JPS63270181A - プリンタの振動吸収装置 - Google Patents

プリンタの振動吸収装置

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JPS63270181A
JPS63270181A JP10695587A JP10695587A JPS63270181A JP S63270181 A JPS63270181 A JP S63270181A JP 10695587 A JP10695587 A JP 10695587A JP 10695587 A JP10695587 A JP 10695587A JP S63270181 A JPS63270181 A JP S63270181A
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stationary
printer
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stand
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Shinichi Kaneda
金田 信一
Katsura Hino
日野 桂
Seiichi Koga
古賀 精一
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コンピュータやワードプロセッサ等のプリン
タを載置して使用するプリンタの振動吸収装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の
プリンタは、ディスプレイ装置等と共通の机上に直接載
置して使用されることが少なくない。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、この種のプリンタは、印字ヘッドが左右に往
復動作するようになっているのが一般的である。そのた
め、プリンタが印字作業を開始すると、該プリンタ自体
に振動が発生し、この振動が机に伝達される。その結果
、机上に載置されている他の機器類に悪影響を及ぼすこ
とになる。特に、ディスプレイ装置に振動が伝わると、
その画面に影響が及び、画面上の表示が揺動して視認性
が著しく低下する。そのため、いわゆるVDT作業者の
健康管理上、大きな問題となっている。
本発明は、このような問題点を人身りな設備変更等を伴
うことなしに解消することを目的としている。
E問題点を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次のよ
うな構成を採用したものである。
すなわち、第1の発明(特許請求の範囲第1項記載の発
明)は、水平に配置される静止台と、この静止台上に配
したプリンタ載置用の可動台と、この可動台を前記静止
台に平面移動可能に支持させるスライドベアリング機構
と、前記可動台の前記固定台に対する移動範囲を規制す
る緩衝係止手段とを具備してなることを特徴とする。
第2の発明(特許請求の範囲第5項記載の発明)は、水
平度を調節するためのアジャスタを備えた静止台と、こ
の静止台上に平行に配したプリンタ載置用の可動台と、
この可動台を前記静止台に平面移動可能に支持させる無
方向性のスライドベアリング機構と、前記可動台の前記
固定台に対する移動範囲を規制する緩衝係止手段と、前
記静止台と前記可動台との左右方向の相対位置を指示す
る第1の指示手段と、前記静止台と前記可動台との前後
方向の相対位置を指示する第2の指示手段とを具備して
なることを特徴とする。
第3の発明(特許請求の範囲第6項記載の発明)は、左
右の傾きを調整するためのアジャスタを備えた静止台と
、この静止台上に配したプリンタ載置用の可動台と、こ
の可動台を前記静止台に左右移動可能に支持させる方向
性を有したスライドベアリング機構と、前記可動台の前
記固定台に対する移動範囲を規制する緩衝係止機構と、
前記静止台と前記可動台との左右方向の相対位置を指示
する指示手段とを具備してなることを特徴とする。
第4の発明(特許請求の範囲第7項記載の発明)は、水
平に配置される静止台と、この静止台上に配される可動
台と、この可動台を前記静止台に少なくとも左右移動可
能に支持させるスライドベアリング機構と、可動台の左
右移動に伴って接離する起立面間に介設されその起立面
間の距離が小さくなる程該起立面に対する接触面積が増
大する緩衝係止用のクッション材とを具備してなること
を特徴とする。
第5の発明(特許請求の範囲第9項記載の発明)は、水
平に配置される静止台と、この静止台上に配される可動
台と、この可動台を前記静止台に少なくとも左右移動可
能に支持させるスライドベアリング機構と、可動台の左
右移動に伴って接離する起立面間に配されその両端を前
記各起立面にそれぞれ接着してなる緩衝係止用のクッシ
