JPH09500217A - ホログラフィ記録及びスキャニングシステム及び方法 - Google Patents

ホログラフィ記録及びスキャニングシステム及び方法

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JPH09500217A
JPH09500217A JP4507318A JP50731892A JPH09500217A JP H09500217 A JPH09500217 A JP H09500217A JP 4507318 A JP4507318 A JP 4507318A JP 50731892 A JP50731892 A JP 50731892A JP H09500217 A JPH09500217 A JP H09500217A
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light
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JP4507318A
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バートン, アール. クレイ,
デイビッド, エム. ロウ,
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ホログラフィックス, インコーポレイテッド
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/106Scanning systems having diffraction gratings as scanning elements, e.g. holographic scanners

Abstract

(57)【要約】 顕著なザイデル収差が発生しない記録用幾何学的形状を利用する構成を有するシステムを提供する。この記録用幾何学的形状により、感光性表面(11)上にパターンが記録され、その際にスキャニングディスク(11a)上にホログラムが形成される。記録された物体の再生は、スキャニングディスク(11a)を実質的に単色の光(13)に露光させることにより行うことが可能である。スキャニングディスク(11a)上のホログラムは、再生ビームを指向させるのみならず、それをフォーカスさせる。曲がり及び直線性を補正し、且つ焦点面の平坦性を最適化させるために再生期間中に光学要素(95)を使用することが可能である。再生においては、色収差消去、即ちレーザー周波数におけるモードホップ及びドリフトによるビーム配置の補正も関与する。再生では、プレスキャンホログラム(108)及びポストスキャンホログラム(101)の両方を有しているポストスキャンホログラム(101)の記録は、垂直面及び水平面において異なったコリメート特性を有する複数個のレンズ(11,12)で達成される。更に、スキャニングディスク(183)を種々の透明な物質上に複製即ち模倣させることの可能な方法も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 ホログラフィ記録及び スキャニングシステム及び方法発明の背景 技術分野 本発明は、ホログラフィ記録及びスキャナシステムに関するものであって、更 に詳細には、少なくとも従来技術のホログラフィスキャニングシステムと同程度 に正確であり且つより廉価なホログラフィスキャナに関するものである。従来技術 米国特許第4,753,503号は、回転ホログラフィディスク上の回折格子 を介してビームを通過させる前に適切なビーム形状を与えるべく条件づけされた レーザービームを使用するレーザースキャニングシステムを開示している。ミラ ー及び同様の光学系が、情報を記録するために回転ドラム上の直線に沿ってレー ザービームをスキャンさせることを可能としている。上掲した米国特許のシステ ムは、ソリッドステートレーザーダイオード11を使用すると共に、ダイオード 11からの出力光を集光し且つ コリメートさせるための集光レンズ12を使用している。次いで、そのように処 理されたレーザービームが、感光性表面上に情報を格納するために使用される回 転回折ビームを発生させるために複数個の回折格子が形成されている回転ディス クからなるホログラフィスキャナによって偏向される。上掲した米国特許のシス テムは、記録用ドラムの感光性表面上にスキャンラインを発生するために使用す るために処理したビームが適宜の特性を有することを確保するために、該レーザ ーダイオードにより発生されたビームを処理するための光学系を使用している。 この光学系はスキャニングシステムに対してコストを増加させている。 単色光源用の光ビーム及びホログラフィスキャニングディスクを使用するその 他のレーザースキャニングシステムは、例えば、米国特許第3,721,486 号、第3,750,189号、第3,951,509号、第4,094,576 号に開示されている。更に、Ih著「補助リフレクタを使用したホログラフィレ ーザービームスキャナ(Holographic Laser Beam Sc anners Utilizing an Auxiliary Reflec tor)」、アプライド・オプティックス(Vol.16、No.8)、197 7年8 月、2137頁の文献、及びPole et al.著「ホログラフィ光偏向( Holographic Light Deflection)」、アプライド ・オプティックス(Vol.17、No.20)、1978年10月15日、3 294頁の文献は、単色光源を使用したホログラフィスキャニングシステムに関 するものである。 従来技術の多くのホログラフィスキャニングシステムは、ディスクの揺動に起 因するホログラフィディスク上のスキャニングビームの入射角度における変動及 び単色光の周波数における変動の関数として位置が変化するスキャンラインを発 生する。更に、ある場合においては、単色光源は真に単色性のものはなく、スキ ャンラインの位置において付加的な不確実性を発生している。発明の要約 本発明によれば、従来技術の欠点を解消するホログラフィ記録・スキャニング システムが提供される。本発明のホログラフィスキャニングシステムは、従来技 術のスキャナにおいて従来必要とされていたある種の光学コンポーネントを取除 いており、その際にシステムのコストを著しく低下させている。更に、本発明の ホログラフィスキャニングシステムは、従 来のシステムと比較して、単色光源の周波数における変動及びディスクの揺動に 対して実質的に影響を受けることが少なくなっている。 本発明は、著しいザイデル収差を発生することのない記録用幾何学的形状を使 用する構成を提供している。この記録用幾何学的形状は、第一点光源単色物体ビ ーム及び該物体ビーム光源とコヒーラント即ち可干渉性の第二点光源を有してい る。これらの物体ビーム及び参照ビームは干渉して感光性表面上に記録されるパ ターンを発生し、その際にそれからスキャニングディスク上のホログラムを形成 するパターンを形成する。該物体の再生は、同一の周波数又は異なった周波数で 任意の市販されているレーザーダイオードによって発生される点光源からの実質 的に単色の光にスキャニングディスクを露呈させることによって行なわれる。こ のことはホログラムを記録するために使用したものと異なった波長、即ち低コス トレーザーダイオードについて典型的な700−1000nmの範囲において再 生を行なうことを可能としている。この再生においては1個又は2個のホログラ ム表面を使用すことが可能である。スキャニングディスク上のホログラムは、再 生ビームを指向させるのみならず、それをフォーカス即ち合焦させる。更に、再 生ビームは、全ての回折光が1つの ファーストオーダーとなることを確保するためにスキャニングディスクに対して 充分に大きな角度にある。 本発明によれば、スキャニングディスクの各等しい回転角度インクリメント( 増分)に対してほぼ等しい光路長インクリメント(増分)を形成する湾曲ミラー を使用することが可能である。このミラーは、スキャンラインの曲がり即ち曲率 を補正し且つ直線性を確保する。この湾曲ミラーは更に、焦点面の平坦性を最適 化させる。ディスクワブル即ちディスクの揺動は、スキャニングディスクへの再 生ビームの入射角度を回折角度と等価であることを確保することにより最小とさ れる。 本発明は、レーザー周波数におけるモードホッピング又はドリフトに起因する ビーム位置の補正乃至は色収差消去のための構成を与えている。この構成は、イ ンスキャン変化(即ち、スキャンラインに沿っての焦点における変化)及びクロ ススキャン変化(即ちラインスキャンに対して垂直な焦点における変化)の両方 を補正する。 ビーム波長における変化の関数としてのビーム位置のインスキャン補正は2つ の方法で行なうことが可能である。1つの方法においては、プレスキャンホログ ラムを使用して、その空間周波数が、スキャ ニングディスク上の正しい位置へビームを移動させるのに必要な量の角度方向の 分散を与えることである。