JPH05250198A - 交差回路の試験処理システム - Google Patents

交差回路の試験処理システム

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JPH05250198A
JPH05250198A JP4050338A JP5033892A JPH05250198A JP H05250198 A JPH05250198 A JP H05250198A JP 4050338 A JP4050338 A JP 4050338A JP 5033892 A JP5033892 A JP 5033892A JP H05250198 A JPH05250198 A JP H05250198A
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test
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cross
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central processing
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JP4050338A
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Koji Ohashi
幸治 大橋
Kazuyuki Masuo
和行 増尾
Etsuo Masuda
悦夫 増田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交差回路の試験を効率良く行ない、二重化処
理システムの保守性および性能を向上させる。 【構成】 相互に接続され、それぞれ任意の数の中央処
理装置を具備してなる第1の処理系および第2の処理系
とを接続して二重化する交差回路の動作を確認する試験
システムにおいて、交差回路は、相手側の交差回路の試
験時に、この試験対象の交差回路と自処理系の中央処理
装置との接続を切り離す他系切り離し回路と、試験対象
の交差回路からの試験信号を折り返す折返し回路とを具
備し、自処理系の中央処理装置によるオンライン処理を
継続しながら、他処理系の中央処理装置による試験対象
の交差回路の試験を行なうことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムや通
信処理システム、および、交換処理システム等の処理シ
ステムにおいて、中央処理装置の二重化に用いる交差回
路の試験システムに係わり、特に、交差回路の動作を効
率良く試験するのに好適な交差回路の試験システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムや、通信処理システム
などの処理システムにおいては、高信頼化を目的とし
て、例えば、電子情報通信学会編「電子情報通信ハンド
ブック」(1988年、オーム社発行)のpp.166
0に記載のように、同じ処理能力を持つ複数の中央処理
装置(プロセッサ)を用いて、オンライン処理を行なう
現用系と、バッチ処理などの優先度の低い処理を行なう
予備系などに、システムを二重化して構成している。こ
のように、システムを二重化することにより、例えば、
現用系が故障した場合には、予備系の処理を中止し、現
用系で行なっていた処理を、予備系に切替ることによ
り、システムダウンを回避することができる。このよう
な二重化処理システムの構成は、図5に示するように、
中央処理装置の接続形態により、二台の中央処理装置を
交差回路を介して接続したデュプレクス構成や、図6に
示するように、複数の中央処理装置を一組のシステムバ
スに接続して、システムバス間をバス交差回路で接続し
たマルチプロセッサ構成がある。
【0003】図5は、二重化処理システムの構成の第1
の例を示すブロック図である。本図における二重化処理
システムは、二台の中央処理装置(図中、CPUと記
載)51a、51bを、交差回路50a、50bを介し
て接続したデュプレクス構成である。システムバス52
aを介してそれぞれ接続されている一台の中央処理装置
51aとn台の入出力装置(図中、I/Oと記載)53
a、53bで、現用系(第1の処理系)が構成され、ま
た、システムバス52bを介してそれぞれ接続されてい
る一台の中央処理装置51bとn台の入出力装置53
c、53dで、予備系(第2の処理系)が構成されてい
る。そして、二つの処理系は、それぞれのシステムバス
52a、52bに接続された交差回路50a、50bに
より接続されている。交差回路50a、50bを介し
て、中央処理装置51a、51b間の制御信号の授受
や、中央処理装置51a、51b間の情報の授受、中央
処理装置51a、51bと他系の入出力装置53a〜5
3d間の情報の授受などが行なわれる。
【0004】図6は、二重化処理システムの構成の第2
の例を示すブロック図である。本図における二重化処理
システムは、複数(2m台)の中央処理装置61a〜6
