JPH06867A - 樹脂成形品のブロー成形方法及びその実施に使用する装置 - Google Patents

樹脂成形品のブロー成形方法及びその実施に使用する装置

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JPH06867A
JPH06867A JP4164442A JP16444292A JPH06867A JP H06867 A JPH06867 A JP H06867A JP 4164442 A JP4164442 A JP 4164442A JP 16444292 A JP16444292 A JP 16444292A JP H06867 A JPH06867 A JP H06867A
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parison
thick
blow molding
portions
pair
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JP4164442A
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English (en)
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Terumi Akazawa
輝美 赤沢
Takafumi Yamane
孝文 山根
Kazunobu Nakamori
和伸 中森
Takeyuki Uchida
武行 内田
Masao Hara
正雄 原
Keita Sasaki
圭太 佐々木
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TOYO SHEET KK
Mazda Motor Corp
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
TOYO SHEET KK
Mazda Motor Corp
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Nishikawa Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by TOYO SHEET KK, Mazda Motor Corp, Mitsubishi Petrochemical Co Ltd, Nishikawa Kasei Co Ltd filed Critical TOYO SHEET KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/4242Means for deforming the parison prior to the blowing operation
    • B29C49/4247Means for deforming the parison prior to the blowing operation using spreading or extending means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2949/00Indexing scheme relating to blow-moulding
    • B29C2949/07Preforms or parisons characterised by their configuration
    • B29C2949/072Preforms or parisons characterised by their configuration having variable wall thickness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/4242Means for deforming the parison prior to the blowing operation
    • B29C49/4247Means for deforming the parison prior to the blowing operation using spreading or extending means
    • B29C49/425Means for deforming the parison prior to the blowing operation using spreading or extending means rods or bars entering the preform

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】全体的に偏平に形成され、厚肉部と薄肉部とを
所定の配置関係をもって有するものとされる中空樹脂成
形品を、要求される通常の寸法精度,品質等を充分に満
足できるものとして得る。 【構成】樹脂押出ヘッド部(10)の可変環状開口部
(16)から、その開口幅の部分的寸法調整を行いつつ
溶融物(Z)を押し出して、押出方向に伸びる一対の対
向厚肉部分と押出方向に直交する環状厚肉部分とが設け
られて他の部分が薄肉部分とされたパリソン(50)を
