JPH05256157A - 自動変速機の変速制御方法 - Google Patents

自動変速機の変速制御方法

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JPH05256157A
JPH05256157A JP4057740A JP5774092A JPH05256157A JP H05256157 A JPH05256157 A JP H05256157A JP 4057740 A JP4057740 A JP 4057740A JP 5774092 A JP5774092 A JP 5774092A JP H05256157 A JPH05256157 A JP H05256157A
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JP
Japan
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shift
automatic transmission
engine
control
shifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4057740A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuo Amano
松男 天野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH05256157A publication Critical patent/JPH05256157A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内燃機関の制御方式のいかんを問わず、変速中
のトルクダウン制御が常に効果的に得られ、充分に変速
時ショックの緩和が可能な自動化された有段変速機の制
御装置を提供すること。 【構成】変速機11を変速弁21のシフトソレノイド弁
22A,22Bを操作してシフト位置を決定し、変速機
構の作動中は制御装置24により過給機構17,点火時
期θ,燃料量T及びバイパス弁16を制御して、機関の
出力トルクを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変速比が有段に切換わる
自動変速機の変速制御装置に係り、特に過給機構を有す
る変速時の衝撃を緩和する自動変速機に好適な制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の動力が有段に切換わる変速比
で駆動力伝達系に伝える自動変速機において、変速機の
変速比切換時に生じる衝撃を、変速過程中における内燃
機関の出力トルクの減少制御によって回避する技術は、
既に知られている。
【0003】例えば、特開昭55−69738 号公報には、変
速機の変速比切換時に、燃料供給量や点火時期などの制
御によって機関の出力トルクを減少させ、変速衝撃を回
避する技術が開示されている。特公平2−28698号公報に
は、機関の出力トルクの制御を燃料カット,空燃比,点
火時期などの各制御と吸気系絞り弁より上流側にある吸
気流量制御弁の開度制御、或いは絞り弁と並列に設けら
れているバイパス通路の流通断面積の制御により行うよ
うにした技術について開示している。また、特開平2−1
25932 号公報には、過給機の過給圧を制御してエンジン
のトルク制御を行う変速機が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
で、変速比切換時に燃料カット,空燃比,点火時期など
の各制御と空気流量を制御して、機関の出力トルクの制
御を行うものにおいて、燃料カットでは、エンジン回転
数の制約,空燃比(燃料量の減少)では、リーンリミッ
ト及び点火時期では、MBT制御などにより狭い範囲の
トルク制御であり、大きなトルク制御ができないといっ
た問題があった。また、過給機構の過給圧を制御してエ
ンジンのトルク制御を行うものでは、エンジン回転数に
比例したトルク制御であり、低回転での制御ができない
といった問題があった。
【0005】本発明は、エンジンの低回転から高回転ま
で幅広くトルク制御を行って、変速時のトルク段差をな
くした自動変速機の変速制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、変速比切換時に燃料カット,空燃比(燃料量の減
少)、点火時期などの各制御と空気流量を制御して、機
関の出力トルクの制御を行うものに、過給機構の過給圧
を制御してエンジンのトルク制御を行うものをいれて、
エンジンの低回転から高回転まで幅広いトルク制御を行
うものである。
【0007】
【作用】変速機構にアップシフトの指令がでたタイミン
グで、過給機構の過給圧を制御し、その後、点火時期制
御を行うタイミングに同期して、燃料量を絞ってエンジ
ンのトルク制御を行うものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。図1は自動変速機を備えたエンジン駆動系の構成を
示す。機関10の出力は変速機11を介して自動車の駆
動輪などの被駆動部12に伝達される。エアクリナー1
3からの空気は流量計14で計測される。アクセル(図
示せず)に連動する絞り弁14の近くにはバイパス通路
15があり、バイパス弁16で流路断面積を変えて、バ
イパスする流量を調整する。過給機構17のオン,オフ
状態はエンジンの排圧を利用し、ウェイストゲート弁1
8で制御する。
【0009】変速機11の入力側にはエンジン回転数セ
ンサ19が、出力側には出力回転数センサ20がそれぞ
れ配置されている。変速機11は変速弁21のシフトソ
レノイド弁22A,22B及び圧力調整器23によって
制御される。各々のシフト位置はシフトソレノイド弁2
2A,22Bを介して設定される。圧力調整器23は変
速機11の変速機構の作動時に作用する圧力Pを調整す
る。変速弁21は制御装置24により制御される。この
制御装置24は変速制御ばかりでなく、機関10の制御
のための燃料制御や点火制御及びメイン吸気通路部分2
5に対して並列に設けられているバイパス弁16の制御
も行う。また、この制御装置24には公知の種々のパラ
メータが取り込まれるが、これらのパラメータには、エ
ンジン回転数Ne,出力回転数No,絞り弁14の開度