1dをそれぞれのシステムバス62a、62bに接続し
て、このシステムバス62a、62b間をバス交差回路
60a、60bで接続したマルチプロセッサ構成があ
る。第1の処理系として、m台の中央処理装置61a、
61bとn台の入出力装置(図中、I/Oと記載)63
a、63bを、システムバス62aを介して接続して構
成し、また、第2の処理系として、m台の中央処理装置
61c、61dとn台の入出力装置63c、63dを、
システムバス52bを介して接続して構成している。そ
して、二つの処理系を、バス交差回路60a、60bに
より接続している。この交差回路60a、60bを介し
て、中央処理装置61a、61bと中央処理装置61
c、61dとの間で、制御信号や情報の授受、および、
中央処理装置61a〜61dと他系の入出力装置63a
〜63d間の情報の授受などが行なわれる。
【0005】図5、および、図6で示した各交差回路の
試験を必要とするケースとしては、システムの正常性確
認試験の一環、交差回路の故障時の原因個所の探索、故
障時の交差回路ボード交換後の修復確認などがある。し
かし、従来の交差回路は、フォームウェアなどにより、
オフラインで試験することができず、交差回路の試験
は、実際に、中央処理装置間で、オンライン処理中に、
情報の送受信することにより行なっていた。すなわち、
中央処理装置で実行しているオンライン処理を中断しな
がら、交差回路試験を行なっていた。尚、オンライン
は、本来の意味は、端末機などが、中央処理装置と直接
つながっている状態や、通信回線などを用い、人手を介
さずに、情報を伝送できることであるが、ここでは、情
報処理や通信処理、交換処理を主な業務とするシステム
が無中断で運転している状態を言う。また、オフライン
は、本来の意味は、端末機などが、中央処理装置と直接
つながっていない状態を示すが、ここでは、オンライン
処理中の中央処理装置とは隔離された状態で、別の中央
処理装置が独立して試験などを行なえる状態を示す。
【0006】図7は、従来の交差回路の試験手順を示す
説明図である。ハードウェアにより交差回路の異常を検
出すると(a)、中央処理装置は、障害処理プログラム
を起動して(b)、表示部などにメッセージを出力する
(c)。このメッセージを確認した(d)保守者が、装
置状態を異常状態に変更させるコマンドを入力すると
(e)、中央処理装置は、装置状態を変更し、現在実行
中であったオンライン処理プログラムに関連する装置を
待機中にする(f)。そして、保守者が入力した交差回
路の試験コマンドに基づき(g)、中央処理装置は、交
差回路試験プログラムを起動し(h)、ハードウェア初
期設定信号を、各ハードウェアに送出する(i)。この
信号に基づき、各ハードウェアは初期状態となり
(j)、その結果を初期化完了信号で中央処理装置に返
す(k)。この初期化完了信号を受信すると(l)、中
央処理装置は、交差回路試験用のテストデータを、各ハ
ードウェアに送出する(m)。このテストデータを受信
した(n)各ハードウェアは、受信したテストデータに
基づく動作試験を行ない、その結果を中央処理装置に送
出する(o)。各ハードウェアからの試験完了信号を受
信した(p)中央処理装置は、交差回路試験プログラム
を終了し(q)、試験結果のメッセージを出力する
(r)。この試験結果メッセージを確認した保守者は
(s)、装置状態を異常状態から通常の運転状態に戻す
装置状態変更コマンドを入力する(t)。そして、この
コマンドに基づき、中央処理装置は、装置状態を変更
し、待機中の装置を運用中に戻し、中断していたオンラ
イン処理を再開する(u)。
【0007】このように、従来の交差回路の試験は、オ
ンライン処理を中断しながら行なわれていた。また、保
守者にとっても、交差回路の試験のために、中央処理装
置の状態を変更したり、試験開始を指示したりするため
に、複雑なコマンド操作が必要であり、試験時間の長時
間化や、操作性の低下を招いていた。さらに、交差回路
が故障していた場合には、両方の中央処理装置が影響を
受け、オンライン処理の継続が不可能になるという大き
な問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、両方の中央処理装置間でのオン
ライン処理中に、交差回路の試験のための情報の送受信
を行なうため、オンライン処理能力が圧迫されたり、試
験時間が長時間化し、さらに、交差回路が故障していた
場合には、両方の中央処理装置間でのオンライン処理の
継続ができなくなり、また、保守者も、交差回路の試験
のために、複雑なコマンド操作をしなければならず、高
信頼な試験を効率良く行なうことができない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、オン
ライン処理に負担をかけることなく、かつ、保守者のコ
マンド操作負荷を軽減し、短時間での交差回路の試験を
可能とし、二重化処理システムの保守性および性能を向
