JPH05258459A - 周波数変調方式における復調装置 - Google Patents
周波数変調方式における復調装置Info
- Publication number
- JPH05258459A JPH05258459A JP4052621A JP5262192A JPH05258459A JP H05258459 A JPH05258459 A JP H05258459A JP 4052621 A JP4052621 A JP 4052621A JP 5262192 A JP5262192 A JP 5262192A JP H05258459 A JPH05258459 A JP H05258459A
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- Japan
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- output
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モアレを低減し、ジッタ成分を吸収するＦＭ
変調方式における復調装置。 【構成】 周波数変調された信号を高周波側にシフトす
る平衡変調回路６と、該平衡変調回路６の出力を帯域通
過させるＢＰＦ１４と、該ＢＰＦ１４の出力を復調する
復調回路１１と、該復調回路１１の出力を同期分離５
して得られる信号を基準として基準信号を発生する信号
発生手段７，８，９備え、前記基準信号を前記平衡変調
回路６に入力する構成とする。
変調方式における復調装置。 【構成】 周波数変調された信号を高周波側にシフトす
る平衡変調回路６と、該平衡変調回路６の出力を帯域通
過させるＢＰＦ１４と、該ＢＰＦ１４の出力を復調する
復調回路１１と、該復調回路１１の出力を同期分離５
して得られる信号を基準として基準信号を発生する信号
発生手段７，８，９備え、前記基準信号を前記平衡変調
回路６に入力する構成とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数変調方式におけ
る復調装置に関する。
る復調装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の復調装置としては、例え
ば公開特許公報 特開昭６３−１４４４５８号（Ｇ１１
Ｂ ２０／０６）が挙げられる。図３にビデオ・テープ
・レコーダの再生系におけるＦＭ復調装置の回路ブロッ
ク図を示す。図において、磁気テープ１から磁気ヘッド
２で再生された搬送波周波数ｆCを持つ被変調信号Ｆ
Sは、プリアンプ３で増幅された後、ＨＰＦ４及び水平
同期信号分離回路５に供給される。被変調信号ＦSはＨ
ＰＦ４を通過すると搬送波周波数ｆCが出力され、平衡
変調器６に入力される。一方、前記分離された水平同期
信号は、位相比較器７を介して電圧制御発振器（ＶＣ
Ｏ）８に入力され、その発振周波数ｆSを制御する。Ｖ
ＣＯ８の発振周波数ｆSは、前記平衡変調器６に入力さ
れ、前記搬送周波数ｆCを平衡変調する。ＶＣＯ８の出
力ｆSは分周器９で分周された後、位相比較器７にも入
力される。前記平衡変調器６の出力ｆC±ｆSは、ＨＰＦ
１０を介して上側帶波を抽出しＦＭ復調器１１で復調さ
れる。その結果、ジッタが除去された信号が端子１２に
出力される。
ば公開特許公報 特開昭６３−１４４４５８号（Ｇ１１
Ｂ ２０／０６）が挙げられる。図３にビデオ・テープ
・レコーダの再生系におけるＦＭ復調装置の回路ブロッ
ク図を示す。図において、磁気テープ１から磁気ヘッド
２で再生された搬送波周波数ｆCを持つ被変調信号Ｆ
Sは、プリアンプ３で増幅された後、ＨＰＦ４及び水平
同期信号分離回路５に供給される。被変調信号ＦSはＨ
ＰＦ４を通過すると搬送波周波数ｆCが出力され、平衡
変調器６に入力される。一方、前記分離された水平同期
信号は、位相比較器７を介して電圧制御発振器（ＶＣ
Ｏ）８に入力され、その発振周波数ｆSを制御する。Ｖ
ＣＯ８の発振周波数ｆSは、前記平衡変調器６に入力さ
れ、前記搬送周波数ｆCを平衡変調する。ＶＣＯ８の出
力ｆSは分周器９で分周された後、位相比較器７にも入
力される。前記平衡変調器６の出力ｆC±ｆSは、ＨＰＦ
１０を介して上側帶波を抽出しＦＭ復調器１１で復調さ
れる。その結果、ジッタが除去された信号が端子１２に
出力される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の回路構成におい
て、再生されたＦＭ被変調信号ＦSに含まれているジッ
タ成分をｆJとすれば、平衡変調器６に入力される信号
は、（ｆS＋ｆJ）±（ｆC＋ｆJ）＝ｆS＋ｆC＋２ｆJ又
は、ｆS−ｆCとなり、ＨＰＦ１０通過後の信号は、ｆS
＋ｆC＋２ｆJとなって、ジッタ成分ｆJが除去されてい
ない。
て、再生されたＦＭ被変調信号ＦSに含まれているジッ
タ成分をｆJとすれば、平衡変調器６に入力される信号
は、（ｆS＋ｆJ）±（ｆC＋ｆJ）＝ｆS＋ｆC＋２ｆJ又
は、ｆS−ｆCとなり、ＨＰＦ１０通過後の信号は、ｆS