得、パリソン(50)近傍に配された一対の可動引伸し
部材(40,41)を、対向厚肉部分に夫々当接させて
駆動し、パリソン(50)を対向厚肉部分が伸びる方向
に直交する方向に引き伸ばして薄肉部分の肉厚をさらに
低減させた後、引き伸ばされたパリソン(50)をブロ
ー成形用型(30,31)内に配してブロー成形を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂材を押出成形して
得たパリソンをブロー成形型内に配し、ブロー成形型内
に配されたパリソン内に気体を吹き込んで成形品を得
る、樹脂成形品のブロー成形方法及びその実施に使用す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、車体の軽量化を図るべ
く、車体を直接的に構成する各種の中空部品あるいは車
体に取り付けられる各種の中空部品を、熱可塑性樹脂材
が押出成形されて形成されたパリソンにブロー成形が施
されて得られる中空樹脂成形品となすことが提案されて
いる。このような中空樹脂成形品を得るブロー成形が行
われるにあたっては、通常、樹脂材が供給され、供給さ
れた樹脂材を押出成形してパリソンを形成する押出ヘッ
ド部と、押出ヘッド部により形成されたパリソンを一対
の開閉可能なブロー成形用金型の内部に収容し、ブロー
成形用金型内に収容されたパリソンに圧縮空気あるいは
加圧気体を吹き込んでブロー成形を行うブロー成形型部
とが備えられたブロー成形装置が用いられる。
【0003】ブロー成形型部において押出ヘッド部から
のパリソンに対するブロー成形が行われるにあたって
は、一対のブロー成形用金型内に収容されたパリソン
が、その内部に吹き込まれる圧縮空気あるいは加圧気体
により膨張せしめられて一対のブロー成形用金型の内壁
面に圧接されることにより、一対のブロー成形用金型の
内壁面に従った外形を有する中空樹脂成形品が得られる
ようにされる。斯かる際、得られるべき中空樹脂成形品
が厚肉部分と薄肉部分とを有するものとされる場合に
は、押出ヘッド部から得られるパリソンが、ブロー成形
型部において一対のブロー成形用金型内に収容されるに
先立ち、中空樹脂成形品において設けられる厚肉部分と
薄肉部分とに対応する厚肉部分と薄肉部分とを有するも
のとされることが要求される。また、得られるべき中空
樹脂成形品が全体として偏平なものとされる場合には、
押出ヘッド部から得られるパリソンが、ブロー成形型部
において一対のブロー成形用金型内に収容されるに先立
って、その全体が偏平なものとされることにより、その
後のブロー成形型部におけるブロー成形過程における成
形性が改善されることになる。
【0004】そこで、例えば、実開昭64-40610号公報に
も示される如く、押出ヘッド部におけるパリソンを導出
する環状ノズル部が、パリソンの肉厚を部分的に変化さ
せるための制御を行い得るものとされ、それにより、パ
リソンを、ブロー成形後に得られる中空樹脂成形品が有
する厚肉部分と薄肉部分とに対応する厚肉部分と薄肉部
分とを有するものになし得るようにされたブロー成形装
置も提案されている。また、押出ヘッド部から得られた
パリソンを、その内部に配した偏平化手段を所定の方向
をもって内部側から外部側へと移動させて変形させるこ
とにより、一対のブロー成形用金型内に収容されるパリ
ソンを予め偏平化することも考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の如くに、車体の
軽量化に貢献すべくブロー成形により形成される中空樹
脂成形品とされるべき車体を直接的に構成する中空部品
あるいは車体に取り付けられる中空部品が、例えば、バ
ンパービームあるいはシートバックフレームとされる場
合には、中空樹脂成形品として全体的に偏平に形成さ
れ、しかも、相当に肉厚差のある厚肉部と薄肉部とを所
定の配置関係をもって有するものとされることが必要と
されることになる。しかしながら、従来にあっては、上
述の如くに、ブロー成形によって厚肉部分と薄肉部分と
を有するものとされる中空樹脂成形品が得られるように
すること、及び、ブロー成形によって全体として偏平に
形成される中空樹脂成形品が容易に得られるようにする
ことが、個々には考えられているものの、例えば、バン
パービームあるいはシートバックフレームとして用いら
れる、全体的に偏平に形成され、しかも、相当に肉厚差
のある厚肉部と薄肉部とを所定の配置関係をもって有す
るものとされることが必要とされる中空樹脂成形品を、
それに要求される通常の寸法精度,品質等を満足できる
ものとして得ることができるブロー成形方法あるいはブ
ロー成形装置は見当たらない。
【0006】斯かる点に鑑み、本発明は、全体的に偏平
に形成され、しかも、相当に肉厚差のある厚肉部と薄肉
部とを所定の配置関係をもって有するものとされること
が必要とされる中空樹脂成形品であっても、例えば、車
両のバンパービームあるいはシートバックフレームとし
て用いられる場合において要求される通常の寸法精度,
品質等を充分に満足できるものとして得ることができ
る、樹脂成形品のブロー成形方法及びその実施に使用す
る装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る樹脂成形品のブロー成形方法は、開口