第二の方法は、スキャニングディスクの半径に沿って システムアパーチャ(即ち、スキャニングディスク上に入射する光スポット)を 移動させるための分散要素としてプリズムを使用するものであり、それに付随す る波長変化によってインスキャン補正を行なうものである。 クロススキャン補正は、ポストスキャンホログラム(即ち、スキャニングディ スクの後の光路内に配置したホログラム)によって行なわれる。この補正は、焦 点面近くにホログラムを配置させるものであり、それが無収差ビーム、即ち近似 的な点画像を形成することの不可能なビームを形成する。無非点収差を補正する ために3つの方法がある。 第一の方法においては、非点収差を有する光学要素をスキャニングディスク近 傍に配置させて、ポストスキャンホログラムによって形成される無非点収差を実 質的にキャンセルする。第二の方法では、非点収差ビームを射出する半径方法に 対称的なレーザーコリメータを使用するものである。この場合にも、この非点収 差ビームが、ポストスキャンホログラムによって発生される無非点収差を補正す る。三番目の方法は、典型的なレーザーダイオードにおける生 来の非点収差の程度と共にコリメートレンズにおいて特定されている非点収差の 程度を調節するものであって、それによりポストスキャンホログラムによって形 成される無非点収差を実質的にキャンセルするものである。 本発明の別の実施例においては、プレスキャンホログラムを除去し且つポスト スキャンホログラムを焦点面へより近くに移動させる。この実施例においては、 ポストスキャンホログラムによって形成される無非点収差は、プレスキャンホロ グラムと同一の機能を達成するポストスキャンホログラムの前に配置された光学 要素によって補正される。システムアパーチャの位置を調節し、アパーチャマス クがビーム断面の形状を制御する。 ポストスキャンホログラムの記録は、垂直面及び水平面において異なったコリ メート特性を有する複数個のレンズによって行なわれる。 更に、本発明によれば、スキャニングディスクを種々の透明物質上に複製する ことの可能な方法が提供される。 従って、本発明は、市場性のあるホログラフィ光学システムとすることを可能 とする構成を提供している。本発明システムは、他のシステムと比較して著しい コストの節約を与えている。何故ならば、そ れは廉価なレーザーダイオードを使用しており且つ従来のシステムにおいて一般 的に使用されている高価な光学レンズをビームをフォーカスし且つ補正するホロ グラフィ表面で置換させているからである。 本発明を添付の図面を参照して以下により詳細に説明する。図面の簡単な説明 図1a及び1bは従来のホログラム記録方法を示した概略図であって、この場 合は記録済のホログラムを垂直の入射角度でコリメートされた光源へ露呈させる ことにより再生を行なっている。 図2a及び2bは本発明の2つの実施例を示した概略図であって、この場合は 再生ビームとして点光源から発生する球面状の光波を使用している。 図3は点光源及びコヒーラントな事実上の点光源を使用して物体の再生を行な うことを可能とする記録幾何学的形状の一例を示した概略図である。 図4aは偏向器ホログラム記録用幾何学形状により発生される再生ビームにお ける曲がりを示した概略図である。 図4bはスキャンラインにおける曲がりを補正するために湾曲ミラーを挿入し た状態を示した概略図である。 図4cは曲がりを取除くために使用される詳細な幾何学的形状を示した概略図 である。 図5aは曲がり補正、直線及び平坦なフィールドを得るための構成を示した概 略図である。 図5bは最大曲がり光補正を得るための構成及び式を示した概略図である。 図6はワブル(揺動)角度範囲に対する回折角度の分布を示した概略図である 。 図7aは直列した同一の空間周波数の2個のホログラムによって回折された光 線を示した概略図である。 図7bはクロススキャン色収差エラーを減少させるために第二のホログラムが 光をフォーカスさせる構成の2個のホログラムにより回折される光線を示した概 略図である。 図8aはインスキャンドット配置エラーを発生する不規則的なスキャンライン を示した概略図である。 図8bはインスキャン補正器がない状態のスキャナシステムの一部を示した概 略平面図である。 図8cはインスキャン補正器が存在する状態のスキャナシステムの一部を示し た概略平面図である。 図8dはスキャニングディスク上のファセットを示した概略平面図である。 図9は焦点面近くにホログラムを配置させること によりクロススキャンエラーの補正を行なう本発明の一実施例を示した概略図で ある。 図10はインスキャン補正ホログラムを設けた本発明の別の実施例を示した概 略図である。 図11aはクロススキャン補正器又は光学要素が存在しない状態での光ビーム を焦点面上へフォーカスさせた状態を示した概略図である。 図11bはクロススキャン補正器の光ビームに与える影響を示した概略図であ る。 図11cは焦点面を変化させるクロススキャン補正器を有する光学要素の影響 を示した概略図である。 図12aはポストスキャンホログラムを記録するための形態、即ちクロスキャ ン補正器を示した概略図である。 図12bは図12aの参照経路の側面を示した概略図である。 図13は図12aの物体経路の側面を示した概略図である。 図14は本発明の具体的実施例の側面を示した概略図である。 図15は本発明の具体的実施例の平面を示した概略図である。 図16は図15に示したタイプの300DPI(ドット/インチ)モジュール に対する曲がり及び直線 性を含んだ仕様及び偏向エラーを示した説明図である。 図17は6個のファセットを具備するスキャニングディスクの具体的実施例を 示した概略図である。発明の詳細な説明 従来技術では、スキャニングディスク上のホログラムの収差機能とほぼ同一の 形状であるが反対の曲率の波面収差を発生するプレスキャンホログラムを利用し ている。その目的は、球面収差(平行な光が球面状のミラーへ入射する場合の像 の歪)、コマ収差(レンズ軸をはずれて位置した物点の画像のコメット状の様相 )、非点収差(軸からずれた物体から異なった面へ入射する光線の焦点長さにお ける差)を包含するザイデル収差をキャンセルすることである。ザイデル収差に ついては、F. Jenkins及びH. White著「光学の基礎(Fun damentels of Optics)」、151−171、1976年の 参考書に詳細に説明されている。然しながら、完全にキャンセルさせることは非 常に困難である。従って、キャンセルされずに残存するある収差が存在し、その 量は、プレスキャンホログラム自身における正確な波面形状及びX,Y,Z及び 夫々の軸に関する回転における完全な整合状 態を得ることに依存している。 収差補正の1つの手段は、著しい収差が発生することのない記録用幾何学的形 状を利用するシステムである。このシステムは、精密な収差を有する波面の整合 及び曲率のマッチングに関連するコストを回避している。波長λ1(例えば、4 41.6nm)で記録を行ない且つ収差を発生することなしにλ2(780nm )で読出すシステムにおいて使用される原理についてはClay著「光学的ホロ グラフィのハンドブック(Handbook of Optical Holo graphy)」、441−444、1979年の参考書に記載されている。記 録用のパラメータは、所望の読出し幾何学的形状及び記録と読出しとの間の波長 シフトを考慮することから計算される。 図1aにおいては、記録用幾何学的形状が、物体ビーム12aとして単色光の 第一点光源12を有すると共に、参照ビーム10aとしての単色光の第二点光源 10を有しており、第一及び第二光源は、ホログラム面11に垂直な直線上に位 置している。本発明の一実施例においては、シップレイマイクロポジット140 0−37から構成される感光性表面を使用している。その他の同等のホトレジス トを使用することも可能である。物体ビーム12a及び参照ビーム10aは干渉 縞、即ち明部と暗部とが交互に 存在する領域を形成し、それは感光性物質からなる層の上であって、その表面が ホログラム面11である表面に記録される。露光を行なった後に、感光性表面を 従来の現像プロセスを使用して現像し、回折格子を形成する感光性物質からなる 厚い領域と薄い領域とを形成する。従って、任意の位置に残存される感光性物質 の量は露光の関数である。図1bに示される如く、このスキャニングディスク1 1a上のホログラムは、物体を再生させるためには、ディスクに対して垂直な入 射角度で入射されるコリメートされた単色光ビーム13によって照射させる。 詳細な解析によれば、焦点面14上の焦点長さFのホログラフィ光学要素がλ2 において所望され且つλ2=:λ1である場合には、図1aの記録用幾何学的形 状における距離A及びBは次式の同時解によって決定される。 1/A−1/B=1/:F 1/A3−1/B3=1/:F3 尚、Aは参照点光源10とホログラム面11との間の垂直距離であり、Bは点物 体12からホログラム面11への距離である。 上述した如くに記録されたホログラムは1オクターブを超える周波数シフトに わたってのザイデル収差のない画像を再生していた。