JPH0524891A - 粉体造粒設備 - Google Patents

粉体造粒設備

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JPH0524891A
JPH0524891A JP20241491A JP20241491A JPH0524891A JP H0524891 A JPH0524891 A JP H0524891A JP 20241491 A JP20241491 A JP 20241491A JP 20241491 A JP20241491 A JP 20241491A JP H0524891 A JPH0524891 A JP H0524891A
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granulating
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Kazuo Tsutsumi
香津雄 堤
Tomoaki Takada
友昭 高田
Chikanori Kumagai
親徳 熊谷
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体造粒装置を、噴流層型造粒用の種核生成
造粒炉と付着造粒用の造粒炉の2炉にて構成し、種核生
成量の制御による粒径制御の精度向上、造粒操作の簡略
化、電力消費量の低減など経済的効果の大きな粉体造粒
設備を提供することにある。 【構成】 サスペンションプレヒータ,粉体造粒装置,
流動層焼成炉,流動層クーラなどより構成される粉体造
粒設備において、粉体造粒装置を、噴流層型造粒用の種
核生成造粒炉と付着造粒用の造粒炉の2炉構造としたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントクリンカなど
の粉体造粒設備の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】複数段のサイクロンから構成されるサス
ペンションプレヒータで予熱されたセメントなどの原料
粉を、噴流層造粒炉にて熱間自己造粒し、粒径2〜3mm
の造粒物を製造する装置は知られている。(例えば、特
開昭62−230657号公報,特開昭63−1345
40号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のように、噴
流層造粒炉単独で造粒される造粒物の粒径は、造粒温度
によって制御していた。このように、噴流層造粒炉の
み、即ち、1炉で2〜3mmのセメント原料粉を熱間自己
造粒することは、造粒用種核(細粒)の生成量の制御操
作と、細粒へのセメント原料粉の付着造粒操作とを同時
に行うものであることから、このような2つの操作を1
炉で同時に、而も、最適に行うことは非常にむずかし
い。そのため、1炉で熱間自己造粒を行うことは、操作
幅がきわめて狭く、操業には高度の熟練を要するし、ま
た、造粒粒径の制御幅も比較的狭いという課題がある。
【0004】また、噴流層造粒炉を幾何的相似比でスケ
ールアップすると、コーン部の高さがスケールアップと
共に高くなり、噴流層造粒炉の層圧損が増大し、その結
果、電力消費量が多くなってランニングコストが増加す
るなど、経済性が悪くなる。
【0005】本発明の目的は、粉体造粒装置を、噴流層
型造粒用の種核生成造粒炉と付着造粒用の造粒炉の2炉
にて構成し、種核生成量の制御による粒径制御の精度向
上、造粒操作の簡略化、電力消費量の低減など経済的効
果の大きな粉体造粒設備を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、複数段のサイクロンから構成される
原料予熱装置(サスペンションプレヒータ)で予熱され
た原料粉を造粒する粉体造粒装置、造粒物高温で焼成す
る流動層焼成炉、焼成処理された造粒物を冷却し、造粒
製品として系外に排出回収せしめる流動層クーラなどか
らなる粉体造粒設備において、上記粉体造粒装置を、噴
流層型造粒用の種核生成造粒炉と付着造粒用の造粒炉の
2炉によって構成したものである。
【0007】
【作用】噴流層型造粒用の種核生成造粒炉で生成された
種核(細粒)を付着造粒用の造粒炉に供給して造粒する
2炉構造としたので、投入原料粉の調整により粒径制御
の精度が向上され、一方造粒操作が簡略化する。
【0008】
【実施例】次に、図面について本発明実施例の詳細を説
明する。図1は、本発明設備の概略説明図、図2は、第
