JPH0525370B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0525370B2
JPH0525370B2 JP61150266A JP15026686A JPH0525370B2 JP H0525370 B2 JPH0525370 B2 JP H0525370B2 JP 61150266 A JP61150266 A JP 61150266A JP 15026686 A JP15026686 A JP 15026686A JP H0525370 B2 JPH0525370 B2 JP H0525370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal pin
pin terminal
bobbin
end flange
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61150266A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS636819A (ja
Inventor
Toyo Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15026686A priority Critical patent/JPS636819A/ja
Publication of JPS636819A publication Critical patent/JPS636819A/ja
Publication of JPH0525370B2 publication Critical patent/JPH0525370B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種の音響機器、映像機器、産業機器
などに使用する変成器に関するものである。
従来の技術 従来、この種の変成器は第3図、第4図に示す
ように、上端鍔3と下端鍔2を有したボビン4に
銅線を巻回して巻線6とし、その巻線6の両端の
リード線7を引出し溝8をへて金属ピン端子5に
巻回した後、半田接続を行い、ボビン4にラミネ
ート鉄心などからなる磁性材1を挿入して構成し
ていた。第5図、第6図は、従来の金属ピン端子
5の取付方法を示した図であり、下端鍔2にはピ
ン孔9が設けて有り、このピン孔9に金属ピン端
子5を下端鍔2の下面より挿入し側面へ折り曲げ
て取付けられ、金属ピン端子5には金属ピン端子
5を下端鍔2に保持固定するためのつぶし10が
設けてある。このつぶし10の形状は第7図a〜
cに示すように円柱の一部に偏平部を設けた形状
になつている。
発明が解決しようとする問題点 この変成器は、ボビン4の下端鍔2に植設され
た金属ピン端子5にリード線7を巻付けて半田接
続されているため、金属ピン端子5が荷重等によ
つて動いた場合、断線や磁性性1とシヨートする
などの危険性が有り、金属ピン端子5は荷重に対
して堅固なことが要求される。しかし、従来の変
成器の構造では、つぶし10の大きさが、押しつ
ぶす力や素線径のバラツキにより変化しやすく、
安定した径とすることは困難である。また、ピン
孔9の大きさも原料の収縮率のバラツキや成形条
件によつて変化する。このような変化でつぶし1
0が小さくなる方向、ピン孔9の径が大きくなる
方向となつた場合、すなわちピン孔9の径に対
し、つぶし10のひつかかりが小さいと、左右よ
り押しつぶした構造で金属ピン端子5の円周の一
部が隆起し押しつぶした面がピン径よりも小さく
なるつぶし10では押し込み力を加えることによ
つてつぶし10が、ピン孔9へ入り込んでしまい
十分な押し込み強度を得ることはできないのであ
る。また、つぶし10を大きくするため押しつぶ
す力を大きくした場合押しつぶした面の厚みが薄
くなり、金属ピン端子5の曲がりや折れが発生し
てしまう問題があつた。
そこで本発明は、従来の金属ピン端子をつぶし
て保持する方法から、金属ピン端子を上下から圧
縮することにより、金属ピン端子の円周にリング
状突起部を設けその突起部をストツパーとするこ
とにより、ピン押し込み強度の向上を計り、品質
の向上及びピン植設寸法を小さくできることによ
りボビンの小型化が図れるのである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明の手段は、
中央に磁性材を貫通させると共に外周に巻線を巻
回するボビンの上下端外周部に上端鍔及び下端鍔
を設け、その下端鍔に巻線により引出されたリー
ド線が通過する引出し溝を有し、更に下端鍔に金
属ピン端子を貫通するピン孔を複数個有し、その
ピン孔に任意の位置にリング状突起部を有した金
属ピン端子を下端鍔の下面から上面へ貫通させて
金属ピン端子のリング状突起部が下端鍔の下面に
達して止まつた位置で下端鍔の上面に突出した部
分の金属ピン端子を側面に約90度折り曲げて固定
し、その折り曲げた金属ピン端子にリード線を巻
付け半田接続した構成にするものである。
作 用 この手段による作用は次のようになる。すなわ
ち、金属ピン端子に押し込み荷重がかかつた場合
にでも、金属ピン端子のリング状突起部が有り、
このリング状突起部がボビンの下端鍔の下面に当
たるため、ボビンが破壊しない限り金属ピン端子
が動かず断線も磁性材とのシヨートも起こらない
ことになる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図において、14はボビンであり、このボ
ビン14の上端外周部には上端鍔13を設け、反
対側の下端外周部には下端鍔12が設けて有る。
この下端鍔12は下面に引出し溝18を有し、更
にはL字型の金属ピン端子15が植設されてい
る。このL字型の金属ピン端子15は第2図に示
すように、ピン全長の任意の位置に直径の1.3〜
3.0倍の直径をもつストツパー用のリング状突起
部20を有した直線状のものからなり、この金属
ピン端子15をボビン14の下端鍔12に有して
いるピン孔19に下端鍔12の下面より金属ピン
端子15のリング状突起部20が下端鍔12の下
面に達する所まで挿入したのち、下端鍔12の上
面へつき出た金属ピン端子15を約90度折り曲げ
L字型の形状に加工している。このような構成の
ボビン14に巻線16を巻回し、巻回後リード線
17をボビン14の下端鍔12の下面にある引出
し溝18をへて金属ピン端子15の折り曲げた先
端側へ巻付けて半田接続し、その後EIまたはEE
形のラミネート鉄心などからなる磁性材11をボ
ビン14の中に挿入して組立て完成している。
次に この実施例における作用を説明する。ボ
ビン14に巻線16を施し、リード線17を金属
ピン端子15の折り曲げた先端部に巻付けて半田
接続した変成器は、ユーザー工程におけるプリン
ト基板挿入時や運送途上の振動等により、金属ピ
ン端子15に押し込み荷重(ボビン14の下端鍔
12の下面から上面方向への力)がかかる。その
