JPH05254394A - シートベルトリトラクタ - Google Patents

シートベルトリトラクタ

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Publication number
JPH05254394A
JPH05254394A JP4052936A JP5293692A JPH05254394A JP H05254394 A JPH05254394 A JP H05254394A JP 4052936 A JP4052936 A JP 4052936A JP 5293692 A JP5293692 A JP 5293692A JP H05254394 A JPH05254394 A JP H05254394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat belt
piston
sensor
gas generator
collision
Prior art date
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Pending
Application number
JP4052936A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Tomimatsu
和典 富松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4052936A priority Critical patent/JPH05254394A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリテンショナーにより、衝突時にシートベ
ルトを瞬時に巻き取る装置において、その巻き取り信号
を電気式センサによるようにしたシートベルトリトラク
タを提供すること。 【構成】 電気式の衝突センサの検出作用にもとづいて
ガスゼネレータ31を作動させ、該ガスゼネレータ31
の発生ガス圧によりシリンダー部33内のピストン34
を移動させて、該ピストン34が移動することによりテ
ンションスプリング23によりシートベルトを巻き取る
方向に付勢したワイヤ21のロック部材24のロックを
解除するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に用い
られるシートベルトリトラクタ、とりわけ、車両の衝突
時に乗員の衣服その他によるシートベルトのたるみを瞬
時に巻き取って、乗員の拘束性能を向上させるプリテン
ショナーを備えたシートベルトリトラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、例えば図4乃至
図7(例えばドイツ国において1990年11月に発行
された雑誌「ATZ」の第664頁乃至第668頁に示
されている)に示すように、シートベルトリトラクタ1
は、車両の車体に固持されたハウジング2にプリテンシ
ョナー3が取り付けられている。このプリテンショナー
3は、衝突センサ4と、ストッパ部材5と、シートベル
ト6のインナバックル6aを巻き取り方向に付勢した付
勢手段7とよりなる。
【0003】前記衝突センサ4は、前記ハウジング2の
上部に配されたボックス8と、該ボックス8内に配され
た中空のセンサボックス9と、該センサボックス9内に
配され且つ車両衝突を検出した時に前方(図5の右側)
に移動するウエイト10と、該ウエイト10の移動を阻
止する方向(図5の左側)に付勢したセンサスプリング
11とよりなる。
【0004】前記ストッパ部材5は、該衝突センサ4の
検出作用にもとづいて前記ウエイト10と共に第1ピン
15を中心に回動される第1リンク16と、該第1リン
ク16の移動作用によりハウジング2の突起2aの凹部
2bより外れるよう移動作用する第2リンク17と、該
第2リンク17の移動作用により第2ピン18を中心に
図5の矢印方向に回転されるロックプレート19とより
なる。前記第1ピン15及び第2ピン18は、前記ハウ
ジング2に軸支されている。
【0005】前記付勢手段7は、一端部21aにシート
ベルト6のインナバックル6aが結合され且つ他端部2
1bに鍔22が結合されたワイヤ21と、該ワイヤ21
を他端部21b側に付勢するよう前記ハウジング2及び
鍔22間に介在されたテンションスプリング23と、該
ワイヤ21に結合され且つ前記ロックプレート19の第
1切り欠き19aに係合することでワイヤ21の移動が
阻止されるロック部材24とよりなる。符号25は、ワ
イヤ21の一端部21aと他端部21bとの向きを変更
するローラーである。
【0006】そこで、常時は図6に示すように、シート
ベルト6のインナバックル6aは、ロック部材24がロ
ックプレート19により巻き込みが阻止されているの
で、乗員(図示省略)の腰部にマッチングする位置にあ
る。
【0007】乗員が該シートベルト6のインナバックル
6aに図示しないシートベルトの係合部を装着した状態
で、車両が衝突した時には、衝突センサ4のウエイト1
0が慣性運動により前方に移動する。該ウエイト10の
移動により、ストッパ部材5の第1、第2リンク16、
17が移動され、ロックプレート19の第2切り欠き1
9bから第2リンク17が外れることにより図示しない
スプリングにより付勢されたロックプレート19が回転