回折によって、11× 11要素からなる検知器アレイをカバーする11×11ドットのアレイからなる 物体で、全体的な寸法が6.5×6.5nmの物体に対する操作に制限されてい る。この点に関しては、上掲したClay著の参考書443頁を参照すると良い 。然しながら、ここでは1個のドットのみが再生される。 然しながら、入力ビーム13を垂直な入射状態で配置させることによりホログ ラム11aが読出される場合には、±ファーストオーダーに対する最大の理論的 回折効率(即ち、任意の特定のオーダーへの回折光ビームの強度を入力光ビーム の強度で割算したもの)は約32%であり、且つゼロオーダーは32%を発生す る。約20度から45度の出力角度へΨの場合には、このことは望ましい効率で はない。従って、約90%の回折効率を達成するために、ほぼすべての回折光が 1つのファーストオーダーとなる形態に対する必要性が存在している。 本発明によれば、図2a及び図2bに示した如く、読出しビームはもはやコリ メートされたビームではない。その代わりに、p1及びp2が等しい共役状態、即 ちp1及びp2がホログラフ面から等距離にあるように、p1から発生する球面波 21が存在している。 図2aにおいては、記録媒体は基板20の両側に配置されており、その場合に 同一のホログラムH1 及びH2が両側において記録される。読出しを行なう場合には、ビームはこれら 2つのホログラム表面の間の空間、即ち基板20内においてコリメートされる。 然しながら、1つのホログラム面のみを使用することがより好適である。一方 のホログラム表面H3のみの場合には、焦点長さF′は、図1bに示したものの 半分でなければならず、且つ主要な入射角度θは主要な回折角度ψと等しくなけ ればならない。このことは、平均縞周波数が2倍となり且つ直角項が適宜スケー ルされることを意味している。図2bはこの条件に適ったレイアウトを示してい る。 入力ビーム21は直角な入射状態ではなく、基本的な全ての光が一つのファー ストオーダーへ回折されることを確保するのに充分に大きな角度において入射さ れるので一層高い回折効率が達成される。この効果を確保するためには2つの条 件が充足されねばならない。 (1)入力ビーム21及び出力ビーム22は20度と60度との間の範囲内の角 度から構成されるものでなければならず、且つ (2)h/d比は、反射型ホログラムの場合には約0.36であり且つ透過型ホ ログラムの場合には約1.44でなければならない。 尚、n=1.6であると仮定し、nはポリカーボネートに対する屈折率であり( 従って、nは使用する物質に依存して変化する)、hは後に定義する如く溝高さ であり、且つdは後に定義する如く格子定数である。 本発明によれば、透過型グレーチング(格子)が使用される。透過型格子は、 その中に多数のフリンジ即ち縞を有する回折格子である。これらの縞の深さは溝 高さである。2つの溝の中間点の間の距離が格子定数である。 従って、ホログラフィ座標変換によって前述したことから記録用の幾何学的形 状が派生され、その結果図3に示したレイアウウトが得られ、それはスキャニン グディスクHを記録するためのホログラフィ表面と単色ビームの相対的な位置を 示している。図3は、更に、物体ビームの点光源31と参照ビームの点光源30 とがホログラム面Hに対して垂直な直線上に位置させることは必要ではないこと を示している。 然しながら、読取時において、この構成は完全に曲げが存在するものではない スキャンラインを発生する。従って、図4a及び図4bに示した如く、湾曲ミラ ー40が付加されている。この湾曲ミラー40は1つの具体例においては、断面 方向においてはパ ワー即ち度を有することのない円筒状の湾曲ミラーである。従って、断面方向に おける必要なパワーを与えるためにはその他のシステムコンポーネントを調節す ることが必要である。好適実施例では二次元の湾曲偏球面ミラーを有している。 このミラーの湾曲は次式における頂点曲率Cについて解くことによって決定され る。 尚、Kは円錐定数であり、Yはゾーン高さ、即ち光が入射するレンズ上の半径で あり、且つZsagは該ミラーの円弧の矢である。尚、この点に関しては、図5a 及び5bを参照すると良い。その位置及び曲率は、本システムをほぼテレセント リックなものとしており、即ち、スキャンビームの軸はどこでも焦点面に対して 垂直なものとなっている。スキャンラインの曲率は、ミラー40上へのビーム4 1の入射角度によって影響され、そのことはシステムのテレセントリックな特性 に著しい影響を与えることなしに、焦点面43においての曲がり42を調節する ことを可能としている。この調節によって、曲がりが4マイクロメータμmに過 ぎない場合に216mm(8.5インチ)のライン長に対して非常に直線的なラ イ ンを発生する(即ち、216,000に対する4部即ち0.00185%)。 図4cを参照して、次の実施例について検討する。平面状の三角形状の扇型の 光A−O″−O′をその頂点をミラー40の中心に対する法線上であって且つミ ラーの頂点即ちミラーのもっとも曲率の大きな点から半径Rの半分の距離に位置 させて配置させる。尚、点Aは図4bには図示していないスキャニングディスク 上に位置されている。点Aは、更に、扇形状の光の頂点がどこに配置されるかを 表わしている。その扇形状の光はインターセプト距離EE″の幅を持った平行な 平面シート状の光として反射され、即ち半径Rのミラーが扇形状の光をコリメー トし、その場合にその扇形はスキャニングされるビームの境界であり、且つ偏向 中心はAである。このことは垂直に入射する場合に発生する。然しながら、扇形 状の光がゼロ以外の角度で入射する場合には、反射されるシート状の光はもはや 1つの面内に存在するものではなく曲がりを発生する。この曲がりの深さ(円弧 の矢、即ち円弧の中間点からその弦の中間点への距離)は入射角度及びミラーの 半径の関数である。この曲がりの方向は入射方向に依存する。 扇形状の入射光が曲がっている場合には、ゼロ以外のある入射角度において、 ミラーの角度を調節す ることによって反射されたシート状の光を平面状とさせることが可能である。 図4b及び図4cに示した如く、湾曲ミラー40(それはほぼ球面状)は、角 度方向を調節して入射角度を変化させ、曲がったラインを補正させることが可能 である。ミラーの曲率を小さくすると、補正を行なうためには入射角のずれが増 加せねばならない。然しながら、光スポットが等しい時間間隔で焦点面上を等し い長さ間隔で移動するために、以下に詳細に説明する如く、特定の効率について 説明する。 図4bにおいて、スキャニングディスク45へ接続されているロータ44が一 定の角速度で回転し、従ってスキャニングディスク45は時間に関して等しいイ ンクリメント即ち増分でビーム41を偏向させる。然しながら、図5aを参照す ると、この場合には、時間に関して異なる長さのインクリメントでラインがスキ ャニングされ、その場合にΔθ1から開始されΔX1がラインセグメントの長さで ある。次いで、Δθ2によって発生されるラインセグメントΔX2はそれよりも長 さが僅かに長い。従って、ΔXn=AEtanθηの関係が成立し、AEは偏向 中心Aから焦点面Eへの距離である。 所望の効果はΔX=kθであり、この場合にkは定数である。f−θレンズの 目標は、このような態 様で動作を行うことであるが、その効果は不完全なものである。汎用対物レンズ の構成とf−θレンズとの間の顕著な差異は、x=f tanθであるようにス キャンラインを直線化させるためにf−θレンズに対して負の歪成分を設計者が 付加させることである。尚、xはスキャンラインに沿っての距離であり、fは焦 点距離であり、θはフィールド角度である。然しながら、f−θレンズによって 発生される歪曲線は、システムに対して必要とされるエラー曲線と完全に適合す るものではない。特に、f−θレンズは振幅を変化させることが可能であるが、 曲線の形状に正確にマッチングすることは不可能である。図5a及び図5bに示 した如く、球状ミラーセグメントDは、より正確に所望の曲線を形成する。更に 、球状ミラーDはf−θレンズよりもかなり安価である。 球の半径がその中心を点Bにおいて軸上に位置させており且つラインセグメン トAG=2R(尚、Rはミラーの半径であり、従ってミラーの焦点はスキャニン グディスク(不図示)の回転中心と一致している)である場合には、反射光線5 0は、各等しい角度インクリメント(即ち、Δθ1,Δθ2,等)に対しほぼ等し い光路長インクリメント(即ち、ΔX1,ΔX2,等)を形成するように焦点面F Bと交差する。 この補正は小さな視野に対して有効である。より完全な補正とし且つより広いフ ィールド角度とするためには、非球面状の表面が使用される。 最大の曲がり補正は、図5bに示した形態及び関係を使用して行われる。図5 bに示した構成の場合には、ミラーDの曲線は円錐定数2.65を使用して定義 されている。従って、0.005%の直線性からのそれが得られている。このミ ラーを使用することの別の利点は、システムの焦点面FBが、他の方法によって 得られるものよりも著しく平坦であるということである。 