JPH08227818A - 巻線部品 - Google Patents
巻線部品Info
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- JPH08227818A JPH08227818A JP7030409A JP3040995A JPH08227818A JP H08227818 A JPH08227818 A JP H08227818A JP 7030409 A JP7030409 A JP 7030409A JP 3040995 A JP3040995 A JP 3040995A JP H08227818 A JPH08227818 A JP H08227818A
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- Japan
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- bobbin
- terminal
- conductor
- terminal pin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランスやチョークコイル等の巻線部品にお
いて、導線の断線を防止する。 【構成】 ボビンの巻線筒部の外周に導線を巻回し、ボ
ビンの巻線筒部の内部にその両側の開口部からそれぞれ
Eコアの中脚を挿通する。これらEコアとボビンの各端
子ピン埋設部との間にそれぞれ絶縁板7を挿設し、ボビ
ンの端子ピン埋設部に、略J字形に形成された複数個の
端子ピンをその両端の導線絡げ部および半田付け部が突
出する形で埋設する。導線の両端部をそれぞれ各端子ピ
ンの導線絡げ部に絡げて導通させ、絶縁板7に端子カバ
ー7eを端子ピンの導線絡げ部のみを覆う形で一体に形
設した。 【効果】 端子カバー7eが絶縁板7に一体に設けられ
ており、組立コストの上昇や生産性の低下がない。ま
た、ボビンの端子ピン埋設部をフラットに形成でき、ボ
ビンの生産性の低下や基板実装時における半田カス等の
付着がない。
いて、導線の断線を防止する。 【構成】 ボビンの巻線筒部の外周に導線を巻回し、ボ
ビンの巻線筒部の内部にその両側の開口部からそれぞれ
Eコアの中脚を挿通する。これらEコアとボビンの各端
子ピン埋設部との間にそれぞれ絶縁板7を挿設し、ボビ
ンの端子ピン埋設部に、略J字形に形成された複数個の
端子ピンをその両端の導線絡げ部および半田付け部が突
出する形で埋設する。導線の両端部をそれぞれ各端子ピ
ンの導線絡げ部に絡げて導通させ、絶縁板7に端子カバ
ー7eを端子ピンの導線絡げ部のみを覆う形で一体に形
設した。 【効果】 端子カバー7eが絶縁板7に一体に設けられ
ており、組立コストの上昇や生産性の低下がない。ま
た、ボビンの端子ピン埋設部をフラットに形成でき、ボ
ビンの生産性の低下や基板実装時における半田カス等の
付着がない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスやチョークコ
イル等の巻線部品に関し、更に詳しくは、ボビンに巻回
した導線の両端部を端子ピンに絡げて導通させた構造を
有する巻線部品に関するものである。
イル等の巻線部品に関し、更に詳しくは、ボビンに巻回
した導線の両端部を端子ピンに絡げて導通させた構造を
有する巻線部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の巻線部品のボビンの一例を
示す底面図である。
示す底面図である。
【0003】この種の巻線部品においては、これを基板
に実装する際に、その端子ピンに予期せぬ外力が加わっ
て導線が断線する危険性がある。これを回避するため、
従来は、ボビンの端子ピン埋設部の上方に庇を設けて端
子ピンの根元の導線絡げ部を覆うことにより、導線の断
線を防止していた。また、図5に示すように、端子ピン
6が略J字形であってその一端を導線絡げ部6a、他端
を半田付け部6bとした巻線部品においては、ボビン2
の端子ピン埋設部2bに凹凸を形成しておき、端子ピン
6の導線絡げ部6aを凹部に、半田付け部6bを凸部に
それぞれ設けることにより、端子ピン6の導線絡げ部6
aに外力が作用する機会を少なくして、導線5の断線を
防止していた。
に実装する際に、その端子ピンに予期せぬ外力が加わっ
て導線が断線する危険性がある。これを回避するため、
従来は、ボビンの端子ピン埋設部の上方に庇を設けて端
子ピンの根元の導線絡げ部を覆うことにより、導線の断
線を防止していた。また、図5に示すように、端子ピン
6が略J字形であってその一端を導線絡げ部6a、他端
