JP6874434B2 - 電気機器および電源管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器および電源管理方法に関する。
従来一般的な画像形成装置においては、電源システム(電源管理装置)の出力端や電力供給先モジュールである画像形成部(負荷回路)には、供給電源を安定化させることを目的として、コンデンサが接続されている。
また、一般的な画像形成装置においては、開閉部などの開閉に連動して電源を負荷回路に繋ぐインターロックスイッチが設けられている。インターロックスイッチは、開閉部の開放に応じて電源からの電力を負荷回路へ出力するスイッチをオフすることで電源を切断し、開閉部の閉鎖に応じてスイッチをオンすることで電源からの電力を負荷回路へ出力する。
しかし、電源を負荷回路に繋ぐインターロックスイッチを画像形成装置の開閉部の開放に連動してオフすることで電源が切断されたときに、電源が供給されていた負荷回路におけるコンデンサには残留電荷が生じる。その後、開閉部が閉じられてインターロックスイッチがオンとなって電源が投入されたときに、残留電荷によって電力供給先に突入電流が発生する場合がある。この突入電流は、電源電圧降下による電力供給先の誤動作、インターロックスイッチ等の回路要素の損傷の原因となることがある。
そこで従来技術として、このような突入電流の影響を防止するための技術が開示されている。例えば特許文献1では、再スイッチオン時の突入電流を抑制する目的で、電流ライン上に接続したトランジスタの抵抗値を高抵抗から低抵抗に変化させて、再スイッチオン時の突入電流を抑制する技術が開示されている。
また、特許文献2、3には、開閉部の開放に連動するリレーオフにより供給電源が切断された際に、残留電荷を放電させる放電回路に関する技術が開示されている。当該放電回路によって残留電荷を放電させておくことにより、電源再投入時における突入電流の発生を防ぐことができる。
しかしながら従来技術においては、放電回路による放電が完了したか否かが検出されていなかった。従って、画像形成部への電源供給を復帰する際に、放電が十分に行われ突入電流の影響が十分低減されたと考えられる分だけ待ち時間をおいた後に、電源供給を再開する必要があった。つまり従来技術では、放電が完了しているにも関わらず、予め定められた待ち時間が経過するまでは電源供給を再開しない等、電源復帰動作に改良の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電源復帰動作の効率化を図ることができる電気機器および電源管理方法を提供するものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、開閉部の開閉に応じて入切されるスイッチが閉状態となった場合、または、負荷出力を稼働させる動作モードとなった場合には、負荷への電源供給を行い、前記スイッチが開状態となった場合、または、負荷出力を停止させる動作停止モードとなった場合には、負荷への電源供給を停止するコンバータと、前記コンバータの停止時に、電源供給側のコンデンサの電荷を放電させて電圧をHIGH状態にする放電回路と、前記放電回路における電圧に基づいて、前記放電回路における前記放電が完了したことを検出する放電完了検出手段と、前記スイッチが閉状態となった際、または、前記動作停止モードを終了して前記動作モードに切替わる際に、前記放電完了検出手段が前記コンデンサの放電が完了したことを検出していれば、前記電源供給側のコンバータの稼働を復帰させる電源復帰手段と、前記スイッチの開閉状態と、前記放電回路における電圧とに基づいて、前記放電回路の異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段が前記異常を検出すると、当該異常を通知する通知手段と、を備え、前記異常検出手段は、前記スイッチの開閉状態によらず、前記放電回路が破損していない正常状態においては放電動作が行われていないタイミングにおいて、前記放電回路における電圧がHIGH状態である際に、前記放電回路が電気的にショートしていることを検出し、前記通知手段は、前記放電回路がショートしている旨を表示部にて表示通知する、ことを特徴とする。
本発明によれば、電源復帰動作の効率化を図ることができる電気機器および電源管理方法を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の画像形成装置の構成の概要を示す図である。 図2は、画像形成装置の電源供給回路を示す概略構成図である。 図3は、カバーが開かれた際およびカバーが閉じられた際の動作を示すタイムチャートである。 図4は、カバーが閉じられた際の回路動作について説明する図である。 図5は、カバーが開かれた際の回路動作について説明する図である。 図6は、放電回路がショート破損している場合の動作を示すタイムチャートである。 図7は、放電回路がオープン破損している場合の動作を示すタイムチャートである。
