JPH05253854A - バッテリー式スクリュードライバー - Google Patents

バッテリー式スクリュードライバー

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JPH05253854A
JPH05253854A JP4053207A JP5320792A JPH05253854A JP H05253854 A JPH05253854 A JP H05253854A JP 4053207 A JP4053207 A JP 4053207A JP 5320792 A JP5320792 A JP 5320792A JP H05253854 A JPH05253854 A JP H05253854A
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drive shaft
driven shaft
motor
switch
clutch
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Kazumi Akazawa
収美 赤澤
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Ryobi Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/0064Means for adjusting screwing depth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリー式スクリュードライバーの副スイ
ッチのON・OFF動作を正確にし、ネジ締め作業を効
率アップする。 【構成】 モーター8により回転する駆動軸16をハウ
ジング7内に配置し、その中心軸の延長線上を摺動可能
にビット25駆動用の被動軸11をハウジング内に配置
する。駆動軸と被動軸との間にはクラッチ30を設け
る。弾性部材31によりクラッチを動力遮断方向に常時
付勢し、被動軸を常時ハウジング前方に付勢する。駆動
軸の中心軸上には中心穴32を設け、そこに操作棒33
を通し、その前端部を被動軸に繋げ、後端部を駆動軸の
後方へと突出させる。モーターとバッテリーとの間の電
気回路中に副スイッチ39を主スイッチと直列に設け、
被動軸の後方への摺動に伴って摺動する操作棒の押圧に
よりON動作させる。操作棒は被動軸の中心軸と同軸上
を摺動するので、副スイッチが正確にON・OFF動作
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ式スクリュー
ドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流・バッテリ兼用のスクリュー
ドライバは、主スイッチのみを備えたものであるから、
ネジ取り付け位置の確認、ビットへのネジの取り付け作
業等、実際の締付け作業以外の時にもモータが作動す
る。このため、特に、バッテリを動力源とした時エネ
ルギ損失となり、1回充電あたりの仕事量が減少する、
作業中、モータ音、ギア音が連続して発生するので、
騒音下での作業を強いられるという問題を生ずる。
【0003】そのような欠点を解消するものとして、特
開昭61−76281号公報に記載されるものがある。
これは、主スイッチは押さえた状態のままネジの方に押
し付けるとモータが回転するようにしたもので、そのた
め、図17に示されるように、副スイッチ1であるマイ
クロスイッチを備えている。この副スイッチ1は、モー
タの駆動回路中に主スイッチと直列に介装されており、
ビット2をネジ3に当てただけでは動作せず(同図
A)、ビット2をネジ3に押し付けた時にその反力で駆
動軸4が後方に押されるとONになる(同図B)。そこ
で、初めてモータが作動し、駆動軸4を介してビット2
を回すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、駆動軸4の摺動運動に連動して摺動するリ
ング状の荷重検知部5を設け、その一箇所に設けた突起
6で副スイッチ1を押すようになっている。このため、
突起6は駆動軸4から大きく偏心した位置に存在するこ
ととなり、副スイッチ1の動作が不確実となるおそれが
ある。また、副スイッチ1を駆動軸4後方のギアボック
ス内に設けなければならず、設置が面倒であり、故障し
やすくなる。また、ギアボックス内のグリースが副スイ
ッチ1に入ると、電気的な問題を引き起こす。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本第1の発明は、バッテリ式スクリュードライバの
ハウジング内に配置されたモータにより回転させられる
駆動軸と、前記駆動軸の中心軸の延長線上を摺動可能に
前記ハウジング内に配置されたビット駆動用の被動軸
と、前記駆動軸と前記被動軸との間に設けられたクラッ
チと、前記クラッチをその動力遮断方向に常時付勢する
と共に前記被動軸を常時ハウジング前方に付勢する弾性
部材と、前記駆動軸の中心軸に沿った中心穴を貫通し、
前端部が前記被動軸に繋がると共に後端部が前記駆動軸
の後方へと突出した操作棒と、前記モータとバッテリと
の間の電気回路中に主スイッチと直列に介装され、前記
被動軸の後方への摺動に伴って摺動する前記操作棒によ