ョン材とを具備してなることを特徴とする。
第6の発明(特許請求の範囲第10項記載の発明)は、
水平に配置される静止台と、この静止台上に配される可
動台と、この可動台を前記静止台に少なくとも左右移動
可能に支持させるベアリング機構とを具備してなり、前
記ベアリング機構が、前記静止台および前記可動台の一
方に設けられ中央を最も深く形成した案内面と、他方に
回転自在に保持され前記案内面に転接するボールとを具
備してなることを特徴とする。
[作用] 第1の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、静止台を
机等の上に水平に設置した上で、その可動台上にプリン
タを載置して使用する。この状態で、プリンタが印字作
業を開始すると、印字ヘッド等の往復動作に起因する該
プリンタの振動に伴って可動台が水平面上で往復動作す
る。この可動台はスラストベアリング機構を介して静止
台に支持されているため、その往復動作は円滑に行われ
る。しかも、その可動台の往復動作は、緩衝係止手段に
より衝撃を伴うことなしに規制される。そのため、プリ
ンタの振動は、この可動台と緩衝係止手段との協働によ
り吸収されることになり、その振動が静止台側に伝達さ
れるのが効果的に抑制される。
第2の発明は、前述した基本的な振動吸収作用に加えて
、前記静止台を水平に設置する作業を確実に行なえると
いう作用が得られる。すなわち、可動台は無方向性のス
ライドベアリング機構により支持されているため、静止
台が傾斜していると、該可動台がその傾斜に対応する方
向に偏位することになる。すなわち、静止台が左右方向
に傾斜している場合には、可動台が静止台に対する左右
方向中立位置から偏位することになり、静止台が前後方
向に傾斜している場合には、可動台が静止台に対する前
後方向中立位置から偏位することになる。そのため、第
1の指示手段により静止台の左右の傾き度合いを確認す
ることができ、第2の指示手段により静止台の前後の傾
きを視認することができる。したがって、これら両指示
手段により傾きを確認しつつアジャスタを操作すること
によって、静止台を水平に設置することができる。
第3の発明では、可動台が方向性を有したスライドベア
リング機構により左右移動可能に支持されているため、
前記と同様な原理によりプリンタの左右方向の振動を吸
収することができる。通常のプリンタの可動部分は、主
として左右方向の往復動作を行うようになっているため
、このような構成のものでも、実質的に有効な振動吸収
作用を営み得るものである。しかも、このものは、静止
台の左右方向の傾きのみを調整しておけば、正常な作動
を行う。しかして、この装置は単一の指示手段を確認し
つつアジャスタを調節することによって、静止台を適正
な姿勢に設置することができる。
第4の発明は、基本的には、第1の発明と同様な振動吸
収作用を営む。さらに、このものは、反発力の弱いクッ
ション材を使用しても、十分にその緩衝係止機能を発揮
させることが可能となる。
すなわち、可動台が中立位置から限界位置に移動するの
に伴って、クッション材が押圧される面積が増大し、そ
の総和としての反発力は増大することになる。そのため
、単位面積当りの反発力は変位によって大きく変化する
ことのないクッション材を使用しても、係止限界位置に
接近した際に大きな反発力を発揮させることが可能とな
り、高い緩衝係止作用を営ませることができる。
第5の発明は、基本的には、第1の発明と同様な振動吸
収作用を営む。しかも、このものはクッション材を可動
台の起立面と静止台のね立面とに接着しであるので、ク
ッション材の圧縮に対する反発力と引張りに対する反発
力の両方を利用して、可動台の移動範囲を規制すること
ができる。
第6の発明は、緩衝係止子′段を用いることなしに、プ
リンタの振動吸収作用を営ませることが可能となる。す
なわち、可動台または静止台に形成された案内面に、静
止台または可動台に保持されたボールを転動可能に転接
させてあり、しかも、その案内面は中央が最も深くなっ
ている。そのため、重力により前記ボールが案内面の中
央に復帰しようとする求心作用が惹起される。したがっ
て、プリンタの振動は、前記可動台の往復運動により吸
収され、その可動台の往復運動は前記求心作用により常
に中立位置を中心に営まれる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
実施例1(第1図〜第5図) 第1の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、静止台1
と、この静止台1上に配したプリンタ載置用の可動台2
と、この可動台2を前記静止台1に支持させるスライド
ベアリング機構3と、前記可動台2の前記静止台1に対
する移動範囲を規制する緩衝係止手段4とを具備してな
る。
静止台1は、板金製のもので、上方に開口する偏平箱形
