JPH05249769A - 複写機のメモリシステム - Google Patents

複写機のメモリシステム

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JPH05249769A
JPH05249769A JP4049727A JP4972792A JPH05249769A JP H05249769 A JPH05249769 A JP H05249769A JP 4049727 A JP4049727 A JP 4049727A JP 4972792 A JP4972792 A JP 4972792A JP H05249769 A JPH05249769 A JP H05249769A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不揮発性メモリを変動データの記憶メモリとし
て用いるようにして、ノイズ、バッテリ電圧低下による
変動データの破壊を防止する。 【構成】バッテリバックアップされた揮発性メモリでコ
ピー枚数等の変動データをカウント記憶し、その変動デ
ータを、バッテリを必要とせず耐ノイズ性に優れた不揮
発性メモリに所定タイミングごとに書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機において制御
パラメータやコピー枚数等の変動データを記憶するメモ
リシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機では、CPUのワークエリ
ア、および、制御パラメータ等の固定データやコピー枚
数(メンテナンス等のためのトータルコピー枚数)等の
変動データを記憶するメモリとして共通のSRAMを使
用していた。このSRAMには上記したように制御パラ
メータ,コピー枚数等が記憶されるため、これらのデー
タが消去されてしまわないように、バッテリ(リチウム
バッテリ等)でバックアップしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリバッ
クアップされたSRAMでは、ノイズやバッテリ容量の
低下によりメモリ内容が破壊されてしまう問題が生じる
ことがあった。したがって耐ノイズ性に優れ、メモリ内
容保存にバッテリを必要としないメモリ素子が望まれて
いた。このようなメモリ素子としては、EEPROM等
の書換え可能な不揮発性メモリがある。EEPROMは
耐ノイズ性に優れ、メモリ保存にバッテリを必要としな
い。このため制御パラメータのような書換えを行う必要
がほとんどないデータの保存には適しているが、以下の
ような問題を有しているため、コピー枚数等の書換えを
行う必要があるデータの記憶素子としては使用されずに
いた。
【0004】 書き込み回数に制限があり1万〜10
万回程度である。一方、コピー枚数をカウントするに
は、30万〜300万枚程度のコピー枚数をクリアしな
ければならず、毎回コピー枚数を書き換えたのではエラ
ーが発生してしまう。
【0005】 内部にポンプアップ回路を有している
ため書き込みに要する時間が長い(10msec程度)。こ
のため頻繁に書き込みを行うと処理時間が長くなってし
まう問題がある。
【0006】この発明の目的は、不揮発性メモリを制御
パラメータ,コピー枚数等の記憶メモリとして用いるよ
うにして、ノイズ、バッテリ電圧低下によるメモリ内容
の破壊を防止する複写機のメモリシステムを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、コピー枚数
等の変動データのカウントエリアとして用いられ、バッ
テリバックアップされた揮発性メモリと、前記変動デー
タを記憶する書換え可能な不揮発性メモリと、を備える
とともに、前記揮発性メモリの変動データを、前記不揮
発性メモリに所定タイミングごとに書き込む手段を備え
たことを特徴とする。
【0008】前記所定タイミングとしては、例えば、前
記変動データが所定量加算されたとき、複写機本体への
電源供給がオフされたときで、これらの所定タイミング
になったときには、定着ヒータ等の大容量負荷をオフす
るようにしてもよい。また、複写機本体への電源供給が
オフされたときに、前記揮発性メモリおよび不揮発性メ
モリに加えられる作動時間を越えていると判断されたと
きを所定タイミングとしてもよい。
【0009】
【作用】この発明においては、バッテリバックアップさ
れた揮発性メモリを用いてコピー枚数等の変動データが
カウントされ、所定タイミングになるとその変動データ
が不揮発性メモリに書き込まれる。例えば変数データが
所定量加算されるごと,揮発性メモリのバッテリ電圧が
低下したとき、等に不揮発性メモリに書き込まれる。こ
れによって、不揮発性メモリに変動データが記憶されて
保存される。この場合の書き込みは、変動データが所定
