JPH0525675B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ フレームと、 前記フレームに取付けられた回転自在のプラテ
ンと、 前記プラテンの前部に近接して前記フレームに
取付けられた印刷要素であつて、前記プラテンと
この印刷要素との間に挿入された個々のシートに
印刷をするための印刷要素と、 前記印刷要素に対して上方向に前記プラテンを
回転させるためのプラテン駆動手段と、 前記プラテンを協働して未印刷シートを前記プ
ラテンの底部からその前方へと上方前方へ供給す
る前記プラテンの底部に近接する下部プラテン供
給ロール及び案内手段と、 前記未印刷シートを前記下部プラテン供給ロー
ル及び案内手段と前記プラテンとに供給するため
の前記下部プラテン供給ロール及び案内手段から
上方後方に延設されている上部ホツパー手段と、 前記プラテンと協働して未印刷シートを前記上
部ホツパー手段に向つて上方後方へ供給するため
の前記プラテンの頂部に近接して前記フレームに
取付けられた上部プラテン供給ロール手段であつ
て、これが前記プラテンに密接する通常の供給位
置から前記プラテンとは離間するシート挿入位置
へと手動で移動可能な上部プラテン供給ロール手
段と、 前記上部ホツパー手段と前記下部プラテン供給
ロール及び案内手段との間に取付けられたシート
検知手段と、 前記上部プラテン供給ロール手段を手動で移動
することにより作動し、前記シート検知手段と協
働して前記プラテン駆動手段を作動させるための
押しスイツチ手段と、を備え、 前記シート検知手段は、前記未印刷シートの進
み側端縁を検知し、かつ前記上部プラテン供給ロ
ール手段を前記プラテンから離間することにより
前記押しスイツチ手段が作動した時、前記プラテ
ン駆動手段が作動して前記プラテンを上向きに回
転させ、印刷前に前記未印刷シートを印刷位置へ
移動させるシートの印刷装置。 ２ フレームと、 前記フレームに取付けられた回転自在のプラテ
ンと、 前記プラテンの前部に近接して前記フレームに
取付けられた印刷要素であつて、前記プラテンと
この印刷要素との間に挿入された個々のシートに
印刷をするための印刷要素と、 前記印刷要素に対して上方向ないしは下方向に
前記プラテンを回転させるためのプラテン駆動手
段と、 前記プラテンを協働して未印刷シートを前記プ
ラテンの底部からその前方へと上方前方へ供給す
る前記プラテンの底部に近接する下部プラテン供
給ロール及び案内手段と、 前記未印刷シートを前記下部プラテン供給ロー
ル及び案内手段と前記プラテンとに供給するため
の前記下部プラテン供給ロール及び案内手段から
上方後方に延設されている上部ホツパー手段と、 前記プラテンと協働して未印刷シートを前記上
部ホツパー手段に向つて上方後方へ供給するため
の前記プラテンの頂部に近接して前記フレームに
取付けられた上部プラテン供給ロール手段であつ
て、これが前記プラテンに密接する通常の供給位
置から前記プラテンとは離間するシート挿入位置
へと手動で移動可能な上部プラテン供給ロール手
段と、 前記上部ホツパー手段と前記下部プラテン供給
ロール及び案内手段との間に取付けられたシート
検知手段と、 前記未印刷シートの印刷完了後に前記プラテン
の回転方向を選択することにより作動し、前記シ
ート検知手段を協働して前記プラテン駆動手段を
作動させるための選択スイツチ手段と、を備え、 前記シート検知手段が前記印刷ずみシートの遅
れ側端縁を検知し、かつ前記選択スイツチ手段に
より前記プラテンの回転を上方向の回転に選択す
ることにより、前記プラテン駆動手段が作動し
て、印刷後に前記印刷ずみのシートを前記上部ホ
