JP2016205137A - 気化器 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2ブリードエア通路がスロットル弁の一部の開度領域でのみ導通状態となる気化器において、簡単な構造で、吸気通路から第2ブリードエア通路にエアを取込むためのエア導入口の形状や位置の選定自由度が高められて、第2ブリードエア通路へのエア導入を最適且つ十分に行えるようにし、スロットル弁の特定開度領域での、第2ブリードエア通路へのエア導入量の微調整を容易化する。【解決手段】第2ブリードエア通路16の、気化器本体1に開口するエア入口16iに、吸気通路Iから第2ブリードエア通路16へエアを導入するパイプPPが接続され、このパイプPPは、筒状に形成されて気化器本体1に装着される。【選択図】 図1

Description

本発明は、気化器、特に気化器本体に、内燃機関の燃焼室に連なる吸気通路の一部を構成する吸気道と、その吸気道を開閉するスロットル弁と、吸気道に開口するメインノズルと、そのメインノズルの外周に形成されてメインノズル内に多数のブリード孔を介して連通するエアブリード室と、このエアブリード室に接続されてエアブリード室を大気に連通させる第1及び第2ブリードエア通路とを設け、その第2ブリードエア通路が、制御弁によりスロットル弁の一部の開度領域でのみ導通状態となる気化器に関する。
斯かる気化器において、気化器本体に形成した第2ブリードエア通路のエア入口を、気化器本体の吸気上流側の端面に直接開口させ、その開口部から吸気通路内の大気を導入するようにしたものが、例えば下記特許文献1に開示されるように既に知られている。
特開2004−137928号公報
従来の上記気化器では、気化器本体に形成されて気化器本体の吸気上流側端面に開口する第2ブリードエア通路のエア入口を、吸気通路に臨む大気導入口としていたので、その大気導入口の開口位置が、気化器本体の吸気上流側端面の限られた領域に制限されてしまう。そのため、その大気導入口の開口位置によっては、そこから第2ブリードエア通路へのブリードエアの導入を最適には行い得ず、そのエア導入量が十分でない場合があり、またそのエア導入量の調整も容易ではなかった。従って、その第2ブリードエア通路が制御弁により導通状態となるスロットル弁の特定開度領域での、吸気通路から第2ブリードエア通路へのエア導入量の微調整が難しく、同開度領域で気化器が生成する混合気の空燃比の調整、制御を精度よく行うことができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、構造の簡素化を図りながら、第2ブリードエア通路へのブリードエアの導入を最適且つ十分に行い得ると共にそのエア導入量の調整も容易に行い得るようにして従来構造の上記問題を解決可能な気化器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、気化器本体に、内燃機関の燃焼室に連なる吸気通路の一部を構成する吸気道と、その吸気道を開閉するスロットル弁と、吸気道に開口するメインノズルと、そのメインノズルの外周に形成されてメインノズル内に多数のブリード孔を介して連通するエアブリード室と、このエアブリード室に接続されてエアブリード室を大気に連通させる第1及び第2ブリードエア通路とを設け、その第2ブリードエア通路が、制御弁によりスロットル弁の一部の開度領域でのみ導通状態となる気化器において、前記第2ブリードエア通路の、前記気化器本体に開口するエア入口に、前記吸気通路から第2ブリードエア通路へエアを導入するパイプが接続され、このパイプは、筒状に形成されて前記気化器本体に装着されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記パイプは、それの少なくとも先部が前記吸気通路内に張り出すと共に、そのパイプ先端が吸気通路に開放していることを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、内燃機関を運転中、機関回転数を一定回転数に保持するように前記スロットル弁の開度が操作される動力作業機に搭載されることを第3の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第3の特徴の何れかに加えて、前記スロットル弁はバタフライ型の弁であり、前記第2ブリードエア通路の前記エア入口に前記パイプの基端部が接続されると共に、そのパイプの、エア導入口となる先端部が、前記エア入口よりも前記吸気通路の中心軸線寄りに且つ吸気上流側に配置されることを第4の特徴とする。