幅の部分的寸法調整が可能とされた可変環状開口部を有
した樹脂押出手段の可変環状開口部から、その開口幅の
部分的寸法調整を行いつつ樹脂材を押し出して、押出方
向に伸びる一対の対向厚肉部分と押出方向に直交する環
状厚肉部分とが設けられて他の部分が薄肉部分とされた
パリソンを得、得られたパリソン近傍に配されて対向厚
肉部分に沿って伸びる一対の可動引伸し部材を、対向厚
肉部分に夫々当接させるとともに相互離隔させるべく駆
動して、パリソンを対向厚肉部分の夫々に沿う方向に直
交する方向に引き伸ばし、パリソンにおける対向厚肉部
分間の薄肉部分の肉厚をさらに低減させた後、引き伸ば
されたパリソンをブロー成形用型内に配してその内部に
気体を吹き込むことによりパリソンの成形を行い、その
後、ブロー成形用型内から樹脂成形品を取り出すものと
される。
【0008】また、本発明に係る樹脂成形品のブロー成
形装置は、開口幅の部分的寸法調整が可能とされた可変
環状開口部を有し、その可変環状開口部からそれにおけ
る開口幅の部分的寸法調整がなされつつ樹脂材を押し出
す状態とされることにより、押出方向に伸びる一対の対
向厚肉部分とその対向厚肉部分に実質的に直交する環状
厚肉部分とが設けられて他の部分が薄肉部分とされたパ
リソンを形成する樹脂押出手段と、樹脂押出手段により
形成されたパリソン近傍にその対向厚肉部分に沿って配
され、対向厚肉部分に夫々当接せしめられるとともに相
互離隔すべく駆動されて、パリソンを対向厚肉部分の夫
々に沿う方向に直交する方向に引き伸ばし、パリソンに
おける対向厚肉部分間の薄肉部分の肉厚をさらに低減さ
せるべく移動せしめられる一対の可動引伸し部材と、可
動引伸し部材により引き伸ばされたパリソンを内部に収
容して、収容されたパリソン内に気体が吹き込まれるこ
とによりパリソンの成形が行われるようになすブロー成
形用型とを備えて構成される。
【0009】
【作用】上述の如くの本発明に係る樹脂成形品のブロー
成形方法によれば、樹脂材が、樹脂押出手段の可変環状
開口部からその開口幅の部分的寸法調整が行われるもと
で押し出されてパリソンが形成され、それにより、樹脂
押出手段の可変環状開口部からの押出方向に沿って伸び
る一対の対向厚肉部分とその対向厚肉部分に実質的に直
交する環状厚肉部分とが設けられて他の部分が薄肉部分
とされたパリソンが確実に得られる。次に、得られたパ
リソンがその対向厚肉部分に夫々当接する一対の可動引
伸し部材によって引き伸ばされることにより、相互対向
する夫々が対向厚肉部分間にある一対の薄肉部分が相互
に近接せしめられるものとされて全体が偏平にされると
ともに、相互対向する一対の薄肉部分の夫々の肉厚がさ
らに低減せしめられる。それにより、押出方向に沿って
伸びる対向厚肉部分と押出方向に直交する環状厚肉部分
とが設けられて他の部分が極めて肉厚が小とされた薄肉
部分とされるとともに、全体が偏平化されたパリソンが
得られることになる。続いて、全体が偏平化されたパリ
ソンがブロー成形用型内に配され、型締めがなされた
後、ブロー成形用型内のパリソンの内部に気体が吹き込
まれ、パリソンがブロー成形用型の内面に圧接されて成
形される。その結果、一対の対向厚肉部分とそれらに交
叉する方向に伸びる厚肉部分と相互対向する夫々が対向
厚肉部分間にある一対の薄肉部分とが設けられ、全体が
偏平に形成された中空樹脂成形品が得られることにな
る。
【0010】そして、このようにして得られる中空樹脂
成形品は、厚肉部分と薄肉部分とが相当に肉厚差のある
ものとされるに際しても、各々の肉厚が、樹脂押出手段
の可変環状開口部における開口幅の制御状態と、パリソ
ンを引き伸ばす可動引伸し部材の動作状態と、ブロー成
形用型とに応じて設定されることになり、例えば、車両
のシートバックフレームとして用いられる場合において
要求される通常の寸法精度,品質等を充分に満足できる
ものとされる。
【0011】また、本発明に係る樹脂成形品のブロー成
形装置によれば、上述の如くの本発明に係る樹脂成形品
のブロー成形方法に従っての中空樹脂成形品の成形が、
迅速かつ的確に行われることになる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係る樹脂成形品のブロー成
形方法の一例が実施され、本発明に係る樹脂成形品のブ
ロー成形装置の一例を成すものとされたブロー成形装置
を示す。そして、このブロー成形装置は、本発明に係る
樹脂成形品のブロー成形方法に従って、車両の車体に組
み付けられるシートバックフレームとして用いられる中
空樹脂成形品が得られるものとされている。
【0013】図1に示されるブロー成形装置には、パリ
ソン成形用の樹脂押出ヘッド部10が備えられており、
この樹脂押出ヘッド10は、その中央部を貫通して伸び
る芯型11と複数の可動外型12とを有している。芯型
11は、円錐状下端部11Aとそれから上方に伸びる柱
状部11Bとから成っており、その中心部には、柱状部
11B及び円錐状下端部11Aを貫通する圧縮空気通路
13が形成されている。圧縮空気通路13には、外部か
ら圧縮空気を圧縮空気通路13に導入する圧縮空気パイ
プ14が挿入されている。
【0014】複数の可動外型12は、芯型11の中心軸
に直交する面内において芯型11の円錐状下端部11A
を包囲して環状に配されており、夫々が、油圧シリンダ
