JPH09174670A - ブロー成形機およびブロー成形方法およびブロー成形 品 - Google Patents
ブロー成形機およびブロー成形方法およびブロー成形 品Info
- Publication number
- JPH09174670A JPH09174670A JP34267895A JP34267895A JPH09174670A JP H09174670 A JPH09174670 A JP H09174670A JP 34267895 A JP34267895 A JP 34267895A JP 34267895 A JP34267895 A JP 34267895A JP H09174670 A JPH09174670 A JP H09174670A
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- JP
- Japan
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- parison
- insert
- blow molding
- blow
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/20—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor of articles having inserts or reinforcements ; Handling of inserts or reinforcements
- B29C2049/2008—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor of articles having inserts or reinforcements ; Handling of inserts or reinforcements inside the article
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 挿入物の支持体が残らない外観の優れたブロ
ー成形品を得る。 【解決手段】 射出装置と該射出装置により供給された
溶融樹脂を下端よりパリソンとして吐出するダイス装置
と該パリソンを挟んでブロー成形する左右一対の金型装
置からなり、パリソンの内部に挿入物を収納した成形品
を成形するブロー成形機であって、金型分割面の下方に
該挿入物を把持して上下方向昇降自在な挿入物保持手段
を配設するとともに、金型分割面の側方に該金型分割面
方向に水平に進退動自在な前後一対のパリソン押圧手段
を配設した。
ー成形品を得る。 【解決手段】 射出装置と該射出装置により供給された
溶融樹脂を下端よりパリソンとして吐出するダイス装置
と該パリソンを挟んでブロー成形する左右一対の金型装
置からなり、パリソンの内部に挿入物を収納した成形品
を成形するブロー成形機であって、金型分割面の下方に
該挿入物を把持して上下方向昇降自在な挿入物保持手段
を配設するとともに、金型分割面の側方に該金型分割面
方向に水平に進退動自在な前後一対のパリソン押圧手段
を配設した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パリソン内部に挿
入物を収納したままブロー成形されるパリソンインサイ
ドインサートブロー成形品を生産するブロー成形機およ
びブロー成形方法およびブロー成形品に関するものであ
る。
入物を収納したままブロー成形されるパリソンインサイ
ドインサートブロー成形品を生産するブロー成形機およ
びブロー成形方法およびブロー成形品に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ダイスヘッドから筒状に射出または押し
出されたパリソンから中空状の樹脂製品をつくるブロー
成形では、ダイスヘッドからパリソンを射出または押し
出し、パリソンピンチによって袋状にされたパリソンに
プリブローを行なって僅かに膨らませ、開放された金型
内に入れて金型を閉じ、金型とパリソンとで形成される
キャビティ内のガスを抜いた後、金型表面に通じる小さ
な空気抜き穴より真空ポンプ装置を介して空気を吸引し
たうえ、パリソン内に高圧の空気吹き込みを行なってパ
リソンをキャビティに基づく所定の形状としたあと金型
で冷却して成形を完了する。このようにして、成形され
た樹脂製品は金型を開いて取り出される。図１０に示す
ものは、従来のブロー成形機を示す。図１０のものは溶
融樹脂をダイスヘッド２の側方１個所より供給する、い
わゆる、サイドフィード方式のブロー成形機１を示し、
射出装置４により押圧された高温溶融状態の樹脂は樹脂
供給口２ａを経由してダイスヘッド２とマンドレル３と
の間に設けた環状の通路を通り、最下端の環状空間通路
７より吐出されてパリソンＰを形成する。そして、コア
３ａはマンドレル３を貫通したパリコン用ロッド６ａに
接続され、パリコンシリンダ６の作動により上下方向僅
かに進退動され、パリソンＰの肉厚を制御するために環
状空間通路７の間隙（ギャップ）を調整できるようにな
っている。
出されたパリソンから中空状の樹脂製品をつくるブロー
成形では、ダイスヘッドからパリソンを射出または押し
出し、パリソンピンチによって袋状にされたパリソンに
プリブローを行なって僅かに膨らませ、開放された金型
内に入れて金型を閉じ、金型とパリソンとで形成される
キャビティ内のガスを抜いた後、金型表面に通じる小さ
な空気抜き穴より真空ポンプ装置を介して空気を吸引し
たうえ、パリソン内に高圧の空気吹き込みを行なってパ
リソンをキャビティに基づく所定の形状としたあと金型
で冷却して成形を完了する。このようにして、成形され
た樹脂製品は金型を開いて取り出される。図１０に示す
ものは、従来のブロー成形機を示す。図１０のものは溶
融樹脂をダイスヘッド２の側方１個所より供給する、い
わゆる、サイドフィード方式のブロー成形機１を示し、
射出装置４により押圧された高温溶融状態の樹脂は樹脂
供給口２ａを経由してダイスヘッド２とマンドレル３と
の間に設けた環状の通路を通り、最下端の環状空間通路
７より吐出されてパリソンＰを形成する。そして、コア
３ａはマンドレル３を貫通したパリコン用ロッド６ａに
接続され、パリコンシリンダ６の作動により上下方向僅
かに進退動され、パリソンＰの肉厚を制御するために環
状空間通路７の間隙（ギャップ）を調整できるようにな
っている。
【０００３】一方、このようなブロー成形機１を使用し
て吐出されたパリソンの内部に、挿入物を収納したまま
ブロー成形される、いわゆる、パリソンインサイドイン
サートブロー成形品を成形する場合には、従来、図１１
に示すように、金型分割面の下方に挿入物を把持して昇
降自在な支持体（換言すると挿入物保持手段）を設け、
この支持体で挿入物を所定の高さに保持したまま、パリ
ソンを垂下し、左右一対の金型を閉じてブロー成形する
ことが行われていた。
て吐出されたパリソンの内部に、挿入物を収納したまま
ブロー成形される、いわゆる、パリソンインサイドイン
サートブロー成形品を成形する場合には、従来、図１１
に示すように、金型分割面の下方に挿入物を把持して昇
降自在な支持体（換言すると挿入物保持手段）を設け、
この支持体で挿入物を所定の高さに保持したまま、パリ
ソンを垂下し、左右一対の金型を閉じてブロー成形する
ことが行われていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパリソンインサイドインサートブロー成形品
を成形する方法では、挿入物をパリソン内部に収納した
まま成形するためには、支持体自体もパリソン内に封入
しなければならず、ピンチオフ部（パリソンを分断した
り封止したりする部分）形状は支持体を挟む箇所を欠損
させる配慮が必要となり、成形品に支持体の切断部が残
り成形品の外観を損なうばかりでなく、成形品重量が支
持体の分だけ重くなり、部品点数も増えてコスト高の要
因となり、かつ、金型分割面の支持体を挟む箇所が複雑
になったり、ショット毎の金型分割面の位置が微妙に変
化すると支持体が斜めに傾斜して挿入物の位置がずれた
り、金型や支持体自体を損傷したりするなどの不具合を
生じていた。
うな従来のパリソンインサイドインサートブロー成形品
を成形する方法では、挿入物をパリソン内部に収納した
まま成形するためには、支持体自体もパリソン内に封入
しなければならず、ピンチオフ部（パリソンを分断した
り封止したりする部分）形状は支持体を挟む箇所を欠損
させる配慮が必要となり、成形品に支持体の切断部が残
り成形品の外観を損なうばかりでなく、成形品重量が支
持体の分だけ重くなり、部品点数も増えてコスト高の要
因となり、かつ、金型分割面の支持体を挟む箇所が複雑
になったり、ショット毎の金型分割面の位置が微妙に変
化すると支持体が斜めに傾斜して挿入物の位置がずれた
り、金型や支持体自体を損傷したりするなどの不具合を
生じていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、以上のよう
な課題を解決するために、第１の発明のブロー成形機に
おいては、射出装置と該射出装置により供給された溶融
樹脂を下端よりパリソンとして吐出するダイス装置と該
パリソンを挟んでブロー成形する左右一対の金型装置か
らなり、パリソンの内部に挿入物を収納した成形品を成
形するブロー成形機であって、金型分割面の下方に該挿
入物を把持して上下方向昇降自在な挿入物保持手段を配
設するとともに、金型分割面の側方に該金型分割面方向
に水平に進退動自在な前後一対のパリソン押圧手段を配
設した構成とした。また、第２の発明では、第１の発明
のブロー成形機を用いてパリソン内部に挿入物を収納し
た成形品を成形するブロー成形方法であって、挿入物保
持手段を操作して該挿入物を金型分割面の所定の高さに
保持した後、パリソンを吐出垂下して停止し、前後一対
のパリソン押圧手段を前進操作して該挿入物を該パリソ
ンで挟圧してパリソン内面と該挿入物とを固着し、該挿
入物保持手段と該両パリソン押圧手段を操作して待機位
置まで退避させ、該パリソン下端をパリソンピンチ装置
を用いて封止し、プリブローを行なった後、両金型を型
閉してパリソン内部に挿入物を収納した樹脂成形品をブ
ロー成形するようにした。そして、第３の発明は、この
ようにして得られる、パリソン内部に挿入物を収納した
まま成形されるブロー成形品とした。
な課題を解決するために、第１の発明のブロー成形機に
おいては、射出装置と該射出装置により供給された溶融
樹脂を下端よりパリソンとして吐出するダイス装置と該
パリソンを挟んでブロー成形する左右一対の金型装置か
らなり、パリソンの内部に挿入物を収納した成形品を成
形するブロー成形機であって、金型分割面の下方に該挿
入物を把持して上下方向昇降自在な挿入物保持手段を配
設するとともに、金型分割面の側方に該金型分割面方向
に水平に進退動自在な前後一対のパリソン押圧手段を配
設した構成とした。また、第２の発明では、第１の発明
のブロー成形機を用いてパリソン内部に挿入物を収納し
た成形品を成形するブロー成形方法であって、挿入物保
持手段を操作して該挿入物を金型分割面の所定の高さに
保持した後、パリソンを吐出垂下して停止し、前後一対
のパリソン押圧手段を前進操作して該挿入物を該パリソ
ンで挟圧してパリソン内面と該挿入物とを固着し、該挿
入物保持手段と該両パリソン押圧手段を操作して待機位
置まで退避させ、該パリソン下端をパリソンピンチ装置
を用いて封止し、プリブローを行なった後、両金型を型
閉してパリソン内部に挿入物を収納した樹脂成形品をブ
ロー成形するようにした。そして、第３の発明は、この
ようにして得られる、パリソン内部に挿入物を収納した
まま成形されるブロー成形品とした。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明においては、射出装置と該
射出装置により供給された溶融樹脂を下端よりパリソン
として吐出するダイス装置と該パリソンを挟んでブロー
成形する左右一対の金型装置からなり、パリソンの内部
に挿入物を収納した成形品を成形するブロー成形機であ
って、金型分割面の下方に該挿入物を把持して上下方向
昇降自在な挿入物保持手段を配設するとともに、金型分
割面の側方に該金型分割面方向に水平に進退動自在な前
後一対のパリソン押圧手段を配設した構成としており、
このブロー成形機を使用して、挿入物保持手段を操作し
て該挿入物を金型分割面の所定の高さに保持した後、パ
リソンを吐出垂下して停止し、前後一対のパリソン押圧
手段を前進操作して該挿入物を該パリソンで挟圧してパ
リソン内面と該挿入物とを固着し、該挿入物保持手段と
該両パリソン押圧手段を操作して待機位置まで退避さ
せ、該パリソン下端をパリソンピンチ装置を用いて封止
し、プリブローを行なった後、両金型を型閉してパリソ
ン内部に挿入物を収納した樹脂成形品をブロー成形する
ようにしたブロー成形方法を実施することにより、パリ
ソン内部に支持体を残存させることなく、挿入物のみを
収納したブロー成形品を成形できる。したがって、成形
品の外観も良く、かつ、製品重量も軽減でき、金型やプ
リピンチ装置に特別の配慮を必要とすることがなく、簡
便容易に安定した品質のパリソンインサイドインサート
ブロー成形品を生産できる。
射出装置により供給された溶融樹脂を下端よりパリソン
として吐出するダイス装置と該パリソンを挟んでブロー
成形する左右一対の金型装置からなり、パリソンの内部
に挿入物を収納した成形品を成形するブロー成形機であ
って、金型分割面の下方に該挿入物を把持して上下方向
昇降自在な挿入物保持手段を配設するとともに、金型分
割面の側方に該金型分割面方向に水平に進退動自在な前
後一対のパリソン押圧手段を配設した構成としており、
このブロー成形機を使用して、挿入物保持手段を操作し
て該挿入物を金型分割面の所定の高さに保持した後、パ
リソンを吐出垂下して停止し、前後一対のパリソン押圧
手段を前進操作して該挿入物を該パリソンで挟圧してパ
リソン内面と該挿入物とを固着し、該挿入物保持手段と
該両パリソン押圧手段を操作して待機位置まで退避さ
せ、該パリソン下端をパリソンピンチ装置を用いて封止
し、プリブローを行なった後、両金型を型閉してパリソ
ン内部に挿入物を収納した樹脂成形品をブロー成形する
ようにしたブロー成形方法を実施することにより、パリ
ソン内部に支持体を残存させることなく、挿入物のみを
収納したブロー成形品を成形できる。したがって、成形
品の外観も良く、かつ、製品重量も軽減でき、金型やプ
リピンチ装置に特別の配慮を必要とすることがなく、簡
便容易に安定した品質のパリソンインサイドインサート
ブロー成形品を生産できる。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例の詳細
について説明する。図１〜図３は本発明の実施例に係
り、図１はブロー成形機の全体斜視図、図２はブロー成
形方法の成形手順を示す説明図、図３はブロー成形品の
縦断面図である。
について説明する。図１〜図３は本発明の実施例に係
り、図１はブロー成形機の全体斜視図、図２はブロー成
形方法の成形手順を示す説明図、図３はブロー成形品の
縦断面図である。
【０００８】図１に示すように、ブロー成形機１のダイ
スヘッド２の下方には、左右一対の金型８、８が接離自
在に配設されるとともに、金型分割面（パーティングラ
イン）の下方には、挿入物２０を把持し油圧シリンダ３
０ａのピストンロッドに連結され上下方向昇降自在な支
持棒３２を備えた挿入物保持手段３０が配設される。ま
た、金型分割面の側方には、挿入物２０を保持する高さ
位置に、油圧シリンダ４０ａのピストンロッドに連結さ
れ金型分割面の水平方向に進退動するパリソンＰの側面
を押圧する押圧板４２を備えた前後一対のパリソン押圧
手段４０が配設される。また、金型の下方には、油圧シ
リンダ１０ａの作用により金型開閉方向に進退動してパ
リソン下端を封止する左右一対の下ピンチ装置が装備さ
れる。
スヘッド２の下方には、左右一対の金型８、８が接離自
在に配設されるとともに、金型分割面（パーティングラ
イン）の下方には、挿入物２０を把持し油圧シリンダ３
０ａのピストンロッドに連結され上下方向昇降自在な支
持棒３２を備えた挿入物保持手段３０が配設される。ま
た、金型分割面の側方には、挿入物２０を保持する高さ
位置に、油圧シリンダ４０ａのピストンロッドに連結さ
れ金型分割面の水平方向に進退動するパリソンＰの側面
を押圧する押圧板４２を備えた前後一対のパリソン押圧
手段４０が配設される。また、金型の下方には、油圧シ
リンダ１０ａの作用により金型開閉方向に進退動してパ
リソン下端を封止する左右一対の下ピンチ装置が装備さ
れる。
【０００９】このように構成された本発明のブロー成形
機を使用して、パリソンＰの内部に挿入物２０を収納し
た、いわゆる、パリソンインサイドインサートブロー成
形品を成形するロー成形方法について説明する。図２は
ブロー成形方法の成形手順を示した説明図である。本発
明のブロー成形方法は、下記に示した手順により実施す
る。 パリソン射出工程 まず、金型８、８を開状態のまま、挿入物保持手段３０
の油圧シリンダ３０ａを操作して該挿入物を支持棒３２
の先端に把持したまま上昇させ、金型分割面の所定の高
さに挿入物２０を保持する。 パリソン押圧工程 次に、パリソンを吐出垂下して停止し、前後一対のパリ
ソン押圧手段３０の油圧シリンダ３０ａを前進操作して
ピストンロッド先端に固設された押圧板４２をパリソン
Ｐの側面に押し当て、挿入物２０をパリソンＰで挟圧し
てパリソン内面と挿入物２０とを圧着した後、支持棒３
２と押圧板４２をともに後退位置へ退避する。 下ピンチ、型閉、ブロー工程 パリソンピンチ装置１０でパリソンＰの下端をピンチ
（封止）した後、両金型８、８を型閉して、ブローノズ
ル（図示せず）より圧縮エアをパリソン内部に吹き込ん
でブロー成形する。そして、一定の冷却時間経過後に型
開して成形品を取り出す。
機を使用して、パリソンＰの内部に挿入物２０を収納し
た、いわゆる、パリソンインサイドインサートブロー成
形品を成形するロー成形方法について説明する。図２は
ブロー成形方法の成形手順を示した説明図である。本発
明のブロー成形方法は、下記に示した手順により実施す
る。 パリソン射出工程 まず、金型８、８を開状態のまま、挿入物保持手段３０
の油圧シリンダ３０ａを操作して該挿入物を支持棒３２
の先端に把持したまま上昇させ、金型分割面の所定の高
さに挿入物２０を保持する。 パリソン押圧工程 次に、パリソンを吐出垂下して停止し、前後一対のパリ
ソン押圧手段３０の油圧シリンダ３０ａを前進操作して
ピストンロッド先端に固設された押圧板４２をパリソン
Ｐの側面に押し当て、挿入物２０をパリソンＰで挟圧し
てパリソン内面と挿入物２０とを圧着した後、支持棒３
２と押圧板４２をともに後退位置へ退避する。 下ピンチ、型閉、ブロー工程 パリソンピンチ装置１０でパリソンＰの下端をピンチ
（封止）した後、両金型８、８を型閉して、ブローノズ
ル（図示せず）より圧縮エアをパリソン内部に吹き込ん
でブロー成形する。そして、一定の冷却時間経過後に型
開して成形品を取り出す。
【００１０】以上のようにして、所望のパリソンインサ
イドインサートブロー成形品が得られるが、この成形品
５０は、図２のに示したように、パリソン内部には挿
入物２０のみが残されるだけで、従来品のように支持体
が残存することはなく、また、パリソン内部では、挿入
物２０の両側に押圧されて変形したパリソンＰの一部が
リブ状に形成されるので、成形品５０内部の強度が増強
されるとともに、挿入物２０もパリソン内部で緊密に固
定され、成形後の移動の心配が一掃されるから、信頼性
が向上する。図３は、成形品５０を自動車用スポイラと
し、挿入物２０をアンテナとして組み込んだ例を示して
おり、このほか挿入物２０として色々なものが装着可能
であり、成形品の用途拡大を図ることが可能になる。
イドインサートブロー成形品が得られるが、この成形品
５０は、図２のに示したように、パリソン内部には挿
入物２０のみが残されるだけで、従来品のように支持体
が残存することはなく、また、パリソン内部では、挿入
物２０の両側に押圧されて変形したパリソンＰの一部が
リブ状に形成されるので、成形品５０内部の強度が増強
されるとともに、挿入物２０もパリソン内部で緊密に固
定され、成形後の移動の心配が一掃されるから、信頼性
が向上する。図３は、成形品５０を自動車用スポイラと
し、挿入物２０をアンテナとして組み込んだ例を示して
おり、このほか挿入物２０として色々なものが装着可能
であり、成形品の用途拡大を図ることが可能になる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、下記のような優れた効果が期待される。 （１）パリソンを介して挿入物を固定しており、余分な
支持部材が不要である。 （２）余分なものが成形品内部の残存しないので、外観
を損なうことがない。 （３）パリソン内部で、挿入物を中心として両側に二重
になったパリソンがリブとして形成されるので、リブ効
果により成形品剛性が向上する。 （４）従来のブロー成形金型が、そのまま使用出来、改
造が不要である。
は、下記のような優れた効果が期待される。 （１）パリソンを介して挿入物を固定しており、余分な
支持部材が不要である。 （２）余分なものが成形品内部の残存しないので、外観
を損なうことがない。 （３）パリソン内部で、挿入物を中心として両側に二重
になったパリソンがリブとして形成されるので、リブ効
果により成形品剛性が向上する。 （４）従来のブロー成形金型が、そのまま使用出来、改
