JPH05254003A - ブロー成形方法およびその成形装置 - Google Patents

ブロー成形方法およびその成形装置

Info

Publication number
JPH05254003A
JPH05254003A JP5789792A JP5789792A JPH05254003A JP H05254003 A JPH05254003 A JP H05254003A JP 5789792 A JP5789792 A JP 5789792A JP 5789792 A JP5789792 A JP 5789792A JP H05254003 A JPH05254003 A JP H05254003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parison
die
blow
molding
air chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5789792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3129507B2 (ja
Inventor
Takafumi Yamane
孝文 山根
Masao Hara
正雄 原
Kazuhisa Fuji
和久 藤
Terumi Akazawa
輝美 赤澤
Kazunobu Nakamori
和伸 中森
Takeyuki Uchida
武行 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO SHEET KK
Mazda Motor Corp
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
TOYO SHEET KK
Mazda Motor Corp
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Nishikawa Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO SHEET KK, Mazda Motor Corp, Mitsubishi Petrochemical Co Ltd, Nishikawa Kasei Co Ltd filed Critical TOYO SHEET KK
Priority to JP5789792A priority Critical patent/JP3129507B2/ja
Publication of JPH05254003A publication Critical patent/JPH05254003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3129507B2 publication Critical patent/JP3129507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/4802Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/58Blowing means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/4802Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
    • B29C2049/4807Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity by movable mould parts in the mould halves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パリソン内部のブロー圧を部分的に変え、厚
肉部を目的とする位置に正確に形成する。 【構成】 ダイ1から押し出された円筒状のパリソン3
をプリピンチして第1および第2気室25,27を形成
する。シートバックフレームの厚肉部に対応する第1気
室25よりも薄肉部に対応する第2気室27が高圧にな
るように各第1および第2気室25,27を異なる圧力
でプリブローする。パリソン3に対するプリピンチを上
下端部を除いて解除したのちパリソン3を成形型9の型
締め動作により両側から挟み付けてメインブローを行い
厚肉部を周辺部に有するシートバックフレームに成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形方法および
その成形装置の改良に関し、特に厚肉部を部分的に有す
る中空成形品をブロー成形する方法およびその成形装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車の座席を構成す
るシートバックフレーム等のように偏平な中空成形品を
ブロー成形する場合、円筒状のパリソンが成形型に挟ま
れた状態でブロー流体により横方向に大きく伸ばされる
ため、成形された中空成形品の外周部分が薄くなる。こ
のように、中空成形品の外周部分に薄肉部が形成される
と、特に中空成形品が自動車のシートバックフレーム等
である場合には外周部分が強度的に弱くなることから、
外周部分を逆に厚肉に形成したいという要望がある。
【0003】ところで、中空成形品をブロー成形する方
法として、例えば特開昭59―201825号公報に開
示されているように、パリソンをダイから押し出す過程
においてパリソンの伸び易い箇所の内面に向けて上記ダ
イに設けられた冷却ノズルから冷却媒体を噴き付けるこ
とにより、パリソンの伸び易い箇所を冷却して該箇所の
伸びを抑えて薄肉になるのを防止する方法が提案されて
いる。
【0004】そして、この提案例の技術を利用して中空
成形品の強度的に強くしたい箇所を厚肉に形成すること