り押圧されてON動作する副スイッチとを包含してなる
バッテリ式スクリュードライバの構成を採用し、また、
本第2の発明は、前記クラッチが動力伝達状態となる前
に前記操作棒が前記副スイッチをON動作させる構成を
採用している。
【0006】
【作用】本第1の発明において、ネジ締め作業に際し、
主スイッチをONにする。次に、ビットをネジに押し付
けると、その反力で被動軸が弾性部材に抗し駆動軸の中
心軸の延長線上を後方に摺動する。これにより、クラッ
チが繋がる。
【0007】また、被動軸の後方への摺動に伴い、操作
棒が駆動軸の中心穴内を後方に摺動し、副スイッチをO
Nにする。操作棒は被動軸と同軸上にあり、偏心してい
ないので、副スイッチの動作は正確になされる。
【0008】これにより、モータとバッテリとの間の電
気回路が閉じ、モータが起動して駆動軸を回す。被動軸
もクラッチを介して回転し、ビットを回す。ビットの回
転により、ネジ締めがなされる。
【0009】1本のネジ締めが終り、ビットをネジから
離すと、弾性部材が作用してクラッチを切り、かつ操作
棒を副スイッチから引き離す。これにより、モータが停
止し、被動軸及びビットが直ちに停止する。
【0010】ネジ締めを繰り返す場合は、主スイッチを
押したまま、ビットをネジに押し当てるのみでネジを回
すことができる。すなわち、ビットをネジに押し付ける
都度モータが起動し、ビットを回転させるのである。
【0011】また、本第2の発明によれば、クラッチが
繋がる前に、副スイッチをONにすることができる。こ
のため、クラッチの接続時において、回転中の駆動軸側
に対して静止中の被動軸側が接近することとなり、クラ
ッチの接続が円滑になされる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明に係るバッテリ式
スクリュードライバの実施例について説明する。
【0013】図1及び図2に示されるように、このバッ
テリ式スクリュードライバのハウジング7は、動力部を
格納する上部分7aと、把手である下部分7bとよりな
っている。
【0014】ハウジングの上部分7aは、その後から前
に向って、動力源であるモータ8の格納室9、ギア室1
0、被動軸11の収納室12となっている。モータ8の
格納室9内には、モータ8が横向きで固定されている。
図4に示されるように、モータ8の出力軸8aは後部隔
壁13をギア室10側に貫通しており、そこには歯車1
4が固着されている。
【0015】ギア室10内には、図4に示されるよう
に、駆動軸16が横向きに配置され、該駆動軸16の後
部は後部隔壁13に軸支され、後部は前部隔壁15を被
動軸11の収納室12側に貫通している。また、該駆動
軸にモータの動力を伝達するための中間軸17が両隔壁
13,15間に軸支されている。
【0016】中間軸17には、モータ8の出力軸8aの
歯車14と噛み合う歯車18の他、互いに歯数の異なる
第1と第2の中間歯車19,20が固着されている。駆
動軸16のギア室10内における部分はスプライン軸と
なっており、そこには上記第1と第2の中間歯車19,
20のうちいずれかと選択的に噛み合う最終歯車21が
摺動可能に取り付けられている。
【0017】最終歯車21は、図1に示されるハウジン
グ7の外に突出するレバー22のフォーク(図示せず)
により抱持され、該レバー22の切り替えにより、該駆
動軸16上を摺動し、第1と第2の中間歯車19,20
のいずれかと噛み合うようになっている。
【0018】しかして、図4の状態において、モータ8
が駆動すると、上記各種歯車18,19,20,21か
らなる歯車列を介して駆動軸16にモータ8の動力が伝
達され、該駆動軸16はギア室10内で所定の速比で回
転することとなる。
【0019】上記駆動軸16の先部分は前部隔壁15を
貫通し、被動軸11の収納室12内に入り込んでいる。
被動軸11は、駆動軸16の中心軸の延長線上を摺動可
能に収納室12内に配置されており、その後部の中心軸
上には凹穴23が設けられ、そこに前記駆動軸16の先
部分が摺動可能に入り込んでいる。また、被動軸11の
前部にはネジ24を回すためのビット25が着脱自在に
取り付けられている。
【0020】前記ハウジング7の被動軸収納室12に対
応した箇所は円筒形となっており、そこには雄ネジが形
成され、該雄ネジにアジャストスリーブ26が螺合して
いる。アジャストスリーブ26の先にはビット25の先
端が出入りしうる穴27が設けられており、アジャスト
スリーブ26を回すことによりビット25の突出量を加
減できるようになっている。
【0021】また、アジャストスリーブ26には操作筒
28が被せられ、操作筒28の内面に設けられた縦方向
に伸びる凸条29にアジャストスリーブ26が摺動可能
に係合している。操作筒28をいずれかの方向に回せ
ば、アジャストスリーブ26が連れ回りしながら前後方
向に移動し、従って、ビット25の突出量が加減される
ことになる。
【0022】前記ギア室10と被動軸収納室12との境
界部には、前記駆動軸16と前記被動軸11との間で動
力伝達を断続するためのクラッチ30が設けられてい
る。この場合、クラッチ30は噛み合い式であり、その
駆動側クラッチ板30aが駆動軸16の中間部分に嵌着
され、従動側クラッチ板30bが被動軸11の後端に該
被動軸11と一体で設けられている。
【0023】また、前記被動軸11の凹穴23内には、