造が不要である。
【図１】本発明の実施例に係るブロー成形機の全体斜視
図である。
図である。
【図２】本発明の実施例に係るブロー成形方法の工程手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図３】本発明の実施例に係るブロー成形品の縦断面図
である。
である。
【図４】従来のブロー成形機の全体縦断面図である。
【図５】従来のパリソンインサイドインサートブロー成
形品の成形ほうほうを示す縦断面図である。
形品の成形ほうほうを示す縦断面図である。
１ ブロー成形機 ２ ダイスヘッド ２ａ 樹脂供給口 ３ マンドレル ３ａ コア ４ 射出装置 ６ パリコンシリンダ ８ 金型 １０ パリソンピンチ装置（下ピンチ装置） １０ａ 油圧シリンダ ２０ 挿入物 ３０ 挿入物保持手段 ３０ａ 油圧シリンダ ３２ 支持棒 ４０ パリソン押圧手段 ４０ａ 油圧シリンダ ４２ 押圧板 ５０ 成形品
Claims (3)
- 【請求項１】 射出装置と該射出装置により供給された
溶融樹脂を下端よりパリソンとして吐出するダイス装置
と該パリソンを挟んでブロー成形する左右一対の金型装
置からなり、パリソンの内部に挿入物を収納した成形品
を成形するブロー成形機であって、 金型分割面の下方に該挿入物を把持して上下方向昇降自
在な挿入物保持手段を配設するとともに、金型分割面の
側方に該金型分割面方向に水平に進退動自在な前後一対
のパリソン押圧手段を配設したことを特徴とするブロー
成形機。 - 【請求項２】 請求項１記載のブロー成形機を用いてパ
リソン内部に挿入物を収納した成形品を成形するブロー
成形方法であって、 挿入物保持手段を操作して該挿入物を金型分割面の所定
の高さに保持した後、パリソンを吐出垂下して停止し、
前後一対のパリソン押圧手段を前進操作して該挿入物を
該パリソンで挟圧してパリソン内面と該挿入物とを固着
し、該挿入物保持手段と該両パリソン押圧手段を操作し
て待機位置まで退避させ、該パリソン下端をパリソンピ
ンチ装置を用いて封止し、プリブローを行なった後、両
金型を型閉してパリソン内部に挿入物を収納した樹脂成
形品をブロー成形するブロー成形方法。 - 【請求項３】 請求項２記載のブロー成形方法によりブ
ロー成形され、パリソン内部に挿入物を収納したまま成
形されるブロー成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34267895A JPH09174670A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ブロー成形機およびブロー成形方法およびブロー成形 品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34267895A JPH09174670A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ブロー成形機およびブロー成形方法およびブロー成形 品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174670A true JPH09174670A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18355654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34267895A Pending JPH09174670A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ブロー成形機およびブロー成形方法およびブロー成形 品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09174670A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009149004A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Fts:Kk | 自動車用燃料タンクの製造装置 |
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