JPH052511B2 - - Google Patents
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- JPH052511B2 JPH052511B2 JP62106955A JP10695587A JPH052511B2 JP H052511 B2 JPH052511 B2 JP H052511B2 JP 62106955 A JP62106955 A JP 62106955A JP 10695587 A JP10695587 A JP 10695587A JP H052511 B2 JPH052511 B2 JP H052511B2
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Landscapes
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、コンピユータやワードプロセツサ等
のプリンタを載置して使用するプリンタの振動吸
収装置に関するものである。
のプリンタを載置して使用するプリンタの振動吸
収装置に関するものである。
[従来の技術]
従来、パーソナルコンピユータやワードプロセ
ツサ等のプリンタは、デイスプレイ装置等と共通
の机上に直接載置して使用されることが少なくな
い。
ツサ等のプリンタは、デイスプレイ装置等と共通
の机上に直接載置して使用されることが少なくな
い。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、この種のプリンタは、印字ヘツドが
左右に往復動作するようになつているのが一般的
である。そのため、プリンタが印字作業を開始す
ると、該プリンタ自体に振動が発生し、この振動
が机に伝達される。その結果、机上に載置されて
いる他の機器類に悪影響を及ぼすことになる。特
にデイスプレイ装置に振動が伝わると、その画面
に悪影響が及び、画面上に表示が揺動して視認性
が著しく低下する。そのため、いわゆるVDT作
業者の健康管理上、大きな問題となつている。
左右に往復動作するようになつているのが一般的
である。そのため、プリンタが印字作業を開始す
ると、該プリンタ自体に振動が発生し、この振動
が机に伝達される。その結果、机上に載置されて
いる他の機器類に悪影響を及ぼすことになる。特
にデイスプレイ装置に振動が伝わると、その画面
に悪影響が及び、画面上に表示が揺動して視認性
が著しく低下する。そのため、いわゆるVDT作
業者の健康管理上、大きな問題となつている。
本発明は、このような問題点を大掛りな設備変
更等を伴うことなしに解消することを目的として
いる。
更等を伴うことなしに解消することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段]
本発明は、以上のような目的を達成するため
に、次のような構成を採用したものである。
に、次のような構成を採用したものである。
すなわち、第1の発明(特許請求の範囲第1項
記載の発明)は、水平に配置される静止台と、こ
の静止台上に配したプリンタ載置用の可動台と、
この可動台を前記静止台に上下動を伴うことなく
平面移動可能に支持させるスライドベアリング機
構と、前記可動台の平面移動に伴つて接離する起
立面間に設けられその可動台の前記固定台に対す
る移動範囲を規制する緩衝係止手段とを具備して
なることを特徴とする。
記載の発明)は、水平に配置される静止台と、こ
の静止台上に配したプリンタ載置用の可動台と、
この可動台を前記静止台に上下動を伴うことなく
平面移動可能に支持させるスライドベアリング機
構と、前記可動台の平面移動に伴つて接離する起
立面間に設けられその可動台の前記固定台に対す
る移動範囲を規制する緩衝係止手段とを具備して
なることを特徴とする。
第2の発明(特許請求の範囲第4項記載の発
明)は、水平度を調節するためのアジヤスタを備
えた静止台と、この静止台上に平行に配したプリ
ンタ載置用の可動台と、この可動台を前記静止台
に上下動を伴うことなく平面移動可能に支持させ
る無方向性のスライドベアリング機構と、前記可
動台の平面移動に伴つて接離する起立面間に設け
られその可動台の前記固定台に対する移動範囲を
規制する緩衝係止手段と、前記静止台と前記可動
台との左右方向の相対位置を指示する第1の指示
手段と、前記静止台と前記可動台との前後方向の
相対位置を指示する第2の指示手段とを具備して
なることを特徴とする。
明)は、水平度を調節するためのアジヤスタを備
えた静止台と、この静止台上に平行に配したプリ
ンタ載置用の可動台と、この可動台を前記静止台
に上下動を伴うことなく平面移動可能に支持させ
る無方向性のスライドベアリング機構と、前記可
動台の平面移動に伴つて接離する起立面間に設け
られその可動台の前記固定台に対する移動範囲を
規制する緩衝係止手段と、前記静止台と前記可動
台との左右方向の相対位置を指示する第1の指示
手段と、前記静止台と前記可動台との前後方向の
相対位置を指示する第2の指示手段とを具備して
なることを特徴とする。
第3の発明(特許請求の範囲第5項記載の発
明)は、左右の傾きを調整するためのアジヤスタ
を備えた静止台と、この静止台に配したプリンタ
載置用の可動台と、この可動台を前記静止台に上
下動を伴うことなく左右移動可能に支持させる方
向性を有したスライドベアリング機構と、前記可
動台の平面移動に伴つて接離する起立面間に設け
られその可動台の前記固定台に対する移動範囲を
規制する緩衝係止機構と、前記静止台と前記可動
台との左右方向の相対位置を指示する指示手段と
を具備してなることを特徴とする。
明)は、左右の傾きを調整するためのアジヤスタ
を備えた静止台と、この静止台に配したプリンタ
載置用の可動台と、この可動台を前記静止台に上
下動を伴うことなく左右移動可能に支持させる方
向性を有したスライドベアリング機構と、前記可
動台の平面移動に伴つて接離する起立面間に設け
られその可動台の前記固定台に対する移動範囲を
規制する緩衝係止機構と、前記静止台と前記可動
台との左右方向の相対位置を指示する指示手段と
を具備してなることを特徴とする。
第4の発明(特許請求の範囲第6項記載の発
明)は、水平に配置される静止台と、この静止台
上に配される可動台と、この可動台を前記静止台
に上下動を伴うことなく少なくとも左右移動可能
に支持させるスライドベアリング機構と、可動台
の左右移動に伴つて接離する起立面間に介設され
その起立面間の距離が小さくなる程該起立面に対
する接触面積が増大する緩衝係止用のクツシヨン
材とを具備してなることを特徴とする。
明)は、水平に配置される静止台と、この静止台
上に配される可動台と、この可動台を前記静止台
に上下動を伴うことなく少なくとも左右移動可能
に支持させるスライドベアリング機構と、可動台
の左右移動に伴つて接離する起立面間に介設され
その起立面間の距離が小さくなる程該起立面に対
する接触面積が増大する緩衝係止用のクツシヨン
材とを具備してなることを特徴とする。
第5の発明(特許請求の範囲第8項記載の発
明)は、水平に配置される静止台と、この静止台
上に配される可動台と、この可動台を前記静止台
に上下動を伴うことなく少なくとも左右移動可能
に支持させるスライドベアリング機構と、可動台
の左右移動に伴つて接離する起立面間に配されそ
の両端を前記各起立面にそれぞれ接着してなる緩
衝係止用のクツシヨン材とを具備してなることを
特徴とする。
明)は、水平に配置される静止台と、この静止台
上に配される可動台と、この可動台を前記静止台
に上下動を伴うことなく少なくとも左右移動可能
に支持させるスライドベアリング機構と、可動台
の左右移動に伴つて接離する起立面間に配されそ
の両端を前記各起立面にそれぞれ接着してなる緩
衝係止用のクツシヨン材とを具備してなることを
特徴とする。
[作用]
第1の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、
静止台を机等の上に水平に設置した上で、その可
動台上にプリンタを載置して使用する。この状態
で、プリンタが印字作業を開始すると、印字ヘツ
ド等の往復動作に起因する該プリンタの振動に伴
つて可動台が水平面上で往復動作する。この可動
台はスライドベアリング機構を介して静止台に支
持されているため、その往復動作は円滑に行われ
る。しかも、その可動台の往復動作は、緩衝係止
手段により衝撃を伴うことなしに規制される。そ
のため、プリンタの振動は、この可動台と緩衝係
止手段との協働により吸収されることになり、そ
の振動が静止台側に伝達されるのが効果的に抑制
される。なお、前記可動台は、上下動を伴うこと
なしに平面移動するものであるため、可動台がい
かなる位置に移動しても重力に基づく復元力が作
用することがない。すなわち、可動台が移動中心
から離れるに従つて該可動台が上昇するような構
造のものでは、可動台を常に中心に復帰させよう
とする復元力が働くことになり、この可動台に振
動を惹起するような規制的な力が作用する。しか
して、この復元力に基づく振動と、可動台上に載
置したプリンタの振動とが共振を起こすとその振
幅が益々大きくなる。これに対して、本願発明の
ものは、可動台に重力に基づく復元力が作用しな
いため、かかる共振現象を招くおそれがない。ま
た、緩衝係止手段は、起立面間に介在させたもの
であるため、重力による荷重が作用することがな
い。そのため、重量の大きなプリンタを長期間載
置して使用しても緩衝係止手段に荷重いよる変形
や変質が生じる可能性が低く、長期に亘つて所期
の緩衝性能を維持することができる。
静止台を机等の上に水平に設置した上で、その可
動台上にプリンタを載置して使用する。この状態
で、プリンタが印字作業を開始すると、印字ヘツ
ド等の往復動作に起因する該プリンタの振動に伴
つて可動台が水平面上で往復動作する。この可動
台はスライドベアリング機構を介して静止台に支
持されているため、その往復動作は円滑に行われ
る。しかも、その可動台の往復動作は、緩衝係止
手段により衝撃を伴うことなしに規制される。そ
のため、プリンタの振動は、この可動台と緩衝係
止手段との協働により吸収されることになり、そ
の振動が静止台側に伝達されるのが効果的に抑制
される。なお、前記可動台は、上下動を伴うこと
なしに平面移動するものであるため、可動台がい
かなる位置に移動しても重力に基づく復元力が作
用することがない。すなわち、可動台が移動中心
から離れるに従つて該可動台が上昇するような構
造のものでは、可動台を常に中心に復帰させよう
とする復元力が働くことになり、この可動台に振
動を惹起するような規制的な力が作用する。しか
して、この復元力に基づく振動と、可動台上に載
置したプリンタの振動とが共振を起こすとその振
幅が益々大きくなる。これに対して、本願発明の
ものは、可動台に重力に基づく復元力が作用しな
いため、かかる共振現象を招くおそれがない。ま
た、緩衝係止手段は、起立面間に介在させたもの
であるため、重力による荷重が作用することがな
い。そのため、重量の大きなプリンタを長期間載
置して使用しても緩衝係止手段に荷重いよる変形
や変質が生じる可能性が低く、長期に亘つて所期
の緩衝性能を維持することができる。
第2の発明は、前述した基本的な振動吸収作用
に加えて、前記静止台を水平に設置する作業を確
実に行なえるという作用が得られる。すなわち、
可動台は無方向性のスライドベアリング機構によ
り支持されているため、静止台が傾斜している
と、該可動台がその傾斜に対応する方向に偏位す
ることになる。すなわち、静止台が左右方向に傾
斜している場合には、可動台が静止台に対する左
右方向中立位置から偏位することになり、静止台
が前後方向に傾斜している場合には、可動台が静
止台に対する前後方向中立位置から偏位すること
になる。そのため、第1の指示手段により静止台
の左右の傾き度合いを確認することができ、第2
の指示手段により静止台の前後の傾きを視認する
ことができる。したがつて、これら両指示手段に
より傾きを確認しつつアジヤスタを操作すること
によつて、静止台を水平に設置することができ
る。
に加えて、前記静止台を水平に設置する作業を確
実に行なえるという作用が得られる。すなわち、
可動台は無方向性のスライドベアリング機構によ
り支持されているため、静止台が傾斜している
と、該可動台がその傾斜に対応する方向に偏位す
ることになる。すなわち、静止台が左右方向に傾
斜している場合には、可動台が静止台に対する左
右方向中立位置から偏位することになり、静止台
が前後方向に傾斜している場合には、可動台が静
止台に対する前後方向中立位置から偏位すること
になる。そのため、第1の指示手段により静止台
の左右の傾き度合いを確認することができ、第2
の指示手段により静止台の前後の傾きを視認する
ことができる。したがつて、これら両指示手段に
より傾きを確認しつつアジヤスタを操作すること
によつて、静止台を水平に設置することができ
る。
第3の発明では、可動台が方向性を有したスラ
イドベアリング機構により左右移動可能に指示さ
れているため、前記と同様な原理によりプリンタ
の左右方向の振動を吸収することができる。通常
のプリンタの可動部分は、主として左右方向の往
復動作を行うようになつているため、このような
構成のものでも、実質的に有効な振動吸収作用を
営み得るものである。しかも、このものは、静止
台の左右方向の傾きのみを調整しておけば、正常
な作動を行う。しかして、この装置は単一の指示
手段を確認しつつアジヤスタを調節することによ
つて、静止台を適正な姿勢に設置することができ
る。
イドベアリング機構により左右移動可能に指示さ
れているため、前記と同様な原理によりプリンタ
の左右方向の振動を吸収することができる。通常
のプリンタの可動部分は、主として左右方向の往
復動作を行うようになつているため、このような
構成のものでも、実質的に有効な振動吸収作用を
営み得るものである。しかも、このものは、静止
台の左右方向の傾きのみを調整しておけば、正常
な作動を行う。しかして、この装置は単一の指示
手段を確認しつつアジヤスタを調節することによ
つて、静止台を適正な姿勢に設置することができ
る。
第4の発明は、基本的には、第1の発明と同様
な振動吸収作用を営む。さらに、このものは、反
発力の弱いクツシヨン材を使用しても、十分にそ
の緩衝係止機能を発揮させることが可能となる。
すなわち、可動台が中立位置から限界位置に移動
するのに伴つて、クツシヨン材が押圧される面積
が増大し、その総和としての反発力は増大するこ
とになる。そのため、単位面積当りの反発力は変
位によつて大きく変化することのないクツシヨン
材を使用しても、係止限界位置に接近した際に大
きな反発力を発揮させることが可能となり、高い
緩衝係止作用を営ませることができる。
な振動吸収作用を営む。さらに、このものは、反
発力の弱いクツシヨン材を使用しても、十分にそ
の緩衝係止機能を発揮させることが可能となる。
すなわち、可動台が中立位置から限界位置に移動
するのに伴つて、クツシヨン材が押圧される面積
が増大し、その総和としての反発力は増大するこ
とになる。そのため、単位面積当りの反発力は変
位によつて大きく変化することのないクツシヨン
材を使用しても、係止限界位置に接近した際に大
きな反発力を発揮させることが可能となり、高い
緩衝係止作用を営ませることができる。
第5の発明は、基本的には、第1の発明と同様
に振動吸収作用を営む。しかも、このものはクツ
シヨン材を可動台の起立面と静止台の起立面とに
接着してあるので、クツシヨン材の圧縮に対する
反発力と引張りに対する反発力の両方を利用し
て、可動台の移動範囲を規制することができる。
に振動吸収作用を営む。しかも、このものはクツ
シヨン材を可動台の起立面と静止台の起立面とに
接着してあるので、クツシヨン材の圧縮に対する
反発力と引張りに対する反発力の両方を利用し
て、可動台の移動範囲を規制することができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
実施例 1
(第1図〜第5図)
第1の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、
静止台1と、この静止台1上に配したプリンタ載
置用の可動台2と、この可動台2を前記静止台1
に上下動を伴うことなく支持させるスライドベア
リング機構3と、前記可動台2の前記静止台1に
対する移動範囲を規制する緩衝係止手段4とを具
備してなる。
静止台1と、この静止台1上に配したプリンタ載
置用の可動台2と、この可動台2を前記静止台1
に上下動を伴うことなく支持させるスライドベア
リング機構3と、前記可動台2の前記静止台1に
対する移動範囲を規制する緩衝係止手段4とを具
備してなる。
静止台1は、板金製のもので、上方に開口する
偏平箱形をなしている。そして、その底面四隅部
にアジヤスタ11付きの脚12を有している。ア
ジヤスタ11は、前記静止台1の底壁13の上面
13aに固着したナツト11aと、前記底壁13
を貫通させてこのナツト11aに螺合させたネジ
軸11bとからなるもので、このネジ軸11bの
下端につまみ状の脚12を固着している。
偏平箱形をなしている。そして、その底面四隅部
にアジヤスタ11付きの脚12を有している。ア
ジヤスタ11は、前記静止台1の底壁13の上面
13aに固着したナツト11aと、前記底壁13
を貫通させてこのナツト11aに螺合させたネジ
軸11bとからなるもので、このネジ軸11bの
下端につまみ状の脚12を固着している。
可動台2は、板金製のもので、下方に開口する
偏平箱形をなしており、前記静止台1よりも若干
大形に設定されている。そして、この前記可動台
2は、前記静止台1に被せるようにして、該静止
台1上に配されている。
偏平箱形をなしており、前記静止台1よりも若干
大形に設定されている。そして、この前記可動台
2は、前記静止台1に被せるようにして、該静止
台1上に配されている。
スライドベアリング機構3は、前記静止台1の
底壁13の上面13aに固定されたボールホルダ
31と、上端部分を上方に露出させてこのボール
ホルダ31に保持されたボール32と、前記可動
台2の天壁22の下面22aに添設され前記ボー
ル32と転接する補強板33と具備してなるもの
で、静止台1の四隅近傍部に設けられている。ボ
ール32は、図示しない多数の小径ボールを介し
て前記ボールホルダ31に全方向回転可能に保持
されており、前記可動台2は、前記静止台1に対
して前後左右あらゆる方向に平面移動し得るよう
に支持されている。
底壁13の上面13aに固定されたボールホルダ
31と、上端部分を上方に露出させてこのボール
ホルダ31に保持されたボール32と、前記可動
台2の天壁22の下面22aに添設され前記ボー
ル32と転接する補強板33と具備してなるもの
で、静止台1の四隅近傍部に設けられている。ボ
ール32は、図示しない多数の小径ボールを介し
て前記ボールホルダ31に全方向回転可能に保持
されており、前記可動台2は、前記静止台1に対
して前後左右あらゆる方向に平面移動し得るよう
に支持されている。
緩衝係止手段4は、前記静止台1の左右両側壁
14の外面14aに発砲ウレタン等のクツシヨン
材41を接着したもので、それら各クツシヨン材
41の先端面は前記可動台2の左右両側壁21の
内面21aに近接させてある。すなわち、このク
ツシヨン材41は、可動台2の平面移動に伴つて
接離する起立面たる静止台1の側壁外面14aと
可動台2の側壁内面21aとの間に設けられてい
る。
14の外面14aに発砲ウレタン等のクツシヨン
材41を接着したもので、それら各クツシヨン材
41の先端面は前記可動台2の左右両側壁21の
内面21aに近接させてある。すなわち、このク
ツシヨン材41は、可動台2の平面移動に伴つて
接離する起立面たる静止台1の側壁外面14aと
可動台2の側壁内面21aとの間に設けられてい
る。
なお、5は、前記静止台1の前後両端壁15,
16の外面15a,16aに一体に突設したスラ
イダであり、前記可動台2の前後両端壁23,2
4に点接触し得るようになつている。
16の外面15a,16aに一体に突設したスラ
イダであり、前記可動台2の前後両端壁23,2
4に点接触し得るようになつている。
また、6は、可動台2を持上げた際に静止台1
をもそれに追従させるための脱落防止用ブラケツ
トである。このブラケツト6は、前記可動台2の
左右両側壁21に固着された断面L字形のもの
で、その水平な先端部を前記静止台1の下面に近
接対向させている。
をもそれに追従させるための脱落防止用ブラケツ
トである。このブラケツト6は、前記可動台2の
左右両側壁21に固着された断面L字形のもの
で、その水平な先端部を前記静止台1の下面に近
接対向させている。
さらに、7は、可動台2に設けた水準器であ
る。この水準器7は、球面に沿つて移動する気泡
71の位置により水平度合を表示し得るように構
成した通常のものである。
る。この水準器7は、球面に沿つて移動する気泡
71の位置により水平度合を表示し得るように構
成した通常のものである。
このような構成のものは、静止台1を図示しな
い机等の上に水平に設置した上で、その可動台2
の天壁22上に図示しないプリンタを載置して使
用される。すなわち、静止台1を机上に載せた状
態で、水準器7を参照しつつ必要な脚12を回転
させてその突出長さを調整し、その静止台1およ
び可動台2が水平になるように設定する。そし
て、その可動台2上にプリンタを載置する。
い机等の上に水平に設置した上で、その可動台2
の天壁22上に図示しないプリンタを載置して使
用される。すなわち、静止台1を机上に載せた状
態で、水準器7を参照しつつ必要な脚12を回転
させてその突出長さを調整し、その静止台1およ
び可動台2が水平になるように設定する。そし
て、その可動台2上にプリンタを載置する。
この状態で、プリンタが印字作業を開始する
と、印字ヘツド等の往復動作に起因して、前記プ
リンタに主として左右方向の振動が発生する。そ
の結果、このプリンタを支持している可動台2が
水平面上で左右に往復動作する。この可動台2は
スライドベアリング機構3を介して静止台1に支
持されているため、その往復動作は軽快かつ円滑
に行われる。しかも、この可動台2の往復動作は
緩衝係止手段4によりその範囲が規制されてい
る。すなわち、印字ヘツド等が右方向に作動した
反作用で前記可動台2がプリンタの本体とともに
図中左方向に移動すると、静止台1の右側壁14
に設けたクツシヨン材41に可動台2の右側壁2
1の内面21aが当接し、このクツシヨン材41
を圧縮することになる。そのため、可動台2は衝
撃を伴うことなく軟らかく係止される。印字ヘツ
ド等が左方向に反転作動した反作用で前記可動台
2がプリンタの本体ともに図中右方向に移動する
と、静止台1の左側壁14に設けたクツシヨン材
41に可動台2の左側壁21の内面21aが当接
し、このクツシヨン材41を圧縮することにな
る。そのため、可動台2が衝撃を伴うことなく軟
らかく係止される。これらの作動によりプリンタ
の左右振動が吸収され、静止台1に伝達されるの
が有効に抑制される。したがつて、プリンタをデ
イスプレイ装置等と共通の机上に載置して使用す
るような場合でも、該プリンタの振動が周辺の機
器類に悪影響を及ぼすのを有効に防止することが
できる。
と、印字ヘツド等の往復動作に起因して、前記プ
リンタに主として左右方向の振動が発生する。そ
の結果、このプリンタを支持している可動台2が
水平面上で左右に往復動作する。この可動台2は
スライドベアリング機構3を介して静止台1に支
持されているため、その往復動作は軽快かつ円滑
に行われる。しかも、この可動台2の往復動作は
緩衝係止手段4によりその範囲が規制されてい
る。すなわち、印字ヘツド等が右方向に作動した
反作用で前記可動台2がプリンタの本体とともに
図中左方向に移動すると、静止台1の右側壁14
に設けたクツシヨン材41に可動台2の右側壁2
1の内面21aが当接し、このクツシヨン材41
を圧縮することになる。そのため、可動台2は衝
撃を伴うことなく軟らかく係止される。印字ヘツ
ド等が左方向に反転作動した反作用で前記可動台
2がプリンタの本体ともに図中右方向に移動する
と、静止台1の左側壁14に設けたクツシヨン材
41に可動台2の左側壁21の内面21aが当接
し、このクツシヨン材41を圧縮することにな
る。そのため、可動台2が衝撃を伴うことなく軟
らかく係止される。これらの作動によりプリンタ
の左右振動が吸収され、静止台1に伝達されるの
が有効に抑制される。したがつて、プリンタをデ
イスプレイ装置等と共通の机上に載置して使用す
るような場合でも、該プリンタの振動が周辺の機
器類に悪影響を及ぼすのを有効に防止することが
できる。
なお、スライドベアリング機構は、以上説明し
たものに限定されるものではなく、例えば、可動
台側にボールホルダと、ボールとを設け、このボ
ールを静止台の底板に転接させるようにしてもよ
い。あるいは、前記ボールに代えて第4図に示す
ような転動車輪131を用いたものにしてもよ
い。すなわち、このスライドベアリング機構10
3は、転動車輪131を軸132を介してブラケ
ツト133に回転自在に保持させ、このブラケツ
ト133を静止台1の底壁13または可動台2の
天壁22に固着し、その転動車輪131を対向す
る可動台2の天壁22または静止台1の底壁13
に転接させるようにしたものである。しかして、
このスライドベアリング機構103は、方向性を
有したものとなるが、主として左右方向の振動し
か発生しないプリンタの振動吸収には、十分にそ
の機能を発揮し得るものとなる。
たものに限定されるものではなく、例えば、可動
台側にボールホルダと、ボールとを設け、このボ
ールを静止台の底板に転接させるようにしてもよ
い。あるいは、前記ボールに代えて第4図に示す
ような転動車輪131を用いたものにしてもよ
い。すなわち、このスライドベアリング機構10
3は、転動車輪131を軸132を介してブラケ
ツト133に回転自在に保持させ、このブラケツ
ト133を静止台1の底壁13または可動台2の
天壁22に固着し、その転動車輪131を対向す
る可動台2の天壁22または静止台1の底壁13
に転接させるようにしたものである。しかして、
このスライドベアリング機構103は、方向性を
有したものとなるが、主として左右方向の振動し
か発生しないプリンタの振動吸収には、十分にそ
の機能を発揮し得るものとなる。
また、緩衝係止手段も、スポンジ等のクツシヨ
ン材を用いたものに限られない。
ン材を用いたものに限られない。
実施例 2
(第5図、第6図)
第2の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、
例えば、第1図〜第3図に示すものから水準器を
除去してなる構造を装置に、第1の指示手段8
と、第2の指示手段9とを設けてなるものであ
る。なお、以下の説明においては、第1図〜第3
図に示すものと同一の部分または相当する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
例えば、第1図〜第3図に示すものから水準器を
除去してなる構造を装置に、第1の指示手段8
と、第2の指示手段9とを設けてなるものであ
る。なお、以下の説明においては、第1図〜第3
図に示すものと同一の部分または相当する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
第1の指示手段8は、静止台1の前端壁15か
ら切り起こした指針81を先端部を上方に屈曲さ
せて可動台2の前端壁23の前面側に位置させる
とともに、その可動台2の前端壁23の前面に目
印82を施印してなる。そして、前記可動台2が
左右方向の中立位置にある場合に、前記指針81
と目印82とが合致するように設定してある。
ら切り起こした指針81を先端部を上方に屈曲さ
せて可動台2の前端壁23の前面側に位置させる
とともに、その可動台2の前端壁23の前面に目
印82を施印してなる。そして、前記可動台2が
左右方向の中立位置にある場合に、前記指針81
と目印82とが合致するように設定してある。
第2の指示手段9は、静止台1の側壁14から
切り起こした指針91の先端部を上方に屈曲させ
て可動台2の側壁21の外面側に位置させるとと
もに、その可動台2の側壁21の外面に目印92
を施印してなる。そして前記可動台2が前後方向
の中立位置にある場合に、前記指針91と目印9
2とが合致するように設定してある。
切り起こした指針91の先端部を上方に屈曲させ
て可動台2の側壁21の外面側に位置させるとと
もに、その可動台2の側壁21の外面に目印92
を施印してなる。そして前記可動台2が前後方向
の中立位置にある場合に、前記指針91と目印9
2とが合致するように設定してある。
このような構成のものであれば、実施例1で説
明した基本的な振動吸収作用に加えて、前記静止
台1を水平に設置する作業を確実に行なえるとい
う作用が得られ、格別な水準器が不要になるとい
う効果を奏する。すなわち、可動台2は無方向性
のスライドベアリング機構3により支持されてい
るため、静止台1が傾斜していると、該可動台2
が重力によりその傾斜に対応する方向に変位する
ことになる。具体的には、静止台1が左右方向に
傾斜している場合には、可動台2が静止台1に対
する左右方向中立位置から偏位することになり、
静止台1が前後方向に傾斜している場合には、可
動台2が静止台1に対する前後方向中立位置から
偏位することになる。そのため、第1の指示手段
8の指針81と目印82との位置関係により静止
台1の左右の傾き度合いを確認することができ、
第2の指示手段9の指針91と目印92との位置
関係により静止台1の前後の傾き度合いを確認す
ることができる。したがつて、これら各指針8
1,91と目印82,92とがそれぞれ合致する
ように脚12のアジヤスタ11を操作することに
よつて、静止台1を水平に設置することができ
る。
明した基本的な振動吸収作用に加えて、前記静止
台1を水平に設置する作業を確実に行なえるとい
う作用が得られ、格別な水準器が不要になるとい
う効果を奏する。すなわち、可動台2は無方向性
のスライドベアリング機構3により支持されてい
るため、静止台1が傾斜していると、該可動台2
が重力によりその傾斜に対応する方向に変位する
ことになる。具体的には、静止台1が左右方向に
傾斜している場合には、可動台2が静止台1に対
する左右方向中立位置から偏位することになり、
静止台1が前後方向に傾斜している場合には、可
動台2が静止台1に対する前後方向中立位置から
偏位することになる。そのため、第1の指示手段
8の指針81と目印82との位置関係により静止
台1の左右の傾き度合いを確認することができ、
第2の指示手段9の指針91と目印92との位置
関係により静止台1の前後の傾き度合いを確認す
ることができる。したがつて、これら各指針8
1,91と目印82,92とがそれぞれ合致する
ように脚12のアジヤスタ11を操作することに
よつて、静止台1を水平に設置することができ
る。
実施例 3
(第7図)
第3の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、
可動台2を、第4図に示すような方向性を有した
スライドベアリング機構103を介して、静止台
1上に左右移動可能に支持させている。そして、
その静止台1と前記可動台2との間に、単一の指
示手段308を設けている。指示手段308は、
静止台1の前端壁15から切り起こした指針38
1の先端部を上方に屈曲させて可動台2の前端壁
23の前面側に位置させるとともに、その可動台
2の前端壁23の前面に目印382を施印してな
る。そして、前記可動台2が左右方向の中立位置
にある場合に、前記指針381と目印382とが
合致するように設定してある。
可動台2を、第4図に示すような方向性を有した
スライドベアリング機構103を介して、静止台
1上に左右移動可能に支持させている。そして、
その静止台1と前記可動台2との間に、単一の指
示手段308を設けている。指示手段308は、
静止台1の前端壁15から切り起こした指針38
1の先端部を上方に屈曲させて可動台2の前端壁
23の前面側に位置させるとともに、その可動台
2の前端壁23の前面に目印382を施印してな
る。そして、前記可動台2が左右方向の中立位置
にある場合に、前記指針381と目印382とが
合致するように設定してある。
このような構成のものであれば、可動台2が方
向性を有したスライドベアリング機構103によ
り左右移動可能に支持されているため、実施例1
で説明したのと同様な原理によりプリンタの左右
方向の振動を吸収することができる。通常、パー
ソナルコンピユータやワードプロセツサ等のプリ
ンタの可動部分は、主として左右方向に往復動作
を行うようになつているため、このような構成の
ものでも、実質的に有効な振動吸収作用を営み得
るものである。しかも、静止台1の左右方向の傾
きのみを調整しておけば、可動台2の左右均等な
往復動作を確保することができる。しかして、こ
のものは単一の指示手段308の指針381と目
印382とを確認しつつアジヤスタ11を調整す
るだけで、静止台1を適正な姿勢に設置すること
ができる。したがつて、構造が簡単である上に、
設置作業を容易に行うことができるという効果が
得られる。
向性を有したスライドベアリング機構103によ
り左右移動可能に支持されているため、実施例1
で説明したのと同様な原理によりプリンタの左右
方向の振動を吸収することができる。通常、パー
ソナルコンピユータやワードプロセツサ等のプリ
ンタの可動部分は、主として左右方向に往復動作
を行うようになつているため、このような構成の
ものでも、実質的に有効な振動吸収作用を営み得
るものである。しかも、静止台1の左右方向の傾
きのみを調整しておけば、可動台2の左右均等な
往復動作を確保することができる。しかして、こ
のものは単一の指示手段308の指針381と目
印382とを確認しつつアジヤスタ11を調整す
るだけで、静止台1を適正な姿勢に設置すること
ができる。したがつて、構造が簡単である上に、
設置作業を容易に行うことができるという効果が
得られる。
実施例 4
(第8図〜第10図)
第4の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、
静止台1の起立面たる側壁14の外面14aと、
可動台2の起立面たる側壁21の内面21aとの
間に、それら両面14a,21a間の距離が小さ
くなる程、前記側壁14の外面14aに対する接
触面積が増大する緩衝係止用のクツシヨン材44
1を介設してる。具体的に説明すれば、クツシヨ
ン材441は、第8図に示すように、前記可動台
2の四隅部に内設された平面視直角三角形のもの
であり、静止台1の各角部1aを各クツシヨン材
441の長辺部441aの中央に当接させてい
る。
静止台1の起立面たる側壁14の外面14aと、
可動台2の起立面たる側壁21の内面21aとの
間に、それら両面14a,21a間の距離が小さ
くなる程、前記側壁14の外面14aに対する接
触面積が増大する緩衝係止用のクツシヨン材44
1を介設してる。具体的に説明すれば、クツシヨ
ン材441は、第8図に示すように、前記可動台
2の四隅部に内設された平面視直角三角形のもの
であり、静止台1の各角部1aを各クツシヨン材
441の長辺部441aの中央に当接させてい
る。
このような構成のものであれば、基本的には、
前述した実施例1のものと同様な振動吸収作用を
営む。さらに、このものは、反発力の弱いクツシ
ヨン材441を使用しても、十分にその機能を発
揮させることが可能である。すなわち、可動台2
が第9図に実線で示す中立位置から、想像線で示
す限界位置にまで移動するの伴つて、クツシヨン
材441が起立面たる静止台1の側壁14の外面
14aにより押圧される面積が漸次増大し、その
総和としての反発力は確実に増加することにな
る。そのため、単位面積当りの反発力は変位によ
つて大きく変化することのないクツシヨン材44
1を使用しても、係止限界位置に接近した際に大
きな反発力を発揮させることが可能となり、高い
緩衝作用を営ませることが可能となる。したがつ
て、安価なクツシヨン材441を使用しているに
も拘らず、バネ定数の大きなスプリングを用いた
ものに近い性能を発揮させることができるという
効果が得られる。そして、第9図に示すものは、
左右方向のみならす、前後方向にも同様な緩衝作
用を営むものである。
前述した実施例1のものと同様な振動吸収作用を
営む。さらに、このものは、反発力の弱いクツシ
ヨン材441を使用しても、十分にその機能を発
揮させることが可能である。すなわち、可動台2
が第9図に実線で示す中立位置から、想像線で示
す限界位置にまで移動するの伴つて、クツシヨン
材441が起立面たる静止台1の側壁14の外面
14aにより押圧される面積が漸次増大し、その
総和としての反発力は確実に増加することにな
る。そのため、単位面積当りの反発力は変位によ
つて大きく変化することのないクツシヨン材44
1を使用しても、係止限界位置に接近した際に大
きな反発力を発揮させることが可能となり、高い
緩衝作用を営ませることが可能となる。したがつ
て、安価なクツシヨン材441を使用しているに
も拘らず、バネ定数の大きなスプリングを用いた
ものに近い性能を発揮させることができるという
効果が得られる。そして、第9図に示すものは、
左右方向のみならす、前後方向にも同様な緩衝作
用を営むものである。
なお、第10図に示すような形状のクツシヨン
材442を使用しても左右方向に対しては、前述
と同様な作用効果を得ることができる。
材442を使用しても左右方向に対しては、前述
と同様な作用効果を得ることができる。
実施例 5
(第11図)
第5の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、
例えば、可動台2を、第1図〜第3図に示すよう
な無方向性のスライドベアリング機構3を介して
静止台1上に平面移動可能に支持させたものにお
いて、前記可動台2の起立面たる側壁21の内面
21aと、静止台1の起立面たる側壁14の外面
14aとの間に、緩衝係止用のクツシヨン材54
1を介在させている。そして、そのクツシヨン材
541をそれぞれ前記可動台2および静止台1に
接着している。なお、この実施例では、前記クツ
シヨン材541をL字形のものにして、その屈曲
端541aを可動台2の前端壁23の内面と静止
台1の前端壁15の外面との間、あるいは、可動
台2の後端壁24の内面と静止台1の後端壁16
の外面との間に介在させている。
例えば、可動台2を、第1図〜第3図に示すよう
な無方向性のスライドベアリング機構3を介して
静止台1上に平面移動可能に支持させたものにお
いて、前記可動台2の起立面たる側壁21の内面
21aと、静止台1の起立面たる側壁14の外面
14aとの間に、緩衝係止用のクツシヨン材54
1を介在させている。そして、そのクツシヨン材
541をそれぞれ前記可動台2および静止台1に
接着している。なお、この実施例では、前記クツ
シヨン材541をL字形のものにして、その屈曲
端541aを可動台2の前端壁23の内面と静止
台1の前端壁15の外面との間、あるいは、可動
台2の後端壁24の内面と静止台1の後端壁16
の外面との間に介在させている。
このような構成のものであれば、可動台2が図
中左方向に移動した際には、図中右側のクツシヨ
ン材541が圧縮力を受けるとともに、図中左側
のクツシヨン材541が引張力を受けることにな
る。そのため、クツシヨン材の圧縮反発力のみを
利用しているものに比べて、より高い緩衝係止作
用を発揮させることができる。
中左方向に移動した際には、図中右側のクツシヨ
ン材541が圧縮力を受けるとともに、図中左側
のクツシヨン材541が引張力を受けることにな
る。そのため、クツシヨン材の圧縮反発力のみを
利用しているものに比べて、より高い緩衝係止作
用を発揮させることができる。
なお、クツシヨン材料の形状や個数は図示例の
ものに限られず、例えば、単なるブロツク状のク
ツシヨン材を可動台の右側壁と静止台の右側壁と
の間に2個介設するとともに、可動台の左側壁と
静止台の左側壁との間に1個設ける等、種々変形
して実施することができる。
ものに限られず、例えば、単なるブロツク状のク
ツシヨン材を可動台の右側壁と静止台の右側壁と
の間に2個介設するとともに、可動台の左側壁と
静止台の左側壁との間に1個設ける等、種々変形
して実施することができる。
以上、各発明の実施例を説明したが、第1〜第
5の発明は、さらに他の態様で実施することも可
能であり、例えば、静止台は、机等の天板自体で
あつてもよく、また、可動台は、プリンタの底板
自体であつてもよい。
5の発明は、さらに他の態様で実施することも可
能であり、例えば、静止台は、机等の天板自体で
あつてもよく、また、可動台は、プリンタの底板
自体であつてもよい。
[発明の効果]
本発明は、以上のような構成であるから、次の
ような効果が得られる。
ような効果が得られる。
まず、第1の発明によれば、プリンタの振動に
伴つて、可動台が平面内で往復動作を行い、しか
も、その往復動作は緩衝係止手段の働きによつ
て、衝撃を伴うことなしに一定の範囲内において
繰返されるため、そのプリンタの振動が静止台に
伝達されるのを有効に抑制することができる。そ
のため、プリンタの振動が机等に介して周辺の機
器類に伝達されて悪影響を及ぼすという不都合を
効果的に防止することができる。しかも、本発明
では、可動台を静止台に上下動を伴うことなしに
支持させているので、可動台がいかなる位置に移
動しても重力に基づく復元力が作用することがな
い。そのため、かかる復元力に起因する可動台の
固有振動数とプリンタの振動数とが合致して共振
現象を招くという不具合がない。また、緩衝係止
手段は、起立面間に介在させたものであるため、
重力による荷重を受けることがない。そのため、
重力の大きなプリンタを長期間載置して使用して
も緩衝係止手段に荷重による変形や変質が生じる
可能性が低く、長期に亘つて所期の緩衝性能を維
持することができる。
伴つて、可動台が平面内で往復動作を行い、しか
も、その往復動作は緩衝係止手段の働きによつ
て、衝撃を伴うことなしに一定の範囲内において
繰返されるため、そのプリンタの振動が静止台に
伝達されるのを有効に抑制することができる。そ
のため、プリンタの振動が机等に介して周辺の機
器類に伝達されて悪影響を及ぼすという不都合を
効果的に防止することができる。しかも、本発明
では、可動台を静止台に上下動を伴うことなしに
支持させているので、可動台がいかなる位置に移
動しても重力に基づく復元力が作用することがな
い。そのため、かかる復元力に起因する可動台の
固有振動数とプリンタの振動数とが合致して共振
現象を招くという不具合がない。また、緩衝係止
手段は、起立面間に介在させたものであるため、
重力による荷重を受けることがない。そのため、
重力の大きなプリンタを長期間載置して使用して
も緩衝係止手段に荷重による変形や変質が生じる
可能性が低く、長期に亘つて所期の緩衝性能を維
持することができる。
また、第2の発明によれば、可動台の重力によ
る移動を利用して静止台の傾きを視認することが
できるので、第1の発明により得られる効果に加
え、格別な水準器などを設けるこなしに、静止台
を簡単かつ確実に水平設置することができるとい
う効果が得られる。
る移動を利用して静止台の傾きを視認することが
できるので、第1の発明により得られる効果に加
え、格別な水準器などを設けるこなしに、静止台
を簡単かつ確実に水平設置することができるとい
う効果が得られる。
一方、第3の発明によれば、可動台が左右方向
に往復移動するので、第1の発明に準じた作用に
より、プリンタの左右方向の振動を有効に吸収す
ることができる。しかも、可動台の重力による移
動を利用して静止台の左右の傾きを視認すること
ができるので、格別な水準器等を設けることなし
に、静止台の左右の傾きを簡単かつ確実に修正す
ることができ、可動台を適正に左右移動させるこ
とができるという効果が得られる。
に往復移動するので、第1の発明に準じた作用に
より、プリンタの左右方向の振動を有効に吸収す
ることができる。しかも、可動台の重力による移
動を利用して静止台の左右の傾きを視認すること
ができるので、格別な水準器等を設けることなし
に、静止台の左右の傾きを簡単かつ確実に修正す
ることができ、可動台を適正に左右移動させるこ
とができるという効果が得られる。
また、第4の発明によれば、可動台の移動量が
大きくなる程、圧縮されるクツシヨン材の面積が
増大して可動台を中立位置方向に押し戻す力が増
加するため、第1の発明と同様な効果に加えて、
安価なクツシヨン材を用いて高い緩衝係止作用を
営ませることができるとい効果が得られる。
大きくなる程、圧縮されるクツシヨン材の面積が
増大して可動台を中立位置方向に押し戻す力が増
加するため、第1の発明と同様な効果に加えて、
安価なクツシヨン材を用いて高い緩衝係止作用を
営ませることができるとい効果が得られる。
また、第5の発明によれば、クツシヨン材の圧
縮反発力のみならず引張反発力をも利用すること
ができるので、第1の発明と同様な効果に加え
て、安価なクツシヨン材を用いて可動台の移動範
囲を有効に規制することができるという効果が得
られる。
縮反発力のみならず引張反発力をも利用すること
ができるので、第1の発明と同様な効果に加え
て、安価なクツシヨン材を用いて可動台の移動範
囲を有効に規制することができるという効果が得
られる。
第1図〜第4図は第1の発明の実施例を示し、
第1図は一部切欠した平面図、第2図は第1図に
おける−線断面図、第3図は第1図における
−線に沿う拡大断面図、第4図はスライドベ
アリング機構の変形例を示す斜視図である。第5
図および第6図は第2の発明の実施例を示し、第
5図は斜視図、第6図は要部を示す拡大断面図で
ある。第7図は第3の発明の一実施例を示す斜視
図である。第8図〜第10図は第4の発明の実施
例を示し、第8図は底面図、第9図は要部を拡大
して示す部分底面図、第10図はクツシヨン材の
変形例を示し第9図相当の底面図である。第11
図は第5の発明の一実施例を示す底面図である。 1……静止台、1a……角部、2……可動台、
3……スライドベアリング機構、4……緩衝係止
手段、8……第1の指示手段、9……第2の指示
手段、11……アジヤスタ、12……脚、14a
……起立面(側壁の外面)、21a……起立面
(側壁の外面)103……スライドベアリング機
構、131……転動車輪、132……軸、308
……指示手段、441……クツシヨン材、441
a……長辺部、442……クツシヨン材、541
……クツシヨン材。
第1図は一部切欠した平面図、第2図は第1図に
おける−線断面図、第3図は第1図における
−線に沿う拡大断面図、第4図はスライドベ
アリング機構の変形例を示す斜視図である。第5
図および第6図は第2の発明の実施例を示し、第
5図は斜視図、第6図は要部を示す拡大断面図で
ある。第7図は第3の発明の一実施例を示す斜視
図である。第8図〜第10図は第4の発明の実施
例を示し、第8図は底面図、第9図は要部を拡大
して示す部分底面図、第10図はクツシヨン材の
変形例を示し第9図相当の底面図である。第11
図は第5の発明の一実施例を示す底面図である。 1……静止台、1a……角部、2……可動台、
3……スライドベアリング機構、4……緩衝係止
手段、8……第1の指示手段、9……第2の指示
手段、11……アジヤスタ、12……脚、14a
……起立面(側壁の外面)、21a……起立面
(側壁の外面)103……スライドベアリング機
構、131……転動車輪、132……軸、308
……指示手段、441……クツシヨン材、441
a……長辺部、442……クツシヨン材、541
……クツシヨン材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水平に配置される静止台と、この静止台上に
配したプリンタ載置用の可動台と、この可動台を
前記静止台に上下動を伴うことなく平面移動可能
に支持させるスライドベアリング機構と、前記可
動台の平面移動に伴つて接離する起立面間に設け
られその可動台の前記固定台に対する移動範囲を
規制する緩衝係止手段とを具備してなることを特
徴とするプリンタの振動吸収装置。 2 スライドベアリング機構が、ボールを用いた
無方向性のものである特許請求の範囲第1項記載
のプリンタの振動吸収装置。 3 スライドベアリング機構が、有軸の転動車輪
を用いたものであり、可動台が左右方向にのみ移
動可能に設定されている特許請求の範囲第1項記
載のプリンタの振動吸収装置。 4 水平度を調節するためのアジヤスタを備えた
静止台と、この静止台上に平行に配したプリンタ
載置用の可動台と、この可動台を前記静止台に上
下動を伴うことなく平面移動可能に支持させる無
方向性のスライドベアリング機構と、前記可動台
の平面移動に伴つて接離する起立面間に設けられ
その可動台の前記固定台に対する移動範囲を規制
する緩衝係止手段と、前記静止台と前記可動台と
の左右方向の相対位置を指示する第1の指示手段
と、前記静止台と前記可動台との前後方向の相対
位置を指示する第2の指示手段とを具備してなる
ことを特徴とするプリンタの振動吸収装置。 5 左右の傾きを調整するためのアジヤスタを備
えた静止台と、この静止台に配したプリンタ載置
用の可動台と、この可動台を前記静止台に上下動
を伴うことなく左右移動可能に支持させる方向性
を有したスライドベアリング機構と、前記可動台
の平面移動に伴つて接離する起立面間に設けられ
その可動台の前記固定台に対する移動範囲を規制
する緩衝係止機構と、前記静止台と前記可動台と
の左右方向の相対位置を指示する指示手段とを具
備してなることを特徴とするプリンタの振動吸収
装置。 6 水平に配置される静止台と、この静止台上に
配される可動台と、この可動台を前記静止台に上
下動を伴うことなく少なくとも左右移動可能に支
持させるスライドベアリング機構と、可動台の左
右移動に伴つて接離する起立面間に介設されその
起立面間の距離が小さくなる程該起立面に対する
接触面積が増大する緩衝係止用のクツシヨン材と
を具備してなることを特徴とするプリンタの振動
吸収装置。 7 クツシヨン材が、偏平箱形の可動台の隅部対
角位置に内設された平面視直角三角形のものであ
り、静止台の角部を、前記クツシヨン材の長辺部
中央に当接させている特許請求の範囲第6項記載
のプリンタの振動吸収装置。 8 水平に配置される静止台と、この静止台上に
配される可動台と、この可動台を前記静止台に上
下動を伴うことなく少なくとも左右移動可能に支
持させるスライドベアリング機構と、可動台の左
右移動に伴つて接離する起立面間に配されその両
端を前記各起立面にそれぞれ接着してなる緩衝係
止用のクツシヨン材とを具備してなることを特徴
とするプリンタの振動吸収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10695587A JPS63270181A (ja) | 1987-04-29 | 1987-04-29 | プリンタの振動吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10695587A JPS63270181A (ja) | 1987-04-29 | 1987-04-29 | プリンタの振動吸収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63270181A JPS63270181A (ja) | 1988-11-08 |
JPH052511B2 true JPH052511B2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=14446772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10695587A Granted JPS63270181A (ja) | 1987-04-29 | 1987-04-29 | プリンタの振動吸収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63270181A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0257429U (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-25 | ||
JPH0355259U (ja) * | 1989-10-04 | 1991-05-28 | ||
JPH0585016A (ja) * | 1991-09-25 | 1993-04-06 | Roland Tec Kk | プリンター用防振台 |
JPH10196718A (ja) * | 1997-01-10 | 1998-07-31 | Canon Inc | 事務機器の衝撃振動吸収装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091109A (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-21 | ||
JPS61100485A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-19 | Nec Home Electronics Ltd | プリンタの防振装置 |
JPS61127376A (ja) * | 1984-11-27 | 1986-06-14 | Nec Home Electronics Ltd | 防振型プリンタ |
JPS6267346A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-27 | Hitachi Cable Ltd | 防振装置 |
-
1987
- 1987-04-29 JP JP10695587A patent/JPS63270181A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091109A (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-21 | ||
JPS61100485A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-19 | Nec Home Electronics Ltd | プリンタの防振装置 |
JPS61127376A (ja) * | 1984-11-27 | 1986-06-14 | Nec Home Electronics Ltd | 防振型プリンタ |
JPS6267346A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-27 | Hitachi Cable Ltd | 防振装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63270181A (ja) | 1988-11-08 |
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