をなしている。そして、その底面四隅部にアジャスタ1
1付きの脚12を有している。アジャスタ11は、前記
静止台1の底壁13の上面13aに固着したナツトll
aと、前記底壁13を貫通させてこのナツトllaに螺
合させたネジ軸11bとからなるもので、このネジ軸1
1bの下端につまみ状の脚12を固着している。
可動台2は、板金製のもので、下方に開口する偏平箱形
をなしており、前記静止台1よりも若干大形に設定され
ている。そして、この前記可動台2は、前記静止台1に
被せるようにして、該静止台1上に配されている。
スライドベアリング機構3は、前記静止台1の底壁13
の上面13aに固定されたボールホルダ31と、上端部
分を上方に露出させてこのボールホルダ31に保持され
たボール32と、前記可動台2の天壁22の下面22a
に添設され前記ボール32と転接する補強板33とを具
備してなるもので、静止台1の四隅近傍部に設けられて
いる。
ボール32は、図示しない多数の小径ボールを介して前
記ボールホルダ31に全方向回転可能に保持されており
、前記可動台2は、前記静止台1に対して前後左右あら
ゆる方向に平面移動し得るように支持されている。
緩衝係止手段4は、前記静止台1の左右両側壁14の外
面14aに発砲ウレタン等のクッション材41を接着し
たもので、それら各クッション材41の先端面は前記可
動台2の左右両側壁21の内面21aに近接させである
なお、5は、前記静止台1の前後両端壁15.16の外
面15 a s 16 aに一体に突設したスライダで
あり、前記可動台2の前後両端壁23.24に点接触し
得るようになっている。
また、6は、可動台2を持上げた際に静止台1をもそれ
に追従させるための脱落防止用ブラケットである。この
ブラケット6は、前記可動台2の左右両側壁21に固着
された断面り字形のもので、その水平な先端部を前記静
止台1の下面に近接対向させている。
さらに、7は、可動台2に設けた水準器である。
この水準器7は、球面に沿って移動する気泡71の位置
により水平度合を表示し得るように構成した通常のもの
である。
このような構成のものは、静止台1を図示しない机等の
上に水平に設置した上で、その可動台2の天壁22上に
図示しないプリンタを載置して使用される。すなわち、
静止台1を机上に載せた状態で、水準器7を参照しつつ
必要な脚12を回転させてその突出長さを調整し、その
静止台1および可動台2が水平になるように設定する。
そして、その可動台2上にプリンタを載置する。
この状態で、プリンタが印字作業を開始すると、印字ヘ
ッド等の往復動作に起因して、前記プリンタに主として
左右方向の振動が発生する。その結果、このプリンタを
支持している可動台2が水平面上で左右に往復動作する
。この可動台2はスライドベアリング機構3を介して静
止台1に支持されているため、その往復動作は軽快かつ
円滑に行われる。しかも、この可動台2の往復動作は緩
衝係止手段4によりその範囲が規制されている。すなわ
ち、印字ヘッド等が右方向に作動した反作用で前記可動
台2がプリンタの本体とともに図中左方向に移動すると
、静止台1の右側壁14に設けたクッション材41に可
動台2の右側壁21の内面21aが当接し、このクッシ
ョン材41を圧縮することになる。そのため、可動台2
は衝撃を伴うことなく軟らかく係止される。印字ヘッド
等が左方向に反転作動した反作用で前記可動台2がプリ
ンタの本体とともに図中右方向に移動すると、静止台1
の左側壁14に設けたクッション材41に可動台2の左
側壁21の内面21aが当接し、このクッション材41
を圧縮することになる。そのため、可動台2が衝撃を伴
うことなく軟らかく係止される。これらの作動によりプ
リンタの左右振動が吸収され、静止台1に伝達されるの
が有効に抑制される。したがって、プリンタをディスプ
レイ装置等と共通の机上に載置して使用するような場合
でも、該プリンタの振動が周辺の機器類に悪影響を及ぼ
すのを有効に防止することができる。
なお、スライドベアリング機構は、以上説明したものに
限定されるものではなく、例えば、可動台側にボールホ
ルダと、ボールとを設け、このボールを静止台の底板に
転接させるようにしてもよい。あるいは、前記ボールに
代えて第4図に示すような転動車輪131を用いたもの
にしてもよい。
すなわち、このスライドベアリング機構103は、転動
車輪131を軸132を介してブラケット133に回転
自在に保持させ、このブラケット133を静止台1の底
壁13または可動台2の天壁22に固着し、その転動車
輪131を対向する可動台2の天壁22または静止台1
の底壁13に転接させるようにしたものである。しかし
て、このスライドベアリング機構103は、方向性を有
したものとなるが、主として左右方向の振動しか発生し
ないプリンタの振動吸収には、十分にその機能を発揮し
得るものとなる。スライドベアリング機構のさらに他の