弾性部材31である圧縮コイルバネが挿入され、該圧縮
コイルバネが駆動軸16から被動軸11を離すように作
用している。
【0024】これにより、被動軸11はハウジング7の
前方に常時付勢され、かつクラッチ30はその動力遮断
方向に常時付勢されることになる。そして、ビット25
側から力が加えられると、被動軸11は弾性部材31に
抗して後方に摺動し、クラッチ30の噛み合いによって
駆動軸16と繋がることになる。
【0025】前記駆動軸16には、その中心軸に沿って
中心穴32が穿設されている。そして、該中心穴32中
を操作棒33が摺動可能に貫通している。操作棒33の
前端部は前記被動軸11の凹穴23内に入っており、そ
の端には円板34が固着され、該円板34が前記弾性部
材31に押圧されることより被動軸11に繋がってい
る。また、操作棒33の後端部は駆動軸16の後方へと
突出し後部隔壁13を摺動可能に貫通してモータ収納室
10内に至っている。
【0026】このため、上述のようにビット25側から
力が加えられて被動軸11が後方に摺動し、クラッチ3
0が噛み合う際に、操作棒33も後方に摺動することに
なる。
【0027】図2に示されるように、前記把手となった
ハウジング7の下部分7bには、前記モータ8を駆動す
るためのバッテリ35が着脱可能に取り付けられてい
る。モータ8とバッテリ35との間は、図14に示され
るような電気回路36により電気的に繋がっており、該
電気回路36中には主スイッチ37が設けられている。
図1及び図2に示されるように、該主スイッチ37の操
作レバー38はハウジング7の上下部分7a,7bの境
界部から外に突出している。
【0028】また、上記電気回路36中には、主スイッ
チ37と直列に介装され、前記被動軸11の後方への摺
動に伴い後方へ摺動する前記操作棒33により押圧され
てON動作する副スイッチ39が設けられている。
【0029】副スイッチ39は、この場合マイクロスイ
ッチであり、図3,図4及び図9に示されるように、モ
ータ収納室9内の所定箇所に固定されている。また、後
部隔壁13にはスイッチレバー40が起伏可能に取り付
けられ、該スイッチレバー40の一部分が前記操作棒3
3の後端に対向し、該スイッチレバー40の他部分が副
スイッチ39のスイッチボタン41に対向している。ス
イッチレバー40は、バネ片で出来ており、操作棒33
により押されると後部隔壁13から起き上がって副スイ
ッチ39のスイッチボタン41を押し、操作棒33の押
圧から解放されると原位置に復帰しスイッチボタン41
から離れるようになっている。
【0030】なお、スイッチレバー40は省略し、操作
棒33をスイッチボタン41に直に接触させるようにし
てもよい。しかして、主スイッチ37を押さえると、図
15のようにその接点37aが閉じる。次に、ビット2
5をネジ24にあてがって押し付けると、その反力で被
動軸11が後退しクラッチ30の箇所にて駆動軸16と
動力的に繋がり、かつ操作棒33も被動軸11と共に後
退して副スイッチ39のスイッチボタン14を押し、接
点39aを図16のように閉じる。これにより、電気回
路36は導通し、モータ8が起動する。
【0031】また、前記操作棒33は、クラッチ30が
動力伝達状態となる前に副スイッチ39をON動作させ
るように構成されている。すなわち、被動軸側クラッチ
板30bが駆動軸側クラッチ板30aに到達する前に操
作棒33がスイッチレバー40に到達するようになって
いる。このように、クラッチ30が噛み合うよりも先に
スイッチレバー40が動いてモータ8が起動すると、ク
ラッチ30の噛み合いが円滑となる。
【0032】次に、上記バッテリ式スクリュードライバ
の動きについてその操作方法の一例と共に説明する。ネ
ジ締め操作に際し、まず、主スイッチ37の操作レバー
38を押してその接点37aをONにする(図15)。
この時、ビット25は押さえられていないので、操作棒
33は静止しており(図9)、従ってモータ8は起動し
ない。
【0033】次に、ベース材料42に取付材料43を当
て、ネジ24をビット25にセットし、ネジ24をネジ
締め位置に当てる(図4)。続いて、該バッテリ式スク
リュードライバをネジ締め位置の方に押し付けるように
すると、ビット25と共に被動軸11が弾性部材31に
抗してハウジング7内を後方に摺動し、それに伴い操作
棒33も駆動軸16の中心穴32中を後方に摺動し、ス
イッチレバー40を後方に押す(図10)。これによ
り、副スイッチ39がONになって電気回路36が導通
し(図16)、モータ8が起動する。しかし、クラッチ
30はまだ繋がっていないので(図5)、駆動軸16ま
で回転し、被動軸11は停止している。
【0034】該バッテリ式スクリュードライバをさらに
ネジ締め位置の方に押し付けると、被動軸11はさらに
後方に移動し、クラッチ30が繋がり始める(図6)。
その際、駆動軸16は回転しているので、クラッチ板3
0a,30b同士の噛み合いは円滑である。
【0035】なお、操作棒33もさらに後方に移動し、
副スイッチ39を押し続ける(図11)。クラッチ30
が完全に噛み合うとネジ締め作業が円滑に進行する(図
7,図12)。
【0036】アジャストスリーブ26の先端が取付材料
43の表面に当接したところでビット25がアジャスト
スリーブ26の穴27から外に突出し、クラッチ30が