を半田付け部6bとした巻線部品においては、ボビン2
の端子ピン埋設部2bに凹凸を形成しておき、端子ピン
6の導線絡げ部6aを凹部に、半田付け部6bを凸部に
それぞれ設けることにより、端子ピン6の導線絡げ部6
aに外力が作用する機会を少なくして、導線5の断線を
防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者では、端
子ピンの導線絡げ部を覆うように専用の庇を設ける必要
があるので、その分だけ部品点数および工程数が増加す
ることから、組立コストが上昇すると共に、生産性が低
下するという不都合があった。
子ピンの導線絡げ部を覆うように専用の庇を設ける必要
があるので、その分だけ部品点数および工程数が増加す
ることから、組立コストが上昇すると共に、生産性が低
下するという不都合があった。
【0005】また、後者では、ボビン2を製作する際
に、端子ピン埋設部2bに凹凸を形成する必要があるた
めボビン2(ひいては巻線部品)の生産性が低下するば
かりか、巻線部品を基板に実装すべく端子ピン6の半田
付け部6bに半田付けを行なう際に、この凹凸に半田カ
スや半田球が付着してしまうという欠点があった。
に、端子ピン埋設部2bに凹凸を形成する必要があるた
めボビン2(ひいては巻線部品)の生産性が低下するば
かりか、巻線部品を基板に実装すべく端子ピン6の半田
付け部6bに半田付けを行なう際に、この凹凸に半田カ
スや半田球が付着してしまうという欠点があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、組立コストの
上昇や生産性の低下、或いは半田カス等の付着を伴なう
ことなく導線の断線を未然に防止することが出来る巻線
部品を提供することを目的とする。
上昇や生産性の低下、或いは半田カス等の付着を伴なう
ことなく導線の断線を未然に防止することが出来る巻線
部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ボビン
(2)の巻線筒部(2a)の外周に導線(5)を巻回
し、該ボビンの巻線筒部の内部にその両側の開口部から
それぞれEコア(3、4)の中脚を挿通し、これらEコ
アと前記ボビンの各端子ピン埋設部(2b、2c)との
間にそれぞれ絶縁板(7、8)を挿設し、前記ボビンの
端子ピン埋設部に、略J字形に形成された複数個の端子
ピン(6)をその両端の導線絡げ部(6a)及び半田付
け部(6b)が突出する形で埋設し、前記導線の両端部
をそれぞれ前記各端子ピンの導線絡げ部に絡げて導通さ
せた巻線部品(1)において、前記絶縁板に端子カバー
(7e、8e)を前記端子ピンの導線絡げ部のみを覆う
形で一体に形設して構成される。
(2)の巻線筒部(2a)の外周に導線(5)を巻回
し、該ボビンの巻線筒部の内部にその両側の開口部から
それぞれEコア(3、4)の中脚を挿通し、これらEコ
アと前記ボビンの各端子ピン埋設部(2b、2c)との
間にそれぞれ絶縁板(7、8)を挿設し、前記ボビンの
端子ピン埋設部に、略J字形に形成された複数個の端子
ピン(6)をその両端の導線絡げ部(6a)及び半田付
け部(6b)が突出する形で埋設し、前記導線の両端部
をそれぞれ前記各端子ピンの導線絡げ部に絡げて導通さ
せた巻線部品(1)において、前記絶縁板に端子カバー
(7e、8e)を前記端子ピンの導線絡げ部のみを覆う
形で一体に形設して構成される。
【0008】また、本発明は、ボビン(2)の巻線筒部
(2a)の外周に導線(5)を巻回し、該ボビンの巻線
筒部の内部にその両側の開口部からそれぞれEコア
(3、4)の中脚を挿通し、これらEコアと前記ボビン
の各端子ピン埋設部(2b、2c)との間にそれぞれ絶
縁板(7、8)を挿設し、前記ボビンの端子ピン埋設部
に、略I字形に形成された複数個の端子ピン(6)をそ
の一端が突出する形で埋設し、前記導線の両端部をそれ
ぞれ前記各端子ピンの根元の導線絡げ部(6a)に絡げ
て導通させた巻線部品(1)において、前記絶縁板に端
子カバー(7e、8e)を前記端子ピンの導線絡げ部の
みを覆う形で一体に形設して構成される。
(2a)の外周に導線(5)を巻回し、該ボビンの巻線
筒部の内部にその両側の開口部からそれぞれEコア
(3、4)の中脚を挿通し、これらEコアと前記ボビン
の各端子ピン埋設部(2b、2c)との間にそれぞれ絶
縁板(7、8)を挿設し、前記ボビンの端子ピン埋設部
に、略I字形に形成された複数個の端子ピン(6)をそ
の一端が突出する形で埋設し、前記導線の両端部をそれ
ぞれ前記各端子ピンの根元の導線絡げ部(6a)に絡げ
て導通させた巻線部品(1)において、前記絶縁板に端
