JPH052498A - 主記憶装置の故障検出装置 - Google Patents

主記憶装置の故障検出装置

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JPH052498A
JPH052498A JP3180220A JP18022091A JPH052498A JP H052498 A JPH052498 A JP H052498A JP 3180220 A JP3180220 A JP 3180220A JP 18022091 A JP18022091 A JP 18022091A JP H052498 A JPH052498 A JP H052498A
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JP
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signal path
data
signal
input
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Pending
Application number
JP3180220A
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English (en)
Inventor
Shin Fujii
慎 藤井
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication of JPH052498A publication Critical patent/JPH052498A/ja
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 他主記憶装置がアクセスされた場合、アクセ
ス検出手段1はこれを検出し、アドレス生成手段2は、
自主記憶装置内でアドレスを生成する。誤り検出手段3
は、生成されたアドレスの内容を自主記憶装置からリー
ドし、そのアドレスの内容に誤りがあるか否かを判定す
る。この誤り検出手段で誤りが検出された場合、アドレ
ス格納手段4は、そのアドレスを格納し、誤りアドレス
通知手段5は、その誤り検出アドレスデータを通知す
る。 【効果】 主記憶装置の任意のアドレスに故障が生じて
もその検出が可能となり、潜在故障の蓄積を防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の主記憶装置を備
えた情報処理装置における主記憶装置の故障検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置において、主記憶装置の記
憶容量拡大等のため、複数の主記憶装置を備えたものが
ある。図2はこのような情報処理装置を示すブロック図
である。図の装置は、中央処理装置101 、複数の主記憶
装置102-1 、102-2 、…102-n、入出力処理装置103、オ
ペレーションパネル104 およびこれらを共通接続するた
めのシステムバス105 からなる。
【0003】中央処理装置101 は、システム全体の制御
並びに主記憶装置102-1 、…、102-n に格納されるプロ
グラムの実行機能を有している。主記憶装置102-1 、10
2-2 、…、102-n は、プログラムまたはデータを格納
し、システムバス105 に接続された各モジュールによっ
てアクセスされ、データの読出し/格納を行う機能を有
すると共に、読み出したデータに誤りが生じていないか
を検出する誤り検出機能を有している。入出力処理装置
103 は、プリンタや補助記憶装置等の外部装置(図示せ
ず)の制御を行うと共に、外部装置と主記憶装置102-1
、102-2 、…、102-n との間のデータ転送を行う機能
を有している。また、オペレーションパネル104 は、シ
ステムの稼働状況表示およびシステムの運用条件の設定
を行う装置である。
【0004】図3に、主記憶装置102-1 の構成を示す。
主記憶装置102-1 は、記憶部201 、202 、デコーダ203
、ECC(Error Check and Correction)生成部204
、ECCチェック部205 、アンド回路206 、207の各ブ
ロックから構成される。また、各ブロック間は、信号経
路220 〜231 で接続されている。記憶部201 は、信号経
路226 を介してトリガ信号が入力されると、アドレスバ
ス250 に接続された信号経路220 を介して入力されるア
ドレスに、データバス251 に接続された信号経路221 を
介して入力されるデータを格納する機能と、信号経路22
7 を介してトリガ信号が入力されると、信号経路220 を
介して入力されるアドレスに、格納されたデータを信号
