JP6434226B2 - 部品供給用台車の部品監視システム - Google Patents

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本発明は、電子部品実装装置に装着される部品供給用台車の部品監視システムに関するものである。
従来、電子部品をプリント基板に実装するにあたっては、電子部品実装装置が用いられている。この電子部品実装装置に電子部品を供給するためには、例えば特許文献1に記載されているように、部品供給用台車が用いられることがある。この部品供給用台車は、複数のパーツフィーダを備えており、電子部品実装装置に接続されて使用される。パーツフィーダは、多数の電子部品を保持した電子部品保持部材を有している。この電子部品保持部材は、例えばテープによって形成されており、パーツフィーダに着脱可能に取付けられている。
パーツフィーダは、いわゆる外段取りによって台車に装填されている。この外段取りとは、電子部品実装装置を有する生産ラインとは別の場所で行う準備作業のことである。外段取りによって複数のパーツフィーダが装填された台車は、必要になるまで一時的に保管されている。
この台車に装填されているパーツフィーダは、台車が保管されているときに第三者によって台車から取外されることがある。第三者がパーツフィーダを取外す理由は、このパーツフィーダに取付けられている電子部品を他のパーツフィーダの補充用部品として使用する場合が多い。
特許第4394744号公報
上述したように複数のパーツフィーダが装填された部品供給用台車を電子部品実装装置に接続して電子部品の実装作業を行うと、異なる電子部品がプリント基板に実装されるおそれがあった。この理由は、部品供給用台車がパーツフィーダの装填終了後に保管されているときに、パーツフィーダが第三者によって他のパーツフィーダと替えられるおそれがあるからである。
このため、従来は、部品供給用台車を電子部品実装装置に接続したときに、各パーツフィーダが正しいものであることを確認したり、各パーツフィーダに正しい電子部品が装備されていることを確認する必要があった。以下においては、これらの確認作業を単に「外段取りの確認作業」という。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、パーツフィーダの保管状態を把握することができ、この保管状態に変化がない場合は外段取りの確認作業を不要とすることが可能な部品供給用台車の部品監視システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る部品供給用台車の部品監視システムは、電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、前記パーツフィーダは、
前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータと、前記電子部品保持部材の着脱に伴って動作する可動部品とを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、
前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能と、前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎のパーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶する機能とを有し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、前記台車によって取得された現在の前記識別番号のデータおよび前記保管データと、台車に記憶されているデータとが異なる場合であり、前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができ、または、前記保管データとして前記可動部品が動作することにより更新される前記パーツフィーダの可動部品の動作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材が前記パーツフィーダから外された可能性があることを判別することができることを特徴とする。
また、本発明に係る部品供給用台車の部品監視システムは、電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、前記電子部品実装装置の動作を制御する機能と、データを記憶する機能とを有する制御装置をさらに備え、前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータと、前記電子部品保持部材の着脱に伴って動作する可動部品とを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能を有し、前記制御装置は、前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎の各パーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶するものであり、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、前記台車が前記電子部品実装装置に接続されたときの前記識別番号のデータおよび前記保管データと、前記制御装置に記憶されているデータとが異なる場合であり、前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができ、または、前記保管データとして前記可動部品が動作することにより更新される前記パーツフィーダの可動部品の動作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材が前記パーツフィーダから外された可能性があることを判別することができることを特徴とする。
本発明に係る部品供給用台車の部品監視システムは、電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能と、前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎のパーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶する機能とを有し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、前記台車によって取得された現在の前記識別番号のデータおよび前記保管データと、台車に記憶されているデータとが異なる場合であり、前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができることを特徴とする。
本発明に係る部品供給用台車の部品監視システムは、電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、前記電子部品実装装置の動作を制御する機能と、データを記憶する機能とを有する制御装置をさらに備え、前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能を有し、前記制御装置は、前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎の各パーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶するものであり、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、前記台車が前記電子部品実装装置に接続されたときの前記識別番号のデータおよび前記保管データと、前記制御装置に記憶されているデータとが異なる場合であり、前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができることを特徴とする。
本発明に係る部品供給用台車の部品管理システムにおいては、電子部品供給用台車にパーツフィーダが装填された後にパーツフィーダの保管状態が変化すると、監視装置が警告動作を実施する。このため、パーツフィーダに正しい電子部品が装備されていることを確認する作業の実施時期は、監視装置が警告動作を実施した場合のみとすることができる。
したがって、本発明によれば、パーツフィーダの保管状態を把握することができ、この保管状態に変化がない場合は外段取りの確認作業を不要とすることが可能な部品供給用台車の部品監視システムを提供することができる。
第1の実施の形態による部品供給用台車の部品管理システムの構成を示すブロック図である。 部品管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態による部品供給用台車の部品管理システムの構成を示すブロック図である。 部品管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る部品供給用台車の部品管理システムの一実施の形態を図1および図2によって詳細に説明する。
図1に示す部品管理システム1は、電子部品実装装置2と、部品供給用台車3とを用いて構成されている。電子部品実装装置2は、プリント基板4に電子部品5を実装するためのもので、コンベア部6と、部品供給部7と、部品移動部8と、表示部9と、制御部10などを備えている。
コンベア部6は、プリント基板4を搬送するためのものである。部品供給部7は、プリント基板4に実装される電子部品5を供給するためのものである。この実施の形態による部品供給部7は、後述する部品供給用台車3を使用する構成が採られている。
部品移動部8は、電子部品5を部品供給部7からプリント基板4に移動させるものである。
表示部9は、この電子部品実装装置2の動作状況や各種のアラームなどを表示する。
制御部10は、この電子部品実装装置2に設けられている各種のアクチュエータ(図示せず)の動作を制御する機能と、表示部9の表示内容を設定する機能とを有している。
部品供給用台車3(以下、単に台車3という)は、電子部品実装装置2に対して移動できるもので、上述した部品供給部7に着脱可能に接続される。この台車3には、複数の取付座11が設けられている。これらの取付座11には、パーツフィーダ12がそれぞれ着脱可能に装填される。
パーツフィーダ12は、電子部品保持部材13が着脱可能に取付けられる。電子部品保持部材13は、例えば多数の電子部品5が収容されたテープ14を有するテープリールである。パーツフィーダ12には、人為的に操作される操作子12aが設けられることがある。この操作子12aを備えたパーツフィーダ12は、操作子が操作されることにより動作し、テープ14を間欠的に送る。また、パーツフィーダ12には、電子部品保持部材13の着脱に伴って動作する可動部品12bが設けられることがある。この可動部品12bとしては、例えばパーツフィーダ12に装填された電子部品保持部材13やテープ14などを覆うテープカバーが挙げられる。このテープカバーは、パーツフィーダ12に開閉可能に取付けられている。
このパーツフィーダ12は、記憶部15を備えている。この記憶部15には、識別番号のデータと、後述する保管データとが記憶されている。識別番号は、このパーツフィーダ12を他のパーツフィーダ12と区別可能な固有の番号である。
保管データは、詳細は後述するが、パーツフィーダ12の駆動回数のデータと、操作子12aの操作記録のデータと、可動部品12bの動作記録のデータとのうち、少なくともいずれか一つのデータが採用される。
駆動回数のデータは、パーツフィーダ12が電子部品保持部材13の電子部品5を送る動作を実施することにより更新される。駆動回数は、パーツフィーダ12が電子部品保持部材13の電子部品5を送る動作を実施した回数である。この駆動回数は、パーツフィーダ12が動作して電子部品5を送ることにより増える。
操作記録のデータは、操作子12aが操作されることにより更新される。この操作記録のデータが採用される場合は、パーツフィーダ12に操作子12aが設けられている場合である。
動作記録のデータは、可動部品12bが動作することにより更新される。動作記録のデータが採用される場合は、パーツフィーダ12に可動部品12bが設けられている場合である。可動部品12bの動作は、パーツフィーダ12に設けたセンサ(図示せず)によって検出することができる。
この実施の形態による台車3は、記憶部21と、通信部22と、電源部23とを備えている。
記憶部21は、この台車3に装填されたパーツフィーダ12の識別番号のデータと、このパーツフィーダ12の保管データとを記憶するためのものである。
通信部22は、この台車3と他の機能部との間でデータの受け渡しを行うもので、後述する5つの機能を有している。通信部22がデータの受け渡しを行う他の機能部としては、電子部品実装装置2の制御部10と、パーツフィーダ12の記憶部15と、後述する段取りツール24などである。
段取りツール24は、いわゆる外段取りによって台車3にパーツフィーダ12を装填する際に作業者(図示せず)が使用するものである。この段取りツール24は、バーコードリーダ25を有する入力部26と、表示部27とを備えている。表示部27には、電子部品実装装置2に使用するプリント基板4毎に、台車3の各取付座11に装填するパーツフィーダ12の識別番号と、このパーツフィーダ12に取付ける電子部品5の種類とが表示される。
通信部22の5つの機能のうち、第1の機能は、パーツフィーダ12の識別番号のデータと保管データをパーツフィーダ12から読み取り、台車3の記憶部21に送る機能である。
第2の機能は、段取りツール24との通信により完了フラグを立てる機能である。
第3の機能は、取付座11に装填されたパーツフィーダ12の保管状態が変化したか否かを判別する機能である。この判別は、台車3の記憶部21に記憶されているパーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データと、パーツフィーダ12から取得した現在の識別番号のデータおよび保管データとを取付座11毎に比較して行う。
第4の機能は、パーツフィーダ12の保管状態が変化した場合に完了フラグを落とす機能である。
第5の機能は、台車3が電子部品実装装置2の部品供給部7に接続されたときに制御部10に完了フラグの状態を示すデータを送る機能である。制御部10は、完了フラグが落ちていることを示すデータが通信部22から送られた場合に警告動作を行う。
制御部10が警告動作を行うことにより、表示部9に予め定めた文字あるいは絵柄が表示される。この文字あるいは絵柄は、保管中にパーツフィーダ12が台車3から外されたことを操作者に伝えるものである。この実施の形態においては、台車3の通信部22と、電子部品実装装置2の表示部9および制御部10とによって、本発明でいう監視装置28が構成されている。
台車3の電源部23は、台車3に装備されている記憶部21や通信部22などを含む電装部品に給電するためのものである。この電源部23は、図示していない外部の電源に接続され、この電源から電力が供給される。
次に、この実施の形態による部品管理システム1の動作を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
この部品管理システム1は、図2のステップP1〜P5に示す外段取りが終了した後に動作を開始する。外段取りを行うにあたっては、先ず、ステップP1に示すように、使用するプリント基板4のIDを段取りツール24に入力する。この入力が行われた段取りツール24の表示部27には、ステップP2に示すように、パーツフィーダ12の識別番号と、このパーツフィーダ12を取付ける取付座11の位置と、このパーツフィーダ12に取付ける電子部品5の種類などが表示される。
次に、ステップP3において、作業者がパーツフィーダ12に電子部品保持部材13を取付け、ステップP4において、パーツフィーダ12を台車3に装填する。台車3の全ての取付座11にパーツフィーダ12が装填された後、作業者が段取りツール24を操作し、台車3の通信部22に完了フラグを立てるための制御信号を送る。通信部22は、この制御信号が送られることにより、完了フラグを立てる(ステップP5)。このように完了フラグが立てられることにより、外段取りが終了する。台車3およびパーツフィーダ12は、外段取りが終了した後、電子部品実装装置2に接続されるまで一時的に保管場所(図示せず)に保管される。
通信部22は、完了フラグを立てた後、ステップP6において、台車3に装填されている全てのパーツフィーダ12の識別番号のデータと保管データとを台車3の記憶部21に送る。これらのデータは、取付座11毎に識別可能な状態で記憶部21に記憶される。
そして、通信部22は、ステップP7〜P11に示すように、全てのパーツフィーダ12について、現在の識別番号のデータおよび保管データを外段取り終了時のデータと照合し、パーツフィーダ12の保管状態が変化したか否かを判別する。ステップP7においては、セット位置(N)に装填されているパーツフィーダ12の現在の識別番号のデータと保管データとを通信部22が取得する。セット位置(N)とは、取付座11の固有の番号である。次に、ステップP8において、保管状態が変更されたか否かを判別する。この判別は、通信部22が現在の識別番号のデータおよび保管データと、記憶部21に記憶されている外段取り終了時の識別番号のデータおよび保管データとを比較して行う。
パーツフィーダ12が保管中に台車3から外された場合は、現在のデータを取得することができなくなるために、現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。保管データとして駆動回数のデータを採用している場合は、パーツフィーダ12が保管中に動作することにより、現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。保管データとして操作子12aの操作記録のデータを採用している場合は、保管中に操作子12aが操作されることにより現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。保管データとして可動部品12bの動作記録のデータを採用している場合は、保管中に可動部品12bが動作することにより現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。
このように現在のデータが外段取り終了時のデータと異なる場合は、ステップP9において、通信部22が完了フラグを落とす。パーツフィーダ12が台車3から外されていない場合は、現在のデータと外段取り終了時のデータとが一致する。この場合は、ステップS10において、台車3が電子部品実装装置2の部品供給部7に接続されているか否かを通信部22が判別する。台車3が部品供給部7に接続されていない場合は、ステップP11において、通信部22が次のパーツフィーダ12をデータ比較の対象とし、ステップP7から上記と同じ動作を繰り返す。次のパーツフィーダ12とは、セット位置(N+1)に装填されているパーツフィーダ12である。
上述したデータの照合動作および判別動作は、台車3が電子部品実装装置2の部品供給部7に接続されるまで繰り返し実施される。
台車3が部品供給部7に接続されると、ステップP10から次のステップ(図示せず)に移行し、通信部22が完了フラグの状態を示すデータを電子部品実装装置2の制御部10に送る。このとき、全てのパーツフィーダ12において保管状態が変化していない場合は、表示部9に次の工程で必要な内容の文字や絵柄が表示される。一方、保管状態が変化したパーツフィーダ12が存在している場合は、表示部9に警告が表示される。このように警告が表示された場合は、操作者によって、保管状態が変化したパーツフィーダ12について、パーツフィーダ12の識別番号や電子部品5の種類などが再確認される。
このため、この実施の形態による部品供給用台車の部品管理システム1によれば、外段取りの確認作業(パーツフィーダ12に正しい電子部品5が装備されていることを確認する作業)の実施時期は、監視装置28が警告動作を実施した場合のみとすることができる。
したがって、この実施の形態によれば、パーツフィーダ12の保管状態を把握することができ、この保管状態に変化がない場合は外段取りの確認作業を不要とすることが可能な部品供給用台車の部品監視システムを提供することができる。
この実施の形態において、パーツフィーダ12の保管状態が変化した場合とは、台車3によって取得された現在の識別番号のデータおよび保管データと、台車3に記憶されているデータとが異なる場合である。この部品管理システム1が動作している状態でパーツフィーダ12が台車3から取外されると、台車3がパーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データを取得することができなくなる。このため、この実施の形態によれば、パーツフィーダ12が台車3から外されたことを精度よく検出することができるから、判別結果の信頼性が高い部品供給用台車の部品管理システムを提供することができる。
保管データとして駆動回数のデータを使用する場合は、パーツフィーダ12の駆動回数を比較して保管状態の変化の有無を判別することができる。この場合は、パーツフィーダ12が台車3から外された後に元通りの取付位置に戻されたとしても、保管期間中に電子部品保持部材13がパーツフィーダ12から外されたか否かを判別することができる。この理由は、パーツフィーダ12から外された電子部品保持部材13をパーツフィーダ12に戻して使用可能な状態にするためには、電子部品5をパーツフィーダ12の先端部まで送るためにパーツフィーダ12を駆動しなければならないからである。
すなわち、電子部品保持部材13がパーツフィーダ12から外された場合は、パーツフィーダ12の駆動回数が増え、台車3に記憶されている駆動回数と異なるようになるから、保管状態が変化したことを判別することができる。したがって、保管データとして駆動回数のデータを使用することにより、電子部品保持部材13が外されたことを確実に検出できるから、より一層信頼性が高い部品供給用台車の部品管理システムを提供することができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る部品供給用台車の部品管理システムは、図3および図4に示すように構成することができる。図3において、図1によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図3に示す部品管理システム31は、電子部品実装装置2と、部品供給用台車3と、サーバ32とを用いて構成されている。サーバ32は、電子部品実装装置2の動作を制御する実装装置制御部33と、データを記憶するデータ記憶部34とを有している。この実施の形態においては、このサーバ32が請求項2記載の発明でいう「制御装置」に相当する。
このサーバ32は、段取りツール24に接続可能に構成されており、段取りツール24に接続されている状態で段取りツール24からデータを受け取り、データ記憶部34に記憶する。段取りツール24からサーバ32に送られるデータは、台車3にパーツフィーダ12が装填されたとき(外段取りが終了したとき)の取付座11毎の各パーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データである。
識別番号のデータと保管データは、第1の実施の形態を採るときと同一のデータである。すなわち、識別番号のデータは、このパーツフィーダ12を他のパーツフィーダ12と区別可能な固有の番号のデータである。保管データは、パーツフィーダ12の駆動回数のデータと、操作子12aの操作記録のデータと、可動部品12bの動作記録のデータとのうち、少なくともいずれか一つのデータが採用される。
この実施の形態による電子部品実装装置2の制御部10は、後述する6つの機能を有している。
第1の機能は、電子部品実装装置2に設けられている各種のアクチュエータ(図示せず)の動作を制御する機能である。
第2の機能は、表示部9の表示内容を決める機能である。
第3の機能は、サーバ32と通信によって各種のデータの受け渡しを行う機能である。
第4の機能は、台車3が部品供給部7に接続されているか否かを判別する機能である。
第5の機能は、台車3の取付座11に装填されたパーツフィーダ12の保管状態が変化したか否かを台車3が部品供給部7に接続されている状態で判別する機能である。この判別は、サーバ32のデータ記憶部34に記憶されているパーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データと、台車3を介してパーツフィーダ12から取得した現在の識別番号のデータおよび保管データとを取付座11毎に比較して行う。
第6の機能は、上記の比較により保管状態が変化したと判別された場合に表示部9を使用して操作者に警告する機能である。制御部10がこの警告動作を行うことにより、表示部9に予め定めた文字あるいは絵柄が表示される。この文字あるいは絵柄は、台車3の保管中にパーツフィーダ12が台車3から外されたことを操作者に伝えるものである。この実施の形態においては、電子部品実装装置2の制御部10および表示部9と、サーバ32とによって、本発明でいう監視装置28が構成されている。
この実施の形態による台車3は、取付座11に装填されたパーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データを電子部品実装装置2の制御部10に送るためのデータ移送部35を備えている。このデータ移送部35は、台車3が部品供給部7に接続されている状態でパーツフィーダ12と電子部品実装装置2とをデータ移送が可能な状態に接続する。すなわち、この台車3は、この台車3に装填されたパーツフィーダ12の識別番号のデータと保管データとを取付座11毎に取得する機能を有している。なお、この実施の形態による台車3は、図1に示す台車3とは異なり、記憶部21、通信部22および電源部23などは備えていない。
次に、この実施の形態による部品管理システム31の動作を図4に示すフローチャートによって説明する。この部品管理システム31は、段取りツール24による外段取りが終了した後に動作を開始する。すなわち、図4に示すフローチャートのステップS1において外段取りが終了した後、ステップS2において、段取りツール24がデータをサーバ32に送る。このデータは、台車3に装填されている全てのパーツフィーダ12の識別番号のデータと保管データである。これらのデータは、取付座11毎に識別可能な状態でサーバ32に記憶される。台車3は、このようにデータがサーバ32に送られた後、電子部品実装装置2に接続されるまでの間は、保管状態になる。
電子部品実装装置2の制御部10は、台車3が部品供給部7に接続された後、ステップS3〜S8に示すように、全てのパーツフィーダ12について、現在のパーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データを外段取り終了時のデータと照合し、パーツフィーダ12の保管状態が変化したか否かを判別する。外段取り終了時のデータは、サーバ32のデータ記憶部34に記憶されているデータである。
ステップS3においては、台車3が部品供給部7に接続されているか否かを制御部10が判別する。
ステップS4においては、セット位置Nに装填されているパーツフィーダ12の現在の識別番号のデータと保管データとを台車3を介して制御部10が取得する。次に、ステップS5において、保管状態が変更されたか否かを判別する。この判別は、制御部10が現在の識別番号のデータおよび保管データと、サーバ32のデータ記憶部34に記憶されている外段取り終了時の識別番号のデータおよび保管データとを比較することにより行われる。
パーツフィーダ12が台車3の保管中に取付座11から外され、この取付座11に他のパーツフィーダ12が誤って装填された場合は、現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。保管データとして駆動回数のデータを採用している場合は、パーツフィーダ12が保管中に動作することにより、現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。保管データとして操作子12aの操作記録のデータを採用している場合は、保管中に操作子12aが操作されることにより現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。保管データとして可動部品12bの動作記録のデータを採用している場合は、保管中に可動部品12bが動作することにより現在のデータが外段取り終了時のデータと異なるようになる。
このように現在のデータが外段取り終了時のデータと異なる場合は、ステップS6において、制御部10が警告動作を行い、表示部9に警告が表示される。その後はステップS7に進む。
一方、現在のデータと外段取り終了時のデータとが一致する場合は、ステップS5からステップS7に進む。
ステップS7においては、全てのパーツフィーダ12について上述した照合が行われたか否かを制御部10が判別する。全てのパーツフィーダ12について照合が行われていない場合は、ステップS8において、制御部10が次のパーツフィーダ12をデータ比較の対象とし、ステップS4から上記と同じ動作を繰り返す。次のパーツフィーダ12とは、セット位置(N+1)に装填されているパーツフィーダ12である。
全てのパーツフィーダ12について上述した照合が行われた後は、ステップS7からステップS9に進み、制御部10が実装動作を開始する。なお、制御部10は、ステップS6で警告動作を行った場合は、保管状態が変化したパーツフィーダ12について、識別番号や電子部品5の種類などが操作者によって再確認された後に実装動作を開始する。
このため、この実施の形態による部品供給用台車の部品管理システム31においても、パーツフィーダ12に正しい電子部品5が装備されていることを確認する作業の実施時期は、監視装置28(制御部10)が警告動作を実施した場合のみとすることができる。
したがって、この実施の形態においても、パーツフィーダ12の保管状態を把握することができ、この保管状態に変化がない場合は外段取りの確認作業を不要とすることが可能な部品供給用台車の部品監視システムを提供することができる。
この実施の形態においては、パーツフィーダ12が台車3に装填されてから台車3が電子部品実装装置2に接続されるまでの保管期間中に、台車3とパーツフィーダ12とが電気的に接続されている必要はない。このため、保管期間中に台車3への給電を絶つことができるから、電力消費量が少なくてよい部品供給用台車の部品管理システムを提供することができる。
保管データとしてパーツフィーダ12の駆動回数のデータや操作子12aの操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に電子部品保持部材13の電子部品5が消費された可能性があることを判別することができる。
保管データとしてパーツフィーダ12の可動部品12bの動作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に電子部品保持部材13がパーツフィーダ12から外された可能性があることを判別することができる。
上述した各実施の形態においては、外段取り終了時のパーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データと、現在のパーツフィーダ12の識別番号のデータおよび保管データとを比較する例を示した。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはない。例えば、外段取り終了時の識別番号のデータと、現在の識別番号のデータとを比較するだけでもよいし、外段取り終了時の保管データと、現在の保管データとを比較するだけでもよい。
1,31…部品管理システム、2…電子部品実装装置、3…部品供給用台車、4…プリント基板、5…電子部品、9…表示部、10…制御部、11…取付座、12…パーツフィーダ、12a…操作子、12b…可動部品、13…電子部品保持部材、22…通信部、28…監視装置、32…サーバ(制御装置)、33…実装装置制御部、34…データ記憶部。

Claims (4)

  1. 電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、
    前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、
    前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、
    前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、
    前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、
    前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータと、前記電子部品保持部材の着脱に伴って動作する可動部品とを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、
    前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能と、
    前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎のパーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶する機能とを有し、
    前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、前記台車によって取得された現在の前記識別番号のデータおよび前記保管データと、台車に記憶されているデータとが異なる場合であり、
    前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができ、または、前記保管データとして前記可動部品が動作することにより更新される前記パーツフィーダの可動部品の動作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材が前記パーツフィーダから外された可能性があることを判別することができることを特徴とする部品供給用台車の部品監視システム。
  2. 電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、
    前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、
    前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、
    前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、
    前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、
    前記電子部品実装装置の動作を制御する機能と、データを記憶する機能とを有する制御装置をさらに備え、
    前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータと、前記電子部品保持部材の着脱に伴って動作する可動部品とを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、
    前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能を有し、
    前記制御装置は、
    前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎の各パーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶するものであり、
    前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、
    前記台車が前記電子部品実装装置に接続されたときの前記識別番号のデータおよび前記保管データと、前記制御装置に記憶されているデータとが異なる場合であり、
    前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができ、または、前記保管データとして前記可動部品が動作することにより更新される前記パーツフィーダの可動部品の動作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材が前記パーツフィーダから外された可能性があることを判別することができることを特徴とする部品供給用台車の部品監視システム。
  3. 電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、
    前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、
    前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、
    前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、
    前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、
    前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、
    前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能と、
    前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎のパーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶する機能とを有し、
    前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、前記台車によって取得された現在の前記識別番号のデータおよび前記保管データと、台車に記憶されているデータとが異なる場合であり、
    前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができることを特徴とする部品供給用台車の部品監視システム。
  4. 電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装装置と、
    前記電子部品実装装置に着脱可能に接続される部品供給用台車と、
    前記台車に設けられた複数の取付座に着脱可能に装填される複数のパーツフィーダと、
    前記パーツフィーダによって使用される多数の電子部品を保持した状態で前記パーツフィーダに着脱可能に取付けられる電子部品保持部材と、
    前記電子部品保持部材を有する前記パーツフィーダが前記台車に装填されてからこの台車が前記電子部品実装装置に接続されるまでの間に前記パーツフィーダの保管状態が変化したか否かを判別し、前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合に警告動作を行う監視装置とを備え、
    前記電子部品実装装置の動作を制御する機能と、データを記憶する機能とを有する制御装置をさらに備え、
    前記パーツフィーダは、他のパーツフィーダと区別可能な固有の識別番号のデータを有しているとともに、前記電子部品保持部材の保管状態の変化に伴って更新される保管データを記憶する機能を有し、人為的に操作される操作子が操作されることにより動作するものであり、
    前記台車は、この台車に装填された前記パーツフィーダの前記識別番号のデータと前記保管データとを前記取付座毎に取得する機能を有し、
    前記制御装置は、
    前記パーツフィーダの前記台車への装填が完了した時点で前記取付座毎の各パーツフィーダの前記識別番号のデータおよび前記保管データを記憶するものであり、
    前記パーツフィーダの保管状態が変化した場合とは、
    前記台車が前記電子部品実装装置に接続されたときの前記識別番号のデータおよび前記保管データと、前記制御装置に記憶されているデータとが異なる場合であり、
    前記保管データとして前記パーツフィーダが前記電子部品保持部材の電子部品を送る動作を実施することにより更新される前記パーツフィーダの駆動回数のデータや前記操作子が操作されることにより更新される前記操作子の操作記録のデータを採用する場合は、保管期間中に前記電子部品保持部材の電子部品が消費された可能性があることを判別することができることを特徴とする部品供給用台車の部品監視システム。
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