JPH05254001A - ブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法 - Google Patents
ブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法Info
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- JPH05254001A JPH05254001A JP4089779A JP8977992A JPH05254001A JP H05254001 A JPH05254001 A JP H05254001A JP 4089779 A JP4089779 A JP 4089779A JP 8977992 A JP8977992 A JP 8977992A JP H05254001 A JPH05254001 A JP H05254001A
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 剛性等の機械的強度を増大させるとともに、
外面にひけやそりが発生せず外観が良好なものとする。 【構成】 一方の壁１と他方の壁２の間には互に間隔を
おいて２本のリブ３が前記各壁１，２と一体に形成され
ており、各リブ３の一方の壁１との溶着部近傍にはそれ
ぞれ空隙部４が形成されている。リブ３の外面の形状
は、一方の壁１から他方の壁２に向かって先細りのテー
パー状であり、あたかもリブの肉厚を厚肉とした如く剛
性等の機械的強度が向上する。加えて、成形時における
収縮によるひけやそりが一方の壁１のリブ３が溶着した
部位の外面に発生せず、外観が良好となる。
外面にひけやそりが発生せず外観が良好なものとする。 【構成】 一方の壁１と他方の壁２の間には互に間隔を
おいて２本のリブ３が前記各壁１，２と一体に形成され
ており、各リブ３の一方の壁１との溶着部近傍にはそれ
ぞれ空隙部４が形成されている。リブ３の外面の形状
は、一方の壁１から他方の壁２に向かって先細りのテー
パー状であり、あたかもリブの肉厚を厚肉とした如く剛
性等の機械的強度が向上する。加えて、成形時における
収縮によるひけやそりが一方の壁１のリブ３が溶着した
部位の外面に発生せず、外観が良好となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂材料をブ
ロー成形することにより製造された互に対向する一方の
壁と他方の壁とを有する中空のブロー成形製二重壁構造
体およびその製造方法に関するものである。
ロー成形することにより製造された互に対向する一方の
壁と他方の壁とを有する中空のブロー成形製二重壁構造
体およびその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のブロー成形製二重壁構造
体としては、次に説明するものがある。
体としては、次に説明するものがある。
【０００３】図１３に示すように、パリスンをエアブロ
ーして一体に形成した中空の板体を主構成体とし、かつ
主構成体は内部に左面板１０１と右面板１０２とにわた
り一体に形成されたパリスンの一部による所要数の補強
板１０３を所要位置に有する熱可塑製樹脂製建具（特開
昭５８−１０１９８８号公報参照）。
ーして一体に形成した中空の板体を主構成体とし、かつ
主構成体は内部に左面板１０１と右面板１０２とにわた
り一体に形成されたパリスンの一部による所要数の補強
板１０３を所要位置に有する熱可塑製樹脂製建具（特開
昭５８−１０１９８８号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、成
形時に補強板に極端な薄肉部分が発生したり破断部分が
生じ易い上、剛性をあまり大きくすることができないと
いう問題点がある。
形時に補強板に極端な薄肉部分が発生したり破断部分が
生じ易い上、剛性をあまり大きくすることができないと
いう問題点がある。
【０００５】そこで、剛性を大きくするために補強板の
肉厚を厚肉とすると、成形後の収縮のため左右両面板の
前記補強板が結合された部位の外面にひけやそりが発生
して外観が悪くなるという問題点がある。
肉厚を厚肉とすると、成形後の収縮のため左右両面板の
前記補強板が結合された部位の外面にひけやそりが発生
して外観が悪くなるという問題点がある。
【０００６】これを避けるため、図１４に示すように互
に隣接する補強板２０３Ａ，２０３Ｂ間の間隔を狭くし
て剛性を増大させることも考えられるが、これとても前
記間隔をあまり狭くすると、成形時にパリスンの膨張不
良が発生する上、金型構造が複雑化して金型コストが高
価なものとなるという問題点がある。
に隣接する補強板２０３Ａ，２０３Ｂ間の間隔を狭くし
て剛性を増大させることも考えられるが、これとても前