切れ、被動軸11の回転が停止してネジ締めが完了し、
ネジ24の頭が取付材料43の表面と面一となる(図
8)。なお、この時操作棒33は副スイッチ39を押し
ているので(図13)、モータ8は回転している。
【0037】この後、該バッテリ式スクリュードライバ
をネジ締め位置から離すと、操作棒33がスイッチレバ
ー40から離れ、副スイッチ39がOFFになり、モー
タ8が停止する(図4,図9,図15)。
【0038】続いてネジ締め作業を行うときは、主スイ
ッチ37の操作レバー38を押したまま、上記操作を繰
り返せばよい。すなわち、ビット25をネジ24の方に
押し付けるのみで副スイッチ39が閉じ、直ちにモータ
8が起動し、クラッチ30が噛み合い、ビット25が回
転を始めるのである。
【0039】
【発明の効果】本第1の発明によれば、ネジ締め作業を
実際に行っている時だけモータが回転するので、バッテ
リの作動時間が短くなり、その分だけバッテリ電源のエ
ネルギロスが少なくなる。また、実際の締め付け作業時
以外はモータが回転しないので、それだけ騒音を減少で
きる。また、操作棒は被動軸と同軸上にあり、偏心して
いないので、副スイッチの動作が正確になる。また、操
作棒は駆動軸内に配置されることから、副スイッチは駆
動軸の置かれるギアボックス外に設けて故障を防止する
ことができる。従って、駆動軸の回転及び停止が確実と
なり、ネジ締め作業が円滑化される。また、ネジ締めの
終了に伴いビットの押圧が解かれると、クラッチが切れ
るので、被動軸は直ちに停止する。従って、上記副スイ
ッチの動作が正確であることと相俟ってネジ締め作業が
さらに円滑化される。
【0040】また、本第2の発明によれば、クラッチの
接続時において、回転中の駆動軸側に対して静止中の被
動軸側を接近させることが可能となり、クラッチの接続
を円滑にし、ネジ締め作業を効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッテリ式スクリュードライバの
部分切欠側面図である。
【図2】上記バッテリ式スクリュードライバの垂直断面
図である。
【図3】図2中III 方向より見た図である。
【図4】ネジ締め直前における上記バッテリ式スクリュ
ードライバの駆動部の垂直断面図である。
【図5】ビットでネジを締付け方向に押し始めた時にお
ける上記バッテリ式スクリュードライバの駆動部の垂直
断面図である。
【図6】図5の状態から更にネジを締付け方向に押した
時における上記バッテリ式スクリュードライバの駆動部
の垂直断面図である。
【図7】ネジ締めの終了直前における上記バッテリ式ス
クリュードライバの駆動部の垂直断面図である。
【図8】ネジ締めの終了直後における上記バッテリ式ス
クリュードライバの駆動部の垂直断面図である。
【図9】OFF時における副スイッチと操作棒との位置
関係を示す図3中IX−IX線断面図である。
【図10】図9の状態から操作棒が副スイッチ側に突出
し始めた時の図9と同様な断面図である。
【図11】図10の状態から操作棒が副スイッチ側にさ
らに突出した時の図9と同様な断面図である。
【図12】図11の状態から操作棒が副スイッチ側にさ
らに突出した時の図9と同様な断面図である。
【図13】操作棒が副スイッチと反対側に戻りつつある
時の図9と同様な断面図である。
【図14】主副両スイッチの接点が開いた状態における
バッテリとモータとの間の電気回路図である。
【図15】主スイッチの接点が閉じた状態におけるバッ
テリとモータとの間の電気回路図である。
【図16】主副両スイッチの接点が閉じた状態における
バッテリとモータとの間の電気回路図である。
【図17】従来におけるバッテリ式スクリュードライバ
の要部の部分切欠面図であり、同図(A)はネジ締め直
前における状態、同図(B)はネジ締め開始時における
状態を夫々示す。
【符号の説明】
7…ハウジング 8…モータ 11…被動軸 16…駆動軸 25…ビット 30…クラッチ 31…弾性部材 32…中心穴 33…操作棒 35…バッテリ 36…電気回路 37…主スイッチ 39…副スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 バッテリー式スクリュードライバ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリー式スクリュ
ードライバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流式及びバッテリー式のスクリ
ュードライバーは、主スイッチのみを備えたものである
から、ネジ取り付け位置の確認、ビットへのネジの取り
付け作業等、実際の締付け作業以外の時にもモーターが
作動する。このため、特に、バッテリーを動力源とし
た時エネルギ損失となり、1回充電あたりの仕事量が減
少する、作業中、モーター音、ギア音が連続して発生
するので、騒音下での作業を強いられるという問題を生
ずる。
【0003】そのような欠点を解消するものとして、特
開昭61−76281号公報に記載されるものがある。
これは、主スイッチは押さえた状態のままネジの方に押
し付けるとモーターが回転するようにしたもので、その
ため、図17に示されるように、副スイッチ1であるマ
イクロスイッチを備えている。この副スイッチ1は、モ
ーターの駆動回路中に主スイッチと直列に介装されてお
