JPH05248468A - 摩擦ダンパ - Google Patents

摩擦ダンパ

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JPH05248468A
JPH05248468A JP4220292A JP4220292A JPH05248468A JP H05248468 A JPH05248468 A JP H05248468A JP 4220292 A JP4220292 A JP 4220292A JP 4220292 A JP4220292 A JP 4220292A JP H05248468 A JPH05248468 A JP H05248468A
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JP
Japan
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rod
cylinder
frictional force
friction
free piston
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JP4220292A
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English (en)
Inventor
Tomizo Azuma
富造 東
Yoichi Mizutani
洋一 水谷
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦ダンパにおいて、ロッドの小さなストロ
ークを保証する一方で、ロッドの大きなストロークに対
しては大きな減衰力を発生させる。 【構成】 シリンダ21にフリーピストン22を嵌合
し、フリーピストン22を構成する摩擦材26をシリン
ダ21に摺動可能に接触させると共に、フリーピストン
22を挿通させたロッド23にストッパ30,31を設
け、ロッド23が大きく移動する時に、ロッド23と共
にフリーピストン22を移動させ、その摩擦材26とシ
リンダ21の内壁との間に発生する摩擦力により大きな
減衰力を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体摩擦により減衰力
を発生させる摩擦ダンパの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】摩擦ダンパを用いたものとして、例えば
図23に示すような全自動洗濯機1がある。この全自動
洗濯機1は、洗濯物を収容するドラム2が円筒状の水槽
3に回転可能に支持されており、水槽3は、ばね4によ
りケーシング5に懸吊されている。また、水槽3とケー
シング5との間には摩擦ダンパ6が介装され、さらに、
水槽3にはベルト7を介して回転ドラム2を回転させる
モータ8が取付けられている。この構成により、モータ
8によりドラム2を回転させたとき、ドラム2内の洗濯
物の偏り等によって生じる振動は、ばね4の弾性力およ
び摩擦ダンパ6の減衰力により吸収されるようになって
いる。
【0003】そして従来、上記摩擦ダンパ6は、例えば
図24に示すように、シリンダ9と、シリンダ9内に摺
動可能に嵌合された摩擦力発生部材(以下、単に摩擦材
という)10と、この摩擦10に一端部が連結され、他端部
がシリンダ9の外部まで延ばされたロッド11とを備えて
いる。ロッド11には、シリンダ9内の空気を流通させる
ための空気通路12が設けられており、ロッド11の伸び側
または縮み側への移動にともなって摩擦部材10とシリン
ダ9の内壁との間に摩擦力が発生し、この結果として減
衰力が発生するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図23に示
すような全自動洗濯機1では、脱水に際してケーシング
5に伝わる振動は、ドラム2の始動時には洗濯物が偏っ
ているために振幅が大きく、かつ回転が遅いので振動数
が小さく表れ、その後、ドラム2の回転数が上がるにし
たがって洗濯物が分散して偏りが小さくなるので振幅が
小さくなり、かつ振動数が大きくなる。この場合、摩擦
ダンパ6の減衰力をドラム2の始動時の振動を吸収する
大きさに設定しておくと、振幅が小さくかつ振動数が大
きくなるドラム2の高速回転時にロッド11の移動が規制
されて摩擦ダンパ6が固定されてしまい、ドラム2の振