記間隔をあまり狭くすると、成形時にパリスンの膨張不
良が発生する上、金型構造が複雑化して金型コストが高
価なものとなるという問題点がある。
【０００７】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、剛性等の機械的強度を
増大させるとともに、外面にひけやそりが発生せず外観
の良好なブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法
を実現することを目的とするものである。
に鑑みてなされたものであって、剛性等の機械的強度を
増大させるとともに、外面にひけやそりが発生せず外観
の良好なブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法
を実現することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のブロー成形製二重壁構造体は、熱可塑性樹
脂材料をブロー成形することにより製造された互に対向
する一方の壁と他方の壁とを有する中空の二重壁構造体
であって、前記一方の壁と他方の壁間には、互に間隔を
おいてリブが一体に形成されており、前記リブの前記一
方の壁との接合部近傍にはそれぞれ空隙部が形成されて
いることを特徴とするものである。
め、本発明のブロー成形製二重壁構造体は、熱可塑性樹
脂材料をブロー成形することにより製造された互に対向
する一方の壁と他方の壁とを有する中空の二重壁構造体
であって、前記一方の壁と他方の壁間には、互に間隔を
おいてリブが一体に形成されており、前記リブの前記一
方の壁との接合部近傍にはそれぞれ空隙部が形成されて
いることを特徴とするものである。
【０００９】また、本発明のブロー成形製二重壁構造体
の製造方法は、熱可塑性樹脂材料をブロー成形すること
により、互に対向する一方の壁と他方の壁とを有する中
空の二重壁構造体を製造する方法であって、型開きした
金型間に溶融したパリスンを押出したのち型閉じし、つ
いで、前記パリスンの一方の壁となる部分の一部を他方
の壁となる部分へ向けて突出変形させることにより他方
の壁となる部分に当接させて溶着部および前記溶着部の
近傍に空隙を形成したのち、前記パリスン内に加圧流体
を導入して膨張させることによって金型キャビティの形
状に成形すると同時に、前記空隙の開放側を溶着一体化
させて一方の壁の近傍に空隙部を有するリブを形成する
ことを特徴とするものである。
の製造方法は、熱可塑性樹脂材料をブロー成形すること
により、互に対向する一方の壁と他方の壁とを有する中
空の二重壁構造体を製造する方法であって、型開きした
金型間に溶融したパリスンを押出したのち型閉じし、つ
いで、前記パリスンの一方の壁となる部分の一部を他方
の壁となる部分へ向けて突出変形させることにより他方
の壁となる部分に当接させて溶着部および前記溶着部の
近傍に空隙を形成したのち、前記パリスン内に加圧流体
を導入して膨張させることによって金型キャビティの形
状に成形すると同時に、前記空隙の開放側を溶着一体化
させて一方の壁の近傍に空隙部を有するリブを形成する
ことを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】リブの一方の壁との接合部の近傍に空隙部を形
成することにより、リブの肉厚をあたかも厚肉とした如
く強度が大となり、剛性等の機械的強度が増大するとと
もに、成形時にリブの結合している部位の一方の壁外面
にひけやそりが発生しない。
成することにより、リブの肉厚をあたかも厚肉とした如
く強度が大となり、剛性等の機械的強度が増大するとと
もに、成形時にリブの結合している部位の一方の壁外面
にひけやそりが発生しない。
【００１１】本発明のブロー成形製二重壁構造体は、剛
性等の機械的強度が要求される、電気機器や家具等のハ
ウジングパネル、リヤーシェルフやコンソールボックス
等の自動車部品、キャリングケースやコンテナ等の容器
に適している。
性等の機械的強度が要求される、電気機器や家具等のハ
ウジングパネル、リヤーシェルフやコンソールボックス
等の自動車部品、キャリングケースやコンテナ等の容器
に適している。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【００１３】図１は第１実施例のブロー成形製二重壁構
造体の要部断面斜視図、図２はその平面図である。
造体の要部断面斜視図、図２はその平面図である。
【００１４】本実施例は、熱可塑性樹脂材料をブロー成
形することにより製造された互に対向する一方の壁１と
他方の壁２とを有し、その全周面が端壁６にて閉塞され
た中空の二重壁構造体であって、一方の壁１と他方の壁
２の間には互に間隔をおいて２本のリブ３が前記各壁