が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の提案例
のブロー成形方法では、パリソンを押し出す過程におい
て冷却ノズルから冷却媒体を噴き出すため、折角、パリ
ソンを部分的に冷却しても、パリソンを成形型で挟む
際、パリソンの冷却された箇所を成形型の適正な位置に
対応させることができ難く、厚肉部を目的とする位置に
正確に形成することができなくなる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、パリソン内部のブロー
圧を部分的に変えることにより、厚肉部を目的とする位
置に正確に形成せんとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の解決手段は、厚肉部を部分
的に有する中空成形品をブロー成形する方法として、ま
ず、ダイから押し出された円筒状のパリソンをプリピン
チして複数の気室を形成する。次いで、中空成形品の厚
肉部に対応する気室よりも薄肉部に対応する気室が高圧
になるように上記各気室を異なる圧力でプリブローす
る。その後、パリソンを成形型の型締め動作により両側
から挟み付けて上記各気室を上記プリブローの圧力より
も高い圧力でメインブローし所定形状の中空成形品に成
形するようにする。
【0008】請求項2に係る本発明の解決手段は、厚肉
部を部分的に有する中空成形品をブロー成形する装置に
おいて、円筒状のパリソンを押し出すダイの下方に該ダ
イから押し出されたパリソンをプリピンチして複数の気
室を形成するプリピンチ手段を設ける。さらに、中空成
形品の厚肉部に対応する気室よりも薄肉部に対応する気
室が高圧になるように上記各気室を異なる圧力でプリブ
ローするブロー手段を上記ダイの下方に設ける。また、
パリソンを型締め動作により両側から挟み付けるととも
に、その内面側に上記パリソンを収容する成形空間が形
成される成形型を上記ダイの下方に設ける。そして、上
記成形型の成形空間内に収容されたパリソンの上記各気
室を上記プリブローの圧力よりも高い圧力でメインブロ
ーし、パリソンを上記成形空間の内面に沿わせた状態に
膨張させて所定の中空成形品とするメインブロー手段を
上記ダイの下方に設ける構成とする。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1および請求項2に
係る本発明では、ダイから押し出された円筒状のパリソ
ンがプリピンチ手段によりプリピンチされて複数の気室
が形成され、該各気室が中空成形品の厚肉部に対応する
気室よりも薄肉部に対応する気室が高圧になるようにブ
ロー手段により異なる圧力でプリブローされる。その
後、パリソンが成形型の型締め動作により両側から挟み
付けられ、メインブロー手段によりパリソンが上記成形
型の成形空間の内面に沿わせた状態に膨張されて厚肉部
を部分的に有する所定形状の中空成形品がブロー成形さ
れる。
【0010】このことから、中空成形品の厚肉部に対応
する気室を構成するパリソン部分は薄肉部に対応する気
室を構成するパリソン部分よりも伸びが小さくなって厚
肉になり、厚肉部が目的とする位置に正確に形成され
る。また、中空成形品は各気室を仕切る隔壁によって剛
性が大きくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】(第1実施例)図1ないし図3は本発明の
第1実施例に係るブロー成形装置Aを示す。該ブロー成
形装置Aは図示しない押出ヘッドに装着されたダイ1を
備えてなり、該ダイ1は押出機から供給された樹脂原料
を円筒状のパリソン3として押し出すようになされてい
る。
【0013】上記ダイ1の下方には、第1型5と第2型
7とからなる成形型9が横方向に型開きおよび型締め可
能に配置され、ブロー流体が吹き込まれてプリブローさ
れたパリソン3を上記成形型9の型締め動作により両側
から挟み付け、この状態でメインブローを行い、パリソ
ン3に上記プリブローよりも高圧でブロー流体を吹き込
み、パリソン3を上記成形型9の成形空間の内面に沿わ
せた状態に膨張して、図9に示すように、所定形状の中
空成形品としての自動車用シートバックフレーム11に
成形するようになされている。
【0014】また、上記ダイ1の下方には、水平方向に
延びるピストンロッド13a,15a,17aを有する
第1〜3流体圧シリンダ13,15,17が8基配置さ
れている。
【0015】具体的には、第1流体圧シリンダ13は上
記成形型9の第1型5および第2型7の各々の上端にそ
れぞれ1基ずつ接近して配置され、かつ各々のピストン
ロッド13aを互いに対向させており、該各ピストンロ
ッド13aの先端には細長い板状の第1プリピンチ部材
19が取り付けられている。また、第2流体圧シリンダ
15は第1型5および第2型7の各々の背面にそれぞれ
2基ずつ配置され、かつ各々のピストンロッド15aを
第1型5および第2型7を貫通させて互いに対向させて
おり、左右の2基の第2流体圧シリンダ15,15のピ
ストンロッド15a,15a先端には矩形板状の第2プ
リピンチ部材21が取り付けられている。さらに、第3
流体圧シリンダ17は第1型5および第2型7の各々の
下端にそれぞれ1基ずつ接近して配置され、かつ各々の
ピストンロッド17aを互いに対向させており、該各ピ
ストンロッド17aの先端には上記第1流体圧シリンダ
13と同様に細長い板状の第3プリピンチ部材23が取
り付けられている。
【0016】そして、これらの第1〜3プリピンチ部材
19,21,23は、図4および図5に示すように、第
1〜3流体圧シリンダ13,15,17の伸張作動によ
り互いに接近して上記ダイ1から押し出されたパリソン
3をプリピンチして複数(2つ)の気室、つまりシート
バックフレーム11の周辺部にリング状に位置する第1
気室25と、該第1気室25と隔壁26を隔てて位置し
第1気室25によって囲まれる第2気室27とを形成す