子カバー(7e、8e)を前記端子ピンの導線絡げ部の
みを覆う形で一体に形設して構成される。
【0009】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を表わす便宜的なものであり、従って、本発
明は図面上の記載に限定拘束されるものではない。この
ことは「特許請求の範囲」及び「作用」の欄についても
同様である。
応する要素を表わす便宜的なものであり、従って、本発
明は図面上の記載に限定拘束されるものではない。この
ことは「特許請求の範囲」及び「作用」の欄についても
同様である。
【0010】
【作用】上記した構成により、本発明では、端子ピン
(6)の導線絡げ部(6a)が絶縁板(7、8)の端子
カバー(7e、8e)に覆われると共に、その端子カバ
ーが絶縁板に一体に設けられており、更にボビン(2)
の端子ピン埋設部(2b、2c)をフラットに形成でき
るように作用する。
(6)の導線絡げ部(6a)が絶縁板(7、8)の端子
カバー(7e、8e)に覆われると共に、その端子カバ
ーが絶縁板に一体に設けられており、更にボビン(2)
の端子ピン埋設部(2b、2c)をフラットに形成でき
るように作用する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による巻線部品の一実施例を示す図
であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底
面図、図2は図1に示す巻線部品を構成するボビンの底
面図、図3は図1に示す巻線部品を構成する絶縁板の斜
視図、図4は本発明による巻線部品の別の実施例を構成
する絶縁板の斜視図である。
する。図1は本発明による巻線部品の一実施例を示す図
であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底
面図、図2は図1に示す巻線部品を構成するボビンの底
面図、図3は図1に示す巻線部品を構成する絶縁板の斜
視図、図4は本発明による巻線部品の別の実施例を構成
する絶縁板の斜視図である。
【0012】本発明による巻線部品1は、図1に示すよ
うに、ボビン2、導線5、端子ピン6、2個のEコア
3、4及び2枚の絶縁板7、8から構成されている。
うに、ボビン2、導線5、端子ピン6、2個のEコア
3、4及び2枚の絶縁板7、8から構成されている。
【0013】即ち、ボビン2は、図1(c)に示すよう
に、巻線筒部2aを有しており、巻線筒部2aの外周に
は導線5が巻回されている。また、ボビン2の巻線筒部
2aの両側にはそれぞれ端子ピン埋設部2b、2cが形
設されており、各端子ピン埋設部2b、2cにはそれぞ
れ、図2に示すように、略J字形に形成された2本の端
子ピン6がその両端の導線絡げ部6a及び半田付け部6
bを突出させた形で埋設されている。なお、端子ピン6
の導線絡げ部6aは直線状で短く、端子ピン6の半田付
け部6bは長くてS字形に折曲されている。また、端子
ピン6の導線絡げ部6aには前記導線5の両端部が絡げ
られて導通している。
に、巻線筒部2aを有しており、巻線筒部2aの外周に
は導線5が巻回されている。また、ボビン2の巻線筒部
2aの両側にはそれぞれ端子ピン埋設部2b、2cが形
設されており、各端子ピン埋設部2b、2cにはそれぞ
れ、図2に示すように、略J字形に形成された2本の端
子ピン6がその両端の導線絡げ部6a及び半田付け部6
bを突出させた形で埋設されている。なお、端子ピン6
の導線絡げ部6aは直線状で短く、端子ピン6の半田付
け部6bは長くてS字形に折曲されている。また、端子
ピン6の導線絡げ部6aには前記導線5の両端部が絡げ
られて導通している。
【0014】また、ボビン2の巻線筒部2aの内部に
は、その両側の開口部からそれぞれEコア3、4の中脚
が挿通されており、これらEコア3、4とボビン2の各
端子ピン埋設部2b、2cとの間にはそれぞれ絶縁板
7、8が挿設されている。
は、その両側の開口部からそれぞれEコア3、4の中脚
が挿通されており、これらEコア3、4とボビン2の各
端子ピン埋設部2b、2cとの間にはそれぞれ絶縁板
7、8が挿設されている。
【0015】ところで、各絶縁板7、8は、図3に示す
ように、基板7a、8aを有しており、基板7a、8a
の上面には耐圧壁7b、8bが立設されている。また、
基板7a、8aの下面には、2個の位置決めリブ7c、
8cが垂設されていると共に、2個の断面コの字形の端
子カバー7e、8eがその開口面を下方に向けた形で一
体に形設されている。
ように、基板7a、8aを有しており、基板7a、8a