動がケーシング5に伝わり、本来、あまり振動を発生し
ない領域でケーシング5に振動が発生するようになる。
【0005】そこで、従来は、摩擦ダンパ6の減衰力
を、ドラム2の高速回転時における振動を吸収できる大
きさに設定し、ドラム2の始動時における振動吸収を犠
牲にする対策を採っており、このため、ロッド11が大き
く移動(ストローク)するドラム2の始動時に、ドラム
2の大きな振動を抑えることができず、大きな振動、騒
音が発生するのを避けることができないという問題があ
った。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ロッドの小さなストロークを保証する一方、ロ
ッドの大きなストロークに対して集中的に大きな減衰力
を発生する摩擦ダンパを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の発明は、シリンダと、一端側が該シリンダに挿
入され他端側が該シリンダの外部に延ばされたロッド
と、前記シリンダ内に摺動可能に嵌合されかつ前記ロッ
ドに対し移動可能に設けられて前記シリンダとの間で摩
擦力を発生する摩擦力発生部材と、前記ロッドに設けら
れ該ロッドに対する前記摩擦力発生部材の移動範囲を所
定範囲内に規制する規制手段とを備えてなることを特徴
とする。
【0008】また第2の発明は、シリンダと、一端側が
該シリンダに挿入され他端側が該シリンダの外部に延ば
されたロッドと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌合され
かつ前記ロッドに対し移動可能に設けられて前記シリン
ダとの間で摩擦力を発生する第1の摩擦力発生部材と、
前記シリンダ内に摺動可能に嵌合されかつ前記ロッドの
一端側に連結されて前記シリンダとの間で摩擦力を発生
する第2の摩擦力発生部材と、前記ロッドに設けられ該
ロッドに対する前記第1の摩擦力発生部材の移動範囲を
所定範囲内に規制する規制手段とを備えてなることを特
徴とする。
【0009】さらに、第3の発明は、シリンダと、一端
側が該シリンダに挿入され他端側が該シリンダの外部に
伸縮可能に延ばされたロッドと、前記シリンダに摺動可
能に嵌合されかつ前記ロッドに対し移動可能に設けられ
た移動部材と、前記ロッドに設けられ該ロッドに対する
移動部材の移動範囲を所定範囲内に規制する規制手段
と、前記移動部材と前記シリンダとの間で大きな摩擦力
を発生する第1の摩擦力発生機構と、前記移動部材と前
記ロッドとの間で小さな摩擦力を発生する第2の摩擦力
発生機構とを備えてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】このように構成したことにより、第1の発明で
は、ロッドが所定範囲を越えて大きくストロークするよ
うな場合は、規制手段により摩擦力発生部材がシリンダ
に対して摺動して減衰力が発生し、一方、ロッドのスト
ロークが所定範囲内のときは、摩擦発生部材がシリンダ
に対して摺動しないで、ロッドは摩擦力発生部材に拘束
されることなく移動できるようになる。
【0011】また、第2の発明では、ロッドが所定範囲
を越えて大きくストロークするような場合は、第2の摩
擦力発生部材がシリンダに対して摺動すると共に、規制
手段により第1の摩擦力発生部材がシリンダに対して摺
動し、大きな減衰力が発生し、一方、ロッドのストロー
クが所定範囲内のときは、第1の摩擦力発生部材がシリ
ンダに対して摺動しないで、第2の摩擦力発生部材によ
る小さな減衰力のみが発生する。
【0012】さらに、第3の発明では、ロッドが所定範
囲を越えて大きくストロークするような場合は、規制手
段により移動部材がシリンダに対して移動するので、第
1の摩擦力発生機構が移動部材とシリンダとの間で大き
な減衰力を発生し、一方、ロッドのストロークが所定範
囲内のときは、移動部材がシリンダに対して移動しない
ので、第1の摩擦力発生機構による大きな減衰力が発生
せず、移動部材とロッドとの間の第2の摩擦力発生機構
による小さな減衰力のみが発生する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図1ないし図3は、本発明の第1実施例を
示したものである。本第1実施例において、摩擦ダンパ
20は、有底筒状のシリンダ21と、シリンダ21内に摺動可
能に嵌合されたフリーピストン22とシリンダ21内に一端
部が挿入されたロッド23とを備えている。フリーピスト
ン22は、摩擦力発生部材として機能し、円筒状の保持部
材24とこの保持部材24に固定リング25を用いて嵌合固定
された環状の摩擦材26とからなっており、摩擦材26はシ
リンダ21の内壁に所定の面圧をもって摺接している。ま
たロッド23はシリンダ21の開口部に設けられたロッドガ
イド27およびダストシール28を挿通してシリンダ21に挿
入され、その先端部にはフリーピストン22を挿通して軸
方向へ延ばされたストッパ部材29が螺合連結されてい
る。このストッパ部材29の先端にはシリンダ21の内壁に
摺動可能に嵌合するストッパ部30が設けられる一方、ス
トッパ部材とロッド23の端面との間にはワッシャ31が挾
持されており、これらストッパ部30とワッシャ31との間
でフリーピストン22とロッド23との相対移動が許容され
ている。
【0015】フリーピストン22とストッパ部材29との間
にはシリンダ21内の空気を流通させるための通気路32が
形成されている。また、フリーピストン22には、ワッシ
ャ31およびストッパ部材29のストッパ部30の対向面に当
接する際の衝撃を緩和するための円盤状のゴム盤33、34
が設けられている。これらゴム盤33、34とワッシャ31と
はシリンダ21の内径よりも小径に形成され、各ゴム盤3
3、34とシリンダ21の内壁、ワッシャ31とシリンダ21の
内壁との間にも通気路が形成されている。またゴム盤3
3、34の対向面のそれぞれには、図2に良く示されるよ
うに空気を流通させるための溝33a、34aが形成され、
フリーピストン22がゴム盤33、34に着座していても、こ
れら溝33a、34aを通じて前記通気路に空気が出入りで
きるようになっている。さらに、ストッパ部材のストッ
パ部30は、図3に示すように円弧で結んだ四つの隅角を
シリンダ21の内壁に摺接させる四角形状に形成されてお
り、シリンダ21の内壁との間に通気路35が形成されてい
る。なお図1中、36、37は摩擦ダンパ20を前記全自動洗
濯機(図23)等に装着するための取付部である。
【0016】本第1実施例においては、ロッド23の伸縮
動が小さい場合、すなわちロッド23の伸び側および縮み
側の所定範囲のストローク[2L0 ]内でシリンダ21と
ロッド23とが相対移動する場合は、摩擦材26の摩擦力に
よりフリーピストン22がシリンダ21に対して位置固定さ
れ、ロッド23は自由に動き得るようになる。一方、所定
範囲のストローク[2L0 ]を越えてシリンダ21とロッ
ド23とが相対移動する場合は、フリーピストン22にワッ
シャ31またはストッパ部30がゴム盤33、34を介して当接
してフリーピストン22がロッド23と一体に移動し、ピス
トン22の摩擦材26がシリンダ21の内壁を摩擦摺動して減
衰力が発生する。図4は、この間における減衰力特性を
示したもので、ロッド23のストロークに応じて所定の減
衰力F0が発生している。
【0017】上記摩擦ダンパ20を前記した全自動洗濯機
1(図23)に適用した場合は、摩擦材26の材質を適宜
選択しまたはその圧縮代(しめ代)を適宜調整して摩擦
力(面圧)を大きくすることにより、振幅が大きくかつ
振動数が小さい、ドラム2の始動時の振動を有効に吸収
できるようになる。一方、振幅が小さくかつ振動数が大
きくなるドラム2の高速回転時にはロッド23のストロー
クが小さいので、上記したようにロッド23が自由に移動
して減衰力は発生しない。しかし、この領域での振動は
わずかであるので、特に問題となることはない。また、
ロッド23が、ストロークの大きい伸縮動からストローク
の小さい伸縮動へ次第に変化して収束する場合、振動が
収束した時点でフリーピストン22はストッパ部30とワッ
シャ31との間の中央位置(原位置)に静止するようにな
る。
【0018】なお、図1に示されるように摩擦材26がシ
リンダ21に全面接触する態様では、そのしめ代のわずか
の変化で摩擦力が大きく変動し、一定の減衰力を有する
摩擦ダンパ安定して得るのが困難になる。そこで、例え
ば図5に示すようにタイコ状に形成した摩擦材26´、図
6に示すように両端を面取りした摩擦材26″を用いるこ
とにより、あるいは図7に示すようにタイコ状の支持面
を有する保持部材24´、図8に示すように支持面の中央
に大きな突起24aとその両側に小さな突起24bとを設け
た保持部材24″を用いることにより、各摩擦材の中央部