以上のように本発明の第1の特徴によれば、第2ブリードエア通路が、制御弁によりスロットル弁の一部の開度領域でのみ導通状態となる気化器において、第2ブリードエア通路の、気化器本体に開口するエア入口に、吸気通路からエアを導入するパイプが接続され、このパイプは筒状に形成されて気化器本体に装着されるので、そのパイプを単に気化器本体に取付けるだけの簡単な構造で、吸気通路から第2ブリードエア通路にエアを取込むためのエア導入口の形状や位置の選定自由度が高められ、これにより、吸気通路から第2ブリードエア通路へのエア導入を最適且つ十分に行い得るばかりか、そのエア導入量の調整も容易に行うことができる。その結果、第2ブリードエア通路が制御弁により導通状態となるスロットル弁の特定開度領域での、吸気通路から第2ブリードエア通路へのエア導入量の微調整が容易となり、同開度領域で気化器が生成する混合気の空燃比の調整、制御を精度よく行うことが可能となる。
また特に第2の特徴によれば、前記パイプは、それの少なくとも先部が吸気通路内に張り出すと共に、そのパイプ先端が吸気通路に開放しているので、パイプ先端(即ち大気導入口)の吸気通路への開口位置や開口サイズの選定自由度がより高められて、吸気通路から第2ブリードエア通路へのエア導入量の調整を一層容易に行うことができる。
また特に第3の特徴によれば、内燃機関の運転中、機関回転数を一定回転数に保持するようにスロットル弁の開度が操作される動力作業機に気化器が搭載されるので、スロットル弁の特定開度領域での、吸気通路から第2ブリードエア通路へのエア導入量の微調整が容易となり、同開度領域に対応した動力作業機の一定の負荷運転領域で、混合気の空燃比を最適にリーン化して、燃費向上及び排ガスの最適化を図ることができる。
また特に第4の特徴によれば、バタフライ型スロットル弁で吸気量が制御される気化器では、吸気通路の壁面近くよりも通路中心部の方が吸気流速が速くなるところ、その通路中心部にパイプ先端(即ち大気導入口)を臨ませた取付姿勢でパイプの先部を吸気通路内に突出させることができて、このパイプ内にその先端から吸気通路のエアを効率よくスムーズに取込み可能となるため、吸気通路から第2ブリードエア通路へのエア導入をより最適に且つ十分に行うことができる。
本発明に係る気化器の一実施形態を吸気上流側より見た正面図と、パイプ及びその周辺の吸気通路の要部断面図 図1の2−2線断面図 前記実施形態のベンチュリ部での横断面図(図2の3−3線断面図) 図3の4−4線断面図と、スロットル弁の開度変化に伴う制御弁の開度変化状態を示す部分拡大断面図
本発明の実施の形態を、図面に示す本発明の好適な実施形態に基づき以下に説明する。
先ず、図1及び図2において、気化器Cは、図示しない動力作業機(例えば発動発電機、動力芝刈機等)に搭載した内燃機関に供給すべき燃料及び空気の混合気を生成するために使用されるものであって、それは、水平方向に延びる吸気道2を有する気化器本体1と、その気化器本体1の下面周縁にOリング23を介して接合されて気化器本体1との間にフロート室4を画成するフロート室体3とを備える。
また気化器本体1の吸気下流側の端面1aには、内燃機関の燃焼室に連なる吸気管Pの上流端部が接続され且つボルトで締結され、また同気化器本体1の吸気上流側の端面1bには、エアクリーナ(図示せず)に連なる吸気管P′の下流端部が接続され且つボルトで締結される。而して、前記吸気管P、気化器本体1の吸気道2、吸気管P′及びエアクリーナにより、燃焼室に連なる一連の吸気通路Iが構成される。尚、吸気道2の上流端には、吸気管P′を介さずにエアクリーナを直接接続させるようにしてもよい。
吸気道2のベンチュリ部2aの下面には、円筒状をなして上下方向に延びるメインノズル5の上端が開口しており、そのベンチュリ部2aを挟んで吸気道2の上流側(即ち図2で下側)にチョーク弁6が、また吸気道2の下流側(即ち図2で上側)にスロットル弁7がそれぞれ配設される。而して、内燃機関の運転状態で気化器Cの吸気道2には、エアクリーナを通過した空気が内燃機関の燃焼室に向かって流れるが、その際に気化器Cは、フロート室4内の貯溜燃料Fをメインノズル5を経て吸気道2のベンチュリ部2aに霧状に噴出させ、そこを通過する空気流に混合させることにより混合気を生成する。
スロットル弁7は、吸気道2を貫通して気化器本体1に回転可能に支承され且つ上下方向に延びる弁軸8と、吸気道2内でこの弁軸8に固着される円板状の弁板9とを有するバタフライ型弁として構成される。その弁軸8の上端部8u及び下端部8dは、気化器本体1の吸気道2直上及び直下の周壁にそれぞれ穿設した上部軸受孔1u及び下部軸受孔1dにそれぞれ回転自在に嵌合支持される。尚、本実施形態において、「上下方向に延びる弁軸8」とは、図1,図3に矢視a,b,cで示すように、弁軸8を正確に鉛直配置したものを含むことは元より、鉛直線からやや傾倒して配置したものをも含む意味である。