上させる交差回路の試験処理システムを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の交差回路の試験処理システムは、(1)相
互に接続され、それぞれ任意の数の中央処理装置を具備
してなる第1の処理系と第2の処理系とを接続して二重
化する二つの交差回路の動作を確認する試験処理システ
ムにおいて、交差回路は、相手側の交差回路の試験時
に、この試験対象の交差回路と自処理系の中央処理装置
との接続を切り離す他系切り離し回路と、試験対象の交
差回路からの試験信号を折り返す試験信号折返し回路と
を具備し、自処理系の中央処理装置によるオンライン処
理を継続しながら、他処理系の中央処理装置による試験
対象の交差回路の試験を行なうことを特徴とする。ま
た、(2)上記(1)に記載の交差回路の試験処理シス
テムにおいて、交差回路の試験を行なう中央処理装置か
らの交差回路の試験の終了を表す試験終了信号を、オン
ライン処理を継続している中央処理装置に伝送する通信
線を設けることを特徴とする。また、(3)上記
(1)、もしくは、(2)のいずれかに記載の交差回路
の試験処理システムにおいて、中央処理装置は、試験対
象の交差回路からの起動要求信号に基づき、この試験対
象の交差回路の試験を開始し、オンライン処理と独立に
交差回路の試験を行なう交差回路試験処理部を具備する
ことを特徴とする。また、(4)上記(1)から(3)
のいずれかに記載の交差回路の試験処理システムにおい
て、中央処理装置は、オンライン処理を行なうと共に、
他系切り離し回路および試験信号折返し回路の起動と、
交差回路の試験を終了した中央処理装置からの試験終了
信号に基づく他系切り離し回路および試験信号折返し回
路の動作解除とを行なうオンライン処理部を具備するこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、中央処理装置にファームウ
ェアなどにより設けた交差回路試験処理部により、交差
回路を試験する。この時、オンライン処理は、他の中央
処理装置で継続する。そして、試験を終了した中央処理
装置は、オンライン処理用の中央処理装置に、交差回路
を介するルートとは別に用意したルートを介して、試験
の終了信号を伝送する。このように、試験対象の交差回
路と、オンライン処理用の中央処理装置とを切り離し、
試験対象の交差回路と同じ処理系の中央処理装置により
試験を行なうことにより、オンライン処理の遅延を回避
し、かつ、短時間に試験を終了することができる。ま
た、オンライン処理用の中央処理装置側の交差回路の試
験信号折返し回路により、試験対象の交差回路と対向す
る部分を試験信号折返し状態にして試験を行なう。この
ことにより、交差回路の重要な機能であるインタフェー
ス部の試験が十分できる。また、交換時の電源投入やス
イッチ操作などを契機に、交差回路は、自律的に、試験
開始信号を送出することにより、試験用の中央処理装置
に具備した交差回路試験処理部が起動し、さらに、試験
が終了すると、この試験用の中央処理装置からの試験終
了通知により、オンライン処理用の中央処理装置は、交
差回路の切り離し状態と試験信号折返し状態を解除す
る。このことにより、試験の起動と終了操作が自動化さ
れ、保守者は、交差回路の試験のための複雑なコマンド
操作を行なう必要がない。さらに、交差回路の試験は、
試験用の中央処理装置と試験対象の交差回路を、オンラ
イン処理用の中央処理装置から、完全に切り離した状態
で実施するため、万一、試験対象の交差回路が故障して
いても、オンライン処理用の中央処理装置側のオンライ
ン処理には影響を与えない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の交差回路の試験処理システ
ムを設けた二重化処理システムの本発明に係わる構成の
一実施例を示すブロック図である。本実施例の二重化処
理システムは、中央処理装置(図中、CPUと記載)1
と入出力装置(図中、I/Oと記載)5、および、シス
テムバス7からなる0系の情報処理システムと、中央処
理装置(図中、CPUと記載)2と入出力装置(図中、
I/Oと記載)6、および、システムバス7からなる1
系の情報処理システムとを、交差回路3、4、および、
試験の終了を表す試験終了信号を、オンライン処理を継
続している中央処理装置に伝送する通信線としての割込
み通知線17を介して接続して構成されている。0系
(第1の処理系)の中央処理装置1は、通常の処理を行
なうオンライン処理部(図中、ONL処理部と記載)1
3と、ファームウェア等として設けられ、オンライン処
理部13とは独立に、交差回路の試験を行なう交差回路
試験処理部(図中、試験部と記載)15を具備し、同様
に、1系(第2の処理系)の中央処理装置2は、オンラ
イン処理部(図中、ONL処理部と記載)14と交差回
路試験処理部(図中、試験部と記載)16を具備してい
る。また、0系の交差回路3は、本発明に係わり、中央
処理装置1の制御に基づき、中央処理装置1と中央処理
装置2との接続を切り離す他系切り離し回路(図中、S
EPと記載)9と、切り離した中央処理装置2と同じ1