する。該回転により、このロックプレート19の第1切
り欠き19aが付勢手段7のロック部材24から外れる
ので、テンションスプリング23によりロック部材24
は白抜矢印の方向に移動し、シートベルト6を図7に示
すように一瞬のうちに巻き取りを完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記プ
リテンショナー3により、衝突時にシートベルト6を瞬
時に巻き取るようにしてあるが、車両衝突を検知する衝
突センサ4が、機械式センサの為、特殊な衝突状態等で
の作動信頼性を高めるには一定の限界がある。また、エ
アバッグ搭載車両の場合に、エアバッグのセンサを共用
することができず、夫々の衝突センサが必要であるとい
うことは原価高騰の一原因となる。
【0009】そこで、本発明は、プリテンショナーによ
り、衝突時にシートベルトを瞬時に巻き取る装置におい
て、その巻き取り信号を電気式センサによるようにした
シートベルトリトラクタを提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のシートベルトリ
トラクタとしては、電気式の衝突センサの検出作用にも
とづいてガスゼネレータを作動させ、該ガスゼネレータ
の発生ガス圧によりシリンダー部内のピストンを移動さ
せて、該ピストンが移動することによりテンションスプ
リングによりシートベルトを巻き取る方向に付勢したワ
イヤのロック部材のロックを解除するようにしたことを
特徴とする。
【0011】
【作 用】この構造によると、衝突センサの検出作用に
よりプリテンショナーのガスゼネレータが作動すると、
このガスゼネレータの発生ガス圧により該プリテンショ
ナーのシリンダー部内のピストンが移動してロック部材
のロックを外し、シートベルトを巻き取り方向に瞬時に
巻き取る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に前記従来
例の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0013】図1乃至図3において、シートベルトリト
ラクタ1には、車両の車体に固持されたハウジング2に
シートベルト6のインナバックル6aを巻き取り方向に
付勢した付勢手段7を有するプリテンショナー3が取り
付けられている点、及びこの付勢手段7が、一端部21
aにシートベルト6のインナバックル6aが結合され且
つ他端部21bに鍔22が結合されたワイヤ21と、該
ワイヤ21を他端部21b側に付勢するよう前記ハウジ
ング2及び鍔22間に介在されたテンションスプリング
23と、該ワイヤ21に結合され且つロックプレート1
9の第1切り欠き19aに結合することでワイヤ21の
移動が阻止されるロック部材24とを設けてある点、等
の基本的な構造は前記従来例と同様である。
【0014】本実施例にあっては、エアバッグの衝突セ
ンサ(図示省略)などの電気式センサが車両の衝突を検
出すると、信号を発し、該信号作用に基づいて図2に示
すガスゼネレータ31のスクイブ32を爆発作動させ
る。該ガスゼネレータ31のスクイブ32の発生ガス圧
(ピーク圧を約12kgf/cm3 )により、シリンダ
ー部33内のピストン34を、最大入力が12kgf/
cm3 ×3cm3 =36kgf/cm3 で下方に移動さ
せる。該ピストン34が下方に移動することにより、ス
トッパ部材35を離脱させ、よってロックプレート19
によるロック部材24の係止状態を解除するようにして
いる。
【0015】前記ストッパ部材35をより詳細に説明す
る。前記ストッパ部材35は、前記ハウジング2の突起
2aの凹部2bに入り込むように一端部36aが先鋭状
に形成された第1部材36と、前記ピストン34の真下
において該第1部材36の他端部36bに形成された係
合部としての凹部36cに入り込むように係合部として
の一端部37aが先鋭状に形成された第2部材37と、
前記ハウジング2に軸支された第2ピン18を中心に回
転自在なるように支持され且つ該第2部材37に形成さ
れた先鋭状の他端部37bが入り込む第2切り欠き19
bを有するロックプレート19とよりなる。
【0016】前記ロックプレート19によるロック部材
24の係止状態を解除すると、テンションスプリング2
3によりシートベルト(図4参照)を巻き取る方向(図
1で右方向)に200kgfでロック部材24を付勢す
る。
【0017】前記ピストン34の頭部34aと、前記ス
トッパ部材35の第1、2部材36、37の係合部36
c、37aとの間には、ゴム材などよりなるクッション
プレート38が介在される。このクッションプレート3
8の頸部38aは、前記ピストン34に形成した穴34
b内に係合されて支持される。前記シリンダー33を形
成した部材39は、前記ハウジング2の上部に突出し
て、配されている。
【0018】以上の実施例構造によれば、車両衝突時
に、エアバッグなどの衝突センサ(図示省略)などの電
気式センサが感知作動して、プリテンショナー3のガス
ゼネレータ31が作動すると、このガスゼネレータ31
の発生ガス圧により該プリテンショナー3のシリンダー
部33内のピストン34が図1に白抜き矢印のように下
方に移動する。該ピストン34により第1、2部材3
6、37の係合部36c、37aに約3.5kgfの荷
重が加わり、第1、2部材36、37は、図1に実線で
示す位置から二点鎖線で示すように、下方に位置を5°