り、ビット2をネジ3に当てただけでは動作せず(同図
A)、ビット2をネジ3に押し付けた時にその反力で駆
動軸4が後方に押されるとONになる(同図B)。そこ
で、初めてモーターが作動し、駆動軸4を介してビット
2を回すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、駆動軸4の摺動運動に連動して摺動するリ
ング状の荷重検知部5を設け、その一箇所に設けた突起
6で副スイッチ1を押すようになっている。このため、
突起6は駆動軸4から大きく偏心した位置に存在するこ
ととなり、副スイッチ1の動作が不確実となるおそれが
ある。また、副スイッチ1を駆動軸4後方のギアボック
ス内に設けなければならず、設置が面倒であり、故障し
やすくなる。また、ギアボックス内のグリースが副スイ
ッチ1に入ると、電気的な問題を引き起こす。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本第1の発明は、バッテリー式スクリュードライバ
ーのハウジング内に配置されたモーターにより回転させ
られる駆動軸と、前記駆動軸の中心軸の延長線上を摺動
可能に前記ハウジング内に配置されたビット駆動用の被
動軸と、前記駆動軸と前記被動軸との間に設けられたク
ラッチと、前記クラッチをその動力遮断方向に常時付勢
すると共に前記被動軸を常時ハウジング前方に付勢する
弾性部材と、前記駆動軸の中心軸に沿った中心穴を貫通
し、前端部が前記被動軸に繋がると共に後端部が前記駆
動軸の後方へと突出した操作棒と、前記モーターとバッ
テリーとの間の電気回路中に主スイッチと直列に介装さ
れ、前記被動軸の後方への摺動に伴って摺動する前記操
作棒により押圧されてON動作する副スイッチとを包含
してなるバッテリー式スクリュードライバーの構成を採
用し、また、本第2の発明は、前記クラッチが動力伝達
状態となる前に前記操作棒が前記副スイッチをON動作
させる構成を採用している。
【0006】
【作用】本第1の発明において、ネジ締め作業に際し、
主スイッチをONにする。次に、ビットをネジに押し付
けると、その反力で被動軸が弾性部材に抗し駆動軸の中
心軸の延長線上を後方に摺動する。これにより、クラッ
チが繋がる。
【0007】また、被動軸の後方への摺動に伴い、操作
棒が駆動軸の中心穴内を後方に摺動し、副スイッチをO
Nにする。操作棒は被動軸と同軸上にあり、偏心してい
ないので、副スイッチの動作は正確になされる。
【0008】これにより、モーターとバッテリーとの間
の電気回路が閉じ、モーターが起動して駆動軸を回す。
被動軸もクラッチを介して回転し、ビットを回す。ビッ
トの回転により、ネジ締めがなされる。
【0009】1本のネジ締めが終り、ビットをネジから
離すと、弾性部材が作用してクラッチを切り、かつ操作
棒を副スイッチから引き離す。これにより、モーターが
停止し、被動軸及びビットが直ちに停止する。
【0010】ネジ締めを繰り返す場合は、主スイッチを
押したまま、ビットをネジに押し当てるのみでネジを回
すことができる。すなわち、ビットをネジに押し付ける
都度モーターが起動し、ビットを回転させるのである。
【0011】また、本第2の発明によれば、クラッチが
繋がる前に、副スイッチをONにすることができる。こ
のため、クラッチの接続時において、回転中の駆動軸側
に対して静止中の被動軸側が接近することとなり、クラ
ッチの接続が円滑になされる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明に係るバッテリー
式スクリュードライバーの実施例について説明する。
【0013】図1及び図2に示されるように、このバッ
テリー式スクリュードライバーのハウジング7は、動力
部を格納する上部分7aと、把手である下部分7bとよ
りなっている。
【0014】ハウジングの上部分7aは、その後から前
に向って、動力源であるモーター8の格納室9、ギア室
10、被動軸11の収納室12となっている。モーター
8の格納室9内には、モーター8が横向きで固定されて
いる。図4に示されるように、モーター8の出力軸8a
は後部隔壁13をギア室10側に貫通しており、そこに
は歯車14が固着されている。
【0015】ギア室10内には、図4に示されるよう
に、駆動軸16が横向きに配置され、該駆動軸16の後
部は後部隔壁13に軸支され、後部は前部隔壁15を被
動軸11の収納室12側に貫通している。また、該駆動
軸にモーターの動力を伝達するための中間軸17が両隔
壁13,15間に軸支されている。
【0016】中間軸17には、モーター8の出力軸8a
の歯車14と噛み合う歯車18の他、互いに歯数の異な
る第1と第2の中間歯車19,20が固着されている。
駆動軸16のギア室10内における部分はスプライン軸
となっており、そこには上記第1と第2の中間歯車1
9,20のうちいずれかと選択的に噛み合う最終歯車2
1が摺動可能に取り付けられている。
【0017】最終歯車21は、図1に示されるハウジン
グ7の外に突出するレバー22のフォーク(図示せず)
により抱持され、該レバー22の切り替えにより、該駆
動軸16上を摺動し、第1と第2の中間歯車19,20
のいずれかと噛み合うようになっている。
【0018】しかして、図4の状態において、モーター
8が駆動すると、上記各種歯車18,19,20,21