書込みが行われる実際の表面、即ち焦点面FBは、ドラム上の直線的なライン 要素であるか、又は、ある場合には、平坦な表面を有する光受容体である。何れ の場合においても、湾曲ミラーDがフィールドの端部近くにおいてフォーカスし たスポットを拡大する傾向のあるf−θレンズの問題を取除いている。従って、 湾曲ミラーは曲がり及び直線性を補正し平坦なフィールドを発生する。 本発明の一実施例においては、スキャニングディスクを最小のそれの角度で位 置させており、回転ディスクの揺動により発生されるドット位置エラーを取除い ている。このことは、入射角θが回折角度Ψと等しいことを必要とする。任意の 時刻における揺 動角度βは入力をθ±βへ変化させ、且つそれに対する出力を図6にプロットし て示してある。 従って、sin(θ±β)+sin(Ψ±β)=λνの関係が成立し、尚νは ホログラムの空間周波数である。 図6は特定したシャフト揺動が1.0度の場合を示しており、出力角度は平均 偏向が30度の場合0.0004度だけシフトする。従って、スキャンライン上 のドット位置エラーは、焦点距離(焦点長さ)が480mmであるシステムの場 合4ミクロン変化する。この実施例において使用した空間周波数は1282.0 5サイクル/mmである。 回折格子は空間周波数に対して直接的に比例する波長分散を有している。(即 ち、1/dであり、尚dは縞の間の距離である)。従って、与えられた入力波長 に対して特定した量だけビームを偏向させるために使用されるホログラムはその 波長においてのみ偏向を行う。波長が変化すると、偏向を変化させ、ビーム位置 エラーを発生する。 図7aは同一の空間周波数の連続した2個のホログラムH1及びH2によって回 折される光線70を示している。実線はλ1に対する経路を表わしている。波長 がλ2(尚、λ2=λ1±Δλ)へ増加すると、回折角度はΨ1からΨ2へ増加し、 且つ破線はλ2 によって取られる経路を表わしている。又、Ψ1=θ1+δ及びΨ2=θ3が成立す る。θ2=Ψ3であるので、ホログラムH2によって回折されると、Ψ3=Ψ2とな る。従って、より長い波長λ2はより大きな角度Ψ2で回折され、その結果焦点面 74へ入射する平行な光線75,76が発生する。従って、ホログラムH1及び H2が同じ分散性である場合には、これら二つの光線は同一の角度であるが僅か に変位されて表われる。 H3が、図7bにおける如く、光線71をフォーカスするホログラムファセッ トである場合には、変位された光線72及び73はシステムの焦点面74におい て収束する。従って、スキャニングディスクと直列な付加的なホログラム乃至は 回折格子は、クロマチックエラー即ち色エラーをキャンセルする(然しながら、 それは一つの子午線、即ち入射面を包含するものにおいてのみである)。従って 、クロススキャンクロマチック(色)エラーの減少のみが達成される。 焦点面ドット位置エラーはクロススキャン方向に制限されているわけではない 。例えば、図8a及び8bに示される如く、スキャンラインW2の長さは、λ1に 対するものよりもλ2の場合に一層大きく、スキャンラインW1の場合には、λ2 >λ1である。従 って、インスキャンドット位置エラーに対する補正のためには別の手段が設けら れなければならない。 クロススキャン補正における当該技術分野における現在の技術水準は欧州特許 出願EP0214018A2に開示されており、その場合には、プレスキャンホ ログラムが使用されており、偏向器ホログラム上に入射する波面において収差を 発生させるために導入される縞構造内における歪を有している。偏向器ホログラ ムは波長シフト収差が存在しないように設計されるものではない。従って、それ は、球面収差及びコマ収差を減少するためのその他の手段を使用せねばならない 。このホログラムは偏向器によって発生されるものと等しく且つ反対の量だけ波 面に歪を発生し、従って、クロススキャン方向においてのみ読取り色エラーの制 限された補正及びザイデル補正を達成する。フリンジ(縞)フィールドが歪を有 するものでない場合には、プレスキャンホログラムはインスキャンエラーに対し 補正を与えることが可能である。然しながら、縞フィールドは通常歪を有してい るので、インスキャンエラーを補正するための能力は妥協される。ナル(零)を 得るために、x,y,z及びΘ(その垂直軸回りのホログラムの回転)において の偏向器に対する精密なアライメントが必要とされる。 本発明によれば、図8aはプレスキャンホログラム80(以後、インスキャン 補正器と呼称する)を示しており、それは分散角度差を減少させるのではなく増 加させるべく配向された平面上の一定周波数のリニアグレーチング即ち直線格子 である。インスキャン補正器80がスキャニングディスク81と平行でない場合 に分散角度の増加が発生する。この配向状態については以下に詳細に説明する。 従って、インスキャン補正器は、実際には、クロススキャン補正を悪化させる。 このインスキャン補正器80は、再生された物体の境界においてより大きな倍率 を発生するスキャニングディスクの歪(即ち、ピンクッション歪)を利用する態 様で動作する。従って、実効的システムアパーチャ、即ちインスキャン補正器に よって回折される光源からの光ビームによって発生されるスキャニングディスク 上の光スポットが変化する波長によってスキャニングディスク81の中心へ向っ て移動する場合には、スキャニングディスク81上に入射する入射角度変化がス キャンラインの長さを最小とさせる。同様に、実効的システムアパーチャがイン スキャン補正器80の周辺部へ向けて移動する場合には、スキャンラインは長く される。然しながら、この運動は曲がりを増加させる(尚、曲がりは別の問題と して処理され且つ前述したパラ グラフに記載した如くに処理される)。 上述した如く、インスキャン補正器80はスキャニングディスク81上にシス テムのアパーチャを位置決めする手段を与える。従って、光源81、即ちレーザ 又はコリメータレンズからスキャニングディスクへの角度は波長の関数として変 化する。例えばλ2等のより長い波長は、より大きな角度に亘り、従ってスキャ ニングディスク81の中心へ向ってビームを回折させる。図8a乃至8cはこれ らの効果を示している。図8dに示した如く、所望の補正がファセットA上のス キャニングディスクの半径Rに沿っての半径rに対するものである場合には、次 式が得られる。 r=ltanδ1 尚、βはインスキャンコレクタからスキャニングディスク81上のファセットA への距離である。当該技術分野において次式は公知である。 ν1=(sinΨ+sinυ)/λ 尚、Ψは入射角であり、υは回折角であり、且つν1はホログラムの空間周波数 である。従って、角度δ1は次式を適用することによって得られる。 sinΨ1+sinυ1=λ1νi sinΨ2+sinυ2=λ2νi 尚、λ2は補正が行われる波長であり、且つνiはイ ンスキャン補正器の空間周波数である。この場合には、υ2−υ1=δ1である。 従って、インスキャンエラーに対する補正は、ディスク上の正しい位置へビー ムを移動させその際に一定のライン長を達成するために必要な量の角度分散を発 生させる空間周波数を持ったインスキャン補正器を与えることにより達成される 。例えば、インスキャン補正器が、図14における本発明の具体的実施例におい て見られる如く、スキャニングディスクから30mmである場合には、入力及び 出力角度は31.5°であり、その際に1339.7サイクル/mmに等しい空 間周波数を発生する。 別の実施例ではディスクの半径に沿ってシステムアパーチャを移動させその結 果波長を変化させるために、インスキャン補正器ではなく分散要素としてプリズ ム(不図示)を使用する。然しながら、プリズムを使用することは、正確さが劣 る。何故ならば、プリズムの分散は波長の関数であり、従ってビーム変位は非線 形的だからである。非常に小さな波長変化の場合には、プリズム補正の非直線性 は問題ではない。 一方、インスキャン補正器上の回折格子は一定の分散を有しており、且つビー ム変位は線形的である。更に、インスキャン補正器はプリズムよりもコスト が安い。従って、柔軟性及びコストの両面から、本発明のほとんどの実施例では ホログラフィインスキャン補正器を有している。 クロススキャンエラーは、図9及び図10に夫々示した如く、焦点面近くにポ ストスキャンホログラム91及び101(以後、クロススキャン補正器と呼称す る)を配置させることにより補正することも可能である。これらのクロススキャ ン補正器は、クロススキャンにおいてパワーを有しているが、インスキャン子午 線においてはパワーを有していない。それらの効果は、スキャンラインに平行な ゼロのパワー軸を有する円筒と類似している。クロススキャン補正器91又は1 01は、ビームを回折させる分散性コンポーネントを有している。クロススキャ ン補正器は、このコンポーネントを付加した結果として、光を焦点面上に垂直の 入射角度で入射させるべく位置決めされている(図9及び10の夫々における9 2又は102)。 