程移動する。該移動によりバランスを崩した第1、2部
材36、37は係合部36c、37aの所で外れて、図
3の白抜き矢印1に示すように分離される。該分離によ
り、ロックプレート19を支えていたロックプレート1
9の第2切り欠き19bの支え力が無くなる。該支えが
無くなったので、該ロックプレート19は、第2ピン1
8を中心に40kgfの力で図1の白抜き矢印或いは図
3の白抜き矢印2に示す方向、つまり二点鎖線の位置か
ら実線の位置に回転し、第1切り欠き19aによるロッ
ク部材24の位置止め機能を無くすことになる。位置止
め機能が無くなったので、ロック部材24が移動自在に
なり、テンションスプリング23によりロック部材24
が図3の白抜き矢印3に示す方向、つまりシートベルト
6が巻き取り方向に瞬時に巻き取られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シートベ
ルトリトラクタとしては、電気式の衝突センサの検出作
用にもとづいてガスゼネレータを作動させ、該ガスゼネ
レータの発生ガス圧によりシリンダー部内のピストンを
移動させて、該ピストンが移動することによりテンショ
ンスプリングによりシートベルトを巻き取る方向に付勢
したワイヤのロック部材のロックを解除するようにした
ことを特徴とするから、この構造によると、電気式の衝
突センサの検出作用によりプリテンショナーのガスゼネ
レータが作動すると、このガスゼネレータの発生ガス圧
により該プリテンショナーのシリンダー部内のピストン
が移動してロック部材のロックを外し、シートベルトを
巻き取り方向に瞬時に巻き取ることができ、この衝突セ
ンサを電気式センサとして他の部材、たとえばエアバッ
グ用と共用できることにより原価の低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】同実施例の作動状態を示す断面図である。
【図4】従来例の構造を示す一部透視側面図である。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
【図6】図4の断面図である。
【図7】図4の作動状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シートベルトリトラクタ 2 ハウジング 3 プリテンショナー 5 ストッパ部材 35 ストッパ部材 6 シートベルト 21 ワイヤ 23 テンションスプリング 24 ロック部材 31 ガスゼネレータ 33 シリンダー部 34 ピストン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気式の衝突センサの検出作用にもとづ
    いてガスゼネレータを作動させ、該ガスゼネレータの発
    生ガス圧によりシリンダー部内のピストンを移動させ
    て、該ピストンが移動することによりテンションスプリ
    ングによりシートベルトを巻き取る方向に付勢したワイ
    ヤのロック部材のロックを解除するようにしたことを特
    徴とするシートベルトリトラクタ。
JP4052936A 1992-03-11 1992-03-11 シートベルトリトラクタ Pending JPH05254394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052936A JPH05254394A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 シートベルトリトラクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052936A JPH05254394A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 シートベルトリトラクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05254394A true JPH05254394A (ja) 1993-10-05

Family

ID=12928753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4052936A Pending JPH05254394A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 シートベルトリトラクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05254394A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7178835B2 (en) * 2003-06-05 2007-02-20 Keiper Gmbh & Co. Kg Belt locking device for a vehicle seat

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7178835B2 (en) * 2003-06-05 2007-02-20 Keiper Gmbh & Co. Kg Belt locking device for a vehicle seat

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