経路229 に出力する機能を有している。記憶部202 は、
信号経路226を介してトリガ信号が入力されると、信号
経路220 を介して入力されるアドレスに、信号経路228
を介して入力される誤り検出データを格納する機能と、
信号経路227 を介してトリガ信号が入力されると、信号
経路220 を介して入力されるアドレスに、格納されたデ
ータを信号経路230 に出力する機能を有している。
【0005】デコーダ203 は、信号経路220 を介して入
力されるアドレスを、予め各主記憶装置別に設定されて
いるアドレス領域と比較し、この領域内であれば「1」
を、領域外であれば「0」を信号経路225 に対し出力す
る機能を有している。ECC生成部204 は、信号経路22
6を介してトリガ信号が入力されると、信号経路221 を
介して入力されるデータを演算して、誤り検出データ、
例えばハミングコードからなる誤り訂正コードを有する
データを生成し、この誤り検出データを信号経路228 に
対して出力する機能を有している。ECCチェック部20
5 は、信号経路227 を介してトリガ信号が入力される
と、記憶部201 から信号経路229 を介して入力されるデ
ータと、記憶部202 から信号経路230 を介して入力され
る誤り検出データを比較し、その正当性を判定する機能
を有している。ここで判定結果が正当であれば、信号経
路222 に対し、信号経路229 より入力されたデータを出
力する。また、記憶部201 、202 に異常が発生し、格納
されたデータが壊れ、判定結果が不当となれば、信号経
路231 に対し、誤り検出信号を出力する機能を有してい
る。
【0006】アンド回路206 は、制御信号バス252 に接
続された信号経路223 を介してライト信号が入力され、
かつデコーダ203の出力信号「1」が信号経路225 を介
して入力されると、その出力端子に接続された信号経路
226 に、トリガ信号を出力する機能を有している。アン
ド回路207 は、制御信号バス252 に接続された信号経路
224を介してリード信号が入力され、かつデコーダ20
3 の出力信号「1」が信号経路225 を介して入力される
と、その出力端子に接続された信号経路227 に、トリガ
信号を出力する機能を有している。また、上述したアド
レスバス250 、データバス251 、制御信号バス252 はシ
ステムバス105 を構成している。尚、他の主記憶装置10
2-2 、…102-n の構成も同様である。
【0007】次に、上記構成の主記憶装置102-1 の動作
について説明する。先ず、主記憶装置102-1 に対し、そ
の他の装置101 、103 、104 のいずれかよりデータライ
トを行う際の動作説明を行う。データライト元の装置
は、所望のアドレス、データおよびライト信号をシステ
ムバス105 に対して出力する。これにより、データライ
ト元の装置が出力したアドレス信号は、アドレスバス25
0 、信号経路220 を介して、記憶部201 、202 およびデ
コーダ203 に入力され、データライト元の装置が出力し
たデータは、データバス251 、信号経路221 を介して、
記憶部201 およびECC生成部204 に入力される。ま
た、データライト元の装置が出力したライト信号は、制
御信号バス252 、信号経路223 を介してアンド回路206
に入力される。
【0008】デコーダ203 は、入力されたアドレスを基
に信号経路225 に「0」もしくは「1」を出力する。こ
こで、デコーダ203 に入力されたアドレスが主記憶装置
102-1 の領域内であった場合、デコーダ203 は「1」を
出力する。これにより、アンド回路206 は、信号経路22
6 にトリガ信号を出力する。信号経路226 を介してトリ
ガ信号が入力されたECC生成部204 は、信号経路221
を介して入力されたデータに基づき、誤り検出データを
生成し、これを信号経路228 に出力する。信号経路226
を介してトリガ信号が入力された記憶部201 は、信号経
路220 を介して入力されたアドレスに、信号経路221 を
介して入力されたデータを格納する。また、信号経路22
6 を介してトリガ信号が入力された記憶部202 は、信号
経路220 を介して入力されたアドレスに、信号経路228
を介して入力された誤り検出データを格納する。
【0009】また、デコーダ203 に入力されたアドレス
が主記憶装置102-1 の領域外であった場合、デコーダ20
3 は「0」を出力する。その結果、アンド回路206 は、
信号経路223 にライト信号が入力されても、信号経路22
6 にトリガ信号は出力せず、従って、この場合は上述し
たデータの格納動作は行わない。このように、デコーダ
203 に予め設定されたアドレス領域内のアドレスを受け
取った主記憶装置のみがデータの格納動作を行う。
【0010】次に、主記憶装置102-1 に対し、その他の