変形例としては、第5図に示すようなマグネット231
.232の反発を利用した磁気浮上形のものが挙げられ
る。すなわち、このスライドベアリング機構203は、
例えば、静止台1の底壁13に固設した下側マグネット
231と、可動台2の天壁22に固設した」二側マグネ
ット232とを上下から近接させ、それら両マグネット
231.232の磁気反発力により可動台2を浮上支持
し得るようにしたものである。
また、緩衝係止手段も、スポンジ等のクッション材を用
いたものに限らず1、金属製のスプリングを用いたもの
や、マグネットの反発を利用した非接触形のもの等であ
ってもよい。
実施例2(第6図、第7図) 第2の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、例えば、
第1図〜第3図に示すものから水準器を除去してなる構
造の装置に、第1の指示手段8と、第2の指示手段9と
を設けてなるものである。なお、以下の説明においては
、第1図〜第3図に示すものと同一の部分または相当す
る部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第1の指示手段8は、静止台1の前端壁15から切り起
こした指針81の先端部を上方に屈曲させて可動台2の
前端壁23の前面側に位置させるとともに、その可動台
2の前端壁23の前面に目印82を施印してなる。そし
て、前記可動台2が左右方向の中立位置にある場合に、
前記指針81と目印82とが合致するように設定しであ
る。
第2の指示手段9は、静止台1の側壁14から切り起こ
した指針91の先端部を上方に屈曲させて可動台2の側
壁21の外面側に位置させるとともに、その可動台2の
側壁21の外面に目印92を施印してなる。そして、前
記可動台2が前後方向の中立位置にある場合に、前記指
針91と目印92とが合致するように設定しである。
このような構成のものであれば、・実施例1で説明した
基本的な振動吸収作用に加′えて、前記静止台1を水平
に設置する作業を確実に行なえるという作用が得られ、
格別な水準器が不要になるという効果を奏する。すなわ
ち、可動台2は無方向性のスライドベアリング機構3に
より支持されているため、静止台1が傾斜していると、
該可動台2が重力によりその傾斜に対応する方向に変位
することになる。具体的には、静止台1が左右方向に傾
斜している場合には、可動台2が静止台1に対する左右
方向中立位置から偏位することになり、静止台1が前後
方向に傾斜している場合には、可動台2が静止台1に対
する前後方向中立位置から偏位することになる。そのた
め、第1の指示手段8の指針81と目印82との位置関
係により静止台1の左右の傾き度合いを確認することが
でき、第2の指示手段9の指針91と目印92との位置
関係により静止台1の前後の傾き度合いを確認すること
ができる。したがって、これら各指針81.91と目印
82.92とがそれぞれ合致するように脚12のアジャ
スタ11を操作することによって、静止台1を水平に設
置することができる。
実施例3(第8図) 第3の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、可動台2
を、第4図に示すような方向性を有したスライドベアリ
ング機構103を介して、静止台1上に左右移動可能に
支持させている。そして、その静止台1と前記可動台2
との間に、単一の指示手段308を設けている。指示手
段308は、静止台1の前端壁15から切り起こした指
針381の先端部を上方に屈曲させて可動台2の前端壁
23の前面側に位置させるとともに、その可動台2の前
端壁23の前面に目印382を施印してなる。そして、
前記可動台2が左右方向の中立位置にある場合に、前記
指針381と目印382とが合致するように設定しであ
る。
このような構成のものであれば、可動台2が方向性を有
したスライドベアリング機構103により左右移動可能
に支持されているため、実施例1で説明したのと同様な
原理によりプリンタの左右方向の振動を吸収することが
できる。通常、パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等のプリンタの可動部分は、主として左右方向に往
復動作を行うようになっているため、このような構成の
ものでも、実質的に有効な振動吸収作用を営み得るもの
である。しかも、静止台1の左右方向の傾きのみを調整
しておけば、可動台2の左右均等な往復作動を確保する
ことができる。しかして、このものは単一の指示手段3
08の指針381とU印382とを確認しつつアジャス
タ11を調整するだけで、静止台1を適正な姿勢に設置
することができる。したがって、構造が簡単である上に
、設置作業を容易に行うことができるという効果が得ら
れる。