ツパー手段に向つて上方後方に移動させ、 前記シート検知手段が前記印刷ずみシートの遅
れ側端縁を検知し、かつ前記選択スイツチ手段に
より前記プラテンの回転を下方向の回転に選択す
ることにより、前記プラテン駆動手段が作動し
て、印刷後に前記印刷ずみシートを、最初はその
遅れ側端縁が前記下部プラテン供給ロール及び案
内手段を超えるよう上方に移動させ次いで順次積
み重ねるために下方に向つて移動させるシートの
印刷装置。 明細書 本発明は、印刷機、そしてさらに詳しくは文書
作成コンピユータシステム（ワードプロセツサ
ー）等と共に用いられるような高速度印刷機に関
するものである。 ワードプロセツサー用の高速印刷機は最少の操
作者（オペレーター）の介在のもとで印刷される
べき個々のシート（１枚の紙）を自動的に供給し
かつ印刷位置へと移動するのが可能であることが
特に要求される。 従来技術による印刷機の不利な点はシート（１
枚の紙）を印刷位置に移動するために操作者が順
次に数個の機構を操作することが必要であるとい
うことである。 従来技術のこのような欠点にかんがみ、本発明
の主要な目的は、印刷されるべき個々のシートを
自動的に供給しかつ印刷位置の中へと移動するこ
とのできる新規な印刷装置を提供することであ
る。 上記のまたさらに他の本発明の目的は、その前
方に印刷要素を持つた回転自在のプラテンと、上
部及び下部のプラテン供給ロールと、印刷要素に
対してプラテンを上方に回転させるプラテン駆動
装置とを有し、好ましくはプラテンの底部の上方
後方に延設されている上部ホツパーから、シート
の進み側端縁を印刷位置へ移動させるべくプラテ
ンを上方に回転させるよう上部プラテン供給ロー
ルをプラテンから離間させる移動作用により作動
する押しスイツチにより、未印刷シートを、プラ
テンの底部に次いで前方上方にプラテンの前方へ
と向わせ印刷位置に供給するよう作動する新規な
印刷装置によつて、達成される。 上記のまたさらにその他の本発明の目的と本発
明の特徴により一層十分に説明するために、下記
の好ましい実施例を添付図面とともに詳細に説明
する。 第１図は本発明の印刷装置の上面図、 第２図は第１図の２−２線に沿う第１図の印刷
装置の縦断前面図、 第３図は第１図及び第２図の３−３線に沿う第
１図の印刷装置の縦断側面図、 第４図は第２図及び第３図の４−４線に沿う第
１図の印刷装置の水平断面図、 第５図は第２図及び第３図の５−５線に沿う第
１図の印刷装置の水平断面図、 第６図は第１図の６−６線に沿う第１図の印刷
装置の拡大断面図、 第７図は第１図の７−７線に沿う第１図の印刷
装置の拡大断面図、 第８図は第１図の８−８線に沿う第１図の印刷
装置の拡大断面図で、作動位置にある印刷ヘツド
とリボンカートリツジとを示し、 第９図は第１図の８−８線に沿う第１図の印刷
装置とリポンカートリツジとを示し、 第１０図と第１１図は第１図の印刷装置の図解
的側断面で、その作動を示し、 第１２図は第１図の印刷装置の簡単化した回路
図である。 図面を参照すると、本発明の印刷装置は、第
１，２，３，４，５図に示されるように全体が１
２で示されている。印刷装置１２は好ましくは単
一のシートを分配する方式か或いは多数のシート
を丁合する方式かのいずれかを選択するように作
動可能であり、前壁１４、後壁１６、頂壁１８、
底壁２０、側壁２２及び２５と、２つの垂直方向
に間隔を置かれた空室２８及び３０を区劃形成す
るほぼ水平の中央壁２６とを具備している。印刷
機構は全体が５０で示され上部室２８の中に収容
されている。 さらに具体的に説明すると、上部の内部対向壁
２３及び２４とほぼ水平の中央壁２６とが一緒に
なつて、第２，３、及び４図に最もよく示される
ように上部室２８を区劃形成し、この室２８は印
