JPH05251318A - 荷電粒子ビーム描画によるパターン形成方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画によるパターン形成方法

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JPH05251318A
JPH05251318A JP4934192A JP4934192A JPH05251318A JP H05251318 A JPH05251318 A JP H05251318A JP 4934192 A JP4934192 A JP 4934192A JP 4934192 A JP4934192 A JP 4934192A JP H05251318 A JPH05251318 A JP H05251318A
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JP
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pattern
dose
drawn
electron beam
line width
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JP4934192A
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Tadashi Komagata
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 描画後の各プロセスに起因するパターンの線
幅に対する影響を著しく少なくし、正確なパターンを形
成する。 【構成】 正規に描画すべき材料3がステージ6上に載
せられ、この材料に描画すべきパターンのデータがメモ
リ9からCPU8によって読み出され、パターンデータ
転送回路10に供給される。正規の描画時には、ブラン
キング信号は、ドーズ量補正メモリ13を介してブラン
カー制御回路14に送られる際、ドーズ量補正メモリ1
3に記憶された値に応じて補正される。すなわち、各フ
ィールドごとにドーズ量補正メモリ13に記憶された値
に応じてドーズ量が変化させられ、材料3全面に渡って
の描画が行われる。全ての描画が終了した後、材料3は
電子ビーム描画装置から取り出され、現像を初めとした
各種プロセスが実行され、パターンの形成が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスの製造
過程などで、電子ビームやイオンビームによる被描画材
料上のパターン描画に基づいて、パターンを形成する荷
電粒子ビーム描画によるパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造過程では、微細な
パターンの形成のために、電子ビームやイオンビームを
用いた描画が利用されている。例えば、表面に金属膜が
設けられたガラスプレート上にレジストを塗布し、その
上から電子ビームによって所定のパターンの描画を行
う。この描画が終了した後、被描画材料は現像過程,ア
ッシング過程,エッチングア過程などを経て所望のパタ
ーンの金属膜がガラスプレート上に形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最終的に形
成されたパターンについてその線幅を調べてみると、材
料の各場所ごとに微妙に変動し、材料面内である特定の
分布を有していることが判明した。その原因としては、
レジスト膜厚が材料全面に渡って均一でないこと、アッ
シング装置やエッチング装置の特性が材料の中心部と周
辺部とで異なること、レジスト感度が材料面内で分布を
有していることなどがあげられる。従って、電子ビーム
描画において、いかに精度良く正確なパターン描画を行
っても、最終的に形成されるパターンは、その線幅が材
料面内の各場所ごとに相違してしまう。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、描画後の各プロセスに起因するパ
ターンの線幅に対する影響を著しく少なくし、正確なパ
ターンを形成することができる荷電粒子ビーム描画によ
るパターン形成方法を実現するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく荷電粒子
ビーム描画によるパターン形成方法は、表面にレジスト
が塗布された被描画材料に荷電粒子ビームを用いてパタ
ーンの描画を行い、その後、現像処理などのプロセスを
経て所定のパターンを形成するようにした荷電粒子ビー
ム描画によるパターン形成方法において、予め、被描画
材料の各領域における前記プロセスに起因するパターン
の線幅の変動を測定し、この測定された変動値に基づ
き、荷電粒子ビームによるパターン描画時に、被描画材
料の各領域ごとにこの変動を打ち消すドーズ量で被描画
材料に荷電粒子ビーム照射を行うようにしたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】本発明に基づく荷電粒子ビーム描画によるパタ
ーン形成方法は、予め、被描画材料の各領域におけるパ
ターンの線幅の変動を測定し、この測定された変動値に
基づき、荷電粒子ビームによるパターン描画時に、被描
画材料の各領域ごとにこの変動を打ち消すドーズ量で被
描画材料に荷電粒子ビーム照射を行う。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明に基づく方法を実施するた
めの電子ビーム描画システムの一例を示しており、1は
電子銃である。電子銃1から発生した電子ビームEB
は、電子レンズ2によって被描画材料3上に照射され
る。電子ビームEBの光軸に沿って、ブランカー4、電
子ビームを描画パターンに応じて偏向するための偏向器
5などが配置される。被描画材料3は、ステージ6上に
載置されているが、ステージ6は、モータなどの駆動機
構7によってX,Y両方向に移動させられる。8は、各
構成要素を制御する制御CPUであり、CPU8は、メ
モリ9からの描画データをパターンデータ転送回路10
に供給する。パターンデータ転送回路10は、供給され
たパターンデータに応じてステージの移動信号、電子ビ
ームの偏向信号、電子ビームのブランキング信号を発生
する。ステージ移動信号は、ステージ制御回路11に送
られ、ステージ制御回路11は、その信号に基づいてス
テージ駆動機構7の制御を行う。電子ビームの偏向信号
は、偏向器制御回路12に供給され、偏向器制御回路1
2は、供給された信号に応じた偏向信号を偏向器5に印
加する。電子ビームのブランキング信号は、ドーズ量補
正メモリ13を介してブランカー制御回路14に供給さ
れ、ブランカー制御回路14は供給された信号に応じた
ブランキング信号をブランカー4に印加する。このよう
な構成の動作を以下説明する。
【0008】まず、被描画材料3がステージ6上に載せ
られるが、この材料は、例えば、ガラスプレートであ
り、その上にクロミウムが真空蒸着され、更に、その上
にレジストが塗布されている。そして、この材料の全面
に対して、所定のテストパターンの描画が行われる。こ
の描画は、CPU8がメモリ9から描画テストパターン
データを読みだし、そのパターンデータをパターンデー
タ転送回路10に送ることによって行われる。すなわ
ち、パターンデータ転送回路10からステージ制御回路
11にステージの移動の信号を供給し、その信号に基づ
いてステージ制御回路11と駆動機構7は、ステージ6
を描画のフィールドごと移動させる。ステージ6が各フ
ィールドごとに移動される都度、描画テストパターンに
応じた電子ビームの偏向信号が偏向器制御回路12に、
また、電子ビームのブランキング信号がブランカー制御
回路14に供給され、電子ビームによるテストパターン
描画が材料3に対して行われる。材料3の全面に渡って
のテストパターンの描画が終了した後、材料3は描画シ
ステムから取り出され、現像処理が施される。そして、
アッシャー処理やエッチング処理が施され、クロミウム
のテストパターンがガラスプレート上に形成されること
になる。
【0009】次に、クロミウムのテストパターンが形成
された材料を例えば、電子ビームを用いた線幅測長機
(図示せず)に試料として導入し、試料全面に渡って形
成されたテストパターンの線幅の測長を行う。そして、
例えば、テストパターンとして各フィールドごとに同一
のパターンが形成されている場合、各フィールドごとに
パターンの線幅の平均値が求められる。このフィールド
ごとのパターン幅の平均値は、材料の各場所ごとに異な
っている。この原因は、前記したように、電子ビーム描
画に伴う各プロセスによる。ところで、電子ビーム描画
によって形成されたパターンの線幅と電子ビームのドー
ズ量とには、図2に示すように、ドーズ量が多くなるに
したがって、パターンの線幅が太くなる関係がある。こ
の現象と、前記した材料の各場所ごとにおける線幅の変
動値とから、CPU8は、材料3の各場所ごとの線幅が
各プロセスを経ることによって所望の線幅となるような
最適なドーズ量を求める。図3はこのようにして求めら
れたドーズ量の補正テーブルであり、このテーブルの各
値は、縦,横が各々aの領域(フィールド)ごとの基準
ドーズ量からの補正値である。この図3のテーブルは、
CUP8からドーズ量補正メモリ13に送られ記憶され
る。
【0010】このような作業が行われた後、正規に描画
すべき材料3がステージ6上に載せられ、この材料に描
画すべきパターンのデータがメモリ9からCPU8によ
って読み出され、パターンデータ転送回路10に供給さ
れる。この正規の描画は、前記したテストパターンの描
画と同様にして行われるが、正規の描画時には、ブラン
キング信号は、ドーズ量補正メモリ13を介してブラン
カー制御回路14に送られる際、ドーズ量補正メモリ1
3に記憶された値に応じて補正される。例えば、あるフ
ィールドにおいての補正値が0の場合、電子ビームのブ
ランキング時間は標準時間とされ、電子ビームのドーズ
量は標準ドーズ量とされる。また、他のフィールドにお
ける補正値が1あるいは2であれば、そのフィールドに
おける描画の際の電子ビームのブランキング時間は長く
され、電子ビームのドーズ量は、標準ドーズ量から1あ
るいは2ランク多くされる。このようにして、各フィー
ルドごとにドーズ量補正メモリ13に記憶された値に応
じて電子ビームのブランキング時間が変化、すなわち、
ドーズ量が変化させられ、材料3全面に渡っての描画が
行われる。全ての描画が終了した後、材料3は電子ビー
ム描画装置から取り出され、現像を初めとした各種プロ
セスが実行され、パターンの形成が行われる。この際、
各プロセスにより線幅が狭くなる場所では、電子ビーム
のドーズ量が予め多くされているので、プロセスによる
線幅の変動は電子ビームのドーズ量により打ち消される
ことになり、試料全面に渡って精度の良いパターンの形
成を行うことができる。逆に、プロセスにより線幅が広
くなる場所では、電子ビームのドーズ量は予め少なくさ
れる。
【0011】以上本発明を説明したが、本発明は上記し
た実施例に限定されない。例えば、電子ビーム描画を例
に説明したが、イオンビーム描画にも本発明を適用する
ことができる。また、各フィールドごとにドーズ量の補
正値を求めたが、さらに細かくドーズ量の補正値を求め
ておくこともできるし、逆に、複数のフィールドごとに
ドーズ量の補正値を求めても良い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づく荷
電粒子ビーム描画によるパターン形成方法は、予め、被
描画材料の各領域における現像処理などのプロセスに起
因するパターンの線幅の変動を測定し、この測定された
変動値に基づき、荷電粒子ビームによるパターン描画時
に、被描画材料の各領域ごとにこの変動を打ち消すドー
ズ量で被描画材料に荷電粒子ビーム照射を行うようにし
たので、描画後の各プロセスに起因するパターンの線幅
に対する影響を著しく少なくし、正確なパターンを形成
することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく方法を実施するための電子ビー
ム描画システムの一例を示す図である。
【図2】パターンの線幅と電子ビームのドーズ量との関
係を示す図である。
【図3】ドーズ量補正テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子銃 2 電子レンズ 3 被描画材料3 4 ブランカー4 5 偏向器 6 ステージ 7 駆動機構7 8 制御CPU 9 メモリ 10 パターンデータ転送回路 11 ステージ制御回路 12 偏向器制御回路 13 ドーズ量補正メモリ 14 ブランカー制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にレジストが塗布された被描画材料
    に荷電粒子ビームを用いてパターンの描画を行い、その
    後、現像処理などのプロセスを経て所定のパターンを形
    成するようにした荷電粒子ビーム描画によるパターン形
    成方法において、予め、被描画材料の各領域における前
    記プロセスに起因するパターンの線幅の変動を測定し、
    この測定された変動値に基づき、荷電粒子ビームによる
    パターン描画時に、被描画材料の各領域ごとにこの変動
    を打ち消すドーズ量で被描画材料に荷電粒子ビーム照射
    を行うようにした荷電粒子ビーム描画によるパターン形
    成方法。
JP4934192A 1992-03-06 1992-03-06 荷電粒子ビーム描画によるパターン形成方法 Pending JPH05251318A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4812296A (en) * 1985-09-06 1989-03-14 Siemens Aktiengesellschaft Process utilizing catalytic material for the reduction of nitrous oxides
US6211528B1 (en) 1997-04-10 2001-04-03 Nec Corporation Electron beam drawing method in which cell projection manner and variably shaped beam manner are used in combination
EP1132945A2 (de) * 2000-03-08 2001-09-12 Leica Microsystems Lithography GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Ausbildung eines gekrümmten Linienzuges auf einem strahlungsempfindlichen Resist
CN109388033A (zh) * 2017-08-02 2019-02-26 纽富来科技股份有限公司 多带电粒子束描绘装置以及多带电粒子束描绘方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990928