実施例4(第9図〜第11図) 第4の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、静止台1
の起立面たる側壁14の外面14aと、可動台2の起立
面たる側壁21の内面21aとの間に、それら両面14
 a s 2 l a間の距離が小さくなる程、前記側
壁14の外面14aに対する接触面積が増大する緩衝係
止用のクッション材44  1を介設している。具体的
に説明すれば、クッション材441は、第9図に示すよ
うに、前記可動台2の四隅部に内設された平面視直角三
角形のものであり、静止台1の各角部1aを各クッショ
ン材441の長辺部441aの中央に当接させている。
このような構成のものであれば、基本的には、前述した
実施例1のものと同様な振動吸収作用を営む。さらに、
このものは、反発力の弱いクッション材441を使用し
ても、十分にその機能を発揮させることが可能である。
すなわち、可動台2が第10図に実線で示す中立位置か
ら、想像線で示す限界位置にまで移動するのに伴って、
クッション材441が起立面たる静止台1の側壁14の
外面14aにより押圧される面積が漸次増大し、その総
和としての反発力は確実に増加することになる。そのた
め、単位面積当りの反発力は変位によって大きく変化す
ることのないり゛ツション材441を使用しても、係止
限界位置に接近した際に大きな反発力を発揮させること
が可能となり、高い緩衝作用を営ませることが可能とな
る。したがって、安価なりッション材441を使用して
いるにも拘らず、バネ定数の大きなスプリングを用いた
ものに近い性能を発揮させることができるという効果が
得られる。そして、第10図に示すものは、左右方向の
みならす、前後方向にも同様な緩衝作用を営むものであ
る。
なお、第11図に示すような形状のクッション材442
を使用しても左右方向に対しては、前述と同様な作用効
果を得ることができる。
実施例5(第12図) 第5の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、例えば、
可動台2を、第1図〜第3図に示すよう・な無方向性の
スライドベアリング機構3を介して静止台1上に平面移
動可能に支持させたものにおいて、前記可動台2の起立
面たる側壁21の内面21aと、静止台1の起立面たる
側壁14の外面14aとの間に、緩衝係止用のクッショ
ン材541を介在させている。そして、そのクッション
材541をそれぞれ前記可動台2および静止台lに接着
している。なお、この実施例では、前記クッション材5
41をL字形のものにして、その屈曲端541aを可動
台2の前端壁23の内面と静止台1の前端壁15の外面
との間、あるいは、可動台2の後端壁24の内面と静止
台1の後端壁16の外面との間に介在させている。
このような構成のものであれば、可動台2が図中左方向
に移動した際には、図中右側のクッション材541が圧
縮力を受けるとともに、図中左側のクッション材541
が引張力を受けることになる。そのため、クッション材
の圧縮反発力のみを利用しているものに比べて、より高
い緩衝係止作用を発揮させることができる。
なお、クッション材料の形状や個数は図示例のものに限
られず、例えば、単なるブロック状のクッション材を可
動台の右側壁と静止台の右側壁との間に2個介設すると
ともに、可動台の左側壁と静止台の左側壁との間に1個
設ける等、種々変形して実施することができる。
実施例6(第13図〜第15図) 第6の発明に係るプリンタの振動吸収装置は、可動台2
を、求心性を有したベアリング機構603を介して静止
台1上に支持させたもので、前述した緩衝係止手段は有
していない。
ベアリング機構603は、前記静止台1の底壁13の上
面に固定されたボールホルダ631と、上端部分を上方
に露出させてこのボールホルダ631に回転自在に保持
されたボール632と、前記可動台2の天壁22の下面
部に設けられた案内面633とを具備してなるもので、
可動台2および静止台1の四隅近傍部に配置されている
。具体的には、前記天壁22の下面に補強板634を固
設し、この補強板634の下面に前記案内面633を形
成している。案内面633は、球面の一部をなすもので
、中央が最も深くなっている。そして、この案内面63
3に前記ボール632を転接させである。
このような構成のものであれば、緩衝係止手段を一切用
いることなしに、プリンタの振動を吸収することができ
る。すなわち、可動台2側に形成された案内面633に
、静止台1側に保持されたボール632を転接させてあ
り、しかも、その案内面633がその中央が最も深くな
る球面形状をなしていると、重力により前記ボール63
2が案内面633の中央に復帰しようとする求心作用が
惹起される。そのため、プリンタの振動は、前記可動台
2の往復運動によって吸収され、その可動台2の往復運
動は前記求心作用により、常に中立位置を中心に営まれ