の上面には耐圧壁7b、8bが立設されている。また、
基板7a、8aの下面には、2個の位置決めリブ7c、
8cが垂設されていると共に、2個の断面コの字形の端
子カバー7e、8eがその開口面を下方に向けた形で一
体に形設されている。
【0016】本発明による巻線部品1は以上のような構
成を有するので、端子ピン6の導線絡げ部6aは、図1
に示すように、絶縁板7、8の端子カバー7e、8eに
覆われていることから、端子ピン6に予期せぬ外力が加
わって導線5が断線する事態の発生を未然に防止するこ
とが出来る。ここで、端子カバー7e、8eは絶縁板
7、8に一体に設けられているので、組立コストの上昇
や生産性の低下を招くことはない。また、ボビン2の端
子ピン埋設部2b、2cは、図2に示すように、フラッ
トになっているので、ボビン2の生産性の低下や基板実
装時における半田カス等の付着を伴なうようなこともな
い。
成を有するので、端子ピン6の導線絡げ部6aは、図1
に示すように、絶縁板7、8の端子カバー7e、8eに
覆われていることから、端子ピン6に予期せぬ外力が加
わって導線5が断線する事態の発生を未然に防止するこ
とが出来る。ここで、端子カバー7e、8eは絶縁板
7、8に一体に設けられているので、組立コストの上昇
や生産性の低下を招くことはない。また、ボビン2の端
子ピン埋設部2b、2cは、図2に示すように、フラッ
トになっているので、ボビン2の生産性の低下や基板実
装時における半田カス等の付着を伴なうようなこともな
い。
【0017】なお、上述の実施例においては、絶縁板
7、8の端子カバー7e、8eが断面コの字形である場
合について説明したが、本発明では、この端子カバー7
e、8eは、端子ピン6の導線絡げ部6aを覆う限りど
のような形状でもよく、例えば図4に示すように、角筒
状の端子カバー7e、8eを採用してもよい。
7、8の端子カバー7e、8eが断面コの字形である場
合について説明したが、本発明では、この端子カバー7
e、8eは、端子ピン6の導線絡げ部6aを覆う限りど
のような形状でもよく、例えば図4に示すように、角筒
状の端子カバー7e、8eを採用してもよい。
【0018】また、上述の実施例においては、端子ピン
6が略J字形であってその一端を導線絡げ部6a、他端
を半田付け部6bとした巻線部品1について説明した
が、略I字形の端子ピンをその一端が突出するように埋
設し、この端子ピンの根元を導線絡げ部、先端を半田付
け部とした巻線部品(図示せず)に本発明を適用するこ
とも可能である。
6が略J字形であってその一端を導線絡げ部6a、他端
を半田付け部6bとした巻線部品1について説明した
が、略I字形の端子ピンをその一端が突出するように埋
設し、この端子ピンの根元を導線絡げ部、先端を半田付
け部とした巻線部品(図示せず)に本発明を適用するこ
とも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ボビン2の巻線筒部2aの外周に導線5を巻回し、該ボ
ビン2の巻線筒部2aの内部にその両側の開口部からそ
れぞれEコア3、4の中脚を挿通し、これらEコア3、
4と前記ボビン2の各端子ピン埋設部2b、2cとの間
にそれぞれ絶縁板7、8を挿設し、前記ボビン2の端子
ピン埋設部2b、2cに、略J字形に形成された複数個
の端子ピン6をその両端の導線絡げ部6a及び半田付け
部6bが突出する形で埋設し、前記導線5の両端部をそ
れぞれ前記各端子ピン6の導線絡げ部6aに絡げて導通
させた巻線部品1において、前記絶縁板7、8に端子カ
バー7e、8eを前記端子ピン6の導線絡げ部6aのみ
を覆う形で一体に形設して構成したので、端子ピン6の
導線絡げ部6aが絶縁板7、8の端子カバー7e、8e
に覆われることから、端子ピン6に作用する外力によっ
て導線5が断線する事態の発生を未然に防止することが
出来るのは勿論のこと、端子カバー7e、8eが絶縁板
7、8に一体に設けられているため、組立コストの上昇
や生産性の低下を招くことがなく、更に、ボビン2の端
子ピン埋設部2b、2cをフラットに形成できることか
ら、ボビン2の生産性の低下や基板実装時における半田
カス等の付着を伴なうこともない。
ボビン2の巻線筒部2aの外周に導線5を巻回し、該ボ
ビン2の巻線筒部2aの内部にその両側の開口部からそ
れぞれEコア3、4の中脚を挿通し、これらEコア3、
4と前記ボビン2の各端子ピン埋設部2b、2cとの間
にそれぞれ絶縁板7、8を挿設し、前記ボビン2の端子
ピン埋設部2b、2cに、略J字形に形成された複数個
の端子ピン6をその両端の導線絡げ部6a及び半田付け
部6bが突出する形で埋設し、前記導線5の両端部をそ