で最大のしめ代となり、シリンダ21に対する面圧は、前
出各図の上側に示すように各摩擦材の中央部で最大とな
る。この結果、摩擦材のしめ代の変化に対して面圧の変
動は小さくなり、摩擦ダンパ間における減衰力のバラツ
キが小さくなる。また摩擦材の端部ではしめ代がゼロと
なるため、組付けも容易となる。なお、図5および図6
中、D1 は摩擦材26´,26″の最小外径、D2 は保持部
材24の外径、D3 は摩擦材26´,26″の最大外径をそれ
ぞれ表し、これらはD3 >D2 >D1 の関係となってい
る。
【0019】図9ないし図11は本発明の第2実施例を
示したものである。なお、基本構造は前出第1実施例と
同様であるので、こゝでは図1に示した部分と同一部分
には同一符号を付し、その説明を省略することとする。
本第2実施例における摩擦ダンパ40は、前記フリーピス
トン22を第1の摩擦力発生部材として、これと直列とな
るように第2のピストン41をシリンダ21内に配設してい
る。第2のピストン41は、第2の摩擦力発生部材として
機能し、フリーピストン22と同様に円筒状の保持部材42
とこの保持部材42に固定リング43を用いて嵌合固定され
た環状の摩擦材44とからなり、この摩擦材44は、シリン
ダ21の内壁に所定の面圧をもって摺接している。しかし
て、この第2のピストン41は、ロッド23の中径部23aに
嵌合固定されロッド23と一体に動き得るようになってい
る。第2のピストン41の保持部材42の内周には、図10
に示すようにロッド23の中径部23aとの間に通気路を形
成する縦溝42aおよびロッド23の段差面との間に通気路
を形成する横溝42bが設けられている。
【0020】なお、前記フリーピストン22はロッド23の
小径部23bに対応する位置に配設されている。また、フ
リーピストン22の移動範囲を規制する一方のゴム盤33は
ロッド23の小径部23b上で第2のピストン41の端面に当
接するように固定されると共に、他方のゴム盤34はロッ
ド23の先端に取付けたワッシャ45に保持されている。ゴ
ム盤33の、第2のピストン41との当接側にも溝33bが形
成されており、シリンダ21内の空気は第2のピストン41
を構成する保持部材42の横溝42b、同じく保持部材42の
縦溝42a、ゴム盤33の溝33bを介して流通できるように
なっている。
【0021】以上のように構成した第2実施例において
は、ロッド23の伸び側および縮み側の所定範囲のストロ
ーク[2L2 ]内でシリンダ21とロッド23とが相対移動
する場合は、摩擦材26の摩擦力によりフリーピストン22
がシリンダ21に対して位置固定されているので、第2の
ピストン41の摩擦材44のみがシリンダ21の内壁を摺動
し、比較的小さな減衰力が発生する。一方、所定範囲の
ストローク[2L2 ]を越えてシリンダ21とロッド23と
が相対移動する場合は、フリーピストン22もロッド23と
一体に移動してその摩擦材26もシリンダ21の内壁を摺動
するので、第2のピストン41の摩擦材44によって発生す
る減衰力に、フリーピストン22の摩擦材26によって発生
する減衰力が加わり、全体として大きな減衰力が発生す
る。図12は、この間における減衰力特性を示したもの
で、図中はロッド23が所定範囲のストロークL2 内で
進退動する場合を、はロッド23が所定範囲のストロー
クL2 と最大ストロークL1 との間で進退動する場合を
それぞれ示しており、ロッド3のストロークに応じて所
定の減衰力(F1 は第2のピストン41による減衰力)、
1 +F2 (F2 はフリーピストン22による減衰力)が
発生している。
【0022】本第2の実施例における摩擦ダンパ40を前
記全自動洗濯機1(図23)に適用した場合は、振幅が
大きくかつ振動数が小さい、ドラム2の始動時の振動
は、フリーピストン22および第2のピストン41によって
発生する比較的大きな減衰力によって吸収され、一方、
振幅が小さくかつ振動数が大きくなるドラム2の高速回
転時の振動は、第2のピストン41の摩擦材44の摺動に応
じて発生する比較的小さな減衰力によって吸収され、広
範囲の振動を吸収できるようになる。
【0023】なお、上記第2実施例において、フリーピ
ストン22をシリンダ21の底部側に、第2のピストン41を
ロッドガイド27側にそれぞれ配設するようにしたが、こ
れとは逆に、フリーピストン22をロッドガイド27側に、
第2のピストン41をシリンダ21の底部側にそれぞれ配設
するようにしてもよい。
【0024】図13および図14は、本発明の第3実施
例を示したものである。なお、こゝでは前記第1実施例
に対して同様の部材には同一の番号を付し異なる部分に
ついて説明する。本第3実施例における摩擦ダンパ50
は、シリンダ21内に摺動可能に嵌合された一つのフリー
ピストン51を備えている。このフリーピストン51は、基
本的には第1実施例のフリーピストン22と同様のもの
で、円筒状の保持部材(移動部材)52と保持部材52に固
定リング53を用いて嵌合保持されシリンダ21の内壁に摺
接してこの内壁と共に第1の摩擦力発生機構となる第1
の摩擦材54とからなっている。保持部材52には、図14
に示すように縦溝52aが設けられており、この縦溝52a
を通じてシリンダ21の空気が流通できるようになってい
る。
【0025】一方、ロッド23の一端側に形成された小径
部23cには、フリーピストン51の保持部材52の内壁に摺
接してこの内壁と共に第2の摩擦力発生機構となる第2
の摩擦材55が嵌装されている。この第2の摩擦材55は、
ロッド23の一端部に螺着された固定部材56によりロッド
23に対して保持されている。なお、第2の摩擦材55と保
持部材52の内壁との間で生じる摩擦力は、フリーピスト
ン51の摩擦材54とシリンダ21の内壁との間で生じる摩擦
力より小さく設定されている。ロッド23に螺着された固
定部材56の先端部には大径のストッパ部57が形成され
ている。また、ロッド23の、フリーピストン51とロッド
ガイド27の間に位置する途中部分はワッシャ58がスナッ
プリング59を用いて固定され、これらストッパ部57と
ワッシャ58との間で、フリーピストン51とロッド23とは
相対移動できるようになっている。なお、衝撃を緩和す
るためのゴム盤33、34がフリーピストン51の両端に接合
されている。
【0026】以上のように構成した第3実施例において
は、ロッド23の伸び側および縮み側の所定範囲のストロ
ーク[2L2 ]内でシリンダ21とロッド23とが相対移動
する場合は、第1の摩擦材54の摩擦力によりフリーピス
トン51がシリンダ21に対して位置固定される一方、ロッ
ド23と一体に移動する第2の摩擦材55が保持部材52内を
摺動し、比較的小さな減衰力が発生する。一方、所定範
囲のストローク[2L2 ]を越えてシリンダ21とロッド
23とが相対移動する場合は、フリーピストン51もロッド
23と一体に移動するので、第1の摩擦材54がシリンダ21
の内壁を摺動し、第2の摩擦材55によって発生する減衰
力に、第1の摩擦材54によって発生する減衰力が加わ
り、全体として大きな減衰力が発生する。すなわち、第
2実施例と同様にロッド23の小さなストロークに対して
は比較的小さな減衰力が発生すると共に、その大きなス
トロークに対しては比較的大きな減衰力が発生し、図1
2に示したと同様の減衰力特性が得られるようになる。
【0027】図15は、本発明の第4実施例を示したも
のである。なお、こゝでは前記第1および第3実施例に
対して同様の部材には同一の番号を付し異なる部分につ
いて説明する。本第4実施例における摩擦ダンパ60は、
基本的には前記第3実施例と同様の構造を有するもの
で、一つのフリーピストン61を備えている。このフリー
ピストン61は、両端につば部62,62bを有する筒状の保
持部材62(移動部材)と、保持部材62の外周部に嵌合保
持されシリンダ21の内壁に摺接する第1の摩擦材(第1
の摩擦力発生機構)63と保持部材62の内周部に嵌合保持
されロッド23の小径部23cに摺接する第2の摩擦材(第
2の摩擦力発生機構)64とからなっている。すなわち、
第3実施例における第2の摩擦材(55)がロッド23側に
ではなく、フリーピストン61側に保持された構造となっ
ている。なお、ロッド23の一端部には通気孔65aを有す
るストッパ部材65がかしめ等により固定され、このスト
ッパ部材65に一方のゴム盤34が接合されている。またロ
ッド23の小径部23cにはフリーピストン61の前後で空気
の流通を可能とする通気孔66が設けられている。
【0028】本第4実施例においては、前記第3実施例
と同様に、第2の摩擦材64とロッド23との間で生じる摩
擦力を第1の摩擦材63とシリンダ21の内壁との間で生じ
る摩擦力より小さく設定しておくことにより、ロッド23
の小さなストロークに対しては比較的小さな減衰力が、
その大きなストロークに対しては比較的大きな減衰力が
発生し、広範囲の振動を吸収できるようになる。しか
も、第1、第2の摩擦材63,64を保持部材62に一体成形
するすることが可能となり、本摩擦ダンパの製造性は向
上する。
【0029】なお、上記第4実施例においてフリーピス
トン61を構成する保持部材62は、図16および図17に
示すように、予め胴部68に貫通孔67を有する形状とする
こともでき、この場合は、第1、第2の摩擦材63,64が
該貫通孔67を介して一体かされるので、これら摩擦材と
保持部材62との接合強度が増大する。
【0030】上記第4実施例の態様では内・外径の差に
より、シリンダ21の内壁に摺接する第1の摩擦材63の摺
動面積はロッド23に摺接する第2の摩擦材64の摺動面積
より大きくなり、したがって摩擦材の材質を変えまたは
しめ代を変えなくても内・外で発生する減衰力は自ずか
ら異なる値とすることができる。
【0031】本発明の第5実施例の摩擦ダンパ70では、
図18および図19に示すようにフリーピストン71を一
対の板状補強部材72を一体成形した一つの摩擦材(移動
部材)73から形成している。この場合、補強部材72に複
数の孔72aを明けておくことにより、一体成形に際して
材料の流動が円滑となる。本第5実施例においては、シ
リンダ21およびロッド23の小径部23cとこれらと摺動す
る一つの摩擦材73とにより第1および第2の摩擦力発生
機構が構成され、摩擦材の内・外周との間には径方向へ
の拡張、縮小を規制する保持部材52,62 がないので、内
・外周に径方向寸法のバラツキがあったとしても、摩擦
材73のある程度の拡縮により、径方向寸法のバラツキは
吸収され、ほヾ同じ面圧となる。したがって、摩擦材73
の内・外周の各摩擦力は各々の摺動面積と比例すること
になり、ロッド23の小さなストロークに対しては比較的
小さな減衰力が、その大きなストロークに対しては比較
的大きな減衰力が発生し、第4実施例と同様に広範囲の
振動を吸収できるようになる。しかも摩擦材73が両端に
露出することによりクッションの働きをし、上記第1〜
第4実施例におけるゴム盤33,34を省略することが可能
になる。
【0032】図20乃至図22は、本発明の第6実施例
を示したものである。本第6実施例の特徴とするところ
は上記第4実施例における保持部材62に代えて、両端に
切欠82aを有するフランジ82を備えかつ胴部83に貫通孔
83aを有する筒状の保持部材84に摩擦材85を一体成形し
てフリーピストン81とした点にある。この場合も、フラ
ンジ82の外方に摩擦材85が突出してクッションとなるの
で、ゴム盤33,34を省略することが可能になる。
【0033】なお、上記各実施例において、ロッド23、
ピストン22,41,51、ゴム盤33,34等にシリンダ21内を
空気を流通させるための通気路を設けるようにしたが、
本発明はこの通気路を必ずしも必要としないのもので、
この通気路を廃した場合はシリンダ21内の空気がガスば
ねとして機能し、減衰力はより向上するようなる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の摩擦ダン
パによれば、ロッドの小さなストロークを保証する一方
で、ロッドの大きなストロークに対しては集中的に大き
な減衰力を発生するので、自動洗濯機等のようにドラム
の回転初期に低振動数で振幅の大きな振動を発生しかつ
高回転域で高振動数で振幅の小さな振動を発生する機器
を効果的に制振することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B矢視線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の減衰力特性を示すグラフ
である。
【図5】第1実施例で用いるフリーピストンを構成する
保持部材と摩擦材との結合構造および摩擦材の面圧分布
を示す模式図である。
【図6】第1実施例で用いるフリーピストンを構成する
保持部材と摩擦材との結合構造および摩擦材の面圧分布
を示す模式図である。
【図7】第1実施例で用いるフリーピストンを構成する
保持部材と摩擦材との結合構造および摩擦材の面圧分布
を示す模式図である。
【図8】第1実施例で用いるフリーピストンを構成する
保持部材と摩擦材との結合構造および摩擦材の面圧分布
を示す模式図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図10】図9のC−C矢視線に沿う断面図である。
