JPH0525626U - キーボードスイツチ - Google Patents

キーボードスイツチ

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JPH0525626U
JPH0525626U JP9087991U JP9087991U JPH0525626U JP H0525626 U JPH0525626 U JP H0525626U JP 9087991 U JP9087991 U JP 9087991U JP 9087991 U JP9087991 U JP 9087991U JP H0525626 U JPH0525626 U JP H0525626U
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鉄三 加藤
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キートップのいずれの箇所を押しても常時ス
ムーズに摺動できる、防塵性の高い小型薄型のキーボー
ドスイッチを提供する。 【構成】 既存の押釦スイッチ8の押圧部21の上に、
裏面に凹所23を有するキャップ状キートップ10を設
け、上記押釦スイッチ8と、押釦スイッチ8の外周壁を
囲む形状で、係合部と摺動部を備えたガイド壁12を設
けたキートップガイド9とを、該キートップガイド9が
該押釦スイッチ8を内包した状態になるように、押釦ス
イッチ8と共にプリント基板7上に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばパーソナルコンピューター、ワードプロセッサ、各種端末機 器のキーボードに組込まれるキーボードスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来例の説明図で、従来のキーボードスイッチとして用いられるキース イッチの断面図を示している。
【0003】 図4を参照すると、従来のキースイッチは、底部に固定接点2を設けた絶縁ケ ース1と、この絶縁ケース1内に載置されて内部天井に可動接点4を設けた弾性 を有する接点部材3と、接点部材3上に搭載されて絶縁ケース1内を昇降自在な ステム5と、このステム5に嵌合したキートップ6とによって主に構成されてい る。
【0004】 そして、操作者が上記キートップ6を押圧すると、該キートップ6と一体にな っているステム5を介して接点部材3の可動接点4が下降し、この可動接点4が 固定接点2に接触して、2つの固定接点2が導通する。
【0005】 また、キートップの押圧力を除去すると、弾性変形していた接点部材3が自ら の弾性復帰力により、ステム5およびキートップ6を押し上げ、可動接点4が固 定接点2から離れて、2つの固定接点2の導通が遮断される。というように機能 している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述の従来技術のキースイッチをキーボードスイッチとして用いた場合には、 例えばキートップ6の端を押すと、ステム5と絶縁ケース1との間に摺動のため のクリアランスがあるために、ステム5が絶縁ケース1の内壁に対して傾いて接 触し、ステム5が摺動しにくくなるという問題が生じる。
【0007】 また、ステム5と絶縁ケース1との摺動部の上部の隙間からゴミ等などが入り 、目詰まりを起こしてステム5が摺動しにくくなることがある。
【0008】 上述した問題点に鑑み、本考案の目的は、キートップのいずれの箇所を押して も常時スムーズに摺動でき、防塵性の高い小型薄型のキーボードスイッチを提供 することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本考案は、固定接点と対向する可動接点を備え 、弾性により接点の接触を断つ押圧部を有する押釦スイッチの該押圧部の上に、 裏面に凹所を有するキャップ状キートップを設け、該キートップを介して押圧部 を押圧することにより接点を接触させる構造のキーボードスイッチにおいて、 上記押釦スイッチと、該押釦スイッチの外周壁を囲む形状のキートップガイ ドとを、該キートップガイドが該押釦スイッチを内包した状態になるようにプリ ント基板上に取り付け、 上記キートップには、上記押釦スイッチの押圧部に当接する突起と、上記キー トップ凹所より垂設される複数の摺動突起と複数の係止突起とを並設し、 上記キートップガイドには、上記キートップの凹所内に臨むように形成したガ イド壁を立設し、該ガイド壁には、上記キートップからの摺動突起が摺動する複 数の摺動突起ガイド穴と、上記キートップからの係止突起が係止する複数の係止 突起ガイド穴とを形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案によれば、キートップガイドのガイド壁は、キャップ状キートップの裏 面凹所内に臨んでおり、一方、摺動突起は、該キートップの裏側凹所内面より突 出しているため、摺動突起とキートップガイドとが接する摺動面積が広くとれ、 加えて、キートップの両端部近くに摺動部があるため、該キートップが押圧され た際、キートップがキートップガイドに対して傾きにくく、キートップのいずれ の箇所を押しても常時スムーズに摺動できる。
【0011】 さらに、ガイド壁と摺動突起が上記の位置関係にあることにより、すなわち該 摺動突起と摺動突起ガイド穴の上端との隙間、または係合突起と係合突起ガイド 穴の上端との隙間が該キートップの裏側凹所に臨む位置に存在しているので、該 キートップにより外部からゴミ等が侵入しにくいため、摺動部または係合部が目 詰まりを起こしにくく、操作性が安定する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。
【0013】 図1は本考案の一実施例のキーボードスイッチの分解斜視図を、図2は図1に 示すキーボードスイッチの個々の部品の断面図を、それぞれ示す。
【0014】 図1および図2を参照すると、本考案のキーボードスイッチは、既存の押釦ス イッチ8の押圧部21の上に、裏面に凹所23を有するキャップ状キートップ1 0を設け、上記押釦スイッチ8と、該押釦スイッチ8の外周壁を囲む形状のキー トップガイド9とを、該キートップガイド9が該押釦スイッチ8を内包した状態 になるように、押釦スイッチ8と共にプリント基板7上に取り付ける構造になっ ている。
【0015】 そして、上記キートップ10には、上記押釦スイッチ8の押圧部21に当接す る突起22と、上記キートップ凹所23より垂設される複数の摺動突起11と複 数の係止突起13とを並設している。