れぞれ前記各端子ピン6の導線絡げ部6aに絡げて導通
させた巻線部品1において、前記絶縁板7、8に端子カ
バー7e、8eを前記端子ピン6の導線絡げ部6aのみ
を覆う形で一体に形設して構成したので、端子ピン6の
導線絡げ部6aが絶縁板7、8の端子カバー7e、8e
に覆われることから、端子ピン6に作用する外力によっ
て導線5が断線する事態の発生を未然に防止することが
出来るのは勿論のこと、端子カバー7e、8eが絶縁板
7、8に一体に設けられているため、組立コストの上昇
や生産性の低下を招くことがなく、更に、ボビン2の端
子ピン埋設部2b、2cをフラットに形成できることか
ら、ボビン2の生産性の低下や基板実装時における半田
カス等の付着を伴なうこともない。
【0020】また、本発明によれば、ボビン2の巻線筒
部2aの外周に導線5を巻回し、該ボビン2の巻線筒部
2aの内部にその両側の開口部からそれぞれEコア3、
4の中脚を挿通し、これらEコア3、4と前記ボビン2
の各端子ピン埋設部2b、2cとの間にそれぞれ絶縁板
7、8を挿設し、前記ボビン2の端子ピン埋設部2b、
2cに、略I字形に形成された複数個の端子ピン6をそ
の一端が突出する形で埋設し、前記導線5の両端部をそ
れぞれ前記各端子ピン6の根元の導線絡げ部6aに絡げ
て導通させた巻線部品1において、前記絶縁板7、8に
端子カバー7e、8eを前記端子ピン6の導線絡げ部6
aのみを覆う形で一体に形設して構成したので、端子ピ
ン6の導線絡げ部6aが絶縁板7、8の端子カバー7
e、8eに覆われることから、端子ピン6に作用する外
力によって導線5が断線する事態の発生を未然に防止す
ることが出来るのは勿論のこと、端子カバー7e、8e
が絶縁板7、8に一体に設けられているため、組立コス
トの上昇や生産性の低下を招くことがなく、更に、ボビ
ン2の端子ピン埋設部2b、2cをフラットに形成でき
ることから、ボビン2の生産性の低下や基板実装時にお
ける半田カス等の付着を伴なうこともない。
部2aの外周に導線5を巻回し、該ボビン2の巻線筒部
2aの内部にその両側の開口部からそれぞれEコア3、
4の中脚を挿通し、これらEコア3、4と前記ボビン2
の各端子ピン埋設部2b、2cとの間にそれぞれ絶縁板
7、8を挿設し、前記ボビン2の端子ピン埋設部2b、
2cに、略I字形に形成された複数個の端子ピン6をそ
の一端が突出する形で埋設し、前記導線5の両端部をそ
れぞれ前記各端子ピン6の根元の導線絡げ部6aに絡げ
て導通させた巻線部品1において、前記絶縁板7、8に
端子カバー7e、8eを前記端子ピン6の導線絡げ部6
aのみを覆う形で一体に形設して構成したので、端子ピ
ン6の導線絡げ部6aが絶縁板7、8の端子カバー7
e、8eに覆われることから、端子ピン6に作用する外
力によって導線5が断線する事態の発生を未然に防止す
ることが出来るのは勿論のこと、端子カバー7e、8e
が絶縁板7、8に一体に設けられているため、組立コス
トの上昇や生産性の低下を招くことがなく、更に、ボビ
ン2の端子ピン埋設部2b、2cをフラットに形成でき
ることから、ボビン2の生産性の低下や基板実装時にお
ける半田カス等の付着を伴なうこともない。
【図1】本発明による巻線部品の一実施例を示す図であ
り、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図
である。
り、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図
である。
【図2】図1に示す巻線部品を構成するボビンの底面図
である。
である。
【図3】図1に示す巻線部品を構成する絶縁板の斜視図
である。
である。
【図4】本発明による巻線部品の別の実施例を構成する
絶縁板の斜視図である。
絶縁板の斜視図である。
【図5】従来の巻線部品のボビンの一例を示す底面図で
ある。
ある。
1……巻線部品 2……ボビン 2a……巻線筒部 2b、2c……端子ピン埋設部 3、4……Eコア 5……導線 6……端子ピン 6a……導線絡げ部 6b……半田付け部 7、8……絶縁板 7e、8e……端子カバー
Claims (2)
- 【請求項1】 ボビン(2)の巻線筒部(2a)の外周
に導線(5)を巻回し、 該ボビンの巻線筒部の内部にその両側の開口部からそれ
ぞれEコア(3、4)の中脚を挿通し、 これらEコアと前記ボビンの各端子ピン埋設部(2b、
2c)との間にそれぞれ絶縁板(7、8)を挿設し、 前記ボビンの端子ピン埋設部に、略J字形に形成された
複数個の端子ピン(6)をその両端の導線絡げ部(6
a)及び半田付け部(6b)が突出する形で埋設し、 前記導線の両端部をそれぞれ前記各端子ピンの導線絡げ