その弁軸8の上端部8uの外端には、気化器本体1上方に突出して延びる延長軸部8eが一体に連設され、その延長軸部8eにはスロットルレバー10が連結、固定される。そして、そのスロットルレバー10(従って弁軸8)を回動操作すれば、それらと共に回転する弁板9により吸気道2を開閉することができる。尚、スロットルレバー10は、手動により、気化器本体1との間に設けた保持機構、又は汎用機その他のデバイスとの間に設けた保持機構を以て、任意の回動操作位置に保持できるようになっている。また、チョーク弁6の弁軸上端部には、これを任意に回動操作するためのチョークレバー6Lが連結、固定される。
図3に示すように、気化器本体1は、前記メインノズル5を支持するノズル支持部1aをフロート室4内で下方へ延出しており、そのノズル支持部1aの下端部に、フロート室体3の中心部を液密に貫通するボルト11を螺着することにより、フロート室体3は気化器本体1に固着される。フロート室4には、図示しない燃料タンクから供給される燃料Fが常に一定量貯留されるようになっており、その燃料Fには、図示しないフロート弁を開閉制御するフロート19が浮遊する。
また前記ノズル支持部1aには、メインノズル5の下端をフロート室4に連通するメイン燃料ジェット12が螺着され、それによってフロート室4からメインノズル5に流れる燃料が計量される。そして、メインノズル5とノズル支持部1aとの間には、上下方向に延びる円筒状のエアブリード室13が形成されており、このエアブリード室13をメインノズル5内に連通する多数のブリード孔14,14…がメインノズル5の周壁に穿設される。さらに気化器本体1には、エアブリード室13に吸気通路I(図示例では上流側の吸気管P′)から大気を供給するための第1,第2ブリードエア通路15,16が設けられる。
前記エアブリード室13の上部には、気化器本体1に形成されて常に導通状態にある第1ブリードエア通路15の下流端が直接開口している。またその第1ブリードエア通路15の下流側通路部分15dの途中には、気化器本体1に形成されて制御弁8uにより開閉される第2ブリードエア通路16の下流端が気化器本体1内で合流、接続される。従って、その第2ブリードエア通路16の下流端は、第1ブリードエア通路15の一部(下流側通路部分15d)を介してエアブリード室13の上部に連通することになる。
それら第1、第2ブリードエア通路15,16の上流端、即ちエア入口15i,16iは、気化器本体1の、吸気道2上流側の端面1bに各々開口しており、特に第1ブリードエア通路15のエア入口15iは、上流側の吸気管P′内に直接連通する。
一方、第2ブリードエア通路16のエア入口16iは、本発明に係るパイプPPを介して、上流側の吸気管P′内に連通する。そのパイプPPは、吸気通路I(図示例では上流側の吸気管P′、以下同様)内のエアを第2ブリードエア通路16に取り込む大気導入パイプとして機能するものであって、燃料に接触しても腐食しない剛性材料、例えばステンレス等の金属材より、両端を開放した円筒状且つストレート状に形成される。
しかもこのパイプPPは、気化器本体1とは別個独立に製作されて、後付けで気化器本体1に装着される。即ち、そのパイプPPの基端部PPaは、気化器本体1の吸気上流側の端面1bに開口する、第2ブリードエア通路16のエア入口16iに接続、固定される。その接続、固定手段として、図示例では気化器本体1の前記端面1bにエア入口16iを取り囲むように凹設される環状座面1bsに、パイプPPの基端部PPaの端面が突き合わされて溶接wされる。尚、そのパイプPPの接続固定手段としては、溶接以外の種々の固定手段、例えばカシメ、圧入、接着、ネジ止め等の手段を実施可能である。
また上記パイプPPは、これの少なくとも先部(図示例では基端部PPaを除くパイプの大部分)が吸気通路I、特に吸気管P′内に長く張り出していて、そのパイプ先端部PPbの開放した先端が同吸気管P′内に臨んでいる。しかも、このパイプPPは、吸気上流側に向かって吸気通路Iの中心軸線Ic側に傾斜した取付姿勢にあり、そのため、このパイプPPの、エア導入口となる先端部PPbは、図1,図2に明示されるように、第2ブリードエア通路16の前記エア入口16iよりも吸気通路Iの中心軸線Ic寄りに且つ吸気上流側に位置するものである。