量に達するごと等となり書き込み回数が減らされるか
ら、書き込み回数過多によるエラーの発生を防止でき
る。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の実施例であるメモリシステ
ムを備える複写機のブロック図である。複写機本体1内
には電源ユニット2、制御基板ユニット3、メモリ基板
ユニット4、操作基板ユニット5、リモート通信回路基
板ユニット6等が設けられている。
【0011】電源ユニット2は複写機本体のメインスイ
ッチMSwがオンされたときにDC電源(+38V、+
24V、+10V、+5V等)を発生させ、DC電源を
制御基板ユニット3,メモリ基板ユニット4等へ供給す
る。また、電源ユニット2内にはオン/オフ検知回路2
1が設けられている。オン/オフ検知回路21は整流器
の出力波形を検知して外部電源から複写機本体内に供給
される電源のオン/オフ状態を検出する。したがって、
メインスイッチMSwがオフされたときの他に、停電や
コンセント抜け等によって電源供給が遮断されたときで
も、電源オフを検知できる。制御基板ユニット3はCP
U31、ROM32やI/O、ドライバ等を備え、各ユ
ニットとバスラインを通して接続されており、各ユニッ
トの動作を制御する。メモリ基板ユニット4はバッテリ
43でバックアップされたSRAM(揮発性メモリ)4
1、EEPROM(不揮発性メモリ)42、バッテリ4
3の電圧を検出する電圧検知回路44を備えている。S
RAM41には、メインスイッチMSwオン時には図示
しない3端子レギュレータを介してほぼ5Vの電源が供
給されるが、メインスイッチMSwがオフされるとバッ
テリ(リチウムバッテリ)43からほぼ3Vの電源が供
給される。バッテリ43の電圧は図6で示したような特
性を有し、経時的に消耗してゆく。この消耗度を電圧検
知回路44が検出する。操作基板ユニット5は入力キー
および表示部を制御する。リモート通信回路基板ユニッ
ト6は外部の電話機8が接続されたパソコン,モデム7
と接続され、トラブルが生じたときに公衆電話回線を通
してサービスステーションとの通信を行う。例えば、バ
ッテリ43の電圧低下等のトラブルが生じたときに公衆
電話回線を通してサービスステーションとの通信が行わ
れる。
【0012】バッテリバックアップされたSRAM41
には複写機の動作プログラムを実行する上で必要なワー
クエリアや、コピー枚数を記憶するコピー枚数カウント
エリアが設けられている。コピー枚数カウントエリアに
はトータルコピー枚数が記憶される。コピー処理中、1
枚のコピーが行われるごとにコピー枚数カウントエリア
のコピー枚数をインクリメントされてゆき、この複写機
のトータルのコピー枚数が記憶される。なお、コピー枚
数カウントエリアには、トータルコピー枚数の他に、コ
ピー処理中にジャムした枚数,用紙サイズごとのコピー
枚数等も記憶されるようにしてもよい。SRAM41に
おいてカウントされたコピー枚数は所定タイミングごと
にEEPROM42に書き込まれる。なおこの実施例で
は変動データをコピー枚数とした例を示しているが、コ
ピー枚数の他に、例えば感光体の回転回数,ジャム枚数
等を変動データとして設定してもよい。
【0013】EEPROM42には、コピー枚数を記憶
するエリアや、各複写機に固有の制御データ,使用地域
に応じて設定されるデータ,各種モードの設定条件、等
の制御パラメータを記憶するエリアが設けられている。
制御パラメータは工場出荷段階に記憶され、一度設定さ
れた後はほとんど変更されず、書換えが行われることは
ほとんどない。一方、コピー枚数は上記したように所定
タイミングごとにSRAM41からEEPROM42に
書き込まれる。
【0014】この書き込みタイミングは例えば、請求項
1で示したように所定枚数ごとである。この所定枚数は
以下のようにして設定される。EEPROM42への書
き込み可能回数は通常、1万〜10万回程度である。一
方、複写機のコピー枚数は例えば10万枚保証の複写機
の場合、30万枚程度はコピー可能であると考える。
【0015】そこでこの実施例ではSRAM41で30
枚のコピー枚数が加算される度にEEPROM42に対
してコピー枚数の書き込みを行うようにして、複写機の
ライフ中はEEPROM42の交換を行う必要がないよ
うにしている。なおこの実施例ではマルチコピー中はE
EPROMへの書き込みタイミングかどうかの判定は行
わず、マルチコピーが終了してから加算コピー枚数が3
0枚を越えているかどうか判定し、30枚を越えていた
場合にEEPROM42へのコピー枚数書き込み(転
送)を行うようにしている。
【0016】図2,図3は請求項2の実施例に係るフロ
ーチャートである。1枚のコピー処理が終了するごとに
SRAM41のカウンタはインクリメントされ、コピー
枚数を記憶してゆく(n11→n12)。マルチコピー
中はコピー処理を繰り返すだけで、EEPROM42へ