＋ｆC＋２ｆJとなって、ジッタ成分ｆJが除去されてい
ない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】周波数変調された信号を
高周波側にシフトする平衡変調回路と、該平衡変調回路
の出力を帯域通過させるＢＰＦと、該ＢＰＦの出力を復
調する復調回路と、該復調回路の出力を同期分離して得
られる信号を基準として基準信号を発生する信号発生手
段を備え、前記基準信号を前記平衡変調回路に入力する
構成とする。
高周波側にシフトする平衡変調回路と、該平衡変調回路
の出力を帯域通過させるＢＰＦと、該ＢＰＦの出力を復
調する復調回路と、該復調回路の出力を同期分離して得
られる信号を基準として基準信号を発生する信号発生手
段を備え、前記基準信号を前記平衡変調回路に入力する
構成とする。
【０００５】
【作用】ＦＭ復調後のビデオ信号を同期分離して得られ
る水平同期信号を、ＰＬＬ回路を構成する基準信号発生
手段で発生する基準信号で再生ＦＭ被変調信号を平衡変
調器で変調した後、ＢＰＦを通過させ平衡変調器出力の
低域分ｆS1＋ｆS2−ｆCを抽出して該信号を復調するこ
とにより、ジッタ成分のないビデオ信号が得られる。
る水平同期信号を、ＰＬＬ回路を構成する基準信号発生
手段で発生する基準信号で再生ＦＭ被変調信号を平衡変
調器で変調した後、ＢＰＦを通過させ平衡変調器出力の
低域分ｆS1＋ｆS2−ｆCを抽出して該信号を復調するこ
とにより、ジッタ成分のないビデオ信号が得られる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。図１はその回路ブロック図、図２（ａ）は再生Ｆ
Ｍ信号の周波数分布の説明図、同図（ｂ）は平衡変調器
の出力信号の周波数分布の説明図、同図（ｃ）は復調後
のビデオ信号の周波数分布の説明図である。図３と同一
部分には同じ番号を付けてその説明を省略する。図にお
いて、１３はＦＭ信号等価器、１４はＢＰＦ、１５は帯
域制限器、１６は周波数発振器でジッタ補正能力を高め
るためのものである。
する。図１はその回路ブロック図、図２（ａ）は再生Ｆ
Ｍ信号の周波数分布の説明図、同図（ｂ）は平衡変調器
の出力信号の周波数分布の説明図、同図（ｃ）は復調後
のビデオ信号の周波数分布の説明図である。図３と同一
部分には同じ番号を付けてその説明を省略する。図にお
いて、１３はＦＭ信号等価器、１４はＢＰＦ、１５は帯
域制限器、１６は周波数発振器でジッタ補正能力を高め
るためのものである。
【０００７】次にその動作について説明する。磁気テー
プ１から再生されるＦＭ信号は、プリアンプ３及びＦＭ
等価器１３で増幅され平衡変調器６に入力される。再生
ＦＭ信号には、記録再生時にテープ走行系で発生するス
ティックスリップその他の要因によるジッタ成分が含ま
れている。このジッタ成分をｆJとすれば、ＦＭ等価器
１３の出力は（ｆC＋ｆJ）となり、後述する基準信号発
生手段からの信号（ｆ S1＋ｆJ）及び発振器１６からの
信号ｆS2が平衡変調器６で乗算され、｛（ｆS1＋ｆJ）
±（ｆC＋ｆJ＋）±ｆS2｝が出力される。ＢＰＦ１４で
余分な成分が除去されるとともに、信号（ｆS1＋ｆS2−
ｆC）が抽出され、次のＦＭ復調器１１で復調され、端
子１２にジッタ成分ｆJが除去されたビデオ信号（ｆS1
＋ｆS2−ｆC）が出力される。
プ１から再生されるＦＭ信号は、プリアンプ３及びＦＭ
等価器１３で増幅され平衡変調器６に入力される。再生
ＦＭ信号には、記録再生時にテープ走行系で発生するス
ティックスリップその他の要因によるジッタ成分が含ま
れている。このジッタ成分をｆJとすれば、ＦＭ等価器
１３の出力は（ｆC＋ｆJ）となり、後述する基準信号発
生手段からの信号（ｆ S1＋ｆJ）及び発振器１６からの
信号ｆS2が平衡変調器６で乗算され、｛（ｆS1＋ｆJ）
±（ｆC＋ｆJ＋）±ｆS2｝が出力される。ＢＰＦ１４で
余分な成分が除去されるとともに、信号（ｆS1＋ｆS2−
ｆC）が抽出され、次のＦＭ復調器１１で復調され、端
子１２にジッタ成分ｆJが除去されたビデオ信号（ｆS1
＋ｆS2−ｆC）が出力される。
【０００８】一方、ＦＭ復調器１１の出力は、同期分離
回路５でジッタ成分ｆJを含んだ水平同期信号が抽出さ
れ、帯域制限器１５を介して位相比較器７に入力され、
ＶＣＯ８の発振周波数ｆS1＋ｆJを制御する。ＶＣＯ８
の信号（ｆS1＋ｆJ）は、分周器９で分周されて前記位
相比較器７に入力され、同期信号と位相比較される。そ
の結果、ＶＣＯ８からジッタ成分を含んだ基準信号（ｆ
S1＋ｆJ）が出力され、平衡変調器６に入力される。平
衡変調器６の出力は、ジッタ成分を完全に除去すること
はできないが、水平同期信号、或るいはそれに相当する
基準信号の２周期以上で、且つ同じ方向のジッタ成分を
持ち、その変動時間が搬送波の位相の半周期を越えない
限り十分にジッタ補正が可能である。
回路５でジッタ成分ｆJを含んだ水平同期信号が抽出さ
れ、帯域制限器１５を介して位相比較器７に入力され、
ＶＣＯ８の発振周波数ｆS1＋ｆJを制御する。ＶＣＯ８
の信号（ｆS1＋ｆJ）は、分周器９で分周されて前記位
