JPH05251913A - 誘電体共振器の固定構造 - Google Patents

誘電体共振器の固定構造

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JPH05251913A
JPH05251913A JP8328292A JP8328292A JPH05251913A JP H05251913 A JPH05251913 A JP H05251913A JP 8328292 A JP8328292 A JP 8328292A JP 8328292 A JP8328292 A JP 8328292A JP H05251913 A JPH05251913 A JP H05251913A
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JP
Japan
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dielectric resonator
substrate
electrode film
dielectric
ground conductor
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Pending
Application number
JP8328292A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Kinoshita
文昭 木下
Jun Inoue
純 井上
Masato Oki
真人 仰木
Yukio Mori
幸雄 盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 平坦部を有しそこに電極膜が形成されている
誘電体共振器を基板に固定する際に当該誘電体共振器の
位置決めが容易な誘電体共振器の固定構造を提供する。 【構成】 基板2に、誘電体共振器1をその電極膜15
側を下にして、かつその相対向する平面部11、12を
貫く軸線がストリップライン21と交差するようにして
嵌めることができる貫通穴23を設けている。そして基
板2のこの貫通穴23の部分に、誘電体共振器1を上記
のように嵌めて、その電極膜15と基板2の裏面のアー
ス導体22とを半田付け等で接合して、誘電体共振器1
を基板2に固定すると共に、電極膜15とアース導体2
2とを電気的に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TE01δモードで共
振する誘電体共振器を、ストリップラインを有する基板
に同ストリップラインと磁気的に結合するように取り付
けて共振回路等を構成する場合の誘電体共振器の固定構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】TE01δモードで共振する誘電体共振器
をマイクロ波信号の進行方向に沿って半分に切断し、そ
の切断面に電極膜を形成したものを電極膜側を上にして
基板上に取り付けた誘電体共振器の固定構造が同一出願
人によって先に提案されている(特開平3−21710
5号公報参照)。
【0003】それを図5および図6を参照して説明する
と、誘電体共振器1はTE01δモードで共振するもので
あって、この例では半円柱状をしている。即ち、この誘
電体共振器1は、二つの相対向する平面部11、12お
よびそれらを結ぶ外周部13を有しており、その外周部
13の一部に相対向する平面部11、12を貫く軸線方
向(マイクロ波信号の進行方向)に沿って平坦部14が
形成されており、かつこの平坦部14に電極膜15が形
成されている。
【0004】基板2は誘電体から成り、その表面にスト
リップライン21が、裏面にアース導体22がそれぞれ
形成されている。
【0005】そして上記のような誘電体共振器1を、そ
の電極膜15側を上にして、かつその相対向する平面部
11、12を貫く軸線がストリップライン21と交差
(図示例は直交)するようにして、基板2上のストリッ
プライン21の近傍に接着剤等で固定している。このよ
うにすれば、誘電体共振器1の平面部11、12を貫く
軸線方向に磁界が形成されてその磁束Fがストリップラ
イン21と鎖交するので、誘電体共振器1とストリップ
ライン21が磁気的に結合して共振回路が形成される。
【0006】更にこの例では、上記のような基板2の上
から金属ケース3を被せて、それと基板2のアース導体
22とを半田付け等で電気的に接続して、誘電体共振器
1の全体を導体で覆っている。
【0007】従前の固定構造では、例えば円柱状の誘電
体共振器を支持台によって基板上に浮かせて固定してい
た。これは、誘電体共振器から出た磁束の内で基板裏面
のアース導体と鎖交するものの割合を小さくするためで
ある。これに対して上記固定構造では、誘電体共振器1
の平面部11、12が基板2の面に対向していないの
で、誘電体共振器1が基板2に近接してもアース導体2
2と鎖交する磁束の割合は上記従前の例ほどは大きくな