る。したがって、比較的消耗し易いクッション材等を一
切使用することなしに簡単な構成によりプリンタの振動
を有効に吸収することができるものである。
なお、案内面は、球面形状のものに限られないのは勿論
であり、例えば、第15図に示すようなものであっても
よい。すなわち、この案内面635は、左右方向に伸び
る平面視長円形のもので、その縦断面が大径な円弧面を
なすとともに、横断面が前記ボール632と略同径の円
弧面をなしている。しかして、このようなものでも、プ
リンタの左右方向の振動を有効に吸収することができる
また、案内面を静止台側に設け、ボールを可動台側に保
持させることも可能であるが、前記のように可動台側に
案内面を設ければ、該案内面が下を向くことになる。そ
のため、案内面にゴミ等の異物が溜ってボールの転動を
妨げるという不具合が発生するのを有効に防止すること
ができる。
以、、l−1各発明の詳細な説明したが、第1〜第6の
発明は、さらに他の態様で実施することも可能であり、
例えば、静止台は、机等の天板自体であってもよく、ま
た、可動台は、プリンタの底板自体であってもよい。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、次のような効
果が得られる。
まず、第1の発明によれば、プリンタの振動に伴って、
可動台が平面内で往復動作を行い、しかも、その往復動
作は緩衝係止手段の働きによって、衝撃を伴うことなし
に一定の範囲内において繰返されるため、そのプリンタ
の振動が静止台に伝達されるのを有効に抑制することが
できる。そのため、プリンタの振動が机等を介して周辺
の機器類に伝達されて悪影響を及ぼすという不都合を効
果的に防止することができる。
また、第2の発明によれば、可動台の重力による移動を
利用して静止台の傾きを視認することができるので、第
1の発明により得られる効果に加え、格別な水準器など
を設けることなしに、静止台を簡単かつ確実に水平装置
することができるという効果が得られる。
一方、第3の発明によれば、可動台が左右方向に往復移
動するので、第1の発明に準じた作用により、プリンタ
の左右方向の振動を有効に吸収することができる。しか
も、可動台の重力による移動を利用して静止台の左右の
傾きを視認することができるので、格別な水準器等を設
けることなしに、静止台の左右の傾きを簡単かつ確実に
修正することができ、可動台を適正に左右移動させるこ
とができるという効果が得られる。
また、第4の発明によれば、可動台の移動量が大きくな
る程、圧縮されるクッション材の面積が増大して可動台
を中立位置方向に押し戻す力が増加するため、第1の発
明と同様な効果に加えて、安価なりッション材を用いて
高い緩衝係止作用を営ませることができるという効果が
得られる。
また、第5の発明によれば、クッション材の圧縮反発力
のみならず引張反発力をも利用することができるので、
第1の発明と同様な効果に加えて、安価なりッション材
を用いて可動台の移動範囲を有効に規制することができ
るという効果が得られる。
さらに、第6の発明によれば、格別な緩衝係止手段を用
いることなしに可動台の移動範囲を無衝撃で規制するこ
とができる。そのため、プリンタの振動を有効に吸収す
ることができるだけでなく、構造の簡略化ならびに耐久
性の向上を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は第1の発明の実施例を示し、第1図は
一部切欠した平面図、第2図は第1図における■−■線
断面図、第3図は第1図における■−■線に沿う拡大断
面図、第4図および第5図はそれぞれスライドベアリン
グ機構の変形例を示す斜視図である。第6図および第7
図は第2の発明の実施例を示し、第6図は斜視図、第7
図は要部を示す拡大断面図である。第8図は第3の発明
の一実施例を示す斜視図である。第9図〜第11図は第
4の発明の実施例を示し、第9図は底面図、第10図は
要部を拡大して示す部分底面図、第11図はクッション
材の変形例を示す第10図相当の底面図である。第12
図は第5の発明の一実施例を示す底面図である。第13
図〜第15図は第6の発明の実施例を示し、第13図は
要部を示す第3図相当の拡大断面図、第14図は案内面
を示す底面図、第15図は案内面の変形例を示す第14
図相当の底面図である。 1・・・静止台      1a・・・角部2・・・可
動台 3・・・スライドベアリング機構 4・・・緩衝係止手段 8・・・第1の指示手段  9・・・第2の指示手段1
1・・・アジャスタ 12・・・脚 14a・・・起立面(側壁の外面) 21a・・・起立面(側壁の内面) 103・・・スライドベアリング機構 131・・・転動車輪   132・・・軸203・・
・スライドベアリング機構 231.232・・・マグネット 308・・・指示手段 441・・・クッション材 441a・・・長辺部44