【0016】 加えて、上記キートップガイド9には、上記キートップの凹所23内に臨むよ うに形成したガイド壁24が立設されており、このガイド壁24には、上記キー トップ10からの摺動突起11と摺動する摺動突起ガイド穴16と、上記キート ップ10からの係止突起13が係止する係止突起ガイド穴17とが形成されてい る。
【0017】 次に、キートップ10とキートップガイド9との取り付けに関しては、キート ップガイド9に設けた摺動突起ガイド穴16とキートップ10の下方に垂設され た摺動突起11とで摺動できるようにし、加えてキートップ10から複数の係止 突起13を出し、キートップガイド9に設けた係止突起ガイド穴17に引っ掛け てキートップ10がキートップガイド9から取れないようにしている。
【0018】 ボス19は、スイッチの方向を決めることができるように、キートップガイド 9の底部から突出し、プリント基板7のガイド穴20に合致する構造になってい る。
【0019】 またプリント基板7とキートップガイド9との取り付けに関しては、キートッ プガイド9の底部より突出した複数のフック14をプリント基板7の取り付け穴 18に挿入して取り付けている。
【0020】 加えて、前記フック14の付け根の所にスリット15を設け、フック14がプ リント基板7の取り付け穴18に挿入される時にたわみやすい構造になっている 。
【0021】 そして、操作者がキートップ10を押圧すると、該キートップ10に設けられ た摺動突起11と摺動突起ガイド穴16とがキートップ10の両端部近くで摺動 しながら、キートップ10が下降し、キートップ10に設けた突起22が、押釦 スイッチ8の押圧部21を押圧し、押釦スイッチ8が押圧され、押釦スイッチが スイッチオンする。
【0022】 したがって、本考案のキーボードスイッチは、ガイド壁12がキャップ状キー トップ10の裏面凹所内に臨むようにキートップガイド9に立設され、一方、摺 動突起11はキートップ10の裏側凹所内面より突出していて、摺動突起11と キートップガイド9とが接する摺動面積が広くとれるので、キートップ10の押 圧の際、該キートップ10がキートップガイド9に対して傾きにくく、キートッ プ10のいずれの箇所を押しても常時スムーズに摺動できる。
【0023】 さらに、該キートップ10とキートップガイド9との係合部がキャップ状キー トップ10の裏側凹所23に臨む位置に存在しているので、キートップ10によ り係合部上部の隙間に上方から直接ほこりなどが侵入しにくく、前記係合部がゴ ミ等により目詰まりを起こしにくくなり、操作性が安定する。
【0024】 最後に、図3は、上記構成を有するキーボードスイッチを用いたキーボード3 0の正面図である。
【0025】 上記キーボードスイッチは、既存の押釦スイッチを利用して該既存の押釦スイ ッチに変更を加えることなく、様々な押圧力や押圧距離のキーボードスイッチを 安価に供給することができるので、例えば図4の領域Aに配設される一般のキー とは違う感触のキーとして、本考案上記構成のキーボードスイッチを、図4の例 えば領域Bなどに設けることができる。
【0026】 それにより、従来のメンブレンタイプのキーボードでは不可能だった、設計変 更の際に変更箇所が極めて少ない、多品種小量生産の要求に十分対応することの できる、小型薄型のキーボードを提供することができる効果もある。
【0027】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、既存の押釦スイッチを利用して該既存の押 釦スイッチに変更を加えることなく、様々な押圧力や押圧距離のキーボードスイ ッチを安価に製造することができ、しかもキートップ押圧の際の操作性が極めて 安定した、防塵性の高い、構造が簡単で組み立て作業性に優れたキーボードスイ ッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキーボードスイッチの実施例の分解斜
視図である。
【図2】本考案のキーボードスイッチの実施例の個々の
部品の断面図である。
【図3】本考案のキーボードスイッチの実施例を用いた
キーボードの正面図である。
【図4】従来のキースイッチの断面図である。
【符号の説明】
8 押釦スイッチ 9 キートップガイド 10 キートップ 11 摺動突起 13 係止突起 12 ガイド壁 16 摺動突起ガイド穴 17 係止突起ガイド穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点と対向する可動接点を備え、弾
    性により接点の接触を断つ押圧部を有する押釦スイッチ
    の該押圧部の上に、裏面に凹所を有するキャップ状キー
    トップを設け、該キートップを介して押圧部を押圧する
    ことにより接点を接触させる構造のキーボードスイッチ
    において、 上記押釦スイッチと、該押釦スイッチの外周壁を囲む形
    状のキートップガイドとを、該キートップガイドが該押
    釦スイッチを内包した状態になるようにプリント基板上
    に取り付け、 上記キートップには、上記押釦スイッチの押圧部に当接
    する突起と、上記キートップ凹所より垂設される複数の
    摺動突起と複数の係止突起とを並設し、 上記キートップガイドには、上記キートップの凹所内に
    臨むように形成したガイド壁を立設し、該ガイド壁に
    は、上記キートップからの摺動突起が摺動する複数の摺
    動突起ガイド穴と、上記キートップからの係止突起が係
    止する複数の係止突起ガイド穴とを形成したことを特徴
    とするキーボードスイッチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016091651A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 オリンパス株式会社 押しボタン装置

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JPH0257521U (ja) * 1988-10-20 1990-04-25
JPH02137715U (ja) * 1989-04-21 1990-11-16
JP3077336U (ja) * 2000-08-28 2001-05-18 史枝 宮原 衣服に貼る保冷剤

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