刷機構５０を収容するのに適合する形状を有して
いる。中央壁２６は第３，４図に示されるように
後壁１６に近接しかつこれに沿つて延びてくる狭
くて長い開口３２を含んでいる。狭い開口３２は
上部室２８と下部室３０との間の連通を可能とし
ている。 頂壁１８は、これに回動自在に取付けられた巾
広の中央覆い部分３４を有し、また後壁１６に近
接しかつこれに沿つて延びている狭くて長い開口
３６と外側壁２２及び２５にそれぞれ回動自在に
取付けられた２つの脇ドアー部３８及び４０とを
包含している。頂部覆い３４はその開放位置が第
２，３図に最もよく示されているように、また脇
ドアー３８，４０はその開放位置が第２図に点線
で示されているように、印刷機構５０の保守のた
めに、この印刷機構５０への安易な入口を提供す
る。 さらに詳しく説明すると、頂部覆い３４は印刷
機構５０が見られるように透明プラスチツク材料
で作られ、頂壁１８の後部に蝶番３５で取付けら
れる。さらに頂部覆い３４は第２，３図に最もよ
く示されているように外方に突出するつめ３３を
有し、このつめ３３により操作者がこの頂部覆い
３４を開くのをより容易にする。左側の脇ドアー
３８は印刷機構５０を駆動するのに用いられる操
作レバー３７を包含し、また右側脇ドア４０は、
第１，２，１２図にに最もよく示されてているよ
うに、操作者が押しボタン選択スイツチ４１に接
近することができる開口３９を包含している。 底壁２０、後壁１６及び下部内方対向側壁１
９，２１は印刷ずみのシートPSをその印刷側を
下にして収容するためのホツパーとなる下部室３
０を区劃形成する。下部室ホツパー３０から丁合
された印刷ずみのシートPSを取り除くのを容易
にするために、底壁２０は第２，３及び５図に最
もよく示されているように、ほぼ下方に向つて後
方に延びている凹んだ中央部４２を含んでいる。 前壁１４は、第３，５図に最もよく示されてい
るように、印刷ずみのシートPSを取除くために
下部室ホツパー３０に容易に近づくことができる
開口４４を含んでいる。さらに円盤記憶機構４５
が左外方側壁２２と左下方内側壁１９との間に取
付けられている。そして印刷装置制御器４７が同
様に第２図及び第５図に示されているように右下
部内側壁２１と右外方側壁２５との間に取付けら
れている。印刷装置動力源４６が第２図及び第３
図に示されているように下部室３０の下に取付け
られている。動力スイツチ４８が動力源４６の前
側に設けられている。 本発明によれば、第１，２，３，４，８，９図
に最もよく示されているように、印刷機構５０は
上部室２８内に取り除き可能に取付けられたフレ
ーム５２と、フレーム５２に取付けられた回転自
在のプラテン５４と、プラテン５４と印刷要素５
６との間にさし挾まれる個々のシートに印刷する
ためにプラテン５４の前部に近接してフレーム５
２に回転自在に取付けられた“デージイ”回転車
印刷要素５６とを具備している。 さらに詳しく説明すると、第１，２，３，４図
に最もよく示されているように、逆方向に駆動可
能なプラテン駆動機構が、回転印刷車５６に対し
て上方に或いは下方へとプラテン５４を選択的に
回転させるためにフレーム５２に取付けられてい
る。このプラテン駆動機構は逆転可能なプラテン
駆動モーター５８を含んでおり、このモーター５
８がプラテン５４が取付けられたプラテンシヤフ
ト５３を順次回転させる歯車５７及び５９を駆動
する。 下部プラテン供給ロールと案内機構、第６，
７，８，９図に最もよく示されているように、プ
ラテン５４の底部に近接してフレーム５２に取付
けられ、プラテン５４の底部から上方前方に向つ
てプラテン５４の前方へと未印刷シートUSを供
給するためにプラテン５４と協同するように設け