また特に本実施形態では、パイプPPの先端部PPbの開放面Oは、これの中心部を吸気通路Iの中心軸線Icが通る配置となっており、且つその先端開放面Oが基端部PPaの開放面O′よりもパイプ軸線に対し大きな勾配で傾斜した切口となっている。そのため、吸気通路Iの中心軸線Icと直交する投影面で見てパイプPPの先端開放面Oの方が基端開放面O′(従ってその基端開放面O′と略同じサイズであって基端開放面O′に接続される第2ブリードエア通路16のエア入口16i)よりも幅広、従って広い開口面積となっているので、吸気通路Iの吸気エアを導入し易くなっている。
さらに第1ブリードエア通路15の上流側通路部分15uには、第1ブリードエア通路15での最大空気流量を規制する第1エアジェット17が螺着される。また第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16uには、第2ブリードエア通路16での最大空気流量を規制する第2エアジェット18が螺着される。
また、第2ブリードエア通路16を開閉する前記制御弁は、スロットル弁7の弁軸8の上端部8uによりロータリ式の制御弁として構成される。これを詳しく説明すると、第2ブリードエア通路16は、弁軸8の上端部即ち制御弁8uを回転可能に支承すべく気化器本体1の吸気道2上部に設けられた上部軸受孔1uが第2ブリードエア通路16の中間部に介入するように配置、構成される。而して、第2ブリードエア通路16は、上部軸受孔1uにより、エアクリーナに吸気管P′を介して連なる上流側通路部分16uと、エアブリード室13に連なる下流側通路部分16dとに分割される。
そして、弁軸8の円柱状をなす上端部即ち制御弁8uは、その外周面8urの一部に溝状の切欠き部22を備えており、その切欠き部22は、これが第2ブリードエア通路16の上、下流側通路部分16u,16dの軸受孔21への両開口16uo,16doに同時に対向したときには、第2ブリードエア通路16を導通させる。またその切欠き部22が両開口16uo,16doの一方だけにしか対向しないときには、第2ブリードエア通路16を遮断するようになっている。
また特に本実施形態では、図3,4からも明らかなように、第2ブリードエア通路16の上、下流側通路部分16u,16dの前記開口16uo,16doは、その両開口16uo,16doが弁軸8と直交する投影面で見て該軸受孔1uの周方向に所定距離eだけ離れて互いに並ぶように、且つ弁軸8の軸線方向で両開口16uo,16doの一部が同一位置となるように配置される。尚、前記両開口16uo,16doは、弁軸8の軸線方向で両開口16uo,16doの全部が同一位置となるように形成してもよい。
しかも弁軸8と直交する投影面で見て前記所定距離eに対応した軸受孔1uの中心角θ1は、鋭角に、且つ切欠き部22の周方向領域に対応した軸受孔1uの中心角θ2よりも小さく設定される。また切欠き部22は、前記投影面で見て弁軸上端部8uの外周面8ur上での切欠き部22の周方向両端を結ぶ仮想直線よりも軸受孔1uの中心L側に窪ませて(本実施形態では横断面コ字形の溝状に)形成される。この場合、特に本実施形態のように切欠き部22をコ字状溝形とすれば、その切欠き部22の深い窪み(即ちチャンバ)にブリードエアを少なからず貯めることができるため、第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16uから該窪みに入ったり、或いは該窪みから下流側通路部分16dへ出たりするエアの向きが安定して、第2ブリードエア通路16からエアブリード室13へのエア供給量が安定する。
図4に示すように、弁軸8の上端部即ち前記制御弁8uは、本実施形態ではスロットル弁7がアイドル開度乃至それより僅かに開いた所定の低開度領域(例えば吸気道軸線に対する直交面に対し20°前後開いた状態)でも、また十分に開いた中・高開度領域(例えば40°前後及びそれ以上に大きく開いた状態)でも第2ブリードエア通路16を遮断させ、またスロットル弁7が、前記低開度領域と中・高開度領域との中間の特定の狭い中間開度領域(例えば30°乃至その近傍で開いた状態)でのみ第2ブリードエア通路16を導通させるようになっている。
ところで第1ブリードエア通路15は、図面からも明らかなように、吸気道2の軸線と直交する投影面で見て弁軸8の一側方側(図1、図3で右側)に配置され、一方、第2ブリードエア通路16の、制御弁8uよりも上流側通路部分16uは、吸気道2の上側に配置される。しかも第2ブリードエア通路16の、制御弁8uよりも下流側通路部分16dは、前記投影面で見て弁軸8の前記一側方側に配置されていて、その下流側通路部分16dの下流端が、前記投影面で見て弁軸8の前記一側方側において第1ブリードエア通路15の途中(図示例では下流側通路部分15dの途中)に合流、接続される。
