JPH05254615A - 多段棚の物品積込み積卸し装置 - Google Patents
多段棚の物品積込み積卸し装置Info
- Publication number
- JPH05254615A JPH05254615A JP6009292A JP6009292A JPH05254615A JP H05254615 A JPH05254615 A JP H05254615A JP 6009292 A JP6009292 A JP 6009292A JP 6009292 A JP6009292 A JP 6009292A JP H05254615 A JPH05254615 A JP H05254615A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多段棚に収納された物品の積込み積卸し装置
を提供する。 【構成】 搬送装置5で搬送される多段棚1の棚2に収
納された両側部に突出した係止部4を備えた物品3を、
この物品3の幅に合わせた一対の片持ちアーム14を備え
た支持部材15と、この支持部材15を昇降装置16によって
昇降自在に保持してレール12上を走行自在とする台車13
とで構成される物品積込み積卸し装置10を用いて積込み
積卸しを行うことにより、省スペースや作業能率の向上
を可能にする。
を提供する。 【構成】 搬送装置5で搬送される多段棚1の棚2に収
納された両側部に突出した係止部4を備えた物品3を、
この物品3の幅に合わせた一対の片持ちアーム14を備え
た支持部材15と、この支持部材15を昇降装置16によって
昇降自在に保持してレール12上を走行自在とする台車13
とで構成される物品積込み積卸し装置10を用いて積込み
積卸しを行うことにより、省スペースや作業能率の向上
を可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段棚の物品積込み積
卸し装置に係り、さらに詳しくは熱処理された粉体など
を入れた容器や窯業製品を多段棚へ積込みあるいは多段
棚から積卸す装置に関する。
卸し装置に係り、さらに詳しくは熱処理された粉体など
を入れた容器や窯業製品を多段棚へ積込みあるいは多段
棚から積卸す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば窯業においては多段棚を
用いて陶磁器の焼成を行っているが、陶磁器の積込み積
卸しは人手に依存する場合が多い。また機械化されてい
る場合でも陶磁器の取り出しは最上段の棚から行い、陶
磁器を取り出してから棚を分解して取り外し、ついでそ
の下段の棚について同様に行う。以下この作業手順を繰
り返して全部の陶磁器が取り出される。一方、陶磁器を
多段棚に積込みする場合は上記した作業手順とは逆の工
程を採っている。
用いて陶磁器の焼成を行っているが、陶磁器の積込み積
卸しは人手に依存する場合が多い。また機械化されてい
る場合でも陶磁器の取り出しは最上段の棚から行い、陶
磁器を取り出してから棚を分解して取り外し、ついでそ
の下段の棚について同様に行う。以下この作業手順を繰
り返して全部の陶磁器が取り出される。一方、陶磁器を
多段棚に積込みする場合は上記した作業手順とは逆の工
程を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように人手による従来例では多段棚から物品を積卸し
または積込む作業は重労働であり、また機械化されてい
ても多段棚を分解する工程があるなどその作業能率が悪
いという欠点があった。ところで、このような問題を解
消する手段として、たとえば特開平2− 62302号公報に
は、多段棚の搬送ラインの両側に2台の出入れ手段を対
峙して固設するようにして、多段棚の任意の位置の物品
の積込み積卸しを可能にした多段棚の物品出入れ装置が
提案されている。しかし、この装置では多段棚に対して
大規模になるから広い設置スペースが必要になり、かつ
2本のアームを連動させることから複雑な制御装置を設
ける必要があるなど多くの問題がある。
たように人手による従来例では多段棚から物品を積卸し
または積込む作業は重労働であり、また機械化されてい
ても多段棚を分解する工程があるなどその作業能率が悪
いという欠点があった。ところで、このような問題を解
消する手段として、たとえば特開平2− 62302号公報に
は、多段棚の搬送ラインの両側に2台の出入れ手段を対
峙して固設するようにして、多段棚の任意の位置の物品
の積込み積卸しを可能にした多段棚の物品出入れ装置が
提案されている。しかし、この装置では多段棚に対して
大規模になるから広い設置スペースが必要になり、かつ
2本のアームを連動させることから複雑な制御装置を設
ける必要があるなど多くの問題がある。
【0004】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決すべくしてなされたものであって、構造が簡
単で作業効率の向上を図ることの可能な多段棚の物品積
込み積卸し装置を提供することを目的とする。
課題を解決すべくしてなされたものであって、構造が簡
単で作業効率の向上を図ることの可能な多段棚の物品積
込み積卸し装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送装置で搬
送される多段棚に収納された両側部に突出した係止部を
有する物品を積込み積卸しする装置であって、前記物品
の幅に合わせた一対の片持ちアームを備えた支持部材
と、この支持部材を昇降自在に保持してレール上を走行
自在とする台車と、からなることを特徴とする多段棚の
物品積込み積卸し装置である。
送される多段棚に収納された両側部に突出した係止部を
有する物品を積込み積卸しする装置であって、前記物品
の幅に合わせた一対の片持ちアームを備えた支持部材
と、この支持部材を昇降自在に保持してレール上を走行
