JP2000170831A - 免震台 - Google Patents

免震台

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JP2000170831A
JP2000170831A JP10348750A JP34875098A JP2000170831A JP 2000170831 A JP2000170831 A JP 2000170831A JP 10348750 A JP10348750 A JP 10348750A JP 34875098 A JP34875098 A JP 34875098A JP 2000170831 A JP2000170831 A JP 2000170831A
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base
mounting table
damper
horizontal
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Masatoshi Fujinawa
正俊 藤縄
Kiichiro Saito
喜一郎 斉藤
Norito Nakahara
範人 中原
Yasunari Hino
泰成 日野
Masao Shindo
正男 神藤
Ko Uehara
耕 上原
Akira Teramura
彰 寺村
Yoshihiro Gofuku
義博 呉服
Nagao Kojima
永朗 小島
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Obayashi Corp
Tokico Ltd
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Tokico Ltd
Sanwa Tekki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平・上下方向の振動をともに許容しつつ、
過大な上下・水平振動に対するフェイルセーフ機構を備
え、また上下振動を伴う揺れの最中にも安定した摩擦減
衰力を発揮し、しかも平面形状・上下寸法がコンパクト
な免震台を提供する。 【解決手段】 2方向に分けられた地震の水平振動は免
震台上方では周期調節と過大変位の規制を行いつつスラ
イド機構にて吸収され、床下に格納された免震台下方の
ベース内では磁石式摩擦ダンパー19などによって減衰
される。また地震の上下振動は上記スライド機構および
磁石式ダンパー19に設けられたガタにおいて吸収され
るが、磁石の吸着力を利用したこのダンパー19では上
下振動にかかわらず安定して水平振動に対する摩擦抵抗
力を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美術品や美術品を
収めている展示ケースなどを地震災害から守るための免
震台に関する。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館等の建物内には彫刻など
の美術品・工芸品を展示した展示台や展示ケースが設置
されているが、従来これらは室内の床面上に直接設置さ
れていたために、地震が発生すると展示台や展示ケース
が倒壊して美術品などの展示品が破損するなど甚大な損
害を被ることが多かった。このため、様々な構成の免震
台が提案、製造されている。例えば、 (1)ローラー支承+粘性ダンパー (2)転がり支承+摩擦ダンパー (3)レールベアリング+摩擦ダンパー 等の構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記いずれ
の免震台においても様々な問題点が残されていた。例え
ば(1)のローラー支承タイプや(2)の転がり支承タ
イプのものでは、上下振動に対するフェイルセーフ機構
(安全装置)が設けられておらず、大きな上下振動を伴
う地震の場合、支承部が浮き上がり、免震台が傾いて展
示品が転倒することがあった。
【0004】そこでこの問題点を改良するために、2つ
の方法が考えられる。それは、上下の振動を全く許容
しない安全装置を設ける。ある一定の上下方向振動を