るようになされている。したがって、上記第1〜3流体
圧シリンダ13,15,17および第1〜3プリピンチ
部材19,21,23により、ダイ1から押し出された
パリソン3をプリピンチしてパリソン3の内面を溶着せ
しめて複数の気室(第1および第2気室25,27)を
形成するプリピンチ手段29が構成されている。また、
該プリピンチ手段29の4基の第2流体圧シリンダ1
5,15,…は、パリソン3を型締めする際、図6に示
すように、収縮作動してパリソン3に対するプリピンチ
を解除するようになされている。
【0017】さらに、上記ダイ1の下方には、プリブロ
ー手段及びメインブロー手段としての長さの異なる2本
の上方に延びる第1および第2ブローピン31,33が
昇降可能に配置され、上昇状態で、短寸の第1ブローピ
ン31先端はパリソン3の第1気室25に臨む一方、長
寸の第2ブローピン33は第2気室27に臨むようにな
されている。そして、上記第1および第2ブローピン3
1,33は、シートバックフレーム11の厚肉部に対応
する気室よりも薄肉部に対応する気室が高圧になるよう
に上記各第1および第2気室25,27を異なる圧力で
プリブローするようになされている。具体的には、第1
および第2ブローピン31,33から第1および第2気
室25,27内に吹き込まれるブロー流体の圧力は、第
2気室27に臨む第2ブローピン33の方が第1気室2
5に臨む第1ブローピン31の方よりも高圧に設定され
ており、その結果、第1気室25のパリソン部分の伸び
が第2気室27のパリソン部分の伸びよりも小さくなっ
て第1気室25のパリソン部分が厚くなるとともに第2
気室27のパリソン部分が薄くなり、成形されたシート
バックフレーム11は、周辺部が厚肉部11aに、中程
部分が薄肉部11bとなる(図4〜9参照)。
【0018】次に、上述の如く構成されたブロー成形装
置Aによりシートバックフレーム11を成形する要領に
ついて説明する。
【0019】まず、ダイ1からパリソン3を押し出し、
パリソン3が型開き状態の成形型9の第1型5と第2型
7との間の正規の成形位置に位置すると押出しを停止す
る。この状態におけるパリソン3と成形型9との関係を
図1および図2に示す。
【0020】次いで、第1および第2ブローピン31,
33を上昇させてパリソン3内に挿入した後、図4およ
び図5に示すように、第1〜3流体圧シリンダ13,1
5,17を伸張作動させて第1〜3プリピンチ部材1
9,21,23で上記パリソン3を上下方向の3箇所で
プリピンチし、リング状の第1気室25と、該第1気室
25と隔壁26を隔てて第1気室25によって囲まれる
第2気室27とを形成する。この状態で、上記第1プリ
ピンチ部材19先端が第1気室25に、第2プリピンチ
部材21先端が第2気室27にそれぞれ臨んでいる。
【0021】その後、シートバックフレーム11の厚肉
部11aに対応する第1気室25よりも薄肉部11bに
対応する第2気室27が高圧になるように上記各第1お
よび第2気室25,27を異なる圧力で、つまり第2ブ
ローピン33のブロー圧を第1ブローピン31のブロー
圧よりも高くしてプリブローする。これにより、第2気
室27のパリソン部分が第1気室25のパリソン部分よ
りも多く伸ばされ、第1気室25のパリソン部分が厚
く、第2気室27のパリソン部分が薄くなる。
【0022】しかる後、図6に示すように、第1〜3流
体圧シリンダ13,15,17のうち第2流体圧シリン
ダ15だけを収縮作動させてパリソン3に対するプリピ
ンチを上下端部を除いて解除し、その後、図7および図
8に示すように、成形型9を型締めしパリソン3を成形
型9の型締め動作により両側から挟み付け、この状態で
各気室25,27内に第1および第2ブローピン31,
33よりプリブロー時よりも高圧でブロー流体を吹き込
み、成形型9の成形空間の内面にパリソン3を沿わせた
状態に膨張させて厚肉部11aが目的とする位置に正確
に形成されたシートバックフレーム11をブロー成形す
る。
【0023】このように、本実施例では、シートバック
フレーム11の厚肉部11aに対応する第1気室25に
対するブロー圧を薄肉部11bに対応する第2気室27
に対するブロー圧よりも小さくしていることから、第1
気室25を構成するパリソン部分の伸びを第2気室27
を構成するパリソン部分の伸びよりも小さくし得、厚肉
部11aを目的とする位置に正確に形成することができ
る。
【0024】また、上記実施例では、シートバックフレ
ーム11に形成された第1気室25と第2気室27との
間に隔壁26が形成されていることから、該隔壁26が
補強リブの役目をなしてシートバックフレーム11の剛
性を大きくすることができる。
【0025】(第2実施例)図10および図11は第2
実施例を示し、本実施例ではプリピンチ手段29が第1
実施例と異なっているものである。つまり、上下の第1
および第3プリピンチ部材19,23を各々2基の第1
および第3流体圧シリンダ13,17のピストンロッド
13a,17a先端に取り付けて、該両第1流体圧シリ
ンダ13,13および両第3流体圧シリンダ17,17
の同期した伸張作動によってパリソン3の上下両端をプ
リピンチするようになされている。
【0026】また、第2プリピンチ部材21を横断面
「コ」の字形にするとともに、該第2プリピンチ部材2
1を1基の第2流体圧シリンダ15のピストンロッド1
5a先端に取り付け、かつこの第2流体圧シリンダ15
をその伸縮方向が成形型9の型締めおよび型開き方向と
直交する方向になるように配置している。
【0027】したがって、本実施例では、ダイ1から押
し出されたパリソン3のプリブロー時の向きは、図10
に示すように、成形型9に対して第1実施例と水平面内
で90°異なっている。そして、プリブロー後は、図1
1に示すように、第2流体圧シリンダ15,15を収縮
作動させて第2プリピンチ部材21,21によるプリピ