この分散性コンポーネントの結果として、ビームは無非点収差性であり、即ち クロススキャン子午線に対する焦点面はインスキャン子午線の焦点面とは一致し ない。このことを補正するために、三つの別々の解決方法が可能である。 第一に、光学要素95又は105を、夫々図9及 び図10における如く、スキャニングディスクの近傍に配置させることが可能で ある。図11cが示す如く、この光学要素115は、正の円筒パワーを有してお り、それはクロススキャン補正器111によって形成された無非点収差を補正す る非点収差を導入する。円筒において必要とされる量のパワーは、短軸と比較し た楕円形スポットの長軸の寸法及び次式に基づく焦点面への円筒からの距離によ って決定される。 1/f1+1/f2=1/f 尚、f1は光学要素前のシステムにおける無非点収差コンポーネントの焦点距離 であり、f2は光学要素の焦点距離であり、且つfはf1及びf2の結合したもの の焦点距離である。この円筒パワー及びクロススキャン補正器のパワーの和は、 クロススキャン及びインスキャン子午線の二つの焦点面FP1及びFP2を一致さ せる。 別の実施例では、スキャニングディスク近傍に付加された光学要素を取除いて おり、且つ、その代わりに、半径方向に対称的なレーザコリメータを使用してい る。注意すべきことであるが、図9及び図10におけるコリメータ94及び10 4は、通常は、円形的に対称的なものではなく、このクラスのレーザダイオード からのラジエーションパターンを受け付 けるための円筒コンポーネントを有している。このラジエーションパターンは、 一つの子午線においては約20度の角度によって特性付けられ、且つ他方の子午 線においては約30度の角度によって特性付けられ、その結果楕円型のビーム断 面が得られる。光学システムは、一般的には、円形断面の入力ビームを有するも のでなければならないので、この楕円形を円形へ変換する手段が必要である。通 常、この変換手段は、コリメータ内に配置した円筒状のコンポーネントか又はそ の中に装着した一対のプリズムの何れかを有している。然しながら本発明では、 補正していないビーム、即ち補正していないコリメータから表われる無非点収差 ビームを利用することが可能である。レーザビームは常に非点収差的であるので 、このことは利点となり、レーザは、楕円型の出現するビーム断面がクロススキ ャン補正器によって発生されるものを実質的に減少させるために必要な非点収差 を与える方向に配向状態とされるように装着されている。特に、レーザは、出現 する楕円がその長軸が溝の方向に沿ったものであるように同調されている。 三番目の実施例においては、非点収差の程度は、クロススキャン補正器によっ て発生されるものをキャンセルするように調節することが可能である。こ の調節は、レーザにおける生来の非点収差の程度と共に、コリメータレンズにお いて特定されている非点収差補正の程度が関与する。このことは、異なった量の 非点収差を有する異なったタイプのレーザを本システムが使用することを可能と するので望ましいことである。 本発明の別の構成においては、図9に示した如く、インスキャン補正器を除去 し、且つクロススキャン補正器91を焦点面92へより近接した位置へ移動させ る。前述した如く、クロススキャン補正器は、インスキャン子午線においてはゼ ロのパワーで且つクロススキャン子午線においては強いパワー(例えば、30ジ オプトール)の円筒レンズと類似した態様で動作する。クロススキャン補正器を 焦点面92から約21mmの位置又はそれより小さな位置へ配置させることによ り、クロススキャンエラーが除去され、且つ直交する方向ではなく垂直方向にお いてドット寸法が減少される。前述した如く円筒95を使用するか及び、又は開 口数即ちNAをクロススキャン子午線においてより小さなものとするようにアパ ーチャマスク96でシステムアパーチャ形状を調節することによって円筒95を 使用することにより非点収差を導入することによって補正することが可能である 。アパーチャマスクは、業界において一般 的な任意の不透明又は比較的不透明な物質から製造することが可能である。 システムは回折が制限されているので、アパーチャを減少させるとより大きな 垂直スポット寸法が得られる。クロススキャン補正器91は偏向器アパーチャ、 即ちアパーチャマスク96のアパーチャを焦点面92上に結像させる。この構成 は、ある程度のインスキャンエラーを許容することの可能な適用場面において使 用することが可能であるが、例えばインスキャンエラーが通常1/4乃至1/2 ドットのオーダで特定される900乃至1200dpi(ドット数/インチ)を 必要とするような非常に高解像度システムにおいて使用することはできない。 クロススキャン補正冊を記録するための形態を図12aに示してある。HeC dレーザ(不図示)が波長λ=441.6mmで光ビームを射出する。ビームス プリッタがこの光ビームを二つのビームへ分割する。一方のビームは参照ビーム 121となる。2番目のビームは物体ビーム123となる。参照ビーム121は 顕微鏡対物レンズLRによって拡大されてレンズL1へ送られる。次いで、参照ビ ーム121はレンズL1及びL2によって垂直面及び水平面の両方においてコリメ ートされる。このようにして光が保存される。図12bは参照ビームの側面図を 示して いる。レンズL1及びL2の幅及び高さは記録されるべきホログラム122の寸法 によって決定される。 図13に示した如く、物体ビーム123はレンズL3及びL4を有する経路内に あり、該レンズは水平面内においてコリメートされたビームを発生するが、レン ズL4のみが垂直面内においてコリメートされたビームを発生する。レンズL5は コリメートされた光をホログラムから距離ZRにあるライン状焦点に向ってフォ ーカスさせる。距離ZRの後に、ビームは水平面内において拡大するが、垂直面 内においてはコリメートされたままである。ホログラム122上で発生されたフ リンジ即ち縞パターンは、水平面内において、フレネル分布、即ち中間部におけ るよりも端部のフリンジ即ち縞において空間周波数が一層高い分布を有しており 、且つ垂直方向においては直線状のフリンジ即ち縞を有している。所望の分布を 得るための式は当業者にとって公知である。ZNはレンズL3の焦点距離である。 ZsはレンズL4の焦点距離であり、且つZTはレンズL5の焦点距離である。 これらの距離はレンズL1の厚さに対して調節されねばならない。フレネル分 布を有するホログラムは以前にも製造されていたが、それをクロススキャン補正 器として使用することは全く新規なことである。本発明実施例では二つの特性を 有するクロススキャ ン補正器を必要としている。その一つは、それが一つの子午線において光をフォ ーカス即ち合焦させるものでなければならず、それと直交する子午線においてフ ォーカスするものであってはならない。二つ目として、それはクロススキャンエ ラーに対する補正を行うために特定の分散を有するものでなければならない。ガ ラスの円筒は第一の特性を充足することが可能であるが第二の特性を充足するも のではない。ガラスの円筒が使用される場合には、正しい分散を与えるために付 加的なプリズムが必要とされる。従って、これらの高価なガラスからなる二つの 要素は、フレネル分布を持った廉価な一つのホログラムで置換されている。 偏向前ホログラムは平面状の一定周波数グレーチング即ち格子であるので、そ れを記録する場合には通常のスタンダードな手順が使用される。 図9及び10はこれらの補正器を示した完全なシステムのレイアウトを示して いる。その分散パワーに加えて、スキャニングディスク93又は103によって 位置決めされている光学要素95又は105は、更に、インスキャン方向ではな くクロススキャン子午線においてフォーカシングのパワーを有している。光学要 素95又は105は、その分散パワーがシステム分散エラーを減算させるように 配向され ている。図10は異なる波長の関数としての主要な光線P1,P2,P3を示して いる。 光学要素111が存在しない場合には、図11aに示した如く、焦点面はFP1 に位置される。FP1は補正されていないシステムの特性である。光学要素11 1が挿入されると、二番目の焦点面がFP2に表われる。光学要素111は正の 円筒パワーを有しており、且つ焦点面FP1から距離C1の位置に挿入される。本 発明の一実施例では光学要素として円筒を使用する。円筒111のパワーはFP2 の位置に光線を収束させるが、それはパワー子午線においてのみである。円筒 のゼロのパワーにおける光線は依然としてFP1の位置に収束する。 円形状にフォーカスされたスポットが所望される場合には、これらの焦点面F P1及びFP2を一致させねばならない。FP1とFP2との間の距離は、円筒11 1の焦点距離fcyとほぼ等しい。従って、f≒l1−l2である。実際の距離は、 シリンダ前のシステムの元のパワーによって多少修正されるが、この元のパワー はfcyと比較して無視可能なものであり、従ってこれら二つの面の分離に影響を 与えるものではない。電子的に向上された分解能を使用されるレーザプリンタシ ステムにおける適用の場合には、楕円形のスポットが必要とされる。