特に本実施形態では、第1ブリードエア通路15の上流側通路部分15uは、気化器本体1の吸気道上流端側の端面より吸気道軸線に沿ってドリル加工又は成型によって形成され、またその下流側通路部分15dは、気化器本体1の右側上部外面よりエアブリード室13の上部に開口するよう斜め下向きにドリル加工されて形成され、その下流側通路部分15dの途中は、ドリル加工又は成型によって形成された上流側通路部分15uの内端部と交差、連通するようにする。この場合、その下流側通路部分15dを形成するためのドリル孔の外端は、そこに密に嵌合固定された栓体24で液密に閉塞される。
一方、ドリル加工又は成型によって形成された、第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16uは、気化器本体1の吸気道上流端側の端面より吸気道軸線に対しやや傾斜しつつ該軸線に略沿ってドリル加工されて、その内端が上部軸受孔1uに開口するように形成される。またその下流側通路部分16dは、気化器本体1の上部外面より上部軸受孔1uを横切り且つ吸気道1の上流側に向かうように延びるやや下向き緩傾斜の第1ドリル孔25と、この第1ドリル孔25の内端を第1ブリードエア通路15の下流側通路部分15dに連通させるべく気化器本体1の右上部外面より穿孔される下向き急傾斜の第2ドリル孔26とで形成される。尚、第2ドリル孔26の外端は、そこに密に嵌合固定された栓体27で液密に閉塞される。また第1ドリル孔25の外端も図示しない栓体で液密に閉塞される。
また第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16uは、下流側通路部分16dよりも大径(従って弁軸8と直交する投影面で見て広幅)に形成され、しかもその上流側通路部分16uは、軸受孔1uに一端が開口する第1通路部16u1と、その第1通路部16u1の他端に環状段部を介して連なる比較的大径の第2通路部16u2とで構成される。そして、その第1通路部16u1には、前記第2エアジェット18の先部側の挿入軸部18aが挿入されると共に、第2エアジェット18の基部側の、外周に雄ねじを刻設した固定軸部18bが螺着される。このように第2エアジェット18は、第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16u(第1通路部16u1)に挿入される先部側の挿入軸部18aと、同通路部分16uに螺合固定される基部側の固定軸部18bとを備えており、その挿入軸部18aが挿入される上流側通路部分16uの第1通路部16u1がその内径を一様として軸受孔1uに直接開口するため、第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16uのドリル加工を容易に行うことができる。
さらに、吸気道2の軸線と直交する投影面で見て弁軸8の他側方側(図1、図3で左側)で気化器本体1には、フロート室4内の貯溜燃料の一部と空気とを混合させて吸気道2のスロットル弁7よりも下流側に噴出させるスロー通路30が形成される。このスロー通路30は、気化器本体1の吸気道上流端側の端面より吸気道軸線に沿ってドリル加工されて、又は成型によって形成されて吸気管P′内に上流端が開口するスロー通路本体31と、そのスロー通路本体31の内端に一端が開口し他端が吸気道2のスロットル弁7下流側に開口する噴射口としてのスローポート32と、スロー通路本体31の途中に形成される容積の大きい混合室33と、その混合室33とエアブリード室13の下部との間を連通させるスロー燃料通路34とで構成される。スロー通路本体31には、そこを通過する空気量を調整するスロージェット36が螺着される。尚、混合室33は、気化器本体1の外面からのドリル加工されて、又は成型によって形成され、その開口端は、そこに密に嵌合固定された蓋体35で液密に閉塞される。
而して、内燃機関の運転状態でスロットル弁7の開度が最小のアイドル開度又はそれに近い低開度にあるときには、スロー通路30は、スロットル弁7下流の吸気道2に発生する吸気負圧により、吸気管P′よりスロー通路本体31に吸い込まれる空気と、スロー燃料通路34に吸い込まれるエアブリード室13からの燃料とを混合室33で混合させてスローポート32から吸気道2内に導くので、内燃機関のアイドリング運転又は低負荷運転で必要な混合気を吸気道2に供給可能である。
次に、この実施形態の作用について説明する。