1実施例の要部の説明図、図3は、第2実施例の要部の
説明図、図4は、第3実施例の要部の説明図である。
【0009】図1,図2により第1実施例の詳細を説明
する。1は、複数段のサイクロンC2,C3,C4で構
成されるサスペンションプレヒータで、該サスペンショ
ンプレヒータ1を構成するサイクロンC3とC4を結ぶ
管路2に設けた原料投入シュート3から投入されるセメ
ント原料粉は、サイクロC4を経てサイクロンC3で捕
集され、サイクロンC1の排ガス中に投入されてサイク
ロンC2に導入せしめられる。サイクロンC2で捕集さ
れたセメント原料粉は、シール弁4,電動分配弁5を介
して粉体造粒装置Aに投入される。
【0010】即ち、電動分配弁5で分配された一部のセ
メント原料粉は、実線で示すシュート6から噴流層型造
粒用の種核生成粒炉7に、また、残部は実線で示すシュ
ート8から付着造粒用の造粒炉9に夫々投入せしめら
れ、上記種核生成造粒炉7に投入されたセメント原料粉
を、バーナ10の加熱作用で種核(細粒)に造粒する。
造粒された細粒は、気密排出装置(Lバルブ)11を介
して造粒炉9に投入され、流動媒体(BM)に付着して
いるセメント原料粉が細粒に付着肥大して所定の粒径、
例えば、2〜3mmの造粒物に成長する。図中12はバー
ナである。
【0011】造粒炉9にて所定の粒径に成長した造粒物
は、Lバルブ13を介して流動層焼成炉14に投入さ
れ、そこで更に高温で焼成せしめられてクリンカ反応を
完結する。クリンカ反応を完結したセメントクリンカ
を、流動層クーラ15で冷却したのち、シール弁16を
もつ管路17から系外に排出回収する。
【0012】一方、上記種核生成造粒炉7、および、造
粒炉9で未造粒、あるいは、細粒に付着しなかったセメ
ント原料粉は、サイクロンC1に飛散捕集されてシール
弁18を介して造粒炉9に再投入され、造粒炉9の流動
媒体(BM)に付着し、細粒への付着に供される。
【0013】押込みブロア19,20により押込まれた
空気は、流動層クーラ15、あるいは、流動層焼成炉1
4の冷却空気(流動化空気)、または、燃焼空気(流動
化空気)として用いられ、その後合流して造粒炉9の風
箱21に導入される。また、その一部の排ガスは、造粒
炉9の流動化空気(燃焼空気)として、残りの排ガス
は、圧力調整用絞り22を介して種核生成造粒炉7の噴
流管23の下端部に噴流空気(焼成空気)として導入さ
れる。各炉の燃焼排ガスは、再び合流してサイクロンC
1に導入され、サイクロンC1の排ガスは、原料予熱用
熱ガスとしてサスペンションプレヒータ1にて使用さ
れ、除塵後大気に放出される。尚、上記圧力調整用絞り
22は、造粒炉9の風箱21と上記噴流管23の下部と
を連結する管路24中に設けられる。また、噴流管23
の下端には大塊排出部25を設ける。
【0014】また、上記電動分配弁5で分配され造粒炉
9に投入されるセメント原料粉を、点線で示すシュート
8a、または、8bにより種核生成造粒炉7、あるい
は、造粒炉9の上部に投入して各炉7,9の排ガスを降
温するようにすれば、夫々の炉7,9の出口ダクト部に
発生するアルカリコーチングを抑制する効果が得られ
る。
【0015】次に、粒径の制御方法について説明する。
熱間自己造粒であるために、前述のように、造粒用種核
(細粒)の生成量と、細粒へのセメント原料粉の付着量
によって造粒粒径が決まる。本発明では、種核生成造粒
炉7に投入する原料量を、電動分配弁5によって調整す
ることにより、造粒用種核の生成量を制御することがで
きる。一方、残りのセメント原料粉、つまり、造粒炉9
に投入されるセメント原料粉は、全量サイクロンC1を
循環しながら流動媒体に付着させることができる。
【0016】従って本発明では、種核生成造粒炉7に投
入する原料量を調整することにより、細粒生成量を任意
に変えることができ、その結果、造粒粒径を種核生成造
粒炉7に投入される原料量の調整により任意に制御でき
る。また、造粒粒径の制御幅も大幅に拡大する。
【0017】次に、図3について第2実施例の詳細を説
明する。この実施例は、付着造粒用の造粒炉として噴流
層型造粒炉26を採用したものであって、造粒炉26の
噴流管27と、上記種核生成造粒炉7の噴流管23とを
管路28にて接続し、この管路28の中途部に、上記流
動層焼成炉14,流動層クーラ15の合流された空気を
噴流用、および、流動用、そして、燃焼用空気として供
給するようにしてある。図中29はバーナ、30は圧力
調整用絞りである。その他の構成は、上述した第1実施