ンチを解除し、この状態で、第1および第3流体圧シリ
ンダ13,17を同期して水平面内で同じ方向に90°
旋回させてパリソン3の向きを変えた後、パリソン3を
成形型9の型締め動作により両側から挟み付けて周辺部
に厚肉部11aを有するシートバックフレーム11を成
形する。
【0028】そのほかは第1実施例と同一に構成されて
いるので、同一の構成部分については同一の符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0029】したがって、本実施例では、第1実施例と
同様の作用効果を奏することができるものである。加え
て、本実施例では、第2流体圧シリンダ15が第1実施
例のようには成形型9の背面に取り付けられておらず、
成形型9から分離して配置されているので、ピストンロ
ッド15aを成形型9に貫通させずに済み、型構造を簡
素なものにすることができる。
【0030】なお、上記各実施例では、中空成形品がシ
ートバックフレーム11である場合を示したが、これに
限らず、例えばスポイラーや他の中空成形品であっても
よい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項2に係る本発明によれば、パリソンをプリピンチし
て形成された複数の気室を異なる圧力でプリブローして
中空成形品の厚肉部に対応する気室よりも薄肉部に対応
する気室を高圧にするので、上記厚肉部に対応する気室
を構成するパリソン部分の伸びを薄肉部に対応する気室
を構成するパリソン部分の伸びよりも小さくし得、厚肉
部を目的とする位置に正確に形成することができる。ま
た、中空成形品の剛性を各気室を仕切る隔壁によって大
きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のパリソン押出工程図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図2のIII −III 線における断面図である。
【図4】第1実施例のプリブロー工程図である。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
【図6】第1実施例における第2流体圧シリンダのプリ
ピンチ解除工程図である。
【図7】第1実施例の型締め工程図である。
【図8】図7のVIII−VIII線における断面図である。
【図9】シートバックフレームの斜視図である。
【図10】第2実施例の図5相当図である。
【図11】第2実施例のパリソン向き変更工程図であ
る。
【符号の説明】
1 ダイ 3 パリソン 9 成形型 11 シートバックフレーム(中空成形品) 11a 厚肉部 11b 薄肉部 25 第1気室 27 第2気室 29 プリピンチ手段 31 第1ブローピン(プリブロー手段及びメインブ
ロー手段) 33 第2ブローピン(プリブロー手段及びメインブ
ロー手段) A ブロー成形装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000006057 三菱油化株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 (72)発明者 山根 孝文 広島市安佐北区可部南2丁目25番31号 西 川化成株式会社内 (72)発明者 原 正雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 藤 和久 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 赤澤 輝美 広島県安芸郡海田町国信1丁目6番25号 株式会社東洋シート広島工場内 (72)発明者 中森 和伸 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 内田 武行 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚肉部を部分的に有する中空成形品をブ
    ロー成形する方法であって、ダイから押し出された円筒
    状のパリソンをプリピンチして複数の気室を形成し、次
    いで、中空成形品の厚肉部に対応する気室よりも薄肉部
    に対応する気室が高圧になるように上記各気室を異なる
    圧力でプリブローし、その後、パリソンを成形型の型締
    め動作により両側から挟み付けて上記各気室を上記プリ
    ブローの圧力よりも高い圧力でメインブローし所定形状
    の中空成形品に成形することを特徴とするブロー成形方
    法。
  2. 【請求項2】 厚肉部を部分的に有する中空成形品をブ
    ロー成形する装置であって、円筒状のパリソンを押し出
    すダイと、該ダイの下方に設けられ、ダイから押し出さ
    れたパリソンをプリピンチして複数の気室を形成するプ
    リピンチ手段と、上記ダイの下方に設けられ、中空成形
    品の厚肉部に対応する気室よりも薄肉部に対応する気室
    が高圧になるように上記各気室を異なる圧力でプリブロ
    ーするブロー手段と、上記ダイの下方に設けられ、パリ
    ソンを型締め動作により両側から挟み付けるとともに、
    その内面側に上記パリソンを収容する成形空間が形成さ
    れる成形型と、上記ダイの下方に設けられ、上記成形型
    の成形空間内に収容されたパリソンの上記各気室を上記
    プリブローの圧力よりも高い圧力でメインブローし、パ
    リソンを上記成形空間の内面に沿わせた状態に膨張させ
    て所定の中空成形品とするメインブロー手段とを備えた
    ことを特徴とするブロー成形装置。
