JPH05248311A - キャブレタのエアブリード制御装置 - Google Patents

キャブレタのエアブリード制御装置

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JPH05248311A
JPH05248311A JP4886092A JP4886092A JPH05248311A JP H05248311 A JPH05248311 A JP H05248311A JP 4886092 A JP4886092 A JP 4886092A JP 4886092 A JP4886092 A JP 4886092A JP H05248311 A JPH05248311 A JP H05248311A
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abcv
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耕 和田
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猪久夫 小澤
Hirofumi Tanaka
浩文 田中
Hirokazu Konohara
弘和 此原
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Aisan Industry Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 A/F感度幅の吸入空気量に対する変化をフ
ラットに近づけてエミッションの向上とドライバビリテ
ィの改善を図る。 【構成】 排気系3のO2 センサ15からの検出信号に
基づいてエアブリードコントロールバルブ(ABCV)
11を制御してキャブレタ5のメイン系とスロー系に対
するエアブリード量を制御するキャブレタ5のエアブリ
ード制御装置において、メイン系のエア取り入れ口21
をキャブレタ5におけるベンチュリ7よりエアクリーナ
4側の部位に設け、吸入空気量が増大した時のエア取り
入れ口21における負圧を大きくし、吸入空気量の大き
な領域におけるA/F感度幅を低く抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子制御方式のキャブレ
タにおけるエアブリード制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャブレタ方式の自動車用エンジンにお
いて、三元触媒による排気浄化作用を十分に発揮させる
ために、排気ガス中のO2 濃度をO2 センサで検出し、
その検出値に基づいてエアブリードコントロールバルブ
(以下、ABCVと略記する。
【0003】)を制御することによってエアブリード量
をフィードバック制御し、キャブレタから送出される混
合気の空燃比を理論空燃比の近傍に維持するエアブリー
ド制御装置を搭載したものは従来からよく知られてい
る。
【0004】従来のエアブリード制御装置の構成例を、
図5を参照して説明する。31はシリンダで、32は吸
気系、33は排気系である。吸気系32にはエアクリー
ナ34、キャブレタ35、スロットルバルブ36が配設
されている。40は上記エアブリード量を制御するAB
CVで、エアクリーナ34からキャブレタ35の燃料供
給用のメインノズル37に至るメイン系38と、エアク
リーナ34からスロットルバルブ36近傍に至るスロー
系39を開閉制御するように設けられている。
【0005】41はABCV40を制御するコンピュー
タであり、排気系33に設けられたO2 センサ42から
の検出信号が入力されている。ABCV40はステッピ
ングモータにて開閉され、そのステップ数と開度が比例
する。
【0006】以上の構成により、排気中のO2 濃度に応
じてコンピュータ41にてABCV40が開閉制御さ
れ、エアクリーナ34から取り入れたエアによるエアブ
リード量の調整が行われ、キャブレタ35における混合
気の空燃比が理論空燃比となるように制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成によると、ABCV40の下限ステップ(最小開
度)と上限ステップ(最大開度)の間における空燃比
(以下A/Fと略記する。)の差で与えられるA/F感
度幅は、図6に示すように、吸入空気量に応じて変化す
る。即ち、スロー域から徐々にスロットル弁を開けて吸
入空気量を増加させた場合、スローポート圧力の低下に
よってスロー側のエアブリード量が減少する一方、メイ
ンノズル圧が十分に上がらずにメイン側のエアブリード
量がなお小さいままであるためにトータルのA/F感度
幅の小さい領域Aが生じることになる。又、ABCV4
0を任意のステップにホールドした時のA/Fは吸入空
気量に応じて図7に示すように変化することになる。こ
れに対して、A/F感度幅の小さい領域AにおけるA/
F感度幅を上げるためにABCV40の容量を大きくす
ることも考えられるが、そうすると図6に仮想線で示す
ようにこの領域より吸入空気量の大きい領域でのスロッ