2・・・クッション材 541・・・クッション材 603・・・ベアリング機構 632・・・ボール    633・・・案内面635
・・・案内面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水平に配置される静止台と、この静止台上に配し
    たプリンタ載置用の可動台と、この可動台を前記静止台
    に平面移動可能に支持させるスライドベアリング機構と
    、前記可動台の前記固定台に対する移動範囲を規制する
    緩衝係止手段とを具備してなることを特徴とするプリン
    タの振動吸収装置。
  2. (2)スライドベアリング機構が、ボールを用いた無方
    向性のものである特許請求の範囲第1項記載のプリンタ
    の振動吸収装置。
  3. (3)スライドベアリング機構が、有軸の転動車輪を用
    いたものであり、可動台が左右方向にのみ移動可能に設
    定されている特許請求の範囲第1項記載のプリンタの振
    動吸収装置。
  4. (4)スライドベアリング機構が、マグネットの反発を
    利用した磁気浮上形のものである特許請求の範囲第1項
    記載のプリンタの振動吸収装置。
  5. (5)水平度を調節するためのアジャスタを備えた静止
    台と、この静止台上に平行に配したプリンタ載置用の可
    動台と、この可動台を前記静止台に平面移動可能に支持
    させる無方向性のスライドベアリング機構と、前記可動
    台の前記固定台に対する移動範囲を規制する緩衝係止手
    段と、前記静止台と前記可動台との左右方向の相対位置
    を指示する第1の指示手段と、前記静止台と前記可動台
    との前後方向の相対位置を指示する第2の指示手段とを
    具備してなることを特徴とするプリンタの振動吸収装置
  6. (6)左右の傾きを調整するためのアジャスタを備えた
    静止台と、この静止台上に配したプリンタ載置用の可動
    台と、この可動台を前記静止台に左右移動可能に支持さ
    せる方向性を有したスライドベアリング機構と、前記可
    動台の前記固定台に対する移動範囲を規制する緩衝係止
    機構と、前記静止台と前記可動台との左右方向の相対位
    置を指示する指示手段とを具備してなることを特徴とす
    るプリンタの振動吸収装置。
  7. (7)水平に配置される静止台と、この静止台上に配さ
    れる可動台と、この可動台を前記静止台に少なくとも左
    右移動可能に支持させるスライドベアリング機構と、可
    動台の左右移動に伴って接離する起立面間に介設されそ
    の起立面間の距離が小さくなる程該起立面に対する接触
    面積が増大する緩衝係止用のクッション材とを具備して
    なることを特徴とするプリンタの振動吸収装置。
  8. (8)クッション材が、偏平箱形の可動台の隅部対角位
    置に内設された平面視直角三角形のものであり、静止台
    の角部を、前記クッション材の長辺部中央に当接させて
    いる特許請求の範囲第7項記載のプリンタの振動吸収装
    置。
  9. (9)水平に配置される静止台と、この静止台上に配さ
    れる可動台と、この可動台を前記静止台に少なくとも左
    右移動可能に支持させるスライドベアリング機構と、可
    動台の左右移動に伴って接離する起立面間に配されその
    両端を前記各起立面にそれぞれ接着してなる緩衝係止用
    のクッション材とを具備してなることを特徴とするプリ
    ンタの振動吸収装置。
  10. (10)水平に配置される静止台と、この静止台上に配
    される可動台と、この可動台を前記静止台に少なくとも
    左右移動可能に支持させるベアリング機構とを具備して
    なり、前記ベアリング機構が、前記静止台および前記可
    動台の一方に設けられ中央を最も深く形成した案内面と
    、他方に回転自在に保持され前記案内面に転接するボー
    ルとを具備してなることを特徴とするプリンタの振動吸
    収装置。
  11. (11)案内面が、球面の一部をなしている特許請求の
    範囲第10項記載のプリンタの振動吸収装置。
  12. (12)案内面が、左右方向に伸びる平面視長円形をな
    し、ボールが案内面に対して前後方向に転動し得ないよ
    うに構成されている特許請求の範囲第10項記載のプリ
    ンタの振動吸収装置。
  13. (13)案内面が、可動台側に設けられている特許請求
    の範囲第10項記載のプリンタの振動吸収装置。
JP10695587A 1987-04-29 1987-04-29 プリンタの振動吸収装置 Granted JPS63270181A (ja)

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