相比較器７に入力され、同期信号と位相比較される。そ
の結果、ＶＣＯ８からジッタ成分を含んだ基準信号（ｆ
S1＋ｆJ）が出力され、平衡変調器６に入力される。平
衡変調器６の出力は、ジッタ成分を完全に除去すること
はできないが、水平同期信号、或るいはそれに相当する
基準信号の２周期以上で、且つ同じ方向のジッタ成分を
持ち、その変動時間が搬送波の位相の半周期を越えない
限り十分にジッタ補正が可能である。
【０００９】図２（ａ）は、再生ＦＭ信号の周波数分布
図を示したもので、ｆJ-nは再生ＦＭ信号ｆCの下側帯
波、ｆJ0はそのキャリア周波数、ｆJ+nは上側帯波であ
る。図２（ｂ）は、搬送波抑圧ＡＭ発生器として動作す
る平衡変調器６の出力の周波数分布図であり、点線内は
ＢＰＦ１４の周波数帯域を示す。図２（ｃ）は、ＦＭ復
調器１１の出力の周波数分布を示したもので、点線は平
衡変調を行わない従来例のパルスカウント復調器の回路
構成による出力の周波数分布を示している。従来例で
は、復調出力の帯域内に２逓倍ＦＭスペクトラム（斜線
部分）が混入し、モアレの原因になっているが、本発明
の回路構成では２逓倍のＦＭスペクトラムの混入は無
く、ＦＭ復調器及び、ＦＭ変調指数・搬送波等が原因と
なって発生するモアレも抑制されている。なお、本発明
の回路構成では、ＦＭ復調器１１への入力信号は、上下
側帶波が逆になるが、復調後の信号には悪影響を及ぼさ
ない。
図を示したもので、ｆJ-nは再生ＦＭ信号ｆCの下側帯
波、ｆJ0はそのキャリア周波数、ｆJ+nは上側帯波であ
る。図２（ｂ）は、搬送波抑圧ＡＭ発生器として動作す
る平衡変調器６の出力の周波数分布図であり、点線内は
ＢＰＦ１４の周波数帯域を示す。図２（ｃ）は、ＦＭ復
調器１１の出力の周波数分布を示したもので、点線は平
衡変調を行わない従来例のパルスカウント復調器の回路
構成による出力の周波数分布を示している。従来例で
は、復調出力の帯域内に２逓倍ＦＭスペクトラム（斜線
部分）が混入し、モアレの原因になっているが、本発明
の回路構成では２逓倍のＦＭスペクトラムの混入は無
く、ＦＭ復調器及び、ＦＭ変調指数・搬送波等が原因と
なって発生するモアレも抑制されている。なお、本発明
の回路構成では、ＦＭ復調器１１への入力信号は、上下
側帶波が逆になるが、復調後の信号には悪影響を及ぼさ
ない。
【００１０】
【発明の効果】上述の構成により、ジッタ及びモアレが
低減され、その効果は大きい。
低減され、その効果は大きい。
【図１】本発明の回路ブロック図である。
【図２】各主要部の出力信号の周波数分布図である。
【図３】従来例の回路ブロック図である。
５ 水平同期分離回路 ６ 平衡変調器 ７ 位相比較器 ８ 電圧制御発振器（ＶＣＯ） ９ 分周器 １１ ＦＭ復調器 １４ バンドパスフィルタ（ＢＰＦ）
Claims (1)
- 【請求項１】 周波数変調された信号を高周波側にシフ
トする平衡変調回路と、該平衡変調回路の出力を帯域通
過させるバンドパスフィルタ（以下ＢＰＦと称する）
と、該ＢＰＦの出力を復調する復調回路と、該復調回路
の出力を同期分離して得られる信号を基準として基準信
号を発生する信号発生手段を備え、該基準信号を前記平
衡変調回路に入力することを特徴とする周波数変調方式
における復調回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4052621A JPH05258459A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 周波数変調方式における復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4052621A JPH05258459A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 周波数変調方式における復調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05258459A true JPH05258459A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12919882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4052621A Pending JPH05258459A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 周波数変調方式における復調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05258459A (ja) |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4052621A patent/JPH05258459A/ja active Pending
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