１，２と一体に形成されており、各リブ３の一方の壁１
との結合部である溶着部近傍にはそれぞれ空隙部４が形
成されている。加えて、空隙部４の両端部は中実部３Ａ
により閉塞されており、各リブ３以外の部分は中空部５
となっている。
形することにより製造された互に対向する一方の壁１と
他方の壁２とを有し、その全周面が端壁６にて閉塞され
た中空の二重壁構造体であって、一方の壁１と他方の壁
２の間には互に間隔をおいて２本のリブ３が前記各壁
１，２と一体に形成されており、各リブ３の一方の壁１
との結合部である溶着部近傍にはそれぞれ空隙部４が形
成されている。加えて、空隙部４の両端部は中実部３Ａ
により閉塞されており、各リブ３以外の部分は中空部５
となっている。
【００１５】一方の壁１、他方の壁２、端壁６およびリ
ブ３は、後述するように１個のパリスンから一成形サイ
クルで一体に形成されたものであって、前記空隙部４を
設けたことによりリブ３の外面の形状は一方の壁１から
他方の壁２に向かって先細りのテーパー状に形成され
る。このため、あたかもリブの肉厚を厚肉とした如く強
度が大となり、剛性等の機械的強度が向上する。
ブ３は、後述するように１個のパリスンから一成形サイ
クルで一体に形成されたものであって、前記空隙部４を
設けたことによりリブ３の外面の形状は一方の壁１から
他方の壁２に向かって先細りのテーパー状に形成され
る。このため、あたかもリブの肉厚を厚肉とした如く強
度が大となり、剛性等の機械的強度が向上する。
【００１６】加えて、成形時の収縮による影響は一方の
壁１のリブ３が溶着された部位外面に現れることがな
く、外観も良好なものとなる。
壁１のリブ３が溶着された部位外面に現れることがな
く、外観も良好なものとなる。
【００１７】次に、図３に示す第２実施例について説明
する。
する。
【００１８】図３は第２実施例のブロー成形製二重壁構
造体の一部を破断して示す斜視図である。
造体の一部を破断して示す斜視図である。
【００１９】本実施例は、図３に示すように空隙部１４
の断面形状がほぼ円形のものであり、このためリブ１３
の外形が空隙部１４の部位において円弧状に突出した突
出部と該突出部と他方の壁２とを接合する板状の中実部
から構成されている。加えて、空隙部１４の両端は中実
部１３Ａにより閉塞されており、各リブ１３以外の部分
は中空部１５となっている。それ以外は第１実施例と同
様であるので説明は省略する。
の断面形状がほぼ円形のものであり、このためリブ１３
の外形が空隙部１４の部位において円弧状に突出した突
出部と該突出部と他方の壁２とを接合する板状の中実部
から構成されている。加えて、空隙部１４の両端は中実
部１３Ａにより閉塞されており、各リブ１３以外の部分
は中空部１５となっている。それ以外は第１実施例と同
様であるので説明は省略する。
【００２０】上記各実施例では、２本のリブを設けたも
のを示したがリブの数は必要に応じ１本あるいは３本以
上とすることができることはいうまでもない。
のを示したがリブの数は必要に応じ１本あるいは３本以
上とすることができることはいうまでもない。
【００２１】図４に、本発明に係るブロー成形製二重壁
構造体を複写機ＣのハウジングパネルＣ1 に適用した例
を示す。このハウジングパネルＣ1 は曲面コーナ部Ｃ2
を有し、対向する壁が二次元的にまたは三次元的に変化
した立体形状をなすものであるが、本発明によれば、こ
のような曲面コーナ部Ｃ2 の各壁も均一な肉厚とするこ
とができる。
構造体を複写機ＣのハウジングパネルＣ1 に適用した例
を示す。このハウジングパネルＣ1 は曲面コーナ部Ｃ2
を有し、対向する壁が二次元的にまたは三次元的に変化
した立体形状をなすものであるが、本発明によれば、こ
のような曲面コーナ部Ｃ2 の各壁も均一な肉厚とするこ
とができる。
【００２２】ここで、本願のブロー成形製二重壁構造体
の製造方法の実施例について説明する。
の製造方法の実施例について説明する。
【００２３】先ず、図１および図２に示した第１実施例
のブロー成形製二重壁構造体の製造方法について図５乃
至図８を参照しつつ説明する。
のブロー成形製二重壁構造体の製造方法について図５乃
至図８を参照しつつ説明する。
【００２４】図５に示すように、型開きした金型８Ａ，
８Ｂ間に図示しない押出機の押出ヘッドより溶融したパ
リスン７を押出したのち、型閉じを行う。
８Ｂ間に図示しない押出機の押出ヘッドより溶融したパ
リスン７を押出したのち、型閉じを行う。
【００２５】ついで、他方の金型８Ｂにスライド自在に
配設された板状のスライド部９をパリスン７に向けて突
出すことにより、パリスン７の他方の壁となる部分の一
部を一方の壁となる部分に向けて突出変形させることに
より他方の壁となる部分に当接させて溶着部を形成す
る。このとき、スライド部９の先端部により前記溶着部