以下に添付図面を参照して、電気機器および電源管理方法の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態では、本発明の電気機器として画像形成装置を適用した例を示すが、本発明にかかる電気機器は画像形成装置に限定されるものではなく、その他の電気機器に適用してもよい。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1000の構成の概要を示す図である。画像形成装置1000は、コピー、プリンタ、ファクシミリ等の機能による処理を要求してユーザーが行うジョブの入力を受付け、ジョブの指示に従い紙(印刷)出力等の画像出力処理を行う。
画像形成装置1000は、図1に示すように、画像形成部200、自動原稿送り装置52、ステープラとシフトトレイ付きのフィニッシャ53、両面反転ユニット54、拡張給紙トレイ55、大容量給紙トレイLCT56、1ビン排紙トレイ57、インサートフィーダ58の各ユニットを有する。
画像形成部200は、原稿を読取るスキャナ部と、光書き込み部、感光体、現像部等の要素からなる電子写真方式によりプリント出力を行うプリンタエンジンと、給紙部等を備えている。
また、画像形成部200は、機器全体を制御するためのコントローラ30(図2参照)を有する。コントローラ30は、ジョブの入力を受付け、ジョブの指示に応じて紙(印刷)出力等を行わせるため、画像出力処理系に係る各要素部を一元管理しその動作を制御し、また、前記各要素が適正に動作するよう、機器条件等の保守、管理をする。
上記コントローラ30は、画像形成部200内に設けたコントローラボードに搭載したコンピュータによって構成することができる。このコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)と、CPUの制御下で動作するROM(Read Only Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等を構成要素とする。
上記ROMは、プリンタエンジンや給紙部の動作を制御し、またプリント出力に用いる画像データを処理するときにCPUによって使用されるプログラムやデータ等を保存するメモリである。なお、本コンピュータのCPUが、後述する電源供給回路の動作に係るデータ(信号)処理を担う場合には、このデータ処理用のプログラム等を上記ROMに保存する。
また、上記DRAMは、CPUが上記プログラムを駆動することによって生成されるデータ等を一時的に保存するメモリ、或いはプログラムの駆動に必要なデータを保存するワークメモリとして利用するメモリである。
次に、画像形成装置1000の電源供給回路について説明する。図2は、画像形成装置1000の電源供給回路を示す概略構成図である。画像形成装置1000は、画像形成部200に対して電源供給を行う電源管理装置100を備えている。
まず、画像形成部200側の構成について説明する。図2に示すように、画像形成部200は、ダイオード25と、スイッチ26と、負荷回路27と、コンデンサ28と、コントローラ30と、を主に備えている。スイッチ26とダイオード25とは並列に接続されている。また、負荷回路27とコンデンサ28とは並列に接続されている。なお、コントローラ30には、スイッチ26の他、操作表示部31や通信インタフェース(通信I/F)32が接続されている。
スイッチ26は、画像形成部200のカバー40の開閉状態を検知するためのインターロックスイッチである。カバー40は、上述した自動原稿送り装置52、フィニッシャ53、両面反転ユニット54、拡張給紙トレイ55、大容量給紙トレイLCT56、1ビン排紙トレイ57、インサートフィーダ58の内部を開放するための開閉部である。また、カバー40は、トナーカートリッジの出し入れ時等に画像形成部200の内部を開放するためのカバーである。カバー40が開放されると、スイッチ26は開状態(オープン)となる。また、カバー40が閉じられると、スイッチ26は閉状態(クローズ)となる。
