JPH05249384A - 内視鏡の接眼装置 - Google Patents

内視鏡の接眼装置

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JPH05249384A
JPH05249384A JP4085076A JP8507692A JPH05249384A JP H05249384 A JPH05249384 A JP H05249384A JP 4085076 A JP4085076 A JP 4085076A JP 8507692 A JP8507692 A JP 8507692A JP H05249384 A JPH05249384 A JP H05249384A
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Yoichi Segawa
陽一 瀬川
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接眼レンズを光軸方向に移動させることによ
り行う視度調整を円滑かつ容易に行うことができるよう
にする。 【構成】 本体操作部1の基端部に連設した接眼部10
には、接眼レンズ11を可動鏡胴12に装着されてお
り、鮮明な観察像を得るためには、術者の視度に合せて
接眼レンズ11とイメージガイド13の端面13aとの
間の間隔を調整するために、可動鏡胴12に作動部材1
4を連設して、本体操作部1内に延在させて、この本体
操作部1内への延在部にラック15を形設し、このラッ
ク15にピニオン16を噛合させ、このピニオン16を
ダイヤル17に連結している。ダイヤル17は手指で回
動操作可能となっており、その配設位置は、本体操作部
1を把持する手の親指で操作可能な位置で、送気送水バ
ルブ5,吸引バルブ6及びシャッタリリースボタン7等
が配置されて上面とは反対側の下面部となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式内視鏡における
接眼装置に関し、特に接眼部における接眼レンズの視度
調整を容易に行うことができるようにした内視鏡の接眼
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、一般に、体腔等に挿入される
挿入部を操作するために、この挿入部の基端部を本体操
作部に連設し、術者等はこの本体操作部を手で把持して
アングル操作等各種の操作を行う構成としたものであ
る。内視鏡は、観察機構に応じて光学式内視鏡と電子内
視鏡との2種類のタイプのものがある。電子内視鏡は、
挿入部の先端に形成した観察窓に装着した対物レンズの
結像位置にCCD等からなる固体撮像素子を設けて、こ
の固体撮像素子により被写体の光学像を電気信号に変換
した上で、この信号をケーブルによりプロセッサにまで
伝送し、このプロセッサで所定の信号処理を行って、モ
ニタ装置に被写体の映像を表示するようにしたものであ
る。
【0003】光学式内視鏡は、本体操作部に接眼部を連
設し、術者等はこの接眼部に接眼することによって、被
写体像を観察できるようにしたものである。挿入部の先
端から接眼部にまで被写体像を伝送するためにイメージ
ガイドが設けられ、このイメージガイドの先端面は観察
窓に設けた対物レンズと対面する位置に配設され、他側
の端面は接眼部に装着した接眼レンズと対面する位置に
配置されている。接眼部には、また、カメラが着脱可能
に装着されるようになっており、このカメラにより被写
体の撮影を行うこともできる。
【0004】内視鏡を操作する術者等には視度の差があ
ることから、被写体像を鮮明に観察するために、術者に
応じて視度調整を行えるようになされている。この視度
調整は、接眼レンズを光軸方向に移動させて、この接眼
レンズとイメージガイドの端面との間の距離を調整する
ことにより行われる。従来技術においては、接眼部のレ
ンズ鏡胴に視度調整リングを設け、この視度調整リング
を回転させることによって、接眼レンズの位置調整を行
うことができるように構成したものが用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接眼部にカ
メラを装着して撮影を行う際には、接眼レンズは写真撮
影を行うのに好適な所定の撮影基準位置に配置していな
ければならない。このために、接眼部にカメラを装着す
ると、接眼レンズはこれに連動して撮影基準位置に変位
する構成となっている。従って、写真撮影を行った後に
カメラを取り外して、術者の肉眼で被写体を観察する場
合には、改めて視度調整を行わなければならない。ま
た、内視鏡を複数の術者で共同使用する場合には、それ
ぞれの術者に応じて視度調整を行わなければならない。
さらに、複数の術者が交代して観察,診断する場合もあ
り、この場合にも、それぞれの術者に応じた視度調整が
必要となる。以上のように、内視鏡の使用開始する時だ
けでなく、内視鏡を使用して観察,診断を行っている間
等においても、かなり頻繁に視度調整が行われる。
【0006】通常、内視鏡は片手(通常は左手)で本体
操作部を把持して操作されるが、もう一方の手(右手)
は挿入部を押し込んだり、また挿入部を安定させたりす
る等の操作を行うために用いられ、また必要に応じて鉗
子の他の処置具が使用されるが、この処置具の操作も右
手で行われる。従って、内視鏡は、その本体操作部を片
手で操作可能となってはいるものの、もう一方の手は自
由になっているわけではない。
【0007】例えば、挿入部を口腔や鼻腔から挿入し
て、所定の位置にまで導く途中において、接眼部で得ら
れる被写体像がぼけていることが判明すると、視度調整
リングを操作して視度調整を行うが、左手で本体操作部
を把持し、右手で挿入部の押し込み操作を行っている
と、視度調整リングを操作することができず、従って挿
入部の押し込み操作を中止して視度調整を行わなければ
ならない。また、接眼部へのカメラの着脱はバイオネッ
ト機構等で比較的容易に行うことができるようになって
いるが、カメラを取り外した後に行われる視度調整は比
較的時間がかかるものであり、この視度調整を行ってい
る間は他の操作ができないことになる。さらに、体腔内
のある位置を観察している状態で、他の者がこれに代わ
って観察する場合において、例えば上部消化管等のよう
に挿入部の挿入長が比較的短い部位を観察する際等にあ
っては、確実に挿入部の先端位置を安定させるために
は、代わって観察する術者は単に本体操作部を把持する
だけでなく、挿入部がみだりに動かないように固定する
ために、この挿入部をも把持しなければならない。従っ
て、両手が使えない状態となり、視度調整を行えなくな
ってしまう。このように、視度調整を接眼部に設けた視
度調整リングにより行うように構成されていたのでは、
必ずしも視度調整を円滑に行えないという欠点がある。
【0008】本発明は以上のような従来技術における課
題を解決するためになされたものであって、その目的と
するところは、視度調整を容易に、しかも円滑に行うこ
とができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、視度調整手段を本体操作部を把持す
る手の指で操作可能な位置に設ける構成としたことをそ
の特徴とするものである。
【0010】
【作用】内視鏡の本体操作部は片手で把持されるが、こ
の本体操作部を把持する手の指は、通常、親指でアング
ルノブの操作を行い、また人差し指で送気送水,吸引等
のバルブや、カメラのシャッタリリースボタン等の操作
を行うために用いられる。然るに、視度調整を行う際に
おいては、その性質上、アングル操作を行うことはな
く、送気送水,吸引等の操作も、カメラの操作も行うこ
とはないのが一般的である。従って、本体操作部を把持
する手の指を使って視度調整を行うことは可能であり、
また合理的でもある。
【0011】以上の点から、本発明においては、視度調
整手段を本体操作部に設け、しかもこの本体操作部を把
持する手の指で操作可能な位置に設けている。これによ
って、たとえもう一方の手で他の操作を行っている状
態、例えば挿入部を持って挿入操作を継続したり、挿入
部を安定させたりする操作を行っている間においても、
円滑かつ容易に視度調整を行うことができる。
【0012】ここで、本体操作部を把持する手の指のう
ち、前述したように、親指及び人差し指は本体操作部を
把持した状態で各種の操作を行うようになっていること
から、親指または人差し指で操作できる位置に配置する
のが好ましい。ただし、人差し指では送気送水バルブ,
吸引バルブ,カメラのシャッタリリースボタン等の操作
が行われる関係から、その構造上、この人差し指で操作
可能な位置に視度調整手段を配置するスペースが確保で
きない場合がある。然るに、本体操作部におけるこの人
差し指で操作される部材の配置位置とは反対側の面には
格別部材が設けられておらず、しかもアングル操作を行
わない時にあっては、親指はこの面に置かれることが多
い。従って、この人差し指操作される部材の配設位置と
は反対側の面において、親指で操作可能な位置に視度調
整手段を設けるのが好ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1に内視鏡の全体構成を、また図
2にその本体操作部を底面側から見た図をそれぞれ示
す。同図において、1は本体操作部、2は挿入部、3は
ユニバーサルコードをそれぞれ示し、挿入部2は体腔等
の内部に挿入されるもので、その先端面または先端部側
面には照明窓,観察窓,処置具導出口等が配設されてい
る。本体操作部1は術者等内視鏡を操作する者が手で把
持して操作するためのものであって、その基端側に偏寄
した位置の側面部にはアングルノブ4が設けられ、また
上面部には送気送水バルブ5,吸引バルブ6及びシャッ
タリリースボタン7等が配置されている。さらに、ユニ
バーサルコード3は内部に照明光を伝送するためのライ
トガイドを挿通したものであって、その先端部は光源装
置に接続される光源コネクタとなっている。
【0014】この内視鏡は光学式内視鏡であり、このた
めに本体操作部1の基端部には接眼部10が連設されて
いる。接眼部10は、図3からも明らかなように、接眼
レンズ11を可動鏡胴12に装着してなるものであっ
て、この接眼レンズ11は挿入部2の先端部から本体操
作部1内にまで引き回されたイメージガイド13の端面
13aと対面させている。従って、術者はこの接眼部1
0に接眼することによって、イメージガイド13により
伝送される体内被写体像を観察できる。また、この接眼
部10にカメラを装着すれば、写真撮影も可能となる。
【0015】ところで、接眼部10に接眼しての観察を
行うに当って、鮮明な観察像を得るためには、術者の視
度に合せて接眼レンズ11とイメージガイド13の端面
13aとの間の間隔を調整しなければならない。また、
接眼部10にカメラを装着した時には、接眼レンズ11
はカメラのピントが合う撮影基準位置に変位させなけれ
ばならない。このために、可動鏡胴12は接眼レンズ1
1の光軸方向に変位可能となっている。この可動鏡胴1
2を光軸方向に移動させて、視度調整を行うために、可
動鏡胴12には作動部材14が連設されている。この作
動部材14は本体操作部1内に延在されて、この本体操