の書き込みタイミングかどうかのチェックは行われな
い。そして、マルチコピーが終了してレディ状態になっ
たときにEEPROM42への書き込みを行うタイミン
グかどうかがチェックされる(n13→n14)。カウ
ンタのコピー枚数に30枚以上の追加があればEEPR
OM42にカウンタの内容を書き込む(n1→n2→n
3→n4)。なお、R1はレジスタである。このように
レディ状態のときにEEPROM42への書き込みを行
うようにすると、感光体やコピーランプ等が動作してい
ないため負荷が少なく、安定した書き込みを行うことが
できる。
【0017】このようにしてEEPROM42にコピー
枚数データを記憶しておくと、バッテリの消耗やノイズ
等により複写機の電源をオフしている間に、SRAM4
1のコピー枚数データが破壊されてしまったときに、E
EPROM42からコピー枚数データを読み出してSR
AM41のデータを書き換えることができる。図4はそ
の処理手順を示したフローチャートである。複写機の電
源がオンされると、通常のメモリチェックとともにSR
AM41のコピー枚数データとEEPROM42のコピ
ー枚数データとの比較を行う(n5→n6)。そしても
し、両コピー枚数の差が30枚(所定枚数)以上であっ
たときにはバッテリ消耗,ノイズ等によりデータが破壊
されたものと判断して、EEPROM42に記憶されて
いるコピー枚数をSRAM41に書き込む(n7)。E
EPROM42はバッテリを必要とせず耐ノイズ性にも
優れているため、EEPROM42に一旦書き込んだコ
ピー枚数が破壊されてしまうことはほとんどない。一方
SRAM41はバッテリ43の消耗やノイズ等により書
き込んだコピー枚数が破壊されてしまうことがある。そ
こで上記のように、EEPROM42にコピー枚数を記
憶しておき、SRAM41のデータが破壊されていた場
合にはEEPROM42のコピー枚数をSRAM41に
書き移すことによってSRAM41のコピー枚数を修正
することができる。
【0018】図5,図6は請求項3に係る実施例を示し
た図である。バッテリ43の電圧は経時的に図6のよう
に変化し、バッテリ電圧がほぼ 2.2V以下まで低下する
とSRAM41の記憶内容が消去されたりエラーが生じ
たりする。そこでこの実施例では、バッテリ電圧が 2.2
V以下になったときにSRAM41のコピー枚数をEE
PROM42に書き移しデータが保存されるようにして
いる。図5はその処理手順を示したフローチャートであ
る。バッテリチェックルーチンは複写機が動作中、所定
タイミングごとに実行されるルーチンである。このルー
チンでは、電圧検知回路44で検知されるバッテリ電圧
をチェックし、バッテリ電圧が 2.2V以下になるとSR
AM41に記憶されているコピー枚数をEEPROM4
2に書き移す(n21,n24)。このとき、フラグを
用いることによって、バッテリ電圧の低下が検知された
一番最初のときのデータをEEPROM42に書き込む
(n22→n23→n24)。このように制御すること
によって、バッテリ電圧の低下により化けてしまったデ
ータがEEPROM42に書き込まれてしまうのを防止
できる。なお、図2,図3に示した所定枚数ごとにEE
PROM42にコピー枚数を書き込む処理と、この実施
例のバッテリ電圧が低下したときにEEPROM42に
コピー枚数を書き込む処理とを組み合わせて用いてもよ
い。
【0019】図7,図8は請求項4に係る実施例を示し
た図である。電源ユニット2ではトランスの二次側出力
をダイオードブリッジで整流し、平滑回路等で処理した
後制御基板ユニット等の各ユニットに出力する。また電
源ユニット2内のオン/オフ検知回路21はダイオード
ブリッジの出力をCPUに入力する。図8はダイオード
ブリッジの出力波(整流器出力波形)と、電源ユニット
2から各ユニットに送られる定電圧出力波形を表した図
である。図から分かるように、メインスイッチMSwを
オンすると整流器出力波形,定電圧出力波形はともに徐
々に上昇してゆく。一方、メインスイッチMSwをオフ
すると整流器出力波形はほぼオフと同時にフラットにな
るが、定電圧出力波形は暫く定電圧が保たれ、そのの
ち、ゆっくりと降下してゆく。したがって、整流器の出
力をオン/オフ検知信号としておけば、そののち、定電
圧が不安定になってしまうまでにSRAMの内容をEE
PROMに転送させることができる。このように整流器
の出力をオン/オフ検知信号とした場合、停電やコンセ
ント抜け等によって複写機本体への電源供給がストップ
された場合にも電源オフを検知することができる。
【0020】なおこの実施例では、オン/オフ検知回路
21によって複写機本体への電源供給がオフされるとと
もに、バッテリの電圧を検知する電圧検知回路44によ
りバッテリ電圧の低下が検知されたときにSRAM41
に記憶されているコピー枚数をEEPROM42に転送