JP5789792A 1992-03-16 1992-03-16 ブロー成形方法およびその成形装置 Expired - Fee Related JP3129507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5789792A JP3129507B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 ブロー成形方法およびその成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5789792A JP3129507B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 ブロー成形方法およびその成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05254003A true JPH05254003A (ja) 1993-10-05
JP3129507B2 JP3129507B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=13068782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5789792A Expired - Fee Related JP3129507B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 ブロー成形方法およびその成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3129507B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998028121A1 (en) * 1996-12-20 1998-07-02 Colgate-Palmolive Company Multichamber container with expanded interior walls

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998028121A1 (en) * 1996-12-20 1998-07-02 Colgate-Palmolive Company Multichamber container with expanded interior walls
US5849241A (en) * 1996-12-20 1998-12-15 Colgate-Palmolive Company Multichamber container with expanded interior walls

Also Published As

Publication number Publication date
JP3129507B2 (ja) 2001-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101148525B1 (ko) 연속적인 다이 갭 조정으로 압출 블로우 성형에 의해 열가소성 재료로부터 중공체를 제조하는 방법
US20090045542A1 (en) Process for the production of hollow bodies of thermoplastic material
KR101742849B1 (ko) 플라스틱 제품의 제조 방법 및 이 방법을 실행하기 위한 취입 주형
MX2008015787A (es) Herramienta de molde para la produccion de productos moldeados por soplado de extrusion.
JP2001001388A (ja) ブロー成形方法、ブロー成形品およびブロー成形金型
JP3129507B2 (ja) ブロー成形方法およびその成形装置
US5112561A (en) Blow-molding methods for fabricating hollow articles from an open-ended tubular body of thermoplastic material
JP3179841B2 (ja) ブロー成形装置
JP3129508B2 (ja) ブロー成形装置
CN211807772U (zh) 一种吹塑产品内部肋条成型的模具
JP6955166B2 (ja) 成形体の製造方法
JP3202778B2 (ja) 樹脂成形品のブロー成形方法
JPH09174670A (ja) ブロー成形機およびブロー成形方法およびブロー成形 品
JP4164345B2 (ja) 容器用ブロー成形分割型
US5238390A (en) Blow-molding apparatus for fabricating hollow articles from an open-ended tubular body of thermoplastic material
US20100151163A1 (en) Blowmolding apparatus and method
JP3063953B2 (ja) 伸縮中子を用いたブロー成形方法
JP3179842B2 (ja) ブロー成形装置
JP3242033B2 (ja) 樹脂製容器の製造方法
JPH04173123A (ja) 樹脂パイプのブロー成形方法
JP3218067B2 (ja) ブロー成形装置
JPH06126816A (ja) プラスチック中空構造部材の成形方法
CN116214894A (zh) 一种用于生产医用药瓶吹塑模具
JPH06867A (ja) 樹脂成形品のブロー成形方法及びその実施に使用する装置
KR20010013895A (ko) 압출성형 주조 방법 및 그 관련 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001010

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees