JP3066370U - 物品搭載用の免震装置 - Google Patents
物品搭載用の免震装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】安価な構成としながら、地震等の振動発生の際
架台の平面移動により振動を吸収し架台上の被搭載物を
地震等の各種振動から保護できるようにする。 【解決手段】移動体は移動部材である鋼材等からなる球
体201からなる。移動部材である球体を、球体の上方
に位置する架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの
各対向脚部の対向部と、球体の下方に位置する架台の表
面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は
直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位を設け
たレール体の当該スリット状、溝状等に形成した部位2
05の対向部とをもって、上下から挟みつけながら架台
を移動可能に構成した。
架台の平面移動により振動を吸収し架台上の被搭載物を
地震等の各種振動から保護できるようにする。 【解決手段】移動体は移動部材である鋼材等からなる球
体201からなる。移動部材である球体を、球体の上方
に位置する架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの
各対向脚部の対向部と、球体の下方に位置する架台の表
面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は
直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位を設け
たレール体の当該スリット状、溝状等に形成した部位2
05の対向部とをもって、上下から挟みつけながら架台
を移動可能に構成した。
Description
本考案は、例えば美術品等を収めている搭載ケース等を、地震をはじめとする 各種振動から保護するための物品搭載用の免震装置に関し、詳しくは、本装置中 の架台を可動可能に構成している移動体、レール体に改良を施した免震装置に関 するものである。
この種の免震装置として、例えば、大小を問わず各種の地震等の振動発生の場 合でも水平方向の振動を吸収することにより、床面に配置される台の上のコンピ ューター、精密機械等の機械器具、搭載台上の各種の搭載物、搭載ケース等に収 納した各種搭載品等々が倒れてしまうような事態を防止できるとともに、地震等 の発生振動が終わった後に、搭載台等を円滑に素早く元の位置へ復帰でき、しか も、設置場所も比較的狭いスペースで良く、既存、既製の搭載台、搭載ケース等 にそのまま適用することができる装置としたものがある。 上記免震装置の要旨を説明すると次の通りである。 即ち、この免震装置は、床面等に配置する下部架台と、この下部架台の上方で コンピューター、精密機械等の機械器具等、又は美術品等を搭載する上部架台と 、この下部架台と上部架台との間に配置した中間部架台とを具備し、前記下部架 台、中間部架台が、地震等の振動発生の際、夫々個別に直交する方向に自在に水 平移動しながら振動を吸収可能に構成し、前記上部架台上の被搭載物を地震等の 各種振動から保護するようにした免震装置であり、前記下部架台の上面と、前記 中間部架台の下面との各対向面の夫々左右位置には、夫々上下に対向する各レー ル面を有する各レール体を具備し、前記中間部架台の上面と、前記上部架台下面 との各対向面の夫々左右位置には、夫々上下に対向し、且つ、前記下部架台の上 面と中間部架台の下面とに配置した各レール面に直交する各レール面を有する各 レール体を具備し、前記下部架台の上面と中間部架台の下面との間、中間部架台 の上面と上部架台下面との間には、前記各架台に配置した各レール体の上下に対 向する各レール面に上下から挟持され、地震等の振動発生の際、前記下部架台、 中間部架台が夫々個別に直交する方向に自在に水平移動可能な状態で、且つ、前 記各架台に配置した各レール体の長さ内の一定範囲内においてレール面上を移動 自在なように構成した移動体を具備し、前記下部架台の上面と中間部架台の下面 のいずれかの一面、中間部架台の上面と上部架台の下面のいずれかの一面には、 地震等の振動発生のとき、前記下部架台、中間部架台が、夫々個別に直交する方 向に自在に水平移動する際における前記下部架台と中間部架台、及び中間部架台 と上部架台の各水平移動に対して各架台の脱落・外脱を防止し、且つ、ストッパ 受体と係止するように構成したストッパ体を具備してなることを要旨とするもの である。
上述した免震装置は、例えば美術品等を収めている搭載ケース等を、地震をは じめとする各種振動から保護するための基本的構成の免震装置としては優れた作 用、効果を発揮できるものである。 しかし、上述した免震装置においては、移動体、レール体の製造コストが高い ことから、装置自体の高騰を招いていた。 本考案は、上述した従来の免震装置をはじめとして、地震等の振動発生の際平 面移動するように構成した架台を具備し、この架台の平面移動により振動を吸収 可能に構成し、架台上の被搭載物を地震等の各種振動から保護するようにした免 震装置の類において架台を可動可能に構成している移動体、レール体に改良を施 し、製造コスト安価な移動体、レール体の構成としながら、地震等の振動発生の 際架台の平面移動により振動を吸収し架台上の被搭載物を地震等の各種振動から 保護できるようにした免震装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案は、地震等の振動発生の際、夫々個別に直交する方向に自 在に平面移動する各架台を具備し、当該各架台の平面移動により振動を吸収可能 に構成し、前記各架台の内の上方に位置する架台上の被搭載物を地震等の各種振 動から保護するようにした免震装置であり、前記移動体は移動部材である鋼材等 からなる球体からなり、この移動部材である球体を、該球体の上方に位置する架 台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの各対向脚部の対向部と、該球体の下方 に位置する架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線 状としたスリット状、溝状等に形成した部位を設けたレール体の当該スリット状 、溝状等に形成した部位の対向部とをもって、上下から挟みつけながら前記架台 を移動可能に構成してなることを特徴とする免震装置である。 請求項2記載の考案は、床面等に配置する下部架台と、この下部架台の上方で 美術品等を搭載する上部架台と、この下部架台と上部架台との間に配置した中間 部架台とを具備し、前記下部架台、中間部架台が、地震等の振動発生の際、夫々 個別に直交する方向に自在に平面移動しながら振動を吸収可能に構成し、前記上 部架台上の被搭載物を地震等の各種振動から保護するようにした免震装置であり 、前記移動体は移動部材である鋼材等からなる球体からなり、この移動部材であ る球体を、該球体の上方に位置する架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの 各対向脚部の対向部と、該球体の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手 方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部 位を設けたレール体の当該スリット状、溝状等に形成した部位の対向部とをもっ て、上下から挟みつけながら前記架台を移動可能に構成してなることを特徴とす る免震装置である。 請求項3記載の考案は、床面等に配置する下部架台と、この下部架台の上方で コンピューター、精密機械等の機械器具等、又は美術品等を搭載する上部架台と 、この下部架台と上部架台との間に配置した中間部架台とを具備し、前記下部架 台、中間部架台が、地震等の振動発生の際、夫々個別に直交する方向に自在に水 平移動しながら振動を吸収可能に構成し、前記上部架台上の被搭載物を地震等の 各種振動から保護するようにした免震装置で、前記下部架台の上面と、前記中間 部架台の下面との各対向面の夫々左右位置には、夫々上下に対向する各レール面 を有する各レール体を具備し、前記中間部架台の上面と、前記上部架台下面との 各対向面の夫々左右位置には、夫々上下に対向し、且つ、前記下部架台の上面と 中間部架台の下面とに配置した各レール面に直交する各レール面を有する各レー ル体を具備し、前記下部架台の上面と中間部架台の下面との間、中間部架台の上 面と上部架台下面との間には、前記各架台に配置した各レール体の上下に対向す る各レール面に上下から挟持され、地震等の振動発生の際前記下部架台、中間部 架台が夫々個別に直交する方向に自在に水平移動可能な状態で、且つ、前記各架 台に配置した各レール体の長さ内の一定範囲内においてレール面上を移動自在な ように構成した移動体を具備し、下部架台の上面と中間部架台の下面のいずれか の一面、中間部架台の上面と上部架台の下面のいずれかの一面には、地震等の振 動発生のとき、前記下部架台、中間部架台が、夫々個別に直交する方向に自在に 水平移動する際における前記下部架台と中間部架台、及び中間部架台と上部架台 の各水平移動に対して各架台の脱落・外脱を防止し、且つ、ストッパ受体と係止 するように構成したストッパ体を具備してなることを特徴とする免震装置であり 、前記移動体は移動部材である鋼材等からなる球体からなり、この移動部材であ る球体を、該球体の上方に位置する架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの 各対向脚部の対向部と、該球体の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手 方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部 位を設けたレール体の当該スリット状、溝状等に形成した部位の対向部とをもっ て、上下から挟みつけながら前記架台を移動可能に構成してなることを特徴とす る免震装置である。 請求項4記載の考案は、前記レール体のスリット状、溝状等に形成した部位が 、中心位置が最も溝幅が広く、この中心位置から夫々反対方向に行くに沿って徐 々に溝幅が狭くなっているものである請求項1乃至3のいずれかに記載の免震装 置である。 請求項5記載の考案は、前記移動体と、ガイド、レール体との挟みつけ、接触 状態が、移動体である球体を、上方に配置したガイドの内面の頂上面部と、球体 の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又 は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位を設けたレール体の該スリッ ト状、溝状等に形成した部位の対向部とをもって上下から3点接触状態で挟むよ うに構成するか、又は移動体である球体を、上方に配置したガイドの内面の頂上 面部と、球体の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓 状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位を設けたレール 体のスリット状、溝状等に形成した部位の対向部と、レール体が配置される架台 の内底面部とをもって上下から4点接触状態で挟むように構成したものである請 求項1乃至4のいずれかに記載の免震装置である。 請求項6記載の考案は、前記移動体と、ガイド、レール体との挟みつけ、接触 状態が、移動部材である球体を、球体の上方に位置する架台の裏面に固定配置さ れ長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成 した部位を設けたガイドの当該スリット状、溝状等の部位の対向部と、該球体の 下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は 直線状としたスリット状、溝状等の部位を設けたレール体の当該スリット状、溝 状等に形成した部位の対向部とをもって、上下から挟みつけながら前記架台を移 動可能に構成したものである請求項1乃至4のいずれかに記載の免震装置である 。 請求項7記載の考案は、前記ガイドのスリット状、溝状等に形成した部位が中 心位置が最も溝幅が広く、この中心位置から夫々反対方向に行くに沿って徐々に 溝幅が狭くなっているものである請求項6に記載の免震装置である。 請求項1乃至7記載の各考案によれば、移動体、レール体の製造コストを安価 にでき、ひいては装置自体の製造コストを安価にでき、移動体とレール体、ガイ ドとの各接触部の摩耗が少なく、且つ、可動する各架台の円滑な動きを維持でき るとともに、地震等の振動発生の際、架台の水平方向の自在な平面移動により振 動を吸収可能な構成であることから、大小を問わず各種の地震等の振動発生の場 合でも水平方向の振動を吸収することにより、床面に配置される台の上のコンピ ューター、精密機械等の機械器具、搭載台上の各種の搭載物、搭載ケース等に収 納した各種搭載品等々が倒れてしまうような事態を防止でき、地震等の発生振動 が終わった後に、搭載台等を円滑に素早く元の位置へ復帰でき、しかも、設置場 所も比較的狭いスペースで良く、既存、既製の搭載台、搭載ケース等にそのまま 適用することができ、常時、平面可動する架台の円滑な平面移動を保持し、装置 の最良な作動状態を常時維持することができる免震装置を実現できる。 更に、下部架台の上面と中間部架台の下面との間、中間部架台の上面と上部架 の下面との間には、夫々の架台内に各コロ体を装着配置しているとともに、地震 等の振動発生の際に、下部架台、中間部架台とが、夫々個別に直交する前後・左 右の方向に自在にオーバーハング状態で振動を吸収しながら水平移動が可能なよ うに構成されて積層状態になっているので、これにより、美術品等々を搭載する ようにした上部架台を支持しているその下方部分があらゆる方向に動きながら振 動を吸収して上部架台上の美術品等の倒壊等を防止することができる物品搭載用 の免震装置を実現できる。 また、地震等の振動発生の際には、下部架台、中間部架台が、夫々個別に直交 する前後・左右の方向に自在にオーバーハング状態で振動を吸収しながら水平移 動可能な構成であることから、上記各架台の水平移する各架台が脱落・外脱しな いように規制するようにしたストッパ体と相まって、下部架台、中間部架台の各 水平移動がかなり広い範囲まで安全に移動可能になるので、各架台のサイズを比 較的小さくコンパクトに構成でき、本装置の設置場所も比較的狭いスペースで良 く、例えば、既存、既製の搭載ケースA等の内部に本装置をそのまま配置して適 用することができる免震装置を実現できる。
次に、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 (実施の形態1) この免震装置1は、図1に示すように、地震等の振動発生の際、夫々個別に直 交する方向に自在に平面移動しながら振動を吸収可能に構成した対向配置の各架 台303、304、305を具備したものである他、例えば、図2、図3、図6 乃至図12に示すような床面2上に配置する下部架台10と、この下部架台10 の上に配置する中間部架台20と、この中間部架台20の上に配置する上部架台 40とを具備し、上部架台40上の被搭載物を地震等の各種振動から保護するよ うにした装置である。 図1に示す各架台は、夫々対向する面が、地震等の振動発生の際、各架台が夫 々個別に直交する方向に自在に平面移動させることができる例えば鋼材等からな る球体201を架台内から外脱しないような溝状になっている。 図3中のAは、例えば美術品等々を収めている搭載ケースであり、この免震装 置1は、例えば図3に示すような状態において使用される。 前記積層状態に対向配置した各架台の夫々の間には、前記下部架台10、中間 部架台20を、各架台相互に対して、夫々個別に直交する方向に水平状態に自在 に平面移動可能なように構成した例えば図1に示すような移動体97を配置して いる。 この移動体97は、特に限定した構成を採用するものではなく、地震等の振動 発生の際、各架台が夫々個別に直交する方向に自在に平面移動させることができ る構成であれば、例えば、鋼材等からなる球体201を架台内から外脱しないよ うな構成を施して配置する等々、如何なる構成のものでも良い。 本考案における架台構成としては、図1、又は図2、図3に示すような夫々個 別に直交する方向に自在に平面移動するように構成した対向配置の架台構成の他 、図5に示すように、接地面に基板120を配置し、その上に、移動体97とし ての鋼材等からなる球体201を架台内から外脱しないような構成を施して配置 しつつ平面移動するように構成した単一枚の架台300の構成でも良く、また、 図4に示すように、移動体97としての鋼材等からなる球体201を架台内から 外脱しないような構成を施して配置しつつ対向する架台の内のいずれか一方の架 台が平面移動するように構成した各架台301、302の構成でも良い。図4に 示す各架台301、302、図5に示す架台300、基板120は、夫々対向す る面が、移動体97としての球体201が架台内から外脱しないような溝状にな っている。 本実施の形態1における移動体97は、図1、図6乃至図7、図13乃至図1 4等に示すように、移動体97の移動部材である例えば鋼材等からなる球体20 1からなり、この移動部材である球体201を、該球体201の上方に位置する 架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイド202の各対向脚部203の対向部2 04と、該球体201の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向に円 弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位205 を設けたレール体50の該スリット状、溝状等に形成した部位205の対向部2 06とをもって、上下から挟みつけながら架台を移動させるように構成してなる ことを特徴とするものである。 上記レール体50のスリット状、溝状等に形成した部位205は、その中心位 置が最も溝幅が広く、この中心から夫々反対方向に行くに沿って徐々に溝幅が狭 くなっている。 本実施の形態では、前記移動体97の移動部材である球体201は、図14に 示すように、同一面上に配置した各2つのレール体50のスリット状、溝状等に 形成した部位205内に夫々配置されて作動するようになっている。 従って、各2つのレール体50の上方には、各移動体97の移動部材である球 体201を挟んだ状態で各逆凹状のガイド202が配置される。 なお、本実施の形態においては、前記球体201の上方に位置する架台の裏面 に固定配置した逆凹状のガイド202は必ずしも必要とするものではない。この ガイド202を除去しても実施できる。この場合には、球体201の上方に位置 する架台の裏面が上方から球体201に接することになる。 この種の装置における移動体97をこのような構成とすることにより、移動体 97の移動部材である例えば鋼材等からなる球体201は、球体201の上方に 位置する架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイド202の各対向脚部203の 対向部204と、球体201の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方 向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位 205を設けたレール体50の該スリット状、溝状等に形成した部位205の対 向部206とをもって、上下から挟みつけられながら、各可動架台の水平移動に 伴って、架台間を移動することになる。 しかも、この場合、前記レール体50のスリット状、溝状等に形成した部位2 05は、その中心位置が最も溝幅が広く、この中心から夫々反対方向に行くに沿 って徐々に溝幅が狭くなっているので、このレール体50の製造コストが単に安 価である他、前記レール体50のスリット状、溝状等に形成した部位205内を 移動する球体201の移動状況は、当該スリット状、溝状等に形成した部位20 5の円弧状、弓状に湾曲状又は直線状とした溝幅に沿って、円弧状、弓状に湾曲 して移動する。 前記球体201は、これを受けるガイド202の対向部204、レール体50 のスリット状、溝状等に形成した部位205の対向部206と、常時、点接触な ので、摩耗が少なく、且つ、円弧状、弓状に湾曲状又は直線状とした円滑な動き ができる。 この免震装置1は、前記移動体の改良構成とともに、前記図1乃至図5に示す 移動する架台構成を採用しているので、地震等の振動発生の際、架台の水平方向 の自在な平面移動により振動を吸収可能な構成であることから、大小を問わず各 種の地震等の振動発生の場合でも水平方向の振動を吸収することにより、床面に 配置される台の上のコンピューター、精密機械等の機械器具、搭載台上の各種の 搭載物、搭載ケース等に収納した各種搭載品等々が倒れてしまうような事態を防 止できるとともに、地震等の発生振動が終わった後に、搭載台等を円滑に素早く 元の位置へ復帰でき、しかも、設置場所も比較的狭いスペースで良く、既存、既 製の搭載台、搭載ケース等にそのまま適用することができる装置である。 以下、図2、図3、図6乃至図14を参照して前述した前記移動体の改良構成 が用いられる架台構成の一例を説明する。 即ち、前述した移動体の改良構成が設置される免震装置1における架台構成の 一例を説明すると、以下の通りである。 この免震装置1は、前記図2、図3に示すように、床面2上に配置する下部架 台10と、この下部架台10の上に配置する中間部架台20と、この中間部架台 20の上に配置する上部架台40とを具備している。 図2中のAは、前述したように美術品等々を収めている搭載ケースであり、こ の免震装置1は、例えば、図3に示すような状態において使用される。 前記下部架台10は、上面を開口11とした四角形状の薄状箱型で、上方に向 いて浅い溝部12を設けて形成している。 前記中間部架台20は、上・下面を夫々開口21、22とし、中心板23の上 下に夫々四角形状の薄状箱型を備えた形態で、この中心板23の上方、下方に向 いて夫々浅い溝部24、25を設け、上の溝部24の部分を上方中間部架台26 、下の溝部25の部分を下方中間部架台27として形成している。 前記上部架台40は、例えば図2に示すように、下面を開口41とした四角形 状の薄状箱型で、下方に向いた浅い溝部42を設けて形成している。この上部架 台40の上に、コンピューター、精密機械等の機械器具等、又は美術品等が搭載 、搭載される。 前記下部架台10、中間部架台20の上方中間部架台26、下方中間部架台2 7、上部架台40は、図2、図13、図14に示すように、各溝部が夫々相互に 対向する各架台内に、夫々対向する各溝部内の左右位置に、後記する移動体97 の移動部材である例えば鋼材等からなる球体201を、球体201の上方に位置 する架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイド202の各対向脚部203の対向 部204と、該球体201の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向 に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位2 05を設けたレール体50の該スリット状、溝状等に形成した部位205の対向 部206とをもって上下から挟むように構成した各ガイド202、各レール体5 0を配置している。 図13に示すように、上記レール体50のスリット状、溝状等に形成した部位 205は、その中心位置が最も溝幅が広く、この中心から夫々反対方向に行くに 沿って徐々に溝幅が狭くなっている。 本実施の形態では、前記移動体97の移動部材である球体201は、図14に 示すように、同一面上に配置した各2つのレール体50のスリット状、溝状等に 形成した部位205内に配置されて作動するようになっている。従って、各2つ のレール体50の上方には、移動体97の移動部材である球体201を挟んだ状 態で各逆凹状のガイド202が配置される。 なお、本実施の形態においては、前記球体201の上方に位置する架台の裏面 に固定配置した逆凹状のガイド202は必ずしも必要とするものではない。この ガイド202を除去し、球体201の頂上部に位置する架台の裏面で球体201 の頂上部を押えても実施できる。 即ち、前記下部架台10の溝部12の左右位置と、下方中間部架台27の溝部 25の左右位置とには、相互に対向する溝部内の左右位置の上下に、前記各ガイ ド202、各レール体50を配置している。 また、前記上方中間部架台26の溝部24の左右位置と、上部架台40の溝部 42の左右位置との上下には、前記下部架台10の溝部12と下方中間部架台2 7の溝部25とに配置した各ガイド202、各レール体50と直交し交叉する状 態で、相互に対向する溝部内の左右位置の上下に、各ガイド202、各レール体 50を配置している。 従って、上方中間部架台26の溝部24と上部架台40の溝部42とに配置す る各ガイド202、各レール体50と、前記下部架台10の溝部12と下方中間 部架台27の溝部25とに配置する各ガイド202、各レール体50とは、直交 し交叉する状態で配置している。 前記下部架台10の溝部12と下方中間部架台27の溝部25とに配置する各 ガイド202、各レール体50の間と、前記上方中間部架台26の溝部24と上 部架台40の溝部42とに配置する各ガイド202、レール体50の間には、下 部架台10の開口11と下方中間部架台27の開口22との対向端面と、上方中 間部架台26の開口21と上部架台40の開口41との対向端面とに、夫々隙間 81を設けながら、前記各架台に配置した各ガイド202、各レール体50の上 下に対向する各ガイド202、各レール体50に上下から挟持され、地震等の振 動発生の際、前記下部架台10、中間部架台20が夫々個別に直交する方向に自 在に水平移動可能な状態で、且つ、前記各架台に配置した各ガイド202、各レ ール体50の長さ内の一定範囲内においてレール体50のスリット状、溝状等に 形成した部位205の対向部206上を移動自在なように構成した移動体97の 移動部材である例えば鋼材等からなる球体201を具備している。 前記移動体97は、前記各架台に配置した各ガイド202、各レール体50に 上下から挟持されて、地震等の振動発生の際、前記下部架台10、中間部架台2 0が個別に直交する方向に自在に水平移動可能な状態で、且つ、前記各架台に配 置した各ガイド202、各レール体50の長さ内の一定範囲内においてレール体 50上を移動自在な構成であれば良く、特にその構成を限定するものではない。 前記各レール体50の長さ内の一定範囲内とは、各ガイド202、各レール体 50の長さ内における一定の範囲という意味であり、後記するように、例えば各 ガイド202、各レール体50の長手方向の夫々の両端部に各垂直片56を突設 した場合には、前記移動体97がこの各垂直片56内におけるレール体50上を 移動自在となる。 従って、下部架台10、中間部架台20の下方中間部架台27、中間部架台2 0の上方中間部架台26、上部架台40は、夫々の架台内に移動体97を装着配 置しているとともに、図2等の各矢印に示すように、地震等の振動発生の際には 、下部架台10、中間部架台20とが、夫々個別に直交する前後・左右の各方向 に自在にオーバーハング状態で振動を吸収しながら水平移動が可能なように構成 されて積層状態になっている。 前記下部架台10、中間部架台20とが、夫々個別に直交する前後・左右の方 向に自在にオーバーハング状態で水平移動することから、これにより、美術品等 を搭載する上部架台40を支持しているその下方部分があらゆる方向に動きなが ら振動を吸収して上部架台40上の美術品等の倒壊等を防止することになる。 なお、図2中の2点鎖線の引き出し線で示す符号70又は90は、下部架台1 0と中間部架台20の下方中間部架台27との間、中間部架台20の上方中間部 架台26と上部架台40との間の左右位置に夫々配置した各ガイド202、各レ ール体50の間に、各架台間の各ガイド202、各レール体50に直交して配置 される後記ストッパ体90又はストッパ体70と異なる実施の形態のストッパ体 70である。 本考案の実施の形態においては、下部架台10、中間部架台20が、夫々個別 に直交する前後・左右の方向に自在にオーバーハング状態で振動を吸収しながら 水平移動可能な構成であることから、後記する上記各架台の水平移動する各架台 が脱落・外脱しないように規制するようにしたストッパ体70と相まって、下部 架台10、中間部架台20の各水平移動がかなり広い範囲まで安全に移動可能に なるので、各架台のサイズを比較的小さくコンパクトに構成でき、本装置の設置 場所も比較的狭いスペースで良く、例えば、既存、既製の搭載ケースA等の内部 に本装置をそのまま配置して適用することができる。 本実施の形態においては、図13に示すように、前記レール体50のスリット 状、溝状等に形成した部位205は、その中心位置が最も溝幅が広く、この中心 から夫々反対方向に行くに沿って徐々に溝幅が狭くなっているので、下部架台1 0、中間部架台20との夫々個別に直交する前後・左右の方向への自在な水平移 動を一層円滑するとともに、上部架台40の高効率な振動吸収を行うことができ 、下部架台10、中間部架台20の各架台の元の位置への復帰力を一層素早くす ることが可能である。 前記下部架台10、中間部架台20の下方中間部架台27、中間部架台20の 上方中間部架台26、上部架台40の各溝内に上下に配置するガイド202、各 レール体50の各端部には、図8、図9等に示すように、前記下部架台10、中 間部架台20の水平移動範囲の最大限(最大限のオーバーハング位置)を規制す るための各垂直片56を突設している。図9に示すように、移動する各架台がそ の移動の最大限の位置に達した時、移動体97が各垂直片56に当接し移動を停 止する。 なお、上記垂直片56は、これに代替して、各架台の内壁面をもって、当該垂 直片56と同じ作用を発揮するようにしても良い。 前記各ガイド202、各レール体50の長手方向の夫々の両端部に、各垂直片 56を突設した場合には、前述したように、前記移動体97がこの各垂直片56 内におけるレール体50上を移動自在となる。 前記上部架台40の溝部42内の各ガイド202と、前記中間部架台20の下 方中間部架台27の溝部25内の左右の各ガイド202とは、夫々内側方向に対 向する各ガイド202の更に内側位置に、後記するストッパ体70のコロ71を 搭載しこのコロ71の受け体として、図6、図7に示すように夫々適当な幅を有 する各ストッパ受面53を設けたストッパ受体54を形成している。 上記ストッパ受体54の各ストッパ受面53は、図6、図10に示すように水 平に形成しても良く、また、図11に示すように、側面からみた場合、底部55 を有する緩やかに傾斜した傾斜面53を有するV字状又は円弧状として形成して も良い。 上記ストッパ受体54の各ストッパ受面53を、底部55を有する緩やかに傾 斜した傾斜面53を有するV字状又は円弧状に形成して構成した場合、下部架台 10、中間部架台20の夫々個別に直交する前後・左右の方向への自在な水平移 動を一層円滑するとともに、上部架台40の高効率な振動減衰を行うことができ 、高効率に下部架台10のレール体50からの中間部架台20の脱落・外脱を防 止、且つ、中間部架台20のレール体50からの上部架台40の脱落・外脱を防 止しながら、下部架台10、中間部架台20の各移動架台の元の位置への復帰力 を一層素早くすることが可能となる。 なお、ストッパ受体54の各ストッパ受面53を、底部55を有する緩やかに 傾斜した傾斜面53を有するV字状又は円弧状に形成して構成した場合、下部架 台10、中間部架台20の水平移動範囲が最大限(最大限のオーバーハング位置 )の移動位置に達した時(図9の状態の時)、各コロ71は当該ストッパ受面5 3の傾斜面53の最も高い部分に位置(図11中の破線の部分)して移動架台( 下部架台10、中間部架台20)が停止することになる。コロ71が、図11の 実線で示すように中央部分に位置するとき、下部架台10、中間部架台20は図 8に示すような状態にある。 前記下部架台10の溝部12内と、前記中間部架台20の上方中間部架台26 の溝部24内とには、下部架台10のレール体50からの中間部架台20の脱落 ・外脱を防止し、中間部架台20のレール体50からの上部架台40の脱落・外 脱を防止するため、下部架台10の溝部12内と中間部架台20の上方中間部架 台26の溝部24内の左右の各レール体50の間に、これらの各レール体50に 直交する状態でストッパ体90を具備している。 図6中の2点鎖線の引き出し線で示す符号90は、中間部架台20の上方中間 部架台26と上部架台40との間に配置するストッパ体である。このストッパ体 90は、下部架台10と中間部架台20の下方中間部架台27との間に配置する ストッパ体90と同一構成で、下部架台10と中間部架台20の下方中間部架台 27との間に配置するストッパ体90に直交して、中間部架台20の上方中間部 架台26と上部架台40との間に配置される。 本実施の形態の上記ストッパ体90は、図6に示すように、左右両端に回転可 能に設けた各コロ71を有し、凹状の保持枠93を支持する2つの各ナット96 を、下部架台10の溝部12内、中間部架台20の上方中間部架台26の溝部2 4内に垂直に固設して構成している。 図6中の91は、ナット96に保持枠93を支持しているナットである。 従って、この実施の形態においては、ナット96への保持枠93の高・低の支 持位置をナット91の締め付け状態により、自在に調整可能できるので、これに より、前記ストッパ受面53へのコロ71の接触状態を調整できることから、下 部架台10、中間部架台20の夫々個別に直交する前後・左右の方向への自在な 水平移動の調整を自在にできる。 上記ストッパ体90のコロ71は、これ自体をコロの構成に限定するものでは ない。要は、ストッパ受面53の接触状態を調整できるものであれば、単なる棒 状としてこれを構成しても良い。この点、後述する変形する実施の形態における ストッパ体70のコロ71も同様である。 なお、ストッパ受体54の各ストッパ受面53を、図10のように、水平に形 成して構成した場合、下部架台10、中間部架台20の水平移動範囲が最大限( 最大限のオーバーハング位置)の移動位置に達した時(図9の状態の時)、各コ ロ71は当該ストッパ受面53の傾斜面53の最も高い部分に位置(図10中の 破線の部分)して移動架台(下部架台10、中間部架台20)が停止することに なる。コロ71が、図10の実線で示すように中央部分に浮上して位置するとき は、下部架台10、中間部架台20は図8に示すような状態にある。 図7は、変更した実施の形態のストッパ体70であり、凹状の保持枠73の左 右両端に回転可能に設けた各コロ71を有し、この保持枠73の中心位置に保持 枠73を、下部架台10の溝部12内、中間部架台20の上方中間部架台26の 溝部24内に垂直に固設するネジ芯棒94と、これに装着するナット92を具備 している。上記変更した実施の形態のストッパ体70の場合においても、前記ス トッパ体90の場合と同様に、ストッパ受体54のストッパ受面53は、図10 、図11に示すように、水平或いは底部55を有する緩やかに傾斜した傾斜面5 3を有するV字状又は円弧状として形成したものに適用できることは勿論である 。 そして、前記保持枠73の左右位置には、各ネジネジ芯棒76の周囲に上下方 向に付勢、弾性作用を発揮するバネ77等の各弾性体78を装着し、凹状の保持 枠73の底面にスペーサ74を装着可能な隙間75を有しつつ基板80を、下部 架台10の溝部12の底部、中間部架台20の上方中間部架台26の溝部24の 底部に固着している。 図7中の2点鎖線の引き出し線で示す符号70は、中間部架台20の上方中間 部架台26と上部架台40との間に配置するストッパ体である。このストッパ体 70は、下部架台10と中間部架台20の下方中間部架台27との間に配置する ストッパ体70と同一構成で、下部架台10と中間部架台20の下方中間部架台 27との間に配置するストッパ体70に直交して、中間部架台20の上方中間部 架台26と上部架台40との間に配置される。 図7中、79は各コロ71のコロ軸、82はバネ77等の弾性体78の上方に 配置した押え板、83はネジ芯棒76を下部架台10の溝部12の底部、中間部 架台20の上方中間部架台26の溝部24の底部に固着するようにした場合のネ ジ頭である。 この場合、前記ストッパ体70の左右の各コロ71は、前記上部架台40の溝 部42内と、中間部架台20の下方中間部架台27の溝部25内との左右の各ス トッパ受体54のストッパ受面53上に位置して、下部架台10、中間部架台2 0が夫々個別に直交する前後・左右の方向へ振動を吸収しながら自在な水平移動 する際このストッパ受面53上を回転するようになっている。 従って、この実施の形態においては、スペーサ74を装着でき、弾性体78の 締め付け状態の強弱の調整ができ、これにより、前記ストッパ受面53へのコロ 71の接触状態を調整できることから、下部架台10、中間部架台20の夫々個 別に直交する前後・左右の方向への自在な減衰の調整を自在にできる。 これにより、図10、図11に示すような所に位置する場合のコロ71を、自 在に変更、調整(コロ71の下面をストッパ受面53に強弱を持たせながら当接 させたり、浮上させたり)することにより、前記下部架台10、中間部架台20 の各水平移動の減衰強弱を調整可能である。 このように構成した本実施の形態に係る免震装置は、例えば、前記上部架台4 0の上に、コンピューター、精密機械等の機械器具等、又は美術品等の搭載物を 搭載して、これを使用状態においた場合、地震等各種の振動発生の際、下部架台 10、中間部架台20が、夫々個別に直交する前後・左右の方向に自在にオーバ ーハング状態で振動を吸収しながら水平移動が可能なように構成されているので 、上部架台40上のコンピューター、精密機械等の機械器具、搭載物が倒壊して しまうような事態を防止できる。 そして、前述したように、本実施の形態においては、図13に示すように、前 記レール体50のスリット状、溝状等に形成した部位205は、その中心位置が 最も溝幅が広く、この中心から夫々反対方向に行くに沿って徐々に溝幅が狭くな っているので、下部架台10、中間部架台20との夫々個別に直交する前後・左 右の方向への自在な水平移動を一層円滑するとともに、上部架台40の高効率な 振動吸収を行うことができ、下部架台10、中間部架台20の各架台の元の位置 への復帰力を一層素早くすることが可能である。 また、前記下部架台10、中間部架台20とが、夫々個別に直交する前後・左 右の方向に自在にオーバーハング状態で水平移動することから、これにより、美 術品等を搭載する上部架台40を支持しているその下方部分があらゆる方向に動 きながら振動を吸収して上部架台40上の美術品等の倒壊等を防止することにな るとともに、下部架台10、中間部架台20が、夫々個別に直交する前後・左右 の方向に自在にオーバーハング状態で振動を吸収しながら水平移動可能な構成で あることから、上記各架台の水平移動する各架台が脱落・外脱しないように規制 するようにしたストッパ体70と相まって、下部架台10、中間部架台20の各 水平移動がかなり広い範囲まで安全に移動可能になるので、各架台のサイズを比 較的小さくコンパクトに構成でき、本装置の設置場所も比較的狭いスペースで良 く、例えば既存、既製の搭載ケースA等の内部に本装置をそのまま配置して適用 することができる。 また、前記中間部架台20の下方中間部架台27、上部架台40の各ストッパ 受体54の各ストッパ受面53を、底部55を有する緩やかに傾斜した傾斜面5 3を有するV字状又は円弧状に形成して構成した場合、下部架台10、中間部架 台20の夫々個別に直交する前後・左右の方向への自在な水平移動を一層円滑す るとともに、上部架台40の高効率な振動減衰を行うことができ、下部架台10 、中間部架台20の各移動架台の元の位置への復帰力を一層素早くすることが可 能となる。 また、前記ストッパ体90のナット96への保持枠93の高・低の支持位置を ナット91の締め付け状態により、自在に簡易に調整可能できるので、これによ り、前記ストッパ受面53へのコロ71の接触状態を調整できることから、下部 架台10、中間部架台20の夫々個別に直交する前後・左右の方向への自在な水 平移動の調整を自在にできる。 更に、変更した実施の形態のストッパ体70においては、スペーサ74を装着 でき、弾性体78の締め付け状態の強弱の調整ができ、これにより、前記レール 面53へのコロ71の接触状態を調整できることから、下部架台10、中間部架 台20の夫々個別に直交する前後・左右の方向への自在な減衰の調整を自在にで きる。 (実施の形態2) 次に、図15を参照して本実施の形態2の免震装置1Aについて説明する。 実施の形態2の免震装置1Aは、基本的な構成は実施の形態1の場合と同様で あるが、前記移動体97と、これを上下から挟んでいる各ガイド202、各レー ル体50との接触状態に変形を施して構成したことが特徴である。これ以外の構 成各部は、実施の形態1の場合と同様である。 実施の形態2の移動体97と、各ガイド202、各レール体50との接触状態 は、移動体97である球体201を、上方に配置したガイド202の内面の頂上 面部230と、球体201の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向 に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位2 05を設けたレール体50の該スリット状、溝状等に形成した部位205の対向 部206とをもって上下から3点接触状態で挟むように構成するか、又は、移動 体97である球体201を、上方に配置したガイド202の内面の頂上面部23 0と、球体201の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状 、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位205を設 けたレール体50の該スリット状、溝状等に形成した部位205の対向部206 と、レール体50が配置される架台の内底面部231とをもって上下から4点接 触状態で挟むように構成したものである。 この種の装置における移動体97と、各ガイド202、各レール体50との接 触状態をこのような構成とすることにより、移動体97の移動部材であるる球体 201は、上方に配置したガイド202の内面の頂上面部230と、球体201 の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又 は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位205を設けたレール体50 の該スリット状、溝状等に形成した部位205の対向部206とをもって上下か ら3点接触状態で挟まれながら、又は、上方に配置したガイド202の内面の頂 上面部230と、球体201の下方に位置する架台の表面に固定配置され長手方 向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位 205を設けたレール体50の該スリット状、溝状等に形成した部位205の対 向部206と、レール体50が配置される架台の内底面部231とをもって上下 から4点接触状態で挟まれながら、各可動架台の水平移動に伴って、各架台間を 移動することになる。 しかも、この場合、前記レール体50のスリット状、溝状等に形成した部位2 05は、その中心位置が最も溝幅が広く、この中心から夫々反対方向に行くに沿 って徐々に溝幅が狭くなっているので、このレール体50の製造コストが単に安 価である他、前記レール体50のスリット状、溝状等に形成した部位205内を 移動する球体201の移動状況は、当該スリット状、溝状等に形成した部位20 5の円弧状、弓状に湾曲状又は直線状とした溝幅に沿って、円弧状、弓状に湾曲 して徐々に浮上して移動する。 そして、上記球体201は、これを受けるレール体50のスリット状、溝状等 に形成した部位205の対向部206と、常時点接触なので、摩耗が少なく、且 つ、円弧状、弓状に湾曲状又は直線状とした円滑な動きができる。 本実施の形態2の移動体97と、各ガイド202、各レール体50との接触状 態の構成は、前記実施の形態1で説明した各架台構成における各種の形態に適用 できることは勿論であり、この実施の形態2の構成が、前記実施の形態1の図6 乃至図14に示す免震装置に適用できることは勿論である。 なお、本実施の形態2の移動体97と、各ガイド202、各レール体50との 接触状態構成の免震装置1Aによれば、前記実施の形態1に説明した免震装置と しての各作用、機能を発揮できることは勿論である。 (実施の形態3) 次に、図8乃至図11を参照して本実施の形態3の免震装置1Bについて説明 する。 次に、図16を参照して本実施の形態3の免震装置1Bについて説明する。 実施の形態3の免震装置1Bは、基本的な構成は実施の形態1の場合と同様で あるが、前記移動体97と、これを上下から挟んでいる各ガイド202、各レー ル体50との接触状態に変形を施し、ガイド202に変形を施して構成したこと が特徴である。これ以外の構成各部は、実施の形態1の場合と同様である。 実施の形態3のガイド202は、前記レール体50と同じ構成にしたものであ る。即ち、このガイド202は、前記レール体50と同じ長手方向に円弧状、弓 状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した部位205を設けた ものである。従って、このように構成したガイド202、レール体50をもって 上下から移動体97である球体201を挟んで構成している。 この種の装置における移動体97と、各ガイド202、各レール体50との接 触状態をこのような構成とすることにより、移動体97の移動部材であるる球体 201は、球体201の上方に配置したガイド202のスリット状、溝状等に形 成した部位205の対向部206と、球体201の下方に位置する架台の表面に 固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝 状等に形成した部位205を設けたレール体50の該スリット状、溝状等に形成 した部位205の対向部206とをもって上下から挟まれながら、各可動架台の 水平移動に伴って、架台間を移動することになる。 しかも、この場合、各ガイド202、各レール体50のスリット状、溝状等に 形成した部位205は、その中心位置が最も溝幅が広く、この中心から夫々反対 方向に行くに沿って徐々に溝幅が狭くなっているので、各ガイド202、レール 体50の製造コストが単に安価である他、前記各ガイド202、レール体50の スリット状、溝状等に形成した部位205内を移動する球体201の移動状況は 、当該スリット状、溝状等に形成した部位205の円弧状、弓状に湾曲状又は直 線状とした溝幅に沿って、円弧状、弓状に湾曲して、徐々に浮上して移動する。 そして、上記球体201は、これを受ける各ガイド202、レール体50のス リット状、溝状等に形成した部位205の対向部206と、常時、点接触なので 、摩耗が少なく、且つ、円弧状、弓状に湾曲状又は直線状とした円滑な動きがで きる。 本実施の形態3の移動体97と、各ガイド202、各レール体50との接触状 態の構成は、前記実施の形態1で説明した各架台構成における各種の形態に適用 できることは勿論であり、この実施の形態3の構成が、前記実施の形態1の図6 乃至図14に示す免震装置に適用できることは勿論である。 なお、本実施の形態3の移動体97と、各ガイド202、各レール体50との 接触状態構成の免震装置1Bによれば、前記実施の形態1に説明した免震装置と しての各作用、機能を発揮できることは勿論である。
本考案の請求項1乃至7記載の各考案によれば、移動体、レール体の製造コス トを安価にでき、ひいては装置自体の製造コストを安価にでき、移動体とレール 体、ガイドとの各接触部の摩耗が少なく、且つ、可動する各架台の円滑な動きを 維持できるとともに、地震等の振動発生の際、架台の水平方向の自在な平面移動 により振動を吸収可能な構成であることから、大小を問わず各種の地震等の振動 発生の場合でも水平方向の振動を吸収することにより、床面に配置される台の上 のコンピューター、精密機械等の機械器具、搭載台上の各種の搭載物、搭載ケー ス等に収納した各種搭載品等々が倒れてしまうような事態を防止でき、地震等の 発生振動が終わった後に、搭載台等を円滑に素早く元の位置へ復帰でき、しかも 、設置場所も比較的狭いスペースで良く、既存、既製の搭載台、搭載ケース等に そのまま適用することができ、常時、平面可動する架台の円滑な平面移動を保持 し、装置の最良な作動状態を常時維持することができる免震装置を提供できる。 更に、下部架台の上面と中間部架台の下面との間、中間部架台の上面と上部架 の下面との間には、夫々の架台内に各コロ体を装着配置しているとともに、地震 等の振動発生の際に、下部架台、中間部架台とが、夫々個別に直交する前後・左 右の方向に自在にオーバーハング状態で振動を吸収しながら水平移動が可能なよ うに構成されて積層状態になっているので、これにより、美術品等々を搭載する ようにした上部架台を支持しているその下方部分があらゆる方向に動きながら振 動を吸収して上部架台上の美術品等の倒壊等を防止することができる物品搭載用 の免震装置を提供できる。 また、地震等の振動発生の際には、下部架台、中間部架台が、夫々個別に直交 する前後・左右の方向に自在にオーバーハング状態で振動を吸収しながら水平移 動可能な構成であることから、上記各架台の水平移する各架台が脱落・外脱しな いように規制するようにしたストッパ体と相まって、下部架台、中間部架台の各 水平移動がかなり広い範囲まで安全に移動可能になるので、各架台のサイズを比 較的小さくコンパクトに構成でき、本装置の設置場所も比較的狭いスペースで良 く、例えば、既存、既製の搭載ケースA等の内部に本装置をそのまま配置して適 用することができる免震装置を提供できる。
【図1】本考案の実施の形態に係る免震装置の装置全体
の概念図としての説明図である。
の概念図としての説明図である。
【図2】本考案の実施の形態に係る免震装置の図1と異
なる装置全体の説明図である。
なる装置全体の説明図である。
【図3】本考案の実施の形態に係る免震装置の図2の装
置の使用状態の一例を示す説明図である。
置の使用状態の一例を示す説明図である。
【図4】本考案の実施の形態に係る免震装置の図1乃至
図3と異なる装置全体の概念図としての説明図である。
図3と異なる装置全体の概念図としての説明図である。
【図5】本考案の実施の形態に係る免震装置の図1乃至
図4と異なる装置全体の概念図としての説明図である。
図4と異なる装置全体の概念図としての説明図である。
【図6】本考案の実施の形態に係る図2・図3に示す免
震装置の一部を省略した要部を示す拡大縦断側面図であ
る。
震装置の一部を省略した要部を示す拡大縦断側面図であ
る。
【図7】本考案の実施の形態に係る図2・図3に示す免
震装置の一部を省略した主として図6とは異なる形態の
ストッパ体の要部を示す拡大縦断側面図である。
震装置の一部を省略した主として図6とは異なる形態の
ストッパ体の要部を示す拡大縦断側面図である。
【図8】本考案の実施の形態に係る図2・図3に示す免
震装置の移動体とレール体との説明図ある。
震装置の移動体とレール体との説明図ある。
【図9】本考案の実施の形態に係る図2・図3に示す免
震装置の移動体とレール体との説明図ある。
震装置の移動体とレール体との説明図ある。
【図10】本考案の実施の形態に係る図2・図3に示す
免震装置のストッパ受体とストッパ体のコロとの説明図
ある。
免震装置のストッパ受体とストッパ体のコロとの説明図
ある。
【図11】図10と異なる形態の実施の形態に係る図2
・図3に示す免震装置のストッパ受体とストッパ体のコ
ロとの説明図ある。
・図3に示す免震装置のストッパ受体とストッパ体のコ
ロとの説明図ある。
【図12】本考案の実施の形態に係る図8、図9のレー
ル体とストッパ体との説明図ある。
ル体とストッパ体との説明図ある。
【図13】本考案の実施の形態に係る移動体とレール体
との拡大説明図ある。
との拡大説明図ある。
【図14】本考案の実施の形態に係るレール体の拡大説
明図ある。
明図ある。
【図15】本考案の移動体とレール体、ガイドとの異な
る実施の形態に係る接触状態の拡大説明図ある。
る実施の形態に係る接触状態の拡大説明図ある。
【図16】本考案の移動体とレール体、ガイドとの更に
異なる実施の形態に係る接触状態の拡大説明図ある。
異なる実施の形態に係る接触状態の拡大説明図ある。
A 搭載ケース 1 免震装置 2 床面 10 下部架台 11 開口 12 溝部 20 中間部架台 21 上面の開口 22 下面の開口 23 中心板 24 溝部 25 溝部 26 上方中間部架台 27 下方中間部架台 40 上部架台 41 開口 42 溝部 50 レール体 51 レール面 52 湾曲状部 53 ストッパ受面 54 ストッパ受体 55 底部 56 垂直片 60 コロ体 61 横軸材 62 縦軸材 63 コロ 64 コロ 70 ストッパ体 71 コロ 73 保持枠 74 スペーサ 75 隙間 76 芯棒 77 バネ 78 弾性体 79 コロ軸 80 基板 81 隙間 82 押え板 83 ネジ頭 90 ストッパ体 91 ナット 92 ナット 93 保持枠 94 ネジ芯棒 96 ナット 97 移動体 1A、1B 免震装置 120 基板 201 鋼材等からなる球体 202 逆凹状のガイド 203 対向脚部 204 対向部 205 スリット状、溝状等に形成した部位 206 対向部 230 頂上面部 231 内底面部 300、301、302 架台 303、304、305 架台
Claims (7)
- 【請求項1】地震等の振動発生の際、夫々個別に直交す
る方向に自在に平面移動する各架台を具備し、当該各架
台の平面移動により振動を吸収可能に構成し、前記各架
台の内の上方に位置する架台上の被搭載物を地震等の各
種振動から保護するようにした免震装置であり、 前記移動体は移動部材である鋼材等からなる球体からな
り、この移動部材である球体を、該球体の上方に位置す
る架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの各対向脚
部の対向部と、該球体の下方に位置する架台の表面に固