場合、金属ピン端子15には、下端鍔12の下面
に当つている金属ピン端子直径の1.3〜3.0倍の直
径を持つリング状突起部20があり、このリング
状突起部20は金属ピン端子15の円周全体に突
起部が設けられているためピン孔19に対し、一
部分のみがひつかかつているのではなく、全円周
にわたつてひつかかつているためピン孔径がリン
グ状突起部20の直径、すなわち金属ピン端子1
5の直径の1.3〜3.0倍に大きくならないので、ピ
ン孔19が破壊しないかぎり金属ピン端子15は
動くことがなく、金属ピン端子15の位置ズレに
よる磁性材11との接触やリード線17の断線等
が発生しないのである。また、金属ピン端子15
の保持固定強度が現行ボビンのように、ピン埋め
込み寸法に左右されることがないためボビン14
の下端鍔12の厚みを薄くすることができる。
以上のように、本発明によれば金属ピン端子1
5の任意の位置に金属ピン端子15の直径の1.3
〜3.0倍の直径を持つリング状突起部20を設け
ることにより、金属ピン端子15の位置ズレが発
生しない信頼性の高い変成器を提供することが可
能となる。
発明の効果 以上のように本発明は、金属ピン端子の押し込
み荷重による位置ズレを皆無にし、その結果とし
てリード線の断線や磁性材との接触不良を無く
し、高信頼性、小型化を図ることができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の変成器の構造を示
す断面図、第2図は金属ピン端子保持部の拡大斜
視図、第3図は従来の変成器の構造を示す斜視
図、第4図は同断面図、第5図は従来の金属ピン
端子保持部の拡大斜視図、第6図は同拡大断面
図、第7図a〜cは従来の金属ピン端子のつぶし
形状を示す正面図、側面図と上面図である。 11……磁性材、12……下端鍔、13……上
端鍔、14……ボビン、15……金属ピン端子、
16……巻線、17……リード線、18……引出
し溝、19……ピン孔、20……リング状突起
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央に磁性材を貫通させると共に外周に巻線
    を巻回するボビンの上下端外周部に上端鍔及び下
    端鍔を設け、その下端鍔に巻線により引出された
    リード線が通過する引出し溝を有し、更に下端鍔
    に金属ピン端子を貫通するピン孔を複数個有し、
    そのピン孔に任意の位置にリング状突起部を有し
    た金属ピン端子を下端鍔の下面から上面へ貫通さ
    せて金属ピン端子のリング状突起部が下端鍔の下
    面に達して止まつた位置で下端鍔の上面に突出し
    た部分の金属ピン端子を側面に約90度折り曲げて
    固定し、その折り曲げた金属ピン端子にリード線
    を巻付け半田接続してなる変成器。
JP15026686A 1986-06-26 1986-06-26 変成器 Granted JPS636819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15026686A JPS636819A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 変成器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15026686A JPS636819A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 変成器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636819A JPS636819A (ja) 1988-01-12
JPH0525370B2 true JPH0525370B2 (ja) 1993-04-12

Family

ID=15493181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15026686A Granted JPS636819A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 変成器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS636819A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102562848B1 (ko) * 2022-02-10 2023-08-02 유정식 종단구배 대응형 접지 마찰 지지력 보강 시스템을 이용한 고가교와 교량의 상판 절단이 포함된 안전성 향상 겸 친환경 교량 및 시설물 절단 해체 공법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244497Y2 (ja) * 1985-06-07 1990-11-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS636819A (ja) 1988-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0693757B1 (en) Inductor and method for producing the same
JP2009076610A (ja) 磁性部品
US5296830A (en) Choke coil
JPH10189350A (ja) チョークコイル
JPH0525370B2 (ja)
US20070279171A1 (en) Inductor with insluative housing and method for making the same
JPH03129712A (ja) トランスコイル
KR102123630B1 (ko) 공통모드 필터 및 제작 방법
JPH07192945A (ja) カレントトランス
JPH06101409B2 (ja) 変成器
JP2566151Y2 (ja) リード線保持機能付電子部品
JPS6123307A (ja) 電気巻線部品におけるピン状端子
JPH0543453Y2 (ja)
JPH0521230A (ja) チツプ状インダクタおよびその製造方法
JPS59161008A (ja) Lc複合部品
US7659803B2 (en) Transformer with fixed pins
JPH08227818A (ja) 巻線部品
JP2525312Y2 (ja) チップ状インダクタ
JPS645347Y2 (ja)
JPH0624168B2 (ja) 変成器
JP2570284Y2 (ja) ボイスコイルの中継板及び中継構造
JPH02256212A (ja) コイルボビンおよびトランス
JPH051054Y2 (ja)
JPH0314836Y2 (ja)
JPH063775B2 (ja) 変成器