部に絡げて導通させた巻線部品(1)において、 前記絶縁板に端子カバー(7e、8e)を前記端子ピン
の導線絡げ部のみを覆う形で一体に形設したことを特徴
とする巻線部品。 - 【請求項2】 ボビン(2)の巻線筒部(2a)の外周
に導線(5)を巻回し、 該ボビンの巻線筒部の内部にその両側の開口部からそれ
ぞれEコア(3、4)の中脚を挿通し、 これらEコアと前記ボビンの各端子ピン埋設部(2b、
2c)との間にそれぞれ絶縁板(7、8)を挿設し、 前記ボビンの端子ピン埋設部に、略I字形に形成された
複数個の端子ピン(6)をその一端が突出する形で埋設
し、 前記導線の両端部をそれぞれ前記各端子ピンの根元の導
線絡げ部(6a)に絡げて導通させた巻線部品(1)に
おいて、 前記絶縁板に端子カバー(7e、8e)を前記端子ピン
の導線絡げ部のみを覆う形で一体に形設したことを特徴
とする巻線部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7030409A JPH08227818A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 巻線部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7030409A JPH08227818A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 巻線部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08227818A true JPH08227818A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12303155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7030409A Pending JPH08227818A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 巻線部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08227818A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6008712A (en) * | 1998-04-14 | 1999-12-28 | Tamura Corporation | Small sized transformer with cover |
JP2008205109A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Minebea Co Ltd | インバータトランス |
JP2010073802A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Fdk Corp | 巻線部品 |
JP2021045254A (ja) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | 富士フイルム株式会社 | コイルアセンブリおよびコイルユニット |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP7030409A patent/JPH08227818A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6008712A (en) * | 1998-04-14 | 1999-12-28 | Tamura Corporation | Small sized transformer with cover |
JP2008205109A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Minebea Co Ltd | インバータトランス |
JP2010073802A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Fdk Corp | 巻線部品 |
JP2021045254A (ja) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | 富士フイルム株式会社 | コイルアセンブリおよびコイルユニット |
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