作部1内への延在部にはラック15が形設されている。
そして、このラック15にはピニオン16が噛合してお
り、このピニオン16はダイヤル17に連結されて、こ
のダイヤル17を手指で回動操作することによって、作
動部材14に連結した可動鏡胴12を接眼レンズ11の
軸線方向に変位させるようになっている。
【0016】而して、この視度調整を容易かつ円滑に行
えるようにするために、ダイアル17は、図2からも明
らかなように、本体操作部1に設けられており、しかも
この本体操作部1を把持する手の親指で操作可能な位置
に設けられている。ここで、本体操作部1は、その上面
に送気送水バルブ5,吸引バルブ6及びシャッタリリー
スボタン7等が配置されている関係から、この部位には
ダイヤル17は配置するのは困難である。また、片側の
側面にはアングルノブ4が設けられ、またその反対側の
側面には掌を当接させるようになっている。そこで、下
面側にダイヤル17を設けている。アングルノブ4を操
作しない時には、この本体操作部1の下面には親指が添
えられることが多い。従って、この下面側における接眼
部10に近接した位置に視度調整手段としてのダイヤル
17を設けている。
【0017】内視鏡を操作するに当っては、通常、本体
操作部1を左手で把持し、右手で挿入部2を持って体腔
内に挿入する。そこで、この挿入部2の挿入操作を行っ
ている間や、所定の観察を行うべき部位にまで導かれた
状態で視度調整を行うには、本体操作部1を把持してい
る左手の親指で操作できる。通常、視度調整を行う際に
は、左手の指で操作される部材、即ちアングルノブ4,
送気送水バルブ5,吸引バルブ6及びシャッタリリース
ボタン7等は通常操作されることはないので、親指は自
由な状態となっている。従って、接眼部10に接眼した
状態で、この親指でダイヤル17を回動操作すると、接
眼レンズ11がイメージガイド13の端面13aに近接
・離間する方向に変位し、術者の視度があった位置で、
接眼部10を介して鮮明な被写体像が得られる。このよ
うに、本体操作部1を把持する手の親指でダイヤル17
を回動操作することにより視度調整を行うことができる
ことは、視度調整操作の操作性が著しく良好となり、こ
の視度調整操作から右手を開放でき、右手で挿入部2を
支持する等の作業を行うことができる。この結果、例え
ば挿入部2の挿入操作を行っている途中で視度調整を行
うことができ、また内視鏡を操作する術者が交代した時
等においても円滑かつ容易に視度調整を行うことができ
る。
【0018】なお、前述した実施例においては、手指で
操作される視度調整手段としては、ダイヤル17を用い
るように構成したが、図4に示したように、可動鏡胴1
2に作動杆20を連設し、この作動杆20に操作レバー
21を連結して、操作レバー21を本体操作部1におけ
る下面側のケーシング外に延在させるようにすることも
できる。また、視度調整部材を操作する手の指として
は、親指に限らず人差し指その他の指であっても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、接眼レンズを光軸方向に移動させて視度調整を行う
視度調整手段を前記本体操作部を把持する手の指で操作
可能な位置に設ける構成としたので、もう一方の手で他
の作業を行いながら視度調整を行うことができる等、視
度調整操作を著しく円滑かつ容易に行うことができる等
の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の全体構成を示す外観図である。
【図2】本体操作部の底面図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す接眼装置の構成説
明図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す接眼装置の構成説
明図である。
【符号の説明】
1 本体操作部 10 接眼部 11 接眼レンズ 12 可動鏡胴 13 イメージガイド 13a 端面 14 作動部材 15 ラック 16 ピニオン 17 ダイヤル 20 作動杆 21 操作レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の本体操作部に接眼部を連設し
    て、接眼レンズをイメージガイドの端面に対面させて配
    置し、この接眼レンズを視度調整手段により光軸方向に
    移動させて視度調整を行うようにしたものにおいて、前
    記視度調整手段を前記本体操作部を把持する手の指で操
    作可能な位置に設ける構成としたことを特徴とする内視
    鏡の接眼装置。
  2. 【請求項2】 前記本体操作部のバルブ類やスイッチボ
    タン類が配設されている側とは反対側の位置において、
    この本体操作部を把持する手の親指で操作可能な位置に
    前記視度調整手段を配置する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の内視鏡の接眼装置。
JP08507692A 1992-03-09 1992-03-09 内視鏡の接眼装置 Expired - Lifetime JP3180423B2 (ja)

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KR100970880B1 (ko) * 2008-06-02 2010-07-16 이종대 카메라 초점 조절장치
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