く、従って支持台を用いずに誘電体共振器1を基板2に
直接取り付けてもあまりQ値は低下しない。また、上記
誘電体共振器1の電極膜15を設けた平坦部14の上方
にはあまり磁束が形成されないので、金属ケース3との
間の空間を小さくしてもあまりQ値が低下しない。これ
と上記支持台が不要とが相俟って、金属ケース3の低背
化が可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように上記固定構
造は、金属ケース3の低背化が可能である等の利点を有
しているものの、誘電体共振器1を基板2に固定する際
に誘電体共振器1が動きやすく従って誘電体共振器1の
位置決めが難しい、特に誘電体共振器1が上記例のよう
に半円柱状のものは位置決めが難しい、という点になお
改善の余地がある。
【0009】そこでこの発明は、上記のような平坦部を
有しそこに電極膜が形成されている誘電体共振器を基板
に固定する際に当該誘電体共振器の位置決めが容易な誘
電体共振器の固定構造を提供することを主たる目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の誘電体共振器
の固定構造は、TE01δモードで共振するものであって
二つの相対向する平面部およびそれらを結ぶ外周部を有
し、その外周部の一部に前記相対向する平面部を貫く軸
線方向に沿って平坦部が形成されており、かつその平坦
部に電極膜が形成されている誘電体共振器を、誘電体か
ら成る基板であってその表面にストリップラインが、裏
面にアース導体がそれぞれ形成されたものに固定する構
造であって、この基板に、前記誘電体共振器をその電極
膜側を下にして、かつその相対向する平面部を貫く軸線
がストリップラインと交差するようにして嵌めることが
できる貫通穴を設けておき、基板のこの貫通穴の部分
に、誘電体共振器を上記のように嵌めて固定し、かつ誘
電体共振器の電極膜と基板のアース導体とを電気的に接
続していることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構造によれば、基板に誘電体共振器を嵌め
る貫通穴を設けておき、この貫通穴に誘電体共振器を嵌
めて固定する構造であるため、誘電体共振器を基板に固
定する際に誘電体共振器がずれるようなことはなく従っ
てその位置決めが容易になる。
【0012】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る誘電体共
振器の固定構造を示す斜視図である。図2は、図1のも
のに金属ケースを被せて線A−Aに沿って切断した断面
図である。図3は、図1のものに金属ケースを被せて線
B−Bに沿って切断した断面図である。図5および図6
の従来例と同一または相当する部分には同一符号を付
し、以下においては当該従来例との相違点を主に説明す
る。
【0013】この実施例においては、前述したようなス
トリップライン21を有する基板2に、TE01δモード
で共振する前述したような半円柱状の誘電体共振器1を
その電極膜15側を下にして、かつその相対向する平面
部11、12を貫く軸線がストリップライン21と交差
するようにして嵌めることができる貫通穴23を設けて
いる。この貫通穴23の平面寸法は、誘電体共振器1の
電極膜15側の平面寸法とほぼ同じである。
【0014】そして基板2のこの貫通穴23の部分に、
誘電体共振器1を、上記のように、即ちその電極膜15
側を下にして、かつその相対向する平面部11、12を
貫く軸線がストリップライン21と交差するように、嵌
めている。
【0015】更に、このように嵌めた誘電体共振器1の
電極膜15と基板2の裏面のアース導体22とを半田付
け等で接合して、誘電体共振器1を基板2に固定すると
共に、電極膜15とアース導体22とを電気的に接続し
て同一電位になるようにしている。
【0016】またこの実施例の場合も、上記のような基
板2の上から金属ケース3を被せて、それと基板2のア
ース導体22とを半田付け等で電気的に接続して、誘電
体共振器1の全体を導体で覆っている。
【0017】この実施例の固定構造の場合も、図5およ
び図6に示した従来例と同様に、誘電体共振器1の平面
部11、12を貫く軸線方向に磁界が形成され、その磁
束F(図3参照)がストリップライン21と鎖交するの
で、誘電体共振器1とストリップライン21とが磁気的
に結合して共振回路が形成される。
【0018】しかもこの実施例の固定構造の場合は、基
板2に誘電体共振器1を嵌める貫通穴23を設けてお
き、この貫通穴23に誘電体共振器1を嵌めて固定する
構造であるため、誘電体共振器1を基板2に固定する際
に、誘電体共振器1がずれるようなことはなく従ってそ
の位置決めが容易になる。
【0019】また、先に示した従来例の場合は、誘電体
共振器1の電極膜15とは反対側の面と、導体である基
板2の裏面のアース導体22との間の距離が、基板2の
厚さだけしか取れないのでこれがQ値を低下させる一因
にもなっていたが、この実施例の固定構造であれば、誘
電体共振器1の電極膜15とは反対側の面と、導体であ
る金属ケース3の天井との間の距離L(図2参照)を、
金属ケース3の高さによって自由に決めることができる
ので、よりQ値の高い状態で使用することが可能にな
る。
【0020】またこの実施例の固定構造では、誘電体共
振器1の電極膜15と基板2のアース導体22とを電気
的に接続して同一電位にしているため、そのようにして
いない従来例に比べて、共振が安定するという効果も得
られる。
【0021】なお、誘電体共振器1は、上記実施例のよ
うに基板2上のストリップライン21に平行にではな
く、例えば図4に示すようにストリップライン21に対
して角度θ(≠90度)を有するように斜めに配置して
も良く、そのようにすれば角度θによって誘電体共振器
1とストリップライン21の結合度を調節して共振回路
の特性を調節することができる。
【0022】また、誘電体共振器1は、外形が上記実施
例のような半円柱状である必要は必ずしもなく、外周部
の一部に平坦部が形成されておれば、半角柱状等の他の
形状であっても良い。要は、本来必要とする形状の誘電
体共振器を、その相対向する平面部を貫く軸線方向に沿
って例えば半分の大きさとなるように切断したような形
状とし、その切断面に相当する平坦部に電極膜を形成し
ておれば良い。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、基板に
誘電体共振器を嵌める貫通穴を設けておき、この貫通穴
に誘電体共振器を嵌めて固定する構造であるため、誘電
体共振器を基板に固定する際に、誘電体共振器がずれる
ようなことはなく従ってその位置決めが容易になる。
【0024】また、誘電体共振器の電極膜とは反対側の
面と、上に被せられる金属ケースとの間の距離を金属ケ
ースの高さによって自由に決めることができるので、よ
りQ値の高い状態で使用することが可能になる。
【0025】また、誘電体共振器の電極膜と基板のアー
ス導体とを電気的に接続して同一電位にしているため共
振が安定するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る誘電体共振器の固
定構造を示す斜視図である。
【図2】 図1のものに金属ケースを被せて線A−Aに
沿って切断した断面図である。
【図3】 図1のものに金属ケースを被せて線B−Bに
沿って切断した断面図である。
【図4】 この発明の他の実施例に係る誘電体共振器の
固定構造を示す平面図である。
【図5】 従来の誘電体共振器の固定構造の一例を示す
斜視図である。
【図6】 図5のものに金属ケースを被せて線C−Cに
沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
1 誘電体共振器 11,12 平面部 13 外周部 14 平坦部 15 電極膜 2 基板 21 ストリップライン 22アース導体 23 貫通穴 3 金属ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 盛 幸雄 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TE01δモードで共振するものであって
    二つの相対向する平面部およびそれらを結ぶ外周部を有
    し、その外周部の一部に前記相対向する平面部を貫く軸
    線方向に沿って平坦部が形成されており、かつその平坦
    部に電極膜が形成されている誘電体共振器を、誘電体か
    ら成る基板であってその表面にストリップラインが、裏
    面にアース導体がそれぞれ形成されたものに固定する構
    造であって、この基板に、前記誘電体共振器をその電極
    膜側を下にして、かつその相対向する平面部を貫く軸線
    がストリップラインと交差するようにして嵌めることが
    できる貫通穴を設けておき、基板のこの貫通穴の部分
    に、誘電体共振器を上記のように嵌めて固定し、かつ誘
    電体共振器の電極膜と基板のアース導体とを電気的に接
    続していることを特徴とする誘電体共振器の固定構造。
JP8328292A 1992-03-04 1992-03-04 誘電体共振器の固定構造 Pending JPH05251913A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989008309A1 (en) * 1988-03-04 1989-09-08 Nippon Hoso Kyokai Tape drive mechanism
EP0696078A1 (en) * 1994-08-02 1996-02-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Microwave oscillator and its manufacturing method

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