許容しつつ、免震台自体や展示品が転倒するほどの振幅
の上下方向振動は規制するための安全装置を設ける。
【0005】ところがの方法では上下方向の振動を全
く吸収することができず、展示物の載置面などに大きな
引き抜き力がかかってしまい、展示物が免震台から浮き
上がって転倒したりすることがあった。
【0006】一方の方法に改良を施したと言えるの
方法では、上記(2)のような通常の摩擦ダンパーを水
平減衰機構として用いた免震台では地震の上下振動に伴
って軸力(垂直抗力)の大きさが変化するため、それに
伴って摩擦力の大きさも変化し、安定した効果的な水平
振動減衰を得ることができなかった。また、上記(3)
の構成の免震台でも同様に上下振動を伴う地震に際して
は、摩擦力による安定した水平振動減衰を得ることはで
きない。
【0007】摩擦ダンパーに変わる水平減衰機構として
油圧式ダンパーを用いることも考えられるが、減衰機構
としての油圧式ダンパーには大きなストローク長(水平
方向変位)を必要とするため、この装置は水平方向に相
当に大きなものとならざるを得ない。従って、免震台自
体も平面的にかなり大きなものとなり、設置可能な場所
も自ずから制限されてしまう。
【0008】また、(1)のローラー支承や(2)の転
がり支承の場合は、展示品の転倒を防止するために支承
間の距離を大きくする必要があり、従って免震台自体も
平面的に大きなものとなってしまう。
【0009】また、いずれの免震台も水平振動に対する
フェイルセーフ機構を設けておらず、想定以上の大きさ
の水平振幅を伴う揺れに対しては展示品や免震台装置自
体が転倒したりして損壊を生じていた。
【0010】本発明は以上のような従来技術の問題点に
鑑みなされたものであって、その目的は、水平方向全方
向および上下方向の振動をともに許容しつつ、大きな上
下振動を伴う地震に際しても展示品が転倒に至らないよ
うなフェイルセーフ機構を設け、また上下振動を伴う揺
れの最中にも安定した摩擦減衰力を発揮し続け、なおか
つ装置全体の平面形状・上下寸法がコンパクトで、しか
も大きな水平振動に際しても展示品の転倒や装置自体の
損壊に至らないようなフェイルセーフ機構を有する免震
台を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の免震台は、滑
り板を備えて、床面に固設されたベースと、該ベース上
に上下動可能に、かつ水平方向に相対振動可能に設けら
れ、免震対象物が載置される載置台と、該載置台を上記
ベースに連結して、該載置台の振動周期を設定する復元
用弾性部材と、上記載置台から上記滑り板に向かって垂
下された振動伝達部材と、上記滑り板に磁力で吸着しつ
つ水平方向へ摺動可能に摩擦接触され、上記振動伝達部
材の下部を上下方向相対移動可能に係合しつつ上記載置
台の水平方向相対振動を減衰させる磁石式摩擦ダンパー
とを備えている。
【0012】この基本構成に加えて望ましくは、上記磁
石式摩擦ダンパーに接続され、上記載置台の水平方向相
対振動を減衰させる油圧式ダンパーを上記床面下に備え
るようにする。
【0013】さらには上記滑り板の上面が上記磁石式摩
擦ダンパーの摺動方向に向かって順次隆起する凹面状に
形成することが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて図面を参照して説明する。まず本実施例の免震台の
基本的な構成と作用について説明する。図1はこの実施
例による免震台の斜視図による分解図であり、図2〜図
5は同じ免震台の各層の上面図である。
【0015】本実施例は基本的には、滑り板23aを備
えて、床面としての上床27に固定して設けられたベー
ス1と、ベース1上に、これに対して水平方向一方向に
相対振動可能に設けられたスライダ11と、スライダ1
1上に上下動可能に、かつベース1に対してスライダ1
1の振動方向と直交する方向へ相対振動可能に設けら
れ、その上に免震対象物15が載置される載置台13
と、ベース1とスライダ11との間に設けられ、両者の
水平方向相対振動を案内する第1のスライド機構として
のベアリングレール7aおよびベアリングブロック9a