系の交差回路4と対抗する部分を折り返し状態にする試
験信号折返し回路(図中、RTNと記載)11を具備
し、同様に、1系の交差回路4は、他系切り離し回路
(図中、SEPと記載)10と試験信号折返し回路(図
中、RTNと記載)12を具備している。
【0012】中央処理装置1と中央処理装置2は、それ
ぞれ、オンライン処理部13、14により、交差回路
3、4を介して通信しながら、入出力装置5、6に対し
て、オンラインの処理を行なう。また、例えば、交差回
路4の試験時には、交差回路3は、中央処理装置1のオ
ンライン処理部13からの制御に基づき、他系切り離し
回路9により、交差回路4との接続を、試験信号折返し
回路11に切替る。そして、試験対象の交差回路4側の
1系の中央処理装置2の交差回路試験処理部16によ
り、交差回路4の試験を行ない、交差回路4から切り離
された状態の中央処理装置1は、実行中の処理を継続す
る。このようにして、1系の交差回路4の試験は、1系
のみで行なうことができる。尚、交差回路3、4の試験
時には、中央処理装置1、2は、割込み通知線17を介
して、信号のやり取りを行なう。
【0013】以下、図2〜図4を用いて、オンラインの
処理中に、1系の交差回路4に、なんらかの故障が発生
した場合の、この故障した交差回路4の交換と、その修
復確認試験の終了までの説明を行なう。
【0014】図2は、図1における二重化処理システム
の交差回路の故障検出に係わる処理動作の一実施例を示
す説明図である。図2(a)において、1系の交差回路
4の故障(A)を、0系の中央処理装置1のオンライン
処理部13が検出すると(B)、0系のオンライン処理
を継続させながら、1系の交差回路4を交換するため
に、図2(b)に示すように、0系の交差回路3の切り
離し回路9を動作させ、1系全体を切り離す(C、D)
と共に、試験信号折返し回路11を動作させて(E)、
他系中央処理装置からの試験に備える。そして、1系の
中央処理装置2は、オンライン処理部14により待機中
になる(F)。保守者に対しては、1系の交差回路4の
交換を要求するメッセージが出力される。
【0015】図3は、図1における二重化処理システム
の交差回路の交換と試験起動に係わる処理動作の一実施
例を示す説明図である。図3(a)において、交差回路
4の交換要求のメッセージ出力を見た保守者が、1系の
交差回路4を、予備のボード(予備交差回路4a)と交
換して(G、H)、図3(b)に示すように、電源を投
入すると(I)、予備になった1系の中央処理装置2
に、交差回路試験開始信号が送出される(J)。
【0016】図4は、図1における二重化処理システム
の交差回路の試験開始と試験終了に係わる処理動作の一
実施例を示す説明図である。図4(a)に示すように、
1系の中央処理装置2では、交差回路試験処理部16を
起動し(K)、交差回路4の試験を、0系の交差回路3
の試験信号折返し回路11との間で、試験信号折返し回
路状態で実行する(L)。図4(b)において、交差回
路の試験が正常に終了したならば、1系の中央処理装置
2は、割込み通知線17を通じて、0系の中央処理装置
1に、試験の正常終了を通知する(M)と共に、オンラ
イン処理部14を起動する(N)。0系の中央処理装置
1は、交差回路4の試験終了通知を受けると、0系の交
差回路3の他系切り離し回路9を接続状態にする(O、
P)と共に、試験信号折返し回路11の折り返し状態を
解除する(Q)ことにより、交差回路4の試験を終了す
る。
【0017】このようにして、オンラインの処理中に、
1系の交差回路4に、なんらかの故障が発生した場合に
は、この故障した交差回路4を含む1系全体を切り離
す。そして、故障した交差回路4と同じ1系の中央処理
装置2により、交差回路4を交換した後の修復確認試験
を行ない、中央処理装置1は、オンライン処理部13に
よるオンライン処理を継続することができる。
【0018】以上、図1〜図4を用いて説明したよう
に、本実施例の交差回路の試験システムでは、交差回路
の試験を、オンライン処理とは独立して行なうことがで
きる。このことにより、オンライン処理が遅延したりせ
ず、かつ、試験も短時間に終了するという効果が得られ
る。また、試験対象の交差回路を、オンライン処理を継
続する中央処理装置側の交差回路に設けた試験信号折返
し回路と、試験用の中央処理装置とに挾む形で試験する
ため、実際に使用されるときと同様の状態となり、交差
回路の重要な機能であるインタフェース部の試験が十分
にでき、高い試験精度を得ることができる。また、交差
回路の試験を、交差回路の電源投入や交換したボードの
スイッチ操作などにより、自動的に起動することがで
き、保守者による、交差回路の試験のための複雑なコマ
ンド操作が不要となり、保守者の負荷を軽減する。さら
に、オンライン処理継続用の中央処理装置と、試験対象
の交差回路とを、完全に切り離した状態で交差回路の試
験を実施するので、万一、試験対象の交差回路が故障し
ていても、中央処理装置側のオンライン処理には、なん
ら、影響を与えない。また、交差回路に専用のフォーム
ウェアを追加することなく、交差回路の試験システムを