楕円形のス ポットの 場合には、長軸が垂直方向であり且つライン間隔よりも僅かに大きく、複数本の 黒い水平線が書込まれる場合に白紙がすけて見えることがないことを確保してい る。 長軸の寸法は、ドット幅よりも小さな幅の垂直線を書くことが可能であるよう に、水平方向のドット間隔よりも小さくされている。より幅の大きいラインはよ り長い「オン時間」を必要とし、それはソフトウエアの機能である。 図14及び15は、本発明を具体化した実際のスキャニングシステムを示して いる。図14において、インデックスガイド型レーザダイオード140が5mW のパワーを出力し且つ約780nmの波長の光を出力し、その光はコリメート用 レンズ141によってコリメートされる。このコリメータレンズは焦点距離が9 mmであり、且つ開口数が0.25である。このコリメートされたビームは僅か に焦点がずらされて平面状ではなく湾曲した波面を発生する。このことは、有限 距離仮想点光源に対する要求を充足するために行われる。次いで、この再生ビー ムはインスキャン補正器146によって回折されて回転スキャニングディスク1 42を介して通過する。この実施例においては、インスキャン補正器の空間周波 数は既に1339.7サイクル/mmと等しいように 決定されている。回転ディスク142は光ビームを回折すると共にフォーカスさ せる。この光ビームは一連のミラーM1,M2,M3によって反射され、これらの ミラーはスキャニングシステムを可及的に小型化させることに貢献している。ミ ラーM1,M2,M3は全て平面状の平坦なミラーである。ミラーM3から反射した 後に、光ビームは湾曲ミラー143で反射される。湾曲ミラー143はクロスス キャン補正器144へ向って645mmの頂点半径を有している。図12a,1 2b,12cを再度参照すると、クロススキャン補正器は以下のパラメータで記 録が行われている。LRは40×の顕微鏡対物レンズでありその焦点距離は4m mである。参照経路と物体経路とにより形成される角度φは27.2度である。 L0は40×の顕微鏡対物レンズであり、その焦点距離は4mmである。L3は焦 点距離が15.24mmのレンズであり、一方L4は焦点距離が500mmのレ ンズである。レンズL3からレンズL4へのビームの寸法は7.62mmである。 L5は焦点距離が80mmのレンズである。図13に示される如く、ZTは80m mであり、且つZRは272mmである。レンズL4とL5との間の距離は本発明 に影響を与えるものではない。何故ならば、そのビームは両方の面に対して平行 だからである。Zpは、図12bに示した如く、 500mmである。L1は焦点距離が50mmのレンズであり、一方L2は焦点距 離が500mmのレンズである。前述したパラメータを使用すると、中心におい て空間周波数が1035サイクル/mmを有するホログラムが形成される。この クロススキャン補正器はビームを焦点面145上へ回折させる。図14及び15 に示した全ての距離は単位がmmである。図16は300DPIモジュールに対 する仕様及び曲がりと直線性を包含する偏向エラーをリストしている。 本発明によれば、ホログラムをプラスチック状に複製することが可能であり、 そのことはスキャニングシステムのコストを更に低下させている。ホログラムは 、コンパクトディスクの基板と同等の直径及び厚さで薄い透明なプラスチック状 に複製させることが可能である。コンパクトディスクの寸法は満足の行くもので あるが、コンパクトディスクは可能性のある多くの実現例の一つを表わすもので あり、例えばディスクはフロッピーディスクのように薄いものとさせることが可 能である。直径は5インチに制限されるものではなく、適用場面に従って適宜の 寸法とさせることが可能であり、例えば直径が1インチから10インチの寸法と させることが可能である。ディスクの厚さは適用場面に適合すべく変化させる ことが可能である。更に、基板物質は、事実上任意の透明物質とすることが可能 であり、例えばガラス、プラスチック等を使用することが可能である。 ホログラムを複製するプロセスは以下のステップを有している。 (a)ホトレジストを平坦なガラスの円形基板上にスピンコーティングさせる 。この場合のコーティングの厚さは2乃至4μmである。このコーティングはリ ップル又はその他の変形を有するものであってはならない。本発明の一実施例で は感光性物質としてシプレイ社のマイクロポジット1400−37を使用する。 その他の同等の感光性物質を使用することも可能である。 (b)このようにしてコーティングしたディスクをホトレジスト製造業者の指 示に従ってベーキングを行う。 (c)次いで、ホログラフィ記録テーブル上に位置されている回転テーブル上 にこのディスクを装着する。 (d)記録されるべきファセットの形状及び寸法を持ったマスク内のアパーチ ャを介してのもの以外、レーザ光からディスクをシールドするためにマスクを配 置させる。図17は、6個のファセットを具備するスキャニングディスクの一実 施例を示している。 図18に示したスキャニングディスク183は外径が120mmである。スキャ ニングディスク183上の6個のファセットA乃至Fはホログラムトラック用の 外側エッジ182を有している。この外側エッジはスキャニングディスク上で1 13mmの直径を有している。ホログラムトラック用の内側トラック181は5 5mmの直径を有している。ホログラムトラックの内側エッジ181から外側エ ッジ182へ延在する6個の半径方向部材180は、ホログラムファセットA乃 至Fの間の境界を確立している。これら6個のファセットは寸法が等しいので、 その結果二つの境界180によって形成される角度は60°である。典型的なフ リンジ(縞)パターン184の一例がファセットFに示されている。 (e)一つのファセットの露光は図3の記録用幾何学的形状を使用して行われ る。 (f)次いで、次の露光されるファセットが先行するものに当接する精密な角 度に亘って回転テーブルを回転させる。これらのステップは、全てのファセット が記録されるまで繰返し行われる。 (g)ディスクを取外して現像ステーションへ移動させシップレイ社の606 現像器又はその他の同等の装置において所定時間の間(約30秒)現像を行い、 その結果ヘリウム・ネオンレーザによる現像 期間中に前述した如く正確な深さを有する溝構造が得られる。次いで、そのディ スクを蒸留水で約5秒間リンスし、且つスタンダードな乾燥窒素でブラスティン グして乾燥させる。 (h)次いで、そのディスクを検査し且つ蓄音機用のディスクをスタンピング するために通常使用されるプロセスによって電着を行う。約0.01インチのニ ッケルが付着される。 (i)溶媒中に浸漬することによりガラス基板からニッケルが剥離される。本 発明の一実施例では溶媒としてアセトン(試薬等級)を使用する。厚さの変化と して現像したホログラム上に存在していた変調はニッケル表面上に表われる。そ の結果得られるディスクはスタンピング用のマスターである。 (j)C−Dプレスから成形されたポリカーボネート又はPMMAディスクを 、約35μmの厚さに片側接着テープのようにポリカーボネートに結合するUV 高分子化可能透明性プラスチック乾燥フィルムでコーティングする。 (k)次いで、このコーティングしたディスクをスタンピング用のプレスに配 置させ、該プレスはスタンピングマスターをソフトなプラスチックに対して押圧 させる。この時点において、ディスクを約10秒の間紫外線を有するスタンダー ドなアークランプ で照射させ、高分子化によってそれを硬化させる。 (l)プレスを開放し且つディスクを取出す。このようにして完成したスキャ ニングディスクは、ホログラフィスキャニングシステムにおいて使用することが 可能である。 従来技術の複製は、直接的に基板物質内にエンボス処理することにより行われ ていた。例えば、R.Bartolini et al.著「エンボスしたホロ グラム動画(Embossed Holograms Motion Pict ures)」、アプライドオプティックス(Vol.9,P.2283)、19 70年の文献を参照すると良い。本発明によれば、エンボス処理のステップkの 前に基板をコーティングするステップjが存在し、その場合にUV高分子化可能 な透明プラスチックでコーティングを行っている。 このコーティングは従来技術と比較して二つの重要な利点を有している。第一 に、このコーティングはポリカーボネート基板とほぼ同一の屈折率を有しており 、そのことは反射による光損失を防止している。第二に、このコーティングは非 常に深い溝(即ち、h/d=1.45)の凹所内に入込むが、スタンパから容易 に解放させることが可能である。適切なUV高分子化可能透明プラスチックの一 例はE. I.デュポンデネムールアンドカンパニー、ウイルミントンのバーリーヒルプー ラザ、デルウエア州19898によって開発されており、それはデュポン社のド ライホトポリマフィルム#2として入手することが可能である。本発明の好適実 施例ではこの特定のプラスチックを使用している。 本発明システムは以下の利点を含む幾つかの利点を提供している。 (1)本スキャナは周辺部回りに複数個のホログラフィ要素(即ち、一実施例 においてはファセット)からなるアレイを具備する回転ホログラフィディスクを 使用しており、それは入射レーザビームを精密な直線状に偏向させるだけでなく 該ビームを小さなスポットへフォーカスさせる。この構成はビームを処理し且つ フォーカスさせるための従来の補正用の光学系及びレンズを設けることの必要性 を取除いている。 (2)本スキャナは厳密に単色でない光源、即ち非常に廉価な半導体レーザを 使用することを可能としている。この種類のレーザは温度によって波長がドリフ トするという特性を有している。波長における変化は「モードホップ」と呼ばれ る不規則なステップとして発生する。この種類のレーザを使用することの能力は 、例えばHe−Ne,He−Cd,ア ルゴンイオンネオジウムレーザ等のより高価な単色レーザを使用することの必要 性を取除いており、これらの全てのレーザではホログラフィ又は従来のプリンタ において使用する場合に必要な内部的変調を与えることは不可能である。これら の場合には高価な外部的な変調器を使用することが必要である。 (3)本スキャナは、オフィス用のレーザプリンタ適用に適した従来のどのよ うなシステムにおけるものと同等であるか又はそれより高い精度で一定速度のス キャニングを与える。 (4)本ホログラフィスキャナシステムでは、ラインに亘って一定な寸法のス キャニングスポットを発生し、その形状はアパーチャマスクを使用することによ って円形状から楕円形状へ調節させることが可能である。楕円形状のスポットは 分解能を向上させた適用場面において望ましいものである。システムアパーチャ マスクを使用することによりスポットの形状を変化させることが可能である。 (5)本ホログラフィスキャナは平坦なフィールドを有している。 (6)インスキャン方向及びクロススキャン方向の両方において完全に色収差 を除去したホログラフィスキャナが提供され、それは現在市販されている最も廉 価な半導体レーザの全ての起こりうる波長ド リフト及びモードホップインターバルに対して補正されている。 (7)当該技術分野において今日市販されているどのようなシステムよりも低 コストのレーザスキャナシステムが提供される。 (8)読出しにおいて使用するものと異なった波長でホログラムを記録するこ とにより発生するザイデル型の収差を消去するために収差補正要素を使用するこ となしに本質的に回折を制限した高解像度のホログラフィスキャナシステムが提 供される。 (9)検知可能なディスクのワブル即ち揺動エラーを有することのないホログ ラフィスキャナシステムが提供される。 (10)(a)曲がり補正、(b)平坦なフィールド、(c)直線性を同時的 に達成することの可能な湾曲ミラーを使用するホログラフィスキャナシステムが 提供される。 (11)事実上任意の透明な物質上に複製されたスキャニングディスクを使用 することの可能なホログラフィスキャナシステムが提供される。 以上、本発明の具体的実施の態様について詳細に説明したが、本発明は、これ ら具体例にのみ限定されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱するこ となしに種々の変形が可能であることは勿論 である。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ディスク(183)を種々の透明な物質上に複製即ち模 倣させることの可能な方法も提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.焦点面上に画像を形成するシステムにおいて、 光ビームを射出する手段、 前記光ビームを前記焦点面上へ偏向させ且つフォーカスさせるように前記射出 手段と相対的に配置されたホログラム、 前記焦点面上の前記光ビームのクロススキャンエラーを補正する手段、 前記焦点面上の前記光ビームのインスキャンエラーを補正する手段、 を有することを特徴とするシステム。 2.特許請求の範囲第1項において、前記射出手段がレーザダイオードであ ることを特徴とするシステム。 3.特許請求の範囲第2項において、前記レーザダイオードが前記ホログラ ムが実質的に全ての前記光ビームを一つのファーストオーダーへ回折することを 可能とするように位置決めした点光源を近似することを特徴とするシステム。 4.特許請求の範囲第1項において、前記ホログラム、ホログラフィプロセ スにより現像されたものであることを特徴とするシステム。 5.特許請求の範囲第1項において、前記光ビー ムが前記ホログラムにより偏向され、その際に前記ホログラムに関しての入力角 度及び前記ホログラムに関しての出力角度を形成していることを特徴とするシス テム。 6.特許請求の範囲第5項において、前記入力角度及び出力角度が等しいこ とを特徴とするシステム。 7.特許請求の範囲第6項において、前記入力角度及び出力角度が約20度 乃至約60度の範囲内にあることを特徴とするシステム。 8.特許請求の範囲第1項において、前記ホログラムが透過型ホログラムで あることを特徴とするシステム。 9.焦点面上に画像を再生するシステムにおいて、 光ビームを射出する手段、 前記光ビームを前記焦点面上へ偏向させ且つフォーカスさせるべく前記射出手 段と動作関係に位置決めされた透過型ホログラム、 を有しており、前記透過型ホログラムが溝高さ及び格子定数を有しており、且つ 前記格子定数に対する前記溝高さの比が約1.44であることを特徴とするシス テム。 10.特許請求の範囲第1項において、前記ホ ログラムが反射型ホログラムであることを特徴とするシステム。 11.焦点面上に像を再生するシステムにおいて、 光ビームを射出する手段、 前記光ビームを前記焦点面上へ偏向させ且つフォーカスすべく前記射出手段と 動作関係に位置決めされた透過型ホログラム、 を有しており、前記透過型ホログラムが溝高さ及び格子定数を有しており、前記 格子定数に対する前記溝高さの比が約0.36であることを特徴とするシステム 。 12.特許請求の範囲第1項において、前記ホログラムが透明物質から構成 されていることを特徴とするシステム。 13.特許請求の範囲第1項において、前記インスキャンエラー補正手段が 前記ホログラムの前に配設したプリズムを有しており、前記プリズムが前記光ビ ームを前記ホログラム上へ回折させることを特徴とするシステム。 14.特許請求の範囲第1項において、前記インスキャン補正手段及び前記 クロススキャン補正手段が、前記射出手段の周波数におけるモードホッピング及 びドリフトのために前記光ビームの位置を補 正することを特徴とするシステム。 15.特許請求の範囲第14項において、更に、曲がりを補正し且つ直線性 及び平坦性を最適化するために前記光ビームを反射する手段が設けられているこ とを特徴とするシステム。 16.特許請求の範囲第15項において、前記反射手段が湾曲ミラーである ことを特徴とするシステム。 17.焦点面上へ像を再生するシステムにおいて、 光ビームを射出する手段、 前記焦点面上へ前記光ビームを偏向させ且つフォーカスすべく前記射出手段と 動作関係に位置決めされたディスクホログラム、 前記射出手段の周波数におけるモードホッピング及びドリフトに関して前記光 ビームの位置を補正するために前記ディスクホログラムと相対的に配置した複数 個のホログラム、 曲がりを補正し且つ直線性及び平坦性を最適化するために前記ディスクホログ ラムと相対的に配置された前記光ビームを反射する手段、 前記射出手段からの前記光ビームをコリメートする手段、 を有しており、前記複数個のホログラムのうちの一 つが前記焦点面近くに位置されていることを特徴とするシステム。 18.特許請求の範囲第17項において、更に、前記ディスクホログラム近 くに位置決めした光学要素が設けられており、前記複数個のホログラムのうちの 前記一つが無非点収差ビームを発生し、且つ前記光学要素が実質的に前記無非点 収差ビームを補正することを特徴とするシステム。 19.特許請求の範囲第18項において、更に、実効的システムアパーチャ を調節するためのアパーチャマスクが設けられていることを特徴とするシステム 。 20.焦点面上に像を再生するシステムにおいて、 光ビームを射出する手段、 前記焦点面上に前記光ビームを偏向させ且つフォーカスさせるために前記射出 手段と動作関係に位置決めされたディスクホログラム、 前記射出手段の周波数におけるモードホッピング及びドリフトに関して前記光 ビームの位置を補正するために前記ディスクホログラムと相対的に配置された複 数個のホログラム、 曲がりを補正し且つ直線性及び平坦性を最適化させるために前記ディスクホロ グラムと相対的に配置 した前記光ビームを反射する手段、 前記射出手段からの前記光ビームをコリメートさせる手段、 を有しており、前記複数個のホログラムのうちの一つが前記ディスクホログラム の前に位置決めされており且つ前記ホログラム上への前記光ビームの所定の角度 分散を与える空間周波数を有していることを特徴とするシステム。 21.