定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状
としたスリット状、溝状等に形成した部位を設けたレー
ル体の当該スリット状、溝状等に形成した部位の対向部
とをもって、上下から挟みつけながら前記架台を移動可
能に構成してなることを特徴とする免震装置。 - 【請求項2】床面等に配置する下部架台と、この下部架
台の上方で美術品等を搭載する上部架台と、この下部架
台と上部架台との間に配置した中間部架台とを具備し、
前記下部架台、中間部架台が、地震等の振動発生の際、
夫々個別に直交する方向に自在に平面移動しながら振動
を吸収可能に構成し、前記上部架台上の被搭載物を地震
等の各種振動から保護するようにした免震装置であり、 前記移動体は移動部材である鋼材等からなる球体からな
り、この移動部材である球体を、該球体の上方に位置す
る架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの各対向脚
部の対向部と、該球体の下方に位置する架台の表面に固
定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状
としたスリット状、溝状等に形成した部位を設けたレー
ル体の当該スリット状、溝状等に形成した部位の対向部
とをもって、上下から挟みつけながら前記架台を移動可
能に構成してなることを特徴とする免震装置。 - 【請求項3】床面等に配置する下部架台と、この下部架
台の上方でコンピューター、精密機械等の機械器具等、
又は美術品等を搭載する上部架台と、この下部架台と上
部架台との間に配置した中間部架台とを具備し、 前記下部架台、中間部架台が、地震等の振動発生の際、
夫々個別に直交する方向に自在に水平移動しながら振動
を吸収可能に構成し、前記上部架台上の被搭載物を地震
等の各種振動から保護するようにした免震装置で、 前記下部架台の上面と、前記中間部架台の下面との各対
向面の夫々左右位置には、夫々上下に対向する各レール
面を有する各レール体を具備し、 前記中間部架台の上面と、前記上部架台下面との各対向
面の夫々左右位置には、夫々上下に対向し、且つ、前記
下部架台の上面と中間部架台の下面とに配置した各レー
ル面に直交する各レール面を有する各レール体を具備
し、 前記下部架台の上面と中間部架台の下面との間、中間部
架台の上面と上部架台下面との間には、前記各架台に配
置した各レール体の上下に対向する各レール面に上下か
ら挟持され、地震等の振動発生の際、前記下部架台、中
間部架台が夫々個別に直交する方向に自在に水平移動可
能な状態で、且つ、前記各架台に配置した各レール体の
長さ内の一定範囲内においてレール面上を移動自在なよ
うに構成した移動体を具備し、 前記下部架台の上面と中間部架台の下面のいずれかの一
面、中間部架台の上面と上部架台の下面のいずれかの一
面には、地震等の振動発生のとき、前記下部架台、中間
部架台が、夫々個別に直交する方向に自在に水平移動す
る際における前記下部架台と中間部架台、及び中間部架
台と上部架台の各水平移動に対して各架台の脱落・外脱
を防止し、且つ、ストッパ受体と係止するように構成し
たストッパ体を具備してなることを特徴とする免震装置
であり、 前記移動体は移動部材である鋼材等からなる球体からな
り、この移動部材である球体を、該球体の上方に位置す
る架台の裏面に固定配置した逆凹状のガイドの各対向脚
部の対向部と、該球体の下方に位置する架台の表面に固
定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状又は直線状
としたスリット状、溝状等に形成した部位を設けたレー
ル体の当該スリット状、溝状等に形成した部位の対向部
とをもって、上下から挟みつけながら前記架台を移動可
能に構成してなることを特徴とする免震装置。 - 【請求項4】前記レール体のスリット状、溝状等に形成
した部位は、中心位置が最も溝幅が広く、この中心位置
から夫々反対方向に行くに沿って徐々に溝幅が狭くなっ
ているものである請求項1乃至3のいずれかに記載の免
震装置。 - 【請求項5】前記移動体と、各ガイド、各レール体との
挟みつけ、接触状態は、移動体である球体を、上方に配
置したガイドの内面の頂上面部と、球体の下方に位置す
る架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に
湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した
部位を設けたレール体の該スリット状、溝状等に形成し
た部位の対向部とをもって上下から3点接触状態で挟む
ように構成するか、又は移動体である球体を、上方に配
置したガイドの内面の頂上面部と、球体の下方に位置す
る架台の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に
湾曲状又は直線状としたスリット状、溝状等に形成した
部位を設けたレール体のスリット状、溝状等に形成した
部位の対向部と、レール体が配置される架台の内底面部
とをもって上下から4点接触状態で挟むように構成した
ものである請求項1乃至4のいずれかに記載の免震装
置。 - 【請求項6】前記移動体と、各ガイド、各レール体との
挟みつけ、接触状態は、移動部材である球体を、該球体
の上方に位置する架台の裏面に固定配置され長手方向に
円弧状、弓状に湾曲状又は直線状としたスリット状、溝
状等に形成した部位を設けたガイドの当該スリット状、
溝状等の部位の対向部と、該球体の下方に位置する架台
の表面に固定配置され長手方向に円弧状、弓状に湾曲状
又は直線状としたスリット状、溝状等の部位を設けたレ
ール体の当該スリット状、溝状等に形成した部位の対向
部とをもって、上下から挟みつけながら前記架台を移動
可能に構成したものである請求項1乃至4のいずれかに
記載の免震装置。 - 【請求項7】前記ガイドのスリット状、溝状等に形成し
た部位は、中心位置が最も溝幅が広く、この中心位置か
ら夫々反対方向に行くに沿って徐々に溝幅が狭くなって
いるものである請求項6に記載の免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005887U JP3066370U (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 物品搭載用の免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005887U JP3066370U (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 物品搭載用の免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066370U true JP3066370U (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=43199941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999005887U Expired - Fee Related JP3066370U (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 物品搭載用の免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066370U (ja) |
-
1999
- 1999-08-05 JP JP1999005887U patent/JP3066370U/ja not_active Expired - Fee Related
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