と、スライダ11と載置台13との間に設けられ、互い
に上下方向に係合されつつ両者の水平方向相対振動を案
内するベアリングレール7bとベアリングブロック9b
とからなる第2のスライド機構と、ベース1とスライダ
11との間およびスライダ11と載置台13との間にそ
れぞれ設けられ、ベース1に対して水平方向へ相対移動
されるスライダ11および載置台13の振動周期を設定
する一対の復元用弾性部材37a,37bと、ベース1
とスライダ11との間およびスライダ11と載置台13
との間にそれぞれ設けられ、これら相互間の水平方向相
対移動量を規制する一対のストッパ39a,39bと、
ベース1に対し相対振動される載置台13に上部が固定
され、下部が滑り板23aに向かって垂下された振動伝
達部材17と、ベース1に設けられ、振動伝達部材17
の下部を上下方向相対移動可能に係合するとともに、滑
り板23aに磁力で吸着しつつ水平方向へ摺動可能に摩
擦接触され、載置台13の水平方向相対振動を減衰させ
る磁石式摩擦ダンパー19とを備えて構成されている。
【0016】本実施例のベース部1は、図1の一番下に
示される箱型のベース本体部材3と、その上のプレート
型のベース上面部材5とからなる。このベース部は床面
に固定されている。この上面部材5の上にベアリングレ
ール7aおよびベアリングブロック9aからなる第1の
スライド機構を介して、スライダ11が設けられる。こ
のスライダ11は図ではプレート型の形状とされている
が、本実施例ではプレート型の本体部の四方縁部からは
枠部が垂下しており、断面が略コの字型となっているも
のとする。このスライダ11の上に、第1のスライド機
構と同様にベアリングレール7bおよびベアリングブロ
ック9bからなる第2のスライド機構が第1のスライド
機構とは直交する方向に介装され、さらにその上にスラ
イダ11と同一形状の載置台13が設けられている。こ
の載置台13の上に免震対象物である彫刻その他の美術
品などの展示物15が載置され、展示物15の底部が載
置台13に固定される。なお、ベース1、スライダ11
および載置台13などの形状は図示例のような形状に限
定されるものではなく、設置する場所や上に載せる展示
物15の形状・大きさを考慮して適宜に変更可能である
ことはもちろんである。
【0017】また、ベース上面部材5とスライダ11お
よび載置台13の中央部を貫いて剛体性棒状の振動伝達
部材17(以下伝達棒と略す)が設けられている。この
伝達棒17の上端は図示例では載置台13上面より若干
突出しており、好ましくは彫刻などの展示物15の底部
にこの突出部が挿入され、ダボピン式に固定される。ま
た、伝達棒17が載置台13を挿通する部分は溶接など
の方法によって固定されている。なお、伝達棒17の配
置や展示物15との固定方法などは図示例の方法に限定
されるものではなく載置台13や展示物15の形状など
に合わせて適宜に変更可能であることはもちろんであ
る。
【0018】そして伝達棒17の下端は、箱状のベース
本体部材3内に設けられた磁石式摩擦ダンパー19に係
合されている。この磁石式摩擦ダンパー(以下特に必要
がない限り磁石ダンパーと略す)19の拡大断面図を図
7に示す。この磁石ダンパー19は図示例では環状に配
列された磁石21を備えており、ベース本体3内に設け
られた(図6・7に示す)滑り板23aの上に載置され
ている。また(図6・7に示すように)この環状の磁石
21の中央部は円筒状の空洞25になっており、この円
筒状の空洞25には上下方向に一定の高さがあるので、
伝達棒17下端部はこの部分において多少の上下動が可
能となっている。なお、伝達棒17と磁石ダンパー19
の係合の構造は図示例のものに限定されることはなく、
例えば磁石ダンパー19をベース部1とスライダ11の
2段に配置して伝達棒17がこの両者を貫く構造とする
こともできる。
【0019】また図示例はOAフロアなどのような二重
床の上床27以下に油圧式ダンパー31を設けた場合を
示している。ここではベース上面部材5が二重床の上床
27と面一に配置され、ベース本体部材3がその下の下
床面29に固定されている。ベース本体部材3内には油