トル開度における感度が過大となってしまう。
【0008】A/F感度幅がエンジンの回転速度や負荷
によらずフラットであれば過渡運転中にもABCV40
の動き量が少なくて済み、エミッションやドライバビリ
ティが良好であるが、上記のようにA/F感度幅がエン
ジンの回転速度や負荷に対してフラットでないと、過渡
運転中のABCV40の動き量が大きくなり、またA/
F制御が十分に追従できない場合が生じ、エミッション
やドライバビリティが悪化するという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、A/F感度幅の吸入空気量に対する変化をフラット
に近づけてエミッションの向上とドライバビリティの改
善を図ったエアブリード制御装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、排気中のO2
濃度に応じてエアブリードコントロールバルブを制御し
てキャブレタのメイン系とスロー系に対するエアブリー
ド量を制御するキャブレタのエアブリード制御装置にお
いて、メイン系のエア取り入れ口をキャブレタにおける
ベンチュリよりエアクリーナ側の部位に設けたことを特
徴とする。
【0011】好適には、メイン系のエア取り入れ口を、
キャブレタのメインエアブリード部に向けてエアを取り
出すためのエアチャンバに設ける。
【0012】
【作用】本発明によれば、メイン系のエア取り入れ口を
キャブレタにおけるベンチュリよりエアクリーナ側の部
位に設けたことにより、吸入空気量が増大した時のエア
取り入れ口における負圧がエアクリーナに設けた場合に
比して大きくなり、それによって吸入空気量の大きな領
域においてA/F感度幅が大きくなるのを抑えられ、そ
の状態でエアブリードコントロールバルブのメイン側の
流量をアップすればA/F感度幅の小さい領域を無くす
とともに吸入空気量の大きな領域で感度幅が過大となる
のを防止でき、全体としてA/F感度幅の吸入空気量に
対する変化をフラットに近づけることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例のエアブリード制御
装置を図1〜図4を参照して説明する。
【0014】まず、エアブリード制御装置の全体構成を
図1を参照して説明する。1はシリンダで、2は吸気
系、3は排気系である。吸気系2にはエアクリーナ4、
キャブレタ5、スロットルバルブ6が配設されている。
キャブレタ5には、ベンチュリ7と、燃料供給用のメイ
ンノズル8と、メインノズル8に供給される燃料にエア
をブリードさせるメインエアブリード部9と、燃料を自
動計量供給するフロート室10が設けられている。11
はエアブリード量をフィードバック制御するABCV
で、ベンチュリ7のエアクリーナ4側の近傍位置に設け
たエア取り入れ口21からメインノズル8に至るメイン
系12と、エアクリーナ4からスロットルバルブ6近傍
に至るスロー系13を開閉制御するように設けられてい
る。14はABCV11を制御するコンピュータであ
り、排気系3に設けられたO2 センサ15、コールドス
タート時を検出する水温スイッチ16、アイドリング状
態を検出するアイドルスイッチ17、及び高負荷状態を
検出するバキュームスイッチ18からの検出信号が入力
されている。
【0015】キャブレタ5のベンチュリ7は、図2に詳
細を示すように、ラージベンチュリ7aとスモールベン
チュリ7bから成り、メインノズル8はスモールベンチ
ュリ7b内で開口している。キャブレタ5にはラージベ
ンチュリ7aのエアクリーナ側の近傍部分にエアチャン
バ20が形成され、このエアチャンバ20からメインエ
アブリード部9に向けてエア通路(図2中には図示せ
ず)が形成されている。
【0016】そして、本実施例ではこのエアチャンバ2
0にメイン系12のエア取り入れ口21が形成され、こ
のエア取り入れ口21からABCV11に向けてメイン
系12のエア通路が設けられている。
【0017】なお、図1、図2において、22はスロー
ポート、23はアイドルポート、24は加速ポンプ、2
5はパワーポンプである。
【0018】以上の構成により、排気系3に設けられた
2 センサ15にて排気中のO2 濃度が検出され、その
検出信号に基づいてコンピュータ14にてABCV11
が開閉制御され、エアチャンバ20から取り入れたエア
にてメイン系12に対するエアブリード量が制御される
とともに、エアクリーナ4から取り入れたエアによって
スロー系13に対するエアブリード量が制御される。か
くして、キャブレタ5における混合気の空燃比が理論空
燃比となるように制御される。
【0019】さらに、メイン系12のエア取り入れ口2
1をベンチュリ5のエアチャンバ20に設けたことによ
り、図3に示すように、エア取り入れ口をエアクリーナ
に設けた場合に比して、吸入空気量を増大させて行った
ときのエア取り入れ口における負圧がより大きくなる。
その結果A/F感度幅は、図4に示すように、実線で示
したエアクリーナからエアを取り入れた場合に比して、
破線で示すように、吸入空気量の大きな領域においてA