尚、ここではカバー40の開閉に連動してスイッチ26の開閉状態が切替わる構成としているが、スイッチ26の切替え方法はこれに限らない。例えば、大容量給紙トレイLCT56の引出ユニットの出し入れに連動してスイッチ26の開閉状態が切替わる構成としてもよい。本実施の形態においては、カバー40は、一例として、大容量給紙トレイLCT56の引出ユニット(開閉部)とする。したがって、負荷回路27は、一例として、電源を必要とする引出ユニットである。
省エネ(省エネルギー)信号29は、ジョブ待機時の電力供給を制限するためにコントローラ30から出力される制御信号である。省エネ信号29は、スイッチ26の開閉状態に応じて切替えられるとともに、コントローラ30による制御で切替えられる。
まず、コントローラ30は、スイッチ26の開閉状態に応じて、省エネ信号29をHIGH状態とLOW状態とに切替えて出力する。例えば、カバー40の開放に伴いスイッチ26が開状態となると、コントローラ30は、省エネ信号29をHIGH状態として1次側コンバータ1に出力する。一方、カバー40が閉じられてスイッチ26が閉状態となると、コントローラ30は、省エネ信号29をLOW状態として1次側コンバータ1に出力する。
他方、コントローラ30による切替えについては、画像形成部200のジョブ待機時間が所定時間以上となると、コントローラ30は、省エネ信号29をHIGH状態として1次側コンバータ1に出力する。
また、コントローラ30は、通信インタフェース32や操作表示部31からのジョブ入力があると、省エネ信号29をLOW状態として1次側コンバータ1に出力する。
1次側コンバータ1は、HIGH状態の省エネ信号29を入力すると、電力供給量を制限して省エネルギーモードの電力供給を行う。省エネルギーモードとしては、従来一般に用いられている数種類のモードを備えてよいが、本実施形態では、1次側コンバータ1を停止させて2次側への電力供給を停止する動作停止モード(休止モード)の構成例について説明する。
1次側コンバータ1は、LOW状態の省エネ信号29を入力すると、省エネルギーモードである場合には、省エネルギーモードを終了して、動作モード(通常モード、フルモード)での電力供給を再開する。
コントローラ30は、電源管理装置100、画像形成部200の動作を統括的に制御する。例えばコントローラ30は、上述したように、負荷出力を稼働させる動作モード(通常モード、フルモード)と、省エネルギーモードの一つである負荷出力を停止させる動作停止モード(休止モード)とを切替えて、1次側コンバータ1の動作を制御するコンバータ制御手段として機能する。
また、コントローラ30は、電源管理装置100の検出回路5が出力した放電検出信号を読み込んで、放電回路3の放電動作が完了したことを検出する放電完了検出手段として機能する。放電検出信号については後述する。
また、コントローラ30は、スイッチ26が閉状態となった際、または、動作停止モードから動作モードに切替わる際に、電源管理装置100の放電回路3の放電動作が完了していれば、1次側コンバータ1の稼働を復帰させて電源供給動作を開始させる電源復帰手段として機能する。
次に、電源管理装置100側の構成について説明する。図2に示すように、電源管理装置100は、1次側コンバータ1、トランス2、放電回路3、コンデンサ24を主に備えている。1次側コンバータ1はスイッチング出力を生成し、トランス2を介して2次側である画像形成部200側にエネルギーの伝達、即ち、電力供給を行う。コンデンサ24は、電圧を平滑化して直流電圧を生成し、生成した直流電圧を画像形成部200側に供給する。
放電回路3は、制御回路4、検出回路5を備えている。制御回路4は、抵抗6、トランジスタ7、抵抗8、トランジスタ9、シャントレギュレータ10、抵抗11、抵抗12、オペアンプ13、抵抗14、抵抗15、FET(Field Effect Transistor)16を備えている。
制御回路4においては、省エネ信号29のHIGH/LOW状態に応じて、トランジスタ7のオン/オフ、トランジスタ9のオン/オフ、および、FET16のオン/オフが切替わる。そして、これら各素子がオン状態となると、抵抗15とFET16と抵抗17とが直列に接続された放電経路がオン状態、即ち、放電可能状態となって、コンデンサ24およびコンデンサ28の放電が開始する。
FET16は、ゲート信号をオペアンプ13で制御された定電流放電回路として構成されており、オペアンプ13のプラス端の電圧と抵抗15とにより、FET16のドレイン電流値が決定される。例えば、オペアンプ13のプラス端の電圧が1.2Vであり、抵抗15が0.5Ωである場合、流れる電流は1.2V/0.5Ω=2.4Aとなる。
検出回路5は、抵抗17、18、19、21、22、23とオペアンプ20とを備えている。検出回路5は、FET16のドレイン電流に応じて放電検出信号をコントローラ30に出力する回路である。放電検出信号の電圧、即ち、B点における電圧は、FET16のドレイン電流と、抵抗17、19、21との値により決定される。