装置101、103 、104 のいずれかよりデータリードを行
う際の動作について説明する。データリード元の装置
は、所望のアドレスおよびリード信号をシステムバス10
5 に対して出力する。これにより、データリード元の装
置が出力したアドレス信号は、アドレスバス250 、信号
経路220 を介して、記憶部201 、202 およびデコーダ20
3 に入力される。また、データリード元の装置が出力し
たリード信号は、制御信号バス252 、信号経路224 を介
して、アンド回路207 に入力される。デコーダ203 は、
上述したデータライト動作と同様に、入力されたアドレ
スを基に信号経路225 に「0」もしくは「1」を出力す
る。
【0011】ここで、デコーダ203 に入力されたアドレ
スが主記憶装置102-1 の領域内であった場合、デコーダ
203 は「1」を出力する。これにより、アンド回路207
は、信号経路227 にトリガ信号を出力する。信号経路22
7 を介してトリガ信号が入力された記憶部201 は、信号
経路220 を介して入力されたアドレスに、格納されてい
るデータを信号経路229 に対し出力する。また、信号経
路227 を介してトリガ信号が入力された記憶部202 は、
信号経路220 を介して入力されたアドレスに、格納され
ている誤り検出データを信号経路230 に対して出力す
る。
【0012】信号経路227 を介してトリガ信号が入力さ
れたECCチェック部205 は、信号経路229 より入力さ
れたデータと、信号経路230 から入力された誤り検出デ
ータを演算し、データと誤り検出データの正当性を判定
する。ここでECCチェック部205 は、正当と判断した
場合、信号経路229 を介して入力されたデータを信号経
路222 に対して出力し、このデータはデータバス251 を
介してリード信号を出力した装置に受け取られ、処理が
行われる。また、ECCチェック部205が、上記演算に
おいて不当と判定した場合、誤り検出信号を信号経路23
1に出力し、この誤り検出信号は制御信号バス252 を介
して中央処理装置101 に渡される。
【0013】一方、デコーダ203 に入力されたアドレス
が主記憶装置102-1 の領域外であった場合、デコーダ20
3 は「0」を出力する。その結果、アンド回路207 は、
信号経路224 にリード信号が入力されても、信号経路22
7 にトリガ信号は出力せず、従って、この場合も上述し
たデータの格納動作と同様にデータのリード動作は行わ
ない。このように、デコーダ203 に予め設定されたアド
レス領域内のアドレスを受け取った主記憶装置のみがデ
ータのリード動作を行う。
【0014】また、誤り検出信号を入力した中央処理装
置101 は、アドレスバス250 上のアドレスをモニタし、
該当する論理ページを閉塞し、更にオペレーションパネ
ル104 に障害情報の表示を行う等の障害処理を行う。
【0015】以上述べたように、上記システムは、主記
憶装置102-1 、102-2 、…、102-nにて、それぞれ誤り
検出機能を有するため、主記憶装置内の記憶部に異常が
発生した場合でも、これを検出することができる。従っ
て、不用意に誤ったデータを元に処理が行われることを
回避することができ、このような誤ったデータを元に処
理を行うことで生じる2次障害の発生を未然に防止する
ことが可能となっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に情報
処理装置は、その起動時に主記憶装置102-1 、102-2 、
…、102-n の全アドレスの診断を行う。これにより、既
に故障している記憶部はこの時検出可能である。また、
一旦、情報処理装置が運用状態となっても、上記故障検
出装置を備えたものにおいては、主記憶装置に他の装置
からリード動作を行ったアドレスは、誤り検出動作を実
施することができるため、そのアドレスを故障と認識で
きる。
【0017】しかしながら、情報処理装置において、運
用中の主記憶装置へのアクセスは、プログラムの構成
や、主記憶装置にアクセスする他装置の動作状況に影響
され、必ずしも主記憶装置の全アドレスに対してアクセ
スされるとは限らない。従って、故障の起きたアドレス
であっても、そのアドレスに対しリード動作が実施され
ないと故障とは認識されず、潜在故障となる。その結
果、例えば、オンライン処理を行う情報処理装置に代表
されるように、一旦運用状態になると、連続運用を行う
ような情報処理装置の場合、運用中に発生した故障は、
リード動作時の誤り検出機能により検出されるのみとな
り、幾つもの潜在故障が蓄積される可能性がある。
【0018】このような潜在故障が蓄積されると、情報
処理装置の負荷が変動する等の原因で主記憶装置の使用
領域が変化した場合、潜在故障アドレスがアクセスさ