の近傍に空隙が形成される。
配設された板状のスライド部９をパリスン７に向けて突
出すことにより、パリスン７の他方の壁となる部分の一
部を一方の壁となる部分に向けて突出変形させることに
より他方の壁となる部分に当接させて溶着部を形成す
る。このとき、スライド部９の先端部により前記溶着部
の近傍に空隙が形成される。
【００２６】そののち、スライド部を図７に示す位置へ
引込めるとパリスン７はその内圧により変形し、前記溶
着部近傍に空隙を残した状態でその開放側であるリブ３
となる部分のほぼ中央部位が接触して溶着される。
引込めるとパリスン７はその内圧により変形し、前記溶
着部近傍に空隙を残した状態でその開放側であるリブ３
となる部分のほぼ中央部位が接触して溶着される。
【００２７】上記のように、溶着部近傍に空隙を残した
状態でその開放側を接触して溶着するのは、空隙部分の
内圧とパリスンの内圧との相対的関係、また、スライド
部９の移動速度およびタイミングを適宜に調節すること
により達成される。
状態でその開放側を接触して溶着するのは、空隙部分の
内圧とパリスンの内圧との相対的関係、また、スライド
部９の移動速度およびタイミングを適宜に調節すること
により達成される。
【００２８】ついで、パリスン７に図示しない吹込針を
突き刺してパリスン７内へ空気等の加圧流体を導入して
膨張させることにより、パリスン７を金型キャビティの
形状に成形して、一方の壁１、他方の壁２および端壁６
を形成すると同時に、前記リブ３の一方の壁１の近傍に
空隙部４を残した状態でその他の部分を溶着して一体化
させることにより、外形が一方の壁１から他方の壁２へ
かけて先細りのテーパー状のリブ３を形成する。
突き刺してパリスン７内へ空気等の加圧流体を導入して
膨張させることにより、パリスン７を金型キャビティの
形状に成形して、一方の壁１、他方の壁２および端壁６
を形成すると同時に、前記リブ３の一方の壁１の近傍に
空隙部４を残した状態でその他の部分を溶着して一体化
させることにより、外形が一方の壁１から他方の壁２へ
かけて先細りのテーパー状のリブ３を形成する。
【００２９】次に、図３に示す第２実施例のブロー成形
製二重壁構造体の製造方法について、図９乃至図１２を
参照しつつ説明する。
製二重壁構造体の製造方法について、図９乃至図１２を
参照しつつ説明する。
【００３０】図９に示すように、型開した金型１８Ａ，
１８Ｂ間に図示しない押出機の押出ヘッド２０より溶融
したパリスン１７を押出して、その開放端を閉塞する。
１８Ｂ間に図示しない押出機の押出ヘッド２０より溶融
したパリスン１７を押出して、その開放端を閉塞する。
【００３１】ついで、図１０に示すように、型閉じを行
い、他方の金型１８Ｂにスライド自在に配設された複数
の導入孔１９Ａが互に間隔をおいて設けられたスライド
部１９をパリスン１７に向けて突出すことにより、パリ
スン１７の他方の壁となる部分の一部を突出変形させて
パリスン７の一方の壁となる部分に溶着させて溶着部を
形成する。
い、他方の金型１８Ｂにスライド自在に配設された複数
の導入孔１９Ａが互に間隔をおいて設けられたスライド
部１９をパリスン１７に向けて突出すことにより、パリ
スン１７の他方の壁となる部分の一部を突出変形させて
パリスン７の一方の壁となる部分に溶着させて溶着部を
形成する。
【００３２】そののち、スライド部１９を後退させ、各
導入孔１９Ａより空気等の加圧流体を導入して断面形状
がほぼ円形の空隙を形成したのち、図１２に示す位置へ
前記スライド部１９を引込める。
導入孔１９Ａより空気等の加圧流体を導入して断面形状
がほぼ円形の空隙を形成したのち、図１２に示す位置へ
前記スライド部１９を引込める。
【００３３】ついで、パリスン１７に図示しない吹込ピ
ンを突き刺してパリスン１７内へ空気等の加圧流体を導
入して膨張させることにより、パリスン１７を金型キャ
ビティの形状に成形すると同時に、前記リブ１４の一方
の壁１１の近傍に断面がほぼ円形の空隙部１５を残した
状態でその他の部分を溶着して一体化させることにより
外形が一方の壁１の近傍が円弧状に突出し残りの部分が
中実の板状のリブ１３を形成する。
ンを突き刺してパリスン１７内へ空気等の加圧流体を導
入して膨張させることにより、パリスン１７を金型キャ
ビティの形状に成形すると同時に、前記リブ１４の一方
の壁１１の近傍に断面がほぼ円形の空隙部１５を残した
状態でその他の部分を溶着して一体化させることにより
外形が一方の壁１の近傍が円弧状に突出し残りの部分が
中実の板状のリブ１３を形成する。
【００３４】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
ので、以下に記載するような効果を奏する。
【００３５】リブの一方の壁との結合部の近傍に空隙部
