JPH0525291B2 - - Google Patents

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JPH0525291B2
JPH0525291B2 JP62020154A JP2015487A JPH0525291B2 JP H0525291 B2 JPH0525291 B2 JP H0525291B2 JP 62020154 A JP62020154 A JP 62020154A JP 2015487 A JP2015487 A JP 2015487A JP H0525291 B2 JPH0525291 B2 JP H0525291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating
diffraction grating
spectrometer
diffraction
light
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62020154A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63187125A (ja
Inventor
Masahito Koike
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2015487A priority Critical patent/JPS63187125A/ja
Publication of JPS63187125A publication Critical patent/JPS63187125A/ja
Publication of JPH0525291B2 publication Critical patent/JPH0525291B2/ja
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は場所によつてブレーズ角が異なる平面
回折格子と一個の結像用凹面鏡とよりなる分光器
に関する。
ロ 従来の技術 本発明の一実施例を示す第1図を借りて説明す
ると、第1図に示すような平面回折格子Gと一個
の結像用凹面鏡Mとよりなる分光器は構造が簡単
であり、ダブルモノクロメータの第1分光器に適
したものである。この型の分光器で広い波長範囲
にわたつて高い回折効率を得るため、回折格子の
ブレーズ角が場所によつて異る回折格子を格子面
から離れたC点を中心に回動させ、回折格子を円
周に沿わせて移動するようにして、格子の入射光
に対する傾きを変えて波長走査を行うと共に、回
折格子上の光の入射領域を移動させて、どの波長
でもブレーズ回折光が得られるようにしたものが
提案されている。第3図に示す回折格子断面にお
いて格子面の垂線Nと格子溝面gの法線nとのな
す角がブレーズ角で、入射光と回折光とが格子溝
面に対して鏡面反射の関係にあるとき、その回折
光に光のエネルギーが集中する。このような回折
光をブレーズ回折光と呼び、ブレーズ回折光を利
用すると大へん明るい分光器が得られるが、入射
光と回折光との開き角第1図のKが一定である場
合、ブレーズ光の波長は開き角Kと格子定数とブ
レーズ角とによつて決まる一つだけであり、従つ
てブレーズ角が一定の回折格子では広い波長範囲
にわたつて高い回折効率を有する分光器を作るこ
とはできない。このため回折格子の溝と直交する
方向の一端から他端に向つてブレーズ角が変化し
ている回折格子を用い、波長走査と連動させて格
子面上で光の入射領域を移動させ、広い波長範囲
でブレーズ回折光が得られるようにしたものが提
案されているのである。
ハ 発明が解決しようとする問題点 所で第1図に示したような光学素子配置の分光
器では結像鏡Mが軸外し状態で用いられているた
め、出射スリツトS2上の入射スリツトS1の像
はコマ収差、非点収差が大きく、ブレーズ回折を
利用して効率を高めるようにしても、回折光の相
当部分が出口スリツトS2によつてカツトされて
しまい充分な明るさが得られないと云う問題があ
る。本発明は第1図に示す構成の分光器において
結像鏡Mの収差を補正しようとするものである。
ニ 問題点解決のための手段 第1図に示すような一つの平面回折格子Gと一
つの結像用鏡Mよりなり、上記回折格子が場所に
よつてブレーズ角が異なり、格子面から離れたC
点を中心に回転するようになつている分光器にお
いて、上記回折格子の格子パターンを、格子面中
央法線の一方の側において、互いにコヒーレント
な2つの点光源の光を格子面に投射したときの干
渉パターンに相当する格子パターンとした。こゝ
でγはδの約4倍、δは約10°程度が適当である。
なおこゝで回折格子の格子パターンをホログラフ
イの光源配置で規定しているが、これはホログラ
フイによらなければいけないと云うことではな
く、同じ格子ピツチ配分で機械切りによつて格子
パターンを形成してもよいことは云うまでもな
い。
ホ 作用 本発明によればブレーズ角が異つていることに
より、広い範囲にわたつて高い回折効率が得られ
ると共に、格子ピツチが一定の関係で変化してい
ることによつて、結像鏡の収差が補正されている
ので、分解能も高まり、明るさも一層向上できる
ものである。
ヘ 実施例 第1図は本発明分光器の各部配置を示す。S1
は入射スリツト、Mは結像用凹面鏡、Gが平面鏡
回折格子で記述のようにブレーズ角が右端から左
端にかけて次第に小さくなつている。Cは回折格
子Gの回転中心で、回折格子GはCを回転中心と
する腕(不図示)上に固定されている。回折格子
Gは波長走査において、C点を中心とする円周に
沿つて移動し、図でlは全波長範囲に相当するこ
の移動に伴う、入射光束光軸の格子面との交点の
格子面上の移動距離を示し、Lは上記移動中にお
ける格子面の入射光束光軸方向の最大移動量であ
る。Lは小さい方が望ましく、そのためには回折
格子の回転半径即ち図のρが大なる程小さくなる
が、分光波長範囲をカバーするための回折格子回
転角が決まつているのでρを大きくすると回折格
子Gの回折格子Gの格子と直交する方向の長さを
大きくしなければならない。格子面の入射光束光