圧式ダンパー31を4本設けており、箱形のベース本体
部材3内の四隅に設けられたダンパー固定片33にそれ
ぞれの後端部を固定した油圧式ダンパー31のシャフト
35先端が磁石ダンパー19に接続されていて、磁石ダ
ンパー19は滑り板23a上で摺動可能である。なお、
図示例にかかわらず油圧式ダンパー31の配置などは適
宜に変更可能であり、例えば2本の油圧式ダンパーと4
本の復元用コイルバネをベース本体3の4隅から磁石ダ
ンパー19に接続する構成としても良い。
【0020】地震の水平の揺れに際して上記スライダ1
1は、床面に固定されたベース1に対してX方向の水平
相対振動を行い、載置台13はスライダ11の動きと直
交するY方向に水平相対振動してそれぞれ地震の振動を
吸収する。本実施例ではこのX・Y方向の相対動(スラ
イド)を案内する機構として、直線状のベアリングレー
ル7a・7bおよびそれに係合されるベアリングブロッ
ク9a・9bからなるスライド機構を設けた。ベース上
面部材5にX方向に沿って一対のベアリングブロック9
aを配置し、これらと係合する一対のベアリングレール
7aがスライダ11下面の対応する位置に(吊り下げ)
配置されている。また、同様にスライダ11の上面には
Y方向に沿って一対のベアリングブロック9bを配置
し、これらと係合する一対のベアリングレール7bが載
置台13の下面の対応する位置に配置されている。
【0021】また、ベース上面5とスライダ11との間
およびスライダ11と載置台13との間には、地震の水
平振動に伴うX・Y方向の相対振動の周期調整と位置復
元を目的とした復元用弾性部材37a・37bが設けら
れている。図示例ではこの弾性部材37a・37bとし
て、コイルバネがそれぞれ4本ずつ設けられている。通
常は適切なばね定数のコイルバネを選択することによ
り、X・Y方向の相対振動の固有周期が地震の揺れの固
有周期よりも長くなるように調節される。
【0022】また、ベース上面5およびスライダ11上
面にはストッパーが設けられ、上述のX・Y方向の相対
動の変位を一定限度に規制する。図示例ではこのストッ
パーとして、クッション機構を備え、かつエネルギー吸
収能力に優れた油圧式緩衝器を用いている。この油圧式
緩衝器39a・39bがベース上面5ではX方向に沿っ
て、そしてスライダ上面ではY方向に沿ってそれぞれ一
対ずつ配置されている。従来では想定していなかったよ
うな大きな水平振幅を伴う揺れが発生した場合、その揺
れを受けてX方向に相対動するスライダ11の垂下した
枠部がベース上面5に設けられた油圧式緩衝器39aの
一端に衝突して振動エネルギーが吸収される。Y方向の
振動についても同様にスライダ11上に設けられた油圧
式緩衝器39bが吸収する。
【0023】また、スライダ11および載置台13の水
平相対動を受けて伝達棒17が水平方向に移動するため
に、スライダ11およびベース上面部材5には伝達棒1
7移動用の第1貫通孔41・第2貫通孔43が形成され
ている。
【0024】また、スライダ11および載置台13の水
平相対動の変位は伝達棒17を介してベース部1に伝え
られる。図6は本実施例のベース部1のみを拡大して示
した正面断面図である。伝達棒17の下端に係合された
磁石ダンパー19は環状に配列された複数の磁石21を
備えており、その磁石21の内部は円筒状の空間25と
なっている。伝達棒17はこの円筒状空間25の上部中
央を挿通してその下端が円筒状空間25内部に配置され
る。この伝達棒17下端には円形プレート状のストッパ
45が固定もしくは一体に形成されており、伝達棒17
下端が円筒状空間25から引き抜かれることがない。こ
のような磁石ダンパー19は伝達棒17によって伝えら
れた載置台13の水平相対動変位を受けて、ベース1内
に設けられた滑り板23aの上を滑り板23aに磁力で
吸着しつつ摺動する。 滑り板23aの素材は鉄などの
磁性体であれば良く、その形状は上記ベース上面部5の
第2貫通孔43の形状に基づいて決められる。
【0025】また図示例のように、ベース部1は二重床
構造(いわゆるOAフロアなど)の上床27以下の部分
に格納されることが望ましい。ベース上面部が上床27