られる。下部プラテン供給ロール及び案内機構
は、それに回転自在に取付けられた複数のローラ
６２を持つた弓状の供給案内６０を含んでいる。
第７図に最もよく示されているように、フレーム
５２に取付けられた板ばね６４が、ローラ６２と
プラテン５４の底部との間の接触を保つように案
内６０を通常においては上方に向つて付勢する。 駆動歯車５７，５９から離れたフレーム５２に
回動可能に取付けられている手動操作可能のプラ
テン緊張解放レバー７８が、第７図に点線で示す
ようにローラ６２をプラテン５４から離すために
設けられる。 この端部に対し緊張解放レバー７８の下端７９
が板ばね６４を下方に押して一方においてロール
６２をプラテン５４から離すように作用する。 第１，２，３図に最もよく示されるように下部
プラテン供給ロール及び案内機構から上方後方に
延設されている上部ホツパー板６６が、未印刷シ
ートUSを下部プラテン供給ロール６２及び案内
６０へ供給するために設けられる。ホツパープレ
ート６６は、上方後方に延設されている金属ブラ
ケツト６８上に取外し自在に取付けられかつねじ
６９によつてこのブラケツト６８に固定され、透
明な頂部覆い３４の狭い開口３６を貫通して延び
ている。 後壁１６に近接して、プラテン５４の下方のフ
レーム５２上に取付けられた印刷ずみシート案内
板５１が、第２，３，５，８，９図に最もよく示
されるように、印刷ずみの１枚のシートPSを、
印刷された側を下にして中央壁２６の狭い開口３
２を通つて下部室ホツパー３０へ向わせ、連続し
て印刷された多数のシートをその印刷された順序
に従つて下部室ホツパー３０内部において丁合す
るよう、案内するために設けられる。 その全体が符号７０で示されかつ第１，２，
３，６，７図に最もよく示されている押しスイツ
チと上部プラテン供給ロール機構が、上部ホツパ
ー板６６から印刷位置の中へと未印刷のシート
USを移動させるよう上方に向つてプラテン５４
を回転させる逆転可能なプラテン駆動モーター５
８を作動せるために、設けられる。プラテン５４
の頂部に近接してフレーム５２上に取付けられて
いる軸状の押しスイツチ７１は、上部ホツパー板
６６に向つて上方後方へ印刷ずみのシートPSを
供給するよう通常はプラテン５４と接触している
回転自在に取付けられた複数の上部プラテン供給
ロール７２を包含している。上部プラテン供給ロ
ール７２は、以下にさらに十分に説明するよう
に、プラテン５４にきわめて近接している通常の
供給位置からプラテン５４とは間隔がある１枚の
シートを挿入する位置へと手動で動かされるよう
に配設される。 フレーム５２に枢着された、手動操作可能の上
方に延びている押しスイツチレバー７３と下方に
延びている押しスイツチアクチユエータ７５と
は、第６図に最もよく示されているように、それ
に取付けられた押しスイツチ７１を持つた押しス
イツチカム７４に連結されている。押しスイツチ
レバー７３、カム７４及びアクチユエータ７５は
通常はスプリング７６によつて挿入しない位置に
保持されており、一方において、このスプリング
はまた上方プラテン供給ローラ７２をプラテン５
４と接触するよう保持する。第６図に点線で示す
ように、左脇ドア操作レバー３７が手動で押しス
イツチレバー７３に接触するように移動した時
に、押しスイツチアクチユエータ７５は、プラテ
ン駆動モーター５８を作動させる押しスイツチ７
７に接触する。プラテン軸５３に乗り上げる押し
スイツチカム７４はローラー７２をプラテン５４
から離間させる。 第１，８，９図に最もよく示されているよう
に、下部プラテン供給ローラ及び案内機構と上部
ホツパー板６６との間にフレーム５２上に取付け
られているシート検知器光電池８０が、１枚のシ
ートの進み側端縁LEと遅れ側端縁TEとを検知す
るために設けられる。光電池８０はプラテン駆動
モーター５８を作動させるように設けられてい
る。第１，２，１２図に最もよく示されているよ
うに右脇ドア４０の下方でフレーム５２に取付け
られている選択スイツチ４１が、シートの印刷完
了後にプラテン５４の回転方向を選択するために
設けられ、この選択スイツチ４１は逆転可能のプ
ラテン駆動モーター５８を作動させるように設け
られている。 光電池８０は、上部ホツパー板６６から未印刷
シートUSの進み側端縁LEを検知することによ
り、押しスイツチ機構７０がローラ７２をプラテ
ン５４から離間させるよう押しスイツチレバー７
３を手動によつて移動させることと相俟つて、プ
ラテン駆動モーター５８を印刷前に作動させ、未
印刷シートUSを印刷位置へと移動させるようプ
ラテン５４を上方向に回転させる。 第１０図に最もよく示されているように、光電
池８０は、印刷ずみのシートPSの遅れが側端縁
TEを検知することにより、選択スイツチ４１が
プラテン５４を上方向UPに回転するよう選択す
ることと相俟つて、プラテン駆動モーター５８を
印刷後に作動させ、印刷ずみのシートPSを上部
ホツパー板６６に向つて上方後方に移動させる。 第１１図に最もよく示されているように、光電
池８０は、印刷ずみのシートPSの遅れ側端縁TE
を検知することにより、選択スイツチ４１がプラ
テン５４を下方向DNに回転させるよう選択する
ことと相俟つて、プラテン駆動モーター５８を印
刷後に作動させて、印刷ずみのシートPSを、最
初は、その遅れ側端縁TEが下部プラテン供給案
内６０を超えるよう上方に移動させ次に下方室ホ
ツパー３０中で順次積み重ねるために下方に向つ
て移動させる。 第１，２，３，４，８，９図に最もよく示され
ているように、印刷ヘツドとリボンカートリツジ
との組立体が、プラテン５４に近接し回転印刷車
５６の回転軸がプラテン５４に垂直となる通常の
位置と、印刷車５６の除去と取替えのためのプラ
テン５４から離間して傾く不作動位置との間にお
いて傾斜運動をする回転印刷車５６を担持する印
刷ヘツド８２を支持するために、設けられる。印
刷ヘツド８２は一方においてその上に、印刷ヘツ
ド８２上において支持ラグ８７と接触しその一部
分９８がプラテン５４に近接している通常の位置
から同部９８が印刷ヘツド８２から離間して傾く
不作動位置へと傾斜運動するためのリボンカート
リツジ８３を支持し、その結果回転印刷車５６は
リボンカートリツジ８３を取り除くことなしに除
去され取替えることができる。 さらに詳しく説明すると、第１，２，４図に最
もよく示されているように、印刷ヘツドとリボン
カートリツジとの組立体は、フレーム５２に取付
けられた支持軸８５，８６上に動き得るように取
付けられた組立基板８４を包含している。印刷ヘ
ツドとリボンカートリツジとの組立体は印刷技術
上よく知られている作動機構によつてプラテン５
４の表面に平行な印刷ラインＰに沿つて移動する
ように配設される。 第９図に示されているように、印刷要素８２
は、印刷ヘツドとリボンカートリツジとの組立体
をプラテン５４から離間する不作動位置に傾ける
ために、この印刷ヘツド８２を基板８４に取付け
るための、印刷ヘツド８２の底部に近接しかつ印
刷ラインＰに平行な枢軸９０を有する。第８図に
示されているように、不作動位置は印刷車５６を
プラテン５４に近接している作動位置からほぼ90
度傾けて位置させる。第８図に示されているよう
に印刷ヘツド８２は通常はこの印刷ヘツド８２を
印刷位置に付勢するコイルばね８９を有する。第
８図に示されているように下方に延びた止め金９
２が印刷ヘツド８２を印刷位置に保持させるため