軸上の基準位置の前後等量にLが振分けられるよ
うにすることで、光軸方向の格子面の移動の影響
を半分にすることができる。
第2図は本発明の回折格子Gのホログラフイに
よる記録光学系で、1が回折格子基板、2,3が
記録光源点で、夫々は同一レーザ(図外)から発
射されたレーザビームを2分割して収束させるこ
とにより形成されている。記録光源2,3から発
射される球面波が回折格子基板面上で作る干渉パ
ターンを記録し、格子溝の以後の行程での作成の
マスクとして利用する。本発明による回折格子は
第3図に示すように位置ごとに異るブレーズ角θB
を持たせることが必要であるが、これは例えば日
本特許1046763号に示されているがごときのイオ
ンビーム加工法を用いて形成することが可能であ
る。
上記回折格子制作の詳細を述べると、記録光源
として、波長441.6nmのレーザ光を用い、露光系
の配置は第2図において rC=185.98 rD=193.32 γ=45.9° δ=10.9° である。また分光系は第1図において凹面鏡Mと
して曲率半径100の球面鏡を用いるとして r=71.5 r′=80.4 D=54.5 ρ=19.6 α=17.5°(入射光軸と格子面法線とのなす角) K=35.0° δ=3.0° となる。この条件は第1図でα=6.6°の位置を回
折格子の中心0としたものであり、この点では
1200本/mmの溝本数となつており、300nmの光
が出口スリツトから出射する。波長範囲は約200
〜900nmであり、長波長になると点線で描いた
位置に回折格子がくる。この波長範囲で主光線の
当たる位置が約10mmの回折格子面上で移動する。
ト 効果 第4図は本発明回折格子と通常の等間隔回折格
子とを第1図の実施例分光器で使い比較べたとき
の出射スリツト上の収差比較を示す。この図で上
三つが等間隔格子、下三つが本発明回折格子で、
各三つは左から300nm、500nm、800nm、の3
種の波長の光に対するもので、本発明において収
差補正の効果が顕著であることが分かる。
本発明分光器は上述したように結像特性が優れ
ており、従つて簡単な構造の割に分解能が良く、
収差が少ないから回折光の出射スリツト通過効率
が高く、広い波長範囲にわたつてブレーズ回折が
行われていることと相まつて大へん明るい分光器
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例分光器の平面図、第
2図は本発明一実施例における回折格子の格子パ
ターンをホログラフイで形成する場合の回折格
子、光源の配置を示す平面図、第3図は上記回折
格子の格子断面拡大図、第4図は本発明と従来例
の性能を比較するグラフである。 G……回折格子、M……結像用鏡、S1……入
射スリツト、S2……出射スリツト、C……回折
格子の回転中心。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一つの平面回折格子と一つの結像用鏡とより
    なり、上記回折格子が場所によつてブレーズ角が
    異り、格子面から離れた位置に波長走査のための
    回転中心を有する分光器において、上記回折格子
    のパターンを、 格子面中央法線の一方の側において、 互いにコヒーレントな二つの点光源の光を上記
    格子面に照射したときの干渉パターンに相当する
    パターン としたことを特徴とする分光器。
JP2015487A 1987-01-30 1987-01-30 分光器 Granted JPS63187125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015487A JPS63187125A (ja) 1987-01-30 1987-01-30 分光器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015487A JPS63187125A (ja) 1987-01-30 1987-01-30 分光器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63187125A JPS63187125A (ja) 1988-08-02
JPH0525291B2 true JPH0525291B2 (ja) 1993-04-12

Family

ID=12019236

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JP2015487A Granted JPS63187125A (ja) 1987-01-30 1987-01-30 分光器

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5113067A (en) * 1989-02-15 1992-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus having a blazed diffraction grating

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414254A (en) * 1977-07-02 1979-02-02 Nippon Bunko Kogyo Kk Wide range spectrometer
JPS54128749A (en) * 1978-03-29 1979-10-05 Nippon Chemical Ind Plane diffraction grating
JPS59196429A (ja) * 1983-03-02 1984-11-07 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン サインバ−機構

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63187125A (ja) 1988-08-02

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