の床面と面一とすればメンテナンス作業も容易になるの
でより好ましく、OAフロアのパネルの一枚をベース上
面部材5と兼用とすることもできる。また大きな減衰力
を有する油圧式ダンパー31は構造上大きな平面形状と
ならざるを得ないが、この油圧式ダンパー31を有する
ベース部1を上床27床面下に格納することによって、
免震台の室内部分をコンパクトなものとすることがで
き、見た目にも好ましい形状とすることができる。
【0026】また、図示例のベース本体部材3は底面を
有する箱状の形状であるが、底面のない枠状の形状とし
ても良い。また、側面下部付近、つまり周縁部のみに底
面を有する穴あき型箱状とすることもできる。いずれの
場合も何らかの方法で底面または側面を床面(二重床の
場合は上下いずれかの床面)に固定すればよい。
【0027】ベース本体部3が箱状の場合は、その底面
が鉄などの磁性体であれば特に新たに滑り板23aを設
ける必要はなく、兼用とすればよい。また、ベース本体
部3が枠状または穴あき型箱状の場合は、ベースが固定
されている床面(二重床の場合は下床面)が鉄などの磁
性を有する素材で形成されているならば特にベース内に
新たに滑り板23aを設けずに兼用とすることができ
る。
【0028】また、地震の垂直の揺れに際しては、スラ
イダ11と載置台13の間に設けられた第2のスライダ
機構がその揺れを吸収する。このスライダ機構は上述の
ようにスライダ上面に固定された一対の直線状ベアリン
グブロック9bと、載置台下面に固定された対応する一
対の直線状ベアリングレール7bとからなり、上下方向
に一定のガタを備えて係合されている。このため載置台
13は地震の垂直振動を受けて垂直方向に相対動するこ
とが可能となっている。ところがこのスライダ11には
ガタはあるものの地震の大きな垂直振動に対しても上下
方向に解離することがないように係合されており、従っ
て載置台13およびその上に設置された展示物15が転
倒してしまうようなことはない。またベース上面部5と
スライダ11の間に設けられる第1のスライダ機構も第
2のスライダ機構と同様にガタを備えた上下振動吸収可
能なものとすることができる。この場合には第2のスラ
イダ機構単独で上下動を吸収する場合と較べて2倍の大
きさの変位を吸収することができる。
【0029】また、このような載置台13の上下相対動
を受けて伝達棒17の下端が磁石ダンパー19内部の円
筒状空間25で垂直動を行う。この伝達棒17の下端に
はストッパ45が設けられており(図6・7)伝達棒1
7下端の上下相対動は円筒状空間25の上端で止まる。
また地震の振動のない状態では伝達棒17の下端と滑り
板23aとの間には一定の間隙(あそび)47が設けら
れており、従って上下振動を伴う地震の際にもこの伝達
棒17下端は上方に移動することはあっても下方に移動
してストッパ45が滑り板23aに接することはない。
磁石ダンパー19自体は磁石21の吸着力で滑り板23
aに常に接しつつ摺動し、上下動を伴う地震に際しても
引き抜き力に抵抗するので底が浮き上がることはない。
また、請求項2のように磁石ダンパー19に接続させて
油圧式ダンパー31を設けた場合には油圧式ダンパー3
1はベース本体3内側隅部のダンパー固定片33に固定
されているので、磁石ダンパー19自体もベース本体3
に固定されることになり磁石ダンパー19の底が滑り板
23aから浮き上がるのを防ぐ。以上のような上下方向
に対するフェイルセーフ機構を備えたため、上述のスラ
イダ機構と同様に大きな上下振動を伴う地震に際しても
伝達棒17(および載置台13)が上方に引き抜かれて
展示物15が転倒することがない。
【0030】以上のような本実施例の構成の免震台によ
れば、まず地震の水平振動を適切に吸収・減衰すること
ができ、かつ過大な水平振幅に対して安全装置も設けら
れている。すなわち地震の水平振動はまずX方向とY方
向に分割され、X方向の振動はベース1に対するスライ
ダ11のX方向相対動によって、またY方向の振動はベ
ース1(およびスライダ11)に対する載置台13のY
方向相対動によって吸収される。スライダ11のX方向
相対振動は上記第1のスライダ機構によって案内される