/F感度幅が大きくなるのが抑制され、吸入空気量の増
大に伴うA/F感度幅の変化がよりフラットになる。こ
の状態でABCV11におけるメイン系12の流量をア
ップすれば、図4に一点鎖線で示すようにA/F感度幅
の小さい領域を無くすとともに吸入空気量の大きな領域
でA/F感度幅が過大となるのを防止することができ
る。かくして、全体としてA/F感度幅の吸入空気量に
対する変化をフラットに近づけることができ、エミッシ
ョンの向上とドライバビリティの改善を図ることができ
る。
【0020】又、上記実施例では、ABCV11を制御
するコンピュータ14に水温スイッチ16及びバキュー
ムスイッチ18による検出信号が入力されており、コー
ルドスタート時や高負荷時にはABCV11を全閉にし
て混合気をリッチにし、始動性の確保と暖機時間の短縮
を図るとともに高負荷時の出力向上を図るようにしてい
る。又、スロットルバルブ6がアイドリング位置かどう
かをアイドルスイッチ17で検出してコンピュータ14
に入力し、アイドリング時にはABCV11の動きを通
常走行時よりも遅くし、通常走行時にはノーマルなエア
ブリード制御を行うようにしている。
【0021】上記実施例では、メイン系12のエア取り
入れ口21をエアチャンバ20に設けたが、ラージベン
チュリ7aのエアクリーナ4側の近傍位置においてキャ
ブレタ5の壁面にエア取り入れ口を設けてもよいことは
言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明のキャブレタのエアブリード制御
装置によれば、メイン系のエア取り入れ口をキャブレタ
におけるベンチュリよりエアクリーナ側の部位に設けた
ことにより、吸入空気量が増大した時のエア取り入れ口
における負圧がエアクリーナに設けた場合に比して大き
くなり、それに応じて吸入空気量の大きな領域において
A/F感度幅が大きくなるのを抑えられ、その状態でエ
アブリードコントロールバルブのメイン側の流量をアッ
プすればA/F感度幅の小さい領域を無くすとともに吸
入空気量の大きな領域で感度幅が過大となるのを防止
し、全体としてA/F感度幅の吸入空気量に対する変化
をフラットに近づけ、エミッションの向上とドライバビ
リティの改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエアブリード制御装
置の全体構成図である。
【図2】同実施例のキャブレータの要部の断面図であ
る。
【図3】エアクリーナとキャブレタのエアチャンバにお
ける負圧の吸入空気量による変化を示すグラフである。
【図4】本実施例におけるA/F感度幅の吸入空気量に
よる変化を示すグラフである。
【図5】従来例のエアブリード制御装置の全体構成図で
ある。
【図6】従来例におけるA/F感度幅の吸入空気量によ
る変化を示すグラフである。
【図7】従来例におけるABCVのステップをホールド
した時のA/Fの吸入空気量による変化を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
4 エアクリーナ 5 キャブレタ 7 ベンチュリ 8 メインノズル 9 メインエアブリード部 11 ABCV(エアブリードコントロールバルブ) 12 メイン系 13 スロー系 15 O2 センサ 21 メイン系のエア取り入れ口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 浩文 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 此原 弘和 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気中のO2 濃度に応じてエアブリード
    コントロールバルブを制御してキャブレタのメイン系と
    スロー系に対するエアブリード量を制御するキャブレタ
    のエアブリード制御装置において、メイン系のエア取り
    入れ口をキャブレタにおけるベンチュリよりエアクリー
    ナ側の部位に設けたことを特徴とするキャブレタのエア
    ブリード制御装置。
JP04048860A 1992-03-05 1992-03-05 キャブレタのエアブリード制御装置 Expired - Lifetime JP3026881B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106050478A (zh) * 2015-04-15 2016-10-26 株式会社京浜 化油器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106050478A (zh) * 2015-04-15 2016-10-26 株式会社京浜 化油器
JP2016205137A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 株式会社ケーヒン 気化器

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