内燃機関の運転中、吸気道2を内燃機関に向かって流れる吸入空気量は、スロットル弁7の開度により制御され、またその吸気量に応じてベンチュリ部2aに発生する負圧がメインノズル5に作用することにより、フロート室4内の燃料Fがメインノズル5から吸気道2に噴出し、上記吸入空気と共に混合気を生成しながら内燃機関に吸入される。
その間、第1ブリードエア通路15を通して2次空気がエアブリード室13に流入し、そして多数のブリード孔14,14…からメインノズル5内に進入して、メインノズル5内の上昇する燃料をエマルジョン化して、メインノズル5から噴出する燃料の霧化を促進する。
このとき、スロットル弁7がアイドル開度乃至それより僅かに開いた所定の低開度領域(例えば吸気道軸線に対する直交面に対し20°前後開いた状態)、或いはスロットル弁7が十分に開いた中・高開度領域(例えば40°以上に開いた状態)にあれば、弁軸8の一部で構成される制御弁8uの切欠き部22が、第2ブリードエア通路16の上、下流側通路部分16u,16dの軸受孔1uへの各開口16uo,16doの一方だけにしか対向せず、即ちその制御弁8uの円筒状外周面8urが第2ブリードエア通路16を遮断状態にするので、2次空気が第2ブリードエア通路16を通らなくなった分、メインノズル5から噴出する燃料中の空気量が減量され、内燃機関が吸入する混合気は濃厚となる。従って、内燃機関のアイドル運転時や高負荷ないし全負荷運転時には、気化器Cで生成される混合気の空燃比がリッチ化され、これにより、アイドル運転時にはその運転安定化が図られ、また内燃機関の高負荷ないし全負荷運転の際には出力増強が図られると共にノッキングの発生が抑えられる。
一方、スロットル弁7が、前記低開度領域と中・高開度領域との中間の特定の狭い中間開度領域(例えば30°乃至その近傍で開いた状態)に在る間は、制御弁8uの切欠き部22が、第2ブリードエア通路16の上、下流側通路部分16u,16dの軸受孔1uへの各開口16uo,16doに両方とも開口することで、第2ブリードエア通路16を導通状態にする。これにより、第2ブリードエア通路16をも2次空気が通過し、第1ブリードエア通路15を通過した2次空気と合流した上で、エアブリード室13からブリード孔14,14…を経てメインノズル5内に進入して、メインノズル5内の燃料のエマルジョン化を図る。その結果、メインノズル5から噴出する燃料中の空気量が増量されて、内燃機関が吸入する混合気は希釈され、リーン化されるので、スロットル弁7の前記特定の狭い中間開度領域、即ち内燃機関の特定負荷運転時における燃費の節減や排ガスの最適化を図ることができる。
さらに本実施形態では、第2ブリードエア通路16の、気化器本体1に開口するエア入口16iに対して吸気通路I(図示例では上流側の吸気管P′、以下同様)からエアを導入する円筒状パイプPP、即ち第2ブリードエア通路16のエア導入口となるパイプPPを、単に気化器本体1に後付け固定するだけの簡単な構造で、そのエア導入口の形状や位置の選定自由度が効果的に高められる。即ち、気化器Cの仕様や要求性能に応じて、サイズや形状の異なる複数種類のパイプPPのうちから最適のものを適宜選定して気化器本体1に取付けることで、吸気通路Iから第2ブリードエア通路16へのエア導入を最適且つ十分に行い得るばかりか、そのエア導入量の調整も容易に行うことができる。その結果、第2ブリードエア通路16が制御弁8uにより導通状態となるスロットル弁7の特定開度領域での、吸気通路Iから第2ブリードエア通路16へのエア導入量の微調整が容易となることから、同開度領域で気化器Cが生成する混合気の空燃比の調整、制御を精度よく実行可能となる。
この場合、特にパイプPPは、それの少なくとも先部が吸気通路I内に傾斜姿勢で長く張り出すと共に、そのパイプ先端が吸気通路I内に開放しているので、そのパイプ先端、即ちエア導入口の吸気通路Iへの開口位置や開口サイズの選定自由度がより高められて、吸気通路Iから第2ブリードエア通路16へのエア導入量の調整が一層容易となる。例えば、吸気通路Iのうち特に吸気流速の高い部位(例えば通路中心部)にパイプPPの先端開口を臨ませることで、第2ブリードエア通路16へのエア導入量を無理なく増やすことができる。また、例えばパイプPPの長さ選定により、吸気通路I内の吸気脈動効果が期待できる部位にパイプPPの先端開放面Oを臨ませることで、その吸気脈動効果を利用して第2ブリードエア通路16へのエア導入量を無理なく増やすことができる。更に、例えばパイプPPの先端開放面Oを、気化器本体1に開口する第2ブリードエア通路16のエア入口16iよりも大きく形成することで、第2ブリードエア通路16へのエア導入量を無理なく増やすことができる。