構成できる。
【0019】尚、本発明は、図1〜図4を用いて説明し
た実施例に限定されるものではない。例えば、本実施例
では、中央処理装置が二台のシステムの場合を説明した
が、二系統あるマルチプロセッサ構成の両系の特定の一
台ずつでも良い。また、中央処理装置内に具備される交
差回路試験処理部は、フォームウェアでも、布線論理回
路でも良い。また、その試験機能の一部を、中央処理装
置の自律試験機能と共用することも可能である。さら
に、自動的に試験を開始する契機は、本実施例のよう
に、交差回路の電源投入に限るものではなく、ボード上
のスイッチや簡易なコマンドでも良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、交差回路の試験をオン
ライン処理系とは別の系の中央処理装置を使用して行な
うので、オンライン処理に負担をかけることなく、か
つ、保守者のコマンド操作負荷を軽減し、短時間での交
差回路の試験を可能とし、さらに、二重化処理システム
の保守性および性能を向上させることが可能である。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交差回路試験システムを設けた二重化
処理システムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1における二重化処理システムの交差回路の
故障検出に係わる処理動作の一実施例を示す説明図であ
る。
【図3】図1における二重化処理システムの交差回路の
交換と試験起動に係わる処理動作の一実施例を示す説明
図である。
【図4】図1における二重化処理システムの交差回路の
試験開始と試験終了に係わる処理動作の一実施例を示す
説明図である。
【図5】二重化処理システムの構成の第1の例を示すブ
ロック図である。
【図6】二重化処理システムの構成の第2の例を示すブ
ロック図である。
【図7】従来の交差回路の試験手順を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1、2 中央処理装置 3、4 交差回路 4a 予備交差回路 5、6 入出力装置 7、8 システムバス 9、10 他系切り離し回路 11、12 試験信号折返し回路 13、14 オンライン処理部 15、16 交差回路試験処理部 17 割込み通知線 50a、50b 交差回路 51a、51b 中央処理装置 52a、52b システムバス 53a〜53d 入出力装置 60a、60b バス交差回路 61a〜61d 中央処理装置 62a、62b システムバス 63a〜63d 入出力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続され、それぞれ任意の数の中
    央処理装置を具備してなる第1の処理系と第2の処理系
    とを接続して二重化する二つの交差回路の動作を確認す
    る試験処理システムにおいて、上記交差回路は、相手側
    の交差回路の試験時に、該試験対象の交差回路と自処理
    系の中央処理装置との接続を切り離す他系切り離し手段
    と、上記試験対象の交差回路からの試験信号を折り返す
    試験信号折返し手段とを具備し、自処理系の中央処理装
    置によるオンライン処理を継続しながら、他処理系の中
    央処理装置による上記試験対象の交差回路の試験を行な
    うことを特徴とする交差回路の試験処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の交差回路の試験処理シ
    ステムにおいて、上記交差回路の試験を行なう中央処理
    装置からの該交差回路の試験の終了を表す試験終了信号
    を、上記オンライン処理を継続している中央処理装置に
    伝送する伝送媒体を設けることを特徴とする交差回路の
    試験処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の交差回路の試験処理システムにおいて、上記
    中央処理装置は、上記試験対象の交差回路からの起動要
    求信号に基づき、該試験対象の交差回路の試験を開始し
    て、オンライン処理と独立に上記交差回路の試験を行な
    う交差回路試験処理手段を具備することを特徴とする交
    差回路の試験処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の交差回路の試験処理システムにおいて、上記中央処理
    装置は、オンライン処理を行なうと共に、上記他系切り
    離し手段および試験信号折返し手段の起動と、上記交差
    回路の試験を終了した中央処理装置からの試験終了信号
    に基づく上記他系切り離し手段および試験信号折返し手
    段の動作解除とを行なうオンライン処理手段を具備する
    ことを特徴とする交差回路の試験処理システム。
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