を形成したため、あたかもリブの肉厚を厚くしたのと同
様に強度が大となり、剛性等の機械的強度が増大すると
ともに、一方の壁のリブとの結合部の外面にひけやそり
が発生せず外観が良好となる。
を形成したため、あたかもリブの肉厚を厚くしたのと同
様に強度が大となり、剛性等の機械的強度が増大すると
ともに、一方の壁のリブとの結合部の外面にひけやそり
が発生せず外観が良好となる。
【図１】本発明の第１実施例のブロー成形製二重壁構造
体の要部断面斜視図である。
体の要部断面斜視図である。
【図２】図１に示す第１実施例の平面図である。
【図３】本発明の第２実施例のブロー成形製二重壁構造
体の一部を破断して示す斜視図である。
体の一部を破断して示す斜視図である。
【図４】本発明に係るブロー成形製二重壁構造体をハウ
ジングパネルに適用した複写機の斜視図である。
ジングパネルに適用した複写機の斜視図である。
【図５】図１および図２に示す第１実施例のブロー成形
製二重壁構造体の製造方法の一工程であって、型開きし
た金型間にパリスンを押出した状態を示す要部断面図で
ある。
製二重壁構造体の製造方法の一工程であって、型開きし
た金型間にパリスンを押出した状態を示す要部断面図で
ある。
【図６】図５に示す工程についで、スライド部を突出し
てパリスンの一部を突出変形させて溶着部を形成する工
程を示す要部断面図である。
てパリスンの一部を突出変形させて溶着部を形成する工
程を示す要部断面図である。
【図７】図６に示す工程についで、スライド部を引込め
てリブとなる部位に空隙を形成する工程を示す要部断面
図である。
てリブとなる部位に空隙を形成する工程を示す要部断面
図である。
【図８】図７に示す工程についで、パリスンを膨張させ
て金型キャビティの形状に成形すると同時に空隙部を有
するリブを形成する工程を示す要部断面図である。
て金型キャビティの形状に成形すると同時に空隙部を有
するリブを形成する工程を示す要部断面図である。
【図９】図３に示す第２実施例のブロー成形製二重壁構
造体の製造方法の一工程であって、型開した金型間にパ
リスンを押出した状態を示す模式正面図である。
造体の製造方法の一工程であって、型開した金型間にパ
リスンを押出した状態を示す模式正面図である。
【図１０】図９に示す工程についで、スライド部を突出
してパリスンの一部を突出変形させて溶着部を形成する
工程を示す要部断面図である。
してパリスンの一部を突出変形させて溶着部を形成する
工程を示す要部断面図である。
【図１１】図１０に示す工程についで、スライド部を引
込める途中において、リブとなる部分に空隙を形成する
工程を示す要部断面図である。
込める途中において、リブとなる部分に空隙を形成する
工程を示す要部断面図である。
【図１２】図１１に示す工程についで、パリスンを膨張
させて金型キャビティの形状に成形すると同時に空隙部
を有するリブを形成する工程を示す要部断面図である。
させて金型キャビティの形状に成形すると同時に空隙部
を有するリブを形成する工程を示す要部断面図である。
【図１３】従来例の要部断面斜視図である。
【図１４】図１３に示す従来例の変形例を示す要部断面
斜視図である。
斜視図である。
１，１１ 一方の壁 ２，１２ 他方の壁 ３，１３ リブ ３Ａ，１３Ａ 中実部 ４，１４ 空隙部 ５，１５ 中空部 ６，１６ 端壁 ７，１７ パリスン ８Ａ，８Ｂ，１８Ａ，１８Ｂ 金型 ９，１９ スライド部 １９Ａ 導入孔 ２０ 押出ヘッド
Claims (2)
- 【請求項１】 熱可塑性樹脂材料をブロー成形すること
により製造された互に対向する一方の壁と他方の壁とを
有する中空の二重壁構造体であって、 前記一方の壁と他方の壁間には、互に間隔をおいてリブ
が一体に形成されており、前記リブの前記一方の壁との
接合部近傍にはそれぞれ空隙部が形成されていることを
特徴とするブロー成形製二重壁構造体。 - 【請求項２】 熱可塑性樹脂材料をブロー成形すること
により、互に対向する一方の壁と他方の壁とを有する中
空の二重壁構造体を製造する方法であって、 型開きした金型間に溶融したパリスンを押出したのち型
閉じし、ついで、前記パリスンの一方の壁となる部分の
一部を他方の壁となる部分へ向けて突出変形させること
により他方の壁となる部分に当接させて溶着部および前
記溶着部の近傍に空隙を形成したのち、前記パリスン内
に加圧流体を導入して膨張させることによって金型キャ
ビティの形状に成形すると同時に、前記空隙の開放側を
溶着一体化させて一方の壁の近傍に空隙部を有するリブ
を形成することを特徴とするブロー成形製二重壁構造体