するようにしている。図7はその処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【0021】電源オフ信号が検知されると、SRAMの
ワークエリアにあるデータをメモリエリアに退避させる
(n31)。例えば、コピー処理中に停電やコンセント
抜け等によって電源が落ちてしまったときにはコピー処
理に伴うコピー枚数のカウントデータ等がワークエリア
で処理中であるため、それをSRAMのメモリエリアに
退避させる(n31)。そしてバッテリ電圧をチェック
し、バッテリ電圧が規定電圧を下回っていればSRAM
41のデータをEEPROM42に転送する(n32→
n33)。こののちSRAM41は待機モードになる
(n34)。
【0022】なお、この実施例では電源供給がオフされ
るとともに、揮発性メモリのバッテリ電圧が低下したと
きにEEPROM42への書き込みを行っているが、電
源供給オフが検知されたのみでEEPROM42への書
き込みを行うようにしてもよいし、また、図2,図3に
フローチャートで示した所定枚数ごとにEEPROM4
2へコピー枚数を書き込む処理と組み合わせてもよい。
【0023】図9,図10は請求項5に係る実施例を示
した図である。SRAM41のデータをEEPROM4
2に転送するのに必要な作動電圧は5Vである。ところ
で複写機においてはコピー動作中に電源がオフされてし
まうことがある。特に、停電,コンセント抜け等が生じ
るとコピー動作中に突然電源供給がオフされてしまう。
レディ状態で電源供給がオフされた場合であると、例え
ば5V電源は図10(B)に示したように暫くの間5V
が保持される(例えば180msec程度)。これに対し、
コピー動作中に突然電源供給がオフされてしまうと5V
電源は図10(A)に示したように短時間で減衰してし
まう(例えば30msec程度)。一方、EEPROM42
への書き込み時間は10msec程度であるから、図10
(B)の状態であると十分に余裕を持ってEEPROM
42への書き込みを行うことができるが、図10(A)
の状態であるとEEPROM42への書き込みを行う
間、5Vの電源電圧が維持されないから書き込みエラー
が生じてしまうことがある。このため、EEPROM4
2へのデータ転送タイミングになったときに図9にフロ
ーチャートで示した処理を行うようにしている。なお電
源供給オフ後に5V電圧が保持される時間は、電源供給
オフ時の負荷状態に応じて予め求められて記憶されてい
る。複写機本体内の負荷状態は、複写機の動作状態に対
応してほぼ一定している。複写機の動作状態とは例え
ば、レディ状態であるか、また、コピー処理中であれば
どの段階であるか、定着ヒータへの電力供給はどの程度
であるか等である。また電源の特性も既知であって、各
動作状態で必要な電力や各動作状態での電源ユニットの
応答性もほぼ一定している。したがって、電源供給オフ
時の負荷状態に応じて電源供給オフ後、どの程度の時間
5V電圧が保持できるかも求められる。
【0024】コピー枚数が所定枚数加算されたり電源供
給がオフされる等してEEPROM42への転送タイミ
ングになると、書き込みに必要な電圧が保持される状態
かどうかが判別される(n41)。書き込み終了まで電
圧が保持される状態、例えば図10(B)に示した状態
であればEEPROM42へのデータ転送を行ってフラ
グAをセットする(n42→n43)。また書き込み終
了まで電圧が保持されないような状態、例えば図10
(A)に示した状態であればEEPROM42へのデー
タ転送を行わず、フラグAを“0”にする(n42→n
44)。なおフラグAはEEPROMへのデータ書き込
みを行ったかどうかをチェックするためのものである。
【0025】図11,図12は請求項6に係る実施例を
示した図である。大容量負荷としては例えばコピー画像
を加熱定着するための定着ヒータがある。定着ヒータの
制御回路は図12に示したように、ヒートローラ51に
押圧配置したサーミスタTHの出力信号RTHのレベル
をコンパレータC1,C2,C3で検出し、その結果を
CPU31に入力するものである。CPU31はHL信
号を出力し、ドライバIC52でゼロクロス回路付きの
フォトカプラPC1をドライブし、トライアックTO1
をオンすることでヒータランプHLを点灯している。ヒ
ータランプHLを点灯させるには、約1kw程度の電力が
必要であり、点灯中は大電流(100V入力で約10
A)が流れることになる。したがって、電源コンセント
の出力インピーダンスが仮に1Ωであった場合、電圧降
下は、 1Ω×10A=10V ・・・ となり、入力電圧は10%ダウンすることになる。もと
もと入力電圧範囲には余裕を持たせて設計しているもの
の、電源の出力インピーダンスについては複写機側から
規定できないのが現状であることから、ヒータランプ点
灯による電圧降下は予測できない。
【0026】ヒータランプHLの点灯により電圧降下が