からなる歯車列を介して駆動軸16にモーター8の動力
が伝達され、該駆動軸16はギア室10内で所定の速比
で回転することとなる。
【0019】上記駆動軸16の先部分は前部隔壁15を
貫通し、被動軸11の収納室12内に入り込んでいる。
被動軸11は、駆動軸16の中心軸の延長線上を摺動可
能に収納室12内に配置されており、その後部の中心軸
上には凹穴23が設けられ、そこに前記駆動軸16の先
部分が摺動可能に入り込んでいる。また、被動軸11の
前部にはネジ24を回すためのビット25が着脱自在に
取り付けられている。
【0020】前記ハウジング7の被動軸収納室12に対
応した箇所は円筒形となっており、そこには雄ネジが形
成され、該雄ネジにアジャストスリーブ26が螺合して
いる。アジャストスリーブ26の先にはビット25の先
端が出入りしうる穴27が設けられており、アジャスト
スリーブ26を回すことによりビット25の突出量を加
減できるようになっている。
【0021】また、アジャストスリーブ26には操作筒
28が被せられ、操作筒28の内面に設けられた縦方向
に伸びる凸条29にアジャストスリーブ26が摺動可能
に係合している。操作筒28をいずれかの方向に回せ
ば、アジャストスリーブ26が連れ回りしながら前後方
向に移動し、従って、ビット25の突出量が加減される
ことになる。
【0022】前記ギア室10と被動軸収納室12との境
界部には、前記駆動軸16と前記被動軸11との間で動
力伝達を断続するためのクラッチ30が設けられてい
る。この場合、クラッチ30は噛み合い式であり、その
駆動側クラッチ板30aが駆動軸16の中間部分に嵌着
され、従動側クラッチ板30bが被動軸11の後端に該
被動軸11と一体で設けられている。
【0023】また、前記被動軸11の凹穴23内には、
弾性部材31である圧縮コイルバネが挿入され、該圧縮
コイルバネが駆動軸16から被動軸11を離すように作
用している。
【0024】これにより、被動軸11はハウジング7の
前方に常時付勢され、かつクラッチ30はその動力遮断
方向に常時付勢されることになる。そして、ビット25
側から力が加えられると、被動軸11は弾性部材31に
抗して後方に摺動し、クラッチ30の噛み合いによって
駆動軸16と繋がることになる。
【0025】前記駆動軸16には、その中心軸に沿って
中心穴32が穿設されている。そして、該中心穴32中
を操作棒33が摺動可能に貫通している。操作棒33の
前端部は前記被動軸11の凹穴23内に入っており、そ
の端には円板34が固着され、該円板34が前記弾性部
材31に押圧されることより被動軸11に繋がってい
る。また、操作棒33の後端部は駆動軸16の後方へと
突出し後部隔壁13を摺動可能に貫通してモーター収納
室10内に至っている。
【0026】このため、上述のようにビット25側から
力が加えられて被動軸11が後方に摺動し、クラッチ3
0が噛み合う際に、操作棒33も後方に摺動することに
なる。
【0027】図2に示されるように、前記把手となった
ハウジング7の下部分7bには、前記モーター8を駆動
するためのバッテリー35が着脱可能に取り付けられて
いる。モーター8とバッテリー35との間は、図14に
示されるような電気回路36により電気的に繋がってお
り、該電気回路36中には主スイッチ37が設けられて
いる。図1及び図2に示されるように、該主スイッチ3
7の操作レバー38はハウジング7の上下部分7a,7
bの境界部から外に突出している。
【0028】また、上記電気回路36中には、主スイッ
チ37と直列に介装され、前記被動軸11の後方への摺
動に伴い後方へ摺動する前記操作棒33により押圧され
てON動作する副スイッチ39が設けられている。
【0029】副スイッチ39は、この場合マイクロスイ
ッチであり、図3,図4及び図9に示されるように、モ
ーター収納室9内の所定箇所に固定されている。また、
後部隔壁13にはスイッチレバー40が起伏可能に取り
付けられ、該スイッチレバー40の一部分が前記操作棒
33の後端に対向し、該スイッチレバー40の他部分が
副スイッチ39のスイッチボタン41に対向している。
スイッチレバー40は、バネ片で出来ており、操作棒3
3により押されると後部隔壁13から起き上がって副ス
イッチ39のスイッチボタン41を押し、操作棒33の
押圧から解放されると原位置に復帰しスイッチボタン4
1から離れるようになっている。
【0030】なお、スイッチレバー40は省略し、操作
棒33をスイッチボタン41に直に接触させるようにし
てもよい。しかして、主スイッチ37を押さえると、図
15のようにその接点37aが閉じる。次に、ビット2
5をネジ24にあてがって押し付けると、その反力で被
動軸11が後退しクラッチ30の箇所にて駆動軸16と
動力的に繋がり、かつ操作棒33も被動軸11と共に後
退して副スイッチ39のスイッチボタン14を押し、接
点39aを図16のように閉じる。これにより、電気回
路36は導通し、モーター8が起動する。
【0031】また、前記操作棒33は、クラッチ30が
動力伝達状態となる前に副スイッチ39をON動作させ
るように構成されている。すなわち、被動軸側クラッチ
板30bが駆動軸側クラッチ板30aに到達する前に操
作棒33がスイッチレバー40に到達するようになって
いる。このように、クラッチ30が噛み合うよりも先に