また特に本実施形態の気化器Cは、内燃機関の運転中の回転数を一定回転数に保持するようにスロットル弁7の開度が特定開度に操作されることの多い動力芝刈機、発動発電機等の動力作業機に搭載される。そして、このような動力作業機では、内燃機関を一定回転数に保持しようとスロットル弁7の開度が操作される中で、スロットル弁7を、動力作業機における最使用領域(推奨負荷領域)である前記特定の狭い中間開度領域(例えば20°〜40°)をリーン化することで、リーン状態が継続的に維持され、効果的な燃費節減や、排ガスの最適化即ち有害排ガスの発生抑制が図られる。この場合、特に第2ブリードエア通路16のエア導入部となる前記したパイプPPの特設効果によれば、スロットル弁7の特定開度領域での、吸気通路Iから第2ブリードエア通路16へのエア導入量の微調整が頗る容易になるため、同開度領域に対応した動力作業機の前記最使用領域(推奨負荷領域)で、混合気の空燃比をより最適にリーン化できて、更なる燃費向上と排ガスの最適化が図られる。
ところで、本実施形態のようにバタフライ型のスロットル弁7で吸気通路Iが開閉制御される気化器Cでは、吸気通路Iの壁面近くよりも通路中心部の方が吸気流速が速くなるところ、その通路中心部にパイプPPの先端開放面O(即ちエア導入口)を臨ませた傾斜姿勢でパイプPPの先部を吸気通路I内に突出させることができるから、このパイプPP内にはその先端開放面Oから吸気通路Iの吸気エアを効率よくスムーズに取込み可能となる。その上、本実施形態では、パイプPPの先端開放面Oが基端開放面O′よりもパイプ軸線に対し大きな勾配で傾斜した切口となっているため、吸気通路Iの中心軸線Icと直交する投影面で見てその先端開放面Oの方が基端開放面O′(従って基端開放面O′と突き合わされる第2ブリードエア通路16のエア入口16i)よりも幅広となっており、吸気通路Iの吸気エアをパイプPP内にその先端開放面Oから一層効率よくスムーズに取込み可能となる。それらの結果、吸気通路Iから第2ブリードエア通路16へのエア導入を更に最適に且つ十分に行えるようになるため、そのエア導入量を無理なく増やすことができる。
また特に本実施形態では、第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16u及び下流側通路部分16dの、前記軸受孔1uへの各開口16uo,16doを、その両開口16uo,16doが弁軸8と直交する投影面で見て軸受孔1uの周方向に所定距離eだけ離れて並ぶように配置している。これにより、弁軸8と直交する投影面で見て、両開口16uo,16doの開口幅の大小に関係なく切欠き部22の中心角θ2から軸受孔1uの前記所定距離eに対応した中心角θ1を差し引いた極めて狭い特定の開度領域θ2−θ1でのみ、制御弁8uが開かれて(即ちその切欠き部22が両開口16uo,16doに同時に対向して)、その開口幅の大小に関係なく第2ブリードエア通路16を導通状態に置くことができるから、気化器Cの構造簡素化を図りながら、スロットル弁7の特定の狭い開度領域でのみ制御弁8uを開いて、第2ブリードエア通路16経由のブリードエア量を的確に調整可能となる。またそのように両開口16uo,16doの開口幅の大小に関係なくスロットル弁7の狭い特定開度領域で制御弁8uを開弁してブリードエア量を調整できる関係で、その開弁時期の設定に影響を及ぼすことなく第2ブリードエア通路16の上流側通路部分16uを大径化できて、そこに大きなエアジェット18を容易確実に取付け固定可能となる。
しかも前記所定距離eに対応した軸受孔1uの中心角θ1が鋭角に設定されるため、第2ブリードエア通路16の上,下流側通路部分16u,16dの開口16uo,16do相互を軸受孔1uの周方向で互いに近づけることができて、第2ブリードエア通路16をコンパクトに纏め取り回すことができ、気化器の小型化を図る上で有利となる。その上、弁軸8の上端部外周面8urの切欠き部22は、弁軸8と直交する投影面で見て前記外周面8ur上での切欠き部22の周方向両端を結ぶ仮想直線よりも軸受孔1uの中心O側に窪ませて形成されるから、ブリードエアが制御弁8u(即ち切欠き部22)を通過する際の通路抵抗を低減でき、これにより、例えば弁軸8が気化器本体1に対し寸法誤差や組立誤差で多少のガタを起こしても制御弁8uでの通路抵抗変動が極力抑えられてブリードエア量の安定化が図られると共に、通路が閉じられることに因る、設定された特定開度領域のばらつきを低減できる。
