JPH052561U - 交流発電機 - Google Patents
交流発電機Info
- Publication number
- JPH052561U JPH052561U JP5665091U JP5665091U JPH052561U JP H052561 U JPH052561 U JP H052561U JP 5665091 U JP5665091 U JP 5665091U JP 5665091 U JP5665091 U JP 5665091U JP H052561 U JPH052561 U JP H052561U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing support
- front bracket
- support portion
- intake hole
- bearing
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定子部の発熱の一部が前ブラケットの軸受
支持部に熱伝達されるのを抑制し、放熱を増進し軸受15
の温度上昇を低下する。 【構成】 前ブラケット31の軸受支持部31cから半径方
向に出されている多数の仕切りリム31eの先端を、吸気
孔31aの外径部面からすき間をあけ、放熱フィンとした
ものである。
支持部に熱伝達されるのを抑制し、放熱を増進し軸受15
の温度上昇を低下する。 【構成】 前ブラケット31の軸受支持部31cから半径方
向に出されている多数の仕切りリム31eの先端を、吸気
孔31aの外径部面からすき間をあけ、放熱フィンとした
ものである。
Description
【0001】
この考案は、ブラケット支持形の回転子のファンにより通風冷却するようにし た、車両用交流発電機に関し、特に回転子の前部軸受の温度上昇低減にかかわる 。
【0002】
図2は従来の車両用交流発電機の断面図である。図において、1は固定子で、 固定子鉄心2と、固定子コイル3とからなる。4は回転子で、次のように構成さ れている。5及び6は異極性の磁極鉄心で、双方の磁極歯部が円周方向に対し交 互に出されている。7は双方の磁極鉄心5、6間に保持された励磁コイル、8は 磁極鉄心5、6を固着した回転軸、9は回転軸8に絶縁スリーブを介し固定され た1対のスリップリング、10及び11は磁極鉄心5及び6に固着されたファンであ る。
【0003】 次に、12及び13は前ブラケット及び後ブラケットで、締付けボルト14により固 定子鉄心2を結合している。前ブラケット12には通風のため、複数宛の吸気孔 12aと排気孔12bとが設けられている。また、後ブラケット13に通風のため、複数 宛の吸気孔13aと排気孔13bとが設けられている。回転軸8は軸受15及び16を介し 、前ブラケット12及び後ブラケット13に支持されている。17は回転軸8に固定さ れたプーリで、機関の回転がベルトを介し伝えられ、回転軸8を回転させる。
【0004】 18は固定子コイル3に誘導された交流電圧による交流電流を直流電流に整流す る整流器、19は発電機電圧を検出し、磁励電流を制御し端子電圧を所定値に調整 する電圧調整器である。20はブラシ保持器で、保持したブラシ21をスリップリン グ9に圧接させている。22は後ブラケット13に取付けられ、整流器18、電圧調整 器19部を覆う保護カバーで、吸気孔22aが設けられている。
【0005】 上記前ブラケット12を、図3(A)及び(B)に正面図及び(A)図のB3−B3線にお ける断面図で示す。12cは軸受15をはめ支持する軸受支持部である。支持部12cか ら半径方向に4本のアーム12dと薄肉の多数の仕切りリム12eが出され、吸気孔 12aを多数に仕切り、外部からの比較的大きい異物の侵入を防いでいる。
【0006】 上記交流発電機において、回転子4が回転されると、固定子コイル3に交流電 圧が誘導され電力を供給し発熱する。ファン10、11の回転による通風で、固定子 1部及び回転子4部を冷却する。
【0007】 ファン10の回転による冷却風は、前ブラケット12の吸気孔12aから吸入され、 回転子4、固定子1部を冷却し排気孔12bから排出される。ファン11の回転によ る冷却風は、保護カバー22の吸気孔22aから吸入され、整流器18、電圧調整器19 、集電装置部を冷却し、後ブラケット13の吸気孔13aを通り、回転子4、固定子 1部を冷却し、排気孔13bから排出される。
【0008】
上記のような従来の交流発電機では、図2に示すように、固定子1部に発生し た熱の一部は、前ブラケット12の各アーム12dや多数の仕切りリム12eを、点線で 示す矢印のように軸受支持部12cに熱伝導される。したがって、軸受15の温度上 昇が高くなるという問題点があった。
【0009】 この考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、固定子部の 発熱の一部が前ブラケットの軸受支持部に伝達されるのを低減し、これによる軸 受の温度上昇を低下することを目的としている。
【0010】
この考案にかかる交流発電機は、前ブラケットの軸受支持部から半径方向に出 された多数の仕切りリムの先端を、吸気孔の外径面からすき間をあけ、軸受支持 部の放熱フィンとしたものである。
【0011】
この考案においては、固定子部からの発熱の一部が前ブラケットに伝達される が、軸受支持部へはアーム部のみであり熱伝達が低減され、軸受支持部から出さ れた仕切りリムは放熱フィンをなし放熱作用をし、軸受の温度上昇を低下する。
【0012】
図1(A)はこの考案の一実施例による交流発電機の前ブラケットの正面図で、 図1(B)は(A)図のB1−B1線における断面図である。前ブラケット31には軸受支 持部31cが設けられ、この軸受支持部から半径方向に4本のアーム31dと多数の仕 切りリム31eが出され、吸気孔31aを多数に仕切り、外気からの比較的大きい異物 が入らないように保護している。前ブラケット31の外周部には多数に仕切られた 排気孔31bが設けられている。仕切りリム31eは先端が吸気孔31aの外径面からす き間tがあけられ、放熱フィンをなしている。隣接する仕切りリム31eの間隔を sとすると、t≦sとしている。なお、前ブラケット31の外は、上記従来の図2 の交流発電機と同様である。