のであるが、このときベース上面部5とスライダ11と
の間に設けられた復元用のコイルバネ37aによってこ
のX方向相対振動の周期が一般には地震の水平振動固有
周期よりも長くなるように調整されているため、共振を
避けることができる。またベース上面5にはX方向相対
動に対するストッパとしてクッション機能を備え、かつ
エネルギー吸収能力に優れた油圧式緩衝器39aが設け
られているため、そのX方向相対振動は一定振幅内に制
限されるとともに過大な揺れもスライド機構の最大稼働
範囲において衝撃を与えることなくスムーズに吸収され
る。また載置台13のY方向相対振動も第2のスライダ
機構とスライダ上に設けられた復元用コイルバネ37b
および油圧式緩衝器39bによって同様に周期調節・吸
収される。
【0031】さらに、展示物15を載せた載置台13の
水平方向相対振動は伝達棒17によってベース部1に伝
達されるが、この磁石ダンパー19は磁石21の吸着力
によって常に滑り板23aに接して摺動し、接地面にか
かる垂直抗力とは無関係に摩擦抵抗力を発揮する。なお
かつ伝達棒17の下端は一定の上下動を許容されて磁石
ダンパー19内に係合されているので通常は磁石ダンパ
ー19を上方向に引き抜く力が働くこともなく、上下方
向の振動を伴う地震の最中でも安定して摩擦力を発揮し
て上記水平振動の減衰を行う。
【0032】また、本実施例の構成の免震台によれば、
OAフロアなどの二重床構造の上床27以下の部分にベ
ース部1を収納し、ベース本体3内部にエネルギー吸収
能力に優れた油圧式ダンパー31を設けることによっ
て、上記の磁石ダンパー19に加えていっそうの水平相
対動減衰効果を得ることができる。油圧式ダンパー31
は適切な減衰を行うためにはその形状が通常比較的大き
なものとなってしまうのであるが、これを上床27下部
に収納することによって床上部分を平面的にも高さ的に
もコンパクトなものとすることができ、設置箇所の制限
を受けることが少なくなり、また見た目にも好ましいも
のとなる。
【0033】また、本実施例の構成の免震台によれば、
上下方向の振動を伴う地震に際してはスライダ11と載
置台13の間に設けた第2スライダ機構および伝達棒1
7下端が係合される磁石ダンパー19内部に、載置台1
3とそれに固定された伝達棒17の上下動を許容するガ
タを設けてあるので、ある程度の上下振動は吸収され
る。ベース上面5とスライダ11との間の第1スライダ
機構にも第2スライダ機構と同様の上下方向ガタを設け
ることができ、その場合は全体としていっそう大きな上
下振動を吸収できる。しかも第1・第2スライダ機構は
上下方向に解離してしまうことのないようにベアリング
ブロック9a・9bとベアリングレール7a・7bが係
合しており、かつ磁石ダンパー19は磁石の吸着力と油
圧式ダンパー31との接続部分で常に滑り板23aに接
しているように固定されているので、ストッパ45が設
けられた伝達棒下端は円筒状空間25の上端よりも上に
移動することはない。これらがフェイルセーフ機構とな
り、過大な上下振動を伴う地震の際にも載置台13や展
示物15が上方に引き抜かれ、転倒することがない。
【0034】また本実施例にあっては、ベース1上に形
成された第2貫通孔43が伝達棒17の原点を中心とす
る円形の形状をしている。これはスライダ11のX方向
相対動の振幅と載置台13のY方向の振幅を同じ大きさ
としてそれら振幅の大きさを円形貫通孔43の直径とし
たものであるが、この形状によってベース1に対する載
置台13の水平相対動の範囲を制限することができ、水
平方向相対動に対する一つのフェイルセーフ機構として
作用する。またこの形状によって定められた範囲内に、
周囲に設置された装置などが触れることを避けるように
本免震台を配置すればよい。この第2貫通孔43の形状
は円形以外にも円の直径を一辺とする正方形状などとす
ることもできる。
【0035】また上記第2貫通孔43の形状は伝達棒1
7の水平可動範囲を決定するので、ベース1に設けられ
る滑り板23aの形状は第2貫通孔43の形状に対応し
て決められる。なおこの滑り板23aは基本的には磁石
ダンパー19の磁石21が吸着するために鉄などの磁性