れ、故障と判断される。そして、故障が認識されると、
情報処理装置は、例えば故障アドレスを含む論理ページ
を閉塞する等の障害処理を行うが、ここで蓄積されてい
た潜在故障箇所が次々に認識され、論理ページの閉塞が
進行すると、やがて処理に必要な主記憶領域に不足が生
じて処理が継続不能となり、情報処理装置のシステムダ
ウンを招いてしまうといった問題点を有していた。本発
明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもの
で、主記憶装置の潜在故障によるシステムダウンの発生
を防止することのできる主記憶装置の故障検出装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の主記憶装置の故
障検出装置は、複数の主記憶装置を備えた情報処理装置
における主記憶装置の故障検出装置において、各主記憶
装置のうち、他主記憶装置がアクセスされたことを検出
するアクセス検出手段と、前記他主記憶装置がアクセス
された場合、自主記憶装置内でアドレスを生成するアド
レス生成手段と、前記アドレス生成手段で生成されたア
ドレスの内容を前記自主記憶装置からリードし、データ
の誤りを検出する誤り検出手段と、前記誤りが検出され
た場合、そのアドレスデータを格納するアドレス格納手
段と、前記アドレス格納手段に格納された誤り検出アド
レスデータを通知する誤りアドレス通知手段とを備えた
ものである。
【0020】
【作用】本発明の主記憶装置の故障検出装置において
は、他主記憶装置がアクセスされた場合、アクセス検出
手段はこれを検出し、アドレス生成手段は、自主記憶装
置内でアドレスを生成する。誤り検出手段は、生成され
たアドレスの内容を自主記憶装置からリードし、そのア
ドレスの内容に誤りがあるか否かを判定する。この誤り
検出手段で誤りが検出された場合、アドレス格納手段
は、そのアドレスを格納し、誤りアドレス通知手段は、
その誤り検出アドレスデータを通知する。従って、主記
憶装置の任意のアドレスに故障が生じてもその検出が可
能となり、潜在故障の蓄積を防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の主記憶装置の故障検出装置の
実施例を示すブロック図である。図の装置は、アクセス
検出手段1と、アドレス生成手段2と、誤り検出手段3
と、アドレス格納手段4と、誤りアドレス通知手段5と
からなる。尚、図の主記憶装置300-1 は、複数の主記憶
装置300-2 、…、300-n (図示省略)のうちの一つを示
している。
【0022】アクセス検出手段1は、主記憶装置300-1
において、他主記憶装置300-2 、…、300-n のいずれか
がアクセスされたことを検出する機能を有し、デコーダ
6、アンド回路7、8、9、オア回路10、11、ノッ
ト回路12とから構成されている。アドレス生成手段2
は、他主記憶装置300-2 、…、300-n のいずれかがアク
セスされた場合、自主記憶装置300-1 内でアドレスを自
動生成する機能を有し、この実施例ではカウンタで構成
されている。誤り検出手段3は、カウンタ2で生成され
たアドレスの内容を記憶部14からリードし、その誤り
を検出する機能を有し、ECCチェック部で構成されて
いる。アドレス格納手段4は、ECCチェック部3で検
出されたアドレスを格納する機能を有し、レジスタで構
成されている。誤り検出アドレス通知手段5は、ECC
チェック部3で出力された誤り検出信号を、中央処理装
置に通知すると共に、レジスタ4に格納されている誤り
検出アドレスデータをシステムバス301 301 を介して中
央処理装置に通知する機能を有し、切替え器15と信号
経路16、38で構成されている。
【0023】また、記憶部13、14は、従来の記憶部
201 、202と同様であり、記憶部13には、アドレスバ
ス50に接続された信号経路17が、切替え器18およ
び信号経路19を介して接続されると共に、データバス
51に接続された信号経路20が接続され、かつ、出力
側が信号経路21を介してECCチェック部3に接続さ
れている。デコーダ6は、従来のデコーダ203と同様の
機能を有しており、信号経路17が入力され、信号経路
22を出力としている。アンド回路7は、信号経路22
と、制御信号バス52に接続された信号経路23を入力
とし、信号経路24を出力としている。また、信号経路
24は記憶部13、14に入力されていると共に、EC
C生成部25に入力されている。アンド回路8は、信号
経路22と、制御信号バス52に接続された信号経路2
6とを入力とし、信号経路27を出力としている。更に
アンド回路9は、信号経路22を入力したノット回路1
2の出力信号経路28が入力されると共に、オア回路1
0の出力信号経路29が入力され、信号経路30を出力
としている。