生じると、電源ユニット2へ入力電圧降下が生じ、場合
によっては制御部に定電圧が供給されなくなってしまう
ことがある。特に、電源供給オフ時ヒータランプHLが
点灯しているとEEPROM42への書き込みに要する
時間中(約10msec程度) 定電圧(5V)が保持されな
くなってしまうことがある。このため、EEPROMへ
の書き込みタイミングになったときにはヒータランプH
Lをオフするようにしている。なお、EEPROMへの
書き込みタイミングは例えば、所定枚数ごと、RAMの
バッテリ43の電圧が所定電圧以下に低下したとき、複
写機本体への電源供給がオフされたとき、等である。な
お通常コピーランプHLはオン/オフ制御されているも
のであるから、コピー処理の待機中に書き込みタイミン
グになって定着ヒータHLへの電源供給を一時的に停止
したとしても問題はない。
【0027】図11のフローチャートに基づき、この実
施例の処理手順を説明する。データ転送タイミングにな
るとヒートローラHLがオン状態かオフ状態かを判別す
る(n51)。ヒートローラHLがオフであればそのま
まEEPROM42へのデーリ転送を行うが、ヒートロ
ーラHLがオンであればヒータランプHLをオフしてか
らデータの転送を行う(n51→n52→n53)。な
おフラグBはヒータランプHLのオフを行ったことを示
すものであり、EEPROM42へのデータ転送後、フ
ラグBがセットされていればヒータランプHLをオンし
てから通常の処理ルーチンへ戻る(n54→n55)。
【0028】なお、上記の実施例のようにEEPROM
42へのデータ転送を行ったとき、操作基板ユニット5
にバッテリ電圧の低下を示すコードを送信して表示部に
その旨を表示させたり、リモート通信回路基板ユニット
6を介してサービスステーションにその旨を通知させる
ようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、書き込み回数に限度
がある不揮発性メモリへの書き込み回数を減らして不揮
発性メモリを変動データ記憶用のメモリとして用いるこ
とができるため、バッテリの消耗やノイズによるコピー
枚数にエラーが生じる問題を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のメモリシステムを備える複写機のブ
ロック図
【図2】請求項2の実施例に係るコピー枚数のカウント
手順を示したフローチャート
【図3】請求項2の実施例に係るデータ転送手順を示し
たフローチャート
【図4】コピー枚数のチェック手順を示したフローチャ
ート
【図5】請求項3の実施例に係るデータ転送手順を示し
たフローチャート
【図6】バッテリ電圧を経時変化を示した図
【図7】請求項4の実施例に係るデータ転送手順を示し
たフローチャート
【図8】電源供給のオン/オフに対する整流器出力,定
電圧出力例を示した図
【図9】請求項5の実施例に係るデータ転送手順を示し
たフローチャート
【図10】複写機の動作状態ごとる定電圧出力状態を示
した図
【図11】請求項6の実施例に係るデータ転送手順を示
したフローチャート
【図12】定着ヒータの制御回路の構成例を示した図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コピー枚数等の変動データのカウントエリ
    アとして用いられ、バッテリバックアップされた揮発性
    メモリと、前記変動データを記憶する書換え可能な不揮
    発性メモリと、を備えるとともに、前記揮発性メモリの
    変動データを、前記不揮発性メモリに所定タイミングご
    とに書き込む手段を備えたことを特徴とする複写機のメ
    モリシステム。
  2. 【請求項2】前記所定タイミングが、前記変動データが
    所定量加算されたときである請求項1記載の複写機のメ
    モリシステム。
  3. 【請求項3】前記所定タイミングが、少なくとも、前記
    揮発性メモリのバッテリ電圧が所定電圧以下になったと
    きである請求項1記載のメモリシステム。
  4. 【請求項4】前記所定タイミングが、少なくとも、複写
    機本体への電源供給がオフされたときである請求項1記
    載の複写機のメモリシステム。
  5. 【請求項5】前記所定タイミングが、少なくとも、複写
    機本体への電源供給がオフされたときに、前記揮発性メ
    モリおよび不揮発性メモリに加えられる作動時間を越え
    ていると判断されたときである請求項1記載の複写機の
    メモリシステム。
  6. 【請求項6】前記所定タイミングになったとき、定着ヒ
    ータ等の大容量負荷をオフする手段を備えた請求項1〜
    4のいずれかに記載の複写機のメモリシステム。
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