TVO及びレンジスイッチ25などがある。シフト位置
の設定,変速弁21及び圧力調整器23の操作などの原
理的な変速機制御と燃料,点火などのエンジン制御の様
式は、例えば、特公平2−28698 号に記載されているも
のと同じである。ここで必要な制御関数はマイクロコン
ピュータで構成される制御装置24で発生し、点火時期
θ,燃料量T,バイパス弁の操作量Dを出力する。
【0010】図2は本発明であるシフトアップ時の制御
動作タイムチャートを示す。シフトソレノイド弁22A
がオン状態からオフ状態になると、変速指令がオン状態
となる。この変速指令に同期して、過給機構をオン状態
からオフ状態にする。これにより過給状態でのトルク分
が徐々に減少する。シフトソレノイド弁22Aの作動に
より、変速機構が働き、しばらくすると、エンジン回転
数Neが上昇状態から下降状態に遷移する。この下降状
態の遷移が次段ギヤへの締結開始状態を示す。ギヤの締
結に入ると、ギヤ比がこれに伴って、徐々に変化する。
このギヤ比がa点になったら、点火時期θをリタード,
燃料量Tを減少させる。そして、この状態を保持し、ギ
ヤ比がb点になったら、点火時期θ,燃料量Tそれぞれ
を元に戻す。この後、次段ギヤへの締結が終了すると、
変速指令がオン状態からオフ状態になる。この状態と同
期して、過給機構をオフ状態からオン状態にする。
【0011】図3は図2に示す制御動作タイムチャート
に従ったトルク制御のフローチャートを示す。ステップ
50で変速指令のチェックを行う。変速指令がオンであ
れば、ステップ52で過給機構17をオフ状態にする。
変速指令がオフであれば、ステップ54で過給機構17
をオン状態にする。ステップ56では、既に、トルク制
御に入ったどうかチェックする。制御中であれば、ステ
ップ64に進む。制御中でなければ、ステップ58に進
み、ギヤ比のチェックで図2に示すa点を越えたかチェ
ックする。a点以上であれば、ステップ60,62を実
行する。ステップ60で点火時期を所定の量だけリター
ドする。ステップ62では、燃料量の減量を設定する。
ステップ58でa点より小さければ、トルク制御を行う
までには至っていないのでスキップする。ステップ64
では、トルク制御の終了をチェックする。ギヤ比がb点
以下であれば、トルク制御を続行する。ギヤ比がb点よ
り大であれば、トルク制御を終了するため、ステップ6
6,68を実行する。ステップ66で点火時期を元に戻
し、ステップ68で燃料量を元に戻す。このフローチャ
ートにより、図2に示す制御動作タイムチャ−トを実現
できる。
【0012】
【発明の効果】これにより、変速時のトルク制御がで
き、変速に伴う変速ショックを低減できる。特に、エン
ジン回転数が高くなるほど、過給機構のパワー部が効き
易いので、高回転,高負荷部分において、効果的に変速
ショックを低減でき、自動変速機の耐久性の向上を合わ
せて達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機を備えたエンジン駆動系の構成図で
ある。
【図2】本発明であるシフトアップ時の制御動作タイム
チャートである。
【図3】トルク制御のフローチャートである。
【符号の説明】
10…機関、11…変速機、12…被駆動部、14…絞
り弁、15…バイパス通路、16…バイパス弁、17…
過給機構、18…ウェイストゲート弁、21…変速弁、
23…圧力調整器、24…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 K 7536−3G L 7536−3G F16H 61/00 8207−3J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過給機構を有する内燃機関であって、自動
    変速機が変速を開始し、変速機構が完全に係合状態とな
    って、変速が終了するまでの間に、機関の出力トルクを
    制御する自動変速機の変速制御装置において、上記変速
    機構が変速中に上記過給機構を制御することを特徴とす
    る自動変速機の変速制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記変速機構がアップ
    シフトに変速中に上記過給機構をオフすることを特徴と
    する自動変速機の変速制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記変速機構がダウン
    シフトに変速中に上記過給機構をオンすることを特徴と
    する自動変速機の変速制御方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、上記変速機構が変速中
    に上記過給機構をデューティ制御することを特徴とする
    自動変速機の変速制御方法。
  5. 【請求項5】過給機構を有する内燃機関であって、自動
    変速機が変速を開始し、変速機構が完全に係合状態とな
    って、変速が終了するまでの間に、機関の出力トルクを
    制御する自動変速機の変速制御装置において、上記変速
    機構が変速中に機関の出力トルクの制御を燃料カット,
    空燃比,点火時期などの各制御と吸気系絞り弁より上流
    側にある吸気流量制御弁の開度制御、或いは絞り弁と並
    列に設けられているバイパス通路の流通断面積の制御に
    より行うようにしたものなどに連動して、上記過給機構
    を制御して、機関の出力トルク制御を行うことを特徴と
    する自動変速機の変速制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008898A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 日産自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2017122393A (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 本田技研工業株式会社 内燃機関の制御装置
WO2023275910A1 (ja) * 2021-06-28 2023-01-05 日産自動車株式会社 車両の制御方法及び車両の制御装置

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