例と同様であるので、同一の符号を付すことにより構成
の詳細な説明は省略する。尚、作用も略同一であるので
その説明も省略する。
【0018】次に、図4について第3実施例の詳細を説
明する。この実施例は、上述した第1,第2実施例と異
り、噴流層型の種核生成部31と流動層型の付着造粒部
32とを仕切部33を介して並設一体化した粉体造粒装
置Bを採用したものである。付着造粒部32の風箱34
と種核造粒部31の噴流管35とを管路36にて接続
し、この管路36に、上記流動層焼成炉14,流動層ク
ーラ15の合流された空気を噴流用、および、流動用、
そして、燃焼用空気として供給するように構成してあ
る。図中37,38はバーナ,39は圧力調整用絞りで
ある。その他の構成は、上述した第1実施例と同様であ
るので、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略
する。
【0019】種核生成部31で生成された種核(細粒)
は、噴流作用によって仕切部33をオーバーフローし付
着造粒部32に導入され、ここで所定粒径に造粒せしめ
られ、Lバルブ13から流動層焼成炉14に送られ、以
下第1実施例と同様に処理される。
【0020】上述のように本発明の構成によれば、次の
ような効果が得られる。 (a)粉体造粒設備を構成する造粒装置を、噴流層型造
粒用の種核生成造粒炉と付着造粒用の造粒炉の2炉構造
にて構成したので、造粒用種核(細粒)の生成量の制御
操作と、細粒への原料粉の付着造粒操作の2操作を1炉
にて行う従来技術に比べて粒径制御の精度を向上させ、
造粒操作の簡略化、および、造粒効率の向上が図れる。 (b)付着造粒炉として流動層型造粒炉とすることによ
り、スケールアップは層圧損の増加を伴うことなく行
え、電力消費量を低く抑えることができ、経済的効果が
大きい。 (c)付着造粒炉として噴流層型造粒炉を採用しても、
従来の1炉方式の噴流層造粒炉に比べて小型の噴流層造
粒炉になり、層圧損をあまり大きくすることなくスケー
ルアップが可能である。 (d)造粒用種核の生成量をコントロールすることによ
り、任意の粒径に制御でき、しかも、造粒粒径の制御幅
が大幅に拡大しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の概略説明図である。
【図2】第1実施例の要部の説明図である。
【図3】第2実施例の要部の説明図である。
【図4】第3実施例の要部の説明図である。
【符号の説明】
A粉粒体造粒装置 1 サスペンションプレヒータ 2 管路 3 原料投入シュート 4 シール弁 5 電動分配弁 6 シュート 7 種核生成造粒炉 8 シュート 8a シュート 8b シュート 9 造粒炉 10 バーナ 11 Lバルブ 12 バーナ 13 Lバルブ 14 流動層焼成炉 15 流動層クーラ 26 噴流層型造粒炉 29 バーナ 31 種核生成造粒部 32 流動層型の付着造粒部 37 バーナ 38 バーナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段のサイクロンから構成される原料
    予熱装置(サスペンションプレヒータ)で予熱された原
    料粉を造粒する粉体造粒装置、造粒物高温で焼成する流
    動層焼成炉、焼成処理された造粒物を冷却し、造粒製品
    として系外に排出回収せしめる流動層クーラなどからな
    る粉体造粒設備において、上記粉体造粒装置を、噴流層
    型造粒用の種核生成造粒炉と付着造粒用の造粒炉の2炉
    によって構成したことを特徴とする粉体造粒設備。
  2. 【請求項2】 上記粉体造粒装置を構成する付着造粒用
    の造粒炉を、流動層型造粒炉、または、噴流層型造粒炉
    とした請求項1記載の粉体造粒設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020013950A (ko) * 2002-01-23 2002-02-21 윤병문 퍼얼라이트 발포장치
CN115521155A (zh) * 2022-10-18 2022-12-27 陕西科技大学 一种间歇式陶瓷造粒粉制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020013950A (ko) * 2002-01-23 2002-02-21 윤병문 퍼얼라이트 발포장치
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