【0024】信号経路30は、オア回路11に入力され
ていると共に、各切替え器15、18、31に接続さ
れ、かつ、カウンタ2に入力されている。また、信号経
路27がオア回路11に入力され、このオア回路11の
出力信号経路32は、記憶部13、14に入力されてい
ると共に、ECCチェック部3に入力されている。ま
た、オア回路10には、信号経路23と信号経路26と
が入力されている。カウンタ2は、信号経路30を介し
て、「1」が入力されると、保持しているアドレスを信
号経路33に対して出力する機能と、この制御信号が入
力された後、保持アドレスを更新する機能を有してい
る。尚、更新されるアドレスは記憶部13、14の有す
るアドレスの全範囲である。ECCチェック部3は、従
来のECCチェック部205 と同様の機能を有しており、
記憶部13の出力信号経路21と記憶部14の出力信号
経路34を入力接続し、これらのデータのチェックを行
い、その結果を信号経路35または信号経路36に出力
する。また、ECC生成部25も従来のECC生成部20
4 と同様の機能を有しており、誤り検出データを信号経
路37を介して記憶部13に格納する。
【0025】レジスタ4は、切替え器15の接点bから
信号経路16を介して誤り検出信号b(他主記憶装置に
対するアクセス時の誤り検出信号)が入力されると、信
号経路33を介して入力されるアドレスを格納すると共
に、信号経路26を介しリード信号が入力された時、信
号経路17を介して入力されたアドレスが、予めレジス
タ4に与えられたアドレスに一致した場合、信号経路3
8を介してデータバス51に対し、格納したデータを出
力する機能を有している。切替え器15の接点a側は信
号経路39を介して制御信号バス52に接続され、切替
え器31の接点a側は信号経路40を介してデータバス
51に接続されている。また、切替え器18の接点a側
は上述したように信号経路17に接続され、接点b側は
信号経路33に接続されている。更に、これら切替え器
15、18、31は、信号経路30からの信号が「1」
になった場合のみ接点b側に切り替えられるよう構成さ
れている。また、アドレスバス50、データバス51、
制御信号バス52はシステムバス301 を構成している。
【0026】次に、動作について説明する。最初に、主
記憶装置300-1 に対し、その他の装置からデータライト
を行う際の動作について説明する。従来技術の項で説明
した場合と同様に、データライト元の装置は、所望のア
ドレス、データおよびライト信号を、システムバス301
に出力する。データライト元の装置が出力したアドレス
信号は、アドレスバス50、主記憶装置300-1 の信号経
路17を介して、切替え器18、デコーダ6、レジスタ
4に入力される。また、データライト元の装置が出力し
たデータ信号は、データバス52、信号経路20を介
し、記憶部13およびECC生成部3に入力される。更
に、データライト元の装置が出力したライト信号は、制
御信号バス52および信号経路23を介してアンド回路
7、オア回路10に入力される。デコーダ6は、入力さ
れたアドレスを基に信号経路22に「0」または「1」
を出力する。
【0027】デコーダ6の出力が「1」である場合、即
ち、自主記憶装置300-1 に対するアクセスである場合、
アンド回路7は、信号経路22を介して「1」を、ま
た、信号経路23を介してライト信号が入力されるた
め、その出力は「1」となり、これを信号経路24に送
出する。また、デコーダ6の出力が「1」である場合、
ノット回路12は「0」を出力するため、アンド回路9
は、信号経路30に対し「0」を出力する。信号経路3
0が「0」であるため、カウンタ2は、非活性状態を保
持する。また、切替え器15、18、31は、信号経路
30を介して「0」を入力しているため、その接点は全
てa側に接続されている。ここで、切替え器18は、a
側に接続されていることから、信号経路17を介して入
力されているアドレスを信号経路19に出力する。ま
た、信号経路24を介してトリガ信号を入力したECC
生成部25は、信号経路20を介して入力したデータに
基づき、誤り検出データを生成し、これを信号経路37
に出力する。
【0028】記憶部13は、信号経路24を介してトリ
ガ信号を入力すると、信号経路19を介して入力したア
ドレスに、信号経路20を介して入力したデータを格納
する。また、記憶部14は、信号経路24を介してトリ
ガ信号を入力すると、信号経路19を介して入力したア
ドレスに、信号経路37を介して入力した誤り検出デー
タを格納する。
【0029】次に、主記憶装置300-1 に対し、その他の
装置からデータリードを行う際の動作について説明す
る。この場合も、従来と同様に、データリード元の装置
は、所望のアドレスおよびリード信号をシステムバス30
1 に出力する。データリード元の装置が出力したアドレ