15によって駆動されて、個々独立に、芯型11の円錐
状下端部11Aに対して進退動し得るものとされてい
る。そして、芯型11の円錐状下端部11Aにおける外
周面と複数の可動外型12の夫々における端面との間
に、可変環状開口部16が形成されている。この可変環
状開口部16は、複数の可動外型12の夫々が油圧シリ
ンダ15により駆動されて芯型11の円錐状下端部11
Aに対して進退動を行うことにより、開口幅、即ち、芯
型11の円錐状下端部11Aにおける外周面と各可動外
型12の端面との間の間隔が変化せしめられ、従って、
開口幅の部分的寸法調整が可能なものとされている。
【0015】可変環状開口部16には、芯型11の柱状
部11Bを包囲してそれと同心状に形成された筒状の貯
溜室17が連通せしめられており、貯溜室17には、油
圧シリンダ18により駆動される加圧押出用のリングプ
ランジャ19が嵌挿されているとともに、スクリュー供
給機20の供給口20Aが連通せしめられている。スク
リュー供給機20には、ホッパー21から供給される、
熱可塑性プラスチック材料を可塑化するためのヒータ2
2が設けられている。そして、ホッパー21には、粒状
の熱可塑性プラスチック材料(以下、ペレットTとい
う)がペレット投入機23により所定量だけ供給され
る。
【0016】また、パリソン成形用の樹脂押出ヘッド部
10の下方には、一対のブロー成形用型30及び31が
配されている。これらのブロー成形用型30及び31
は、夫々の型内面30A及び31Aを、樹脂押出ヘッド
部10における芯型11の真下となる位置を挾んで相互
対向させるものとなされており、図示が省略された型駆
動手段によって、矢印Dによって示される如くに、相互
近接及び相互離隔する方向に移動せしめられる。そし
て、ブロー成形用型30及び31の一方であるブロー成
形用型31には、型内面31Aの背後の外面から型内面
31Aへと貫通する透孔31Bが形成されており、この
透孔31Bには、ブロー成形用圧縮空気を供給する圧縮
空気パイプ32が必要時に挿入される。
【0017】一対のブロー成形用型30及び31の下方
には、一対のパリソンピンチ部材33及び34が夫々配
されている。これらパリソンピンチ部材33及び34
は、夫々の先端部を、樹脂押出ヘッド部10における芯
型11の真下となる位置を挾んで相互対向させており、
各々が油圧シリンダ35及び36により駆動されて、相
互近接及び相互離隔する方向に移動せしめられるものと
されている。
【0018】さらに、図1及び図2に示される如く、樹
脂押出ヘッド部10における芯型11の真下となる位置
には、樹脂押出ヘッド部10からのパリソンを引き伸ば
して偏平化するための一対の可動引伸し部材40及び4
1が配置されている。これら可動引伸し部材40及び4
1は、夫々が樹脂押出ヘッド部10における芯型11の
延長方向に伸びて、相互に平行に配されており、油圧シ
リンダ42及び43により夫々駆動されて相互近接及び
相互離隔する方向に移動せしめられるものとされてい
る。また、可動引伸し部材40及び41は、図示が省略
された駆動手段により駆動されて、同時に昇降動を行
い、図1及び図2に示される如くの、一対のブロー成形
用型30及び31及び一対のパリソンピンチ部材33及
び34の夫々の間であって、図1及び図2において一点
鎖線により示される、樹脂押出ヘッド部10により形成
されたパリソン50の内部に位置する状態と、一対のパ
リソンピンチ部材33及び34より下方に位置する状態
(図6)とを選択的にとるものとされている。
【0019】なお、可動引伸し部材40及び41の夫々
は、その内部に冷却水用通路が設けられたものとされ、
樹脂押出ヘッド部10からのパリソンを引き伸ばすに際
して、冷却水用通路に供給される冷却水によって、その
表面温度が低下せしめられるようにされてもよい。
【0020】上述の如くの本発明に係る樹脂成形品のブ
ロー成形装置の一例を成すブロー成形装置が用いられ
て、本発明に係る樹脂成形品のブロー成形方法の一例が
実施され、それにより、シートバックフレームとして用
いられる中空樹脂成形品が形成されるにあたっては、先
ず、油圧シリンダ18に油圧P1及びP2を作用させて
油圧シリンダ18を作動させ、樹脂押出ヘッド部10に
おけるリングプランジャ19の先端を貯溜室17内の上
部位置まで引き上げるとともに、ホッパー21内に、ペ
レットTを投入する。続いて、ホッパー21及びスクリ
ュー供給機20を駆動するとともに、ヒータ22を作動
させる。それにより、例えば、200 ℃程度に加熱されて
溶融状態とされたペレットTの溶融物Zが樹脂押出ヘッ
ド部10における貯溜室17に供給される。このように
して、溶融物Zが、貯溜室17に、芯型11の円錐状下
端部11Aと複数の可動外型12との間に形成された可
変環状開口部16からリングプランジャ19の下端面に
まで充填された状態となす。
【0021】次に、図1及び図2に示される如く、一対
のブロー成形用型30及び31及び一対のパリソンピン
チ部材33及び34の夫々が相互離隔状態をとるものと
されるとともに、一対の可動引伸し部材40及び41が
相互近接状態をとるものとされたもとで、油圧シリンダ
18に油圧P1及びP2を作用させて油圧シリンダ18
を作動させ、リングプランジャ19を押し下げて貯溜室
17内の溶融物Zを加圧し、溶融物Zを可変環状開口部
16から樹脂押出ヘッド部10の下方に連続的に押し出
す。このとき、図3に示される如くに、複数の油圧シリ
ンダ15のうちの選択されたものに油圧P3及びP4を
作用させて選択された油圧シリンダ15を作動させ、そ
れにより複数の可動外型12のうちの選択されたものに
ついての芯型11の円錐状下端部11Aに対する進退動
制御を行って、可変環状開口部16の開口幅、即ち、芯
型11の円錐状下端部11Aにおける外周面と各可動外
型12の端面との間の間隔を部分的に変化させる制御を
行う。斯かる可変環状開口部16の開口幅の部分的寸法
調整は、貯溜室17内の溶融物Zが可変環状開口部16
から樹脂押出ヘッド部10の下方に連続的に押し出され
る期間の全体に亙って、予め設定された制御プログラム
に従って油圧P3及びP4を変化させることにより継続
的に行う。従って、貯溜室17内の溶融物Zが可変環状
開口部16から樹脂押出ヘッド部10の下方に連続的に
押し出される動作が、可変環状開口部16の開口幅の部
分的寸法調整がなされつつ行われることになる。
【0022】それにより、樹脂押出ヘッド部10におけ
る可変環状開口部16から次第に伸びていく筒状体をな
して連続的に押し出される溶融物Zは、図1及び図2に
おいて一点鎖線により示されるとともに図3において実
線により示される如くのパリソン50を形成するものと
されるが、このパリソン50は、可変環状開口部16の
開口幅の部分的寸法調整に応じて各部の肉厚が変化せし
められることになり、厚肉部分と薄肉部分とが所定の配
置関係をもって設けられたものとされる。具体的には、
この例におけるパリソン50の場合、可変環状開口部1
6からの溶融物Zの押出方向に沿って伸びる一対の相互
対向する縦筋状厚肉部分51A及び51Bと、縦筋状厚
肉部分51A及び51Bの夫々に実質的に直交し、所定
の相互間距離をとる一対の環状厚肉部分52A及び52
Bとが設けられるものと成す。また、パリソン50にお
ける環状厚肉部分52A及び52Bの夫々に沿う方向に
おける縦筋状厚肉部分51Aと縦筋状厚肉部分51Bと
の間の部分及び縦筋状厚肉部分51A及び51Bの夫々
に沿う方向における環状厚肉部分52Aと環状厚肉部分
52Bとの間の部分等の他の部分は、相互対向する薄肉
部分53A及び53Bを含む薄肉部分と成す。
【0023】このようなパリソン50における縦筋状厚
肉部分51A及び51B及び環状厚肉部分52A及び5
2Bと薄肉部分53A及び53Bとは、明瞭な肉厚差を
もって確実に形成されるものとされる。そして、縦筋状
厚肉部分51A及び51Bについては、それらの位置を
一対の可動引伸し部材40及び41に夫々対応するよう
に選定し、また、環状厚肉部分52A及び52Bについ
ては、それらにおける相互間距離を、ブロー成形用型3
0及び31の型内面の30A及び31Aの夫々における
上端部と下端部との間の距離に対応するものに選定す
る。
【0024】このようにして、樹脂押出ヘッド部10に
おける可変環状開口部16から、縦筋状厚肉部分51A
及び51B及び環状厚肉部分52A及び52Bと薄肉部
分53A及び53Bとが設けられて得られるパリソン5
0は、ブロー成形用型30とブロー成形用型31とに挾
まれるとともにパリソンピンチ部材33とパリソンピン
チ部材34とにより挾まれる位置に配され、一対の可動
引伸し部材40及び41を、その内部に、一対の相互対
向する縦筋状厚肉部分51A及び51Bに内面側から夫
々対向するものとして収容する。そして、リングプラン
ジャ19が、パリソン50に設けられた環状厚肉部分5
2A及び52Bを、ブロー成形用型30及び31の型内
面の30A及び31Aの各々における上端部及び下端部
に夫々対応する位置に到達させたとき、リングプランジ
ャ19の下降を停止させるとともに、可変環状開口部1
6の開口幅の部分的寸法調整を終了する。
【0025】その後、図4に示される如く、油圧シリン
ダ42に油圧P5及びP6を作用させて油圧シリンダ4
2を作動させるとともに、油圧シリンダ43に油圧P7
及びP8を作用させて油圧シリンダ43を作動させ、そ
れによって、パリソン50の内部に位置するものとされ
た一対の可動引伸し部材40及び41の夫々を相互離隔
させる方向に移動させる。そして、先ず、可動引伸し部
材40をパリソン50に設けられた縦筋状厚肉部分51
Aにその内面側から当接させるとともに可動引伸し部材
41をパリソン50に設けられた縦筋状厚肉部分51B
にその内面側から当接させ、続いて、可動引伸し部材4
0及び41をさらに相互離隔させて、パリソン50を縦
筋状厚肉部分51A及び51Bの夫々に沿う方向に直交
する方向に引き伸ばし、図4におけるV−V断面をあら
わす図5に示される如くに、一対の薄肉部分53A及び
53Bが相互に近接せしめられるものとなるようにし
て、パリソン50の全体を偏平化する。
【0026】このようにして、パリソン50が一対の可
動引伸し部材40及び41によって引き伸ばされて偏平
化される際には、可動引伸し部材40及び41が夫々内
面側から当接する縦筋状厚肉部分51A及び51Bの夫
々は、その内面が、それと可動引伸し部材40もしくは
可動引伸し部材41の外面との間の摩擦抵抗によって、
可動引伸し部材40もしくは可動引伸し部材41に対す
る摺動を殆ど生ぜず、また、可動引伸し部材40もしく
は可動引伸し部材41により積極的に冷却されることに
より、変形が抑制され、従って、その肉厚が殆ど低減さ
れないものとされる。一方、縦筋状厚肉部分51Aと縦
筋状厚肉部分51Bとの間に位置して相互に近接せしめ
られる薄肉部分53A及び53Bの夫々は、可動引伸し
部材40及び41の相互離隔に伴って、肉厚が一層低減
されるものとされる。それにより、パリソン50は、薄
肉部分53A及び53Bの夫々の肉厚が低減される結
果、縦筋状厚肉部分51A及び51B及び環状厚肉部分
52A及び52Bと薄肉部分53A及び53Bとの肉厚
差が一層顕著なものとされる。
【0027】そして、図4に示される如くに、一対の可
動引伸し部材40及び41によって引き伸ばされたパリ
ソン50の縦筋状厚肉部分51A及び51Bが、ブロー
成形用型30及び31の型内面の30A及び31Aの各
々におけるパリソン50の引伸し方向の両端部に夫々対
応する位置に到達せしめられたとき、油圧シリンダ42
及び43の作動を停止させて、パリソン50の引伸し工
程を終了する。その後、再び、油圧シリンダ42に油圧
P5及びP6を作用させて油圧シリンダ42を作動させ
るとともに、油圧シリンダ43に油圧P7及びP8を作
用させて油圧シリンダ43を作動させ、それによって、
引き伸ばされたパリソン50の内部に位置するものとさ
れた一対の可動引伸し部材40及び41の夫々を相互近
接させる方向に移動させ、図2に示される如くに、可動
引伸し部材40及び41を、相互近接して樹脂押出ヘッ
ド部10における芯型11の真下の位置をとる状態とし
て、油圧シリンダ42及び43の作動を停止させる。
【0028】さらに、その後、可動引伸し部材40及び
41に対して設けられた図示が省略された駆動手段を制
御して、可動引伸し部材40及び41を、ブロー成形用
型30とブロー成形用型31との間の位置から下降さ
せ、図6に示される如くに、パリソンピンチ部材33及
び34の下方となる位置をとるものとなす。
【0029】次に、油圧シリンダ35に油圧P9及びP
10を作用させて油圧シリンダ35を作動させるととも
に、油圧シリンダ36に油圧P11及びP12を作用さ
せて油圧シリンダ36を作動させ、それによって、一対
のパリソンピンチ部材33及び34の夫々を相互近接さ
せる方向に移動させ、図6に示される如くに、パリソン
ピンチ部材33の先端部とパリソンピンチ部材34の先
端部とを、ブロー成形用型30とブロー成形用型31と
の間からその下方に伸びたパリソン50の下端部を挾持
して近接対向する状態として、油圧シリンダ35及び3
6の作動を停止させる。それにより、ブロー成形用型3
0とブロー成形用型31との間からその下方に伸びたパ
リソン50の下端部が、一対のパリソンピンチ部材33
及び34によって閉塞された状態とされる。
【0030】斯かるもとで、樹脂押出ヘッド部10にお
ける芯型11を貫通するものとされた圧縮空気通路13
に、それに挿入された圧縮空気パイプ14を通じて圧縮
空気を導入し、圧縮空気パイプ14から供給される圧縮
空気が、予め設定された所定量だけ、圧縮空気通路13
を通じて、可変環状開口部16からその下方に突出した
パリソン50内に吹き込まれるようになし、パリソン5
0に対するプリブロー処理を行う。このとき、パリソン
50は、その下端部が一対のパリソンピンチ部材33及
び34によって閉塞された状態とされているので、パリ
ソン50内に吹き込まれた圧縮空気はパリソン50内に
貯溜され、パリソン50が適正な偏平形状をとるものと
される。そして、圧縮空気パイプ14から供給される圧
縮空気が、圧縮空気通路13を通じて、予め設定された
所定量だけパリソン50内に吹き込まれたとき、圧縮空
気パイプ14を通じての圧縮空気の導入を停止する。
【0031】続いて、型駆動手段を作動させて、一対の
ブロー成形用型30及び31を相互近接する方向に移動
させ、図6に示される如くに、ブロー成形用型30及び
31に、プリブロー処理が行われて偏平形状をとるもの
とされたパリソン50の大部分をブロー成形用型30の
型内面30Aとブロー成形用型31の型内面31Aとの
間に収容し、各々の上端部及び下端部を、夫々、パリソ
ン50の上端部及び一対のパリソンピンチ部材33及び
34によって閉塞された下端部の近傍の部分を挾んで近
接対向させる状態をとらせる。即ち、一対のブロー成形
用型30及び31についての、それらの内部に偏平形状
をとるものとされたパリソン50を収容した状態のもと
での型締めを行うのである。このとき、パリソン50の
上端部及び一対のパリソンピンチ部材33及び34によ
って閉塞された下端部の近傍の部分の夫々は閉塞され、
また、ブロー成形用型30及び31の内部に収容された
パリソン50は、それに設けられた一対の相互対向する
縦筋状厚肉部分51A及び51Bが、ブロー成形用型3
0及び31の型内面30A及び31Aの各々におけるパ
リソン50の引伸し方向の両端部に夫々対応する位置に
配され、また、それに設けられた一対の環状厚肉部分5
2A及び52Bが、ブロー成形用型30及び31の型内
面30A及び31Aの各々における上端部及び下端部に
夫々対応する位置に配されたものとされる。斯かるもと
で、型締めされたブロー成形用型30及び31の型内面
30A及び31Aは、それらの間に全体として偏平な形
状とされる樹脂成形品用の空間を形成するものとされて
いる。
【0032】その後、ブロー成形用型31に設けられた
透孔31Bに、ブロー成形用圧縮空気を供給する圧縮空
気パイプ32を挿入し、その圧縮空気パイプ32の先端
部を、透孔31Bを通じてブロー成形用型31の型内面
31Aの位置に達した後、さらに型内面31Aの内側に
突出して、パリソン50における薄肉部分53Bを突き
破ってパリソン50内に達するものとなす。そして、圧
縮空気パイプ32を通じてパリソン50の内部に圧縮空
気を吹き込み、パリソン50に対するブロー成形を行
う。それにより、パリソン50が、その内側からブロー
成形用型30及び31の型内面30A及び31Aに圧接
されて、その外面部がブロー成形用型30及び31の型
内面30A及び31Aに沿う形状に成形され、全体とし
て偏平な形状とされた中空樹脂成形品とされる。
【0033】このようにしてパリソン50に対するブロ
ー成形を行った後、圧縮空気パイプ32を通じたパリソ
ン50の内部への圧縮空気の吹込みを停止して、圧縮空
気パイプ32をブロー成形用型31から抜き取り、その
後、ブロー成形用型30及び31についての型開きを行
い、パリソン50に対するブロー成形がなされて形成さ
れた中空樹脂成形品を取り出す。
【0034】上述の如くにして得られる中空樹脂成形品
は、図7に示される如くの、シートバックフレーム60
とされる。このシートバックフレーム60は、全体的に
偏平に形成されたパリソン50に基づいて、全体的に偏
平な形状を有するものとされており、その左右側端部6
1A及び61Bが、夫々、パリソン50に設けられた一
対の相互対向する縦筋状厚肉部分51A及び51Bが成
形されて得られ、また、上端部62A及び下端部62B
が、夫々、パリソン50に設けられた一対の環状厚肉部
分52A及び52Bが成形されて得られ、さらに、前面
部63A及び背面部63Bが、夫々、パリソン50に設
けられた一対の薄肉部分53A及び53Bが成形されて
得られたものとされている。それゆえ、図7におけるVI
II−VIII断面,IX−IX断面,X−X断面及びXI−XI断面
を夫々あらわす図8,図9,図10及び図11に示され
る如く、左右側端部61A及び61B,上端部62A及
び下端部62Bの夫々が肉厚部分とされるとともに、前
面部63A及び背面部63Bの夫々が薄肉部分とされて
おり、左右側端部61A及び61B,上端部62A及び
下端部62Bの夫々と、前面部63A及び背面部63B
の夫々とが、所望の肉厚差をもって形成されている。
【0035】従って、上述の如くに、本発明に係る樹脂
成形品のブロー成形装置の一例を成すものとされたブロ
ー成形装置が用いられて、本発明に係る樹脂成形品のブ
ロー成形方法の一例が実施されることにより得られる中
空樹脂成形品であるシートバックフレーム60は、全体
的に偏平な形状を有するものとされたもとで、厚肉部分
とされる左右側端部61A及び61Bの夫々と、上端部
62A及び下端部62Bの夫々と、薄肉部分とされる前
面部63A及び背面部63Bの夫々とが、適正な肉厚を
もって形成されて、シートバックフレームとして要求さ
れる通常の寸法精度,品質等を充分に満足するものとさ
れる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る樹脂成形品のブロー成形方法によれば、樹脂材を押
出成形してパリソンを形成する樹脂押出手段から、その
押出方向に沿って伸びる一対の対向厚肉部分とその対向
厚肉部分に実質的に直交する環状厚肉部分とが設けられ
て他の部分が薄肉部分とされたパリソンが確実に得ら
れ、さらに、得られたパリソンが、一対の対向厚肉部分
と環状厚肉部分との夫々の肉厚は殆ど変化せしめられ
ず、薄肉部分の肉厚がさらに低減せしめられて、全体が
偏平化されたのとされた後、その全体が偏平化されたパ
リソンがブロー成形用型内に配されてブロー成形に供さ
れるので、ブロー成形により、一対の対向厚肉部分とそ
れらに交叉する方向に伸びる厚肉部分と相互対向する夫
々が対向厚肉部分間にある一対の薄肉部分とが設けら
れ、全体が偏平に形成された中空樹脂成形品を得ること
ができることになり、しかも、このようにして得られる
中空樹脂成形品は、厚肉部分と薄肉部分とが相当に肉厚
差のあるものとされるに際しても、各々の肉厚を、パリ
ソンに設けられる厚肉部分及び薄肉部分の夫々の肉厚と
ブロー成形用型とに応じて設定できるものとされ、例え
ば、車両のシートバックフレームとして用いられる場合
において要求される通常の寸法精度,品質等を充分に満
足できるものとされる。
【0037】また、本発明に係る樹脂成形品のブロー成
形装置によれば、上述の如くの本発明に係る樹脂成形品
のブロー成形方法に従っての、一対の対向厚肉部分とそ
れらに交叉する方向に伸びる厚肉部分と相互対向する夫
々が対向厚肉部分間にある一対の薄肉部分とが設けら
れ、全体が偏平に形成される中空樹脂成形品の成形を、
迅速かつ的確に行うことができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂成形品のブロー成形方法の一
例が実施され、本発明に係る樹脂成形品のブロー成形装
置の一例を成すものとされたブロー成形装置を示す概略
構成図である。
【図2】図1に示されるブロー成形装置の部分を示す概
略構成図である。
【図3】本発明に係る樹脂成形品のブロー成形方法の一
例の工程説明に供される図である。
【図4】本発明に係る樹脂成形品のブロー成形方法の一
例の工程説明に供される図である。
【図5】図4におけるV−V断面をあらわす断面図であ
る。
【図6】本発明に係る樹脂成形品のブロー成形方法の一
例の工程説明に供される図である。
【図7】本発明に係る樹脂成形品のブロー成形方法の一
例により得られる中空樹脂成形品を示す斜視図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII断面をあらわす断面図
である。
【図9】図7におけるIX−IX断面をあらわす断面図であ
る。
【図10】図7におけるX−X断面をあらわす断面図で
ある。
【図11】図7におけるXI−XI断面をあらわす断面図で
ある。
【符号の説明】
10 樹脂押出ヘッド部 11 芯型 12 可動外型 13 圧縮空気通路 14,32 圧縮空気パイプ 15,18,35,36,42,43 油圧シリンダ 16 可変環状開口部 17 貯溜室 19 リングプランジャ 20 スクリュー供給機 21 ホッパー 30,31 ブロー成形用型 30A,31A 型内面 33,34 パリソンピンチ部材 40,41 可動引伸し部材 50 パリソン 51A,51B 縦筋状厚肉部分 52A,52B 環状厚肉部分 53A,53B 薄肉部分 60 シートバックフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000003137 マツダ株式会社 広島県安芸郡府中町新地3番1号 (72)発明者 赤沢 輝美 広島県安芸郡海田町国信1丁目6番25号 株式会社東洋シート広島工場内 (72)発明者 山根 孝文 広島県広島市安佐北区可部南2丁目25番31 号 西川化成株式会社内 (72)発明者 中森 和伸 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 内田 武行 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 原 正雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 佐々木 圭太 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口幅の部分的寸法調整が可能とされた可
    変環状開口部を有する樹脂押出手段から、上記可変環状
    開口部における開口幅の部分的寸法調整を行いつつ樹脂
    材を押し出して、押出方向に伸びる一対の対向厚肉部分
    と該対向厚肉部分の夫々に実質的に直交する環状厚肉部
    分とが設けられて他の部分が薄肉部分とされたパリソン
    を得る工程と、 上記パリソン近傍に配されて上記対向厚肉部分に沿って
    伸びる一対の可動引伸し部材を上記対向厚肉部分に夫々
    当接させるとともに、相互離隔させるべく駆動して、上
    記パリソンを上記対向厚肉部分の夫々に沿う方向に直交
    する方向に引き伸ばし、上記パリソンにおける上記対向
    厚肉部分間の薄肉部分の肉厚をさらに低減させる工程
    と、 上記引き伸ばされたパリソンをブロー成形型内に配して
    該パリソン内に気体を吹き込むことにより該パリソンの
    成形を行う工程と、 上記ブロー成形型内から樹脂成形品を取り出す工程と、
    を含んで成る樹脂成形品のブロー成形方法。
  2. 【請求項2】開口幅の部分的寸法調整が可能とされた可
    変環状開口部を有し、該可変環状開口部における開口幅
    の部分的寸法調整がなされつつ樹脂材を押し出す状態と
    されることにより、押出方向に伸びる一対の対向厚肉部
    分と該対向厚肉部分に実質的に直交する環状厚肉部分と
    が設けられて他の部分が薄肉部分とされたパリソンを形
    成する樹脂押出手段と、 該樹脂押出手段により形成されたパリソン近傍に上記対
    向厚肉部分に沿って配され、上記対向厚肉部分に夫々当
    接せしめられるとともに相互離隔すべく駆動されて、上
    記パリソンを上記対向厚肉部分の夫々に沿う方向に直交
    する方向に引き伸ばし、上記パリソンにおける上記対向
    厚肉部分間の薄肉部分の肉厚をさらに低減させるべく移
    動せしめられる一対の可動引伸し部材と、 上記可動引伸し部材により引き伸ばされたパリソンを内
    部に収容し、収容されたパリソン内に気体が吹き込まれ
    ることにより該パリソンの成形が行われるようになすブ
    ロー成形型と、を備えて構成される樹脂成形品のブロー
    成形装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101421101B1 (ko) * 2013-05-22 2014-07-18 김광식 블로우 성형장치
WO2016088457A1 (ja) * 2014-12-05 2016-06-09 八千代工業株式会社 中空容器製造装置

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