自在とする台車と、からなることを特徴とする多段棚の
物品積込み積卸し装置である。
【0006】
【作 用】本発明によれば、多段棚に収納される物品に
係止部を設けて、この係止部を片持ちアームで係合でき
るようにしたので、支持部材を昇降することにより片持
ちアームを多段棚の任意の位置の棚に挿入して物品を積
込みまたは積卸しすることができる。
係止部を設けて、この係止部を片持ちアームで係合でき
るようにしたので、支持部材を昇降することにより片持
ちアームを多段棚の任意の位置の棚に挿入して物品を積
込みまたは積卸しすることができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例として、熱処理さ
れた粉体を入れた受皿を多段棚から積卸しする場合を例
にして説明する。図1は本発明の一実施例の全体構成を
示す平面図であり、図2はその側面図である。これらの
図において、1は複数の棚2で構成される多段棚であ
る。3は粉体を入れて棚2に載置される受皿であり、そ
の両側部には図3に示すように係止部4が取付けられ
る。5はこの多段棚1を矢示方向に搬送するたとえばコ
ンベアなどの搬送装置である。
れた粉体を入れた受皿を多段棚から積卸しする場合を例
にして説明する。図1は本発明の一実施例の全体構成を
示す平面図であり、図2はその側面図である。これらの
図において、1は複数の棚2で構成される多段棚であ
る。3は粉体を入れて棚2に載置される受皿であり、そ
の両側部には図3に示すように係止部4が取付けられ
る。5はこの多段棚1を矢示方向に搬送するたとえばコ
ンベアなどの搬送装置である。
【0008】10は搬送装置5の側部に設置される積込み
積卸し装置であり、架台11上に敷設されたレール12上を
走行自在とされる台車13と、2本の片持ちアーム14を支
持する支持部材15とから構成される。この支持部材15は
台車13上に取付けられたたとえばシリンダとかスクリュ
ージャッキなどの昇降装置16によって昇降自在に保持さ
れる。ここで、2本の片持ちアーム14は、図4に示すよ
うにたとえばL字状とされ、その間隔は受皿3の両側部
に設けられた係止部4に係合することができるように受
皿3の幅よりも若干広目とされる。なお、17はパイプ状
のガイドで、支持部材15が昇降するときのガイドの役目
をする。
積卸し装置であり、架台11上に敷設されたレール12上を
走行自在とされる台車13と、2本の片持ちアーム14を支
持する支持部材15とから構成される。この支持部材15は
台車13上に取付けられたたとえばシリンダとかスクリュ
ージャッキなどの昇降装置16によって昇降自在に保持さ
れる。ここで、2本の片持ちアーム14は、図4に示すよ
うにたとえばL字状とされ、その間隔は受皿3の両側部
に設けられた係止部4に係合することができるように受
皿3の幅よりも若干広目とされる。なお、17はパイプ状
のガイドで、支持部材15が昇降するときのガイドの役目
をする。
【0009】このように構成された積込み積卸し装置10
の積卸しの動作について、図5を用いて説明する。な
お、この図中において、Aは支持部材15の水平方向での
待機位置を示し、Bは受皿3を引き出した後の支持部材
15の停止位置、Cは受皿3を引き出すときの支持部材15
の前進限位置をそれぞれ示す。また、Eは支持部材15の
高さ方向での待機位置を示し、Fは受皿3を引き出すと
きの支持部材15の持ち上げ位置、Gは積卸す場合は、支
持部材15が受皿3を取りにいく高さ位置で、積込む場合
は受皿3を多段棚1に置いた後、片持ちアーム14を引き
抜く高さ位置、Hは受皿3の仮置きの高さをそれぞれ示
す。 図5(a) に示すように、支持部材15は定位置AEに
待機しており、高さ位置Gに載置されている受皿3を積
卸すものとする。 搬送装置5で搬送された多段棚1を積込み積卸し装
置10の側部に停止した状態で、図5(b) に示すように、
まず昇降装置16を作動させて支持部材15をGの高さ位置
まで降下させる。 台車13をC方向すなわち多段棚1側に走行させて、
図5(c) に示すように、片持ちアーム14を受皿3の係止
部4の下方に挿入する。 昇降装置16を逆方向に作動させて支持部材15を上昇
させ、図5(d) に示すように、片持ちアーム14を介して
受皿3を高さ位置Fまで持ち上げる。 台車13を逆方向すなわちA方向に走行させて、図5
(e) に示すようにBの位置まで引き出す。 その位置で昇降装置16を作動させて、図5(f) に示
すように受皿3を高さ位置Hに卸す。 台車13をさらにA方向に走行させることにより、受
皿3の係止部4から片持ちアーム14を抜き、図5(g) に
示すように支持部材15を位置AHまで戻す。 昇降装置16を逆方向に作動させて支持部材15を上昇
させ、図5(h) に示すようにEの高さ位置に戻し、待機
位置AEに待機させる。
の積卸しの動作について、図5を用いて説明する。な
お、この図中において、Aは支持部材15の水平方向での
待機位置を示し、Bは受皿3を引き出した後の支持部材
15の停止位置、Cは受皿3を引き出すときの支持部材15
の前進限位置をそれぞれ示す。また、Eは支持部材15の
高さ方向での待機位置を示し、Fは受皿3を引き出すと
きの支持部材15の持ち上げ位置、Gは積卸す場合は、支
持部材15が受皿3を取りにいく高さ位置で、積込む場合
は受皿3を多段棚1に置いた後、片持ちアーム14を引き
抜く高さ位置、Hは受皿3の仮置きの高さをそれぞれ示
す。 図5(a) に示すように、支持部材15は定位置AEに
待機しており、高さ位置Gに載置されている受皿3を積
卸すものとする。 搬送装置5で搬送された多段棚1を積込み積卸し装
置10の側部に停止した状態で、図5(b) に示すように、
まず昇降装置16を作動させて支持部材15をGの高さ位置
まで降下させる。 台車13をC方向すなわち多段棚1側に走行させて、
図5(c) に示すように、片持ちアーム14を受皿3の係止