特許請求の範囲第20項において、前記複数個のホログラムのうちの 別のホログラムが前記ディスクホログラムの後ろで且つ前記焦点面の前に位置決 めされており、前記光ビームを回折してその際に無非点収差ビームを発生するこ とを特徴とするシステム。 22.特許請求の範囲第21項において、更に、前記無非点収差ビームを補 正するために非点収差ビームを発生するべく前記ディスクホログラム近傍に位置 決めして光学要素が設けられていることを特徴とするシステム。 23.特許請求の範囲第21項において、前記コリメートする手段が半径方 向に対称的なレーザコリメータであって、それが前記無非点収差ビームを実質的 にキャンセルさせることを特徴とするシステム。 24.特許請求の範囲第21項において、前記射出手段が生来の非点収差を 有しており且つ前記コリメート手段が非点収差を有しており、且つ更に前記射出 手段及び前記コリメート手段が結合して実質的に前記無非点収差ビームをキャン セルすることを特徴とするシステム。 25.ビーム配置を補正するためにホログラムを記録するシステムにおいて 、 特定の波長において、光ビームを射出する手段、 参照ビームと物体ビームとの二つの光経路を形成するために前記光ビームを回 折する手段、 前記参照ビームを拡大する手段、 前記参照ビームをコリメートする手段、 前記物体ビームを拡大する手段、 前記参照ビームをコリメートする手段、 感光性表面から所定の距離において前記物体ビームをフォーカスする手段、 を有しており、前記参照ビーム及び前記物体ビームが干渉して前記感光性表面上 に記録される空間周波数勾配において湾曲した縞パターンを発生することを特徴 とするシステム。 26.特許請求の範囲第25項において、前記参照ビームを拡大する手段が 第一顕微鏡対物レンズであり、且つ前記物体ビームを拡大する手段が第二 顕微鏡対物レンズであることを特徴とするシステム。 27.特許請求の範囲第26項において、前記参照ビームをコリメートする 手段が水平面においてコリメートする第一レンズを有しており、且つ垂直面にお いてコリメートする第二レンズを有していることを特徴とするシステム。 28.特許請求の範囲第27項において、前記物体ビームをコリメートする 手段が、水平面において前記物体ビームをコリメートする第三レンズを有すると 共に、垂直面において前記物体ビームをコリメートする第四レンズを有している ことを特徴とするシステム。 29.特許請求の範囲第28項において、前記フォーカス手段が第五レンズ を有していることを特徴とするシステム。 30.スキャンラインと垂直なビーム配置を補正するホログラム記録方法に おいて、 特定の波長で光ビームを射出し、 参照ビームと物体ビームとの二つの光経路を形成するために前記光ビームを回 折し、 前記参照ビーム及び前記物体ビームを拡大し、 水平面及び垂直面において前記参照ビーム及び前記物体ビームをコリメートし 、 感光性表面から所定距離にある焦点ラインへ前記 物体ビームをフォーカスし、 前記参照ビーム及び前記物体ビームが干渉してパターンを発生することを可能 とし、 前記感光性表面上に前記パターンを記録する、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。 31.特許請求の範囲第30項において、前記参照ビームの拡大は、第一顕 微鏡対物レンズで行い、且つ前記物体ビームの拡大は第二顕微鏡対物レンズで行 うことを特徴とする方法。 32.特許請求の範囲第31項において、前記水平面における前記参照ビー ムのコリメートは第一レンズで行い、垂直面における前記参照ビームのコリメー トは第二レンズで行い、水平面における前記物体ビームのコリメートは第三レン ズで行い、垂直面における前記物体ビームのコリメートは第四レンズで行い、且 つ前記物体ビームのフォーカス動作は第五レンズで行うことを特徴とする方法。 33.ホログラフィプロセスにより発生された表面を複製する方法において 、 (a)ガラス基板上にホトレジストを付与し、 (b)前記基板をベーキングし、 (c)前記基板を回転テーブル上に装着し、 (d)前記基板の一部のみを露光させるために前記基板上にマスクを配置し、 (e)前記基板を参照ビーム及び物体ビームへ露光させ、 (f)前記回転テーブルを回転させて前記基板の別の部分を露光させ、 (g)前記基板の全ての部分が露光されるまで上記ステップ(d)乃至(f) を継続して行い、 (h)前記基板を金属で電着し、 (i)前記基板から前記金属を剥離してスタンピング用マスターを形成し、 (j)ポリカーボネート基板をUV高分子化可能透明プラスチックでコーティ ングしてその際にコーティングされた基板を形成し、 (k)前記コーティングした基板をスタンピング用プレス内に配置し、 (l)前記コーティングした基板を前記スタンピング用マスターでスタンピン グし、 (m)前記コーティングした基板を前記スタンピング用プレスから取除き、 (n)前記コーティングした基板を紫外線で照射させる、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。 34.特許請求の範囲第33項において、前記ホトレジストが前記ガラス基 板上にスピンコーティングされることを特徴とする方法。 35.特許請求項の範囲第34項において、前記ホトレジストが約2μm乃 至約4μmの間の厚さにスピンコーティングさせることを特徴とする方法。 36.特許請求の範囲第35項において、前記金属が約0.01インチの厚 さになるまで前記電着を継続して行うことを特徴とする方法。 37.特許請求の範囲第36項において、前記電着に対してニッケルを使用 することを特徴とする方法。 38.特許請求の範囲第37項において、前記基板及び前記スタンピング用 マスターを溶媒内に浸漬させることにより剥離を行うことを特徴とする方法。 39.焦点面上に像を形成する方法において、 点光源から光ビームを射出し、 前記光ビームの実質的に全てを一つのファーストオーダー光ビームへ偏向させ るホログラムに対して所定の角度で前記光ビームの中心軸を位置決めし、 前記光ビームを前記ホログラムを介して通過させることにより前記光ビームを 前記焦点面上にフォーカスさせ、 前記焦点面上の前記光ビームのインスキャンエラーを補正し、 前記インスキャンエラーとは独立的に前記焦点面 上の前記光ビームのクロススキャンエラーを補正する、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。 40.特許請求の範囲第39項において、更に、前記ホログラムでフォーカ スさせる前に前記光ビームをコリメートさせることを特徴とする方法。 41.特許請求項の範囲第40項において、更に、曲がりを補正し且つ直線 性及び平坦性を最適化させるために前記光ビームを反射させることを特徴とする 方法。 42.焦点面上に像を再生する方法において、 点光源から光ビームを射出し、 前記光ビームの実質的に全てを第一ホログラムで一つのファーストオーダーへ 回折させることを可能とする前記第一ホログラムに対して所定の角度で前記光ビ ームの中心軸を位置決めし、 第二ホログラムで前記光ビームを前記焦点面上へ偏向させると共にフォーカス させ、 前記第一ホログラムの前に前記光ビームをコリメートし、 曲がりを補正し且つ直線性及び平坦性を最適化させるために前記光ビームを反 射させ、 前記第二ホログラムによる偏向の後に第三ホログラムで前記光ビームを回折さ せる、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。 43.特許請求の範囲第42項において、前記第一ホログラムによる前記光 ビームの回折によって第一分散が発生し、前記第二ホログラムによる前記偏向及 びフォーカス動作により第二分散が発生し、且つ前記第三ホログラムで前記光ビ ームを回折することにより第三分散が発生し、前記第一、第二、第三分散が結合 して収差を消去したシステムを提供していることを特徴とする方法。 44.特許請求の範囲第42項において、更に、前記第三ホログラムで無非 点収差性の光ビームを形成し、前記無非点収差光ビームを補正するために前記第 一ホログラムの前に光学要素を位置決めさせることを特徴とする方法。 45.特許請求の範囲第44項において、更に、前記第一ホログラムの前に 位置決めしたアパーチャマスクでシステムアパーチャを調節することを特徴とす る方法。 46.特許請求の範囲第43項において、前記第三ホログラムが前記光ビー ムをして前記焦点面上へ垂直方向に入射させることを特徴とする方法。 47.特許請求の範囲第46項において、更に、前記無非点収差光ビームを 補正するために前記第一ホログラムの後に位置決めした光学要素で非点収差 光ビームを形成することを特徴とする方法。 48.特許請求の範囲第46項において、更に、前記第一ホログラムの前に 位置決めした半径方向に対称的なレーザコリメータで非点収差光ビームを形成し 、且つ前記第三ホログラムで前記非点収差光ビームを補正することを特徴とする 方法。
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