JPH05251899A - 部品供給装置の配列確認方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品供給部上に配列した部品供給装置の配列
確認において、交換した部品供給装置の配置だけを確認
して段取り替えの効率を高める。 【構成】 部品供給装置の交換時に、部品供給部上の各
部品供給装置搭載位置に設けられたスイッチにて部品供
給装置の脱着を検出し、脱着された部品供給装置につい
てのみ部品供給装置の配置を確認することにより、部品
供給装置の配列確認の時間を短縮し、段取り替え効率の
向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は基板に部品を実装する部
品実装装置において、その部品供給部に搭載した部品供
給装置の配列確認方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、部品実装の分野においては多品種
少量生産に伴い、段取り替え時間が増大している。

【０００３】従来の部品実装装置における部品供給部に
対する部品供給装置の配列確認方法の一例について、図
３、図４を参照しながら説明する。

【０００４】図３は部品実装装置における部品供給部の
構成を示す。部品供給部１１には、実装ヘッドに対して
部品を供給する複数の部品供給装置１２が並列して搭載
されている。各部品供給装置１２には、その部品供給装
置１２の搭載位置の情報を格納された情報媒体１３が取
付けられている。そして、その情報を読み取るリードヘ
ッド１４が部品実装装置の本体側に取付けられている。

【０００５】図４は従来の部品実装の準備工程を示すフ
ロー図である。図４において、まず各部品供給装置１２
の情報媒体１３に予め部品供給部１１における搭載位置
を入力しておき（ステップ＃１１）、その部品供給装置
１２を部品供給部１１の所定位置に搭載する（ステップ
＃１２）。次に、部品供給部１１を順次移動させてｎ番
目の部品供給装置１２の情報媒体１３に記憶されている
搭載位置Ｚｎをリードヘッド１４にて読み込み（ステッ
プ＃１３）、それをコントローラに転送し（ステップ＃
１４）、コントローラにてＺｎが正しいかどうかを判断
する（ステップ＃１５）。以上の動作を部品供給装置１
２の搭載数に応じてｎ回繰り返す（ステップ＃１６）。
すべての部品供給装置１２について読み取りが完了する
と、次にすべての部品供給装置１２が正しく搭載されて
いたかどうか判断し（ステップ＃１７）、正しく搭載さ
れていない部品供給装置１２が存在する場合はその部品
供給装置１２を搭載し直し（ステップ＃１８）、ステッ
プ＃１３に移行して以降の動作を繰り返し、正しく搭載
されていると、部品供給装置１２の搭載・確認動作を終
了する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では部品供給装置の一部を交換する場合に
も、部品供給部に部品供給装置が正しく搭載されている
かどうかを確認する動作は、交換した部品供給装置の数
に関係なく全ての部品供給装置について行うことになる
ため、例えば部品供給装置を１つだけ交換しただけであ
っても全部品供給装置について確認を行うことになり、
確認のために多くの時間がかかり、段取り替えの効率が
悪いという問題があった。

【０００７】本発明は上記従来の問題点に鑑み、交換し
た部品供給装置の配置だけを確認して段取り替えの効率
を高めることができる部品供給装置の配列確認方法を提
供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の部品供給装置の
配列確認方法は、部品供給装置の交換時に、部品供給部
上の各部品供給装置搭載位置に設けられたスイッチにて
部品供給装置の脱着を検出し、脱着された部品供給装置
についてのみ部品供給装置の配置を確認することを特徴
とする。

【０００９】又、上記方法を実施する本発明の部品実装
装置は、複数の部品供給装置を搭載した部品供給部から
部品を取り出して基板に実装する部品実装装置におい
て、部品供給部における各部品供給装置の搭載位置に、
それぞれ部品供給装置の脱着を検出するスイッチを設け
たことを特徴とする。

【００１０】

【作用】本発明は上記した構成によって、部品供給装置
の交換時に、どの部品供給装置が脱着されたかをスイッ
チにて検出して、脱着した部品供給装置についてのみそ
の搭載位置の確認を行えばよいため、部品供給装置の配
列確認の時間を短縮することができ、段取り替え効率の
向上を図ることができる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例の部品供給装置の配
列確認方法について、図１、図２を参照しながら説明す
る。

【００１２】図１は部品実装装置における部品供給部１
の概略構成を示し、この部品供給部１には、実装ヘッド
に対して部品を供給する複数の部品供給装置２が並列し
て搭載されている。そして、部品供給部１の各部品供給
装置２の搭載位置には、部品供給装置２の脱着を検出す
るための脱着スイッチ５が設けられており、部品供給装
置２が脱着された場合にその情報が部品実装装置のコン
トローラへ伝えられる。各部品供給装置２には、その部
品供給装置２の搭載位置の位置情報Ｚｎが格納される情
報媒体３が取付けられ、部品実装装置の本体側にその情
報を読み取るリードヘッド４が取付けられている。リー
ドヘッド４は読み取った位置情報Ｚｎを部品実装装置の
コントローラへ伝える。

【００１３】図２は、部品供給装置２を交換した場合の
部品供給装置２の配列確認方法のフロー図である。図２
において、部品実装装置の生産切り換え時、又は部品切
れ等による部品供給装置２の交換が終了すると（ステッ
プ＃１）、脱着スイッチ５からの情報に基づいてｎ番目
（ｎ＝１〜Ｎ、Ｎは部品供給装置２の搭載数）の部品供
給装置２が脱着されたかどうかを判断し（ステップ＃
２）、脱着されているとそのｎ番目の位置の部品供給装
置２の情報媒体３から位置情報Ｚｎをリードヘッド４に
て読み込み（ステップ＃３）、その位置情報Ｚｎを部品
実装装置のコントローラへ伝える（ステップ＃４）。そ
して、コントローラはその位置情報から部品供給装置２
の搭載位置が正しいかどうかを判断する（ステップ＃
５）。ステップ＃２の判断で部品供給装置２を脱着して
いなければステップ＃３〜＃５の処理は行わない。以上
のステップ＃２〜＃５の処理をｎ＝Ｎまで、即ち搭載さ
れているすべての部品供給装置２に対して行う（ステッ
プ＃６）。かくして、実際の搭載位置確認動作は脱着さ
れた部品供給装置２に対してのみ行うことになり、確認
時間を大幅に短縮できる。

【００１４】尚、脱着したすべての部品供給装置２の搭
載位置が正しければ部品供給装置の交換・確認動作はそ
れで終了する。一方、もし正しくない部品供給装置があ
れば最初のステップ＃１の処理からやり直せばよく、そ
の場合にも改めて脱着した部品供給装置２についてのみ
搭載位置を確認することになり、効率的に交換・確認を
行える。

【００１５】上記図示例では、部品供給装置２の脱着検
出を接触式の脱着スイッチ５を用いて行う例を示した
が、脱着スイッチ５としては非接触式のセンサを用いる
こともできる。

【００１６】

【発明の効果】本発明によれば、以上のように部品供給
装置の交換時に、どの部品供給装置が脱着されたかをス
イッチにて検出して、脱着した部品供給装置についての
みその搭載位置の確認を行うので、部品供給装置の配列
確認の時間を短縮することができ、段取り替え効率の向
上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における部品供給部の概略構
成を示す斜視図である。

【図２】同実施例における部品供給装置の配列確認方法
のフロー図である。

【図３】従来例の部品供給部の概略構成を示す斜視図で
ある。

【図４】従来例における部品供給装置の配列確認方法の
フロー図である。

【符号の説明】

１ 部品供給部 ２ 部品供給装置 ３ 情報媒体 ４ リードヘッド ５ 脱着スイッチ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 部品供給装置の交換時に、部品供給部上
   の各部品供給装置搭載位置に設けられたスイッチにて部
   品供給装置の脱着を検出し、脱着された部品供給装置に
   ついてのみ部品供給装置の配置を確認することを特徴と
   する部品供給装置の配列確認方法。
2. 【請求項２】 複数の部品供給装置を搭載した部品供給
   部から部品を取り出して基板に実装する部品実装装置に
   おいて、部品供給部における各部品供給装置の搭載位置
   に、それぞれ部品供給装置の脱着を検出するスイッチを
   設けたことを特徴とする部品実装装置。