スイッチレバー40が動いてモーター8が起動すると、
クラッチ30の噛み合いが円滑となる。
【0032】次に、上記バッテリー式スクリュードライ
バーの動きについてその操作方法の一例と共に説明す
る。ネジ締め操作に際し、まず、主スイッチ37の操作
レバー38を押してその接点37aをONにする(図1
5)。この時、ビット25は押さえられていないので、
操作棒33は静止しており(図9)、従ってモーター8
は起動しない。
【0033】次に、ベース材料42に取付材料43を当
て、ネジ24をビット25にセットし、ネジ24をネジ
締め位置に当てる(図4)。続いて、該バッテリー式ス
クリュードライバーをネジ締め位置の方に押し付けるよ
うにすると、ビット25と共に被動軸11が弾性部材3
1に抗してハウジング7内を後方に摺動し、それに伴い
操作棒33も駆動軸16の中心穴32中を後方に摺動
し、スイッチレバー40を後方に押す(図10)。これ
により、副スイッチ39がONになって電気回路36が
導通し(図16)、モーター8が起動する。しかし、ク
ラッチ30はまだ繋がっていないので(図5)、駆動軸
16まで回転し、被動軸11は停止している。
【0034】該バッテリー式スクリュードライバーをさ
らにネジ締め位置の方に押し付けると、被動軸11はさ
らに後方に移動し、クラッチ30が繋がり始める(図
6)。その際、駆動軸16は回転しているので、クラッ
チ板30a,30b同士の噛み合いは円滑である。
【0035】なお、操作棒33もさらに後方に移動し、
副スイッチ39を押し続ける(図11)。クラッチ30
が完全に噛み合うとネジ締め作業が円滑に進行する(図
7,図12)。
【0036】アジャストスリーブ26の先端が取付材料
43の表面に当接したところでビット25がアジャスト
スリーブ26の穴27から外に突出し、クラッチ30が
切れ、被動軸11の回転が停止してネジ締めが完了し、
ネジ24の頭が取付材料43の表面と面一となる(図
8)。なお、この時操作棒33は副スイッチ39を押し
ているので(図13)、モーター8は回転している。
【0037】この後、該バッテリー式スクリュードライ
バーをネジ締め位置から離すと、操作棒33がスイッチ
レバー40から離れ、副スイッチ39がOFFになり、
モーター8が停止する(図4,図9,図15)。
【0038】続いてネジ締め作業を行うときは、主スイ
ッチ37の操作レバー38を押したまま、上記操作を繰
り返せばよい。すなわち、ビット25をネジ24の方に
押し付けるのみで副スイッチ39が閉じ、直ちにモータ
ー8が起動し、クラッチ30が噛み合い、ビット25が
回転を始めるのである。
【0039】
【発明の効果】本第1の発明によれば、ネジ締め作業を
実際に行っている時だけモーターが回転するので、バッ
テリーの作動時間が短くなり、その分だけバッテリー電
源のエネルギロスが少なくなる。また、実際の締め付け
作業時以外はモーターが回転しないので、それだけ騒音
を減少できる。また、操作棒は被動軸と同軸上にあり、
偏心していないので、副スイッチの動作が正確になる。
また、操作棒は駆動軸内に配置されることから、副スイ
ッチは駆動軸の置かれるギアボックス外に設けて故障を
防止することができる。従って、駆動軸の回転及び停止
が確実となり、ネジ締め作業が円滑化される。また、ネ
ジ締めの終了に伴いビットの押圧が解かれると、クラッ
チが切れるので、被動軸は直ちに停止する。従って、上
記副スイッチの動作が正確であることと相俟ってネジ締
め作業がさらに円滑化される。
【0040】また、本第2の発明によれば、クラッチの
接続時において、回転中の駆動軸側に対して静止中の被
動軸側を接近させることが可能となり、クラッチの接続
を円滑にし、ネジ締め作業を効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッテリー式スクリュードライバ
ーの部分切欠側面図である。
【図2】上記バッテリー式スクリュードライバーの垂直
断面図である。
【図3】図2中III 方向より見た図である。
【図4】ネジ締め直前における上記バッテリー式スクリ
ュードライバーの駆動部の垂直断面図である。
【図5】ビットでネジを締付け方向に押し始めた時にお
ける上記バッテリー式スクリュードライバーの駆動部の
垂直断面図である。
【図6】図5の状態から更にネジを締付け方向に押した
時における上記バッテリー式スクリュードライバーの駆
動部の垂直断面図である。
【図7】ネジ締めの終了直前における上記バッテリー式
スクリュードライバーの駆動部の垂直断面図である。
【図8】ネジ締めの終了直後における上記バッテリー式
スクリュードライバーの駆動部の垂直断面図である。
【図9】OFF時における副スイッチと操作棒との位置
関係を示す図3中IX−IX線断面図である。
【図10】図9の状態から操作棒が副スイッチ側に突出
し始めた時の図9と同様な断面図である。
【図11】図10の状態から操作棒が副スイッチ側にさ
らに突出した時の図9と同様な断面図である。
【図12】図11の状態から操作棒が副スイッチ側にさ
らに突出した時の図9と同様な断面図である。
【図13】操作棒が副スイッチと反対側に戻りつつある
時の図9と同様な断面図である。
【図14】主副両スイッチの接点が開いた状態における
バッテリーとモーターとの間の電気回路図である。
【図15】主スイッチの接点が閉じた状態におけるバッ