【0013】 上記一実施例の交流発電機において、固定子1部の発熱の一部は前ブラケット 31に伝達されるが、軸受支持部31cへはアーム31dによるのみであり、熱伝達が抑 制される。しかし、軸受支持部31cは多数の仕切りリム31eによる放熱フィン作用 で放熱され、これにより、軸受15の温度上昇が低下される。
【0014】 なお、上記実施例は車両用交流発電機の場合を示したが、ブラケット支持形で 前ブラケットに吸気孔と排気孔とが設けられたものであれば、車両用に限らず他 の用途の交流発電機にも適用できるものである。
【0015】
以上のように、この考案によれば、前ブラケットの軸受支持部から半径方向に 出され吸気孔を仕切る多数の仕切りリムの先端を、吸気孔の外径面からすき間を あけ、放熱フィンとしたので、固定子部の発熱の一部の前ブラケットへの熱伝達 が、軸受支持部へ達するのが減少され、軸受の温度上昇が低下される。
【図1】(A)図はこの考案の一実施例による交流発電機
の前ブラケットを示す正面図で、(B)図は(A)図のB1−
B1線における断面図である。
の前ブラケットを示す正面図で、(B)図は(A)図のB1−
B1線における断面図である。
【図2】従来の車両用交流発電機の断面図である。
【図3】(A)図は図2の前ブラケットの正面図で、(B)図
は(A)図のB3−B3線における断面図である。
は(A)図のB3−B3線における断面図である。
1 固定子 4 回転子 5、6 磁極鉄心 8 回転軸 10、11 ファン 13 後ブラケット 15、16 軸受 31 前ブラケット 31a 吸気孔 31b 排気孔 31c 軸受支持部 31d アーム 31e 仕切りリム
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 前ブラケットと後ブラケットに結合され
た固定子と、上記双方のブラケットに軸受を介し支持さ
れた回転軸に固定された回転子と、この回転子の磁極鉄
心の外側端に取付けられたファンとを備えた交流発電機
において、上記前ブラケットには、上記軸受をはめ込み
支持する軸受支持部と、この軸受支持部から半径方向に
出された複数本のアームと多数の薄肉の仕切りリムとが
設けられ、これらの間に吸気孔を形成していて、外周側
には多数に仕切られた排気孔を形成しており、上記各仕
切りリムは先端が上記吸気孔の外径面とはすき間があけ
られ、軸受支持部の放熱フィンをなしていることを特徴
とする交流発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5665091U JPH052561U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 交流発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5665091U JPH052561U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 交流発電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052561U true JPH052561U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13033241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5665091U Pending JPH052561U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 交流発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052561U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117956U (ja) * | 1984-07-07 | 1986-02-01 | 正 吉村 | 愛犬つなぎ器 |
JPH0731811U (ja) * | 1993-11-18 | 1995-06-16 | 株式会社ダッチェス | ショーツ付ブラジャー |
US9257882B2 (en) | 2013-02-18 | 2016-02-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Vehicle AC generator |
US10116185B2 (en) | 2013-10-04 | 2018-10-30 | Lg Innotek Co., Ltd. | Motor |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP5665091U patent/JPH052561U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117956U (ja) * | 1984-07-07 | 1986-02-01 | 正 吉村 | 愛犬つなぎ器 |
JPH0731811U (ja) * | 1993-11-18 | 1995-06-16 | 株式会社ダッチェス | ショーツ付ブラジャー |
US9257882B2 (en) | 2013-02-18 | 2016-02-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Vehicle AC generator |
US10116185B2 (en) | 2013-10-04 | 2018-10-30 | Lg Innotek Co., Ltd. | Motor |
EP3054567B1 (en) * | 2013-10-04 | 2019-11-20 | LG Innotek Co., Ltd. | Motor |
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