に基板８４のソケツト９３内に収容されている。 リボンカートリツジ８３は印刷ヘツド８２の頂
端上においてプラテン５４から離れているその端
部の近くで回動自在に取付けられ、これによりリ
ボンカートリツジ８３は、印刷ヘツド８２の頂端
にありかつ印刷ヘツド枢軸９０と平行しこれと離
れている枢軸９５の周りにおいて、リボンカート
リツジ８３の部分９８が印刷ヘツド８２上におい
て支持ラグ８７と接触している作動位置から同部
分９８が印刷ヘツド８２から離間しかつラグ８７
との間に間隔がある散開した不作動位置へと傾動
する。 駆動リンク９６が、印刷ヘツドとリボンカート
リツジとの組立体を不作動位置に傾動させること
によるリボンカートリツジ８３をその散開した不
作動傾斜位置に傾斜させるために設けられる。リ
ンク９６は、枢着軸９４の周りに回動するための
基板８４上に回動自在に取付けられた下端と、リ
ボンカートリツジ枢着部９５と印刷車５６との間
でリボンカートリツジ８３に接触する反対側の端
部９７とを有する。その上端部はピンと溝との保
持器８８により適所に保持される。 リンク枢着部９４は、通常の作動位置にあるリ
ボンカートリツジ８３に対してその反対側で印刷
ヘツド枢着軸９０の下に間隔を置かれている。枢
着軸９４とリボンカートリツジ８３の底部との間
における駆動リンク９６の長さは、印刷ヘツド枢
着軸９０とリボンカートリツジ８３の底部との間
の距離より長いが、枢着軸９４と通常の作動位置
にあるリボンカートリツジ８３の底部との間の距
離よりは短かく、そのために通常の作動位置にお
いては、リボンカートリツジの部分９８は印刷車
５６とプラテン５４との間に挿入されたリボンと
共にラグ８７と接触する状態を保持する。 しかしながら、印刷ヘツド８２がその枢着軸９
０の周りに傾動して不作動位置になることによ
り、駆動リンク９６は、リボンカートリツジ８３
の部分９８に接触してこのリボンカートリツジ８
３をラグ８７から離間させるように漸進的に傾動
させ、リンク９６の長さが印刷ヘツド枢着軸９０
とリボンカートリツジ８３の底部との間の通常の
距離より長くなる散開した傾動位置となるが、そ
れはこのような散開した作動位置においてリンク
枢着軸９４は一般にその反対の位置にあるより
も、リボンカートリツジ８３に対して印刷ヘツド
枢着軸９０からはずれているからである。リボン
カートリツジ８３の散開した傾動位置においてそ
のリボンはもはや印刷車５６上に横たわることは
ないので、印刷車５６はリボンに邪魔されること
なく取除かれ或いは取替えることができる。 印刷ヘツドとリボンカートリツジとの組立体は
さらに、プラテン５４と印刷車５６との間に位置
し印刷ずみシートPSの遅れ側端縁TEを中央壁２
６の狭い開口３２に向けて案内する印刷ずみシー
ト転向案内９１と、基板８４の後部に近接した軸
８６の外面の周りに取付けられた肉厚型の調節レ
バー９９とを包含する。調節レバー９９はプラテ
ン５４と転向案内９１との間の多数のシートを同
時印刷するために供給することを可能にする。 作動に当つて、第１０図の点線によつて最もよ
く示されているように１枚の未印刷シートUSは
上部ホツパー板６６上に置かれ、その進み側端縁
LEは狭い頂部覆い開口３６を通つて延びかつプ
ラテン５４と下部プラテン供給案内６０との間に
形成されているかみ込み部に位置する。そして第
６図に最もよく示されているように左脇ドア操作
レバー３７が手動で前方に移動され押しスイツチ
と上部プラテン供給ロール機構７０とが駆動され
る。未印刷シートUSの進み側端縁LEを検知した
光電池８０は、ローラ７２をプラテン５４から離
間させるように移動させる押しスイツチレバー７
３の手動による移動を相俟つて、プラテン駆動モ
ーター５８を作動させ、未印刷シートUSを印刷