体を素材とするが、磁石ダンパー19が振動時に摺動
する範囲の外側に磁性の小さいステンレス板を一体に設
けることにより、または上記滑り板23aの一部を脱
着可能な構造とした上でその部分を磁石ダンパー19の
静止時にステンレス板と交換可能な構成とすることによ
って、磁石21をこのステンレス板の上まで動かせばそ
の吸着力を遮断することができ、磁石ダンパー19の調
整や磁石21の交換が容易となる。本実施例の磁石ダン
パー19には環状に配列された複数の磁石を備えている
が、この個数や磁石の種類を適切に選択することによっ
て吸着力を調節することができる。
【0036】また、図示例にあってはスライダ11およ
び載置台13の周辺部にそれぞれ4つのメンテナンス用
貫通孔49a・49bが形成されている。これを設ける
ことによって、ベース上面5とスライダ11上下面およ
び載置台13下面に設けられた復元用コイルバネ37a
・37b、ベアリングブロック9a・9bとベアリング
レール7a・7bからなるスライダ機構および油圧式緩
衝器39a・39bなどの調整や交換を容易に行うこと
ができる。
【0037】図7には上記実施形態の変形例が示されて
いる。この変形例では滑り板23bの上面が、磁石ダン
パー19の摺動方向に向かって順次隆起する凹面状に形
成されている。このような変形例によれば、載置台13
の水平方向相対動を受けて水平方向に移動した伝達棒1
7の下端および磁石ダンパー19はその移動に伴い上方
に変位する。水平相対動ゼロの原点においては前実施例
の平面形状の滑り板23aと同様に伝達棒17下端に固
定されたストッパ45の下方には滑り板23aとの間に
一定の距離(あそび)47が設けられていたが、この凹
面上の滑り板23bにおいては摩擦ダンパー19が上方
に変位するにしたがってこのあそび47がなくなり、ス
トッパ45下面が滑り板23bに接するようになる。こ
のときストッパ45には展示物15および載置台13の
重量の一部がかかり、この垂直抗力からストッパ45下
面と滑り板23bとの間には大きな摩擦抵抗力が発生す
る。従って、過大な水平振動を受けて載置台13が大き
く水平相対動したときにはこの動きにブレーキをかける
(水平方向の)フェイルセーフ機構として作用する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る構成
の免震台によれば、ベース上に設けられた載置台が当該
ベースに対して水平方向に相対振動することで水平方向
の振動を吸収する。この相対振動は復元用弾性部材によ
って周期を適切に調節され、さらに振動伝達部材を介し
て伝えられた載置台の水平相対振動は、滑り板に対して
摺動する磁石式摩擦ダンパーによって減衰される。この
磁石式摩擦ダンパーは滑り板に磁力で吸着しつつ摺動す
るため、上下振動をともなう地震の最中に振動伝達部材
にかかる垂直荷重が変化する際にも安定して滑り板との
間の摩擦力を発揮し、効果的に水平相対振動を減衰する
ので、展示物が倒壊したりするのを防ぐことができる。
【0039】また、載置台はベースに対して上下動可能
に、すなわち上下方向に稼働範囲(ガタ)が設けられて
おり、さらに振動伝達部材の下部も上下方向相対移動可
能に上下方向のガタを設けて磁石式摩擦ダンパーに係合
されているので、地震の上下動を載置台およびその上の
展示物の上下方向相対振動として吸収することができ
る。
【0040】さらに、請求項2に係る構成の免震台によ
れば、床下に設けた油圧式ダンパーによって載置台の水
平方向相対振動を一層効果的に吸収することができると
ともに、比較的大きな平面形状を有する油圧式摩擦ダン
パーを床下に収納することによって免震台の床上構造を
コンパクトなものとすることができ、設置も容易になり
かつ見た目にも好ましい。
【0041】また、請求項3に係る構成の免震台によれ
ば、地震の過大な水平方向変位を受けて載置台が大きく
水平方向に変位した際に、磁石式摩擦ダンパーが滑り板
の凹面の作用で上方に変位し、それに伴って振動伝達部
材の下端のストッパが滑り板に接する。この接地面には
振動伝達部材の上部に固定された展示物と載置台の重量
が部分的にかかり、従ってここに大きな摩擦抵抗力が生
