JPH05252684A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH05252684A
JPH05252684A JP7905592A JP7905592A JPH05252684A JP H05252684 A JPH05252684 A JP H05252684A JP 7905592 A JP7905592 A JP 7905592A JP 7905592 A JP7905592 A JP 7905592A JP H05252684 A JPH05252684 A JP H05252684A
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JP
Japan
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bearings
stator
bearing
hub
spindle motor
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JP7905592A
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JP3157897B2 (ja
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Toshisuke Miyaji
逸扶 宮地
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ディスクの回転精度を向上し、かつ安定
させたスピンドルモータを提供する。 【構成】 2個のベアリング7,8をステータ6の軸心
方向の一方側に配設する。2個のベアリング7,8の径
寸法を相違させて、ベアリング7,8の共振点を相違さ
せ、共振を防止すると共に非周期的振動を良くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピンドルモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数のベアリングをステータの軸心方向
の一方側に配設したいわゆるトップベアリングタイプの
スピンドルモータにおいて、従来、同じ種類(同一径寸
法)の2個のベアリングを使用して、ハブを回転自在に
枢着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同一径寸法の
2個のベアリングを用いると、ベアリングの固有振動数
が一致するために、共振を生じる虞があり、その共振に
伴って、大きな振動・騒音を生じたり、ハブの外周に装
着された記録ディスクの読み書き時に、オフトラック等
の誤動作が発生する問題があった。
【0004】また、ハブにディスククランプ用ネジ孔の
スペースが必要なため、ハブを小さくすることができ
ず、モータの小型化が制限される問題もあった。
【0005】そこで、本発明は従来のこのような問題点
を解決するスピンドルモータを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、2個のベアリングがステータの軸心方向の一方側に
配設されたスピンドルモータにおいて、この2個のベア
リングの径寸法を相違させたものである。
【0007】
【作用】2個のベアリングの径寸法を相違させてあるの
で、ベアリングの共振点が一致しない。これにより、ベ
アリングの共振を防止できる。また、非周期性振動を良
くすることができる。
【0008】また、2個のベアリングのうち上方側ベア
リングの径寸法を縮小させることによって、上方側ベア
リングを内嵌するハブの上方側の径方向厚みを厚くし、
ディスククランプ用ネジ孔のスペースを確保できる。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
【0010】本発明を示す図1は、いわゆるトップベア
リングタイプのスピンドルモータの一実施例であり、1
はブラケットであって、このブラケット1中央には固定
のシャフト2が立設される。
【0011】シャフト2は、大径軸部3,中間軸部4及
び小径軸部5を有し、大径軸部3から小径軸部5に向か
って複数の段付部にて、順次所定外径寸法に縮径する。
【0012】シャフト2の大径軸部3には、ステータコ
アとステータコイルとからなるステータ6が固着され
る。
【0013】ステータ6の軸心方向の一方側───図例
では上側───には、2個のベアリング7,8が配設さ
れており、このベアリング7,8を介して、シャフト2
に回転自在にハブ9が枢着される。中間軸部4にはベア
リング8が、小径軸部5には他のベアリング7が、配設
されている。
【0014】2個のベアリング7,8の径寸法は相違さ
せてあり、例えば、ベアリング7は内径寸法(A1)4
mm,外径寸法(B1)9mmに、ベアリング8は内径寸法
(A2)5mm,外径寸法(B2)11mmに設定される。
【0015】このように、同図の上方側のベアリング7
の径寸法を下方側のベアリング8の径寸法よりも小さく
設定することによって、ハブ9のディスク挿入端部10─
──同図上方の押え部材18が取付けられる側の端部──
─の径方向厚みを大きくできる。
【0016】このディスク挿入端部10には、複数のネジ
孔11…が、所定周方向ピッチで軸心方向に形成される。
12はベアリング7,8内のグリース等の流出防止用の磁
性流体シール装置である。
【0017】また、ハブ9の凹部13の内周面には円環状
のヨーク14が固着され、さらに、ヨーク14の内周面には
環状のロータマグネット15が固着され、ステータ6の外
周面とロータマグネット15の内周面は微小間隔をもって
対面する。
【0018】16は磁気等により情報を記録する記録ディ
スクで、平行な2枚の記録ディスク16,16間にリング状
スペーサ17を介装して、ハブ9の外周面に取付けられ
る。
【0019】さらに、記録ディスク16,16及びスペーサ
17は、ハブ9の一端に冠着された押え部材18の外周壁端
面19と、ハブ9の外周段付面21とで挟持され、ハブ9に
確実に固定される。
【0020】押え部材18の平板円環部20には、上記ネジ
孔11…に対応させて複数の皿孔が形成されており、この
皿孔を介してビス22…をネジ孔11…に螺着して、記録デ
ィスク16,16及びスペーサ17を上述の如く固定する。
【0021】このとき、一方の記録ディスク16aはベア
リング7と同一高さに配設され、他方の記録ディスク16
bはベアリング8と同一高さに配設される。
【0022】即ち、ベアリング7の各球の中心を結ぶと
共に軸心Rと直交する平面C上に、記録ディスク16aの
厚さの中央平面が在り、かつ、ベアリング8の各球の中
心を結ぶと共に軸心Rと直交する平面D上に、記録ディ
スク16bの厚さの中央平面が在るように、設定する。
【0023】上述の如く構成されたスピンドルモータ
は、ステータ6に電流を流すことによって、ハブ9と記
録ディスク16,16が一体に所定方向に回転する。
【0024】このとき、記録ディスク16aとベアリング
7、及び、記録ディスク16bとベアリング8は、上述の
如く同一高さに配設されているので、同一高さでない位
置に配設した場合よりも、ベアリングの球が受けるモー
メントが小さくなる。
【0025】これにより、記録ディスク16a,16bを確
実に支持でき、かつ、記録ディスク16a,16bの回転が
安定して、回転軸心の倒れを防止できる。従って、記録
ディスク16a,16bの読み書き時に、オフトラック等の
誤動作が発生するのを防止できる。
【0026】また、2個のベアリング7,8の径寸法を
相違させて(つまり、2個のベアリング7,8の固有振
動数を相違させて)あるので共振点が一致せず、ベアリ
ング7,8の共振による過大な共振振幅を防止できる。
また、非周期性振動を良くすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0028】ベアリング7,8の共振を防止でき、非周
期性振動が良好となる。従って、記録ディスク16…の回
転精度が向上しかつ安定し、記録ディスク16…の読み書
き時に発生するオフトラック等の誤動作を防止できる。
【0029】ハブ9のディスク挿入端部10側にディスク
押え部材取付用ビスのネジ孔11…のスペースを確保で
き、ハブ9を小さくすることが可能となるので、スピン
ドルモータの一層の小型化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す拡大正面断面図であ
る。
【符号の説明】
6 ステータ 7 ベアリング 8 ベアリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のベアリング7,8がステータ6の
    軸心方向の一方側に配設されたスピンドルモータにおい
    て、この2個のベアリング7,8の径寸法を相違させた
    ことを特徴とするスピンドルモータ。
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