テリーとモーターとの間の電気回路図である。
【図16】主副両スイッチの接点が閉じた状態における
バッテリーとモーターとの間の電気回路図である。
【図17】従来におけるバッテリー式スクリュードライ
バーの要部の部分切欠面図であり、同図(A)はネジ締
め直前における状態、同図(B)はネジ締め開始時にお
ける状態を夫々示す。
【符号の説明】 7…ハウジング 8…モーター 11…被動軸 16…駆動軸 25…ビット 30…クラッチ 31…弾性部材 32…中心穴 33…操作棒 35…バッテリー 36…電気回路 37…主スイッチ 39…副スイッチ ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、交流式及びバッテリー式のスクリ
ュードライバーは、主スイッチのみが備わっていて、通
常スイッチをONさせたままで連続作業することが多
く、この場合、ネジ取り付け位置の確認、ビットへのネ
ジの取り付け作業等、実際の締付け作業以外の時にもモ
ーターが作動する。このため、特に、バッテリーを動
力源とした時エネルギ損失となり、1回充電あたりの仕
事量が減少する、作業中、モーター音、ギア音が連続
して発生するので、騒音下での作業を強いられるという
問題を生ずる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】ハウジングの上部分7aは、その後から前
に向って、動力源であるモーター8の収納室9、ギア室
10、被動軸11の収納室12となっている。モーター
8の収納室9内には、モーター8が横向きで固定されて
いる。図4に示されるように、モーター8の出力軸8a
は後部隔壁13をギア室10側に貫通しており、そこに
は歯車14が固着されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】前記駆動軸16には、その中心軸に沿って
中心穴32が穿設されている。そして、該中心穴32中
を操作棒33が摺動可能に貫通している。操作棒33の
前端部は前記被動軸11の凹穴23内に入っており、
の端には座金34がE型止め輪50を介して配置され、
該座金34が前記弾性部材31に押圧されることにより
被動軸11に繋がっている。また、操作棒33の後端部
は駆動軸16の後方へと突出し後部隔壁13を摺動可能
に貫通してモーター収納室9内に至っている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】ネジ締め操作に際し、まず最初に、ネジ2
4が適切に締付け出来るようにアジャストスリーブ26
によりビット25の突出量を調整する。そして、主スイ
ッチ37の操作レバー38を押してその接点37aをO
Nにする(図15)。この時、ビット25は押さえられ
ていないので、操作棒33は静止しており(図9)、従
ってモーター8は起動しない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【発明の効果】本第1の発明によれば、実際の締め付け
作業時以外はモーターが回転しないので、それだけ騒音
を減少できる。また、バッテリーを電源としたときには
バッテリーの使用時間(作動時間)が短くなるので、そ
の分だけバッテリー電源のエネルギーロスが少なくな
る。また、実際の締め付け作業時以外はモーターが回転
しないので、それだけ騒音を減少できる。また、操作棒
は被動軸と同軸上にあり、偏心していないので、副スイ
ッチの動作が正確になる。また、操作棒は駆動軸内に配
置されることから、副スイッチは駆動軸の置かれるギア
ボックス外に設けて故障を防止することができる。従っ
て、駆動軸の回転及び停止が確実となり、ネジ締め作業
が円滑化される。また、ネジ締めの終了に伴いビットの
押圧が解かれると、クラッチが切れるので、被動軸は直
ちに停止する。従って、上記副スイッチの動作が正確で
あることと相俟ってネジ締め作業がさらに円滑化され
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ式スクリュードライバのハウジ
    ング内に配置されたモータにより回転させられる駆動軸
    と、前記駆動軸の中心軸の延長線上を摺動可能に前記ハ
    ウジング内に配置されたビット駆動用の被動軸と、前記
    駆動軸と前記被動軸との間に設けられたクラッチと、前
    記クラッチをその動力遮断方向に常時付勢すると共に前
    記被動軸を常時ハウジング前方に付勢する弾性部材と、
    前記駆動軸の中心軸に沿った中心穴を貫通し、前端部が
    前記被動軸に繋がると共に後端部が前記駆動軸の後方へ
    と突出した操作棒と、前記モータとバッテリとの間の電
    気回路中に主スイッチと直列に介装され、前記被動軸の
    後方への摺動に伴って摺動する前記操作棒により押圧さ
    れてON動作する副スイッチとを包含してなることを特
    徴とするバッテリ式スクリュードライバ。
  2. 【請求項2】 前記操作棒は、前記クラッチが動力伝達
    状態となる前に前記副スイッチをON動作させるように
    構成されたことを特徴とする請求項1のバッテリ式スク
    リュードライバ。
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