例えば、FET16のドレイン電流が2.4Aであり、抵抗17が0.5Ω、抵抗19が10kΩ、抵抗21が30kΩである場合、放電検出信号の電圧、即ちB点における電圧は2.4A×0.5Ω×30kΩ/10kΩ=3.6Vとなる。検出回路5がこの電圧をコントローラ30に出力することで、画像形成部200は放電回路3の放電動作の状態を把握することが出来る。
すなわち、コントローラ30は、図2のB点での電圧が所定値でない場合、即ち、放電検出信号がLOWである場合、放電回路3による放電動作が停止していることを検出する。また、コントローラ30は、図2のB点での電圧が所定値である場合、即ち、放電検出信号がHIGHである場合、放電回路3が放電動作中であることを検出する。
このように、本実施形態の電源管理装置100は、放電回路3における電圧に基づいた放電検出信号を画像形成部200のコントローラ30に送出することで、放電回路3の放電状態を画像形成部200側に通知する。放電検出信号としては、例えば図2のB点における電圧を用いることができる。尚、放電検出信号はB点における電圧値に限定されず、電源管理装置100側の回路構成等によって当該電圧に係数を乗じられたり、当該電圧が2値化されたりする等の加工がなされてもよい。
次に、放電動作について、タイムチャートを用いて説明する。
図3は、カバー40が開かれた際およびカバー40が閉じられた際の動作を示すタイムチャートである。図3(a)は、スイッチ26の開閉状態を示したタイムチャートである。図3(b)は、省エネ信号29のHIGH/LOW状態を示したタイムチャートである。図3(c)は、放電検出信号のHIGH/LOW状態を示したタイムチャートである。図3(d)は、図2のA点での電圧を示したタイムチャートである。図3(e)は、図2の電流Ioの状態を示したタイムチャートである。図3(f)は、図2の放電電流Idisの状態を示したタイムチャートである。
図3(a)に示すように、時刻t0で画像形成部200のカバー40が開状態となると、スイッチ26は開状態(OPEN)となり、図3(b)に示すように省エネ信号29はHIGH状態となる。省エネ信号29がHIGH状態となると、1次側コンバータ1は停止する。また、省エネ信号29がHIGH状態となり各素子がオン状態となると、放電回路3は定電流放電を開始し、コンデンサ24、コンデンサ28の電荷を放電する。図3(f)に示すように、抵抗17を流れる放電電流Idisは、時刻t0で放電が開始し、時刻t1で放電が終了するまで流れる。
また、図2中の電流Ioは、1次側コンバータ1の駆動時(時刻t0まで)とは逆の方向に流れるので、図3(e)に示すように負値をとる。尚、定電流放電であるから、コンデンサ24、28側から放電回路3へ向かう電流Ioは、放電期間中、一定の負値をとる。そして、図3(d)に示すように、図2のA点における電圧は、時刻t0で放電が開始されると低下し始め、時刻t1で放電が完了した後はゼロに保たれる。
一方、図3(c)に示すように、図2の検出回路5のB点における電圧、即ち、放電検出信号は、時刻t0で放電が開始すると、HIGH状態が保たれ、時刻t1で放電完了となると、LOW状態となる。つまり本実施形態の検出回路5は、放電回路3が放電動作を行っている間、HIGH状態の放電検出信号をコントローラ30に出力する。
そして、図3(a)に示すように、時刻t2でカバー40が閉じられてスイッチ26が閉状態(CLOSE)となると、図3(b)に示すように、数ミリ秒の待ち時間(ウエイト時間、遅延時間)の後、時刻t3において省エネ信号29がLOW状態に切替わる。なお、上述のように、図3(c)に示した放電検出信号がLOW状態に切り替わって、放電が完了した後であるから、本実施形態における待ち時間は、従来の待ち時間よりも短くてよい。あるいは、本実施形態では待ち時間自体を設けずともよい。
1次側コンバータ1は時刻t3から充電動作を開始し、放電回路3は放電動作を停止する。時刻t3からコンデンサ24、28への充電が開始するので、図3(d)に示すように、A点の電圧は増加し始めて、電源管理装置100側から画像形成部200の負荷回路27側へと向かう電流Io(図2参照)も、図3(e)に示すように正値となる。本実施形態では、上述のようにコンデンサ24、28の放電は完了しているから、時刻t3直後における突入電流を抑制することができる。