以上本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、吸気通路Iから第2ブリードエア通路16へエアを導入するエア導入口として機能するパイプPPを、曲りのないストレートな筒状としたものを示したが、本発明では、パイプPPの少なくとも一部をカーブさせたり或いは屈曲させたりした筒状に形成してもよい。
また前記実施形態では、前記エア導入口として機能するパイプPPを、横断面円形の円筒状としたものを示したが、本発明では、そのパイプPPを横断面多角形状の角筒状としてもよい。
また前記実施形態では、パイプPPの基端部PPaが接続固定される、第2ブリードエア通路16のエア入口16iを、気化器本体1の吸気上流側の端面1bに開口させたものを示したが、本発明では、そのエア入口16iの開口位置は前記端面1bに限定されず、気化器本体1の適宜壁面(例えば吸気道2の周壁面等)に設定可能である。
また前記実施形態では、第2ブリードエア通路16を開閉する制御弁8uが、スロットル弁7の特定の狭い中間開度領域(例えば30°前後)で開弁するようにしたものを示したが、本発明では、制御弁が開弁するスロットル弁の開度領域の設定は任意であり、前記実施形態の設定態様(即ち制御弁を30°前後で開弁)に限定されない。例えば、制御弁を、スロットル弁の比較的広い開度領域、例えば中・高開度領域(例えば40°以上)で開弁するようにしてもよい。
また前記実施形態では動力作業機用内燃機関の気化器を示したが、本発明の気化器が設けられる内燃機関は、動力作業機用内燃機関に限定されず、例えば、自動二輪車その他の車両に搭載される内燃機関の気化器にも実施可能である。
また前記実施形態では、制御弁8uの外周面8urに形成される切欠き部22が横断面チャンネル状の溝であるものを示したが、切欠き部の形成は前記実施形態に限定されず、例えば横断面円弧状の溝でもよい。
また前記実施形態では、スロー通路30のスローポート32は、スロットル弁7下流側に開口されるが、運転状態に合わせて、スロットル弁7下流側に噴射する燃料の量を調整するために、メインノズル5とスロットル弁7との間に設置してもよい。
C・・・・・気化器
I・・・・・吸気通路
Ic・・・・吸気通路の中心軸線
PP・・・・パイプ
1・・・・・気化器本体
2・・・・・吸気道
5・・・・・メインノズル
7・・・・・スロットル弁
8u・・・・制御弁を構成する弁軸の上端部
13・・・ エアブリード室
14・・・・ブリード孔
15・・・・第1ブリードエア通路
16・・・・第2ブリードエア通路
16i・・・エア入口
PPa・・・パイプの基端部
PPb・・・パイプの先端部

Claims (4)

  1. 気化器本体(1)に、内燃機関の燃焼室に連なる吸気通路(I)の一部を構成する吸気道(2)と、その吸気道(2)を開閉するスロットル弁(7)と、吸気道(2)に開口するメインノズル(5)と、そのメインノズル(5)の外周に形成されてメインノズル(5)内に多数のブリード孔(14)を介して連通するエアブリード室(13)と、このエアブリード室(13)に接続されてエアブリード室(13)を大気に連通させる第1及び第2ブリードエア通路(15,16)とを設け、その第2ブリードエア通路(16)が、制御弁(8u)によりスロットル弁(7)の一部の開度領域でのみ導通状態となる気化器において、
    前記第2ブリードエア通路(16)の、前記気化器本体(1)に開口するエア入口(16i)に、前記吸気通路(I)から第2ブリードエア通路(16)へエアを導入するパイプ(PP)が接続され、
    このパイプ(PP)は、筒状に形成されて前記気化器本体(1)に装着されることを特徴とする気化器。
  2. 前記パイプ(PP)は、それの少なくとも先部が前記吸気通路(I)内に張り出すと共に、そのパイプ(PP)先端が吸気通路(I)に開放していることを特徴とする、請求項1に記載の気化器。
  3. 内燃機関を運転中、機関回転数を一定回転数に保持するように前記スロットル弁(7)の開度が操作される動力作業機に搭載されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の気化器。
  4. 前記スロットル弁(7)はバタフライ型の弁であり、前記第2ブリードエア通路(16)の前記エア入口(16i)に前記パイプ(PP)の基端部(PPa)が接続されると共に、そのパイプ(PP)の、エア導入口となる先端部(PPb)が、前記エア入口(16i)よりも前記吸気通路(I)の中心軸線(Ic)寄りに且つ吸気上流側に配置されることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の気化器。
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