ス信号は、アドレスバス50、信号経路17を介して、
記憶部13、14およびデコーダ6に入力される。ま
た、データリード元の装置が出力したリード信号は、制
御信号バス52、信号経路26を介してアンド回路8に
入力される。デコーダ6は、上述したデータライトの場
合と同様に、信号経路17を介して入力したアドレスを
基に、信号経路22に「0」または「1」を出力する。
【0030】ここでデコーダ6が「1」を出力する場
合、即ち自主記憶装置300-1 に対するリード要求である
場合、アンド回路8は信号経路22から「1」を入力
し、信号経路26からリード信号を入力するため、
「1」を信号経路27に出力する。また、オア回路11
は、信号経路27が「1」のため、トリガ信号を信号経
路32に出力する。ノット回路12は、信号経路22が
「1」であるため、信号経路28に「0」を出力し、ア
ンド回路9は、この信号経路28が「0」であることに
より、「0」を信号経路30に出力する。信号経路30
が「0」であるため、切替え器15、18、31は全て
a側に接続されている。
【0031】記憶部13は、信号経路32を介してトリ
ガ信号を入力すると、信号経路17、切替え器18およ
び信号経路19を介して入力したアドレスに格納されて
いるデータを信号経路21に対して送出する。また、記
憶部14は信号経路32を介してトリガ信号を入力する
と、信号経路19を介して入力されたアドレスに格納さ
れている誤り検出データを、信号経路34に対して出力
する。信号経路32を介してトリガ信号を入力したEC
Cチェック部3は、記憶部13から信号経路21を介し
て入力したデータと、記憶部14から信号経路34を介
して入力した誤り検出データを演算し、データと誤り検
出データの正当性を判定する。
【0032】ECCチェック部3は、データが正当であ
ると判定した場合は、記憶部13から信号経路21を介
して入力されたデータを、信号経路35、切替え器3
1、信号経路40を介してデータバス51に出力する。
データバス51に出力されたデータは、リード信号を送
出した装置に受け取られ、処理が行われる。また、EC
Cチェック部3は、データが不当であると判定した場
合、誤り検出信号を信号経路36、切替え器15、信号
経路39を介し、誤り検出信号a(自主記憶装置300-1
に対するリード時の誤り検出信号)として制御信号バス
52に出力する。この誤り検出信号aは中央処理装置30
1 に渡される。
【0033】一方、デコーダ6が信号経路22に「0」
を出力する、即ち、他主記憶装置300-1 、…、300-n の
いずれかに対するアクセスの場合、ノット回路12は信
号経路28に「1」を出力する。また、信号経路23ま
たは26を介し、ライト信号またはリード信号を入力し
たオア回路10は、信号経路29に対し「1」を出力す
る。アンド回路9は、信号経路28および29から共に
「1」が入力されるため、その出力は「1」となり、こ
れを信号経路30に出力する。また、切替え器15、1
8、31は、信号経路30より「1」を入力されるた
め、全てb側に接続される。カウンタ2は、信号経路3
0より「1」を入力されるため、アドレスを生成し、こ
のアドレスを信号経路33に出力する。切替え器18
は、b側に接続されているため、信号経路33よりアド
レスが入力され、このアドレスは信号経路19に出力さ
れる。
【0034】オア回路11は、信号経路30より「1」
が入力されるため、信号経路32に対し、トリガ信号を
出力する。記憶部13は、信号経路32よりトリガ信号
が入力されるため、信号経路19より入力されるアドレ
ス、即ち、カウンタ2が生成したアドレスに格納された
データを信号経路21に出力する。また、記憶部14
は、信号経路32よりトリガ信号が入力されるため、信
号経路19より入力されるアドレス、即ち、カウンタ2
の生成したアドレスに格納されている誤り検出データを
信号経路34に出力する。
【0035】ECCチェック部3は、信号経路32を介
しトリガ信号が入力されるため、信号経路21より入力
されるデータと、信号経路34より入力される誤り検出
データを演算し、その正当性を判定する。ここで、正当
と判定した場合は上述したように、信号経路21より入
力されたデータを信号経路35に出力し、不当と判定し
た場合は、信号経路36に誤り検出信号を出力する。ま
た、切替え器31はb側に接続されているため、信号経
路35よりデータが入力されても信号経路40に対し出
力されることはない。この機能により、アクセス対象外
の主記憶装置が不要なデータをシステムバス301 に出力
することを抑制している。そして、切替え器15もb側
に接続されているため、信号経路36より誤り検出信号
が入力された場合、誤り検出信号bを信号経路16に出
力する。
【0036】レジスタ4は、信号経路16より誤り検出