このように本実施形態では、放電検出信号を検出することにより、画像形成装置1000は放電回路3において放電が完了したか否かを判定することができ、放電が完了すれば速やかに1次側コンバータ1を再駆動することができる。即ち、従来は放電動作の完了を検出していなかったので、放電動作が完了したと考えられる時間分、待ち時間を十分にとった後、1次側コンバータの再駆動を行っており、余分な時間をかけてしまっている場合もあった。これに対して本実施形態では、放電動作が完了していれば速やかに1次側コンバータ1を再駆動できるので、待ち時間を短くして、電源復帰動作の効率化を図ることができる。
次に、図4、図5を用いて、カバー40が閉じられた場合の回路動作、および、カバー40が開かれた場合の回路動作について説明する。尚、制御回路4、検出回路5の内部構成は図2と同様であるので、図4および図5ではその内部構成を省略して記載する。
図4は、カバー40が閉じている場合の回路動作について説明する図である。カバー40が閉じられると、スイッチ26も閉回路状態(クローズ)となり、省エネ信号29はLOW状態となる。スイッチ26が閉回路状態で省エネ信号29がLOW状態であると、1次側コンバータ1は動作し、放電回路3における放電動作は停止状態となる。電源管理装置100は、1次側コンバータ1によりコンデンサ24、28を充電しながら、負荷回路27に電力を供給する。この場合、放電電流Idisは流れないので、図4中B点での電圧、即ち、放電検出信号はLOW状態となる。これによりコントローラ30は、放電回路3による放電動作が停止していることを検出する。
図5は、カバー40が開いている場合の回路動作について説明する図である。カバー40が開かれると、スイッチ26も開回路状態(オープン)となり、省エネ信号29はHIGH状態となる。スイッチ26が開回路状態で省エネ信号29がHIGH状態であると、1次側コンバータ1は停止し、放電回路3は放電動作を開始する。図4で示した充電動作中にコンデンサ24、28に充電された電荷は、制御回路4の放電経路を通り、定電流で放電される。尚、放電経路とは、図2で示したFET16、抵抗15および抵抗17からなる経路である。放電経路には、放電電流Idisが流れる。また、コンデンサ28に溜まっている電荷は、スイッチ26と並列に接続されたダイオード25を通って放電される。放電電流Idisが流れている間、図4中B点での電圧、即ち、放電検出信号はHIGH状態となる。これによりコントローラ30は、放電回路3が放電動作中であることを検出する。
以上のように本実施形態では、放電回路3が検出回路5を備え、検出回路5が放電状態を示す放電検出信号をコントローラ30に出力するとした。これにより、コントローラ30は、放電が完了したか否かを判定することができ、放電が完了した後に電源供給動作を安全に復帰させることができる。従って、放電が未完了のまま電源供給動作を復帰させてしまい、突入電流が発生するような状況を防止することができる。
次に、放電回路3の破損を検出する方法について、図6、図7を用いて説明する。本実施形態では、放電検出信号を利用して、放電回路3がショート(短絡)破損またはオープン(開放)破損していることを検出することができる。
まず、放電回路3がショート破損している場合の検出方法について説明する。
図6は、放電回路3がショート破損している場合の動作を示すタイムチャートである。放電回路3において、例えばFET16(図2参照)がショートしている場合、FET16、抵抗15、抵抗17からなる放電経路が常時導通することとなる。この場合、スイッチ26の開閉、省エネ信号29のHIGH/LOW状態によらず放電回路3は放電状態となってしまう。
即ち、図6(f)に示すように、放電電流Idisはスイッチ26の開閉、省エネ信号29のHIGH/LOW状態によらず、流れ続ける。また、図6(c)に示すように、検出回路5はコントローラ30にHIGH状態の放電検出信号を常に出力し続けることとなる。
従って、省エネ信号29がLOW状態であるようなタイミング、即ち、放電回路3が破損していない正常状態においては放電動作が行われていないタイミングにおいて、放電検出信号がHIGH状態のまま変化がなければ、放電回路3がショートしていることが分かる。
これを利用して、本実施形態では、コントローラ30が、例えば電源管理装置100の動作開始時に放電検出信号を読み込み、放電検出信号がHIGH状態のまま変化がなければ、放電回路3のFET16がショート破損していると判定する。そして、コントローラ30は、放電回路3のFET16がショート破損している旨、あるいは対応するエラー番号等を操作表示部31に表示通知する。これにより、本実施形態では、放電回路3のショート破損を早期に発見することができる。
次に、放電回路3がオープン破損している場合の検出方法について説明する。
