |
KR20230059449A (ko) * | 2021-10-26 | 2023-05-03 | 주식회사 서연이화 | 차량 내장재용 발열체 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP8987992A patent/JPH05258841A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077266A1 (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-14 | 三菱重工業株式会社 | 熱媒体加熱装置 |
KR20230059449A (ko) * | 2021-10-26 | 2023-05-03 | 주식회사 서연이화 | 차량 내장재용 발열체 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010807 |