【図11】図9のD−D矢視線に沿う断面図である。
【図12】本発明の第2実施例の減衰力特性を示すグラ
フである。
【図13】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図14】図13のE−E矢視線に沿う断面図である。
【図15】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図16】第4実施例で用いるフリーピストンの変形構
造を示す断面図である。
【図17】図16に示したフリーピストンを構成する保
持部材の形状を示す正面図である。
【図18】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図19】第5実施例で用いるフリーピストンを構成す
る補強部材の平面図である。
【図20】本発明の第6実施例を示す断面図である。
【図21】図で示したフリーピストンを構成する保持部
材の形状を示す正面図である。
【図22】図で示したフリーピストンを構成する保持部
材の形状を示す側面図である。
【図23】本摩擦ダンパを適用した自動洗濯機を模式的
に示す平面図である。
【図24】従来の摩擦ダンパの構造を一部開放として示
す正面図である。
【符号の説明】
21 シリンダ 22 フリーピストン(第1の摩擦力発生部材) 23 ロッド 24 保持部材 26 摩擦材 30 ストッパ部(規制手段) 31 ワッシャ(規制手段) 41 第2のピストン 42 保持部材(第2の摩擦力発生部材) 44 摩擦材 51 フリーピストン 52 保持部材(移動部材) 54 第1の摩擦材(第1の摩擦力発生機構) 55 第2の摩擦材(第2の摩擦力発生機構) 57 ストッパ部(規制手段) 58 ワッシャ(規制手段) 61 フリーピストン 62 保持部材(移動部材) 63 第1の摩擦材(第1の摩擦力発生機構) 64 第2の摩擦材(第2の摩擦力発生機構) 71 フリーピストン 72 補強部材 73 摩擦材(移動部材、第1および第2の摩擦力発生機
構) 81 フリーピストン 84 保持部材(移動部材) 85 摩擦材(第1および第2の摩擦力発生機構)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、一端側が該シリンダに挿入
    され他端側が該シリンダの外部に延ばされたロッドと、
    前記シリンダ内に摺動可能に嵌合されかつ前記ロッドに
    対し移動可能に設けられて前記シリンダとの間で摩擦力
    を発生する摩擦力発生部材と、前記ロッドに設けられ該
    ロッドに対する前記摩擦力発生部材の移動範囲を所定範
    囲内に規制する規制手段とを備えてなることを特徴とす
    る摩擦ダンパ。
  2. 【請求項2】 シリンダと、一端側が該シリンダに挿入
    され他端側が該シリンダの外部に延ばされたロッドと、
    前記シリンダ内に摺動可能に嵌合されかつ前記ロッドに
    対し移動可能に設けられて前記シリンダとの間で摩擦力
    を発生する第1の摩擦力発生部材と、前記シリンダ内に
    摺動可能に嵌合されかつ前記ロッドの一端側に連結され
    て前記シリンダとの間で摩擦力を発生する第2の摩擦力
    発生部材と、前記ロッドに設けられ該ロッドに対する前
    記第1の摩擦力発生部材の移動範囲を所定範囲内に規制
    する規制手段とを備えてなることを特徴とする摩擦ダン
    パ。
  3. 【請求項3】 シリンダと、一端側が該シリンダに挿入
    され他端側が該シリンダの外部に延ばされたロッドと、
    前記シリンダに摺動可能に嵌合されかつ前記ロッドに対
    し移動可能に設けられた移動部材と、前記ロッドに設け
    られ該ロッドに対する前記移動部材の移動範囲を所定範
    囲内に規制する規制手段と、前記移動部材と前記シリン
    ダとの間で大きな摩擦力を発生する第1の摩擦力発生機
    構と、前記移動部材と前記ロッドとの間で小さな摩擦力
    を発生する第2の摩擦力発生機構とを備えてなることを
    特徴とする摩擦ダンパ。
JP4220292A 1992-01-11 1992-01-31 摩擦ダンパ Pending JPH05248468A (ja)

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