図7は、放電回路3がオープン破損している場合の動作を示すタイムチャートである。放電回路3において、例えばFET16(図2参照)がオープンして破損している場合、FET16、抵抗15、抵抗17からなる放電経路は常時断線状態となり、スイッチ26の開閉、省エネ信号29のHIGH/LOW状態によらず放電回路3は放電動作を行うことができない。
即ち、図7(f)に示すように、スイッチ26の開閉、省エネ信号29のHIGH/LOW状態によらず、放電電流Idisはゼロを保つこととなる。そして、図7(c)に示すように、検出回路5はコントローラ30に常にLOW状態の放電検出信号を出力し続けることとなる。
従って、省エネ信号29がHIGH状態であるようなタイミング、即ち、放電回路3が破損していない正常状態においては放電動作が行われているタイミングにおいて、放電検出信号がLOW状態のまま変化がなければ、放電回路3がオープンとなっていることが分かる。
これを利用して本実施形態では、コントローラ30が、例えば電源管理装置100の動作停止時に放電検出信号を読み込み、放電検出信号がLOW状態のまま変化がなければ、放電回路3のFET16がオープンとなって破損していると判定する。そして、コントローラ30は、放電回路3のFET16がオープン破損している旨、あるいは対応するエラー番号等を操作表示部31に表示通知する。これにより本実施形態では、放電回路3のオープン破損を早期に発見することができる。
以上説明したとおり、上記実施形態によれば、放電回路3における電圧(即ち、放電検出信号)に基づいて、放電回路3における放電動作が完了したことを検出し、放電動作の完了を検出していれば、1次側コンバータ1による電源供給を復帰させる。従って、本実施形態によれば、従来のように放電に要する分の待ち時間を設定せずとも突入電流を防止することができるので、電源復帰動作の効率化を図ることができる。
1 1次側コンバータ
3 放電回路
4 制御回路
5 検出回路
16 FET
26 スイッチ
29 省エネ信号
30 コントローラ
31 操作表示部
40 カバー
100 電源管理装置
200 画像形成部
1000 画像形成装置
特開2004−048888号公報 特開2015−141515号公報 特開2015−167430号公報

Claims (5)

  1. 開閉部の開閉に応じて入切されるスイッチが閉状態となった場合、または、負荷出力を稼働させる動作モードとなった場合には、負荷への電源供給を行い、前記スイッチが開状態となった場合、または、負荷出力を停止させる動作停止モードとなった場合には、負荷への電源供給を停止するコンバータと、
    前記コンバータの停止時に、電源供給側のコンデンサの電荷を放電させて電圧をHIGH状態にする放電回路と、
    前記放電回路における電圧に基づいて、前記放電回路における前記放電が完了したことを検出する放電完了検出手段と、
    前記スイッチが閉状態となった際、または、前記動作停止モードを終了して前記動作モードに切替わる際に、前記放電完了検出手段が前記コンデンサの放電が完了したことを検出していれば、前記電源供給側のコンバータの稼働を復帰させる電源復帰手段と、
    前記スイッチの開閉状態と、前記放電回路における電圧とに基づいて、前記放電回路の異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段が前記異常を検出すると、当該異常を通知する通知手段と、
    を備え
    前記異常検出手段は、前記スイッチの開閉状態によらず、前記放電回路が破損していない正常状態においては放電動作が行われていないタイミングにおいて、前記放電回路における電圧がHIGH状態である際に、前記放電回路が電気的にショートしていることを検出し、
    前記通知手段は、前記放電回路がショートしている旨を表示部にて表示通知する、
    電気機器。
  2. 開閉部の開閉に応じて入切されるスイッチが閉状態となった場合、または、負荷出力を稼働させる動作モードとなった場合には、負荷への電源供給を行い、前記スイッチが開状態となった場合、または、負荷出力を停止させる動作停止モードとなった場合には、負荷への電源供給を停止するコンバータと、
    前記コンバータの停止時に、電源供給側のコンデンサの電荷を放電させて電圧をHIGH状態にする放電回路と、
    前記放電回路における電圧に基づいて、前記放電回路における前記放電が完了したことを検出する放電完了検出手段と、
