JPH0525831Y2 - - Google Patents

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JPH0525831Y2
JPH0525831Y2 JP1987143771U JP14377187U JPH0525831Y2 JP H0525831 Y2 JPH0525831 Y2 JP H0525831Y2 JP 1987143771 U JP1987143771 U JP 1987143771U JP 14377187 U JP14377187 U JP 14377187U JP H0525831 Y2 JPH0525831 Y2 JP H0525831Y2
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JP
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blade
rotary blade
electric
rotary
blades
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JP1987143771U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は封筒等を開封する電動開封器の回転刃
に関する。
〔従来技術と問題点〕
この種の電動開封器は、第3図(要部正面図)
に示すように、合成樹脂製のシヤーシ1の正面
に、封筒等の被開封物の矢印A方向への挿入移動
を案内する上下一対のガイド壁2が形成され、該
各ガイド壁2の中途に被開封物の押圧により揺動
するスイツチレバー3の一端が枢着されると共
に、該スイツチレバー3の揺動によるスイツチの
作動によつて駆動する電動機の出力軸より伝達ギ
ヤーを介して矢印方向に回転する上回転刃4及び
下回転刃5が取付けられているのが通常である。
なお、上記スイツチ、電動機、伝達ギヤーは図
示を省略する。
ところで、前記上下の各回転刃4,5は、従
来、2mm厚程度のSK鋼板より打抜かれ、焼入れ
後に、第4図A,Bに示す外周の刃部4a,5a
を研磨していたものであつた。
よつて、研磨には熟練と手間を要すると共に
SK鋼を素材としたことと相俟つてコスト高にな
るという問題点があつた。
さらにまた、各回転刃4,5による被開封物の
切れ味をよくするために、第5図に示すように、
上回転刃4の軸心4bに対して下回転刃5の軸心
5bを被開封物の移動方向(第3図の矢印A方
向)に向かつて若干傾斜させ、上回転刃4に対し
て下回転刃5を傾いた状態で接触させたものもみ
られるが、これは軸受部等の構成が複雑となり、
前記第4図に示したものに比しさらにコスト高と
なる欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、電動開封器の回転刃の素材として、
従来のSK鋼板(2mm厚程度)に代えて極薄の焼
入鋼板(約0.3〜0.6mm厚)を用い、打抜きかつ皿
状に成形したことにある。
したがつて、打抜きに際して回転刃の刃部がシ
ヤープに形成され、従来の如く研磨を必要とせ
ず、また皿状に成形したことにより、外周部の立
上り部の一部を交差重合して組込まれた上下の各
回転刃には、その交差重合部において回転刃自体
のバネ性により充分な圧接力が付与され、切れ味
が良好となるものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図A,Bに示すように、本考案の上回転刃
6及び下回転刃7は、その素材として、約0.3〜
0.6mm厚の極薄の焼入鋼板が用いられ、該焼入鋼
板より同一寸法に打抜き成形されている。
したがつて、極薄の焼入鋼板からの打抜きなの
で、外周縁の鋸歯状の刃部6a,7aをシヤープ
に形成することができ、打抜き後に刃部を研磨す
る必要がない。
焼入鋼板から打抜かれた回転刃6,7は、プレ
ス加工により周辺部に傾斜した立上がり部6b,
7bが形成されて皿のような形状にされる(第1
図B参照)。
こうして形成された皿状の回転刃6,7は、そ
の立上がり部6b,7b先端を一部で交差重合
し、重合部を圧接させた状態で各軸8,9に固着
される。刃部6a,7aの内側のエツジ部6c,
7cが2箇所の重合部X,Yで圧接し(第1図A
参照)、ここで被開封物を切ることになるので、
切れ味がよい。鋸歯状の刃部6a,7aを打抜き
成形したとき、第2図Aに示すように、内側のエ
ツジ部6c,7cに相手側の回転刃に向かつて突
出するバリ6d,7dが形成されるが、このバリ
6d,7dが開封すべき封筒等に食い込み、刃先
として作用する。
回転刃6,7は重合部X,Yにおいて圧接され
ているので、刃部6a,7aは相互に擦られて第
2図Bに示すようにエツジ部6c,7cが徐々に
磨耗していく。しかし、見方を変えると、この磨
耗により刃先は研磨に似た作用を受けていると言
える。すなわち、鋸歯状の刃部は常に研磨され、
切れ味を落とすことがない。また、刃部6a,7
aが鋸歯状に形成されているので、開封物は刃先
で切断されると同時に、鋸歯状の刃部6a,7a
の間に把持され、送り装置が無くても開封物を自
動的に送り込んで切断する。
上記の刃先の研磨に似た状態は、最初は点接触
から始まり、やがて面接触となり、刃部6a,7
aの鋸歯状をした部分が無くなるまで続くので、
長期間に渡り切れ味のよい状態を持続できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、極薄の焼入鋼板
(0.3〜0.6mm厚)から外周部に立上がり部を有す
る皿状に打抜かれて平行する各軸に固着された上
下の回転刃が、前記立上がり部の先端周縁に鋸歯
状の刃部を有し、該立上がり部が相互に交差する
ように重合圧接された構成なので、 (a) 回転刃の打抜き成形および皿状成形が容易で
あると共に、鋸歯状の刃部を打抜き成形後に研
磨する必要がない。
(b) 周縁に形成された鋸歯状の刃部をシヤープに
形成することができる。
(c) 各回転刃が2箇所の重合部で圧接するので、
刃部が常に研磨し合うのと同様の効果が得ら
れ、切れ味のよい状態を長期間持続できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転刃の実施例を示し、同図
Aは正面図、同図BはAの−線断面図、第2
図は回転刃の刃部の詳細を示す部分断面図で、A
はエツジ部に形成されたバリを示す図で、Bは刃
部が磨耗した状態を示す図、第3図は電動開封器
の要部正面図、第4図は従来の回転刃を示し、同
図Aは正面図、BはAの−線断面図、第5図
は従来の回転刃の変形を示す上面図である。 6……上回転刃、7……下回転刃、6a,7a
……刃部、6b,7b……立上り部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 封筒等の被開封物の押圧によつて揺動するスイ
    ツチレバーと、該スイツチレバーの揺動により作
    動するスイツチを介して駆動される電動機と、該
    電動機の駆動により伝達ギヤーを介して回転する
    上下の各回転刃とからなる電動開封器において、 極薄の焼入鋼板から外周部に立上がり部を有す
    る皿状に打ち抜かれて平行する各軸に固着された
    上下の回転刃が、前記立上がり部の先端周縁に鋸
    歯状の刃部を有し、該立上がり部が相互に交差す
    るように重合圧接されたことを特徴とする電動開
    封器の回転刃。
JP1987143771U 1987-09-22 1987-09-22 Expired - Lifetime JPH0525831Y2 (ja)

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JPS6450087U JPS6450087U (ja) 1989-03-28
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JPS51114797A (en) * 1975-04-01 1976-10-08 Souta Yamamoto Rotary cutting edge in waste straw cutter

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JPS6450087U (ja) 1989-03-28

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