位置へと移動させるようプラテン５４を上方に向
けて回転させる。操作レバー３７はそして通常の
供給位置に戻り供給ローラ７２をプラテン５４に
密接させる。もし未印刷シートUSが間違つて並
んでいたり或いはゆがんでいたりしたならば、未
印刷シートUSを再び整列し直すために下部プラ
テン供給ローラ６２をプラテン５４に係合しない
ように手動操作可能のプラテン緊張解除レバー７
８を用いることができる。 印刷作業が完了した時は、第１２図に最もよく
示されているように、スイツチ４１UPを駆動さ
せる単一のシート分配方式か又はスイツチ４１
DNを駆動させる多数シートの丁合方式のいずれ
かの方式を選択するよう選択スイツチ４１を駆動
させる。もしも単一シートが分配方式が選択され
たならば、第１０図に最もよく示されているよう
に、光電池８０は、印刷ずみシートPSの遅れ側
端縁TEを検知することによりこの方式の選択と
相俟つて、プラテン駆動モーター５８を作動させ
て印刷ずみシートPSを上部ホツパー板６６に向
つて上方後方に移動させるようにプラテン５４を
上方に回転させる。もしも多数シートの丁合方式
が選択されたならば、第１１図に最もよく示され
ているように、光電池８０は印刷ずみシートPS
の遅れ側端縁TEを検知することによりこの方式
の選択と相俟つて、プラテン駆動モーター５８を
作動させて、印刷ずみシートPSを最初はその遅
れ側端縁TEが下部プラテン供給案内６０を超え
るように上方に移動させ次いで下部室ホツパー３
０内に順次積み重ねるために下方に移動させる。 丁合方式の下方への移動中には、第１１図に最
もよく示されているように、プラテン５４と印刷
車５６との間に位置している印刷ずみシート転向
案内９１が、印刷ずみシートPSの遅れ側端縁TE
が印刷車５６に捕捉されないように、印刷ずみシ
ートPSの遅れ側端縁TEを中央壁２６の狭い開口
３２に向つて案内する。第１１図に点線によつて
最もよく示されているように、印刷ずみシート案
内板５１がその時に印刷ずみシートPSを、その
印刷された側を下にして中央壁２６の狭い開口３
２を通つて下部室ホツパー３０に向つて案内し、
多数のシート書類の連続した印刷ずみシートをそ
の印刷された順序に従つて下部室ホツパー３０に
おいて丁合する。前壁開口４４によつて下部室ホ
ツパー３０内の丁合された印刷ずみシートPSへ
の接近が容易となる。そしてほぼ下方後方に延設
された中央凹み部４２によつて積み重ねられかつ
丁合された印刷ずみシートPSを取り除くのが容
易となる。 印刷機構５０の保守又は調整中において、頂部
覆い３４と脇ドア３８，４０は開かれ、これへの
接近が容易となる。止め金３３を用いている頂部
覆い３４は第２，３図に最もよく示されているよ
うに上部ホツパー板６６の頂上に横わるように後
方に回動される。プラテン５４と下部プラテン供
給案内６０及び供給ローラ６２とは修理点検のた
めに容易にフレーム５２から取除くことができ
る。 印刷ヘツドとリボンカートリツジとの組立体
は、リボンカートリツジ８３を取除くことなしに
容易に回転印刷車５６に接近するために、不作動
位置に傾動することができる。第９図に最もよく
示されているように不作動位置では印刷車５６
は、これがプラテン５４に近接している作動位置
からほぼ90度離れて位置する。そして駆動リンク
９６はリボンカートリツジ８３の部分９８を拡開
傾斜位置へ傾動させ印刷車５６がプラテン５４或
にはリボンカートリツジ８３に邪魔されることな
く取除かれるのを容易にする。他のシート支持表
面を用いるような、本発明の種々の変形が、本発
明の精神と添記する請求の範囲内において、印刷
装置に関する技術に熟達した人人によつて考えら
れるであろう。