部4の下方に挿入する。 昇降装置16を逆方向に作動させて支持部材15を上昇
させ、図5(d) に示すように、片持ちアーム14を介して
受皿3を高さ位置Fまで持ち上げる。 台車13を逆方向すなわちA方向に走行させて、図5
(e) に示すようにBの位置まで引き出す。 その位置で昇降装置16を作動させて、図5(f) に示
すように受皿3を高さ位置Hに卸す。 台車13をさらにA方向に走行させることにより、受
皿3の係止部4から片持ちアーム14を抜き、図5(g) に
示すように支持部材15を位置AHまで戻す。 昇降装置16を逆方向に作動させて支持部材15を上昇
させ、図5(h) に示すようにEの高さ位置に戻し、待機
位置AEに待機させる。
【0010】以上の動作を繰り返すことによって、多段
棚1の任意の棚2に載置された受皿3を積卸すことがで
きる。また、上記した動作の順序を逆にすることによ
り、受皿3を多段棚1に積込むことができる。なお、上
記実施例は粉体を入れた受皿の積込み積卸しについて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、片
持ちアーム14の形状を物品の形状に合わるようにすれ
ば、どのような物品の積込み積卸しにも対応させること
が可能である。
棚1の任意の棚2に載置された受皿3を積卸すことがで
きる。また、上記した動作の順序を逆にすることによ
り、受皿3を多段棚1に積込むことができる。なお、上
記実施例は粉体を入れた受皿の積込み積卸しについて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、片
持ちアーム14の形状を物品の形状に合わるようにすれ
ば、どのような物品の積込み積卸しにも対応させること
が可能である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
段棚に収納される物品に係止部を設けて、この係止部を
片持ちアームに係合できるようにしたので、支持部材を
昇降することにより片持ちアームを多段棚の任意の位置
の棚に挿入して物品を積込みあるいは積卸しすることが
でき、省スペースとともに作業効率の改善に大いに寄与
する。
段棚に収納される物品に係止部を設けて、この係止部を
片持ちアームに係合できるようにしたので、支持部材を
昇降することにより片持ちアームを多段棚の任意の位置
の棚に挿入して物品を積込みあるいは積卸しすることが
でき、省スペースとともに作業効率の改善に大いに寄与
する。
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す平面図であ
る。
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】受皿の側断面図である。
【図4】片持ちアームの正面図である。
【図5】本発明の動作を説明する側面図である。
1 多段棚 2 棚 3 受皿 4 係止部 5 搬送装置 10 積込み積卸し装置 11 架台 12 レール 13 台車 14 片持ちアーム 15 支持部材 16 昇降装置 17 ガイド
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送装置で搬送される多段棚に収納さ
れた両側部に突出した係止部を有する物品を積込み積卸
しする装置であって、前記物品の幅に合わせた一対の片
持ちアームを備えた支持部材と、この支持部材を昇降自
在に保持してレール上を走行自在とする台車と、からな
ることを特徴とする多段棚の物品積込み積卸し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009292A JPH05254615A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 多段棚の物品積込み積卸し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009292A JPH05254615A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 多段棚の物品積込み積卸し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05254615A true JPH05254615A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13132106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6009292A Pending JPH05254615A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 多段棚の物品積込み積卸し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05254615A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015063355A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社佐渡島 | 90度水平回転機 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP6009292A patent/JPH05254615A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015063355A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社佐渡島 | 90度水平回転機 |
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