じていっそうの水平相対振動減衰力となる。水平変位が
大きいほどストッパにかかる重量が大きくなるのでこれ
は過大な水平方向の変位を規制するフェイルセーフ機構
として作用することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による免震台の分解斜視図で
ある。
【図2】図1の免震台のベース本体部を示す上面図であ
る。
【図3】図1の免震台のベース上面部を示す上面図であ
る。
【図4】図1の免震台のスライダを示す上面図である。
【図5】図1の免震台の載置台を示す上面図である。
【図6】図1の免震台のベース部の正面断面図である。
【図7】図1の免震台の磁石式摩擦ダンパーを強調した
拡大断面図である。
【図8】本発明の他の実施例による一部拡大正面断面図
である。
【符号の説明】
1 ベース 7a、7b ベアリングレール 9a、9b ベアリングブロック 11 スライダ 13 載置台 15 免震対象物 17 振動伝達部材 19 磁石式摩擦ダンパー 23a、23b 滑り板 31 油圧式ダンパー 37a、37b 復元用弾性部材 39a、39b ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤縄 正俊 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 斉藤 喜一郎 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 中原 範人 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 日野 泰成 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 神藤 正男 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 上原 耕 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 寺村 彰 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)発明者 呉服 義博 神奈川県川崎市川崎区富士見1−6−3 トキコ株式会社川崎事業所内 (72)発明者 小島 永朗 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三和 テッキ株式会社内 Fターム(参考) 3B110 FA03 HA24 JA00 3J048 AA02 AC08 AD12 BE12 BG01 DA01 DA06 EA13 3J066 AA22 CA05 CA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑り板を備えて、床面に固設されたベー
    スと、該ベース上に上下動可能に、かつ水平方向に相対
    振動可能に設けられ、免震対象物が載置される載置台
    と、該載置台を上記ベースに連結して、該載置台の振動
    周期を設定する復元用弾性部材と、上記載置台から上記
    滑り板に向かって垂下された振動伝達部材と、上記滑り
    板に磁力で吸着しつつ水平方向へ摺動可能に摩擦接触さ
    れ、上記振動伝達部材の下部を上下方向相対移動可能に
    係合しつつ上記載置台の水平方向相対振動を減衰させる
    磁石式摩擦ダンパーとを備えてなることを特徴とする免
    震台。
  2. 【請求項2】 上記磁石式摩擦ダンパーに接続され、上
    記載置台の水平方向相対振動を減衰させる油圧式ダンパ
    ーを上記床面下に備えることを特徴とする請求項1に記
    載の免震台。
  3. 【請求項3】 上記滑り板の上面が上記磁石式摩擦ダン
    パーの摺動方向に向かって順次隆起する凹面状に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1または2に記載の免震
    台。
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