    前記スイッチが閉状態となった際、または、前記動作停止モードを終了して前記動作モードに切替わる際に、前記放電完了検出手段が前記コンデンサの放電が完了したことを検出していれば、前記電源供給側のコンバータの稼働を復帰させる電源復帰手段と、
    前記スイッチの開閉状態と、前記放電回路における電圧とに基づいて、前記放電回路の異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段が前記異常を検出すると、当該異常を通知する通知手段と、
    を備え、
    前記異常検出手段は、前記スイッチの開閉状態によらず、前記放電回路が破損していない正常状態においては放電動作が行われているタイミングにおいて、前記放電回路における電圧がLOW状態である際に、前記放電回路が電気的にオープンとなっていることを検出し、
    前記通知手段は、前記放電回路がオープンとなっている旨を表示部にて表示通知する、
    電気機器。
  3. 前記異常検出手段は、前記スイッチの開閉状態によらず、前記放電回路が破損していない正常状態においては放電動作が行われていないタイミングにおいて、前記放電回路における電圧がHIGH状態である際に、前記放電回路が電気的にショートしていることを検出し、
    前記通知手段は、前記放電回路がショートしている旨を表示部にて表示通知する、
    請求項2に記載の電気機器。
  4. 開閉部の開閉に応じて入切されるスイッチが閉状態となった場合、または、負荷出力を稼働させる動作モードとなった場合には、負荷への電源供給を行い、前記スイッチが開状態となった場合、または、負荷出力を停止させる動作停止モードとなった場合には、負荷への電源供給を停止するコンバータと、
    前記コンバータの停止時に、電源供給側のコンデンサの電荷を放電させて電圧をHIGH状態にする放電回路と、
    を備えた電気機器で実行される電源管理方法であって、
    前記放電回路における電圧に基づいて、前記放電回路における前記放電が完了したことを検出する放電完了検出工程と、
    前記スイッチが閉状態となった際、または、前記動作停止モードを終了して前記動作モードに切替わる際に、前記放電完了検出工程にて前記コンデンサの放電が完了したことを検出していれば、前記電源供給側のコンバータの稼働を復帰させる電源復帰工程と、
    前記スイッチの開閉状態と、前記放電回路における電圧とに基づいて、前記放電回路の異常を検出する異常検出工程と、
    前記異常検出工程が前記異常を検出すると、当該異常を通知する通知工程と、
    を含み、
    前記異常検出工程は、前記スイッチの開閉状態によらず、前記放電回路が破損していない正常状態においては放電動作が行われていないタイミングにおいて、前記放電回路における電圧がHIGH状態である際に、前記放電回路が電気的にショートしていることを検出し、
    前記通知工程は、前記放電回路がショートしている旨を表示部にて表示通知する、
    電源管理方法。
  5. 開閉部の開閉に応じて入切されるスイッチが閉状態となった場合、または、負荷出力を稼働させる動作モードとなった場合には、負荷への電源供給を行い、前記スイッチが開状態となった場合、または、負荷出力を停止させる動作停止モードとなった場合には、負荷への電源供給を停止するコンバータと、
    前記コンバータの停止時に、電源供給側のコンデンサの電荷を放電させて電圧をHIGH状態にする放電回路と、
    を備えた電気機器で実行される電源管理方法であって、
    前記放電回路における電圧に基づいて、前記放電回路における前記放電が完了したことを検出する放電完了検出工程と、
    前記スイッチが閉状態となった際、または、前記動作停止モードを終了して前記動作モードに切替わる際に、前記放電完了検出工程にて前記コンデンサの放電が完了したことを検出していれば、前記電源供給側のコンバータの稼働を復帰させる電源復帰工程と、
    前記スイッチの開閉状態と、前記放電回路における電圧とに基づいて、前記放電回路の異常を検出する異常検出工程と、
    前記異常検出工程が前記異常を検出すると、当該異常を通知する通知工程と、
    を含み、
    前記異常検出工程は、前記スイッチの開閉状態によらず、前記放電回路が破損していない正常状態においては放電動作が行われているタイミングにおいて、前記放電回路における電圧がLOW状態である際に、前記放電回路が電気的にオープンとなっていることを検出し、
    前記通知工程は、前記放電回路がオープンとなっている旨を表示部にて表示通知する、
    電源管理方法。
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