信号が入力されると、信号経路33より入力されたアド
レスを格納する。信号経路16に送出された誤り検出信
号bは、制御信号バス52を介し中央処理装置に通知さ
れ、中央処理装置はこの通知を受けたことにより、レジ
スタ4のアドレスおよびリード信号をシステムバス301
に出力する。この出力されたアドレスは、アドレスバス
50を介して信号経路17に伝達され、また、リード信
号は制御信号バス52を介し信号経路26に伝達され
る。レジスタ4は、信号経路17より入力されるレジス
タアドレスを、予め設定されたアドレスと比較し、これ
が一致しかつ信号経路26よりリード信号が入力された
場合、即ち、レジスタ4のアドレスに対するリードの場
合、信号経路38に対し、格納したアドレス、即ち、E
CCチェックにおいて誤りの検出されたアドレスを示す
データを出力する。
【0037】これにより、中央処理装置はリードした、
誤りの検出されたアドレスを基に、該当する論理ページ
を閉塞し、オペレーションパネルに、主記憶部に障害が
発生したことを表示し、保守を促す等の障害処理を行
う。また、例えば、主記憶装置の故障数に合わせて情報
処理装置に対する負荷を調整し、主記憶装置の使用領域
が限界に達しないようにし、これにより、システムダウ
ンを起こさないよう処理を継続させ、保守の機会を待つ
等の選択も可能である。
【0038】尚、上記実施例では、誤り検出アドレスデ
ータの中央処理装置への通知を、先ず中央処理装置に誤
り検出信号を出力し、これにより中央処理装置がレジス
タ4のデータをリードするよう構成したが、中央処理装
置に対し、割込み等で直接誤りアドレスデータを通知す
るよう構成してもよい。また、上記実施例では、アクセ
ス検出手段1をデコーダ6とアンド回路等で構成し、更
に、アドレス生成手段2をカウンタ、誤り検出手段3を
ECCチェック部、アドレス格納手段4をレジスタ、誤
りアドレス通知手段5を切替え器15等で構成したが、
これらの構成に限定されるものではなく、上述した機能
を有するものであれば、他の回路あるいはハードウェア
ではなく、プログラム等で構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の主記憶装
置の故障検出装置は、他主記憶装置へのアクセス時に、
自主記憶装置でアドレスを自動生成し、その自動生成し
たアドレスのデータチェックを行うよう構成したので、
主記憶装置の任意のアドレスに故障が生じても検出が可
能となり、従って、従来のような潜在故障の蓄積を防止
することができ、特に、一旦運用状態に入ると連続運用
を行うような情報処理装置に適用した場合に大きな効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主記憶装置の故障検出装置のブロック
図である。
【図2】従来の主記憶装置の故障検出装置を備えた情報
処理装置のブロック図である。
【図3】従来の主記憶装置の故障検出装置のブロック図
である。
【符号の説明】
1 アクセス検出手段 2 アドレス生成手段 3 誤り検出手段 4 アドレス格納手段 5 誤りアドレス通知手段 300-1 主記憶装置 301 システムバス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の主記憶装置を備えた情報処理装置
    における主記憶装置の故障検出装置において、各主記憶
    装置のうち、他主記憶装置がアクセスされたことを検出
    するアクセス検出手段と、前記他主記憶装置がアクセス
    された場合、自主記憶装置内でアドレスを生成するアド
    レス生成手段と、前記アドレス生成手段で生成されたア
    ドレスの内容を前記自主記憶装置からリードし、データ
    の誤りを検出する誤り検出手段と、前記誤りが検出され
    た場合、そのアドレスデータを格納するアドレス格納手
    段と、前記アドレス格納手段に格納された誤り検出アド
    レスデータを通知する誤りアドレス通知手段とを備えた
    主記憶装置の故障検出装置。
JP3180220A 1991-06-25 1991-06-25 主記憶装置の故障検出装置 Pending JPH052498A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09160836A (ja) * 1995-12-13 1997-06-20 Nec Corp メモリパリティエラー監視装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09160836A (ja) * 1995-12-13 1997-06-20 Nec Corp メモリパリティエラー監視装置

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