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08977992A JP3236655B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | ブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08977992A JP3236655B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | ブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05254001A true JPH05254001A (ja) | 1993-10-05 |
| JP3236655B2 JP3236655B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=13980167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08977992A Expired - Fee Related JP3236655B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | ブロー成形製二重壁構造体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3236655B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005046555A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 二重容器とその成形方法 |
| US7736721B2 (en) * | 2006-08-10 | 2010-06-15 | International Automotive Components Group North America, Inc. | Hollow structural member with reinforced bulwark and process for producing same |
| JP2014502571A (ja) * | 2011-01-12 | 2014-02-03 | サルフレックス ポリマーズ リミテッド | 構造柱部材を有する中空製品 |
| US8701446B2 (en) * | 2004-03-25 | 2014-04-22 | Owens Corning Intellectual Capital, Llc | Rotary separator for mineral fibers |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP08977992A patent/JP3236655B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005046555A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 二重容器とその成形方法 |
| US8701446B2 (en) * | 2004-03-25 | 2014-04-22 | Owens Corning Intellectual Capital, Llc | Rotary separator for mineral fibers |
| US7736721B2 (en) * | 2006-08-10 | 2010-06-15 | International Automotive Components Group North America, Inc. | Hollow structural member with reinforced bulwark and process for producing same |
| JP2014502571A (ja) * | 2011-01-12 | 2014-02-03 | サルフレックス ポリマーズ リミテッド | 構造柱部材を有する中空製品 |
| US9174382B2 (en) | 2011-01-12 | 2015-11-03 | Salflex Polymers Ltd. | Hollow article with pillar structural members |
| US10357934B2 (en) | 2011-01-12 | 2019-07-23 | Abc Technologies Inc. | Hollow article with pillar structural members |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3236655B2 (ja) | 2001-12-10 |
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